JP2021069330A - インドール臭抑制剤の選択方法 - Google Patents
インドール臭抑制剤の選択方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021069330A JP2021069330A JP2019198597A JP2019198597A JP2021069330A JP 2021069330 A JP2021069330 A JP 2021069330A JP 2019198597 A JP2019198597 A JP 2019198597A JP 2019198597 A JP2019198597 A JP 2019198597A JP 2021069330 A JP2021069330 A JP 2021069330A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- indole
- olfactory receptor
- polypeptide
- odor
- response
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
Description
OR4S2、OR1A1及びこれらと同等の機能を有するポリペプチドからなる群より選択される少なくとも1種の嗅覚受容体ポリペプチドに、試験物質及びインドールを添加すること;ならびに、
インドールに対する該嗅覚受容体ポリペプチドの応答を測定すること、
を含む方法、を提供する。
OR4S2、OR1A1及びこれらと同等の機能を有するポリペプチドからなる群より選択される少なくとも1種の嗅覚受容体ポリペプチドに、試験物質及びインドールを添加すること;ならびに、
インドールに対する該嗅覚受容体ポリペプチドの応答を測定すること、
を含む方法。
〔2〕前記OR4S2が配列番号2のアミノ酸配列からなるポリペプチドであり、前記OR1A1が配列番号4のアミノ酸配列からなるポリペプチドである、〔1〕記載の方法。
〔3〕好ましくは、前記OR4S2と同等の機能を有するポリペプチドが以下からなる群より選択される少なくとも1種:
配列番号2のアミノ酸配列と、好ましくは80%以上、より好ましくは85%以上、さらに好ましくは90%以上、さらにより好ましくは95%以上、なお好ましくは98%以上、なおより好ましくは99%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつインドールに応答性を有するポリペプチド;
Olfr1193(GenBank:GI:289629250);
Olr649(GenBank:GI:47577644);
配列番号5のアミノ酸配列、又はこれと好ましくは80%以上、より好ましくは85%以上、さらに好ましくは90%以上、さらにより好ましくは95%以上、なお好ましくは98%以上、なおより好ましくは99%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつインドールに応答性を有するポリペプチド;ならびに、
配列番号6のアミノ酸配列、又はこれと好ましくは80%以上、より好ましくは85%以上、さらに好ましくは90%以上、さらにより好ましくは95%以上、なお好ましくは98%以上、なおより好ましくは99%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつインドールに応答性を有するポリペプチド、
である、〔1〕又は〔2〕記載の方法。
〔4〕好ましくは、前記OR1A1と同等の機能を有するポリペプチドが、配列番号4のアミノ酸配列と、好ましくは80%以上、より好ましくは85%以上、さらに好ましくは90%以上、さらにより好ましくは95%以上、なお好ましくは98%以上、なおより好ましくは99%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつインドールに応答性を有するポリペプチドである、〔1〕〜〔3〕のいずれか1項記載の方法。
〔5〕好ましくは、対照群におけるインドールに対する応答を測定することをさらに含み、かつ該対照群が、好ましくは前記試験物質を添加しなかった前記嗅覚受容体ポリペプチドである、〔1〕〜〔4〕のいずれか1項記載の方法。
〔6〕好ましくは、
前記試験物質を添加した前記嗅覚受容体ポリペプチドで測定された応答が、前記対照群で測定された応答と比べて統計学的に有意に抑制されていた場合に、該試験物質をインドールに対する該嗅覚受容体ポリペプチドの応答を抑制する物質として同定すること、
をさらに含む、〔5〕記載の方法。
〔7〕好ましくは、
前記試験物質を添加した前記嗅覚受容体ポリペプチドで測定された応答が、前記対照群で測定された応答に対して好ましくは60%以下、より好ましくは50%以下、さらに好ましくは25%以下に抑制されていた場合に、該試験物質をインドールに対する該嗅覚受容体ポリペプチドの応答を抑制する物質として同定すること、
をさらに含む、〔5〕記載の方法。
〔8〕好ましくは、前記嗅覚受容体ポリペプチドのインドールに対する応答を抑制する試験物質をインドール臭抑制剤として選択することをさらに含む、〔1〕〜〔7〕のいずれか1項記載の方法。
〔9〕好ましくは、前記嗅覚受容体ポリペプチドが、該嗅覚受容体ポリペプチドを発現するように遺伝的に操作された組換え細胞上に発現されている、〔1〕〜〔8〕のいずれか1項記載の方法。
〔10〕好ましくは、前記組換え細胞が、前記嗅覚受容体ポリペプチドをコードする遺伝子と、RTPをコードする遺伝子とを導入された細胞である、〔9〕記載の方法。
方法。
〔11〕好ましくは、前記組換え細胞に前記試験物質及びインドールを添加し、かつインドールに対する該組換え細胞の応答を測定することを含む、〔9〕又は〔10〕記載の方法。
〔12〕好ましくは、前記嗅覚受容体ポリペプチドの応答の測定が、ELISAもしくはレポータージーンアッセイによる細胞内cAMP量測定、又はカルシウムイメージングによる測定である、〔1〕〜〔11〕のいずれか1項記載の方法。
1)ヒト嗅覚受容体遺伝子のクローニング
ヒト嗅覚受容体はGenBankに登録されている配列情報を基に、human genomic DNA female(G1521:Promega)を鋳型としたPCRによりクローニングした。PCRにより増幅した各遺伝子をpENTRベクター(Invitrogen)にマニュアルに従って組み込み、pENTRベクター上に存在するNotI/AscIサイトを利用して、pME18Sベクター上のFlag−Rhoタグ配列の下流に作製したNotI/AscIサイトへと組換えた。
RTP1SをコードするRTP1S遺伝子(配列番号7)を、pME18SベクターのEcoRI/XhoIサイトへ組み込んだ。
ヒト嗅覚受容体のいずれか1種を発現させたHEK293細胞を作製した。表1に示す組成の反応液を調製しクリーンベンチ内で15分静置した後、96ウェルプレート(BD)の各ウェルに添加した。次いで、HEK293細胞(3×105細胞/cm2)を90μLずつ各ウェルに播種し、37℃、5%CO2を保持したインキュベータ内で24時間培養した。対照として、嗅覚受容体を発現していない細胞(Mock)を用意し、同様に培養した。
HEK293細胞に発現させた嗅覚受容体は、細胞内在性のGαsと共役しアデニル酸シクラーゼを活性化することで、細胞内cAMP量を増加させる。本研究での受容体応答測定には、細胞内cAMP量の増加をホタルルシフェラーゼ遺伝子(fluc2P−CRE−hygro)由来の発光値としてモニターするルシフェラーゼレポータージーンアッセイを用いた。また、CMVプロモータ下流にウミシイタケルシフェラーゼ遺伝子を融合させたもの(hRluc−CMV)を同時に遺伝子導入し、遺伝子導入効率や細胞数の誤差を補正する内部標準として用いた。
400種類以上のヒト嗅覚受容体のスクリーニングの結果、これまでインドールに対する応答が報告されていなかった受容体の中から、OR4S2及びOR1A1がインドールに応答性を有する受容体として見出された。OR4S2及びOR1A1のインドールに対する応答は、いずれも濃度依存的であった(図1)。OR4S2及びOR1A1は、これまでインドールに応答することが見出されていない、新規のインドール受容体である。
OR4S2アンタゴニストのインドール臭抑制効果を官能試験により評価した。OR4S2アンタゴニストには、WO2016/204212に開示されるOR4S2アンタゴニスト化合物を用いた。本実施例で用いた物質を表2に示す。
Claims (9)
- インドール臭抑制剤の選択方法であって、以下:
OR4S2、OR1A1及びこれらと同等の機能を有するポリペプチドからなる群より選択される少なくとも1種の嗅覚受容体ポリペプチドに、試験物質及びインドールを添加すること;ならびに、
インドールに対する該嗅覚受容体ポリペプチドの応答を測定すること、;ならびに、
インドールに対する前記嗅覚受容体ポリペプチドの応答を抑制する試験物質をインドール臭抑制剤として選択すること、
を含む方法。 - 前記OR4S2が配列番号2のアミノ酸配列からなるポリペプチドであり、前記OR1A1が配列番号4のアミノ酸配列からなるポリペプチドである、請求項1記載の方法。
- 前記OR4S2と同等の機能を有するポリペプチドが、配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつインドールに応答性を有するポリペプチドであり、
前記OR1A1と同等の機能を有するポリペプチドが、配列番号4のアミノ酸配列と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつインドールに応答性を有するポリペプチドである、
請求項1又は2記載の方法。 - 前記OR4S2と同等の機能を有するポリペプチドが、配列番号5もしくは6のアミノ酸配列、又はこれと少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列からなり、かつインドールに応答性を有するポリペプチドである、請求項1又は2記載の方法。
- 前記同一性が90%以上である、請求項3又は4記載の方法。
- 前記嗅覚受容体ポリペプチドが、該嗅覚受容体ポリペプチドを発現するように遺伝的に操作された組換え細胞上に発現されている、請求項1〜5のいずれか1項記載の方法。
- 対照群におけるインドールに対する応答を測定することをさらに含む、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。
- 前記試験物質を添加した嗅覚受容体ポリペプチドで測定された応答が、前記対照群で測定された応答と比べて抑制されていたときに、該試験物質を該嗅覚受容体ポリペプチドの応答を抑制する物質として同定することをさらに含む、請求項7記載の方法。
- 前記嗅覚受容体ポリペプチドの応答の測定が、ELISAもしくはレポータージーンアッセイによる細胞内cAMP量測定、又はカルシウムイメージングによる測定である、請求項1〜8のいずれか1項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019198597A JP7383453B2 (ja) | 2019-10-31 | 2019-10-31 | インドール臭抑制剤の選択方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019198597A JP7383453B2 (ja) | 2019-10-31 | 2019-10-31 | インドール臭抑制剤の選択方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2021069330A true JP2021069330A (ja) | 2021-05-06 |
| JP7383453B2 JP7383453B2 (ja) | 2023-11-20 |
Family
ID=75711686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2019198597A Active JP7383453B2 (ja) | 2019-10-31 | 2019-10-31 | インドール臭抑制剤の選択方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7383453B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023074766A1 (ja) * | 2021-10-28 | 2023-05-04 | 味の素株式会社 | アミノ酸臭を抑制する物質のスクリーニング方法およびアミノ酸臭の抑制方法 |
| JP2023084479A (ja) * | 2021-12-07 | 2023-06-19 | 花王株式会社 | 複素環式芳香族化合物を原因とするにおいの抑制剤の評価及び/又は選択方法 |
| JP2023084478A (ja) * | 2021-12-07 | 2023-06-19 | 花王株式会社 | アルデヒドを原因とするにおいの抑制剤の評価及び/又は選択方法 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009037861A1 (ja) * | 2007-09-20 | 2009-03-26 | Kao Corporation | β-グルクロニダーゼ阻害剤 |
| JP2010220641A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Kao Corp | β−グルクロニダーゼ阻害剤 |
| JP2012249614A (ja) * | 2011-06-06 | 2012-12-20 | Kao Corp | 悪臭抑制剤の探索方法 |
| JP2015211667A (ja) * | 2014-04-14 | 2015-11-26 | 花王株式会社 | 尿臭抑制剤の探索方法 |
| JP2016523546A (ja) * | 2013-06-29 | 2016-08-12 | フイルメニツヒ ソシエテ アノニムFirmenich Sa | 匂い物質および香り受容体を特定、単離および使用する方法 |
| WO2018142961A1 (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-09 | 花王株式会社 | 匂い制御物質の選択方法 |
-
2019
- 2019-10-31 JP JP2019198597A patent/JP7383453B2/ja active Active
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009037861A1 (ja) * | 2007-09-20 | 2009-03-26 | Kao Corporation | β-グルクロニダーゼ阻害剤 |
| JP2010220641A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Kao Corp | β−グルクロニダーゼ阻害剤 |
| JP2012249614A (ja) * | 2011-06-06 | 2012-12-20 | Kao Corp | 悪臭抑制剤の探索方法 |
| JP2016523546A (ja) * | 2013-06-29 | 2016-08-12 | フイルメニツヒ ソシエテ アノニムFirmenich Sa | 匂い物質および香り受容体を特定、単離および使用する方法 |
| JP2015211667A (ja) * | 2014-04-14 | 2015-11-26 | 花王株式会社 | 尿臭抑制剤の探索方法 |
| WO2018142961A1 (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-09 | 花王株式会社 | 匂い制御物質の選択方法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023074766A1 (ja) * | 2021-10-28 | 2023-05-04 | 味の素株式会社 | アミノ酸臭を抑制する物質のスクリーニング方法およびアミノ酸臭の抑制方法 |
| JP2023084479A (ja) * | 2021-12-07 | 2023-06-19 | 花王株式会社 | 複素環式芳香族化合物を原因とするにおいの抑制剤の評価及び/又は選択方法 |
| JP2023084478A (ja) * | 2021-12-07 | 2023-06-19 | 花王株式会社 | アルデヒドを原因とするにおいの抑制剤の評価及び/又は選択方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP7383453B2 (ja) | 2023-11-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6588715B2 (ja) | 尿臭抑制剤の探索方法 | |
| US9526680B2 (en) | Method for searching for malodor control agent, malodor control agent, and malodor control method | |
| US9249453B2 (en) | Method for identifying a malodor inhibitor | |
| JP6114439B2 (ja) | 匂い抑制物質の選択方法 | |
| WO2019131789A1 (ja) | 加齢臭抑制素材のスクリーニング方法 | |
| JP7197298B2 (ja) | メチルメルカプタン臭抑制剤の評価及び/又は選択方法 | |
| WO2016194788A1 (ja) | 匂い抑制物質の選択方法 | |
| JP7383453B2 (ja) | インドール臭抑制剤の選択方法 | |
| JP6849399B2 (ja) | 龍涎香様の匂いを呈する香料素材の探索方法 | |
| EP3312289B1 (en) | Method for evaluating and selecting agent for suppressing odors of sulfide compounds | |
| JP6393505B2 (ja) | 生乾き臭抑制剤の探索方法 | |
| JP6422665B2 (ja) | 腋臭抑制剤の探索方法 | |
| JP2015081820A (ja) | フラネオールによるにおいの抑制剤の探索方法 | |
| JP2017006653A (ja) | ポリスルフィド化合物の臭いの抑制剤 | |
| JP6395426B2 (ja) | アクリル酸ブチル臭抑制剤の探索方法 | |
| CN108289973A (zh) | 尿臭抑制剂 | |
| JP2022083535A (ja) | インドール臭抑制剤 | |
| JP2018033511A (ja) | 尿臭抑制剤 | |
| WO2017090518A1 (ja) | 尿臭抑制剤 | |
| WO2016204212A1 (ja) | ポリスルフィド化合物の臭いの抑制剤 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220915 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230718 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230725 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230822 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231024 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231108 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7383453 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
