JP2021091602A - 耐衝撃性に優れる焼結体 - Google Patents
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Abstract
Description
[1] 安定化剤を含有するジルコニア、及び、顔料を含み、なおかつ、衝撃力が印加された場合に衝撃痕が形成される領域を有することを特徴とする焼結体。
[2] 前記衝撃痕が、凹部である上記[1]に記載の焼結体。
[3] 安定化剤含有量が3mol%以上10mol%以下である、上記[1]又は[2]に記載の焼結体。
[4] 前記安定化剤が、イットリア、カルシア、マグネシア及びセリアの群から選ばれる2以上である、上記[1]乃至[3]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[5] 前記安定化剤が、イットリア及びセリアである、上記[1]乃至[4]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[6] イットリア含有量が、1.5mol%未満である、上記[1]乃至[5]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[7] セリア含有量が、2mol%以上7.5mol%以下である、上記[1]乃至[6]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[8] 前記顔料が、ペロブスカイト構造又はスピネル構造を有する金属酸化物である上記[1]乃至[7]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[9] 前記顔料が、ペロブスカイト構造又はスピネル構造を有するマンガン酸化物である上記[1]乃至[8]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[10] 前記顔料の含有量が0.001質量%以上である上記[1]乃至[9]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[11] アルミナを含む、上記[1]乃至[10]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[12] ビッカース硬さが12GPa以下である上記[1]乃至[11]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[13] 上記[1]乃至[12]のいずれかひとつに記載の焼結体を含む部材。
落下重り : (形状)直径6.35mmの球状の剛球、又は、直径6.35mmの球状の先端を備えた円柱状の打ち型
(質量)300g
落球高さ : 350mm
測定試料 : 縦40mm×横30mm×厚み2mmの板状であり、両表面を
表面粗さRa≦0.02μmである焼結体
線源 :CuKα線(λ=1.5405Å)
管電圧 :45kV
管電流 :40mA
高速検出器 :X‘Celerator + Niフィルター
微小部光学系 :モノキャピラリ― 直径0.1mm
測定角度 :70〜80°
ゴニオメータ :半径240mm
光源 : F2光源
視野角 : 10°
測定方式 : SCI
0≦L*<10、−20≦a*≦20、かつ、−20≦b*≦20
本実施形態の焼結体は、落球強度が1J以上、好ましくは1.5J以上であることが好ましい。落球強度は耐衝撃性を示す指標のひとつであり、この値が高いほど耐衝撃性が高くなる。焼結体の落球強度として、例えば、10J以下、5J以下又は4J以下である場合が例示できる。
重力加速度として、9.8m/s2を使用すればよい。
落球高さ : 50〜500mm
測定試料 :(試料厚み) 1.5±0.5mm
(測定表面粗さ)Ra≦0.02μm
測定荷重 :10kgf
上の式において、Hvはビッカース硬度(GPa)、Fは測定荷重(10kgf)、dは押込み痕の対角長さ(mm)、及び、αは圧子の対面角(136°)である。
(1) カルシア、マグネシア及びセリアの群から選ばれる1以上の安定化剤、並びにイットリアを含有し、残部がジルコニアであり、安定化剤の含有量が2mol%以上7.5mol%以下、イットリアの含有量が0mol%を超え1.5mol%未満であり、なおかつ、正方晶の(220)面の粉末X線回折ピークの強度に対する、正方晶の(004)面の粉末X線回折ピークの強度が0を超え1.0以下である領域を有する焼結体。
(2) 前記安定化剤がセリアである上記(1)に記載の焼結体。
(3) 安定化剤の含有量及びイットリアの含有量の合計が、4mol%以上7.5mol%以下である(1)又は(2)に記載の焼結体。
(4) 鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、ユーロピウム(Eu)、ガドリウム(Gd)、テルビウム(Tb)、エルビウム(Er)及びイッテルビウム(Tb)の群から選ばれる1種以上の顔料を含有する(1)乃至(3)のいずれかに記載の焼結体。
(5) 前記顔料がペロブスカイト構造又はスピネル構造を有する酸化物である上記(4)に記載の焼結体。
(6) 前記顔料の含有量が、0質量%を超え5質量%以下である(4)又は(5)に記載の焼結体。
(7) 前記焼結体が、正方晶の(220)面の粉末X線回折ピークの強度に対する、正方晶の(004)面の粉末X線回折ピークの強度が0を超え1.0以下である領域からなる上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の焼結体。
<他の実施形態>
本開示の他の実施形態は、衝撃力が印加された場合に衝撃痕が形成される領域を有することを特徴とする焼結体、である。
本開示の他の実施形態は、正方晶の(220)面の粉末X線回折ピークの強度に対する、正方晶の(004)面の粉末X線回折ピークの強度が0を超え1.0以下である領域を有し、衝撃力が印加された後に、正方晶の(220)面の粉末X線回折ピークの強度に対する、正方晶の(004)面の粉末X線回折ピークの強度が1.0を超え10以下である領域を有する焼結体、である。
(塑性変形領域の確認)
JIS K 5600 5−3に準拠したデュポン式落球試験機(装置名:H−50、東洋精機社製)を使用した落球試験により、焼結体試料の塑性変形領域の存否を確認した。試験条件を以下に示す。
落下重り : (形状)直径6.35mmの球状剛球、すなわち直径6.35mmの球状の先端を備えた高さ10mmの円柱状の打ち型
(質量)300g、すなわちSUS製、横80mm×厚み20mm×高さ30mmの直方体状の質量300gの重り
落球高さ : 350mm
測定試料 : 縦40mm×横30mm×厚み2mmの板状であり、(縦40mm×横30mmの面;主面)の両表面を表面粗さがRa≦0.02μmの焼結体
測定試料は、試料片の飛散防止のため、落球試験機の試料台と、測定試料の一方の表面(縦40mm×横30mmの面)を両面テープで固定して、測定試料を配置した。配置後の測定試料の固定した面と対になる面の縦方向に沿ってテープを貼付し、測定試料を固定した)。固定後の測定試料の中央付近に落下重りが落ちるように、打ち型を配置し、落球試験を実施した。
落球高さを変更したこと以外は、塑性変形領域の確認における落球試験と同様な方法で落球強度を測定した。すなわち、落下重り投下後の測定試料の状態を目視で確認し、測定試料に破壊が生じていた落球高さにおける落球強度を以下の式から求めた。
落球強度(J)= 落下重り質量(g)×落下高さ(mm)×重力加速度(9.8m/s2)
破壊の判定は、測定試料が2以上に分断された状態をもって破壊が生じているとみなした。なお、チッピングのような極微小な破片が生じ、測定試料が板状形状を維持している状態は破壊とはみなさなかった。特定の落下高さにおける落球試験で破壊が生じなかった場合、破壊が生じるまで、落下高さを500mmまで50mm刻みで高くして落球試験を繰り返した。落下高さ500mmの落球試験で破壊が生じなかった測定試料については、便宜的に、落球強度を>5J(5J超)とした。
衝撃痕の深さは、一般的なレーザー顕微鏡(装置名:VK−9500/VK−9510、キーエンス社製)を使用し、観察倍率20倍で測定した。衝撃痕の中心を通過するようなラインプロファイルを行い、Z軸方向に0.5μm/ステップで、最深部の長さ(L1)を計測した後、前記ラインプロファイルと直交するように、同様な方法でラインプロファイルを行い、Z軸方向に最深部の長さ(L2)を計測した。得られた両最深部の長さを平均し(=(L1+L2)/2)、得られた長さをもって、衝撃痕の深さとした。
ビッカース硬度は、ダイヤモンド製の正四角錘の圧子を備えた一般的なビッカース試験機(装置名:MV−1、マツザワ社製)を使用して行った。
圧子を静的に測定試料表面に押し込み、測定試料表面に形成した押込み痕の対角長さを目視にて測定し、得られた対角長さを使用して、上述の式からビッカース硬度(GPa)を求めた。
焼結体試料の実測密度は質量測定で測定された質量に対する、アルキメデス法で測定される体積の割合(g/cm3)として求めた。
焼結体試料の結晶相、T004及びT220の回折強度は、微小部XRD(装置名:X‘pert PRO MPD、スペクトリス社製)を用いて測定した。測定条件を以下に記す。
線源 :CuKα線(λ=1.5405Å)
管電圧 :45kV
管電流 :40mA
高速検出器 :X‘Celerator + Niフィルター
微小部光学系 :モノキャピラリー 直径0.1mm
測定角度 :70〜80°
ゴニオメータ :半径240mm
試験前、及び、塑性変形領域の確認後の測定試料おける、撃芯部及び撃芯部以外について微小部XRD測定を実施した。I(004)/(220)は以下の式に従って算出した。
I(004)/(220)=(T004の回折強度)/(T220の回折強度)
JIS Z8722に準じた方法で、焼結体試料の色調を測定した。測定には、一般的な分光測色計(装置名:CM−700d、コニカミノルタ社製)を使用し、背面に黒色板を使用した黒バック測定とした。測定条件は以下のとおりである。
光源 : F2光源
視野角 : 10°
測定方式 :SCI
焼結体試料は、直径20mm×厚さ2.7mmの円板形状のもの使用した。焼結体試料の一方の表面を鏡面研磨処理(Ra≦0.02μm)し、当該表面を評価面として色調を評価した。色調評価有効面積は直径10mmとした。
<顔料の合成>
合成例1
酸化ランタン(La2O3)を大気中、700℃で処理した後、当該酸化ランタンと、四三酸化マンガン(Mn3O4)とLa:Mn=1:1となるように混合して混合粉末を得た。得られた混合粉末を大気中、1400℃、2時間で熱処理した後、室温まで降温した。降温後に粉砕混合し、これを大気中、1450℃で4時間加熱することで、LaMnO3を得た。
酸化ランタンの代わりに酸化ネオジム(Nd2O3)を使用したこと、及び、酸化ネオジムと四三酸化マンガンとをNd:Mn=1:1となるように混合したこと以外は合成例1と同様な方法で、NdMnO3を得た。
酸化ランタンの代わりに酸化ガドリニウム(Gd2O3)を使用したこと、及び、酸化ガドリニウムと四三酸化マンガンとをGd:Mn=1:1となるように混合したこと以外は合成例1と同様な方法で、GdMnO3を得た。
酸化プラセオジム(Pr6O11)を大気中、700℃で処理した後、当該酸化プラセオジムと、四三酸化マンガンとをPr:Mn=1:1となるように混合して混合粉末を得た。得られた混合粉末を大気中、1330℃、1時間で熱処理した後、室温まで降温した。降温後に粉砕混合し、これを大気中、1450℃で4時間加熱することで、PrMnO3を得た。
四三酸化マンガンの代わりに四三酸化コバルト(Co3O4)を使用したこと、及び、酸化ランタンと四三酸化コバルトとをLa:Co=1:1となるように混合したこと以外は合成例1と同様な方法で混合粉末を得た。得られた混合粉末を大気中、1350℃、2時間で熱処理した後、室温まで降温した。降温後に粉砕混合し、これを大気中、1450℃で4時間加熱することで、LaCoO3を得た。
四三酸化マンガンに加えて四三酸化コバルトを使用したこと、並びに、酸化ランタン、四三酸化マンガン及び四三酸化コバルトをLa:Mn:Co=1:0.5:0.5となるように混合したこと以外は合成例1と同様な方法で混合粉末を得た。得られた混合粉末を大気中、1350℃、2時間で熱処理した後、室温まで降温した。降温後に粉砕混合し、これを大気中、1450℃で4時間加熱することで、La(Co0.5Mn0.5)O3を得た。
四三酸化マンガンの代わりに酸化鉄(Fe2O3)を使用したこと、及び、酸化ランタンと酸化鉄とをLa:Fe=1:1となるように混合したこと以外は合成例1と同様な方法で混合粉末を得た。得られた混合粉末を大気中、1350℃、2時間で熱処理した後、室温まで降温した。降温後に粉砕混合し、これを大気中、1450℃で4時間加熱することで、LaFeO3を得た。
酸化ネオジム(Nd2O3)を大気中、700℃で処理した後、当該酸化ネオジムと、酸化アルミニウムとをNd:Al=1:1となるように混合して混合粉末を得た。得られた混合粉末を大気中、1330℃、1時間で熱処理した後、室温まで降温した。降温後に粉砕混合し、これを大気中、1450℃で4時間加熱することで、NdAlO3を得た。
酸化プラセオジム(Pr6O11)を大気中、700℃で処理した後、当該酸化ネオジムと、酸化アルミニウムとをPr:Al=1:1となるように混合して混合粉末を得た。得られた混合粉末を大気中、1330℃、1時間で熱処理した後、室温まで降温した。降温後に粉砕混合し、これを大気中、1450℃で4時間加熱することで、PrAlO3を得た。
オキシ塩化ジルコニウム水溶液を加水分解反応して水和ジルコニアゾルを得た。イットリア濃度が1.1mol%、及び、セリア濃度が3.6mol%となるように、イットリアおよび塩化セリウム7水和物を、それぞれ、水和ジルコニアゾルに添加及び混合した。混合後、大気中で乾燥し、大気中、1155℃で2時間仮焼して、イットリア・セリア安定化ジルコニア仮焼粉末を得た。得られた仮焼粉末を純水で水洗及び乾燥し、イットリア含有量が1.1mol%及びセリア含有量が3.6mol%であるイットリア及びセリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粉末を得た。
焼結方法 : 常圧焼結
焼結雰囲気 : 大気雰囲気
焼結温度 : 1550℃
焼結時間 : 2時間
LaMnO3の代わりに、NdMnO3含有量が0.3質量%となるように合成例2で得られたNdMnO3を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で、NdMnO3を0.3質量%含み、残部がイットリア含有量1.1mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
LaMnO3の代わりに、GdMnO3含有量が0.3質量%となるように合成例3で得られたGdMnO3を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で、GdMnO3を0.3質量%含み、残部がイットリア含有量1.1mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
LaMnO3の代わりに、PrMnO3含有量が0.3質量%となるように合成例2で得られたPrMnO3を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で、PrMnO3を0.3質量%含み、残部がイットリア含有量1.1mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
LaMnO3の代わりに、Mn3O4含有量が0.26質量%となるようにMn3O4(製品名:ブラウノックス、東ソー社製)を使用したこと、及び、焼結温度を1450℃としたこと以外は実施例1と同様な方法で、0.26質量%のMn3O4を含み、残部がイットリア含有量1.1mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
LaMnO3の代わりに、Mn3O4含有量が0.09質量%となるようにMn3O4を使用したこと、及び、焼結温度を1450℃としたこと以外は実施例1と同様な方法で、0.09質量%のMn3O4を含み、残部がイットリア含有量1.1mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
LaMnO3含有量が1質量%となるように合成例1で得られたLaMnO3を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で、LaMnO3を1質量%含み、残部がイットリア含有量1.1mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
塩化セリウム7水和物を使用しなかったこと、イットリア濃度が3.0mol%となるように、イットリアを水和ジルコニアゾルに添加したこと、及び、LaMnO3含有量が1質量%となるように合成例1で得られたLaMnO3を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で、LaMnO3を1質量%含み、残部がイットリア含有量3.0mol%であるイットリア安定化ジルコニアからなる本比較例の焼結体を得た。
LaMnO3含有量が3質量%となるように合成例1で得られたLaMnO3を使用したこと、及び、焼結温度を1450℃としたこと以外は実施例1と同様な方法で、LaMnO3を3質量%含み、残部がイットリア含有量1mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本比較例の焼結体を得た。
ジルコニア粉末と、3質量%のα−アルミナ粉末と、合成例1で得られたLaMnO3を、LaMnO3含有量が1質量%となるように、純水に添加してスラリーとしたこと、及び、焼結温度を1450℃としたこと以外は実施例1と同様な方法で、アルミナを3質量%、及び、LaMnO3を1質量%含み、残部がイットリア含有量1.1mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
ジルコニア粉末と、3質量%のα−アルミナ粉末と、合成例1で得られたLaMnO3を、LaMnO3含有量が2質量%となるように、純水に添加してスラリーとしたこと、及び、焼結温度を1450℃としたこと以外は実施例1と同様な方法で、アルミナを3質量%、及び、LaMnO3を2質量%含み、残部がイットリア含有量1.1mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
ジルコニア粉末と、5質量%のα−アルミナ粉末と、LaMnO3の代わりに、NdAlO3含有量が0.3質量%となるように合成例8で得られたNdAlO3を使用したこと以外は実施例1と同様な方法でアルミナを5質量%、及び、NdAlO3を0.3質量%含み、残部がイットリア含有量1.0mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
LaMnO3の代わりに、LaCoO3含有量が0.3質量%となるように合成例5で得られたLaCoO3を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で、LaCoO3を0.3質量%含み、残部がイットリア含有量1.1mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
LaMnO3の代わりに、La(Co0.5Mn0.5)O3含有量が0.3質量%となるように合成例6で得られたLa(Co0.5Mn0.5)O3を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で、La(Co0.5Mn0.5)O3を0.3質量%含み、残部がイットリア含有量1.1mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
LaMnO3の代わりに、LaFeO3含有量が0.3質量%となるように合成例7で得られたLaFeO3を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で、LaFeO3を0.3質量%含み、残部がイットリア含有量1.1mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
LaMnO3の代わりに、NdAlO3含有量が0.3質量%となるように合成例8で得られたNdAlO3を使用したこと以外は実施例1と同様な方法でNdAlO3を0.3質量%含み、残部がイットリア含有量1.0mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
LaMnO3の代わりに、PrAlO3含有量が0.3質量%となるように合成例9で得られたPrAlO3を使用したこと以外は実施例1と同様な方法でPrAlO3を0.3質量%含み、残部がイットリア含有量1.0mol%及びセリア含有量3.6mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
イットリア濃度が1.0mol%、セリア濃度が4.0mol%となるように酸化イットリウム及び塩化セリウム7水和物を水和ジルコニアゾルに添加及び混合したこと、並びに、α−アルミナ粉末を使用しなかったこと以外は実施例1と同様な方法で、イットリア含有量1.0mol%及びセリア含有量4.0mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粉末を得た。
Mn3O4の代わりにCoAl2O4含有量が0.5質量%となるように、CoAl2O4を使用したこと以外は実施例16と同様な方法で、CoAl2O4を0.5質量%含み、残部がイットリア含有量1.0mol%及びセリア含有量4.0mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなる本実施例の焼結体を得た。
イットリア濃度が1.0mol%、セリア濃度が4.0mol%となるように酸化イットリウム及び塩化セリウム7水和物を水和ジルコニアゾルに添加及び混合したこと、並びに、α−アルミナ粉末を使用しなかったこと以外は実施例1と同様な方法で、イットリア含有量1.0mol%及びセリア含有量4.0mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粉末を得た。
イットリア濃度が1.0mol%、セリア濃度が4.0mol%となるように酸化イットリウム及び塩化セリウム7水和物を水和ジルコニアゾルに添加及び混合したこと、並びに、α−アルミナ粉末を使用しなかったこと以外は実施例1と同様な方法で、イットリア含有量1.0mol%及びセリア含有量4.0mol%であるイットリア・セリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粉末を得た。
試料厚みを薄くするために原料粉末の使用量を調整して減らしたこと以外は、実施例1、3及び4と同様な方法で、それぞれ、縦40mm×横30mm×厚み0.5mmの板状の焼結体を得た。これを測定試料としたこと以外は、上述の(塑性変形領域の確認)及び(落球強度の測定)と同様な方法で評価した。
101: 焼結体
102: 打ち型(ポンチ)
103a、103b: ガイド
104: 落下重り
105: 固定用テープ
106: 落球試験機の試料台
107: 保護テープ
200:落下試験後の本実施形態の焼結体
201: 焼結体
202: 衝撃痕(凹部)
203: 衝撃痕(凹部)の深さ
300:落下試験後の従来の焼結体
301: 焼結体
302: 欠陥(亀裂)
400:落下試験機の試料台への焼結体の設置状態を示す図
401: 焼結体
402: 固定用テープ
403: 落球試験機の試料台
404: 両面テープ(保護テープ)
500: 衝撃痕深さの測定方法を示す図
501: 焼結体
502: 衝撃痕(凹部)
503A,B: ラインプロファイル
504: 最深部の深さ(L1又はL2)
601: 分割された状態の焼結体
602: 欠陥(亀裂)
701: 焼結体
702: 衝撃痕(凹部)
Claims (13)
- 安定化剤を含有するジルコニア、及び、顔料を含み、なおかつ、衝撃力が印加された場合に衝撃痕が形成される領域を有することを特徴とする焼結体。
- 前記衝撃痕が、凹部である請求項1に記載の焼結体。
- 安定化剤含有量が3mol%以上10mol%以下である、請求項1又は2に記載の焼結体。
- 前記安定化剤が、イットリア、カルシア、マグネシア及びセリアの群から選ばれる2以上である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の焼結体。
- 前記安定化剤が、イットリア及びセリアである、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の焼結体。
- イットリア含有量が、1.5mol%未満である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の焼結体。
- セリア含有量が、2mol%以上7.5mol%以下である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の焼結体。
- 前記顔料が、ペロブスカイト構造又はスピネル構造を有する金属酸化物である請求項1乃至7のいずれか一項に記載の焼結体。
- 前記顔料が、ペロブスカイト構造又はスピネル構造を有するマンガン酸化物である請求項1乃至8のいずれか一項に記載の焼結体。
- 前記顔料の含有量が0.001質量%以上である請求項1乃至9のいずれか一項に記載の焼結体。
- アルミナを含む、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の焼結体。
- ビッカース硬さが12GPa以下である請求項1乃至11のいずれか一項に記載の焼結体。
- 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の焼結体を含む部材。
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