JP2021102765A - 湿気硬化性組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
湿気硬化性組成物は、分子中に加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体(以下、単に「ポリオキシアルキレン系重合体」ということがある)(A)を含有している。ポリオキシアルキレン系重合体の主鎖は、一般式(1)で表される繰り返し単位を含有する重合体が好ましい。
−(R1−O)n− (1)
(式中、R1は炭素数が1〜14のアルキレン基を表し、nは、繰り返し単位の数であって正の整数である。)
分子中に加水分解性シリル基を有し、分子量分布が1.4未満で且つ数平均分子量が8000以上19000未満であるポリオキシアルキレン系重合体(A1)と、
分子中に加水分解性シリル基を有し、数平均分子量が19000以上50000以下であるポリオキシアルキレン系重合体(A2)との混合物である。
測定装置 TOSOH社製 商品名「HLC-8121GPC/HT」
測定条件 カラム:TSKgelGMHHR-H(20)HT×3本
TSKguardcolumn-HHR(30)HT×1本
移動相:o−DCB 1.0mL/分
サンプル濃度:1mg/mL
検出器:ブライス型屈折計
標準物質:ポリスチレン(TOSOH社製 分子量:500〜8420000)
溶出条件:145℃
SEC温度:145℃
湿気硬化性組成物は、表面処理された重質炭酸カルシウムを含有している。湿気硬化性組成物は、ポリオキシアルキレン系重合体(A)としてポリオキシアルキレン系重合体(A1)及び(A2)の混合物を含有していると共に、表面処理された重質炭酸カルシウムを含有している。従って、湿気硬化性組成物は、貯蔵時において、ポリオキシアルキレン系重合体(A)と重質炭酸カルシウムとの分離が抑制されて優れた貯蔵安定性を有していると共に、硬化物は、優れた弾性及び強靱性を有している。
表面処理された重質炭酸カルシウムの一次粒子の平均粒子径(μm)
=6×10000/(比重×比表面積)
湿気硬化性組成物は、シランカップリング剤を更に含有していてもよい。湿気硬化性組成物がシランカップリング剤を含有していることによって、湿気硬化性組成物は、低粘度であっても、優れた硬化性及び接着強度を有する。
湿気硬化性組成物は、可塑剤を含有していてもよい。可塑剤としては、特に限定されず、例えば、ジブチルフタレート、ジ(2−エチルヘキシル)フタレート、ジイソノニルフタレート、ジイソデシルフタレート、ブチルベンジルフタレートなどのフタル酸エステル類;ジオクチルアジペート、ジオクチルセバケート、ジブチルセバケート、コハク酸イソデシルなどの非芳香族二塩基酸エステル類;オレイン酸ブチル、アセチルリシリノール酸メチルなどの脂肪族エステル類;ジエチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジベンゾエート、ペンタエリスリトールエステルなどのポリアルキレングリコールのエステル類;トリクレジルホスフェート、トリブチルホスフェートなどのリン酸エステル類;トリメリット酸エステル類;ポリブタジエン、ポリブテン、ポリイソブチレン、ブタジエン−アクリロニトリル、ポリクロロプレン;塩素化パラフィン類;アルキルジフェニル、部分水添ターフェニルなどの炭化水素系油;プロセスオイル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどのポリエーテルポリオール、ポリエーテルポリオールの水酸基をエステル基、エーテル基などに変換した誘導体などのポリエーテル類;エポキシ化大豆油、エポキシステアリン酸ベンジルなどのエポキシ系可塑剤類;セバシン酸、アジピン酸、アゼライン酸、フタル酸などの2塩基酸とエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールなどの2価アルコールから得られるポリエステル系可塑剤類;アクリル系可塑剤を始めとするビニル系モノマーを種々の方法で重合して得られるビニル系重合体類などが挙げられる。なお、可塑剤は、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
湿気硬化性組成物はシラノール縮合触媒を含有していることが好ましい。シラノール縮合触媒とは、分子中に加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)が含有する加水分解性シリル基が加水分解することなどにより形成されたシラノール基同士の脱水縮合反応を促進させるための触媒である。なお、シラノール基とは、ケイ素原子に直接結合しているヒドロキシ基(≡Si−OH)を意味する。
湿気硬化性組成物は、脱水剤を含有していてもよい。脱水剤によれば、湿気硬化性組成物を保存している際に、空気中などに含まれている水分によって湿気硬化性組成物が硬化することを抑制することができる。
湿気硬化性組成物は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐光安定剤、顔料、染料、沈降防止剤などの他の添加剤を含んでいてもよい。なかでも、酸化防止剤が好ましく挙げられる。湿気硬化性組成物は、溶剤を含有していないことが好ましい。
・分子中に加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A11)(加水分解性シリル基としてジメトキシシリル基を有し且つ主鎖骨格がポリオキシプロピレンであるポリオキシプロピレン系重合体、ウレタン結合を有していない、数平均分子量:15000、分子量分布:1.10、旭硝子社製 製品名「エクセスター6250」)
・分子中に加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A12)(加水分解性シリル基としてジメトキシシリル基を有し且つ主鎖骨格がポリオキシプロピレンであるポリオキシプロピレン系重合体、ウレタン結合を有していない、数平均分子量:18000、分子量分布:1.40、旭硝子社製 製品名「エクセスター3430」)
・分子中に加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A21)(加水分解性シリル基としてジメトキシシリル基を有し且つ主鎖骨格がポリオキシプロピレンであるポリオキシプロピレン系重合体、ウレタン結合を有していない、数平均分子量:20000、分子量分布:1.16、旭硝子社製 製品名「エクセスター4530」)
・分子中に加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A22)(加水分解性シリル基としてジメトキシシリル基を有し且つ主鎖骨格がポリオキシプロピレンであるポリオキシプロピレン系重合体、ウレタン結合を有していない、数平均分子量:21000、分子量分布:1.39、旭硝子社製 製品名「エクセスター2420」)
・分子中に加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A3)(加水分解性シリル基としてジメトキシシリル基を有し且つ主鎖骨格がポリオキシプロピレンであるポリオキシプロピレン系重合体、ウレタン結合を有していない、数平均分子量:4500、分子量分布:1.40、カネカ社製 製品名「SAX015」)
・表面処理された重質炭酸カルシウム(一次粒子の平均粒子径:1.0μm、ステアリン酸による表面処理、日東粉化社製 製品名「NCC2310」)
・表面が未処理の重質炭酸カルシウム(一次粒子の平均粒径:5μm、東洋ファインケミカル社製 製品名「ホワイトン P−30」)
・表面処理された沈降性炭酸カルシウム(一次粒子の平均粒子径:0.05μm、脂肪酸による表面処理、丸尾カルシウム社製 製品名「カルファイン200M」)
・アミノ基含有シランカップリング剤[N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、信越化学工業社製 製品名「KBM−603」]
・ジブチル錫ビス(トリエトキシシリケート)
分子中に加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A1)及び(A2)、炭酸カルシウム、アミノ基含有シランカップリング剤及びシラノール縮合触媒をそれぞれ、表1に示した配合量となるように、密封した攪拌機中で減圧しながら均一に混合して湿気硬化性組成物を作製した。表1において、分子中に加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体は、単に「ポリオキシアルキレン系重合体」と表記した。
湿気硬化性組成物を厚み3mmとなるように基材上に塗工し、23℃及び相対湿度50%の環境下で1週間養生させて硬化物を作製した。硬化物から、JIS K6251に準拠してダンベルサイズ3号の試験片を作成し、JIS K6251に準拠してダンベル物性の最大応力(Tmax)及び伸び(Emax)を測定した。
湿気硬化性組成物300gをガラス瓶に充填した。ガラス瓶内の空気を抜いて窒素充填を行った後に密封状態となるようにガラス瓶を封止した。マヨネーズ瓶を50℃にて1ヶ月間に亘って放置した。ポリオキシアルキレン系重合体と、炭酸カルシウムとの分離の有無を目視観察した。
A・・・ポリオキシアルキレン系重合体と炭酸カルシウムとの分離はなかった。
B・・・表面から0.5mm未満に至る部分において、ポリオキシアルキレン系重合体
と炭酸カルシウムとの分離があった。
C・・・表層から0.5mm以上に至る部分において、ポリオキシアルキレン系重合体
と炭酸カルシウムとの分離があった。
Claims (6)
- 分子中に加水分解性シリル基を有し、分子量分布が1.4未満で且つ数平均分子量が8000以上19000未満であるポリオキシアルキレン系重合体(A1)、及び分子中に加水分解性シリル基を有し且つ数平均分子量が19000〜50000であるポリオキシアルキレン系重合体(A2)の混合物を含む、分子中に加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A)と、
表面処理された重質炭酸カルシウムと
を含有することを特徴とする湿気硬化性組成物。 - 表面処理された沈降性炭酸カルシウムを含有することを特徴とする請求項1に記載の湿気硬化性組成物。
- 表面処理された重質炭酸カルシウムの含有量と表面処理された沈降性炭酸カルシウムとの含有量の比(表面処理された重質炭酸カルシウムの質量/表面処理された沈降性炭酸カルシウムとの質量)が1.5以上であることを特徴とする請求項2に記載の湿気硬化性組成物。
- ポリオキシアルキレン系重合体(A2)の分子量分布が1.4未満であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の湿気硬化性組成物。
- ポリオキシアルキレン系重合体(A1)の含有量とポリオキシアルキレン系重合体(A2)の含有量の比[ポリオキシアルキレン系重合体(A1)の質量/ポリオキシアルキレン系重合体(A2)の質量]が1以上であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の湿気硬化性組成物。
- ポリオキシアルキレン系重合体(A1)の含有量とポリオキシアルキレン系重合体(A2)の含有量の比[ポリオキシアルキレン系重合体(A1)の質量/ポリオキシアルキレン系重合体(A2)の質量]が50以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の湿気硬化性組成物。
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| WO2025135036A1 (ja) * | 2023-12-20 | 2025-06-26 | 株式会社スリーボンド | 湿気硬化型樹脂組成物、接着剤、シール剤および硬化物 |
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| JPH08225738A (ja) * | 1994-12-20 | 1996-09-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 室温硬化性組成物 |
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