以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。以下の実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、図面、及び要約書には、著作権による保護の対象となる事項が含まれる。著作権者は、これらの書類の何人による複製に対しても、特許庁のファイルまたはレコードに表示される通りであれば異議を唱えない。ただし、それ以外の場合、一切の著作権を留保する。
本発明の様々な実施形態は、フローチャート及びブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、プログラマブル回路、及び/またはプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/またはアナログハードウェア回路を含んでよい。集積回路(IC)及び/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。再構成可能なハードウェア回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードの何れかを含んでよい。ソースコードまたはオブジェクトコードは、従来の手続型プログラミング言語を含む。従来の手続型プログラミング言語は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語でよい。コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供されてよい。プロセッサまたはプログラマブル回路は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図1は、無人航空機(UAV)10及び遠隔操作装置300の外観の一例を示す。UAV10は、UAV本体20、ジンバル50、複数の撮像装置60、及び撮像装置100を備える。ジンバル50及び撮像装置100は、撮像システムの一例である。UAV10は、移動体とは、空中を移動する飛行体、地上を移動する車両、水上を移動する船舶等を含む概念である。空中を移動する飛行体とは、UAVの他、空中を移動する他の航空機、飛行船、ヘリコプター等を含む概念である。
UAV本体20は、複数の回転翼を備える。複数の回転翼は、推進部の一例である。UAV本体20は、複数の回転翼の回転を制御することでUAV10を飛行させる。UAV本体20は、例えば、4つの回転翼を用いてUAV10を飛行させる。回転翼の数は、4つには限定されない。また、UAV10は、回転翼を有さない固定翼機でもよい。
撮像装置100は、所望の撮像範囲に含まれる被写体を撮像する撮像用のカメラである。ジンバル50は、撮像装置100を回転可能に支持する。ジンバル50は、支持機構の一例である。例えば、ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いてピッチ軸で回転可能に支持する。ジンバル50は、撮像装置100を、アクチュエータを用いて更にロール軸及びヨー軸のそれぞれを中心に回転可能に支持する。ジンバル50は、ヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸の少なくとも1つを中心に撮像装置100を回転させることで、撮像装置100の姿勢を変更してよい。
複数の撮像装置60は、UAV10の飛行を制御するためにUAV10の周囲を撮像するセンシング用のカメラである。2つの撮像装置60が、UAV10の機首である正面に設けられてよい。更に他の2つの撮像装置60が、UAV10の底面に設けられてよい。正面側の2つの撮像装置60はペアとなり、いわゆるステレオカメラとして機能してよい。底面側の2つの撮像装置60もペアとなり、ステレオカメラとして機能してよい。複数の撮像装置60により撮像された画像に基づいて、UAV10の周囲の3次元空間データが生成されてよい。UAV10が備える撮像装置60の数は4つには限定されない。UAV10は、少なくとも1つの撮像装置60を備えていればよい。UAV10は、UAV10の機首、機尾、側面、底面、及び天井面のそれぞれに少なくとも1つの撮像装置60を備えてもよい。撮像装置60で設定できる画角は、撮像装置100で設定できる画角より広くてよい。撮像装置60は、単焦点レンズまたは魚眼レンズを有してもよい。
遠隔操作装置300は、UAV10と通信して、UAV10を遠隔操作する。遠隔操作装置300は、UAV10と無線で通信してよい。遠隔操作装置300は、UAV10に上昇、下降、加速、減速、前進、後進、回転などのUAV10の移動に関する各種命令を示す指示情報を送信する。指示情報は、例えば、UAV10の高度を上昇させる指示情報を含む。指示情報は、UAV10が位置すべき高度を示してよい。UAV10は、遠隔操作装置300から受信した指示情報により示される高度に位置するように移動する。指示情報は、UAV10を上昇させる上昇命令を含んでよい。UAV10は、上昇命令を受け付けている間、上昇する。UAV10は、上昇命令を受け付けても、UAV10の高度が上限高度に達している場合には、上昇を制限してよい。
図2は、UAV10の機能ブロックの一例を示す。UAV10は、UAV制御部30、メモリ37、通信インタフェース36、推進部40、GPS受信機41、慣性計測装置(IMU)42、磁気コンパス43、気圧高度計44、温度センサ45、湿度センサ46、ジンバル50、撮像装置60、及び撮像装置100を備える。
通信インタフェース36は、遠隔操作装置300などの他の装置と通信する。通信インタフェース36は、遠隔操作装置300からUAV制御部30に対する各種の命令を含む指示情報を受信してよい。メモリ37は、UAV制御部30が、推進部40、GPS受信機41、慣性計測装置42、磁気コンパス43、気圧高度計44、温度センサ45、湿度センサ46、ジンバル50、撮像装置60、及び撮像装置100を制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ37は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、USBメモリ、及びソリッドステートドライブ(SSD)等のフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ37は、UAV本体20の内部に設けられてよい。UAV本体20から取り外し可能に設けられてよい。
UAV制御部30は、メモリ37に格納されたプログラムに従ってUAV10の飛行及び撮像を制御する。UAV制御部30は、CPUまたはMPU等のマイクロプロセッサ、MCU等のマイクロコントローラ等により構成されてよい。UAV制御部30は、通信インタフェース36を介して遠隔操作装置300から受信した命令に従って、UAV10の飛行及び撮像を制御する。推進部40は、UAV10を推進させる。推進部40は、複数の回転翼と、複数の回転翼を回転させる複数の駆動モータとを有する。推進部40は、UAV制御部30からの命令に従って複数の駆動モータを介して複数の回転翼を回転させて、UAV10を飛行させる。
GPS受信機41は、複数のGPS衛星から発信された時刻を示す複数の信号を受信する。GPS受信機41は、受信された複数の信号に基づいてGPS受信機41の位置(緯度及び経度)、つまりUAV10の位置(緯度及び経度)を算出する。IMU42は、UAV10の姿勢を検出する。IMU42は、UAV10の姿勢として、UAV10の前後、左右、及び上下の3軸方向の加速度と、ピッチ、ロール、及びヨーの3軸方向の角速度とを検出する。磁気コンパス43は、UAV10の機首の方位を検出する。気圧高度計44は、UAV10が飛行する高度を検出する。気圧高度計44は、UAV10の周囲の気圧を検出し、検出された気圧を高度に換算して、高度を検出する。温度センサ45は、UAV10の周囲の温度を検出する。湿度センサ46は、UAV10の周囲の湿度を検出する。
撮像装置100は、撮像部102及びレンズ部200を備える。レンズ部200は、レンズ装置の一例である。撮像部102は、イメージセンサ120、撮像制御部110、メモリ130、及び測距センサを有する。イメージセンサ120は、CCDまたはCMOSにより構成されてよい。イメージセンサ120は、複数のレンズ210を介して受光した光により形成される光学像を撮像し、画像を構成する画素情報を撮像制御部110に出力する。撮像制御部110は、イメージセンサ120から読み出した画素情報に基づいて画像処理を行うことによって記録用の画像を生成して、メモリ130に記録する。撮像制御部110は、CPUまたはMPUなどのマイクロプロセッサ、MCUなどのマイクロコントローラなどにより構成されてよい。撮像制御部110は、UAV制御部30からの撮像装置100の動作命令に応じて、撮像装置100を制御してよい。撮像制御部110は、回路の一例である。メモリ130は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、USBメモリ、及びソリッドステートドライブ(SSD)などのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ130は、撮像制御部110がイメージセンサ120などを制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ130は、撮像装置100の筐体の内部に設けられてよい。メモリ130は、撮像装置100の筐体から取り外し可能に設けられてよい。
測距センサは、被写体までの距離を測距する。測距センサは、赤外線センサ、超音波センサ、ステレオカメラ、TOF(Time Of Flight)センサなどでよい。
レンズ部200は、複数のレンズ210、複数のレンズ駆動部212、ワイドコンバージョンレンズ218、レンズ駆動部219、及びレンズ制御部220を有する。複数のレンズ210は、ズームレンズ、バリフォーカルレンズ、及びフォーカスレンズとして機能してよい。複数のレンズ210の少なくとも一部または全部は、光軸に沿って移動可能に配置される。ワイドコンバージョンレンズ218は、被写体光路に挿入可能である。レンズ駆動部219は、レンズ制御部220からの制御命令に従って、ワイドコンバージョンレンズ218を被写体光路に挿入する。また、レンズ駆動部219は、レンズ制御部220の制御命令に従って、ワイドコンバージョンレンズ218を被写体光路から退避させる。
レンズ部200は、撮像部102に対して着脱可能に設けられる交換レンズでよい。レンズ駆動部212は、カム環などの機構部材を介して、複数のレンズ210の少なくとも一部または全部を光軸に沿って移動させる。レンズ駆動部212は、アクチュエータを含んでよい。アクチュエータは、ステッピングモータを含んでよい。レンズ制御部220は、撮像部102からのレンズ制御命令に従って、レンズ駆動部212を駆動して、機構部材を介して1または複数のレンズ210を光軸方向に沿って移動させる。レンズ制御命令は、例えば、ズーム制御命令、フォーカス制御命令、及びワイドコンバージョンレンズ218の位置の切り替えを指示する制御命令等である。
レンズ部200は、メモリ222、位置センサ214をさらに有する。レンズ制御部220は、撮像部102からのレンズ動作命令に応じてレンズ駆動部212を介して、レンズ210の光軸方向への移動を制御する。レンズ210の一部または全部は、光軸に沿って移動する。レンズ制御部220は、レンズ210の少なくとも1つを光軸に沿って移動させることで、ズーム動作及びフォーカス動作の少なくとも一方を実行する。位置センサ214は、レンズ210の位置を検出する。位置センサ214は、現在のズーム位置またはフォーカス位置を検出してよい。
レンズ駆動部212は、振れ補正機構を含んでよい。レンズ制御部220は、振れ補正機構を介して、レンズ210を光軸に沿った方向、または光軸に垂直な方向に移動させることで、振れ補正を実行してよい。レンズ駆動部212は、ステッピングモータにより振れ補正機構を駆動して、振れ補正を実行してよい。なお、振れ補正機構は、ステッピングモータにより駆動されて、イメージセンサ120を光軸に方向に沿った方向、または光軸に垂直な方向に移動させることで、振れ補正を実行してよい。
メモリ222は、レンズ駆動部212を介して移動する複数のレンズ210の制御値を記憶する。メモリ222は、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。
撮像制御部110がイメージセンサ120から画像を読み出す制御について説明する。撮像制御部110は、なお、フレームレートを示す情報を取得する。フレームレートは、撮像レートの一例である。撮像レートは、動画を構成する動画構成画像を単位時間あたりに取得する回数を示す情報である。
撮像制御部110は、フレームレートが予め定められた値を超える場合に、ワイドコンバージョンレンズ218を被写体光路に挿入し、イメージセンサ120から画像を読み出す範囲を狭くする。このように、ワイドコンバージョンレンズ218を挿入することによって、レンズ210及びワイドコンバージョンレンズ218を含む撮像レンズの画角を広角に変化させる。
撮像制御部110は、ユーザが指定したフレームレートを示す情報を遠隔操作装置300を通じて取得してよい。撮像制御部110は、イメージセンサ120を備える撮像装置のユーザによって指示されたフレームレートが予め定められた値を超える場合に、レンズ210の画角を広角に変化させ、レンズ210を通過した光を受光するイメージセンサ120から画像を読み出す範囲を狭くする。
ワイドコンバージョンレンズ218は、被写体光路に挿入された挿入位置と被写体光路から退避した退避位置との間で移動可能である。撮像制御部110は、フレームレートが予め定められた値を超えない状態から予め定められた値を超える状態に遷移する場合に、ワイドコンバージョンレンズ218を退避位置から挿入位置に移動させ、イメージセンサ120から画像を読み出す範囲を狭くする。また、撮像制御部110は、フレームレートが予め定められた値を超える状態から予め定められた値を超えない状態に遷移する場合に、ワイドコンバージョンレンズ218を挿入位置から退避位置に移動させ、イメージセンサ120から画像を読み出す範囲を広くする。
撮像制御部110は、イメージセンサ120の第1の範囲から画像を読み出す第1の読み出しモードと、第1の範囲の1/n倍の範囲から画像を読み出す第2の読み出しモードとを有する。なお、nは1より大きい値である。第1の範囲は、例えば、イメージセンサ120が持つ有効画素が配置された範囲である。撮像制御部110は、フレームレートが予め定められた値を超えていない場合、第1の範囲から画像を読み出す。
ワイドコンバージョンレンズ218は、被写体光路に挿入されている場合に、被写体光路に挿入されていない場合に比べて、レンズ210及びワイドコンバージョンレンズ218を含むレンズ系全体の焦点距離を1/n倍にするように設計されている。この場合、撮像制御部110は、フレームレートが予め定められた値を超える場合に、ワイドコンバージョンレンズ218を被写体光路に挿入し、第2の読み出しモードでイメージセンサ120から画像を読み出す。このように、撮像制御部110は、ワイドコンバージョンレンズ218が被写体光路に挿入されていない場合に、イメージセンサ120から全有効画素の画素情報を読み出し、ワイドコンバージョンレンズ218が被写体光路に挿入されている場合に、視野角が実質的に変わらないように、イメージセンサ120から画素情報を部分読み出しする範囲を決定する。
図3は、ワイドコンバージョンレンズ218が被写体光路に挿入された状態を示す。図4は、ワイドコンバージョンレンズ218が被写体光路から退避した状態を示す。なお、図3及び図4に示すコイル340及びコイル350は、レンズ駆動部219が備える構成要素の一例である。
ワイドコンバージョンレンズ218は、レンズ保持部310に固定される。レンズ保持部310には、磁石320が固定される。磁石320は、N極321とS極322とを有する。ワイドコンバージョンレンズ218は、コイル340及びコイル350を駆動することによって、挿入位置と退避との間で移動する。
レンズ保持部310は、レンズ部200に固定された回転軸370を中心に回転可能に設けられる。レンズ制御部220は、コイル340及びコイル350の一方に電流を流すことにより、ワイドコンバージョンレンズ218を挿入位置と退避位置との間で移動させる。コイル340は、コイル340に電流が通流している場合に、磁石320のN極321側にS極を形成する。コイル350は、コイル350に電流が通流している場合に磁石320のS極322側にN極を形成する。
コイル350に電流を通流している場合、磁石320のS極322がコイル350に引き付けられる。この場合、図3に示されるように、ワイドコンバージョンレンズ218は挿入位置に位置する。ワイドコンバージョンレンズ218が挿入位置に位置する場合、ワイドコンバージョンレンズ218の中心はレンズ210の光軸AXに実質的に一致する。コイル340に電流を通流している場合、磁石320のN極321がコイル340に引き付けられる。この場合、図4に示されるように、ワイドコンバージョンレンズ218は退避位置に位置する。
レンズ制御部220は、撮像制御部110から取得した制御命令に従って、コイル340に電流を通流させている状態から、コイル350に電流を通流させている状態に切り替えることによって、ワイドコンバージョンレンズ218を退避位置から挿入位置に移動させる。また、レンズ制御部220は、コイル350に電流を通流させている状態から、コイル340に電流を通流させている状態に切り替えることによって、ワイドコンバージョンレンズ218を挿入位置から退避位置に移動させる。
図5は、30fpsのフレームレートで撮像する場合を示す。図6は、60fpsのフレームレートで撮像する場合を示す。
イメージセンサ120は、イメージセンサ120が持つ有効画素数の画素情報を、毎秒30回出力する能力を有する。したがって、30fps以下のフレームレートで撮像する場合には、イメージセンサ120が有する有効画素数の画素情報を出力することができる。例えば、イメージセンサ120は、横60000×縦4000ピクセルの有効画素数を持ち、24fps、25fps又は30fpsのフレームレートで撮像するときには、60000×4000ピクセルの画素情報を出力することができる。したがって、図5に示されるように、フレームレートが30fpsに設定された場合、撮像制御部110は、ワイドコンバージョンレンズ218を退避位置に配置して、イメージセンサ120から60000×4000ピクセルの画像情報を読み出す。なお、撮像制御部110がイメージセンサ120から有効画素数の画素情報を読み出すときの動作モードを、「全画素読み出しモード」と呼ぶ場合がある。
一方、イメージセンサ120は、30fpsを超えるフレームレートで撮像する場合には、イメージセンサ120が持つ有効画素数未満の画素情報しか出力することができない。例えば、48fps、50fps又は60fpsのフレームレートで撮像する場合には、イメージセンサ120は、60000×4000ピクセル未満の画素情報しか出力することができない。
そのため、図6に示されるように、フレームレートが60fpsに設定された場合には、撮像制御部110は、ワイドコンバージョンレンズ218を挿入位置に配置する。これにより、光学系によってイメージセンサ120上に形成される光学象を小さくする。そして、撮像制御部110は、イメージセンサ120から部分読み出しを行うことによって、イメージセンサ120の一部の画素の画像情報を読み出す。撮像制御部110がイメージセンサ120から一部の画素情報を読み出すときの動作モードを、「部分読み出しモード」と呼ぶ場合がある。
具体的には、レンズ210の焦点距離が24mmであり、ワイドコンバージョンレンズ218が挿入位置に配置された場合に、レンズ210及びワイドコンバージョンレンズ218の焦点距離が16mmになるとする。また、イメージセンサ120の有効画素は、横方向にH、縦方向にVのエリアに配列されているものとする。この場合に、撮像制御部110は、ワイドコンバージョンレンズ218を挿入位置に配置した場合に、レンズ210の光軸を中心として、横方向にH×2/3、縦方向にV×2/3のエリア600内に配列された画素から画像情報を読み出す。これにより、撮像制御部110がイメージセンサ120から読み出す画素数を、60fpsにおいてイメージセンサ120が画素情報を出力可能な速度以内に抑えることができる。また、ワイドコンバージョンレンズ218を挿入位置に移動させることで、イメージセンサ120から部分読み出しを行う場合でも、イメージセンサ120から全画素読み出しを行う場合と実質的に同じ視野角の画像を得ることができる。
また、ワイドコンバージョンレンズ218が挿入位置にある場合には、イメージセンサ120の中心を含む予め定められた範囲外の画素情報は読み出さない。そのため、レンズ210及びワイドコンバージョンレンズ218を含むレンズ系のイメージサークルがイメージセンサ120の中央付近をカバーするようにレンズ系を設計すればよい。したがって、レンズ系の小型化が容易となる。
図7は、撮像制御部110が実行する処理の手順を示すフローチャートである。本フローチャートは、撮像装置100が動画撮影を行う場合において、フレームレートの変更を行う処理の手順を示す。ここでは、動画撮影の初期状態として、フレームレートは30fpsに設定され、ワイドコンバージョンレンズ218は退避位置にあるものとする。また、撮像制御部110の読み出しモードは、全画素読み出しモードに設定されているとする。
S702において、撮像制御部110は、ユーザからフレームレートの変更が指示されたか否かを判断する。フレームレートの変更が指示されていない場合は、S702に戻る。フレームレートの変更が指示された場合は、S704において、変更後のフレームレートが予め定められた閾値を超えるか否かを判断する。閾値は、イメージセンサ120が持つ有効画素数の画素情報をイメージセンサ120が出力することができる最大フレームレートである。図5及び図6に関連して説明した例において、閾値は30fpsとなる。
S704の判断において、変更後のフレームレートが閾値を超えないと判断した場合は、S702に戻る。S704の判断において、変更後のフレームレートが閾値を超えない場合は、S704の判断において、変更後のフレームレートが閾値を超えると判断した場合は、S706において、ワイドコンバージョンレンズ218を退避位置から挿入位置に切り替える。S708において、撮像制御部110の画素情報の読み出しモードを、部分読み出しモードに切り替える。例えば、変更後のフレームレートが60fpsの場合、図6に関連して説明したように、撮像制御部110は、イメージセンサ120から4000×2666ピクセルの部分読み出しを行う動作モードに切り替える。そして、S710において、撮像制御部110は、指示されたフレームレートに切り替える。具体的には、撮像制御部110は、指示されたフレームレートに基づいて、イメージセンサ120からの画素情報の読み出しタイミングを決定する。
続いて、S712において、撮像制御部110は、動画撮影を終了するか否かを判断する。例えば、撮像制御部110は、ユーザから動画撮影の終了を指示されたか否かを判断する。動画撮影を終了しない場合、S702に戻る。動画撮影を終了する場合、S714において、ワイドコンバージョンレンズ218を退避位置に移動させる。
以上に説明したように、撮像制御部110は、ユーザがフレームレートを選択したことに応じて、ワイドコンバージョンレンズ218を自動的に光路中に挿入するとともに、イメージセンサ120から画素情報を読み出す動作モードを、全画素読み出しモードから部分読み出しモードに切り替える。これにより、全画素読み出しモードから部分読み出しモードに切り替わっても、視野角が実質的に切り替わることがない。したがって、ユーザは、ワイドコンバージョンレンズ218の存在を知らなくても、フレームレートを選択するだけで、所望のフレームレートで所望の視野角で撮像した動画を得ることができる。
上記に説明したように、撮像制御部110は、ワイドコンバージョンレンズ218を挿入することによってイメージセンサ120に形成される光学像を小さくする。なお、レンズ210を光軸方向に移動することによって光学像の倍率を小さくすることができる場合、撮像制御部110は、ワイドコンバージョンレンズ218を挿入することに代えて、レンズ210を光軸方向に移動させることによって、レンズ210の画角を広角に変化させ、イメージセンサ120から画像を読み出す範囲を狭くしてよい。この場合、撮像制御部110は、この場合、撮像装置100は、ワイドコンバージョンレンズ218を備えなくてよい。
上記の実施形態では、撮像装置100は、UAV10に搭載される撮像装置である。しかし、撮像装置100は、UAV10等の移動体に搭載される撮像装置でなくてもよい。例えば、撮像装置100は、手持ちジンバルに支持される撮像装置であってよい。また、撮像装置100は、UAV10や手持ちジンバルに支持されない撮像装置であってよい。例えば、撮像装置100は、ユーザが手持ちで支持可能な撮像装置であってよい。撮像装置100は、監視カメラ等のように、固定的に設置される撮像装置であってよい。
図8は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ1200の一例を示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーションまたは当該装置の1または複数の「部」として機能させることができる。または、当該プログラムは、コンピュータ1200に当該オペレーションまたは当該1または複数の「部」を実行させることができる。当該プログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、及びRAM1214を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、入力/出力ユニットを含み、それらは入力/出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。コンピュータ1200はまた、ROM1230を含む。CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブが、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納してよい。ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/またはコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。プログラムが、CR−ROM、USBメモリまたはICカードのようなコンピュータ可読記録媒体またはネットワークを介して提供される。プログラムは、コンピュータ可読記録媒体の例でもあるRAM1214、またはROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーションまたは処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、またはUSBメモリのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、USBメモリ等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上またはコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。