本開示は、その例示的な実施形態を参照して、以下においてより完全に説明される。これらの例示的な実施形態は、本開示が徹底的且つ完全であり、本開示の範囲を当業者に完全に伝えるように記載される。実際、本開示は、多くの異なる形態で具体化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満たすように提供される。本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」、「the」は、前後関係で他に明確に指示されない限り、複数の変形を含む。
本開示は、エアロゾル送達装置の説明を提供する。エアロゾル送達装置は、電気エネルギを使用して材料を加熱し、吸入可能物質を形成することができ、そのような物品は、「手持ち式」装置と見なすのに十分コンパクトとすることができる。エアロゾル送達装置は、その物品または装置の構成要素の著しい程度の燃焼なしに、タバコ、葉巻、またはパイプの喫煙のいくつかまたは全ての感覚(例えば、吸入および呼気の作法、味または香味の種類、感覚刺激効果、体感、使用法、目に見えるエアロゾルによって提供されるものなどの視覚的刺激など)を提供することができる。エアロゾル送達装置は、タバコの燃焼または熱分解の副産物から生じるエアロゾルの意味で煙を生成しないことがあるが、むしろ、物品または装置は、他の実装形態ではエアロゾルが見えない場合があるが、物品または装置の特定の構成要素の揮発または気化に起因する蒸気(煙のようなものとして説明されると見なされることができる目に見えるエアロゾルと見なすことができるエアロゾル内の蒸気を含む)を生成することができる。いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置は、タバコおよび/またはタバコに由来する成分を組み込むことができる。したがって、エアロゾル送達装置は、電子タバコまたは「e−タバコ」などの電子喫煙品として特徴付けることができる。
本明細書では、システムは、一般に、いわゆる「電子タバコ」などのエアロゾル送達装置に関連する実装形態に関して記載されるが、機構、構成要素、特徴、および方法は、多くの異なる形態で具現化され、様々な物品に関連付けられることができることを理解されたい。例えば、本明細書において提供される説明は、従来の喫煙品(例えば、タバコ、葉巻、パイプなど)、非燃焼加熱タバコ、および本明細書に開示される製品のいずれかについての関連するパッケージの実装形態と組み合わせて採用されることができる。したがって、本明細書に開示される機構、構成要素、特徴、および方法の説明は、例としてのみエアロゾル送達装置に関連する実施形態に関して説明され、他の様々な製品および方法において具現化および使用されてもよいことを理解されたい。
本開示のエアロゾル送達装置はまた、蒸気生成物品または薬剤送達物品であるとして特徴付けることができる。したがって、そのような物品または装置は、吸入可能な形態または状態で1つ以上の物質(例えば、香味料および/または医薬品有効成分)を提供するように構成されることができる。例えば、吸入可能物質は、実質的に蒸気の形態(すなわち、その臨界点より低い温度で気相にある物質)とすることができる。あるいは、吸入可能物質は、エアロゾル(すなわち、気体中の微細な固体粒子または液滴の浮遊物)の形態とすることができる。簡潔にするために、本明細書で使用される「エアロゾル」という用語は、可視であるかどうか、および煙のように見なすことができる形態であるかどうかにかかわらず、人間の吸入に適した形態または種類の蒸気、ガス、およびエアロゾルを含むことを意味する。
使用中、本開示のエアロゾル送達装置は、従来のタイプの喫煙品(例えば、点火およびタバコの吸入によって使用されるタバコ、葉巻またはパイプ)を使用する際に個人によって使用される多くの身体的動作に曝され得る。例えば、本開示のエアロゾル送達装置のユーザは、従来のタイプの喫煙品のようにその物品を保持し、その物品によって生成されたエアロゾルを吸入するためにその物品の一端を吸引し、選択された時間間隔でタバコを吸うなどすることができる。
本開示のエアロゾル送達装置は、一般に、外側シェルまたは本体内に設けられた多数の構成要素を含む。外側シェルまたは本体の全体設計は、様々なものとすることができ、エアロゾル送達装置の全体サイズおよび形状を画定することができる外側本体の形式または構成は、様々なものとすることができる。通常、タバコまたは葉巻の形状に似た細長本体は、単一の単一性シェルから形成されることができ、または細長本体は、2つ以上の分離可能部品から形成されることができる。例えば、エアロゾル送達装置は、細長シェルまたは本体を備えることができる。細長シェルまたは本体は、ほぼ管状の形状とすることができ、そのため、従来のタバコまたは葉巻の形状に類似している。しかしながら、他の様々な形状および構成を他の実施形態で使用することができる(例えば、矩形またはフォブ形状)。
一実装形態では、エアロゾル送達装置の全ての構成要素は、1つの外側本体またはシェル内に収容されている。あるいは、エアロゾル送達装置は、接合されて分離可能な2つ以上のシェルを備えることができる。例えば、エアロゾル送達装置は、一端に、1つ以上の再利用可能な構成要素(例えば、充電式電池およびその物品の動作を制御するための様々な電子機器)を含むシェルを含む制御本体を備えるとともに、他端に且つ取り外し可能に取り付けられて、使い捨て部分を含むシェル(例えば、使い捨て香味料含有カートリッジ)を有することができる。単一のシェルタイプのユニット内またはマルチピースの分離可能なシェルタイプのユニット内の構成要素のより具体的な形式、構成および配置は、本明細書において提供されるさらなる開示に照らして明らかになるであろう。さらに、市販の電子エアロゾル送達装置を考慮すると、様々なエアロゾル送達装置の設計および構成要素の配置を理解することができる。
本開示のエアロゾル送達装置は、電源(すなわち、電気的電源)、少なくとも1つの制御構成要素(例えば、エアロゾル送達装置の他の構成要素への電源からの電流を制御することなどにより、発熱のための電力を作動、制御、調整および/または停止するための手段)、ヒータまたは発熱構成要素(例えば、「アトマイザ」の一部として一般に呼ばれることがある電気抵抗または誘導加熱要素または構成要素)、およびエアロゾル前駆体組成物(例えば、一般に、「スモークジュース」、「e−リキッド」および「e−ジュース」と一般に呼ばれる成分など、十分な熱の加えることよってエアロゾルを生成することができる液体)、エアロゾル吸入のためのエアロゾル送達装置に対しての吸引を可能にする口端領域または先端(例えば、生成されたエアロゾルが吸引時にその口端領域または先端から引き出すことができるような、物品を通る画定された空気流路)のいくつかの組み合わせを備えることができる。
本開示のエアロゾル送達装置内の構成要素の配置は様々であり得る。特定の実装形態では、エアロゾル前駆体組成物は、ユーザへのエアロゾル送達を最大化するように、ユーザの口の近位に配置されるように構成されることができるエアロゾル送達装置の端部の近くに配置されることができる。しかしながら、他の構成は除外されない。一般に、加熱要素からの熱が、エアロゾル前駆体(それ自体が1つ以上の香味料、薬剤、または他の添加剤を含むことができる)を揮発させ、エアロゾルを形成してユーザに送達することができるように、加熱要素は、エアロゾル前駆体組成物の十分近くに配置されることができる。加熱要素がエアロゾル前駆体組成物を加熱すると、消費者による吸入に適した物理的形態で、エアロゾルが形成、放出、または生成される。放出する(release)、放出する(releasing)、放出する(releases)、または放出される(released)という言及は、形成するまたは生成する(form or generate)、形成するまたは生成する(forming or generating)、形成するまたは生成する(forms or generates)、および形成されるまたは生成される(formed or generated)を含むように、前述の用語は互換可能であることを意味することに留意されたい。具体的には、吸入可能物質は、蒸気またはエアロゾルまたはそれらの混合物の形態で放出され、そのような用語はまた、特に明記しない限り、本明細書では互換的に使用される。
上記のように、エアロゾル送達装置は、電池および/または他の電源(例えば、コンデンサ)を組み込んで、ヒータへの電力供給、制御システムへの電力供給、インジケータへの電力供給など、エアロゾル送達装置に様々な機能を提供するのに十分な電流を供給することができる。電源は、様々な実装形態をとることができる。一例では、電源は、エアロゾル形成を提供するために加熱要素を急速に加熱するように、且つ、所望の持続時間の使用を通じてエアロゾル送達装置に電力を供給するように、十分な電力を供給することができる。電源は、エアロゾル送達装置が容易に取り扱われることができるように、エアロゾル送達装置内に都合よく適合するサイズとすることができる。さらに、一実施形態では、電源は、望ましい喫煙体験を損なわないように十分に軽量である。
本開示のエアロゾル送達装置内の構成要素のより具体的な形式、構成および配置は、以下に提供されるさらなる開示に照らして明らかになるであろう。さらに、市販の電子エアロゾル送達装置を考慮すると、様々なエアロゾル送達装置構成要素の選択を理解することができる。さらに、エアロゾル送達装置内の構成要素の配置はまた、市販の電子エアロゾル送達装置を考慮すると理解されることができる。市販の製品の構成要素、市販の製品の操作方法、市販の製品に含まれる材料、および/または市販の製品の他の属性が、本開示の、ならびに構成要素の製造業者の、設計者の、および/または譲受人の、装置に含まれ得る市販の製品の例、ならびに本開示のエアロゾル送達装置で使用することができる関連技術は、2016年7月28日に出願されたWatsonらによる米国特許出願第15/222,615号に記載されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
エアロゾル送達装置100の1つの例示的な実装形態が図1に示されている。特に、図1は、制御本体200およびカートリッジ300を含むエアロゾル送達装置100を示している。制御本体200およびカートリッジ300は、機能的関係で恒久的にまたは取り外し可能に位置合わせされることができる。様々な機構がカートリッジ300を制御本体200に接続して、ねじ係合、圧入係合、締まり嵌め、磁気係合などをもたらすことができる。エアロゾル送達装置100は、カートリッジ300および制御本体200が組み立てられた構成にある場合、いくつかの実装形態では、実質的に棒状、実質的に管状、または実質的に円筒状とすることができる。しかしながら、上記のように、矩形またはフォブ形状などの様々な他の構成を他の実装形態で使用することができる。さらに、エアロゾル送達装置は、本明細書では、従来の喫煙品のサイズおよび形状に類似していると一般に説明されているが、他の実装形態では、「タンク」と呼ばれることがある異なる構成およびより大きな容量のリザーバが使用されてもよい。
特定の実装形態では、カートリッジ300および制御本体200の一方または双方は、使い捨てであるかまたは再利用可能であると呼ばれることがある。例えば、制御本体200は、交換可能電池または充電式電池および/またはコンデンサを有することができ、したがって、壁充電器への接続、自動車充電器(すなわち、シガーライターのレセプタクル)への接続、およびユニバーサルシリアルバス(USB)ケーブルまたはコネクタ(例えば、USB2.0、3.0、3.1、USBタイプC)などを介したコンピュータへの接続、光電池(太陽電池と呼ばれることもある)または太陽電池のソーラーパネルへの接続、または誘導無線充電を使用する充電器(例えば、ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)からのQi無線充電規格に準拠した無線充電を含む)、または無線周波数(RF)ベースの充電器などの無線充電器を含む、任意のタイプの充電技術と組み合わせられることができる。誘導無線充電システムの例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Surらによる米国特許出願公開第2017/0112196号明細書に記載されている。さらに、いくつかの実装形態では、カートリッジ300は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるChangらによる米国特許第8,910,639号明細書に開示されているように、使い捨てカートリッジを備えてもよい。例えば、カートリッジ300は、従来の種類の喫煙品(例、タバコ、葉巻、パイプなど)の特定の量の喫煙の多くの感覚(例えば、吸入および呼気の作法、味または香味の種類、感覚刺激効果など)を提供するために、限られた量のエアロゾル前駆体組成物をその内部に含むことができる。いくつかの態様では、カートリッジ300は、典型的な量の従来の種類の喫煙品(例えば、典型的なタバコのパッケージ−すなわち、20本のタバコ)の喫煙感を得るために消費するであろう従来の種類の喫煙品の量に相当する特定の量のエアロゾル前駆体組成物をその内部に含むことができる。
図2は、本開示の例示的な実装形態による、エアロゾル送達装置100(図1を参照)の制御本体200の分解図を示している。図示のように、制御本体200は、カプラ202と、外側本体204と、シーリング部材206と、接着部材208(例えば、KAPTON(R)テープ)と、フローセンサ210(例えば、パフセンサまたは圧力スイッチ)と、制御構成要素212と、スペーサ214と、電源216(例えば、再充電可能であり得るコンデンサおよび/または電池)と、異なるタイプのセンサ(圧力、抵抗、湿度など)を使用して、電池、香味料、液体、および/またはそれらの組み合わせの状態に関して消費者と通信することができる発光ダイオード(LED)などの少なくとも1つのインジケータ218を備えた回路基板と、コネクタ回路220と、エンドキャップ222と、を備えることができる。電源の例は、Peckerarらによる米国特許第9,484,155号明細書に記載されており、その開示は、その全体につき参照することにより本明細書に組み込まれる。
フローセンサ210に関して、代表的な電流調整構成要素、およびエアロゾル送達装置用の様々なマイクロコントローラ、センサ、およびスイッチを含む他の電流制御構成要素は、Gerthらによる米国特許第4,735,217号明細書、全てBrooksらによる米国特許第4,922,901号明細書、米国特許第4,947,874号明細書、および米国特許第4,947,875号明細書、McCaffertyらによる米国特許第5,372,148号明細書、Fleischhauerらによる米国特許第6,040,560号明細書、Nguyenらによる米国特許第7,040,314号明細書、およびPanによる米国特許第8,205,622号明細書に記載されており、これら全ては、その全体につき参照することにより本明細書に組み込まれる。また、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Ampoliniらによる米国特許第9,423,152号明細書に記載されている制御方式も参照されたい。
一実装形態では、インジケータ218は、1つ以上の発光ダイオードを備えることができる。インジケータ218は、コネクタ回路220を介して制御構成要素212と通信することができ、例えば、フローセンサ210によって検出されるように、カプラ202に結合されたカートリッジをユーザが吸引する間、点灯することができる。エンドキャップ222は、インジケータ218によってその下に提供される照明を可視化するように適合されることができる。したがって、インジケータ218は、エアロゾル送達装置100の使用中に点灯して、喫煙品の点灯端をシミュレートすることができる。しかしながら、他の実装形態では、インジケータ218は、様々な数で提供されることができ、異なる形状をとることができ、(そのようなインジケータが存在するときの音の放出のためなど)外側本体の開口とすることもできる。
本開示のエアロゾル送達装置では、さらなる構成要素を利用することができる。例えば、Sprinkelらによる米国特許第5,154,192号明細書は、喫煙品のインジケータを開示しており、Sprinkel,Jr.による米国特許第5,261,424号明細書は、吸煙に関連するユーザの唇の活動を検出した後に加熱装置の加熱を開始するために装置の口端に関連付けることができる圧電センサを開示しており、McCaffertyらによる米国特許第5,372,148号明細書は、マウスピースを介した圧力降下に応答して加熱負荷アレイへのエネルギの流れを制御するためのパフセンサを開示しており、Harrisらによる米国特許第5,967,148号明細書は、挿入された構成要素の赤外線透過率の不均一性を検出する識別器と、構成要素がレセプタクルに挿入されるときに検出ルーチンを実行するコントローラと、を含む喫煙装置内のレセプタクルを開示しており、Fleischhauerらによる米国特許第6,040,560号明細書は、複数の異なるフェーズを有する規定された実行可能電力サイクルについて記載しており、Watkinsらによる米国特許第5,934,289号明細書は、フォトニック−オプトロニック構成要素を開示しており、Countsらによる米国特許第5,954,979号明細書は、喫煙装置を介して吸引抵抗を変更するための手段を開示しており、Blakeらによる米国特許第6,803,545号明細書は、喫煙装置で使用するための特定の電池構成を開示しており、Griffenらによる米国特許第7,293,565号明細書は、喫煙装置で使用するための様々な充電システムを開示しており、Fernandoらによる米国特許第8,402,976号明細書は、充電を容易にして装置のコンピュータ制御を可能にするための喫煙装置用のコンピュータインターフェース手段を開示しており、Fernandoらによる米国特許第8,689,804号明細書は、喫煙装置の識別システムを開示しており、Flickによる国際公開第2010/003480号パンフレットは、エアロゾル生成システムのパフを示す流体フロー検知システムを開示しており、前述の開示の全ては、その全体につき参照することにより本明細書に組み込まれる。電子エアロゾル送達物品に関連する構成要素および本物品で使用することができる開示材料または構成要素のさらなる例は、Gerthらによる米国特許第4,735,217号明細書、Morganらによる米国特許第5,249,586号明細書、Higginsらによる米国特許第5,666,977号明細書、Adamsらによる米国特許第6,053,176号明細書、Whiteによる米国特許第6,164,287号明細書、Vogesによる米国特許第6,196,218号明細書、Felterらによる米国特許第6,810,883号明細書、Nicholsによる米国特許第6,854,461号明細書、Honによる米国特許第7,832,410号明細書、Kobayashiによる米国特許第7,513,253号明細書、Hamanoによる米国特許第7,896,006号明細書、Shayanによる米国特許第6,772,756号明細書、Honによる米国特許第8,156,944号明細書および米国特許第8,375,957号明細書、Thorensらによる米国特許第8,794,231号明細書、Oglesbyらによる米国特許第8,851,083号明細書、Monseesらによる米国特許第8,915,254号明細書および米国特許第8,925,555号明細書、およびDePianoらによる米国特許第9,220,302号明細書、Honによる米国特許出願公開第2006/0196518号明細書および米国特許出願公開第2009/0188490号明細書、Oglesbyらによる米国特許出願公開第2010/0024834号明細書、Wangによる米国特許出願公開第2010/0307518号明細書、Honによる国際公開第2010/091593号パンフレット、およびFooによる国際公開第2013/089551号パンフレットを含み、これらのそれぞれは、その全体につき参照することにより本明細書に組み込まれる。前述の文献によって開示された様々な材料は、様々な実施形態において本装置に組み込まれることができ、前述の開示の全ては、その全体につき参照により本明細書に組み込まれる。
図3は、分解された構成のエアロゾル送達装置100(図1を参照)のカートリッジ300を示している。図示のように、カートリッジ300は、本開示の例示的な実施形態による、ベース302と、制御構成要素端子304と、電子構成要素306と、フローダイレクタ308と、アトマイザ310と、リザーバ312(例えば、液体タンクまたはリザーバ基材)と、外側本体314と、マウスピース316と、ラベル318と、な第1および第2の加熱端子320、321と、を備えることができる。マーキング330は、ラベル318または外側本体314に貼付されて、以下に記載されるように、香味料リザーバなどの内部構成要素または機能のインジケータをユーザに提供することができる。
いくつかの実装形態では、第1および第2の加熱端子320、321は、フローダイレクタ308に埋め込まれるか、そうでなければ結合されることができる。例えば、第1および第2の加熱端子320、321は、フローダイレクタ308にインサート成形されることができる。したがって、フローダイレクタ308および第1および第2の加熱端子は、本明細書では、フローダイレクタアセンブリ322と総称される。第1および第2の加熱端子320、321およびフローダイレクタ308に関するさらなる説明は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Brinkleyらによる米国特許出願公開第2015/0335071号明細書に提供されている。
図示の実装形態のアトマイザ310は、液体輸送要素324および加熱要素326を備えることができる。カートリッジは、ベースおよびマウスピースを保護し、例えばその全体が参照により本明細書に組み込まれるDepianoらによる米国特許第9,220,302号明細書に開示されるように使用前にその中に汚染物質が入るのを防ぐために、ベースに係合するベース輸送プラグおよび/またはマウスピースに係合するマウスピース輸送プラグをさらに含むことができる。
ベース302は、外側本体314の第1の端部に結合されることができ、マウスピース316は、外側本体の対向する第2の端部に結合されて、カートリッジ300の他の構成要素をその中に実質的または完全に封入することができる。例えば、制御構成要素端子304、電子構成要素306、フローダイレクタ308、アトマイザ310、およびリザーバ312は、実質的または完全に外側本体314内に保持されることができる。ラベル318は、外側本体314、および必要に応じてベース302を少なくとも部分的に取り囲み、外側本体314の上に製品識別子などの情報を含むことができる。ベース302は、制御本体200のカプラ202と係合するように構成されることができる(例えば、図2を参照のこと)。いくつかの実装形態では、ベース302は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Novakらよる米国特許出願公開第2014/0261495号明細書に開示されているように、カートリッジと制御本体との間の相対回転を実質的に防止する回転防止機能を備えることができる。
リザーバ312は、エアロゾル前駆体組成物を保持するように構成されることができる。いくつかの代表的なタイプのエアロゾル前駆体成分および配合物もまた、これらの開示が参照により本明細書に組み込まれる、Robinsonらによる米国特許第7,726,320号明細書、Collettらによる米国特許第8,881,737号明細書、およびChongらによる米国特許第9,254,002号明細書、Zhengらによる米国特許出願公開第2013/0008457号明細書、Lipowiczらによる米国特許出願公開第2015/0020823号明細書、およびKollerによる米国特許出願公開第2015/0020830号明細書、ならびにBowenらによる国際公開第2014/182736号パンフレットに記載されて特徴付けられる。使用できる他のエアロゾル前駆体は、R.J.Reynolds Vapor CompanyによるVUSE(R)製品、Lorillard TechnologiesによるBLU製品、Mistic EcigsによるMISTIC MENTHOL製品、およびCN Creative Ltd.によるVYPE製品に組み込まれているエアロゾル前駆体を含む。また、Johnson Creek Enterprises LLCから入手できる電子タバコ用のいわゆる「スモークジュース」も望ましい。発泡性材料の実装形態は、エアロゾル前駆体とともに使用することができ、例として、参照により本明細書に組み込まれるHuntらによる米国特許出願公開第2012/0055494号明細書に記載されている。さらに、発泡性材料の使用は、例えば、Niaziらによる米国特許第4,639,368号明細書、Wehlingらによる米国特許第5,178,878号明細書、Wehlingらによる米国特許第5,223,264号明細書、Patherらによる米国特許第6,974,590号明細書、Bergquistらによる米国特許第7,381,667号明細書、Crawfordらによる米国特許第8,424,541号明細書、Stricklandらによる米国特許第8,627,828号明細書、およびSunらによる米国特許第9,307,787号明細書、ならびにBrinkleyらによる米国特許出願公開第2010/0018539号明細書、およびJohnsonらによる国際公開第97/06786号パンフレットに記載されており、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる。タバコまたはエアロゾル前駆体組成物に含まれるタバコに由来する成分の説明を含む、エアロゾル前駆体組成物の実装形態に関するさらなる説明は、それぞれ2016年7月21日に出願されたそれぞれDavisらによる米国特許出願第15/216,582号および米国特許出願第15/216,590号に提供されており、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
リザーバ312は、カートリッジ300の外側本体314の内部を取り囲むチューブの形状に形成された不織布繊維の複数の層を含むことができる。したがって、例えば、液体成分は、リザーバ312によって収着的に保持されることができる。リザーバ312は、液体輸送要素324と流体接続している。したがって、液体輸送要素324は、毛細管作用または他の液体輸送機構を介して、リザーバ312から加熱要素326に液体を輸送するように構成されることができる。リザーバ312は、吸収性リザーバ基材タイプに限定されない。リザーバ312は、エアロゾル前駆体を自由流動性の液体形態で保持するハウジングまたはタンクを含むことができる。リザーバ312は、再充填可能であってもなくてもよい。
図示のように、液体輸送要素324は、加熱要素326と直接接触することができる。図3にさらに示されるように、加熱要素326は、液体輸送要素324の周りに巻かれた複数のコイルを画定するワイヤを含むことができる。いくつかの実施形態によれば、加熱要素326は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれるWardらによる米国特許第9,210,738号明細書に記載されているように、液体輸送要素324の周りにワイヤを巻くことによって形成されることができる。さらに、いくつかの実装形態では、ワイヤは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、DePianoらによる米国特許第9,277,770号明細書に記載されているように、可変コイル間隔を規定することができる。電流が流れると発熱するように構成された材料の様々な実装形態を使用して、加熱要素326を形成することができる。ワイヤコイルを形成することができる材料の例は、カンタル(FeCrAl)、ニクロム、二ケイ化モリブデン(MoSi2)、ケイ化モリブデン(MoSi)、アルミニウムをドープした二ケイ化モリブデン(Mo(Si,Al)2)、グラファイトおよびグラファイトベースの材料、およびセラミック(例えば、正または負の温度係数のセラミック)を含むことができる。
しかしながら、加熱要素326を形成するために他の様々な実装の方法が採用されることができ、他の様々な実装形態の加熱要素がアトマイザ310に採用されることができる。例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、DePianoらによる米国特許出願公開第2014/0270729号明細書に記載されているように、打ち抜き(stamped)された加熱要素をアトマイザに使用することができる。上記に加えて、アトマイザで使用するための追加の代表的な加熱要素および材料は、Countsらによる米国特許第5,060,671号明細書、Deeviらによる米国特許第5,093,894号明細書、Deeviらによる米国特許第5,224,498号明細書、Sprinkel Jr.らによる米国特許第5,228,460号明細書、Deeviらによる米国特許第5,322,075号明細書、Deeviらによる米国特許第5,353,813号明細書、Deeviらによる米国特許第5,468,936号明細書、Dasによる米国特許第5,498,850号明細書、Dasによる米国特許第5,659,656号明細書、Deeviらによる米国特許第5,498,855号明細書、Hajaligolによる米国特許第5,530,225号明細書、Hajaligolによる米国特許第5,665,262号明細書、Dasらによる米国特許第5,573,692号明細書、およびFleischhauerらによる米国特許第5,591,368号明細書に記載されており、それらの開示は、その全体につき参照することにより本明細書に組み込まれる。さらに、化学的加熱が他の実装形態において使用されてもよい。ヒータおよびヒータを形成するために使用される材料の様々なさらなる例は、上記のように、参照により本明細書に組み込まれる、Collettらによる米国特許第8,881,737号明細書に記載されている。
本エアロゾル送達装置では、様々なヒータ構成要素を使用することができる。様々な実装形態では、1つ以上のマイクロヒータまたは同様のソリッドステートヒータを使用することができる。現在開示されている装置での使用に適したマイクロヒータおよびマイクロヒータを組み込んだアトマイザは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Collettらによる米国特許第8,881,737号明細書に記載されている。
第1の加熱端子320および第2の加熱端子321(例えば、負および正の加熱端子)は、加熱要素326の対向する端部と係合し、カートリッジ300がそれに接続されているときに制御本体200との電気的接続を形成するように構成される(例えば、図2を参照)。さらに、制御本体200がカートリッジ300に結合されている場合、電子構成要素306は、制御構成要素端子304を介して制御本体との電気的接続を形成することができる。したがって、制御本体200は、電子制御構成要素212(図2を参照)を使用して、カートリッジ300が本物であるかどうか、および/または他の機能を実行するかどうかを判定することができる。さらに、電子制御構成要素および電子制御構成要素によって実行される機能の様々な例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Searsらによる米国特許出願公開第2014/0096781号明細書に記載されている。
使用中、ユーザは、エアロゾル送達装置100のカートリッジ300のマウスピース316を吸引することができる(図1を参照)。これは、制御本体200(例えば、図2を参照)またはカートリッジ300の開口を介して空気を引き込むことができる。例えば、一実装形態では、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるDePianoらによる米国特許第9,220,302号明細書に記載されているように、カプラ202と制御本体200の外側本体204との間に開口を画定することができる(例えば、図2を参照)。しかしながら、空気の流れは、他の実装形態では、エアロゾル送達装置100の他の部分を介して受容されてもよい。上記のように、いくつかの実装形態では、カートリッジ300は、フローダイレクタ308を含むことができる。フローダイレクタ308は、制御本体200から受け取った空気の流れをアトマイザ310の加熱要素326に導くように構成されることができる。
エアロゾル送達装置100内のセンサ(例えば、制御本体200内のフローセンサ210;図2を参照)は、パフを感知することができる。パフが感知されると、制御本体200は、第1の加熱端子320および第2の加熱端子321を含む回路を介して加熱要素326に電流を導くことができる。したがって、加熱要素326は、液体輸送要素324によってリザーバ312からエアロゾル化ゾーンに導かれたエアロゾル前駆体組成物を気化させることができる。したがって、マウスピース326は、カートリッジ300からマウスピース326を吸引する消費者への空気および同伴蒸気(すなわち、吸入可能な形態のエアロゾル前駆体組成物の成分)の通過を可能にすることができる。
カートリッジ300に含まれることができる構成要素に関する他の様々な詳細は、例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、DePianoらによる米国特許出願公開第2014/0261495号明細書に提供されている。カートリッジ300に含まれ得るさらなる構成要素およびその構成要素に関連する詳細は、例えば、2014年5月23日に出願されたBrinkleyらによる米国特許出願公開第2015/0335071号明細書に提供されており、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本開示によるエアロゾル送達装置の様々な構成要素は、当該技術分野で説明されて市販されている構成要素から選択することができる。例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるSebastianらによる米国特許出願公開第2014/0000638号明細書に開示された電子喫煙品における複数のエアロゾル化可能な材料の制御可能な送達のためのリザーバおよびヒータシステムが参照される。
別の実装形態では、カートリッジの実質的に全体が1つ以上の炭素材料から形成されることができ、これは、生分解性およびワイヤがないという点で利点を提供することができる。これに関して、加熱要素は、炭素発泡体を含むことができ、リザーバは、炭化された布を含むことができ、グラファイトは、電源および制御構成要素との電気的接続を形成するために使用されることができる。炭素ベースのカートリッジの例示的な実施形態は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Griffithらによる米国特許出願公開第2013/0255702号明細書に提供されている。
しかしながら、いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置、特にエアロゾル送達装置で使用するためのカートリッジを代替の構成で提供することが望ましい場合がある。これに関して、図4は、本開示の第1の例示的な実装形態による、エアロゾル送達装置で使用するためのカートリッジ500の概略断面図を示している。他に記載および/または図示されていない場合、エアロゾル送達装置の構成要素、特に、図示のカートリッジとともに使用するための制御本体は、上記の対応する構成要素と実質的に類似または同一とすることができる。
図4〜図6に示されるように、および以下により詳細に記載されるように、示される実装形態のカートリッジ500は、以下の構成要素を含む:マウスピース504、一次リザーバ508、アトマイザ510(液体輸送要素512および加熱要素514を含む)、香味料リザーバ522および空気流路コントローラを提供するマスク524の形態の香味料セレクタを含む香味料添加アセンブリ520、ならびにカートリッジと制御本体との間の機械的および電気的接続を提供するように構成されたカートリッジベース530。上記の記載から理解されるように、図4〜図6のカートリッジ500は、エアロゾル送達装置を形成するために、制御本体をカートリッジベース530と解放可能に係合するように構成されることができる。様々な実装形態では、制御本体は、上述した制御本体200と同様であるか、または同じとすることができ(図2を参照)、したがって、その説明は繰り返されない。しかしながら、他の実装形態では、制御本体は、上述したものとは異なってもよいことに留意されたい。さらに、いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置の制御本体は、例えば、手持ち式のフォブ形状の制御本体など、上述したものとは異なる形状を有してもよい。
様々な実装形態では、一次リザーバ508は、例えば、金属材料、ガラス材料、セラミック材料、および/または例えば、アクリル材料などのプラスチック材料(例えば、ポリメタラメタクリレート(polymethlamethacrylate)、ポリエチレン、ポリエステルなど)を含む様々な材料のうちの1つ以上から構築されたタンクタイプのリザーバとすることができる。いくつかの実装形態では、一次リザーバ508は、ユーザが一次リザーバ508に残っているエアロゾル前駆体組成物の量を見ることができるように、半透明または透明の材料を含むことができる。一実装形態では、一次リザーバ508は、ポリカーボネートまたはポリプロピレンまたはトライタン(TM)から構築される。いくつかの実施形態では、一次リザーバ508は、液体エアロゾル前駆体組成物を自由流動的に収容するためのタンクの形態である。代替の実施形態では、一次リザーバ508は、リザーバ312(図3)に関して上述したように、エアロゾル前駆体組成物を保持するための多孔質材料を含むことができる。
カートリッジ500のカートリッジベース530および制御本体200の対応するコネクタ(図2)は、一体に取り付けられたときに、カートリッジベースおよび制御本体が互いに対して容易に移動しないように構成される。そのような関係は、上述したような適切な接続手段を使用して形成されることができることに留意されたい。例えば、いくつかの実装形態では、カートリッジベースおよび制御本体は、ねじ接続、磁石接続、スナップ接続、および/またはバヨネット接続を使用して接続することができ、カートリッジベース(または制御本体)は、1つ以上のピンを含むことができ、制御本体(またはカートリッジベース)は、1つ以上の対応するL字型スロットを含むことができる。
上述したように、カートリッジベース530の一態様は、電流がアトマイザ510、より具体的には加熱要素514に選択的に供給されることができるように、制御本体200(図2)の電源216との電気的接続を提供することとすることができる。
様々な実装形態では、液体輸送要素512は、多孔質モノリスを含むことができる。例えば、図示の実装形態では、液体輸送要素512に送達されたエアロゾル前駆体組成物がエアロゾル化のために液体輸送要素512の中に吸収されることができるように、液体輸送要素512は、セラミック材料を含むことができる。別の例では、輸送要素512は、シリカ繊維、綿、メッシュ、他の多孔質金属、または他のセルロースベースの材料から形成されることができる。一実施形態では、正確な形状を有するセラミック液体輸送要素は、付加製造または3D印刷技術を使用して製造することができる。液体輸送要素512は、一次リザーバ508上に形成された孔に直接固定することができる。あるいは、高吸収性ポリマー、セラミックなどから作られた多孔質パッドなどのさらなるスポンジ状ディスクは、液体輸送要素512と一次リザーバ508との間の界面接続をすることができる。様々な実装形態では、加熱要素514は、示されるように、液体輸送要素512の周りに巻き付けられるか、または螺旋状に巻かれることができる。いくつかの実装形態では、加熱要素514のワイヤは、チタン、カンタル(FeCrAl)、ニクロム、ニッケル、ステンレス鋼、二ケイ化モリブデン(MoSi2)、ケイ化モリブデン(MoSi)、アルミニウムでドープされた二ケイ化モリブデン(Mo(Si、Al)2)、グラファイトおよびグラファイトベースの材料、セラミック(例えば、正または負の温度係数セラミック)、タングステン、およびタングステンベースの合金、または本明細書の他の場所に述べられているものなどの他の適切な材料を含むことができる。タングステンおよびタングステンベースの合金は、これらの材料が、液体輸送要素512で使用されることができる多くのセラミックでの使用に適した膨張係数を規定することができるという点で有用とすることができる。
前述のように、いくつかの実装形態によれば、アトマイザ510は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Wardらによる米国特許第9,210,738号明細書に記載されているように、液体輸送要素の周りにワイヤを巻くことによって形成されることができる。しかしながら、アトマイザ510を形成するために様々な他の方法を使用することができ、加熱要素の他の様々な実装形態をアトマイザで使用することができる。例えば、金属メッシュを円筒形のウィックの周りに配置することができ、またはリボンのような金属メッシュをリボン形またはシート形のウィックに配置することができる。例えば、加熱要素は、その内容がその全体につき参照することにより本明細書に組み込まれる2015年12月3日に出願された米国特許出願公開第2017/0020193号明細書に記載されているように、放射加熱を介して液体輸送要素内に配置されたエアロゾル前駆体組成物を加熱するように構成されることができる。別の実装形態では、加熱要素514は、その内容がその全体につき参照することにより本明細書に組み込まれる2015年11月6日に出願された米国特許出願公開第2017/0127722号明細書に記載されているように、誘導加熱を介してエアロゾル前駆体組成物を加熱するように構成されることができる。本エアロゾル送達装置では、様々なヒータ構成要素を使用することができる。様々な実装形態では、1つ以上のマイクロヒータまたは同様のソリッドステートヒータを使用することができる。現在開示されている装置での使用に適したマイクロヒータおよびマイクロヒータを組み込んだアトマイザは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Collettらによる米国特許第8,881,737号明細書に記載されている。
このようには図示されていないが、いくつかの実装形態では、加熱要素514のワイヤは、液体輸送要素512に少なくとも部分的に埋め込まれることができる。これに関して、セラミック液体輸送要素512の場合、加熱要素514のワイヤは、液体輸送要素512が窯(kiln)として知られる高温オーブンで焼成される前に、液体輸送要素512に埋め込まれることができる。例えば、ワイヤは、材料を焼成する前に、セラミックが形成されるベース材料の長い部分の周りに巻き付けられることができる。液体輸送要素512内でセラミックを形成するために使用されるそのようなベース材料の例は、粘土、酸化物、非酸化物、および複合材料を含むことができる。それにより、ワイヤは、ベース材料の周りを巻く間に、少なくとも部分的にベース材料に埋め込まれることができる。そして、ベース材料およびワイヤを窯内で焼成することができる。その後、のこぎりまたは他の切断装置は、製品を所望の長さを有する個々のアトマイザに分割することができる。別の実施形態では、加熱要素は、セラミック焼成後に少なくとも部分的にウィックに配置されることができ、加熱要素は、積層造形または3D印刷技術を使用して形成されたセラミックのチャネル内にある。
図示の実装形態では、アトマイザチャンバ540がアトマイザ510の周りに形成されている。アトマイザチャンバ540は、一次リザーバ508を通過し且つカートリッジ500のマウスピース504を通る開口548において終了するエアロゾルチャネル546と、流体連通している。
図5は、分解斜視図によって香味料添加アセンブリ520の詳細を示している。図示の実施形態では、香味料添加アセンブリ520は、アトマイザチャンバ540の上流に配置されている。他の実施形態では、香味料添加アセンブリ520は、アトマイザチャンバ540の下流に配置されてもよい。香味料添加アセンブリ520は、香味料リザーバ522およびマスク524を含む。香味料リザーバ522は、ハウジング556および蓋558を含むことができる。ハウジング556および蓋558は、ポリマー(アセテート、PE、PP、シリコーン、ポリエステル、ポリウレタンなど)、またはセラミック(例えば、アルミナ)、または金属(例えば、アルミニウム)から構成されることができる。ハウジング556は、カートリッジ500から取り外し可能であるように構成されたトレイの形態で提供されることができる。香味料リザーバ522およびマスク524は、カートリッジ500の一部として容易に組み立てることができるモジュールを形成することができ、あるいは、カートリッジの交換可能な部分を提供することができる。
図示の実施形態では、香味料リザーバ522は、4つの別個のチャンバまたは香味料セクション560に分割されている。本開示は、4つの香味料セクション560に限定されるものではないが、より少ないまたはより多い数の香味料セクションを有してもよい。香味料セクション560のそれぞれは、マウスピース504の開口548を出るエアロゾルに選択的に加えることができる香味料を集結するように構成される。各香味料セクション560は、香味料を収容することができるが、香味料リザーバ522の香味料セクション560の1つは、ユーザが一次リザーバ508内のエアロゾル前駆体組成物のみを含むエアロゾルを受容することを可能にするために意図的に空のままにされることができる。空の香味料セクション560は、香味料リザーバ522のバイパスセクションと呼ばれることができる。
各香味料セクション560は、それ自体のリザーバを構成することができる。一例では、ユーザは、同じ香味料を収容するように各香味料セクションを選択する可能性を含む、香味料セクション560の独自の組み合わせを構築することができるであろう。
いくつかの実装形態では、香味料セクション560は、香味料を収容する香味料リザーバ522のセクションを含むことができる。香味料は、液体、固体、またはゲルとして提供されることができ、これらは、別個のビーズまたは粒子の形態とすることができる。他の実装形態では、香味料セクション560は、香味料が吸収されるか、さもなければ含まれる基材または他の材料を含むことができる。例えば、いくつかの実装形態では、香味料セクション560は、炭素材料、セラミック、ポリマー、複合材料、金属、セルロースなどを含むことができる。
図6に示されるように、香味料セクション560は、ハウジング556によって形成され、内側通路566を取り囲む内面を画定する外側シェル562を含むことができる。外側シェル562は、香味料を収容するように構成される。内側通路566は、一回吸印引された空気が香味料セクション560を通過し、内面から香味料を同伴することを可能にするように構成される。内面は、ウィック570、特に管状のウィックによって画定されることができ、この管状のウィックは、内側通路566と外側シェル562の内容物との間の界面接続部を提供する。ウィック570は、外側シェル562内から液体香味料などの香味料を吸収し且つ毛細管作用を介して液体香味料を内側通路566との流体接触部に輸送する、ポリマー(ポリエチレンまたはポリエステル繊維など)またはセラミック(アルミナ、シリカ、ジルコニアなど)から作られた、ナノポーラスチューブ、ミクロポーラスチューブおよび/またはマクロポーラスチューブとすることができる。内側通路566では、一回吸引された空気が内側通路を通過することによって、香味料の粒子が同伴されることができる。ウィック570の材料は、特に限定されるものではなく、上述したように、流体移送要素324(図3)に適した任意の材料を含むことができる。
様々な実装形態では、一次リザーバ508内に保持されるエアロゾル前駆体組成物は、香味なしエアロゾル前駆体組成物を含むことができるが、香味付きエアロゾル前駆体組成物(すなわち、1つ以上の香味料を含むエアロゾル前駆体組成物)も想定される。そして、香味料セクション560は、1つ以上の香味料を含み、それ自体が、エアロゾル前駆体成分を含む組成物の形態で提供されることができる。本明細書で使用される場合、「香味料」への言及は、エアロゾル化されてユーザに送達されることができ、味および/または芳香に関して感覚的経験を与える化合物または成分を指す。例示的な香味料は、これらに限定されるものではないが、バニリン、エチルバニリン、クリーム、茶、コーヒー、フルーツ(例えば、リンゴ、チェリー、ストロベリー、ピーチ、およびライムおよびレモンを含む柑橘系香味料)、カエデ、メントール、ミント、ペパーミント、スペアミント、ウィンターグリーン、ナツメグ、クローブ、ラベンダー、カルダモン、ジンジャー、ハチミツ、アニス、セージ、ローズマリー、ハイビスカス、ローズヒップ、イェルダマテ、グアユサ、ハニーブッシュ、ルイボス、イェルダサンタ、バコパモニエラ、銀杏の葉、アシュワガンダ、シナモン、ビャクダン、ジャスミン、カスカリラ、ココア、リコリス、およびタバコ、葉巻、パイプタバコの香味料に伝統的に使用されているタイプと特性の香味料および香味料パッケージを含む。高果糖コーンシロップなどのシロップも使用することができる。適切とすることができる例示的な植物由来の組成物は、双方ともDubeらによる米国特許第9,107,453号明細書および米国特許出願公開第2012/0152265号明細書に開示されており、それらの開示は、その全体につき参照することにより本明細書に組み込まれる。そのようなさらなる構成要素の選択は、喫煙品に望まれる感覚特性などの要因に基づいて可変であり、本開示は、タバコおよびタバコ関連またはタバコ由来の製品の当業者にとって容易に明らかであるそのようなさらなる構成要素を包含することを意図する。例えば、Gutcho、Tobacco Flavoring Substances and Methods、Noyes Data Corp.(1972)およびLeffingwellら、Tobacco Flavoring for Smoking Products(1972)を参照されたい。これらの開示は、その全体につき参照することにより本明細書に組み込まれる。香味料への言及は、上述したような単一の香味料に限定されるべきではなく、実際に、1つ以上の香味料の組み合わせを表す場合があることに留意されたい。
図5に戻ると、マスク524は、ポリマー、セラミック、または金属から形成されることができる。マスク524は、空気の流れを方向付けるための空気流コントローラとして機能し、これは、アトマイザチャンバ540(図4)に到達する前に香味料が空気の流れによって同伴されるように、1つ以上の香味料セクション560の内側通路566を通って選択的に、マウスピース504(図4)におけるユーザによる吸引に関連付けられることができる。一実装形態では、空気の流れは、ベース530とマスク524との間の、カートリッジ300の開口から始まり、マスクの入口574に到達する。別の実装形態では、空気の流れの経路は、制御本体200(図2)のカプラ202の開口から開始することができる。そして、空気の流れは、出口578(図4)を通ってマスク524を出ることができる。図示の例では、入口574および出口は、ディスク状のマスク524の反対側の面上で互いに直接対向している。図示されていない別の実施形態では、入口は、ディスク状のマスクの第1の側内の中央に配置されることができる。出口は、中心からオフセットされた位置で、マスクの第2の反対側に配置されることができる。当業者は、得られるマスク524が実質的に中空であるか、さもなければ入口574から出口への通路を提供することができることを理解するであろう。マスク524の入口574および出口の配置は、流体リザーバ522に対するマスク524の位置に関係なく、少なくとも1つの入口574が空気の流れを受け入れることができる限り、特に制限されない。さらに、出口の配置は、空気の流れを、所望の1つ以上の香味料セクション560を通過させるか、または通過させるように選択的に導くように構成される。
別の実装形態では、マスク524は、香味料リザーバ522の下流に配置されることができる。この実装形態では、マスクは、所望の香味料セクション560に直接流入する代わりに、空気の流れが所望の香味料セクションから出るのを可能にするようにのみ作用することができる。
図示されていない別の実施形態では、第2のマスクを香味料リザーバ522とアトマイザチャンバ540との間に設置することができる。第2のマスクは、香味料セクション560からアトマイザチャンバ540への香味料粒子の意図しない放出を防ぐのを助けるために、マスク525とともに回転することができる。
図示されていない別の例では、マスク524は、カートリッジ500を取り囲むリング形状とすることができる。空気の流れは、マスク524の入口574で開始することができ、マスク524の出口578は、カートリッジ本体への複数の開口に関して選択的に配置されることができ、各開口は、香味料セクション560のうちの選択された、1つの内側通路566への、および1つの内側通路566を通る、空気の流れの通過を容易にする。
様々な実装形態では、マスク524は、香味料リザーバ522に対して回転可能に取り付けられるように構成されることができる。動作中(図4を参照)、カートリッジ500は、カートリッジベース530を介して制御本体200に取り外し可能に取り付けられている。マスク524は、香味料リザーバ522に対して調整可能、例えば回転可能であるようにカートリッジ500とともに組み立てられて、香味料リザーバの所望の香味料セクション560またはバイパスセクションを介して空気流Fを選択的に導く。したがって、消費者は、マスクを香味料リザーバ522に対して適切な位置に調整することによって、マスク524の出口578を選択された香味料セクション560と選択的に整列させることができる。一例では、香味料リザーバ522は、カートリッジ500に固定されている。そして、マスク524は、制御本体200に対して固定されることができるか、または制御本体200に対して回転することができる。したがって、マスク524は、独立して回転することができ、または香味料セクション560の選択を、カートリッジ500に対して制御本体200を回転させることによって行うことができる。
様々な実装形態では、カートリッジ500および/または制御本体は、消費者が回転位置を判定するのを補助するように1つ以上のインジケータを含むことができる。例えば、いくつかの実装形態では、カートリッジ500および/または制御本体は、香味料リザーバ522の様々な香味料セクションの位置を示すために、カートリッジ500および/または制御本体に複数のマーキング330(図3)などの視覚的インジケータを含むことができる。代替的に、または追加的に、カートリッジ500および/または制御本体は、例えば、様々な香味料セクションの場所を示す一連の戻り止め(いくつかの実装形態では、音も含むことができる)などの1つ以上の可聴のインジケータまたは触知可能なインジケータを含むことができる。戻り止めは、例えば、マスク524の出口578と香味料セクション560との間の適切な位置合わせを確実にするように提供されることができる。4つの香味料セクション560が存在する場合、マーキング330および戻り止めは、香味料セクションごとに所定の回転度を提供するために、カートリッジ300の円周の周りに等間隔に90度離間して配置されることができる。いくつかの実装形態では、上述した構成要素の1つ以上は、装置の動作に影響を与えることなく、他の構成要素に対して移動することができる場合があることに留意されたい。
加熱要素514の両端を介した、例えばマスク524を介して提供される電気コネクタを含む、制御本体200(図1)とアトマイザ510(図5)との間の電気的接続は、ユーザによる作動時(例えば、ボタンを介して)、および/またはエアロゾル送達装置のパフが検出されたときなど、アトマイザ510への電流を制御本体200が導くことを可能にする。パフは、消費者によって吸引される空気流Fによって折り畳まれたり曲げられたりすることができる材料の電気抵抗の変化によって検出されることができる。ユーザがカートリッジ500のマウスピース504を吸引するとき、空気流F(図4を参照)は、環境からカートリッジベース530内の1つ以上の空気取り入れ口を介して導かれることができる。そして、空気取り入れ口を介して吸引される空気流Fは、マスク524によって促進されるように、香味料リザーバ522の1つ以上の香味料セクション560の1つ以上の内側通路566を介して吸引されることができる。
同時に、フローセンサ(例えば、図2を参照)は、吸引を検出することができる。それにより、制御本体200は、加熱要素514を通して電流を導いてアトマイザ510を加熱することができる。アトマイザ510が加熱されると、一次リザーバ508からのエアロゾル前駆体組成物は、アトマイザ510で直接または液体輸送要素512の加熱を介して気化されることができる。したがって、結果として生じる蒸気またはエアロゾルAは、アトマイザチャンバ540内で生成され、選択された香味料セクション560の内側通路566を通過する空気流Fによって採集された同伴香味料と混合された後、エアロゾルチャネル546を通って、マウスピース504の開口548からユーザまで移動することができる。
制御本体200(図2)と関連したカートリッジ500の使用は、以下のステップのうちの1つ以上による、ユーザが飲用するためのエアロゾルを形成する方法によって特徴付けられることができる。エアロゾル前駆体組成物を収容する一次リザーバ508、マスク524、および複数の香味料セクション560を含む香味料リザーバ522を含むカートリッジを提供する。この方法はまた、香味料リザーバ522に対してマスク524を調整して、1つ以上の香味料セクション560を選択することを含むことができる。いくつかの実装形態では、マスクを調整することは、マスク524の出口578を、香味料リザーバ522の選択された香味料セクション560の内側通路566と位置合わせすることを含むことができる。この方法は、選択された香味料セクション560を通ってアトマイザチャンバ540に空気流Fを導くことをさらに備えることができる。吸引が内側通路566を通過するときに、香味料を空気流Fに同伴する。この方法は、アトマイザ510によって気化された一次リザーバ508からのエアロゾル前駆体組成物の粒子を空気流Fに加えることをさらに含む。エアロゾル前駆体組成物を気化させることは、エアロゾル前駆体組成物をエアロゾル化するように、電流を制御本体200からアトマイザ510に導くことを含むことができる。様々な実装形態では、エアロゾル前駆体組成物をエアロゾル化することは、エアロゾル前駆体組成物を気化させるようにエアロゾル前駆体組成物を収容する液体輸送要素512を加熱するヒータコイル514を加熱することを含むことができる。
ここで別のカートリッジの実施形態に戻ると、図7は、本開示の第2の例示的な実装形態による、エアロゾル送達装置で使用するためのカートリッジ700の概略断面図を示している。図7〜図9に示されるように、および以下により詳細に説明されるように、図示される実装形態のカートリッジ700は、以下の構成要素を含む:マウスピース704、一次リザーバ708、アトマイザ710(液体輸送要素712および加熱要素714を含む)、カートリッジベース718、および1つ以上の香味料添加モジュール720。香味料添加モジュール720は、カートリッジ500(図4)の香味料セクション560と同様の機能を提供すると見なすことができ、複数の香味料添加モジュール720が組み合わさって、マウスピース704から吸引されたエアロゾルに香味料を選択的に組み込む香味料リザーバを形成することができる。図7の図示の実施形態は、2つの香味料添加モジュール720を示しているが、追加のモジュールが可能であってもよいことを理解されたい。
上記の記載から理解されるように、図7〜図9のカートリッジ700は、エアロゾル送達装置を形成するために、制御本体200(図2)をカートリッジベース718と解放可能に係合するように構成されることができる。様々な実装形態では、制御本体は、上述した制御本体200と同様であるか、または同じとすることができ(図2を参照)、したがって、その説明は繰り返されない。しかしながら、他の実装形態では、制御本体は、上述したものとは異なってもよいことに留意されたい。さらに、いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置の制御本体は、例えば、手持ち式のフォブ形状の制御本体など、上述したものとは異なる形状を有してもよい。
原則として、カートリッジ700は、カートリッジ500と同じ動作の基本にしたがう(図4)。特に、一次リザーバ708に集結されたエアロゾル前駆体組成物は、液体輸送要素712によって加熱要素714の近くに吸い上げられる。加熱要素が作動すると、エアロゾル前駆体の粒子は、アトマイザチャンバ724内で気化され、粒子は、カートリッジ700およびアトマイザチャンバ724に吸引される空気と混合される。さらに、カートリッジ500と同様に、カートリッジ700を介して吸引される空気Dもまた、特に香味料の粒子がアトマイザ710からの熱誘導気化を受けていない場合、香味料リザーバまたは香味料添加モジュール720から香味料Tを選択的に同伴することを意図されている。香味料添加モジュール720は、エアロゾル前駆体を同伴する前に空気流を受け取るために、図7に示されるようにアトマイザチャンバ724の上流に配置されることができる。あるいは、香味料添加モジュール720は、エアロゾル前駆体の粒子を既に含む空気流に遭遇させるために、アトマイザチャンバの下流に配置されてもよい。図8は、本実施形態の実装形態による香味料添加モジュール720の詳細な概略図を示している。香味料添加モジュール720は、空気入口732および空気出口734を備えたハウジング730を含むことができ、空気の流れが通過し得るチャンバを提供する。他の実施形態では、空気の流れは、選択された香味料添加モジュール720を通過する代わりに、香味料添加モジュール720に隣接して通過することができ、香味料添加モジュールからの香味料がその香味料添加モジュールから放出される。図示の実施形態では、空気出口734は、アトマイザチャンバ724に通じることができる。図示されていない別の実施形態では、空気入口732は、アトマイザチャンバ724から一次リザーバ708を通過して空気入口732で終端するエアロゾルチャネル738と連通するように構成されることができる。そして、空気出口734は、マウスピース704の開口740と連通することができ、開口740を介して、消費者は、空気D、エアロゾル前駆体組成物の粒子、および必要に応じて香味料Tの粒子を含むエアロゾルを受容する。
香味料添加モジュール720は、カートリッジ700を通る空気流Dに選択的に添加することができる香味料を集結することによって、香味料リザーバの機能を提供する。香味料添加モジュール720の図示された実装形態は、カプセル化された形態で提供される香味料、例えば、破裂可能なシェル内にマイクロカプセル化された香味料とともに使用するのに非常に適することができる。
代表的なマイクロカプセルの実施形態は、液体または固体のコア領域を包む外側カバー、シェル、またはコーティングを有し、特定の実施形態では、マイクロカプセルは、ほぼ球形を有することができる。コア領域、または香味料などの「ペイロード」は、通常、外側シェルが何らかの種類の物理的破壊、破損、またはその他の物理的完全性の喪失(例えば、分散、軟化、破砕、圧力の印加などによる)を受けたときに解放される。
マイクロカプセル化香味料などのカプセル化された材料を提供するための例示的な仕方および方法は、Gutcho、Microcapsules and Microencapsulation Techniques(1976)およびGutcho、Microcapsules and Other Capsules Advances Since 1975(1979)に記載されている。例示的なタイプのマイクロカプセルは、100ミクロン未満の直径を有することができ、多くの場合、ゼラチンベース、シクロデキストリンベースなどである外側シェルを有することができる。マイクロカプセルは市販されており、マイクロカプセル技術の例示的なタイプは、Kondo、Microcapsule Processing and Technology(1979)、Iwamotoら、AAPS Pharm.Sci.Tech.2002 3(3):article 25、およびMcGlumphyによる米国特許第3,550,598号明細書およびTakadaらによる米国特許第6,117,455号明細書に記載されているタイプのものである。
適切なより大きなカプセルは、中鎖トリグリセリドおよび香味料のゼラチンカプセル化混合物として、フランスのニースにあるMane Aromatic Flavorsから市販されている。
カプセルの外側シェルは、ウシ、魚、またはブタのストックに由来するポリマーまたは食品グレードのゼラチンから構築されることができる。多種多様なゼラチンを使用することができ、カプセルの外面用のゼラチンの選択は、当業者にとって設計上の選択の問題であると考えられる。参照により本明細書に組み込まれる、Kirk−Othmer、Encyclopedia of Chemical Technology,(4th Ed.)12,406−416(1994)を参照されたい。カプセルの外側シェルを構築するために使用されるゼラチンのタイプは、そのカプセルに、トリアセチン(タバコフィルタ製造で使用される一般的な可塑剤)または1,2プロピレングリコール(一般的なタバコケーシング成分)に、望ましくない相互作用(例えば、その中のゼラチンの溶解)を経験することのない比較的長い間曝される能力を提供する。いくつかの実施形態で使用されるゼラチンは、長期間にわたって水に溶解する可能性があるため、ゼラチンの外側コーティングを有するカプセルとともに、実質的に無水のペイロード(または非常に少量の水を有するペイロード)を使用することが望ましい。
一実施形態では、ペイロードは、香味料および希釈剤の混合物である。希釈剤は、中鎖トリグリセリドなどのトリグリセリド、より具体的には、中鎖トリグリセリドの食品グレードの混合物とすることができる。例えば、Radzuanら、Porim Bulletin,39,33−38(1999)を参照されたい。ペイロードの香味料の例については上述された。
カプセル内の香味料および希釈剤の量は、異なっていてもよい。場合によっては、希釈剤を完全に排除することができ、ペイロード全体を香味料から構成することができる。あるいは、ペイロードは、ほぼ完全に希釈剤から構成されることができ、ごく少量の比較的強力な香味料のみを含むことができる。例えば、直径約3.5mmのカプセルを使用する一実施形態では、液体ペイロード(例えば、香味料および希釈剤)の重量は、約15mgから約25mgの範囲とすることができ、約20mgから約22mgの範囲とすることができる。香味料および希釈剤の混合物の一例の組成物は、ペイロードの総重量に基づいて、重量で約5パーセントから約25パーセントの香味料の範囲であり、おそらく約10から約15パーセントの香味料の範囲であり、残りは希釈剤である。
図示の実装形態に示されるように、香味料のカプセル746は、ホッパ750と呼ばれることができる香味料添加モジュール720の一部に集結されることができる。ホッパ750は、1つ以上の出口756に向かってカプセル746の動きを導くように角度が付けられたバッフル754によって画定されることができる。バッフル754は、多孔質ポリエチレン、ポリエステル繊維、または多孔質セラミックなどの多孔質材料から形成されることができ、その細孔は、カプセル746を保持するのに十分に小さい。バッフル754の細孔はまた、入口732から出口734への空気流の制限を最小限に抑えることができる。
各香味料添加モジュール720は、アクチュエータ760を含むことができる。あるいは、単一のアクチュエータ760が複数の香味料添加モジュール720と動作可能に通信していてもよい。アクチュエータ760は、ホッパ750から香味料を選択的に放出するために提供されることができる。図示の実施形態では、アクチュエータ760は、カプセル746をホッパ750から解放する。そして、アクチュエータ760は、圧力を加えてカプセル746のコーティングを破裂させることにより、香味料を放出する。一実装形態では、アクチュエータ760は、1つ以上の一対の歯車766を備える。図8の矢印によって示されるように、歯車766の対が反対方向に回転するとき、1つ以上のカプセル746は、歯車間の領域に引き込まれるか、または落下することができる。次に、歯車766の歯770は、一体に作用して、カプセル746に破砕力を加え、そのペイロードを解放して、多孔質バッフル754によって吸収されることができる。
カプセル746およびそのペイロードは、香味料の意図された強度および香味料の持続時間が空気の流れに組み込まれることに適応するように設計されることができる。例えば、香味料添加モジュールは、アクチュエータ760の1回の使用で1つのカプセルのペイロードを解放することが、従来の紙巻きタバコに関連する複数の吸引のような、エアロゾル送達装置の複数の吸引を強化するのに十分な香味料を提供するように構成されることができる。他の実装形態では、カプセル746は、ユーザがアクチュエータ760を操作して、装置における吸引前または吸引中に少量の香味料を放出することを意図して構成されることができる。当業者は、ユーザが、アクチュエータ760を複数回起動して複数のカプセル746のペイロードを解放することによって、エアロゾルに組み込まれた香味料の強度を高めることができる可能性があることを理解するであろう。同様に、アクチュエータ760およびカプセル746の設計は、アクチュエータの各動作が、所望の量のカプセルからペイロードを解放するように構成されることができる。
香味料添加モジュール720は、香味料が放出された後、カプセル746の外側コーティング材料を受容して維持するように構成された1つ以上のリポジトリ776を用いてさらに設計されることができる。リポジトリ776の境界は、少なくとも部分的に、多孔質壁780によって画定されることができる。バッフル754と同様に、壁780は、カプセルのコーティング材料の通過を可能にするには小さすぎる細孔によって設計されることができる。しかしながら、壁780の細孔は、空気の流れの通過、ならびに香味料添加モジュール720を通過する空気流Dに同伴されることを意図された香味料の粒子の通過を可能にするのに十分な大きさであろう。多孔質壁780はまた、そうでなければバッフル754をバイパスするカプセル746によって放出される香味料を吸収するための二次構造として機能することができる。
図9Aおよび図9Bに戻ると、歯車766の回転を引き起こすための1つの例示的な実装形態が示されている。機械的ボタン782は、香味料添加モジュール720(図8)からユーザがアクセス可能な位置まで延びることができる。ボタン782は、ボタンの押し下げが歯車の回転を引き起こすように、歯車766の少なくとも1つに機械的に連結されることができる。図9Aは、システムの初期位置を示し、図9Bは、システムの押し下げ位置を示している。一対の歯車のうちの一方の歯車766を駆動することにより、それらのそれぞれの歯770間の係合の結果として、対の他方の歯車を反対方向に回転させることができる。アクチュエータ760の一部として複数対の歯車766が提供される場合、対は、追加の歯車、駆動ベルト、または別の既知の運動伝達要素または複数の要素によって動作可能に連結されることができる。
ボタン782は、ボタン782の直線運動を歯車766の回転運動に変換するように構成された駆動ロッド784を介して、少なくとも1つの歯車766に機械的に連結されることができる。駆動ロッド784は、プランジャ786で終端することができる。プランジャ786に作用し、ボタン782をその初期位置に戻すのを助けるために、ばね788が設けられることができる。
図7に戻ると、一実施形態では、空気Dによって同伴される香味料が主にアクチュエータ760によって最後に放出された香味料を含む、香味料添加モジュール720のそれぞれを同時に通過するように、空気Dは構成されることができる。しかしながら、この方法は、ユーザがモジュールを切り替えるときに、望ましくない残留香味料をもたらす可能性がある。別の実施形態では、空気流コントローラ789を使用して、空気の流れを、所望の香味料添加モジュール720のみを通過させるか、または通過させるように導くことができる。空気流コントローラ789は、機械的ボタンなどの様々な作動装置によって制御されることができるフラップまたはゲートの形態で提供されることができる。他の実施形態では、空気流コントローラ789は、図4〜図6に関して上述したような回転可能なマスクなどのマスクの形態をとることができる。
図7に示されるように、香味料添加モジュール720の本体およびカートリッジ700は、ホッパ内に残っているカプセル746の量を判定することができるように、例えば、ホッパに窓790を設けるように少なくともホッパ750に対応する領域において少なくとも部分的に透明または半透明の材料から形成されることができる。
装置の使用の前述の説明は、本明細書で提供されるさらなる開示に照らして当業者にとって明らかであり得る軽微な変更を介して、本明細書に説明されている様々な実装形態に適用されることができる。しかしながら、上記の使用に関する説明は、物品の使用を限定することを意図するものではなく、本開示の、開示の全ての必要な要件を満たすために提供されている。
本開示の多くの変更および他の実装形態が、前述の説明および関連する図面に示された教示の利益を有することを本開示が関する当業者が思い付くであろう。したがって、本開示は、本明細書に開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、変更および他の実施形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されることを理解されたい。本明細書では特定の用語を使用しているが、それらは、一般的且つ説明的な意味でのみ使用され、限定のためではない。