JP2022014362A - マイクロニードル、マイクロニードルアレイ、パッチ、方法 - Google Patents
マイクロニードル、マイクロニードルアレイ、パッチ、方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022014362A JP2022014362A JP2020116647A JP2020116647A JP2022014362A JP 2022014362 A JP2022014362 A JP 2022014362A JP 2020116647 A JP2020116647 A JP 2020116647A JP 2020116647 A JP2020116647 A JP 2020116647A JP 2022014362 A JP2022014362 A JP 2022014362A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microneedle
- mass
- microneedles
- porous structure
- volume
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
Description
しかしながら、注射針のような中空構造を有する金属製のマイクロニードルの場合、刺入時に針穴が詰まる等の問題が指摘されている。
代わって、ニードル本体を構成する材料が物質透過性を備えるハイドロゲル製のマイクロニードル(非特許文献2参照)や、ニードル本体を構成する材料がポーラスであるマイクロニードル(特許文献1、非特許文献3参照)の利用に注目が集まっている。
そこで、本発明は、機械的強度及び親水性に優れるマイクロニードル、マイクロニードルアレイを提供することを目的とする。また、本発明は、かかるマイクロニードル、マイクロニードルアレイを用いるパッチを提供することも目的とする。さらに、本発明は、かかるマイクロニードル、マイクロニードルアレイを用いる方法を提供することも目的とする。
本発明のマイクロニードルは、リン酸緩衝液(PBS緩衝液)(pH6.8、温度37℃)に対する溶解速度が異なる2種以上の材料で構成されることを特徴とする。
本発明のマイクロニードルでは、前記水に対する溶解速度が異なる2種以上の材料が、前記溶解速度が0.001質量%/年以上2質量%/時以下である遅溶性材料と、前記溶解速度が3質量%/時以上である速溶性材料と、を含むことが好ましい。
本発明のマイクロニードルでは、前記2種以上の材料のうちの1種類以上により形成されるポーラス構造を有することが好ましい。
本発明のマイクロニードルでは、前記ポーラス構造における空隙の全部又は一部が、前記ポーラス構造を形成する材料以外の材料で充填されていることが好ましい。
本発明のマイクロニードルでは、前記遅溶性材料により形成されるポーラス構造を有することが好ましい。
本発明のマイクロニードルでは、前記ポーラス構造における空隙の全部又は一部が、速溶性材料で充填されていることが好ましい。
本発明のマイクロニードルでは、マイクロニードルの前記ポーラス構造の空隙率が5体積%~90体積%であることが好ましい。
本発明のマイクロニードルでは、前記ポーラス構造を形成する材料の割合が5質量%~90質量%であることが好ましい。
本発明のマイクロニードルでは、前記ポーラス構造を形成する材料以外の材料の割合が0.001質量%~60質量%であることが好ましい。
本発明のマイクロニードルでは、前記ポーラス構造を形成する材料の体積に対する前記ポーラス構造を形成する材料以外の材料の体積の割合が0.001体積%~60体積%であることが好ましい。
本発明のマイクロニードルでは、マイクロニードルの気泡率が10体積%~90体積%であることが好ましい。
本発明のマイクロニードルでは、前記遅溶性材料及び/又は前記速溶性材料が生分解性材料であることが好ましい。
ここで、本発明のマイクロニードルでは、前記遅溶性材料が、ポリ乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)及びPLGAを主材とする混合材料、βリン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、ポリカプロラクトン、ポリジオキサノン、ハイドロキシアパタイト、ポリエチレングリコール、マグネシウム合金からなる群から選ばれることが好ましい。
また、本発明のマイクロニードルでは、前記速溶性材料が、ポリビニルアルコール、ポリアリルアミン、セルロースナノファイバー、カルボキシメチルセルロース、ヒアルロン酸、コラーゲン、トレハロース、PLGA-ポリエチレングリコール(PEG)共重合体、Pluronic F127、リン脂質、ドーパミン、タンニン酸、シランカップリング剤、ホスホン酸誘導体からなる群から選ばれることが好ましい。
特に、本発明のマイクロニードルでは、前記遅溶性材料がポリ乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)を含むことが好ましい。
本発明のマイクロニードルは、リンゲル液(25℃)に1年間浸漬させたときに、浸漬前の前記遅溶性材料の量に対する浸漬後の前記遅溶性材料の量の割合(遅溶性材料残存率)が99質量%以下であることが好ましい。
本発明のマイクロニードルは、リンゲル液(25℃)に1年間浸漬させたときに、浸漬前の前記速溶性材料の量に対する浸漬後の前記速溶性材料の量の割合(速溶性材料残存率)が0.1質量%以上であることが好ましい。
本発明のマイクロニードルは、水(pH7、温度25℃)に1時間浸漬させたときに、浸漬前のマイクロニードルの先端における機械的強度に対する浸漬後のマイクロニードルの先端における機械的強度の割合が0.1~97%であることが好ましい。
本発明のマイクロニードルアレイは、複数の上記本発明のマイクロニードルが基材上に立設されていることを特徴とする。
本発明のマイクロニードルアレイは、前記マイクロニードルが小マイクロニードルを備えた柱状体を含むことが好ましい。
本発明のマイクロニードルアレイは、前記小マイクロニードルを複数本備え、前記柱状体を複数本含むことが好ましい。
本発明のパッチは、上記本発明のマイクロニードルアレイと、前記マイクロニードルアレイに接触して設けられた複数の電極とを含むことを特徴とする。
本発明の経皮投薬方法は、上記本発明のマイクロニードル、及び/又は上記本発明のマイクロニードルアレイ、及び/又は上記本発明のパッチを用いることを特徴とする(但し、医療行為を除く。)。
本発明の皮下組織液のサンプリングの方法は、上記本発明のマイクロニードル、及び/又は上記本発明のマイクロニードルアレイ、及び/又は上記本発明のパッチを用いることを特徴とする(但し、医療行為を除く。)。
本発明の経皮通電方法は、上記本発明のマイクロニードル、及び/又は上記本発明のマイクロニードルアレイ、及び/又は上記本発明のパッチを用いることを特徴とする(但し、医療行為を除く。)。
本実施形態のマイクロニードルは、リン酸緩衝液(PBS緩衝液)(pH6.8、温度37℃)に対する溶解速度が異なる2種以上の材料で構成されることを特徴とする。
図1において、マイクロニードルの骨格をなす材料(図中、薄い灰色で示す。)の溶解速度と、マイクロニードルの内部にある材料(図中、濃い灰色で示す。)の溶解速度とは、異なっている。
また、速溶性材料の溶解速度について、機械的強度と親水性とのバランスの観点から、下限は、3質量%/時間以上、10質量%/時間以上、30質量%/時間以上、90質量%/時間以上、3質量%/分、10質量%/分、30質量%/分、90質量%/分、3質量%/秒、10質量%/秒、30質量/%/秒、90質量%/秒でも好ましく、上限は、100質量%/秒以下、99質量%/秒以下が好ましい。
ポーラス構造を基本骨格とすることで、マイクロニードルの刺入時ないし刺入後所定期間に機械的強度が得られやすくなる。
遅溶性材料により形成されるポーラス構造を基本骨格とすることで、マイクロニードルの刺入時ないし刺入後所定期間により長い期間機械的強度が得られやすくなる。
なお、上記含有量は、100質量%であってもよい。
かかる場合、本実施形態のマイクロニードルでは、マイクロニードルを100質量%として、より具体的には、親水化材料の含有量が0.0001質量%~40質量%であることが好ましく、下限は、0.0005質量%以上、0.001質量%以上でも好ましく、上限は、20質量%以下、10質量%以下でも好ましい。
なお、気泡率(体積%)は、マイクロニードルの体積(外輪郭で画定される領域の体積)からポーラス構造を形成する材料の体積及びポーラス構造を形成する材料以外の材料の体積を差し引いて得られる体積をマイクロニードルの体積で除した値をいう。気泡率は、空隙率に準じて測定することができ、具体的には実施例で記載される方法で測定される。
これらは、1種単独で用いられてもよく、2種以上組み合わせて用いられてもよい。
これらは、1種単独で用いられてもよく、2種以上組み合わせて用いられてもよい。
遅溶性材料におけるポリ乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)の含有量は、遅溶性材料を100質量%として、30質量%~99.9質量%であることが好ましく、下限は、50質量%以上、70質量%以上でも好ましく、上限は、99質量%以下、98質量%以下でも好ましい。
なお、上記含有量は、100質量%であってもよい。
ポリ乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)において、ポリ乳酸モノマー単位とグリコール酸モノマー単位とのモル比は、97:3~3:97であることが好ましく、下限は、95:5以上、90:10以上でも好ましく、上限は、5:95以下、10:90以下でも好ましい。
ポリ乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)の重量平均分子量(Mw)としては、1000~700000であることが好ましく、下限は、2000以上、3000以上、10000以上、50000以上、100000以上でも好ましく、上限は、500000以下、300000以下でも好ましい。
なお、重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定することができる。詳細には、Mwが既知の標準PLGAと分析ゲルカラムとを用い、溶出時間とMwとから検量線を作成し、得られた検量線を用いて試料PLGAの重量平均分子量(Mw)を求めることができる。
これらは、1種単独で用いられてもよく、2種以上組み合わせて用いられてもよい。
以下、かかる特徴について詳細に記載する。
上記遅溶性材料残存率は、重量平均分子量(Mw)を大きくしたり、溶解速度を小さくしたり、溶解度の小さいものを選択したりすることで、高めることができる。
なお、リンゲル液は、500mLの水に4.3gのNaCl、0.15gのKCl、0.165gのCaCl2・2水和物を水に溶かし500mLとしたものである。
上記速溶性材料残存率は、空隙率を小さくすることで高めることができ、その他にも、温度を低くすることで高めることができる。
浸漬前の浸漬後に対する上記割合を低くすることで、刺入時及びこれに近接する範囲でのみニードルとしての機能を発揮することができ、侵襲性を低減することができる。
上記割合は、空隙率を相対的に大きくしつつ、気泡率を相対的に小さくすることで、低くすることができる。
本実施形態のマイクロニードルアレイは、複数の本実施形態のマイクロニードルが基材上に立設されているものである。
図2は、本実施形態のマイクロニードルアレイの例を斜視図で示す図である。
本実施形態のマイクロニードルアレイ(図2(A)中、符号1で示す。)では、マイクロニードルが小マイクロニードル(図2(A)中、符号2で示す。)を備えた柱状体を含むことが好ましい(図2(A)参照)。
ここで、小マイクロニードルの三次元形状としては、皮膚に刺入することが可能である限り特に限定されることはないが、円錐形状が好ましい。また、柱状体の三次元形状としては、特に限定されることはないが、円柱形状が好ましい。
円柱形状の支柱部分の直径Rpは、0.2~1mmとしてよく、実施例に記載されるように0.3mmであってよい。
円柱形状の支柱部分の高さHpは、0.2~1mmとしてよく、実施例に記載されるように0.2mmであってよい。
円錐形状の小MNにおける底面の円の直径Rbは、20~500μmとしてよく、作製の簡便さ及び皮膚への刺し入れのしやすさ、機械的強度の観点から、100~400μmであることが好ましく、実施例に記載されるように100μmであってよい。
円錐形状の小MNの高さHは、20~1000μmとしてよく、皮膚に適用する場合に角質を貫通させた上で表皮との十分な接触面積を確保し、真皮への侵襲を防ぐ観点から、30~600μmであることが好ましく、実施例に記載されるように200μmであってよい。
マイクロニードルを縦横方向に等距離で配置する場合のMN相互間の距離(ピッチ)P(図2(A)参照)としては、500~3000μmとしてよく、1000~2000μmであることが好ましく、実施例に記載されるように700μmであってよい。
基材(図2(A)中、符号5で示す。)の厚さt(図2(A)参照)としては、10~2000μmとしてよく、300~1000μmであることが好ましく、実施例に記載されるように450μmであってよい。
本実施形態のマイクロニードルアレイ(図2(B)中、符号1で示す。)では、小マイクロニードル(図2(B)中、符号2で示す。)を複数本備え、柱状体を複数本含むことが好ましい(図2(B)参照)。
円柱形状の支柱部分の直径Rp’は、0.2~1mmとしてよい。
円柱形状の支柱部分の高さHp’は、0.2~1mmとしてよい。
円錐形状の小MNの底面の円の直径Rb’としては、20~500μmとしてよい。
円錐形状の小MNの高さH’としては、50μm~1000μmとしてよい。
マイクロニードル2を縦横方向に等距離で配置する場合のMN相互間の距離(ピッチ)Q(図2(B)参照)としては、500~3000μmであることが好ましく、より好ましくは1000~2000μmである。
円柱体の支柱部分に配置される円錐体の小MNの個数としては、1個~20個としてよく、3個~9個が好ましい。
小MNを支柱部分の円形の頂面において縦横方向に等距離で配置する場合のMN相互間の距離(ピッチ)(図示せず)としては、10~500μmであることが好ましく、より好ましくは100~200μmである。
特に、小MNの個数が7個である場合、支柱部分の円形の頂面の中心に1個、該中心の1個の周囲に6個を配置することが好ましい。このとき、中心の1個を中心とした距離dを半径とする円周上に等間隔に6個配置されることが好ましい。
距離dとしては、50~500μmとしてよく、100~300μmであることが好ましい。
基材(図2(B)中、符号5で示す。)の厚さt(図3(A)参照)としては、10~2000μmとしてよく、300~1000μmであることが好ましい。
本実施形態のマイクロニードル、マイクロニードルアレイは、特に限定されることなく、当技術分野において通常用いられる手法により製造されてよい。
また、MNAがポーラス体を基盤とする場合、例えば、ポーラス構造を形成する材料(例えば、遅溶性材料)と、ポーラス構造を形成する材料以外の材料(例えば、速溶性材料)とを予備混合し、かかる予備混合物を成型することによって、本実施形態のMNAを製造してもよい(図4参照)。
成型方法や充填方法は、特に限定されることなく、当技術分野における常法を用いてよい。
本実施形態のパッチは、本実施形態のマイクロニードルアレイと、該マイクロニードルアレイに接触して設けられた複数の電極とを含むものである。
ここで、電極の数は、複数であれば特に限定されないが、カソード及びアノードを含めて2つ、3つ、4つ、5つ以上としてよく、カソード及びアノードからなる2つであることが好ましい。
(パッチの製造方法)
本実施形態のパッチは、特に限定されることなく、当技術分野において通常用いられる手法により製造されてよい。
本実施形態のマイクロニードル、マイクロニードルアレイ、パッチを用いて各種の方法を提供することができる。
より具体的には、本実施形態のマイクロニードル、マイクロニードルアレイ、パッチは、皮膚の表皮の外表面に対して、穿刺等の医療行為の外科的処置に該当しない限りにおいて、貼付して用いられてよい。
以下の試薬・材料を用いた。
遅溶性材料として、ポリ乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)(ポリ乳酸:グリコール(モル比)が、75:25のもの、50:50のものと、重量平均分子量(Mw)が、20kDaのもの、97kDaのもの、76~115kDaのものと、の組み合わせを用いた。いずれも、Polyscience社製)。
速溶性・親水化材料として、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC、C5678、Sigma Aldrich社製)、微小繊維状セルロース(セリッシュ FD100G、ダイセルファインケム社製)。
ポーラス構造を有するマイクロニードルの鋳型材料として、ポリジメチルシロキサン(PDMS)(Sylgard 184、Dow Corning社製)。
溶媒として、1,4-ジオキサン(D0860、東京化成工業社製)。
切削加工機(モディアシステムズ社製)を用いて、マイクロニードルアレイ形状を複数彫り込んだテフロン(登録商標)製の鋳型(メス型)を作製し、ポリジメチルシロキサン(PDMS)でオス型を作製するという2段階の転写を行うことによって、PDMS製のメス型鋳型を得た。
鋳型の寸法(マイクロニードルアレイの寸法)は、下記のマイクロニードルアレイの寸法に合わせたものとした。
マイクロニードルアレイの形状は円錐形状とした(図2(A)参照)。
鋳型の寸法(マイクロニードルの寸法)は下記の通りとした。
・円柱形状の支柱部分の直径Rp0.3mm
・円柱形状の支柱部分の高さHpは0.2mm
・底面の円の直径Rb:100μm
・高さH:200μm
・MN相互間の距離(ピッチ)P:700μm
・基材の厚さt:450μm
図3は、試験例1の製造方法の概要を説明する図である。
図3に示す通り、遅溶性材料・生分解性材料であるPLGAを1,4-ジオキサンに溶解した溶液を鋳型に導入し、鋳型全体を3700rpmで10分間遠心分離機にかけることで、ニードル先端部まで溶液を充填した。
次いで、-80℃で2時間凍結を行うことで、1,4-ジオキサンによるポーラス部分を得た後、凍結乾燥機を用いて1,4-ジオキサンを昇華させて除去した。
成型したPLGAのマイクロニードルアレイを鋳型から離型し、速溶性材料であるカルボキシメチルセルロース(CMC)の2質量%水溶液に完全に浸漬し、真空引きを行うことで、CMC水溶液をマイクロニードルアレイ全体に充填させた。
最後に、マイクロニードルアレイを水溶液から引き上げ、25℃で1時間以上自然乾燥させることで、PLGAにCMCが充填された生分解性のマイクロニードルアレイを得た。
溶液中のPLGA濃度は1,4-ジオキサン中で20質量%とした。ポリ乳酸:グリコール(モル比)が、75:25のもので、重量平均分子量(Mw)が97kDaのものを用いた。
図7(A)は、鋳型全体を遠心分離機にかけた後のマイクロニードルアレイの光学顕微鏡写真である。この写真から、鋳型に遠心力によってPLGA溶液が十分に充填され、鋭いニードル形状が得られていることがわかる。
図7(B)は、凍結乾燥した後のマイクロニードルアレイの光学顕微鏡写真である。図7(C)は、(B)の一部を拡大して示した光学顕微鏡写真である。これらの写真から、マイクロニードルに径1~10μm程度のポーラス構造が存在していることがわかる。
図8(A)は、浸漬及び真空引き後のマイクロニードルアレイの光学顕微鏡写真である。この写真から、鋳型に遠心力によってPLGA溶液が十分に充填され、鋭いニードル形状が得られていることがわかる。CMCの導入による光学顕微鏡画像上の大きな変化は見られなかった。
図8(B)は、自然乾燥した後のマイクロニードルアレイの光学顕微鏡写真である。図8(C)は、(B)の一部を拡大して示した光学顕微鏡写真である。
これらの写真から、が、ポーラス構造の中にCMCが充填されている様子が見られた。この充填によってポーラス構造の全ての空隙が塞がれるではなく、一部の空隙は気泡(場合によっては貫通孔)となっていることが写真から示唆された。
C-1.空隙率の評価
PLGAにCMCを充填していない状態のマイクロニードルアレイの空隙率を質量計測により定量化した。
上記マイクロニードルアレイを水に完全に浸漬させ、全部の空隙に水を充填したマイクロニードルアレイの質量を計測した後、同じマイクロニードルアレイを乾燥させて質量を計測し、その差分の質量を水の密度(1.0g/cm3)で除することによって、ポーラス構造の空隙の体積を計算した。
次に、乾燥したマイクロニードルアレイの質量をPLGAの密度(1.3g/cm3)で除することによって、PLGA部分の体積を計算した。
最後に、このポーラス構造の空隙の体積のマイクロニードルアレイ全体の体積に対する割合(体積%)を計算した。
生分解性のマイクロニードルは皮膚に刺入するのに十分な機械的強度を有している必要があるため、マイクロニードルの機械的強度を計測した。ここで、機械的強度は、荷重/ひずみ(N/mm)計測における降伏点の強度である。降伏点とは、材料が荷重に耐えられず変形した時の力のことである。
測定手順としては、マイクロニードルアレイのニードルの先端を鉛直方向に沿って上向きに静置し、フォースゲージ(イマダ社製、商品名:ZTA-5N)を用いて先端に対して水平方向に沿う面を押し込むことで、荷重/ひずみ(N/mm)を評価し、また、先端の変形を画像評価した。
図9は、試験例1で得られたマイクロニードルの機械的強度の計測の様子を示す写真である。(A)は、概観写真、(B)は、拡大写真である。
図10は、マイクロニードルの機械的強度の計測において荷重/ひずみ(N/mm)を評価した結果をまとめたチャートである。
図11は、マイクロニードルの機械的強度の計測においてマイクロニードルの先端の変形の画像評価の様子を示す写真である。図11(A)(上段)は、試験例1で得られたマイクロニードルの先端の変形の画像評価の様子を示す写真である。
結果として、遅溶性・生分解性材料のみだと、十分な機械的強度がないことが確認された(図10参照)。
PLGAのみのニードル(モノマー単位のモル比=75:25のもの)では、力を加えた後に先端が60μm程度押しつぶされるように変形している様子が確認された(図11(B)参照)。
図11は、マイクロニードルの機械的強度の計測においてマイクロニードルの先端の変形の画像評価の様子を示す写真である。図11(B)(下段)は、比較対象のマイクロニードル(PLGAのみ)の先端の変形の画像評価の様子を示す写真である。
マイクロニードルの気泡がマイクロニードルの針の先端から基板の下まで貫通しているかを評価するため、マイクロニードルのイオン伝導性(電気抵抗率)を計測した(図12参照)。
図12は、マイクロニードルのイオン伝導性の評価における評価系の概要を説明する図である。
PLGAもマイクロニードルを、リンゲル液を充填したアガロースゲル(模擬皮膚モデル)に刺入し、上部にカーボン製の電極を配置し、そこからACインピーダンス測定機に繋げ、もう片方の電極はアガロースゲル上に静置した(図12参照)。
電極上部にリンゲル液をたらし、マイクロニードルの乾燥を防ぐことで、イオン伝導性が十分に保たれるように管理した。なお、特に、CMCを充填していないマイクロニードルは疎水性を示したため、測定の便宜上、事前にリンゲル液中に浸し、真空引きによって空孔内部に電解質溶液を充填した。
インピーダンスの高周波領域は系の直流抵抗成分とほぼ一致するため、100kHzにおけるインピーダンスを計測することで、系の抵抗を計測したこととした。
計測結果の抵抗から、事前に計測しておいたゲル及び電極等の系のマイクロニードル以外の要素の抵抗を除去することで、マイクロニードルの抵抗を算出し、マイクロニードルのイオン伝導性の評価を行った。
この抵抗値を60分間モニタリングしたところ、その抵抗値は徐々に下がっていく(~5.6kΩ)様子が確認された(図13(B)参照)。
図13は、試験例1のマイクロニードルのイオン伝導性を評価した結果を示す図である。
図13(A)は、試験例1のマイクロニードルの抵抗の経時変化(0~60分間)を表すチャートである。縦軸に抵抗(kΩ)を示し、横軸に時間(分間)を示す。
図13(B)は、(A)に示すチャートのうち15~60分間の部分を拡大して表すチャートである。縦軸に抵抗(kΩ)を示し、横軸に時間(分間)を示す。
このkΩレベルの抵抗値は、皮膚の真皮の抵抗値が~10kΩであることから、経皮通電する際に無視できる小ささの抵抗値であり、CMCの充填によって高いイオン伝導性を長時間安定して維持可能な生分解性マイクロニードルを構築できることがわかった。
図14は、比較対象のマイクロニードル(PLGAのみ)の抵抗の経時変化を表すチャートである。縦軸に抵抗(kΩ)を示し、横軸に時間(分間)を示す。
また、CMCを充填していないPLGAのみのマイクロニードルであって、敢えて真空引きを行わなかったニードルの抵抗値は400kΩ以上の高い抵抗値を示した(図示せず)。
このことから、疎水性を示すPLGAマイクロニードルのみでは、徐々にニードル内部空孔へ空気が侵入・乾燥し、イオン伝導性が経時的に失われていくと考えられる。
模擬皮膚モデルであるアガロースゲル(アガロース3gにリンゲル液を100mL加えて固めたもの)に試験例1のマイクロニードルを刺入した際に、速溶性・生分解性材料であるCMCが溶出することがわかったため、その溶出速度を評価した。
CMC充填前のPLGAのみのマイクロニードル、CMCを充填した後のマイクロニードル、CMCを充填した後のマイクロニードルをアガロースゲルに刺入し上部にリンゲル液を垂らした状態で1時間静置することでCMCを溶出させたマイクロニードル、のそれぞれについて、質量を計測し比較した(図15参照)。
図15は、試験例1のマイクロニードルの溶出速度を評価した結果をまとめたチャートである。
結果として、充填前(38.3mg)を100質量%としたとき、充填後は17質量%増加(計44.7mg)し、溶出後はそこから12質量%減少した(計40.4mg)。
従って、CMC自体は量として4.3mg/h程度の速度で溶出することがわかった。また、1時間の溶出では元の重量より5質量%多いことから、空孔内にCMCの微量な溶け残りが存在すると考えられる。このCMCの微量な残存により高い親水性が保たれ、高いイオン伝導性を実現できていることが示唆される。
切削加工機(モディアシステムズ社製)を用いて、マイクロニードルアレイ形状を複数彫り込んだテフロン(登録商標)製の鋳型(メス型)を作製し、ポリジメチルシロキサン(PDMS)でオス型を作製するという2段階の転写を行うことによって、PDMS製のメス型鋳型を得た。
図4は、試験例2の製造方法の概要を説明する図である。
図4に示す通り、遅溶性・生分解性材料であるPLGA、及び速溶性材料であるカルボキシメチルセルロース(CMC)を1,4-ジオキサンに溶解した溶液を鋳型に導入し、鋳型全体を3700rpm、10分間遠心分離機にかけることで、ニードル先端部まで溶液を充填した。
次いで、-80℃で2時間凍結させ、凍結乾燥機を用いて1,4-ジオキサンを昇華させて除去した。
成型したPLGAマイクロニードルアレイを鋳型から離型し、CMCが充填された生分解性のマイクロニードルを得た。
遅溶性・生分解性材料であるPLGAは、使用濃度や分子量が異なると硬さが変化するため、使用濃度として、10、20、30質量%の条件を、重量平均分子量(Mw)として、20、90、76~115kDaの条件を、組み合わせて用い、それぞれ検討した(表2参照)。
PLGAの使用濃度が高いほど、また分子量が大きいほど、得られるマイクロニードルの機械的強度が高くなり、より皮膚への刺入に適すると考えられた。一方で、凍結乾燥のプロセスで発泡する、あるいは分離してしまうといった作製上の問題が、使用濃度30質量%の場合や、使用濃度が高めになったときの分子量76~115kDaの場合において生じた。
試験例3A~試験例3Iにより、使用濃度20質量%、重量平均分子量(Mw)97kDaが最適値に近い値であることがわかった。
なお、試験例3Eは、試験例1と同じである。
Claims (25)
- リン酸緩衝液(PBS緩衝液)(pH6.8、温度37℃)に対する溶解速度が異なる2種以上の材料で構成される、マイクロニードル。
- 前記水に対する溶解速度が異なる2種以上の材料が、
前記溶解速度が0.001質量%/年以上2質量%/時以下である遅溶性材料と、
前記溶解速度が3質量%/時以上である速溶性材料と、
を含む、請求項1に記載のマイクロニードル。 - 前記2種以上の材料のうちの1種類以上により形成されるポーラス構造を有する、請求項1又は2に記載のマイクロニードル。
- 前記ポーラス構造における空隙の全部又は一部が、前記ポーラス構造を形成する材料以外の材料で充填されている、請求項3に記載のマイクロニードル。
- 前記遅溶性材料により形成されるポーラス構造を有する、請求項3に記載のマイクロニードル。
- 前記ポーラス構造における空隙の全部又は一部が、速溶性材料で充填されている、請求項4に記載のマイクロニードル。
- マイクロニードルの前記ポーラス構造の空隙率が5体積%~90体積%である、請求項3~6のいずれか一項に記載のマイクロニードル。
- 前記ポーラス構造を形成する材料の割合が5質量%~90質量%である、請求項3~7のいずれか一項に記載のマイクロニードル。
- 前記ポーラス構造を形成する材料以外の材料の割合が0.001質量%~60質量%である、請求項3~8のいずれか一項に記載のマイクロニードル。
- 前記ポーラス構造を形成する材料の体積に対する前記ポーラス構造を形成する材料以外の材料の体積の割合が0.001体積%~60体積%である、請求項3~9のいずれか一項に記載のマイクロニードル。
- マイクロニードルの気泡率が10体積%~90体積%である、請求項3~10のいずれか一項に記載のマイクロニードル。
- 前記遅溶性材料及び/又は前記速溶性材料が生分解性材料である、請求項2~11のいずれか一項に記載のマイクロニードル。
- 前記遅溶性材料が、ポリ乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)及びPLGAを主材とする混合材料、βリン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、ポリカプロラクトン、ポリジオキサノン、ハイドロキシアパタイト、ポリエチレングリコール、マグネシウム合金からなる群から選ばれる、請求項2~12のいずれか一項に記載のマイクロニードル。
- 前記速溶性材料が、ポリビニルアルコール、ポリアリルアミン、セルロースナノファイバー、カルボキシメチルセルロース、ヒアルロン酸、コラーゲン、トレハロース、PLGA-ポリエチレングリコール(PEG)共重合体、Pluronic F127、リン脂質、ドーパミン、タンニン酸、シランカップリング剤、ホスホン酸誘導体からなる群から選ばれる、請求項2~13のいずれか一項に記載のマイクロニードル。
- 前記遅溶性材料がポリ乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)を含む、請求項13に記載のマイクロニードル。
- リンゲル液(25℃)に1年間浸漬させたときに、浸漬前の前記遅溶性材料の量に対する浸漬後の前記遅溶性材料の量の割合(遅溶性材料残存率)が99質量%以下である、請求項2~15のいずれか一項に記載のマイクロニードル。
- リンゲル液(25℃)に1年間浸漬させたときに、浸漬前の前記速溶性材料の量に対する浸漬後の前記速溶性材料の量の割合(速溶性材料残存率)が0.1質量%以上である、請求項2~16のいずれか一項に記載のマイクロニードル。
- 水(pH7、温度25℃)に1時間浸漬させたときに、浸漬前のマイクロニードルの先端における機械的強度に対する浸漬後のマイクロニードルの先端における機械的強度の割合が0.1~97%である、請求項2~17のいずれか一項に記載のマイクロニードル。
- 複数の請求項1~18のいずれか一項に記載のマイクロニードルが基材上に立設されている、マイクロニードルアレイ。
- 前記マイクロニードルが小マイクロニードルを備えた柱状体を含む、請求項19に記載のマイクロニードルアレイ。
- 前記小マイクロニードルを複数本備え、前記柱状体を複数本含む、請求項20に記載のマイクロニードルアレイ。
- 請求項18~21のいずれか一項に記載のマイクロニードルアレイと、前記マイクロニードルアレイに接触して設けられた複数の電極とを含む、パッチ。
- 請求項1~18のいずれか一項に記載のマイクロニードル、及び/又は請求項19~21のいずれか一項に記載のマイクロニードルアレイ、及び/又は請求項22に記載のパッチを用いる、経皮投薬方法(但し、医療行為を除く。)。
- 請求項1~18のいずれか一項に記載のマイクロニードル、及び/又は請求項19~21のいずれか一項に記載のマイクロニードルアレイ、及び/又は請求項22に記載のパッチを用いる、皮下組織液のサンプリングの方法(但し、医療行為を除く。)。
- 請求項1~18のいずれか一項に記載のマイクロニードル、及び/又は請求項19~21のいずれか一項に記載のマイクロニードルアレイ、及び/又は請求項22に記載のパッチを用いる、経皮通電方法(但し、医療行為を除く。)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020116647A JP7606202B2 (ja) | 2020-07-06 | 2020-07-06 | マイクロニードル、マイクロニードルアレイ、パッチ、方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020116647A JP7606202B2 (ja) | 2020-07-06 | 2020-07-06 | マイクロニードル、マイクロニードルアレイ、パッチ、方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022014362A true JP2022014362A (ja) | 2022-01-19 |
| JP7606202B2 JP7606202B2 (ja) | 2024-12-25 |
Family
ID=80185396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2020116647A Active JP7606202B2 (ja) | 2020-07-06 | 2020-07-06 | マイクロニードル、マイクロニードルアレイ、パッチ、方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7606202B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024202258A1 (ja) * | 2023-03-30 | 2024-10-03 | 株式会社村田製作所 | マイクロニードルデバイス、及び、薬剤投与・反応物吸引方法 |
| WO2024253247A1 (ko) * | 2023-06-07 | 2024-12-12 | 모동환 | 히알루론산 필름, 히알루론산 필름 결합체 및 히알루론산 필름 결합체의 제조방법 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20130310665A1 (en) * | 2010-11-18 | 2013-11-21 | University College Cork | Method |
| JP2016511014A (ja) * | 2012-12-21 | 2016-04-14 | コリウム インターナショナル, インコーポレイテッド | 治療剤を送達するためのマイクロアレイおよび使用方法 |
| JP2016087474A (ja) * | 2014-11-10 | 2016-05-23 | スモール ラボ カンパニー リミテッドSMALL LAB Co., Ltd | マイクロニードル及びマイクロニードルパッチ |
| JP2017000724A (ja) * | 2015-06-05 | 2017-01-05 | 国立大学法人東北大学 | マイクロニードル及びマイクロアレイ並びにその製造方法 |
| JP2019107040A (ja) * | 2016-04-22 | 2019-07-04 | 国立大学法人東北大学 | 生体の対象部位の水分量を評価する方法 |
| WO2019176126A1 (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 国立大学法人東京大学 | 検査チップおよび検査装置 |
-
2020
- 2020-07-06 JP JP2020116647A patent/JP7606202B2/ja active Active
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20130310665A1 (en) * | 2010-11-18 | 2013-11-21 | University College Cork | Method |
| JP2016511014A (ja) * | 2012-12-21 | 2016-04-14 | コリウム インターナショナル, インコーポレイテッド | 治療剤を送達するためのマイクロアレイおよび使用方法 |
| JP2016087474A (ja) * | 2014-11-10 | 2016-05-23 | スモール ラボ カンパニー リミテッドSMALL LAB Co., Ltd | マイクロニードル及びマイクロニードルパッチ |
| JP2017000724A (ja) * | 2015-06-05 | 2017-01-05 | 国立大学法人東北大学 | マイクロニードル及びマイクロアレイ並びにその製造方法 |
| JP2019107040A (ja) * | 2016-04-22 | 2019-07-04 | 国立大学法人東北大学 | 生体の対象部位の水分量を評価する方法 |
| WO2019176126A1 (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 国立大学法人東京大学 | 検査チップおよび検査装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024202258A1 (ja) * | 2023-03-30 | 2024-10-03 | 株式会社村田製作所 | マイクロニードルデバイス、及び、薬剤投与・反応物吸引方法 |
| WO2024253247A1 (ko) * | 2023-06-07 | 2024-12-12 | 모동환 | 히알루론산 필름, 히알루론산 필름 결합체 및 히알루론산 필름 결합체의 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP7606202B2 (ja) | 2024-12-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Luo et al. | Microneedles: materials, fabrication, and biomedical applications | |
| Kusama et al. | Transdermal electroosmotic flow generated by a porous microneedle array patch | |
| Senel et al. | Gold microneedles fabricated by casting of gold ink used for urea sensing | |
| JP6533520B2 (ja) | 金属マイクロニードルの作製方法 | |
| CN112218675B (zh) | 用于经皮注射的微针贴片 | |
| Panda et al. | Fabrication and development of controlled release PLGA microneedles for macromolecular delivery using FITC-Dextran as model molecule | |
| US20210386985A1 (en) | Biodegradable microneedles for transdermal therapeutic agent delivery | |
| JP7606202B2 (ja) | マイクロニードル、マイクロニードルアレイ、パッチ、方法 | |
| CN110664439B (zh) | 一种可提取皮肤组织液的微针及其制备方法 | |
| JP2022511336A (ja) | 活性剤送達用導電性マイクロニードルパッチ | |
| US11517729B2 (en) | Integrated fiber microneedle device for drug and vaccine delivery | |
| Guillet et al. | A Hydrogel/Carbon‐Nanotube Needle‐Free Device for Electrostimulated Skin Drug Delivery | |
| Abe et al. | Biodegradable porous microneedles for an electric skin patch | |
| Azizi Machekposhti et al. | Microneedle fabrication methods and applications | |
| Ab Rahman et al. | Development of stretchable microneedle arrays via single-step digital light-processing printing for delivery of rhodamine B into skin tissue | |
| KR20240045292A (ko) | 다공질 마이크로니들을 구비하는 패치형 체액 채취 및 검사 시스템, 및 당해 마이크로니들을 제조하는 방법 | |
| KR20200037660A (ko) | 전기전도성 마이크로 니들 패치의 제조방법 및 이에 의해 제조된 전기전도성 마이크로 니들 패치 | |
| KR102778469B1 (ko) | 마이크로니들 어레이 및 이의 제조방법 | |
| JP6941105B2 (ja) | マイクロニードル・シート | |
| US20250009264A1 (en) | Microneedle patch device with integrated bioelectrode | |
| KR20200032461A (ko) | 미세 구조체 기반 약물 주입장치 및 이의 제조 방법 | |
| FR3150703A1 (fr) | Dispositif de type patch électrode-micro-aiguilles | |
| KR20200018983A (ko) | 마이크로니들형 하이드로겔 제조용 조성물 및 마이크로니들형 하이드로겔의 제조방법 | |
| CN117414525A (zh) | 作为疫苗递送载体的多孔微针贴片及其制备方法 | |
| US20230278265A1 (en) | Solid microneedle comprising drug and method for manufacturing the same |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230607 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240228 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240312 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240508 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240820 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240910 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20241203 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20241206 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7606202 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |

