JP2022015102A - 掘削システムおよび地盤の掘削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】密度の調整が容易で分離しない安定液を用いて効率的に地盤を掘削できる掘削システムおよび地盤の掘削方法を提供する。【解決手段】地盤1を掘削する掘削部3と、掘削部3の近傍から地盤1へ安定液15を供給する供給ポンプ11bと、安定液15を回収する回収ピット13と、を具備し、安定液15にポリタングステン酸ナトリウムが含まれている掘削システム2を用いる。そして、地盤1に対して安定液15を供給ポンプ11bで供給しつつ、掘削部3で地盤1に孔23を掘削し、掘削後の安定液15を掘削土17とともに回収ピット13に回収し、安定液15から掘削土17を分離する。【選択図】図2

Description

本発明は、地盤を掘削する掘削システムおよび地盤の掘削方法に関するものである。
従来、掘削機を用いて地盤を削孔する際には、ベントナイト等の粘土と水とを混ぜた密度が1.10以下の泥水を安定液として使用して、孔壁に不透水性の泥壁を造成して孔壁が崩れないように保護している。安定液は、孔底やビット付近から掘りくずを除去して清浄するとともに孔内を循環して掘りくずを地上まで運搬する役割、地層を砕く際の摩擦により発生するコアビットの熱を冷却する役割、粘土分の潤滑性を利用してケーシングパイプとボーリングロッドとの接触を防ぎパイプの摩耗を防ぐ役割などを担う。
削孔する地盤の地下水圧が高い場合などには、安定液の密度を大きくして地下に存在する石油、ガス、水などの流体が噴出しないように抑える必要がある。高密度の安定液としては、磁力によって吸着できる磁性体を混入した安定液(例えば、特許文献1参照)、カオリン鉱物の使用量を増やした安定液(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
特許第5167190号公報 特許第3932377号公報
しかしながら、特許文献1では、安定液の粘度が大きいため削孔時に掘削機への負担が大きかった。また、磁性体を回収するためには、大がかりな設備が必要であった。また、特許文献2では、密度の調整幅が小さく、高密度化は困難であった。
また、特許文献1、2に記載された安定液は、いずれも、磁性体であるフェライトやカオリン鉱物などの固体の粒子を水に混濁させるため、分散安定性が低く、固体と水とが分離しやすいという問題点があった。固体と水とが分離しやすい場合、ボーリングロッドの継ぎ足しなどの目的で安定液の循環を一時的に停止したときに、掘りくずや添加材料が分離して泥水中のスライムが沈降し、孔壁の崩壊と同時にボーリングロッドが埋まってしまう可能性があった。また、孔壁保護のために造成された泥壁が厚すぎると、ボーリングロッドが泥壁に張り付いて掘削が不能となる場合があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすることは、密度の調整が容易で分離しない安定液を用いて効率的に地盤を掘削できる掘削システムおよび地盤の掘削方法を提供することである。
前述した目的を達成するために第1の発明は、地盤を掘削する掘削システムであって、地盤を掘削する掘削部と、前記掘削部の近傍から地盤へ安定液を供給するポンプと、前記安定液を回収する回収部と、を具備し、前記安定液には、ポリタングステン酸ナトリウムが含まれていることを特徴とする掘削システムである。
第1の発明では、ポリタングステン酸ナトリウム(以下SPTとする)を用いることにより安定液の密度を容易に調整することができる。SPTは無害、無臭、不燃の固体であり、SPTを水に溶かしたSPT溶液も無害であるため、環境負荷を低減でき施工時の安全性が高い。また、固体のSPTは、SPT溶液から高い回収率で回収可能である。さらに、SPT溶液は水溶液であるため、地盤での安定液の循環を一時的に停止してもSPTと水とは分離しない。
前記安定液の密度が1.8g/cm以上3.1g/cm以下であることが望ましい。
これにより、地下水圧が大きい環境下でも孔の壁面を安定して保護することができる。また、SPTが含まれる安定液を地盤へ供給すると、安定液の密度が大きくなるにつれて掘削部の削孔負荷が低減されるので、掘削の効率化が可能である。
前記回収部で回収された前記安定液は、掘削土と分離された後、前記ポンプによって地盤へ循環可能であることが望ましい。
SPTは高価であるが、安定液を回収して再利用することにより施工費を低減できる。
回収された前記安定液から、固形のポリタングステン酸ナトリウムを抽出し、再度溶液化することで新たに前記安定液を得て、得られた前記安定液を前記ポンプによって地盤へ循環可能であってもよい。
これにより、再利用する際に安定液の密度を容易に調整することができる。
第2の発明は、地盤に対して安定液をポンプで供給しつつ、掘削部で地盤の掘削を行う地盤の掘削方法であって、前記安定液には、ポリタングステン酸ナトリウムが含まれており、掘削後の前記安定液を掘削土と分離して回収することを特徴とする地盤の掘削方法である。
第2の発明では、SPTが含まれる安定液を用いることにより、重液分離の効果で掘削土を地上まで運搬しやすくなり、従来よりも掘削時の削孔負荷が低下し、掘削効率が向上する。また、安定液を掘削土と分離して回収して繰り返し再利用することにより、施工費を低減することができる。
第2の発明では、例えば、前記地盤の掘削が、ボーリング削孔であり、前記掘削部によって前記地盤に対して略鉛直方向に削孔する。前記地盤が、水中の水底であり、前記掘削部の上方に配置した管体によって、掘削後の前記安定液と掘削土を回収してもよい。
これにより、地上や水底の地盤に略鉛直方向に孔を効率的に掘削できる。
また、前記地盤の掘削が、シールド機による削孔であり、前記掘削部によって前記地盤に対して略水平方向に削孔してもよい。
これにより、地盤に略水平方向に孔を効率的に掘削できる。
本発明によれば、密度の調整が容易で分離しない安定液を用いて効率的に地盤を掘削できる掘削システムおよび地盤の掘削方法を提供できる。
掘削システム2を用いて孔23を掘削している状態を示す図。 掘削手順を示す図。 安定液の密度とトルク値との関係を示す図。 掘削システム2aを用いて孔23を掘削している状態を示す図。 掘削システム2bを用いて孔23aを掘削している状態を示す図。
以下、図面に基づいて本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。
図1は、掘削システム2を用いて孔23を掘削している状態を示す図である。図1に示すように、掘削システム2は、地盤1上のボーリングマシン9に保持されたロッド5の先端に設けられた掘削部3、地盤1に形成された回収ピット13、調整部14に内蔵された供給ポンプ11b等からなる。第1の実施形態では、掘削システム2を用いて地盤1に略鉛直方向に孔23を掘削する。
図2は、孔23の掘削手順を示す図である。孔23を掘削するには、まずSPTが含まれる安定液15を作製する(S101)。S101では、調整部14において、水に固形のSPTを溶解させて安定液15を作製する。SPTは、無害、無臭の不燃の固体であり、SPTを水に溶かしたSPT溶液も無害である。安定液15の密度は掘削する地盤1の条件に合わせて決定するが、1.8g/cm以上3.1g/cm以下であることが望ましく、2.7g/cm以上であることが特に望ましい。
次に、安定液15が所定の密度以上かを確認する(S102)。そして、所定の密度に満たなければ、S101に戻って安定液15の密度を調整する。
SPT溶液が所定の密度以上であれば、安定液15を供給しつつ地盤1を掘削する(S103)。S103では、地盤1の掘削位置に設置したケーシングパイプ7の内側から、ロッド5の先端の掘削部3をボーリングマシン9で回転させつつ下降させて、地盤1に略鉛直方向の孔23を削孔していく。孔23の削孔中は、供給ポンプ11bを稼働させて、調整部14から供給管21を介して安定液15を掘削部3に送り、掘削部3の近傍から地盤1に安定液15を供給する。安定液15は、孔23の底部や掘削部3付近から掘削土17を除去して清浄するとともに、掘削土17を地上付近まで運搬する。また、孔23内に満たされて孔壁25の崩壊を防止する。
SPTが含まれる安定液15はベントナイト溶液等の泥水よりも密度が大きい重液である。そのため、安定液15内では重液分離の効果により掘削土17が浮遊しやすい。掘削土17は安定液15が満たされた孔23内を上昇し、安定液15とともにケーシングパイプ7の分岐管71から回収ピット13に流れ込む。回収ピット13では、安定液15より密度の小さい掘削土17aが安定液15から分離して上方に浮遊する。安定液15より密度の大きい掘削土17bが混ざっている場合は回収ピット13の底に沈む。
なお、図1に示す例では、ケーシングパイプ7に設けた分岐管71から回収ピット13に安定液15および掘削土17を回収したが、回収方法はこれに限らない。ポンプを用いてケーシングパイプ7内から回収ピット13に安定液15および掘削土17を回収してもよい。
ここで、安定液15の密度と掘削部3での削孔負荷について述べる。図3は、安定液15の密度とトルク値との関係を示す図である。図3の点線27は砂単体を直接掘削した場合のトルク値であり、点線28は一般的に用いられるベントナイト泥水と砂を混合した場合のトルク値を示す。黒丸は、SPTが含まれる安定液15と砂礫土とを混合したものについて安定液15の密度を変化させて室内ベーンせん断試験を実施したときの、安定液15の密度とベーンせん断強さから算出した削孔時のトルク値との関係を示す。
図3から、SPTが含まれる安定液15を用いた場合、安定液15の密度が大きくなるにつれてトルク値が小さくなって削孔負荷が低減することが確認できる。安定液15の密度を上記の望ましい値である1.8g/cm以上とすれば一般的なベントナイト泥水を用いた場合よりもトルク値を低減することができる。また、特に望ましい値である2.7g/cm以上とすればトルク値を大きく低減することができる。これは密度の大きい安定液15を用いると、密度が2.7g/cm程度の砂も上方に浮遊しやすくなるためと考えられる。
S103でボーリング削孔を行ったら、安定液15を回収し掘削土17を、例えば濾過や分離装置等によって分離する(S104)。S104では、調整部14に内蔵された回収ポンプ11aを稼働させて、回収ピット13から回収管19を介して安定液15を回収する。これにより、回収ピット13内で掘削土17a、17bと分離された安定液15が調整部14に貯留される。調整部14では、安定液15から掘削土17をより確実に分離するために、回収した安定液15をさらに濾過してもよい。なお、回収ピット13内の掘削土17a、掘削土17bは適宜掬い出して処理する。
次に、孔23を所定の深さまで削孔したかを確認する(S105)。所定の深さまで削孔したことを確認したら、削孔を終了する。
所定の深さまで削孔していない場合は、SPTが含まれる安定液15を作製する(S101)。なお、S101の前に、回収した安定液15からSPTを抽出してもよい(S106)。S106を実施する場合は、調整部14において安定液15を蒸留して固形のSPTを抽出する。
2度目以降のS101では、調整部14において、回収した安定液15から水分を蒸発させて濃縮し、新たに安定液15を作製する。あるいは、S106で抽出した固形のSPTを再度溶液化して新たに安定液15を作製してもよい。また、2度目以降は、掘削土を分離した安定液の密度調整を行うのみで、安定液15をそのまま循環させてもよい。
孔23の削孔時には、図2に示す各ステップを並行して実施する。すなわち、地盤1に対して安定液15を供給しつつ掘削部3で孔23を削孔し、同時に地盤1に供給した安定液15を回収して掘削土17と分離し、安定液15の密度を再調整する。
第1の実施形態では、SPTを用いることにより安定液15の密度を容易に調整することができる。SPTは高価であるが溶液からの回収効率が良いので、安定液15を掘削土17と分離して回収し再利用することにより、掘削のコストを低減することができる。また、SPTが含まれる安定液15は密度が大きいため、地下水圧が大きい環境下でも孔壁25を安定して保護することができる。さらに、SPTが含まれる安定液15を用いると、安定液15の密度が大きくなるにつれて削孔負荷が低減され、掘削の効率化が可能である。
安定液15は重液効果により掘削土17を浮遊させやすく、水溶性のSPTは安定液15中で水と分離しにくい。そのため、従来のように、固体を混濁させた安定液と比較して、ロッド5の継ぎ足しなどのために安定液15の循環を一時的に停止しても、安定液15中の掘削土17やSPTが沈降して孔壁25が崩壊したり掘削部3が埋まったりすることはない。また、孔壁25に厚い泥壁が造成されてロッド5が張り付いたり、掘削部3が摩耗したりすることもない。
なお、安定液15は、ベントナイト溶液などの泥水にSPTを溶解させて作製してもよい。これにより安定液15の密度を大きくする際の材料費を低減できる。
また、図2に示すS102では安定液15の管理基準として密度を使用したが、密度の代わりに粘度を用いて安定液15を管理してもよい。この場合、例えばあらかじめ密度と粘度との関係を取得しておけばよい。
以下、本発明の別の例について、第2、第3の実施形態として説明する。各実施形態はそれまでに説明した実施形態と異なる点について説明し、同様の構成については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。また、第1の実施形態も含め、各実施形態で説明する構成は必要に応じて組み合わせることができる。
まず、第2の実施形態について説明する。図4は、掘削システム2aを用いて孔23を掘削している状態を示す図である。第2の実施形態は、孔23を水底の地盤1に掘削する点で第1の実施形態と主に異なる。第2の実施形態は、例えば、洋上風力発電の支持基礎(モノパイル式、ジャケット式、トライポッド式、トリパイル式)等の削孔に適用可能である。
掘削システム2aでは、回収ピット13および調整部14が設けられず、回収調整部16が設けられる。回収調整部16は、回収管19が接続された回収ポンプ11a、供給管21が接続された供給ポンプ11bなどが内蔵される。
第2の実施形態においても、図2に示す手順で地盤1に孔23を掘削する。第2の実施形態では、S101で、水上の作業台37上に設置された回収調整部16において、水に固形のSPTを溶解させて安定液15を作製する。
S103では、ロッド5の先端の掘削部3を作業台37上のボーリングマシン9で回転させつつ下降させて、水底の地盤1に略鉛直方向に孔23を削孔していく。孔23の削孔中は、供給ポンプ11bを稼働させて、回収調整部16から供給管21を介して掘削部3に安定液15を送り、掘削部3の近傍から地盤1に安定液15を供給する。掘削土は孔23に満たされた安定液15中を上昇する。安定液15は海水等よりも密度が大きいため、孔23内の安定液15は容易に海水等と置換されることなく孔壁25を保護する。
S104では、回収ポンプ11aを稼働させて、掘削部3の上方に端部が配置された回収管19を介して、安定液15を回収調整部16に回収する。回収した安定液15は掘削土を含むので、回収調整部16において濾過するなどして安定液15から掘削土17を分離する。
2度目以降のS101では、回収調整部16において、回収した安定液15から水分を蒸発させて濃縮し、新たに安定液15を作製する。あるいは、S106で抽出した固形のSPTを再度溶液化して新たに安定液15を作製してもよい。また、掘削土を分離して、密度調整にのみを行ってそのまま循環させてもよい。
第2の実施形態においても、SPTを用いて安定液15を作製すること、SPTが含まれる安定液15を用いて孔23を掘削することにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第2の実施形態では、回収管19の端部を孔23の深い位置(掘削部3に近い位置)に配置したが、回収管19の端部は掘削部3の上方に且つ地盤1の表層付近よりある程度深い位置に配置されればよい。このような位置に回収管19の端部を配置すれば、回収した安定液15への海水等の混入を防ぐことができる。
次に、第3の実施形態について説明する。図5は、掘削システム2bを用いて孔23aを掘削している状態を示す図である。第3の実施形態は、孔23aを地盤1に略水平方向に掘削する点で第1の実施形態と主に異なる。
掘削システム2bでは、回収ピット13および調整部14が設けられず、回収調整部16が設けられる。回収調整部16の回収ポンプ11aには排泥管19aが接続され、供給ポンプ11bには供給管21aが接続される。また、掘削システム2bでは、ボーリングマシン9に保持されたロッド5の先端に設けられた掘削部3が設けられず、シールド機29の先端に掘削部3aが設けられる。
第3の実施形態においても、図2に示す手順で地盤1に孔23aを掘削する。第3の実施形態では、S101で、地盤1上に設置された回収調整部16において、水に固形のSPTを溶解させて安定液15を作製する。
S103では、地盤1に構築した立坑30内からシールド機29を発進させて、シールド機29の先端の掘削部3aで地盤1に略水平方向に孔23aを削孔していく。シールド機29は、本体33内で孔23aの覆工セグメントを組み立ててシールドトンネル35を構築する。孔23aの削孔中は、供給ポンプ11bを稼働させて、回収調整部16から供給管21aを介してシールド機29のチャンバ31に安定液15を送る。チャンバ31内の安定液15は、従来使用されている泥水と同様に機能する。
S104では、回収ポンプ11aを稼働させて、チャンバ31内に端部が配置された排泥管19aを介して、安定液15と掘削土とを回収調整部16に回収する。そして、回収調整部16において濾過するなどして安定液15から掘削土を分離する。
2度目以降のS101では、回収調整部16において、回収した安定液15から水分を蒸発させて濃縮し、新たに安定液15を作製する。あるいは、S106で抽出した固形のSPTを再度溶液化して新たに安定液15を作製してもよい。また、掘削土を分離して密度調整のみをおこなって、そのまま循環させてもよい。
第3の実施形態においても、SPTを用いて安定液15を作製することにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。水溶性のSPTは安定液15中で水と分離しにくいので、シールド機29の掘進を一時的に停止してもチャンバ31内で安定液15が分離することがない。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………地盤
3、3a………掘削部
5………ロッド
7………ケーシングパイプ
9………ボーリングマシン
11a………回収ポンプ
11b………供給ポンプ
13………回収ピット
14………調整部
15………安定液
16………回収調整部
17、17a、17b………掘削土
19………回収管
19a………排泥管
21、21a………供給管
23、23a………孔
25………孔壁
27、28………点線
29………シールド機
30………立坑
31………チャンバ
33………本体
35………シールドトンネル
37………作業台
71………分岐管

Claims (8)

  1. 地盤を掘削する掘削システムであって、
    地盤を掘削する掘削部と、
    前記掘削部の近傍から地盤へ安定液を供給するポンプと、
    前記安定液を回収する回収部と、
    を具備し、
    前記安定液には、ポリタングステン酸ナトリウムが含まれていることを特徴とする掘削システム。
  2. 前記安定液の密度が1.8g/cm以上3.1g/cm以下であることを特徴とする請求項1記載の掘削システム。
  3. 前記回収部で回収された前記安定液は、掘削土と分離された後、前記ポンプによって地盤へ循環可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の掘削システム。
  4. 回収された前記安定液から、固形のポリタングステン酸ナトリウムを抽出し、再度溶液化することで新たに前記安定液を得て、得られた前記安定液を前記ポンプによって地盤へ循環可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の掘削システム。
  5. 地盤に対して安定液をポンプで供給しつつ、掘削部で地盤の掘削を行う地盤の掘削方法であって、
    前記安定液には、ポリタングステン酸ナトリウムが含まれており、
    掘削後の前記安定液を掘削土と分離して回収することを特徴とする地盤の掘削方法。
  6. 前記地盤の掘削が、ボーリング削孔であり、
    前記掘削部によって前記地盤に対して略鉛直方向に削孔することを特徴とする請求項5記載の地盤の掘削方法。
  7. 前記地盤が、水中の水底であり、
    前記掘削部の上方に配置した管体によって、掘削後の前記安定液と掘削土を回収することを特徴とする請求項6記載の地盤の掘削方法。
  8. 前記地盤の掘削が、シールド機による削孔であり、
    前記掘削部によって前記地盤に対して略水平方向に削孔することを特徴とする請求項5記載の地盤の掘削方法。
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