JP2022015352A - 脱臭消臭剤 - Google Patents
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Abstract
脱臭消臭剤として使用直後には効果があるが、すぐに消失し長く効果が持続しない、或いはそこそこ効果は持続するが脱臭効果が低いなどの課題を解決すること。
【解決手段】
ポリビニルアミン架橋重合体粒子が極めて迅速にかつ効率良く脱臭消臭できる。本発明におけるポリビニルアミン架橋重合体粒子は固形タイプの製品であり、液体やゲルタイプの製品に比べて取り扱いやすい。又、ポリビニルアミン架橋重合体粒子がメッシュ状部材に担持された臭気成分吸着フィルターも有効である。
【選択図】なし
Description
従来、悪臭を低減する方法としては芳香剤により不快臭をマスキングする方法(特許文献1等)、活性炭・ゼオライトなどの多孔質性物質を用いて臭いを物理的に吸着低減する方法(特許文献2等)、発生させたオゾンにより臭いを酸化除去する方法、化学的に臭い物質と反応させ除去する方法、生物を利用して臭い物質を分解し無臭化する方法等が知られており、様々なタイプが商品化されている。
不快な臭いは多岐に渡っており、原因物質も有機酸、アルデヒド類、含硫黄有機物、アミン類、エステル類、アルコール類等が知られている。悪臭はこれらが単独あるいは複合化した多成分からなる複合臭として様々な化学的・物理的性質を有している。
これらの臭いに対して万能でかつ即効で効く脱臭消臭剤はほとんどなく、特定の臭い成分に対して有効な脱臭消臭剤等が用途に応じて単独あるいは組み合わされて使用されているのが実状である。
これらに対する脱臭消臭剤としては多孔性物質(活性炭やゼオライトなど)を使った物理的手法、酸やアルデヒドに対して反応性の置換基(塩基性のアミンなど)を持った物質を使った化学的手法によるものが多用されている。しかし、それぞれ一長一短があり、例えば使用直後には効果があるが、すぐに消失し長く効果が持続しない、或いはそこそこ効果は持続するが脱臭効果が低いという課題を解決することである。
本脱臭消臭剤は、例えば特定の応用に応じて、種々の形態で使用することが可能である。トレーの中でばらばらに分散させておくこともできるし、あるいは、臭気成分を放出する環境の中におかれた気体透過性の容器又はカートリッジに入れておくこともできる。
又、例えば除湿用包装製品に通常入っているシリカゲルや酸化カルシウムの包装に用いられるようなタイプの紙の小袋中に入れて用いることもできる。
更に例えば合成繊維或いは天然物繊維から成る不織布シート、紙、金属、プラスチック、スポンジ等から作られたメッシュ状部材に担持(保持)させる事により、臭気成分の吸着フィルターとして用いる事もできる。特に本脱臭消臭剤がメッシュ状部材に担持された吸着フィルターが有効である。担持させる方法としては特に制限なく、例えば結着剤によりコーティングする方法、複数枚のシート間にサンドイッチして担持させる方法等が挙げられる。
多孔質構造を有するポリビニルカルボン酸アミド架橋重合体粒子を得るために使用する有機溶媒としては,1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール、tert-ブタノール等のアルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等のエステル類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類の他、ブトキシエタノール、エトキシエタノール等の極性基を有する有機溶媒が使用可能である。これらの有機溶媒はある程度水に溶解するが、高濃度の塩を使用することにより、モノマー相に分配させることが可能である。これらの有機溶媒の添加量としては、全モノマーに対し5~200質量%、好ましくは10~100質量%である。
重合後、水洗により塩、カチオン性高分子分散剤、有機溶媒、未反応モノマー等を除去することができる。又、残留する有機溶媒は留去等により除去することも可能である。
500mLの4つ口フラスコに脱塩水147.1g、硫酸アンモニウム96.5g、ポリアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物水溶液(ポリマー濃度20質量%、重量平均分子量80万)3.1gを投入し、撹拌し、溶解させ、重合浴とした。N-ビニルホルムアミド49.9g、ジビニルベンゼン4.2g、アクリロニトリル6.0g、1-プロパノール24.1g、アゾ系重合開始剤2、2’-アゾビス(4-メトキシ-2、4-ジメチルバレロニトリル)(V-70、和光純薬工業(株)製)0.18gを混合し、モノマー溶液とした。モノマー溶液と重合浴を混合、窒素でフラスコ内を置換しながら275rpmで撹拌した。30分後昇温し、50℃で3時間、続いて60℃で1時間重合した。重合後濾過、水洗し、濾過し、含水状態の凝集物のない重合体球状粒子204.1gを得た。
臭気用サンプリングバッグ[容量5L、テドラーバッグ(アズワン株式会社製)]に製造例1で作成したサンプルAを入れたものを「試験測定」、試験品を入れていないものを「ブランク」とした。約50ppmの濃度に調製したホルムアルデヒドガスをバッグに1.5L充填し、15分、30分、60分静置後に検知管式気体採取器GV-100[株式会社ガステック製]にて採取し、ホルムアルデヒド濃度を測定した。各試料3回測定し、その平均値を表1に示す。
実施例1において、ホルムアルデヒドをアセトアルデヒドに変更した以外はすべて実施例1と同様に行い、その試験結果を表2に示す。
実施例1において、ホルムアルデヒドの代わりに硫化水素に変更し、約4ppmに濃度調整したこと、および静置時間を30分、60分、120分としたこと以外はすべて実施例1と同様に行い、その試験結果を表3に示す。
実施例3において、硫化水素を酢酸に変更し、約20ppmに濃度調整したこと以外はすべて実施例3と同様に行い、その試験結果を表4に示す。
臭気用サンプリングバッグ[容量2L、テドラーバッグ、アズワン株式会社製]に製造例1で作成したサンプルAを入れたものを「試験測定」、何も入れていないものを「ブランク」とした。両者にイソ吉草酸を38ppmに濃度調整した臭気成分を1L入れ、15分、30分、60分静置後の臭気をTenax TA(ジーエルサイエンス社製)に捕集し、加熱脱着法にてガスクロマトグラフ質量分析計[(株)島津製作所GCMS-Q2010plus]による濃度測定(ピーク面積)を実施した。各臭気について3回測定し、その平均値を表5に示す。
実施例5においてイソ吉草酸の代わりに2-ノネナールを用い、14ppmに濃度調整した以外はすべて実施例5と同様に行い、その試験結果を表6に示す。
Claims (2)
- ポリビニルアミン架橋重合体粒子を含有することを特徴とする脱臭消臭剤。
- 請求項1記載の脱臭消臭剤がメッシュ状部材に担持された吸着フィルター。
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