JP2022123746A - 中継端末、コアネットワーク装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークのリソースが十分ではない場合であっても、端末のQoS要求を満たすことを可能とする中継端末を提供すること。【解決手段】第1端末からQoS要求を受信した場合に、前記QoS要求をネットワーク装置に送信する第1送信部と、前記ネットワーク装置から、前記QoS要求を拒否することを示す情報を受信する受信部と、前記情報を受信した場合に、当該中継端末と通信する1以上の端末の中から第2端末を選択する制御部と、前記第2端末のQoS要求を変更することを要求するメッセージを前記ネットワーク装置に送信する第2送信部と、を有する中継端末を提供する。【選択図】図11

Description

本開示は、中継端末、コアネットワーク装置及び通信方法に関する。
国際標準化団体であるThird Generation Partnership Project(3GPP)では、第3.9世代の無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)であるLong Term Evolution(LTE)、第4世代のRATであるLTE-Advancedの後継として、第5世代(Fifth Generation:5G)のRATであるNew Radio(NR)のリリース15が仕様化されている(例えば、非特許文献1)。
また、第4世代のコアネットワーク(Core Network:CN)であるEvolved Packet Core(EPC)の後継として、第5世代のCNである5G Core Network(5GC)のリリース15も仕様化されている(例えば、非特許文献2)。
3GPP TS 38.300 V15.2.0 (2018-06) 3GPP TS 23.501 V15.2.0 (2018-06)
現在、近接サービス(Proximity based Services:ProSe)と呼ばれる、デバイス間通信の検討が進められている。5Gで検討されている近接サービスは、5G ProSeとも呼ばれる。また、5G ProSeでは、リモート端末(Remote UE)が、リレー端末(Relay UE)を経由してネットワークと通信を行う、リレー方式による通信の検討も進められている。
ここで、5Gのネットワークは、インターネットなどのベストエフォート通信、低遅延が要求される通信、高信頼性が求められる通信など、多様な通信に対応しており、端末は、所望の通信品質に応じたQoS(Quality of Service)を指定して通信を行うことが可能である。
従って、リモート端末がリレー端末を経由して5Gネットワークと通信を行う場合においても、リモート端末は、所望の通信品質に対応するQoSを指定して通信を行うことが考えられる。
通常、ネットワークのリソースが十分ではなく、リモート端末が要求するQoSを満たすことができない場合、リモート端末のQoS要求は拒否されることになる。しかしながら、リモート端末が優先度の高い通信を行う端末である場合、QoS要求を拒否することは好ましくないと考えられる。
本開示はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ネットワークのリソースが十分ではない場合であっても、端末のQoS要求を満たすことを可能とする中継端末、コアネットワーク装置及び通信方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る中継端末は、第1端末からQoS要求を受信した場合に、前記QoS要求をネットワーク装置に送信する第1送信部と、前記ネットワーク装置から、前記QoS要求を拒否することを示す情報を受信する受信部と、前記情報を受信した場合に、当該中継端末と通信する1以上の端末の中から第2端末を選択する制御部と、前記第2端末のQoS要求を変更することを要求するメッセージを前記ネットワーク装置に送信する第2送信部と、を有する。
本開示によれば、ネットワークのリソースが十分ではない場合であっても、端末のQoS要求を満たすことを可能とする中継端末、コアネットワーク装置及び通信方法を提供することができる。
本実施形態に係る通信システムの概要の一例を示す図。 端末及びネットワーク間リレーにおける課題を説明するための図。 QoS状態を通知する際の処理手順の一例(パターン1)を示すシーケンス図。 QoS状態を通知する際の処理手順の一例(パターン2)を示すシーケンス図。 QoS状態を通知する際の処理手順の一例(パターン3)を示すシーケンス図。 優先度に基づくQoS制御における処理手順の一例(パターン1)を示すシーケンス図。 優先度に基づくQoS制御における処理手順の一例(パターン2)を示すシーケンス図。 優先度に基づくQoS制御における処理手順の一例(パターン3)を示すシーケンス図。 優先度に基づくQoS制御における処理手順の一例(パターン4)を示すシーケンス図。 本実施形態に係る通信システム内の各装置のハードウェア構成の一例を示す図。 リレー端末の機能ブロック構成例を示す図。 基地局の機能ブロック構成例を示す図。 AMFの機能ブロック構成例を示す図。 SMFの機能ブロック構成例を示す図。
添付図面を参照して、本開示の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有してもよい。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る通信システムの概要の一例を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、リレー端末(中継端末)10Aと、リモート端末10Bと、基地局20と、コアネットワーク30と、Data Network(DN)40とを含む。なお、図1に示す端末10、基地局20、コアネットワーク30内の各ノードの数は例示にすぎず、図示する数に限られない。以下の説明において、リレー端末(Relay UE)10Aと、リモート端末(Remote UE)10Bとを区別しない場合、「端末10」と記載する。
端末10は、例えば、スマートフォンや、パーソナルコンピュータ、車載端末、車載装置、静止装置、テレマティクス制御ユニット(Telematics control unit:TCU)等、所定の端末又は装置である。端末10は、ユーザ装置(User Equipment:UE)、移動局(Mobile Station:MS)、端末(User Terminal)、無線装置(Radio apparatus)、加入者端末、アクセス端末等と呼ばれてもよい。端末10は、移動型であってもよいし、固定型であってもよい。
端末10は、基地局20に対する無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)RATとして、例えば、LTE、LTE-Advanced、NR等を用いて通信可能に構成されるが、これに限られず、第6世代以降のRATを用いて通信可能に構成されてもよい。また、端末10は、上記のような3GPPが規定したアクセス網(3GPP access network)に限られず、例えば、Wi-Fi等の非3GPPアクセス網(non-3GPP access network)を介して基地局20にアクセスしてもよい。
基地局20は、一以上のセルCを形成し、当該セルCを用いて端末10と通信する。端末10と基地局20間のインタフェースはUuと呼ばれる。基地局20は、gNodeB(gNB)、en-gNB、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)、アクセスネットワーク(Access Network:AN)、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation‐Radio Access Network:NG-RAN)ノード、低電力ノード(low-power node)、中央ユニット(Central Unit:CU)、分散ユニット(Distributed Unit:DU)、gNB-DU、リモート無線ヘッド(Remote Radio Head:RRH)、統合アクセス及びバックホール(Integrated Access and Backhaul/Backhauling:IAB)ノード等と呼ばれてもよい。基地局20は、一つのノードに限られず、複数のノード(例えば、DU等の下位ノードとCU等の上位ノードの組み合わせ)で構成されてもよい。
コアネットワーク30は、例えば、5GCであるが、これに限られず、EPC又は第6世代以降のコアネットワーク等であってもよい。コアネットワーク30は、例えば、Access and Mobility Management Function(AMF)31、Session Management Function(SMF)32、User Plane Function(UPF)33、Policy and Control Function(PCF)34、Application Function(AF)35等を含む。
AMF31は、端末10のモビリティ(mobility)管理を行うモビリティ管理装置である。AMF31は、N2インタフェースで基地局20に接続されるとともに、N1インタフェースで端末10に接続される。AMF31は、制御プレーンに関する処理(例えば、登録管理、コネクション管理、モビリティ管理)等を行う。また、AMF31は、Non-access stratum(NAS)に関する処理を行い、NASメッセージを端末10との間で送信及び/又は受信する。
SMF32は、セッションを管理するセッション管理装置であり、例えば、端末10がDN40と通信を行うために用いるUPF33を選択し、端末10及びDN40の間におけるPDU(Protocol Data Unit)セッションの確立、更新及び解放等を制御する。SMF32は、N11インタフェースを介してAMF31に接続されるとともに、N4インタフェースを介してUPF33に接続される。
UPF33は、DN40に対する接続ポイントであり、例えば、パケットのルーティング、転送等を行う。UPF33は、N4インタフェースを介してSMF32に接続されるとともに、N3インタフェースを介して基地局20に接続される。UPF33は、端末10及びDN40間の接続関係を示すPDUセッションに従い、パケットのルーティングや転送を行う。
PCF34は、ポリシーの管理及び制御を行う、ポリシー管理制御装置であり、例えば、所定のポリシーに基づいてトラフィックに適用すべきQoSの決定等を行う。RCF34は、N7インタフェースを介してSMF32に接続されるとともに、N5インタフェースを介してAF35に接続される。
AF35は、サービス提供(例えばProSeなど)を提供する際に必要な情報をコアネットワーク30に提供する装置である。AF35は、N5インタフェースを介してPCF34に接続される。
DN40は、例えば、インターネット、企業ネットワーク、IP Multimedia Subsystem(IMS)などである。
なお、コアネットワーク30に含まれる機能は、図1に示すものに限られない。また、図1に示す各機能及びインタフェースの名称は例示にすぎず、図1に示すものに限られず、同等又は類似の機能を有すれば、他の名称が用いられてもよい。また、図1に示す複数のコアネットワーク機能が単一の装置内に設けられてもよいし、図1に示す一つのコアネットワーク機能が複数の装置で構成されてもよい。コアネットワーク30の各機能の一部又は全部を構成する装置を、「コアネットワーク装置」ともいう。
DN40からの下りデータは、UPF33からN3トンネルを介して基地局20に伝送され、基地局20から無線ベアラを介して端末10に伝送される。一方、端末10からの上りデータは、無線ベアラを介して端末10から基地局20に伝送され、基地局20からN3トンネルを介してUPF33に伝送され、UPF33からDN40に伝送される。なお、N3トンネルは、カプセル化されたIP(Encapsulated Internet Protocol)パケットを伝送するトンネルであり、ユーザプレーントンネル等と呼ばれてもよい。
(QoS制御)
5GにおけるQoS制御は、PDUセッション内で定義される、1又は複数QoSフロー(QoS Flow)の単位で行われる。QoSフローは、QoS Flow ID(QFI)を用いて一意に識別される。また、各QoSフローは、QoSプロファイル(QoS Profile)と、QoSルール(QoS Rule)と、UL/DL PDR(Uplink/Downlink Packet Detection Rule)により定められる。
QoSプロファイルは、SMF32からAMF31を介して基地局20に通知される情報である。基地局20は、QoSフローをデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer:DRB)にマッピングするとともに、QoSプロファイルにより指定されるQoS特性に基づいて、データ無線ベアラのスケジューリングを行う。QoSプロファイルには、5G QoS Identifier(5QI)、Allocation and Retention Priority(ARP)、Reflective QoS Attribute(ROA)及び通知コントロール(Notification control)といったQoSパラメータが含まれる。5QIは、3GPP仕様によって予め定められたQoS特性を識別する指示子である。5GにおけるQoS特性には、例えば、リソースタイプ(ビットレート保障(GBR)、ビットレート非保障(Non-GBR)、遅延クリティカルGBR)、保証フロービットレート(Guaranteed Flow Bit Rate:GFBR)、最大フロービットレート(Maximum Flow Bit Rate:MFBR)、優先レベル、パケット遅延バジェット、パケットエラー率等が含まれる。通知コントロールは、QoSフローにおけるGFBRが保証できなくなった場合又は再び保証できる状態になった場合に、基地局20に対し、コアネットワーク30への通知を要求するか否かを示す情報である。
QoSルールは、SMF32からAMF31を介して端末10に通知される情報である。端末10は、QoSルールに基づいて、ULデータをQoSフローにマッピングする。QoSルールには、QFI及びパケットフィルタセット等が含まれる。
PDRは、SMF32からUPF33に通知される情報である。UPF33は、PDRに基づいて、DN40から受信したDLデータを分類してQoSフローへのマーキングを行う(カプセル化ヘッダにQFIを付与する)。
QoSフロー(QoS Flow)は、SMF32により管理される。QoSフローの設定/変更は、PDUセッション確立手順(PDU Session Establishment procedure)又はPDUセッション変更手順(PDU Session Modification procedure)により行われる。つまり、QoSルール、QoSプロファイル及びPDRは、PDUセッション確立手順又はPDUセッション変更手順により、それぞれ、端末10、基地局20及びUPF33に通知される。また、1つのPDUセッションには、1又は複数のQoSフローを関連づけることができる。
(端末及びネットワーク間リレー)
現在3GPPでは、端末間通信を用いる近接サービス(ProSe)の仕様として、リモート端末10Bが、リレー端末10Aを経由してネットワーク(基地局20及びコアネットワーク30)と通信を行う、端末及びネットワーク間リレー(UE-to-Network Relay)の検討が進められている。リモート端末10Bは、Remote UEと呼ばれてもよいし、ProSe UE-to-Network Relayと呼ばれてもよい。また、リレー端末10A及びリモート端末10Bは、端末間通信(D2D通信、Sidelink通信)をサポートする。
リモート端末10B及びリレー端末10A間のインタフェースは、PC5と呼ばれる。
リレー端末10Aとリモート端末10Bは、同一の機能を備えており、リレー端末10Aとして動作するのか、又は、リモート端末10Bとして動作するのかを任意に切替可能であってもよい。若しくは、リレー端末10Aとリモート端末10Bは、それぞれ異なる機能を有する端末10であってもよい。また、リレー端末10A及びリモート端末10Bは、通常の端末10として動作する機能を備えていてもよい。
また、3GPPでは、端末及びネットワーク間リレーとして、レイヤ3リレー(Layer 3 UE-to-Network Relay)と、リモート端末10BがNASレイヤを終端する形態であるレイヤ2リレー(Layer 2 UE-to-Network Relay)とが検討されている。
レイヤ3リレーは、リレー端末10AがNAS(Non Access Stratum)レイヤを終端し、リモート端末10Bの通信に用いられるPDUセッションの確立をリレー端末10Aが行う形態である。
レイヤ3リレーにおいてエンドツーエンド(End to End)のQoSを実現する場合、リレー端末10A及びリモート端末10B間におけるQoS制御は、端末間通信用のQoSフローである「PC5 QoSフロー」が適用されることとしてもよい。PC5 QoSフローでは、QoS特性を示す識別子として、PQI(PC5 5QIs)が用いられてもよい。また、PC5 QoSフローを一意に識別する識別子として、PFI(PC5 QoS Flow Identifier)が用いられてもよい。なお、リモート端末10B及びDN40間におけるQoS制御には、上述の「QoS制御」で説明したQoSフローが適用されることとしてもよい。以下の説明では、上述の「QoS制御」で説明したQoSフローを、PC5 QoSフローと区別するため、便宜上、「Uu QoSフロー」と言う。
レイヤ3リレーでは、エンドツーエンド(End to End)のQoSを実現するため、リレー端末10Aは、「PC5 QoSフロー」のPQIと「Uu QoSフロー」の5QIとを、PQIと5QIとをマッピングする情報(以下、「マッピングテーブル」と言う。)に基づいて相互に変換する。これにより、リモート端末10B及びDN40の間におけるエンドツーエンドのQoS制御を実現することができる。
レイヤ2リレーは、リモート端末10BがNASレイヤを終端し、リモート端末10Bの通信に適用されるPDUセッションの確立を、リモート端末10B自身が行う形態である。
レイヤ2リレーの場合、PC5 QoSフローは存在せず、Uu QoSフローが、リモート端末10B及びDN40の間に適用される。従って、リレー端末10Aは、Uuリンクにおける無線ベアラのQoS制御に用いられるQoSプロファイルに従って、PC5リンクにおける無線ベアラのQoS制御を行うこととしてもよい。
(端末及びネットワーク間リレーの課題)
図2は、端末及びネットワーク間リレーにおける課題を説明するための図である。
ステップS11で、例えば、多くのリモート端末10B-1~n(nは任意の正の整数)が、リレー端末10Aを介してネットワークに接続し、通信を行っているものとする。
ステップS12で、新たなリモート端末10B-Xが通信を開始するため、リレー端末10Aを介してネットワークとの間でコネクションを確立する。このとき、QoSとして、デフォルトのQoS(ビットレート非保障のQoS)が割り当てられる。
ステップS13で、リモート端末10B-Xは、所望のQoSをリレー端末10Aに通知する。ここで、リモート端末10B-Xが所望するQoS(所望するQoS条件)は、ビットレート保障型など、デフォルトQoSよりも厳しい条件のQoSであるものとする。
ステップS14で、リレー端末10Aは、リモート端末10B-Xが所望するQoSをネットワークに通知する。リレー端末10A及びネットワークは、既にリレー端末10Aを介して多くのリモート端末10B-1~nが通信を行っている状態であることから、リモート端末10B-Xが所望するQoSの要求を受け入れることはできないと認識する。 ステップS15で、リレー端末10Aは、リモート端末10B-Xに対し、リモート端末10B-Xが所望するQoS要求の受け入れを拒否することを通知する。
ステップS16で、リモート端末10B-Xは、所望するQoSの要求が拒否された場合、リレー端末10Aを介した通信を諦めて、他のリレー端末10Aを介した通信を試みる。
このように、QoS要求が拒否されると、リモート端末10B-Xが行ったステップS12~ステップS15の処理手順は、無駄になってしまうという課題がある(第1の課題)。
また、仮に、リモート端末10B-Xが、ミッションクリティカル通信など優先度の高い重要な通信を行う端末10である場合、リモート端末10B-Xが所望するQoSの受け入れを拒否することは好ましくないと考えられる(第2の課題)。
なお、図2において、多くのリモート端末10B-1~nが、リレー端末10Aを介してネットワークに接続し、通信を行っていることとしたが、これに限定されない。例えばリレー端末10A及び基地局20間の無線品質が悪い場合や、コアネットワーク30のトラフィックが逼迫している場合であっても、同様の問題が生じ得る。
本実施形態では、第1の課題を解決するため、リレー端末10Aは、ネットワークがより要件(Requirement)の厳しいQoSの要求を受け入れることが可能な状態であるのか又は受け入れることができない状態であるのかを示す情報(以下、「QoS状態情報」と言う。)を、周囲に存在する端末10に通知する。
また、本実施形態では、第2の課題を解決するため、既に接続しているリモート端末10B-1~nのうち、リモート端末10B-Xよりも優先度の低いリモート端末10BのQoSを、より要件の緩いQoSに変更する(以下、「優先度に基づくQoS制御」と言う。)。これにより、ネットワークのリソースが十分ではない場合であっても、リモート端末10B-Xが所望するQoSを満たすために必要なネットワークリソースを確保できるように制御する。
<処理手順>
(1)QoS要求の受け入れ可否の通知
(1.1)
図3は、QoS状態を通知する際の処理手順の一例(パターン1)を示すシーケンス図である。図3の例では、SMF32によりQoS要求(PDUセッション変更)が拒否された場合、リレー端末10Aは、ネットワークのリソースが逼迫していると判断し、QoS要求を受け入れることができない状態であることを示すQoS状態情報を送信する。
ステップS101で、リモート端末10Bは、レイヤ3リレーとして動作するリレー端末10Aとの間で直接通信をするためのコネクションを確立する。当該コネクションは、L2リンク、PC5リンク、ユニキャストリンクなどと呼ばれてもよい。また、リモート端末10Bは、リレー端末10Aとの間で「PC5 QoSフロー」を確立する。ここでは、PC5 QoSフローには、デフォルトのQoSが適用されるものとする。
続いて、リレー端末10Aは、PDUセッション確立手順を実行し、リモート端末10Bに対応するUu QoSフロー(より詳細には、リモート端末10Bのトラフィックを流すために用いられるUu QoSフロー)を作成する。ここでは、作成されるUu QoSフローにはデフォルトのQoSが適用されるものとする。なお、既に、リレー端末10AがPDUセッションを確立済みである場合、PDUセッション確立手順に代えてPDUセッション更新手順を実行することで、リモート端末10Bに対応するUu QoSフローを作成することとしてもよい。
リモート端末10Bに対応するUu QoSフローが作成されると、リモート端末10Bからの上りデータは、PC5 QoSフロー及びUu QoSフローに従い、リレー端末10Aを経由してDN40に運ばれる。同様に、DN40からの下りデータは、Uu QoSフロー及びPC5 QoSフローに従い、リレー端末10Aを経由してリモート端末10Bに運ばれる。
リレー端末10Aは、作成したUu QoSフローのQFIと、PC5 QoSフローのPFIとを対応づけて管理することで、リモート端末10BにおけるエンドツーエンドのQoSフローを管理することとしてもよい。
ステップS102で、リモート端末10Bは、PC5 QoSフローに適用されるQoSを、所望のQoS(ここでは、デフォルトQoSよりも要件が厳しいQoSであるものとする)に変更するため、リレー端末10Aに対し、所望のQoSを示す情報(以下、「QoS指示子」と言う。)を含むL2リンク変更要求(L2 link Modification Request)をリレー端末10Aに送信する。QoS指示子は、Requested QoSと呼ばれてもよい。QoS指示子は、例えば、所望のQoS要件に対応するPQIであってもよいし、エンドツーエンドのQoS要件に対応する識別子であってもよい。また、QoS指示子には、通信品質を指定する他のパラメータが含まれていてもよい。
ステップS103で、リレー端末10Aは、マッピングテーブルに基づき、QoS指示子に含まれるPQI若しくはエンドツーエンドのQoS要件に対応する識別子を、5QIに変換する。マッピングテーブルは、NASメッセージ又はRRCメッセージを介して、コアネットワーク30からリレー端末10Aに設定されることとしてもよいし、リレー端末10Aに予め事前設定(Preconfigured)されていてもよい。
続いて、リレー端末10Aは、リモート端末10Bに対応するUu QoSフローのQoSを変更するため、基地局20を介して、NASメッセージ(PDUセッション変更要求(PDU session modification request))をAMF31に送信する。PDUセッション変更要求には、例えば、PDUセッションID、リモート端末10Bに対応するUu QoSフローの識別子、及び、QoS指示子が含まれる。なお、「リモート端末10Bに対応するUu QoSフローの識別子」は、例えば、QFIやパケットフィルタなどであってもよい(以降の説明でも同様)。
ステップS104で、基地局20、AMF31、SMF32及びUPF33の間でPDUセッション変更処理(PDU Session Modification Procedure)が行われる。
ここで、PDUセッション変更処理の概要について説明する。まず、AMF31は、PDUセッション変更要求に含まれる各種情報を、PDUセッション更新要求メッセージ(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext)に含めてSMF32に送信する。SMF32は、ネットワークのトラフィック状況等に基づき、QoS要求を受け入れ可能か否かを判定する。SMF32はどのような方法で判定してもよいが、例えば、既に各端末10との間で確立済みのPDUセッション数や、ビットレート保障型のQoSフローの数などに応じて、QoS要求を受け入れ可能か否かを判定するようにしてもよい。
SMF32は、QoS要求を受け入れる場合、QoS要求に対応するQoSプロファイル及びQoSルールを、AMF31に送信する。AMF31は、QoSプロファイルをN2メッセージに含めて基地局20に送信し、QoSルールを、NASメッセージに含めてリレー端末10Aに送信する。また、SMF32は、QoS要求に対応するUL/DL PDRをUPF33に送信する。
一方、SMF32は、QoS要求を受け入れることができないと判定した場合、SMF32は、QoS要求を通知したノード(AMF31又はPCF34等)に対し、QoS要求を拒否することを示す情報(以下、「QoS拒否情報」と言う。)を送信する。QoS拒否情報は、QoS変更不可情報と呼ばれてもよい。また、QoS拒否情報は、PDUセッション変更拒否メッセージであってもよい。また、QoS拒否情報には、QoS要求を拒否した理由を示す情報(例えばCause値など)が含まれていてもよい。
図3の例では、SMF32は、AMF31から受信したQoS要求を受け入れることができないと判定したものとする。また、SMF32は、AMF31に対し、PDUセッション変更拒否メッセージを送信したものとする。
ステップS110で、AMF31は、NASメッセージ(PDUセッション変更コマンド(PDU Session Modification Command))をリレー端末10Aに送信する。PDUセッション変更コマンドには、QoS拒否情報が含まれる。
ステップS111で、リレー端末10Aは、QoS拒否情報を含むPDUセッション変更コマンドを受信した場合、ネットワークリソースが逼迫しており、QoS要求を受け入れることができない状態であると認識する。続いて、リレー端末10Aは、ネットワークが、より要件の厳しいQoS要求を受け入れることができない状態であることを示すQoS状態情報(QoS=Full)を送信する。
本実施形態では、リレー端末10Aは、QoS状態情報を、所定の周期でブロードキャストするようにしてもよい。例えば、リレー端末10Aは、QoS状態情報を、ブロードキャスト用のチャネルで送信してもよい。また、リレー端末10Aは、QoS状態情報を、物理サイドリンクディスカバリーチャネル(Physical Sidelink Discovery Channel:PSDCH)で送信してもよいし、物理サイドリンク共通チャネル(Physical Sidelink Shared Channel:PSSCH)で送信してもよい。また、リレー端末10Aは、QoS状態情報を、ディスカバリーメッセージ(Discovery message:発見信号)内の所定の領域(フィールド)に含めて送信してもよい。
ステップS112で、リレー端末10Aは、リモート端末10Bに、L2リンク変更応答(L2 link Modification Accept)を送信する。L2リンク変更応答には、QoS拒否情報が含まれる。L2リンク変更応答はQoS状態による接続拒否を伝達するためのL2 Link Modification Accept以外のメッセージでもよい。
次に、基地局20は、リレー端末10Aに接続している他のリモート端末10Bが、リレー端末10Aとの接続を終了したり、リレー端末10Aがより帯域幅の広いバンドにハンドオーバーしたりといった理由により、ネットワークリソースに空きが生じたことを検出したとする。この場合、ステップS150で、基地局20は、リレー端末10Aに対し、より要件の厳しいQoS要求を受け入れることが可能な状態であることを示す情報(以下、「QoS許可情報」と言う。)AN固有リソース変更メッセージ(AN specific resource modification)を送信するようにしてもよい。AN固有リソース変更メッセージは、RRCメッセージであってもよい。
また、SMF32は、ネットワークリソースに空きが生じた結果、QoS要求を受け入れることが可能になったことを検出した場合、リレー端末10Aに対し、AMF31を介して、QoS許可情報を含むNASメッセージを送信するようにしてもよい。SMF32は、SMF32がPDUセッションを管理している全てのリレー端末10Aに対して、QoS許可情報を含むNASメッセージを送信するようにしてもよい。
ステップS151で、リレー端末10Aは、基地局20又はAMF31から、QoS要求を受け入れることが可能な状態であることを示すAN固有リソース変更メッセージ又はNASメッセージを受信した場合、QoS要求を受け入れることが可能な状態であることを示すQoS状態情報(QoS=Normal)を送信する。
以上説明した処理手順において、リモート端末10Bがレイヤ2リレーの場合、ステップS102及びステップS112の処理手順は省略される。また、ステップS103の処理手順では、リレー端末10Aではなくリモート端末10Bが直接、所望するQoSに対応するQoS指示子(例えば5QI等)を含むPDUセッション変更要求をAMF31に送信する。またステップS110の処理手順において、AMF31は、QoS拒否情報が含まれるPDUセッション変更コマンドを、リモート端末10Bに送信する。
また、リモート端末10Bがレイヤ2リレーの場合、リモート端末10Bは、NASメッセージ及びRRCメッセージを受信することができないことが考えられる。そこで、AMF31は、ステップS110の処理手順において、基地局20に対し、QoS拒否情報を含むN2メッセージ(N2インタフェース上のメッセージ)を送信し、基地局20は、QoS拒否情報を含むMACメッセージ(MACレイヤのメッセージ、例えばMAC PDU(Protocol Data Unit)又はMAC CE(Control Element))を、リレー端末10Aに通知するようにしてもよい。レイヤ2リレーのリレー端末10Aは、MACメッセージでQoS拒否情報を基地局20から受信した場合、これ以上QoS要求を受け入れることができない状態であることを示すQoS状態情報(QoS=Full)を送信するようにしてもよい。ステップS150の処理手順についても、基地局20は、MACメッセージに、QoS許可情報を含めてリレー端末10Aに送信するようにしてもよい。レイヤ2リレーのリレー端末10Aは、MACメッセージでQoS許可情報を基地局20から受信した場合、QoS要求を受け入れることが可能な状態であることを示すQoS状態情報(QoS=Normal)を送信するようにしてもよい。
(1.2)
図4は、QoS状態を通知する際の処理手順の一例(パターン2)を示すシーケンス図である。図4の例は、基地局20によりQoS要求が拒否された場合、リレー端末10Aは、ネットワークのリソースが逼迫していると判断し、QoS要求を受け入れることができない状態であることを示すQoS状態情報を送信する。
ステップS101~ステップS103の処理手順は、それぞれ、図3のステップS101~ステップS103の処理手順と同一であるため、説明を省略する。
ステップS104で、基地局20、AMF31、SMF32及びUPF33の間でPDUセッション変更処理(PDU Session Modification Procedure)が行われる。図4の例では、SMF32は、QoS要求を受け入れると判定し、QoS要求に対応するQoSプロファイル及びQoSルールを、AMF31に送信する。AMF31は、QoSプロファイルをN2メッセージに含めて基地局20に送信し、QoSルールを、NASメッセージに含めてリレー端末10Aに送信する。また、SMF32は、QoS要求に対応するPDRをUPF33に送信する。
ここで、基地局20は、例えば、リレー端末10Aから受信する無線信号の品質が劣化している等の理由で、これ以上のQoS要求を受け入れることができないと判定したとする。この場合、ステップS120で、基地局20は、リレー端末10Aに対し、QoS拒否情報を含むAN固有リソース変更メッセージ(AN specific resource modification)を送信する。AN固有リソース変更メッセージは、RRCメッセージであってもよい。
ステップS121で、リレー端末10Aは、QoS拒否情報を含むAN固有リソース変更メッセージを受信した場合、ネットワークのリソースが逼迫しており、QoS要求を受け入れることができない状態であると認識する。続いて、リレー端末10Aは、ネットワークが、より要件の厳しいQoS要求を受け入れることができない状態であることを示すQoS状態情報(QoS=Full)を送信する。
ステップS122、ステップS150及びステップS151の処理手順は、図3のステップS112、ステップS150及びステップS151の処理手順と同一であるため、説明を省略する。
リモート端末10Bがレイヤ2リレーの場合、基地局20は、ステップS120の処理手順において、MACメッセージに、QoS拒否情報を含めてリレー端末10Aに送信するようにしてもよい。
(1.3)
図5は、QoS状態を通知する際の処理手順の一例(パターン3)を示すシーケンス図である。図5の例は、基地局20がQoS要求を拒否する場合、基地局20はAMF31にQoS要求を拒否することを通知し、AMF31が、QoS要求を拒否することをリレー端末10Aに通知する。リレー端末10Aは、ネットワークのリソースが逼迫していると判断し、QoS要求を受け入れることができない状態であることを示すQoS状態情報を送信する。
ステップS101~ステップS104の処理手順は、それぞれ、図4のステップS101~ステップS104の処理手順と同一であるため、説明を省略する。
AMF31から、QoS要求に対応するQoSプロファイルを含むN2メッセージを受信した基地局20は、例えば、リレー端末10Aから受信する無線信号の品質が劣化している等の理由で、QoS要求を受け入れることができないと判定したとする。この場合、ステップS130で、基地局20は、AMF31に対し、QoS拒否情報を含むN2メッセージ(RANリソース通知)を送信する。
なお、基地局20は、無線品質が事後的に劣化した場合など、QoS要求を満たすことが出来なくなったことを、PDUセッション変更完了後に検出した場合、QoS要求を満たすことができなくなったUu QoSフローのQFI及びQoS拒否情報を含むN2メッセージをAMF31に送信するようにしてもよい。
ステップS131で、QoS拒否情報を含むN2メッセージを受信したAMF31は、NASメッセージ(PDUセッション変更コマンド(PDU Session Modification Command))をリレー端末10Aに送信する。PDUセッション変更コマンドには、QoS拒否情報が含まれる。
ステップS132、ステップS133、ステップS150及びステップS151の処理手順は、それぞれ、図3のステップS111、ステップS112、ステップS150及びステップS151の処理手順と同一であるため、説明を省略する。
リモート端末10Bがレイヤ2リレーの場合、AMF31は、ステップ131の処理手順において、基地局20に対し、QoS拒否情報を含むN2メッセージ(N2インタフェース上のメッセージ)を送信し、基地局20は、QoS拒否情報を含むMACメッセージを、リレー端末10Aに通知するようにしてもよい。レイヤ2リレーのリレー端末10Aは、MACメッセージでQoS拒否情報を基地局20から受信した場合、これ以上QoS要求を受け入れることができない状態であることを示すQoS状態情報(QoS=Full)を送信するようにしてもよい。
以上説明したように、QoS要求が拒否された場合、リレー端末10Aは、ネットワークのリソースが逼迫していると判断し、ネットワークが、QoS要求を受け入れることができない状態であることを示すQoS状態情報を送信する。これにより、リモート端末10Bは、リレー端末10Aを探して通信を開始する際、QoSの要求を受け入れることが可能なリレー端末10Aを選択して通信を試みることが可能になり、QoSの要求を受け入れることができないリレー端末10Aとの間で無駄に通信を行うことなく、通信を開始することが可能になる。
以上説明した(1.1)~(1.3)において、QoS拒否情報には、受入可能なQoS又は受入不可能なQoSを示す情報が含まれるようにしてもよい。例えば、受入可能なQoSを示す情報として、受入可能なQoS特性を示す識別子(5QI等)が含まれていてもよい。同様に、受入不可能なQoSを示す情報として、受入不可能なQoS特性を示す識別子(5QIの値等)が含まれていてもよい。また、リレー端末10Aは、QoS状態情報に、受入可能なQoS又は受入不可能なQoSを示す情報を含めて送信するようにしてもよい。このとき、リレー端末10Aは、レイヤ3リレーとして動作する場合、基地局20から通知された、受入可能なQoS特性又は受入不可能なQoS特性を示す識別子を、マッピングテーブルに基づき、PC5インタフェースで用いられるQoS特性を示す識別子(PQI等)に変換し、変換後のQoS特性を示す識別子を、QoS状態情報に含めて送信するようにしてもよい。これにより、リレー端末10Aに接続しているリモート端末10Bが多い環境であっても、リモート端末10Bは、QoS要求を受け入れ可能なリレー端末10Aを発見できる可能性を高めることが可能になる。
(2)優先度に基づくQoS制御
(2.1)
図6は、優先度に基づくQoS制御における処理手順の一例(パターン1)を示すシーケンス図である。図6の例では、リモート端末10B-YのQoS要求がSMF32により拒否された場合、リレー端末10Aは、リレー端末10Aと通信をしている複数のリモート端末10B-Xのうち、優先度が低いリモート端末10B-XのQoSを、より要件の緩いQoSに変更又は解除する。
ステップS201、ステップS202及びステップS220の処理手順は、図3のステップS101、ステップS102及びステップS103における説明において、リモート端末10Bを、リモート端末10B-Yに置き換えたものと同一であるため、説明は省略する。
ステップS221で、AMF31は、PDUセッション変更要求に含まれる、リモート端末10B-Yに関するQoS指示子等を、PDUセッション更新要求メッセージ(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext)に含めてSMF32に送信する。
ステップS222で、SMF32は、例えば、ネットワークのトラフィック状況等に基づき、当該メッセージに含まれるQoS指示子で示されるQoS要求を受け入れ可能か否かを判定する。SMF32はどのような方法で判定してもよいが、例えば、既に各端末10との間で確立済みのPDUセッション数や、ビットレート保障型のQoSフローの数などに応じて、QoS要求を受け入れ可能か否かを判定するようにしてもよい。ここでは、SMF32は、QoS要求を受け入れることはできないと判定したとする。
ステップS223で、SMF32は、リモート端末10B-YのQoS要求を拒否するQoS拒否情報を含むPDUセッション変更応答(Response of Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext)を、AMF31に送信する。なお、「リモート端末10B-YのQoS要求」とは、リモート端末10B-Yに対応するUu QoSフローについてのQoS要求を意味する。
ステップS224で、AMF31は、リモート端末10B-YのQoS要求を拒否するQoS拒否情報を含むPDUセッション変更コマンド(PDU Session Modification Command)を、リレー端末10Aに送信する。
ステップS225で、AMF31から、QoS拒否情報を含むPDUセッション変更コマンドを受信したリレー端末10Aは、当該リレー端末10Aと通信をしている複数のリモート端末10B-Xのうち、優先度が低いリモート端末10B-Xを選択する。複数のリモート端末10B-Xの優先度はどのように定められていてもよいが、例えば、各リモート端末10B-XのPQI(又は変換後の5QI)により示される優先レベルが、各リモート端末10B-Xの優先度に対応することとしてもよい。
ステップS226で、リレー端末10Aは、ステップS225の処理手順で選択した、優先度が低いリモート端末10B-XのQoSを、より要件の緩いQoSに変更又は解除するために、当該リモート端末10B-Xに対応するUu QoSフローのQoS指示子を含むPDUセッション変更要求をAMF31に送信する。
ステップS227で、基地局20、AMF31、SMF32及びUPF33の間でPDUセッション変更処理(PDU Session Modification Procedure)が行われ、リモート端末10B-Xに対応するUu QoSフローが、より要件の緩いQoSに変更又は解除される。
ステップS228で、AMF31は、ステップS227の処理手順で変更されたQoSの値(5QI)、又はUu QoSフローの解除を指示する情報を、PDUセッション変更コマンドに含めてリレー端末10Aに通知する。
ステップS229で、リレー端末10Aは、ステップS228の処理手順で通知されたQoS値(5QI)を、マッピングテーブルに基づいてPQIに変換する。続いて、リレー端末10Aは、変換後のPQIを含むL2リンク変更信号又はPC5 QoSフローの解除を指示する情報を、リモート端末10B-Xに送信する。これにより、リモート端末10B-XのPC5 QoSフロー及びUu QoSフローが、より要件の緩いQoSに変更又は解除される。なお、リモート端末10B-XのPC5 QoSフロー及び/又はUu QoSフローが解除されることは、リモート端末10B-Xの通信が切断されることと同義であってもよい。
リレー端末10Aは、リモート端末10B-YにおけるQoS要求が許可されるまで、ステップS220~ステップS229の処理手順を繰り返すことで、優先度の低いリモート端末10B-XのQoSを、より要件の緩いQoSに変更又は解除していく。
ここで、優先度の低いリモート端末10B-XのQoSが、より要件の緩いQoSに変更又は解除されることで、ネットワークリソースに空きが生じたことを検出したとする。この場合、ステップS222の処理手順で、SMF32は、QoS要求を許可する。この場合、ステップS240の処理手順に進む。
ステップS240で、基地局20、AMF31、SMF32及びUPF33の間でPDUセッション変更処理(PDU Session Modification Procedure)が行われ、リモート端末10B-Yに対応するUu QoSフローが、要求されたQoSに変更される。
ステップS241で、AMF31は、ステップS240の処理手順で変更された、リモート端末10B-YのQoS値(5QI)を、PDUセッション変更コマンドに含めてリレー端末10Aに通知する。
ステップS242で、リレー端末10Aは、ステップS241の処理手順で通知されたQoS値(5QI)を、マッピングテーブルに基づいてPQIに変換し、リモート端末10B-Yとの間におけるPC5 QoSフローのQoSを、変換後のPQIに変更する。続いて、リレー端末10Aは、変換後のPQIを含むL2リンク変更応答を、リモート端末10B-Yに送信する。これにより、リモート端末10B-YのPC5 QoSフロー及びUu QoSフローが、より条件の厳しいQoS要求を反映したフローに変更される。
次に、リレー端末10Aは、ステップS220~ステップS229の処理手順を繰り返すことで、優先度の低い全てのリモート端末10B-XのQoSを、より要件の緩いQoSに変更、あるいは優先度の低いリモート端末10B-Xの切断処理によってもネットワークリソースに空きが生じなかった(つまり、ステップS241の処理手順で示すメッセージを受信できなかった)と仮定する。この場合、ステップS260の処理手順に進む。
ステップS260で、リレー端末10Aは、QoS拒否情報を含むL2リンク変更応答を、リモート端末10B-Yに送信する。
(2.2)
図7は、優先度に基づくQoS制御における処理手順の一例(パターン2)を示すシーケンス図である。図7の例では、リモート端末10B-YのQoS要求がSMF32により拒否された場合、優先度が高いリモート端末10B-YのQoSを変更するために、優先度が低いリモート端末10B-XのQoSを変更又は解除することをSMF32に通知する。SMF32は、優先度が低いリモート端末10B-XのQoSを変更又は解除することで、ネットワークリソースの消費量が削減され、優先度が高いリモート端末10B-YのQoS要求を許可することが可能であるか否かを判断する。リモート端末10B-YのQoS要求を許可する場合、SMF32は、リモート端末10B-X及びリモート端末10B-YのQoSを変更又はリモート端末10B-XのQoSを解除する。
ステップS301、ステップS302、ステップS303、ステップS304、ステップS305、ステップS306、ステップS307及びステップS320の処理手順は、それぞれ、図6のステップS201、ステップS202、ステップS220、ステップS221、ステップS222、ステップS223、ステップS224及びステップS225の処理手順と同一であるため、説明は省略する。
ステップS321で、リレー端末10Aは、リモート端末10B-YのQoS指示子と、ステップS320の処理手順で選択された、優先度が低いリモート端末10B-XのQoSがQoS変更の対象であることを示す情報を含む、PDUセッション変更要求をAMF31に送信する。なお、「QoS変更」とは、QoSをより要件の緩いQoS(デフォルトQoSであってもよい)に変更すること、あるいは優先度の低い端末の切断(当該QoSフローの解除)を意味している。
ステップS322で、AMF31は、リモート端末10B-YのQoS指示子と、優先度が低いリモート端末10B-XのQoSがQoS変更対象であることを示す情報を含む、PDUセッション更新要求をSMF32に送信する。
ステップS323で、SMF32は、優先度が低いリモート端末10B-XのQoSを、より要件の緩いQoSに変更又はQoSフローを解除することで、優先度が高いリモート端末10B-YのQoS要求を許可することが可能であるか否かを判断する。許可することができないと判断された場合はステップS324の処理手順に進み、許可可能と判断された場合はステップS340の処理手順に進む。
ステップS324及びステップS325の処理手順は、それぞれ、ステップS306及びステップS307の処理手順と同一であるため説明は省略する。
ステップS340で、基地局20、AMF31、SMF32及びUPF33の間でPDUセッション変更処理(PDU Session Modification Procedure)が行われ、リモート端末10B-Xに対応するUu QoSフローが、より要件の緩いQoSに変更又は解除される。
ステップS341で、AMF31は、ステップS340の処理手順で変更された、リモート端末10B-XのQoS値(5QI)又はUu QoSフローの解除を指示する情報を、PDUセッション変更コマンドに含めてリレー端末10Aに通知する。
ステップS342で、リレー端末10Aは、ステップS341の処理手順で通知されたQoS値(5QI)を、マッピングテーブルに基づいてPQIに変換し、リモート端末10B-Xとの間におけるPC5 QoSフローのQoSを、変換後のPQIに変更する。続いて、リレー端末10Aは、変換後のPQI又はPC5 QoSフローの解除を指示する情報を含むL2リンク変更メッセージを、リモート端末10B-Xに送信する。これにより、リモート端末10B-XのPC5 QoSフロー及びUu QoSフローが、より要件の緩いQoSに変更又は解除される。
ステップS343で、基地局20、AMF31、SMF32及びUPF33の間でPDUセッション変更処理(PDU Session Modification Procedure)が行われ、リモート端末10B-Yに対応するUu QoSフローが、要求されたQoSに変更される。
ステップS344で、AMF31は、ステップS343の処理手順で変更された、リモート端末10B-YのQoS値(5QI)を、PDUセッション変更コマンドに含めてリレー端末10Aに通知する。
ステップS345で、リレー端末10Aは、ステップS344の処理手順で通知されたQoS値(5QI)を、マッピングテーブルに基づいてPQIに変換し、リモート端末10B-Yとの間におけるPC5 QoSフローのQoSを、変換後のPQIに変更する。続いて、リレー端末10Aは、変換後のPQIを含むL2リンク変更応答を、リモート端末10B-Yに送信する。これにより、リモート端末10B-YのPC5 QoSフロー及びUu QoSフローが、要求されたQoSを反映したフローに変更される。
次に、リレー端末10Aは、ステップS320~ステップS325の処理手順を繰り返すことで、優先度の低い全てのリモート端末10BのQoSを、より要件の緩いQoSに変更あるいは解除しても、ネットワークリソースに空きが生じなかった(つまり、ステップS341又はステップS344の処理手順で示すメッセージを受信できなかった)と仮定する。この場合、ステップS360の処理手順に進む。
ステップS360の処理手順は、図6のステップS260と同一であるため、説明は省略する。
(2.3)
図8は、優先度に基づくQoS制御における処理手順の一例(パターン3)を示すシーケンス図である。SMF32は、リモート端末10B-YのQoS要求を許可できない場合、SMF32は、リレー端末10Aと通信をしている複数のリモート端末10B-Xのうち、優先度が低いリモート端末10B-XのQoSを、より要件の緩いQoSに変更又は解除する。
ステップS401、ステップS402、ステップS403及びステップS404の処理手順は、それぞれ、図6のステップS201、ステップS202、ステップS220及びステップS221の処理手順と同一であるため、説明は省略する。
ステップS420で、SMF32は、例えば、ネットワークのトラフィック状況等に基づき、PDUセッション変更要求メッセージに含まれるQoS指示子で示されるQoS要求を受け入れ可能か否かを判定する。受入不可能と判断した場合はステップS421の処理手順に進み、受入可能と判断した場合はステップS440の処理手順に進む。
ステップS421で、SMF32は、リレー端末10Aと通信をしている複数のリモート端末10B-Xのうち、優先度が低いリモート端末10B-Xを選択する。例えば、SMF32は、ステップS401の処理手順でPDUセッションを確立(又は変更)する際、リレー端末10Aから、リレー端末10Aと通信をしている複数のリモート端末10B-Xの優先順位リストを取得することとしてもよい。当該優先順位リストには、例えば、PDUセッションID及びQFIにより特定されるQoSフローと端末優先順位とが対応づけられていてもよい。SMF32は、当該優先順位リストに基づいて、優先度が低いリモート端末10B-X(若しくは、優先度が低いリモート端末10B-Xに対応するUu QoSフロー)を選択するようにしてもよい。
また、SMF32は、リレー端末10Aとの間で確立されている1又は複数のPDUセッションに対応づけられる全てのQoSフロー(Uu QoSフロー)のうち、各QoSフローにおける5QIの値により示される優先レベルが、各リモート端末10B-Xの優先度に対応するとみなすようにしてもよい。また、最も優先レベルの低いQoSフローが複数存在する場合、SMF32は、これらの複数のQoSフローの中からいずれか1つのQoSフローを選択することとしてもよい。
ステップS422、ステップS423及びステップS424の処理手順は、それぞれ、図7のステップS340、ステップS341及びステップS342の処理手順と同一であるため、説明は省略する。
なお、SMF32は、ステップS420の処理手順において、リモート端末10B-YのQoS要求を受け入れ可能と判断できるまで、ステップS420~ステップS422の処理手順を繰り返し実行することとしてもよい。これにより、優先度が低いリモート端末10B-Xに対して、ステップS423及びステップS424の処理手順が実行され、より要件の緩いQoSに変更若しくはQoSフローが解除さることになる。また、SMF32は、ステップS420及びステップS421の処理手順において、リモート端末10B-YのQoS要求を受け入れるために、より要件の緩いQoSに変更又は解除が必要な1以上のリモート端末10B-Xを予め決定し、決定した1以上のリモート端末10B-Xの各々について、ステップS422の処理手順を実行することとしてもよい。これにより、優先度が低いリモート端末10B-Xに対して、ステップS423及びステップS424の処理手順が実行され、より要件の緩いQoSに変更若しくはQoSフローが解除さることになる。
ステップS440、ステップS441及びステップS442の処理手順は、それぞれ、図7のステップS343、ステップS344及びステップS345の処理手順と同一であるため、説明は省略する。
次に、SMF32は、優先度の低い全てのリモート端末10B-XのQoSを、より要件の緩いQoSに変更又は解除しても、リモート端末10B-YのQoS要求を受け入れることができないと判断した場合、ステップS460の処理手順に進む。
ステップS460、ステップS461及びステップS462の処理手順は、それぞれ、図7のステップS306、ステップS307及びステップS360の処理手順と同一であるため、説明は省略する。
(2.4)
図9は、優先度に基づくQoS制御における処理手順の一例(パターン4)を示すシーケンス図である。図9の例では、リモート端末10B-YのQoS要求を、AF35から送信する。また、SMF32は、AF35から要求されたQoSを許可できない場合、SMF32は、リレー端末10Aと通信をしている複数のリモート端末10B-Xのうち、優先度が低いリモート端末10B-XのQoSを、より要件の緩いQoSに変更又は解除する。
ステップS501の処理手順は、図6のステップS201の処理手順と同一であるため、説明を省略する。
ステップS502で、リモート端末10B-Yは、AF35との間で、アプリケーションレイヤのインタフェースを用いてサービスセットアップ手順を行う。
ステップS503で、AF35は、PCF34に、リモート端末10B-YのUu QoSフローを特定する情報(例えばPDUセッションID及びQFI等)と、当該Uu QoSフローについてのQoS指示子を含むサービス要件(Service Requirement)を、N5インタフェースのメッセージを用いて送信する。
ステップS504で、PCF34は、リモート端末10B-YのUu QoSフローを特定する情報と、当該Uu QoSフローについてのQoS指示子とを含むQoS変更要求メッセージ(QoS Modification)をSMF32に送信する。
ステップS520で、SMF32は、ネットワークのトラフィック状況等に基づき、QoS変更要求メッセージに含まれるQoS指示子で示されるQoS要求を受け入れ可能か否かを判定する。受入不可能と判断した場合はステップS521の処理手順に進み、受入可能と判断した場合はステップS540の処理手順に進む。
ステップS521の処理手順は、図8のステップS422の処理手順と同一であるため説明を省略する。
ステップS522で、SMF32は、優先度の低いリモート端末10B-XのQoSを、より要件の緩いQoSに変更又は解除することを示すPDUセッション変更通知メッセージ(Nsmf_PDUSession_SMContextStatusNotify)をAMF31に送信する。
ステップS523で、AMF31は、リモート端末10B-Xに対応するUu QoSフローのQoSを変更又はUu QoSフローを解除することを示す、NASメッセージ(PDUセッション変更コマンド(PDU Session Modification Command))をリレー端末10Aに送信する。
ステップS524で、リレー端末10Aは、リモート端末10B-XのQoSを変更又は解除することを示す、NASメッセージ(PDUセッション変更要求(PDU Session Modification Request))を、AMF31に送信する。
ステップS525、ステップS526及びステップS527の処理手順は、それぞれ、図7のステップS340、ステップS341及びステップS342の処理手順と同一であるため、説明は省略する。
ステップS540、ステップS541及びステップS542の処理手順は、それぞれ、図7のステップS343、ステップS344及びステップS345の処理手順と同一であるため、説明は省略する。
次に、SMF32は、優先度の低い全てのリモート端末10B-XのQoSを、より要件の緩いQoSに変更又は解除しても、リモート端末10B-YのQoS要求を受け入れることができないと判断した場合、ステップS560の処理手順に進む。
ステップS560で、SMF32は、QoS拒否情報を含む、QoS変更応答メッセージをPCF34に送信する。
ステップS561で、PCF34は、QoS拒否情報を含むサービス要件応答を、N5インタフェースのメッセージを用いて送信する。
以上説明したように、QoS要求が拒否された場合、より優先度の低いリモート端末10BのQoSを変更又は解除することで、ネットワークリソースの消費量を削減し、QoS要件が厳しいリモート端末10Bが通信を行うことができるようにした。これにより、ミッションクリティカル通信など優先度の高い通信を行うリモート端末10Bは、ネットワークのリソースが逼迫している状況であっても、ネットワークの所望するQoS要件に従って通信を開始することが可能になる。
<ハードウェア構成>
図10は、本実施形態に係る通信システム内の各装置のハードウェア構成の一例を示す図である。通信システム1内の各装置は、図1に示されるどの装置であってもよく、例えば、端末10、基地局20、コアネットワーク30内のコアネットワーク装置である。図10における符号「30」は、コアネットワーク30内のコアネットワーク装置を意味し、AMF31、SMF32、UPF33、PCF34及びAF35を総称するものとする。
通信システム1内の各装置は、プロセッサ11、記憶装置12、有線又は無線通信を行う通信装置13、各種の入力操作を受け付ける入力装置や各種情報の出力を行う入出力装置14を含む。
プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、通信システム1内の各装置を制御する。プロセッサ11は、プログラムを記憶装置12から読み出して実行することで、本実施形態で説明する各種の処理を実行してもよい。通信システム1内の各装置は、1又は複数のプロセッサ11により構成されていてもよい。また、当該各装置は、コンピュータと呼ばれてもよい。
記憶装置12は、例えば、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)等のストレージから構成される。記憶装置12は、プロセッサ11による処理の実行に必要な各種情報(例えば、プロセッサ11によって実行されるプログラム等)を記憶してもよい。
通信装置13は、有線及び/又は無線ネットワークを介して通信を行う装置であり、例えば、ネットワークカード、通信モジュール、チップ、アンテナ等を含んでもよい。また、端末10及び基地局20の場合、通信装置13には、アンプ、無線信号に関する処理を行うRF(Radio Frequency)装置と、ベースバンド信号処理を行うBB(BaseBand)装置とを含んでいてもよい。
入出力装置14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス及び/又はマイク等の入力装置と、例えば、ディスプレイ及び/又はスピーカ等の出力装置とを含む。
以上説明したハードウェア構成は一例に過ぎない。通信システム1内の各装置は、図10に記載したハードウェアの一部が省略されていてもよいし、図10に記載されていないハードウェアを備えていてもよい。また、図10に示すハードウェアが1又は複数のチップにより構成されていてもよい。
<機能ブロック構成>
(リレー端末)
図11は、リレー端末10Aの機能ブロック構成例を示す図である。図11に示すように、リレー端末10Aは、受信部101と、送信部102と、制御部103とを、有する。
なお、受信部101と送信部102とが実現する機能の全部又は一部は、通信装置13を用いて実現することができる。また、受信部101と送信部102とが実現する機能の全部又は一部と、制御部103とは、プロセッサ11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-transitory computer readable medium)であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
受信部101は、下り信号を受信する。また、受信部101は、下り信号を介して伝送された情報及び/又はデータを受信してもよい。ここで、「受信する」とは、例えば、無線信号の受信、デマッピング、復調、復号、モニタリング、測定の少なくとも一つ等の受信に関する処理を行うことを含んでもよい。
送信部102は、上り信号を送信する。また、送信部102は、上り信号を介して伝送される情報及び/又はデータを送信してもよい。ここで、「送信する」とは、例えば、符号化、変調、マッピング、無線信号の送信の少なくとも一つ等の送信に関する処理を行うことを含んでもよい。以下の説明では、QoSの変更には、QoSの解除(QoSフローの解除)も含まれる。
制御部103は、リレー端末10Aにおける各種制御を行う。例えば、制御部103は、リモート端末10Bと基地局20及びコアネットワーク30(ネットワーク装置)との間における通信を中継する制御を行う。また、制御部103は、リモート端末10B間のQoSフロー(第1QoSフロー、PC5 QoSフロー)のQoS要件を示す値(第1QoS値、PQI)と、基地局20及びコアネットワーク30(ネットワーク装置)との間のQoSフロー(第2QoSフロー、Uu QoSフロー)のQoS要件を示す値(第2QoS値、5QI)とを、マッピングテーブルを用いて、相互に変換する。
また、送信部102(第1送信部)は、受信部101がリモート端末10B(端末10)からQoS要求(QoS指示子)を受信した場合に、QoS要求をAMF31(ネットワーク装置)に送信する(図3、図4、図5)。
また、受信部101は、AMF31から、QoS要求を拒否することを示すQoS拒否情報(第1情報)を受信する(図3、図4、図5)。また、受信部101は、QoS拒否情報を含むRRCメッセージを受信するようにしてもよい(図4)。また、受信部101は、QoS拒否情報を含むNASメッセージを受信するようにしてもよい(図3、図5)。また、QoS拒否情報は、QoS要求を拒否することを示す情報であり、QoS要求を拒否した理由を示す情報を含んでいてもよい(図3のS110)。
また、送信部102(第2送信部)は、QoS拒否情報を受信した場合に、QoS要求を受け入れることができない状態であることを示す情報を含むQoS状態情報(メッセージ)を送信する(図3、図4、図5)。なお、送信部102は、QoS状態情報を、周囲の端末10に向けてブロードキャストするようにしてもよい。
また、受信部101は、AMF31(ネットワーク装置)又は基地局20から、QoS要求を許可することを示すQoS許可情報(第2情報)を受信するようにしてもよい(図3、図4、図5)。
また、送信部102(第2送信部)は、受信部101でQoS許可情報を受信した場合に、QoS要求を受け入れることが可能な状態であることを示すQoS状態情報(メッセージ)を送信するようにしてもよい(図3、図4、図5)。
送信部102は、受信部101がリモート端末10B-Y(第1端末)からQoS要求(QoS指示子)を受信した場合に、QoS要求をAMF31(ネットワーク装置)に送信する(図6のS220)。
また、受信部101は、AMF31(ネットワーク装置)から、QoS要求を拒否することを示すQoS拒否情報を受信する(図6のS224)。
また、制御部103は、受信部101でQoS拒否情報を受信した場合に、リレー端末10Aと通信する1以上のリモート端末10Bの中からリモート端末10B-X(第2端末)を選択する。制御部103は、1以上のリモート端末10Bの中から、リモート端末10B-Y(第1端末)よりも優先度が低いリモート端末10B-X(第2端末)を選択するようにしてもよい(図6のS225)。
また、送信部(第2送信部)は、リモート端末10B-X(第2端末)のQoS要求を変更することを要求するメッセージ(PDUセッション変更要求)を、AMF31(ネットワーク装置)に送信する(図6のS226)。
(基地局)
図12は、基地局20の機能ブロック構成例を示す図である。図12に示すように、基地局20は、受信部201と、送信部202と、制御部203とを、有する。
なお、受信部201と送信部202とが実現する機能の全部又は一部は、通信装置13を用いて実現することができる。また、受信部201と送信部202とが実現する機能の全部又は一部と、制御部203とは、プロセッサ11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
受信部201は、上り信号を受信する。また、受信部101は、上り信号を介して伝送された情報及び/又はデータを受信してもよい。ここで、「受信する」とは、例えば、無線信号の受信、デマッピング、復調、復号、モニタリング、測定の少なくとも一つ等の受信に関する処理を行うことを含んでもよい。
送信部202は、下り信号を送信する。また、送信部102は、下り信号を介して伝送される情報及び/又はデータを送信してもよい。ここで、「送信する」とは、例えば、符号化、変調、マッピング、無線信号の送信の少なくとも一つ等の送信に関する処理を行うことを含んでもよい。
制御部203は、無線レイヤにおけるスケジューリング処理を行う。また、制御部203は、リレー端末10Aとの間の無線リソース(ネットワークリソース)に空きが生じたか否かを検出する。より具体的には、無線リソースの使用率が所定の閾値以下になったことを検出した場合であってもよい。制御部203により、無線リソースに空きが生じたことが検出された場合、送信部202は、リレー端末10Aに対し、QoS要求を許可することを示すQoS許可情報(第2情報)を送信するようにしてもよい。また、送信部202は、当該QoS許可情報を、RRCメッセージでリレー端末10Aに送信してもよいし、MACメッセージでリレー端末10Aに送信してもよい。
(AMF)
図13は、AMF31の機能ブロック構成例を示す図である。図13に示すように、AMF31は、受信部301と、送信部302と、制御部303とを、有する。
なお、受信部301と送信部302とが実現する機能の全部又は一部は、通信装置13を用いて実現することができる。また、受信部301と送信部302とが実現する機能の全部又は一部と、制御部303とは、プロセッサ11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
受信部301は、基地局20又はコアネットワーク30内の他の装置から信号を受信する。また、受信部301(第1受信部)は、リレー端末10Aから、QoS要求を受信する(図5のS103)。
送信部302は、基地局20又はコアネットワーク30内の他の装置に対して信号を送信する。また、送信部302(第1送信部)は、QoS要求をSMF32(他のコアネットワーク装置)に送信する(図5のS104)。
制御部303は、AMF31が本実施形態で説明した各種動作を行うために必要な制御を行う。
また、受信部301(第2受信部)は、SMF32からQoS要求を受信する(図5のS104)。
また、送信部302(第2送信部)は、QoS要求を基地局20に送信する(図5のS104)。また、受信部301が、基地局20から、QoS要求を拒否することを示す情報を受信した場合(図5のS130)、送信部302(第3送信部)は、リレー端末10Aに対して、QoS要求を拒否することを示すQoS拒否情報(第1情報)をリレー端末10Aに送信する(図5のS131)。
(SMF)
図14は、SMF32の機能ブロック構成例を示す図である。図14に示すように、SMF32は、受信部401と、送信部402と、制御部403とを、有する。
なお、受信部401と送信部402とが実現する機能の全部又は一部は、通信装置13を用いて実現することができる。また、受信部401と送信部402とが実現する機能の全部又は一部と、制御部403とは、プロセッサ11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
受信部401は、コアネットワーク30内の他の装置から信号を受信する。
送信部402は、コアネットワーク30内の他の装置に対して信号を送信する
制御部403は、SMF32が本実施形態で説明した各種動作を行うために必要な制御を行う。また、制御部403は、ネットワークのトラフィック状態に基づき、QoS要求を受け入れることが可能か否かを判断する(図7のS305)。
また、受信部401は、リレー端末10Aから、AMF31を介して、リレー端末10Aと通信するリモート端末10B-Y(第1端末)のQoS要求と、リモート端末10B-X(第2端末)のQoSを変更する要求とを含むメッセージを受信する(図7のS321)。
また、制御部403は、リモート端末10B-X(第2端末)のQoS要求を変更することで、リモート端末10B-Y(第1端末)のQoS要求を受け入れ可能になる場合に、リモート端末10B-X(第2端末)のQoSを、所定のQoSに変更する処理を行う(図7のS340)。所定のQoSは、例えばデフォルトQoSであってもよい。
受信部401は、リレー端末10A又はAF35(他のコアネットワーク装置)から、AMF31又はPCF34を介して、リレー端末10Aと通信するリモート端末10B-Y(第1端末)のQoS要求を受信する(図8のS403、S404、図9のS503、S504)。
また、制御部403は、リレー端末10Aと通信する1以上のリモート端末10Bの中から選択した1以上のリモート端末10B-X(第2端末)のQoSを変更することで、リモート端末10B-Y(第1端末)のQoS要求を受け入れ可能になる場合に、前記1以上のリモート端末10B-X(第2端末)のQoSを、所定のQoSに変更する処理を行う(図8のS440、図9のS525)。所定のQoSは、例えばデフォルトQoSであってもよい。
また、制御部403は、1以上のリモート端末10Bの中から、リモート端末10B-Y(第1端末)よりも優先度が低い1以上のリモート端末10B-X(第2端末)を選択するようにしてもよい。制御部403が、各リモート端末10Bに対応するQoSフローごとに指定されている優先レベルに基づいて、リモート端末10B-Y(第1端末)よりも優先度が低い1以上のリモート端末10B-X(第2端末)を選択してもよい。
また、制御部403により、QoS要求を受け入れることが可能になったと判断された場合、送信部402は、AMF31に、QoS要求を許可することを示す情報を送信するようにしてもよい。
<その他の実施形態>
上記実施形態における各種の信号、情報、パラメータは、どのようなレイヤでシグナリングされてもよい。すなわち、上記各種の信号、情報、パラメータは、上位レイヤ(例えば、Non Access Stratum(NAS)レイヤ、RRCレイヤ、MACレイヤ等)、下位レイヤ(例えば、物理レイヤ)等のどのレイヤの信号、情報、パラメータに置き換えられてもよい。また、所定情報の通知は明示的に行うものに限られず、黙示的に(例えば、情報を通知しないことや他の情報を用いることによって)行われてもよい。
また、上記実施形態における各種のメッセージ、信号、情報、パラメータの名称は、例示にすぎず、他の名称に置き換えられてもよい。例えば、スロットは、所定数のシンボルを有する時間単位であれば、どのような名称であってもよい。また、RBは、所定数のサブキャリアを有する周波数単位であれば、どのような名称であってもよい。
また、上記実施形態における端末10の用途は、例示するものに限られず、同様の機能を有する限り、どのような用途(例えば、eMBB、URLLC、Device-to-Device(D2D)、Vehicle-to-Everything(V2X)等)で利用されてもよい。また、各種情報の形式は、上記実施形態に限られず、ビット表現(0又は1)、真偽値(Boolean:true又はfalse)、整数値、文字等適宜変更されてもよい。また、上記実施形態における単数、複数は相互に変更されてもよい。
以上説明した実施形態は、本開示の理解を容易にするためのものであり、本開示を限定して解釈するためのものではない。実施形態で説明したフローチャート、シーケンス、実施形態が備える各要素並びにその配置、インデックス、条件等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、上記実施形態で説明した少なくとも一部の構成を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…通信システム、10…端末、10A…リレー端末、10B…リモート端末、11…プロセッサ、12…記憶装置、13…通信装置、14…入出力装置、20…基地局、30…コアネットワーク、101…受信部、102…送信部、103…制御部、201…受信部、202…送信部、203…制御部、301…受信部、302…送信部、303…制御部、401…受信部、402…送信部、403…制御部

Claims (8)

  1. 第1端末からQoS要求を受信した場合に、前記QoS要求をネットワーク装置に送信する第1送信部と、
    前記ネットワーク装置から、前記QoS要求を拒否することを示す情報を受信する受信部と、
    前記情報を受信した場合に、当該中継端末と通信する1以上の端末の中から第2端末を選択する制御部と、
    前記第2端末のQoS要求を変更することを要求するメッセージを前記ネットワーク装置に送信する第2送信部と、
    を有する中継端末。
  2. 前記制御部は、前記1以上の端末の中から、前記第1端末よりも優先度が低い前記第2端末を選択する、
    請求項1に記載の中継端末。
  3. 中継端末から、当該中継端末と通信する第1端末のQoS要求と、第2端末のQoSを変更する要求とを含むメッセージを受信する受信部と、
    前記第2端末のQoSを変更することで、前記第1端末のQoS要求を受け入れ可能になる場合に、前記第2端末のQoSを変更する処理を行う制御部と、
    を有するコアネットワーク装置。
  4. 中継端末又は他のコアネットワーク装置から、前記中継端末と通信する第1端末のQoS要求を受信する受信部と、
    前記中継端末と通信する1以上の端末の中から選択した1以上の第2端末のQoSを変更することで、前記第1端末のQoS要求を受け入れ可能になる場合に、前記1以上の第2端末のQoSを変更する処理を行う制御部と、
    を有するコアネットワーク装置。
  5. 前記制御部は、前記1以上の端末の中から、前記第1端末よりも優先度が低い前記1以上の第2端末を選択する、
    請求項3に記載のコアネットワーク装置。
  6. 第1端末からQoS要求を受信した場合に、前記QoS要求をネットワーク装置に送信するステップと、
    前記ネットワーク装置から、前記QoS要求を拒否することを示す情報を受信するステップと、
    前記情報を受信した場合に、当該中継端末と通信する1以上の端末の中から第2端末を選択するステップと、
    前記第2端末のQoS要求を変更することを要求するメッセージを前記ネットワーク装置に送信するステップと、
    を含む中継端末が実行する中継方法。
  7. 中継端末から、当該中継端末と通信する第1端末のQoS要求と、第2端末のQoSを変更する要求とを含むメッセージを受信するステップと、
    前記第2端末のQoSを変更することで、前記第1端末のQoS要求を受け入れ可能になる場合に、前記第2端末のQoSを変更する処理を行うステップと、
    を含む、コアネットワーク装置が実行する通信方法。
  8. 中継端末又は他のコアネットワーク装置から、前記中継端末と通信する第1端末のQoS要求を受信するステップと、
    前記中継端末と通信する1以上の端末の中から選択した1以上の第2端末のQoSを変更することで、前記第1端末のQoS要求を受け入れ可能になる場合に、前記1以上の第2端末のQoSを変更する処理を行うステップと、
    を含む、コアネットワーク装置が実行する通信方法。
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