JP2023013169A - 二酸化炭素回収システム及び二酸化炭素回収方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アミン化合物が担持された板からなり、二酸化炭素の吸脱着を行う吸着板と、吸着板を加熱する加熱媒体又は冷却する冷却媒体が流通する媒体流通管とを有する少なくとも2つの構造体と、これら構造体を連結する2経路の構造体連結管と、を備え、構造体連結管は、冷却媒体又は加熱媒体を流通させる配管であり、二酸化炭素の吸収を行う一の構造体から加熱媒体を一方の構造体連結管に流出させて、二酸化炭素の放出を行う他の構造体に加熱媒体を流入させ、同時に、二酸化炭素の放出を行う他の構造体から冷却媒体を他方の構造体連結管に流出させて、二酸化炭素の吸収を行う一の構造体に冷却媒体を流入させる、ことを特徴とする二酸化炭素回収システム。
【選択図】図7
Description
この技術ではCO2吸収材を常時500℃以上に加温しておく必要があるので、CO2の回収に多くの熱量を必要とするという問題があった。
構造体連結管には構造体を冷却するための冷却媒体又は構造体を加熱するための加熱媒体を流通させることができる。
二酸化炭素の吸収の際には、構造体の温度が高くなり過ぎないことが好ましいので、構造体連結管に冷却媒体を流し、二酸化炭素の吸収を行う構造体の吸着板を冷却する。
一方、二酸化炭素の放出の際には、構造体の温度を高くする必要があるので、構造体連結管に加熱媒体を流し、二酸化炭素の放出を行う構造体の吸着板を加熱して二酸化炭素の放出を行う。
2つの構造体のうちの一方の構造体を二酸化炭素の吸収を行う構造体とし、他方の構造体を二酸化炭素の放出を行う構造体として、構造体連結管を介して2つの構造体間で熱の移動を行うことにより、二酸化炭素の回収に必要な熱量を二酸化炭素回収システム全体として低減させることができる。そして、二酸化炭素の吸収の際に冷却媒体を使用して構造体を冷却することによって、二酸化炭素の吸収時の発熱反応による構造体の温度上昇を抑制して、アミン化合物の蒸発を防ぎ、二酸化炭素の吸収/放出量の減少を防止することができる。
二酸化炭素の吸収を行う構造体から流出させた加熱媒体の温度が、二酸化炭素の放出を行う構造体の吸着板を加熱するためには充分に高くない場合は、加熱媒体を加熱機構で加熱した後に二酸化炭素の放出を行う構造体の媒体流通管に導入することで、二酸化炭素の放出を適切に実施することができる。
構造体に流入させる前の二酸化炭素含有ガスは、工場などの排ガスであることが典型的であり、比較的高温のガスであることが多い。一方、二酸化炭素の吸収を行う構造体に二酸化炭素含有ガスを流入させる際には二酸化炭素含有ガスの温度が高すぎないことが好ましい。そのため、構造体に流入させる前の二酸化炭素含有ガスの熱を熱交換器により回収して二酸化炭素含有ガスの温度を低下させる。そして、熱交換器で回収した熱を、加熱機構において加熱媒体を加熱するための熱として使用すると、二酸化炭素の回収に必要な熱量を二酸化炭素回収システム全体としてさらに低減させることができる。
二酸化炭素の放出を行う構造体から流出させた冷却媒体の温度が、二酸化炭素の吸収を行う構造体の吸着板を冷却するためには充分に低くない場合は、冷却媒体を冷却機構で冷却した後に二酸化炭素の吸収を行う構造体の媒体流通管に導入することで、アミン化合物の蒸発をより効果的に防ぎ、二酸化炭素の吸収を適切に実施することができる。
二酸化炭素の吸収の際には、構造体の温度が高くなり過ぎないことが好ましいので、冷却媒体導入管から冷却媒体を構造体の媒体流通管に流入させ、二酸化炭素の吸収を行う構造体の吸着板を冷却する。
一方、二酸化炭素の放出の際には、構造体の温度を高くする必要があるので、加熱媒体導入管から加熱媒体を構造体の媒体流通管に流入させ、二酸化炭素の放出を行う構造体の吸着板を加熱して二酸化炭素の放出を行う。
二酸化炭素の吸収を行う場合と二酸化炭素の放出を行う場合で構造体に流入させる媒体を異ならせることで、構造体の吸着板の温度を二酸化炭素の吸収と放出のそれぞれに対して適した温度に保つことができる。そして、二酸化炭素の吸収の際に冷却媒体を使用して構造体を冷却することによって、二酸化炭素の吸収時の発熱反応による構造体の温度上昇を抑制して、アミン化合物の蒸発を防ぎ、二酸化炭素の吸収/放出量の減少を防止することができる。
加熱媒体導入管に流通させる加熱媒体の温度が、二酸化炭素の放出を行う構造体の吸着板を加熱するためには充分に高くない場合は、加熱媒体を加熱機構で加熱した後に加熱媒体導入管に流通させることで、二酸化炭素の放出を適切に実施することができる。
構造体に流入させる前の二酸化炭素含有ガスは、工場などの排ガスであることが典型的であり、比較的高温のガスであることが多い。一方、二酸化炭素の吸収を行う構造体に二酸化炭素含有ガスを流入させる際には二酸化炭素含有ガスの温度が高すぎないことが好ましい。そのため、構造体に流入させる前の二酸化炭素含有ガスの熱を熱交換器により回収して二酸化炭素含有ガスの温度を低下させる。そして、熱交換器で回収した熱を、加熱機構において加熱媒体を加熱するための熱として使用すると、二酸化炭素の回収に必要な熱量を二酸化炭素回収システム全体としてさらに低減させることができる。
冷却媒体導入管に流通させる冷却媒体の温度が、二酸化炭素の吸収を行う構造体の吸着板を冷却するためには充分に低くない場合は、冷却媒体を冷却機構で冷却した後に冷却媒体導入管に流通させることで、アミン化合物の蒸発をより効果的に防ぎ、二酸化炭素の吸収を適切に実施することができる。
そして、加熱媒体又は冷却媒体に対するアミン化合物の温度追従性を高くすることができる。
アミン化合物は、CO2吸収材としてのLi4SiO4と比べて低温で二酸化炭素の吸収/放出を行うことができるので、二酸化炭素の回収に必要な熱量を抑えることができる。
本発明の二酸化炭素回収システムがコジェネレーション発電装置の排ガスである二酸化炭素含有ガスからの二酸化炭素の回収に使用されると、発電機等の排気を利用して加熱媒体を加熱することができ、効率よく、低コストでアミン化合物から二酸化炭素を放出させることができる。
また、二酸化炭素放出工程において、媒体流通管に加熱媒体を流通させることにより吸着板を加熱して、二酸化炭素の放出を行うことができる。
冷却媒体の温度を上記範囲とすると、吸着板の温度をアミン化合物による二酸化炭素の吸収により適した温度域に調節することができる。
加熱媒体の温度を上記範囲とすると、吸着板の温度をアミン化合物による二酸化炭素の放出により適した温度域に調節することができる。
水蒸気は安価で安全な加熱媒体として使用することができる。
水は安価で安全な加熱媒体として使用することができる。
また、上記切替工程では、上記一の構造体と上記他の構造体の間を循環する媒体の種類を変えることにより、上記一の構造体と上記他の構造体の役割を入れ替えてもよい。
切替工程を上記の方法で行うことにより、二酸化炭素を吸収する構造体と二酸化炭素を放出する構造体を簡便に切り替えることができる。
また、上記二酸化炭素回収システム以外の用途は、植物工場、メタン発酵又はヒーターであることが好ましい。
最初に、二酸化炭素回収システムで使用する構造体を説明する。
二酸化炭素回収システムで使用する構造体は、アミン化合物が担持された板からなり、二酸化炭素の吸脱着を行う吸着板と、吸着板を加熱する加熱媒体又は吸着板を冷却する冷却媒体が流通する媒体流通管と、を有する。
図1、図2及び図3には、ガスに含まれる二酸化炭素を吸脱着する構造体100を示す。
構造体100の外形は、略四角柱形状であることが好ましいが、特に限定されるものではなく、使用状況に合わせて他の形状であってもよい。
構造体100は、吸着板10及び複数の媒体流通管20を収容する、例えば直方体状の容器(図示せず)をさらに備えていてもよい。この場合、媒体流通管20の両端部は容器を貫通して外部に突き出ることが好ましく、また、容器の対向する一対の面には、二酸化炭素含有ガスや二酸化炭素回収用ガスを導入・排出するための貫通孔を設けることが好ましい。
板11を構成する材料は、特に限定されないが、耐蝕性及び熱伝導性に優れた材料が好ましく、例えば、チタン、アルミニウム等の金属や、ステンレス鋼等の合金、炭化珪素、窒化珪素等のセラミックスが挙げられる。
(1)アミン化合物とバインダ等を含有する水溶液やアルコール溶液を板11の表面に塗布した後、水やアルコールを除去する方法
(2)アミン化合物とバインダ等を含有する水溶液やアルコール溶液に板11を浸漬した後、水やアルコールを除去する方法
(3)アミン化合物を担持した担持体(例えばシリカ粒子)を、板11にコーティングする方法
(4)アミン化合物を含有する樹脂シートであるアミンシートを板11に貼付する方法
(5)板11に担持体(例えばシリカ粒子)を塗布し、その担持体にアミン化合物を担持する方法等が挙げられる。このようにして、図2及び図3に示したように、板11の表面上にアミン化合物を含有するアミン含有層13が形成されてもよい。
媒体流通管20にアミン化合物を担持させる方法としては、上記(1)~(5)に示した方法と同様の方法を用いてもよい。
アミン化合物は、CO2吸収材としてのLi4SiO4と比べて低温で二酸化炭素の吸収/放出を行うことができるので、二酸化炭素の回収に必要な熱量を抑えることができる。
媒体流通管20(熱媒体流通路)を所定の温度の熱媒体が流通することによって、媒体流通管20を介して板11に熱を与えるか、又は媒体流通管20を介して板11から熱を奪う。
媒体流通管20を構成する材料は、特に限定されないが、耐蝕性及び熱伝導性に優れた材料が好ましく、例えば、チタン、アルミニウム等の金属や、ステンレス鋼等の合金、炭化珪素、窒化珪素等のセラミックスが挙げられる。
媒体流通管20を板11に接合させる方法としては、例えば、板11に媒体流通管20よりも少し小さな貫通孔を設け、所定の間隔をあけて積み重ねられた板11に媒体流通管20を圧入(加圧して挿入)してもよい。これにより、両者が反発し合うように圧力を生じ、両者が接合される。
また、板11の貫通孔に媒体流通管20を挿入した後、媒体流通管20を拡管してもよい。
なお、隣り合う2枚の板11の間に柱状のスペーサを複数配置した状態で板11に媒体流通管20を圧入してもよい。これらのスペーサは、その後取り除いてもよいし、板11の間にそのまま残存してもよい。
また、媒体流通管20と板11とは、例えば、接着剤や溶接等の他の手段によって接着又は接合されてもよい。
熱媒体は、特に限定されるものではなく、窒素、空気、水蒸気、水等が挙げられるが、加熱媒体としては水蒸気が好ましく、冷却媒体としては水が好ましい。安価であるためである。
このとき、冷却媒体は、媒体流通管20を所定の一方向(例えば図1及び図2に示した黒矢印の方向)に流通する。
そして、二酸化炭素含有ガスを板11の間のガス流通路12に導入し、ガス中の二酸化炭素を吸着板10に担持されたアミン化合物に吸着・吸収させる。その結果、二酸化炭素が除去されたガスがガス流通路12から排出される。
二酸化炭素含有ガスは、図1、図2及び図3に示したように、板11の積み重ね方向に直交する所定の一方向(例えば図1、図2及び図3に示した白抜き矢印の方向)に向かって、ガス流通路12に導入され、かつ、ガス流通路12から排出されることが好ましい。
それにより、アミン化合物から二酸化炭素を脱着・放出させる。放出された二酸化炭素は、減圧して回収してもよく、二酸化炭素回収用ガスを板11の間のガス流通路12に導入して回収してもよい。
二酸化炭素回収用ガスは、図1、図2及び図3に示したように、板11の積み重ね方向に直交する所定の一方向(例えば、図1、図2及び図3に示した白抜き矢印の方向)に向かって、ガス流通路12に導入され、かつガス流通路12から排出されることが好ましい。
また、二酸化炭素含有ガスをガス流通路12に導入する方向と、二酸化炭素回収用ガスをガス流通路12に導入する方向は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。後者の場合、それらの方向は、例えば、反対を向いていたり、交差(例えば直交)していてもよい。
また、吸着板10の間に熱媒体層を挟む必要がないため、構造体100のサイズを小さくすることができる。
複数の板11の平面形状は、互いに異なっていてもよいが、図1及び図3に示したように実質的に同じものであることが好ましく、また、板11の積み重ね方向に沿って見たときにすべての板11が略完全に重なり合うことが好ましい。
すなわち、媒体流通管20は、上記平面100cm2あたり1~10本設けられていることが好ましく、上記平面100cm2あたり2~9本設けられていることがより好ましく、上記平面100cm2あたり3~8本設けられていることがさらに好ましい。
なお、媒体流通管20の断面積とは、板11の積み重ね方向に直交する方向に媒体流通管20を切断した時に当該外周によって確定される面積を示す。
複数の媒体流通管20の断面形状は、互いに異なっていてもよいが、図1及び図3に示したように実質的に同じものであることが好ましい。
なお、隣り合う2枚の板11の中心間距離は、図2、図4及び図5に示したように、隣り合う2枚の板11の中心間の、板11の積み重ね方向における距離dを表す。
なお、「板の主面の表面積」とは、板のいずれか一方の主面の表面積であり、管が存在する領域の面積を含むものとする。
図6は、二酸化炭素回収システムで使用する構造体のさらに別の一例を模式的に示す斜視図である。
図6に示す構造体101は、略四角柱形状の構造体であり、吸着板10及び複数の媒体流通管20を備えている。
媒体流通管20は、2枚の板11の間に、ガス流通路12に沿うように設けられている。
媒体流通管20は、隣り合う2枚の板との接触部分で接着剤や溶接等の手段により接着又は接合されている。
アミン化合物は媒体流通管20の外周面に担持されていてもよい。
図6には、熱媒体が媒体流通管20を流れる方向を黒矢印の方向で示している。また、二酸化炭素含有ガス及び二酸化炭素回収用ガスがガス流通路12を流れる方向を白矢印の方向で示している。
熱媒体が媒体流通管20を流れる方向と、二酸化炭素含有ガス及び二酸化炭素回収用ガスが流れる方向は同じであってもよく、異なっていてもよい。また、二酸化炭素含有ガスがガス流通路を流れる方向と、二酸化炭素回収用ガスがガス流通路を流れる方向は同じであってもよく異なっていてもよい。
そして、構造体101全体を二酸化炭素の吸着及び脱着のそれぞれの過程において適した温度にすることができる。そのため、吸着板10に担持したアミン化合物の二酸化炭素吸脱着能を充分に発揮することができる。
本発明の第1の態様に係る二酸化炭素回収システムは、アミン化合物が担持された板からなり、二酸化炭素の吸脱着を行う吸着板と、上記吸着板を加熱する加熱媒体又は上記吸着板を冷却する冷却媒体が流通する媒体流通管と、を有する、少なくとも2つの構造体と、一の上記構造体の上記媒体流通管の一方の端部と他の上記構造体の上記媒体流通管の一方の端部とを連結する構造体連結管、上記一の構造体の上記媒体流通管の他方の端部と上記他の構造体の上記媒体流通管の他方の端部とを連結する構造体連結管、を含む少なくとも2経路の構造体連結管と、を備え、上記構造体連結管は、冷却媒体又は加熱媒体を流通させる配管であり、二酸化炭素の吸収を行う一の上記構造体から加熱媒体を一方の構造体連結管に流出させて、二酸化炭素の放出を行う他の上記構造体に加熱媒体を流入させ、同時に、二酸化炭素の放出を行う他の上記構造体から冷却媒体を他方の構造体連結管に流出させて、二酸化炭素の吸収を行う一の上記構造体に冷却媒体を流入させる、ことを特徴とする。
構造体連結管には構造体を冷却するための冷却媒体又は構造体を加熱するための加熱媒体を流通させることができる。
二酸化炭素の吸収の際には、構造体の温度が高くなり過ぎないことが好ましいので、構造体連結管に冷却媒体を流し、二酸化炭素の吸収を行う構造体の吸着板を冷却する。
一方、二酸化炭素の放出の際には、構造体の温度を高くする必要があるので、構造体連結管に加熱媒体を流し、二酸化炭素の放出を行う構造体の吸着板を加熱して二酸化炭素の放出を行う。
2つの構造体のうちの一方の構造体を二酸化炭素の吸収を行う構造体とし、他方の構造体を二酸化炭素の放出を行う構造体として、構造体連結管を介して2つの構造体間で熱の移動を行うことにより、二酸化炭素の回収に必要な熱量を二酸化炭素回収システム全体として低減させることができる。そして、二酸化炭素の吸収の際に冷却媒体を使用して構造体を冷却することによって、二酸化炭素の吸収時の発熱反応による構造体の温度上昇を抑制して、アミン化合物の蒸発を防ぎ、二酸化炭素の吸収/放出量の減少を防止することができる。
以下には、2つの構造体として第1の構造体と第2の構造体を備える二酸化炭素回収システムについて図面を参照して説明する。
二酸化炭素回収システム200は、第1の構造体211と第2の構造体212の2つの構造体を備えている。本発明の二酸化炭素回収システムは、3つ以上の構造体を備えていてもよいが、ここでは、2つの構造体を備えている二酸化炭素回収システムを説明する。
また、図示していないが、この二酸化炭素回収システム200に備え付けられた第1の構造体211と第2の構造体212は、いずれもアミン化合物が担持された板からなり、二酸化炭素の吸脱着を行う吸着板と、吸着板を加熱する加熱媒体又は吸着板を冷却する冷却媒体が流通する媒体流通管とを有する。
第1の構造体211の媒体流通管の一方の端部を第1端部215とし、媒体流通管の他方の端部を第2端部216とする。
第2の構造体212の媒体流通管の一方の端部を第3端部217とし、媒体流通管の他方の端部を第4端部218とする。
第1の構造体211の媒体流通管の第1端部215と第2の構造体212の媒体流通管の第4端部218を連結する構造体連結管を第2の構造体連結管262とする。
第1の構造体連結管261及び第2の構造体連結管262は配管であり、図7に示す他の配管と同様の配管とすることができるが、図7にはこの2本の配管の位置を明確に示すために他の配管とは異なるハッチングで示している。
冷却媒体は流入先の構造体を冷却する媒体であり、水を使用することが好ましい。
冷却媒体は二酸化炭素の吸収を行う構造体に流通させる。
加熱媒体は流入先の構造体を加熱する媒体であり、水蒸気を使用することが好ましい。
加熱媒体は二酸化炭素の放出を行う構造体に流通させる。
また、第2の構造体連結管262の途中に、加熱/冷却機構264を設けることが好ましい。
加熱媒体を流通させる場合に、加熱媒体の温度が、二酸化炭素の放出を行う構造体を加熱するためには充分に高くない場合は、加熱媒体を加熱機構で加熱した後に二酸化炭素の放出を行う構造体に導入することで、二酸化炭素の放出を適切に実施することができる。
冷却媒体を流通させる場合に、冷却媒体の温度が、二酸化炭素の吸収を行う構造体を冷却するためには充分に低くない場合は、冷却媒体を冷却機構で冷却した後に二酸化炭素の吸収を行う構造体に導入することで、アミン化合物の蒸発をより効果的に防ぎ、二酸化炭素の吸収を適切に実施することができる。
構造体に流入させる前の二酸化炭素含有ガスは、工場などの排ガスであることが典型的であり、比較的高温のガスであることが多い。一方、二酸化炭素の吸収を行う構造体に二酸化炭素含有ガスを流入させる際には二酸化炭素含有ガスの温度が高すぎないことが好ましい。そのため、構造体に流入させる前の二酸化炭素含有ガスの熱を熱交換器により回収して二酸化炭素含有ガスの温度を低下させる。そして、熱交換器で回収した熱を、加熱媒体を加熱するための熱として使用すると、二酸化炭素の回収に必要な熱量を二酸化炭素回収システム全体としてさらに低減させることができる。
先に説明した、図1、図2、図3、図4、図5及び図6に示したような形状であって、アミン化合物が担持されていない板と媒体流通管の組み合わせからなる、いわゆるフィンチューブ型の熱交換器を使用することができる。
また、フィンチューブ型の熱交換器において板がない形態の熱交換器である、多管式の熱交換器を使用することができる。
また、フィンチューブ型の熱交換器において管がない形態の熱交換器である、プレート式の熱交換器を使用することができる。
二酸化炭素回収システムがコジェネレーション発電装置の排ガスである二酸化炭素含有ガスからの二酸化炭素の回収に使用されると、発電機等の排気を利用して加熱媒体を加熱することができ、効率よく、低コストでアミン化合物から二酸化炭素を放出させることができる。
本発明の二酸化炭素回収方法は、アミン化合物が担持された板からなり、二酸化炭素の吸脱着を行う吸着板と、上記吸着板を加熱する加熱媒体又は上記吸着板を冷却する冷却媒体が流通する媒体流通管と、を有する構造体を用いた二酸化炭素回収方法であって、二酸化炭素含有ガスを上記吸着板に接触させて二酸化炭素を上記吸着板に吸収させる二酸化炭素吸収工程と、上記吸着板を加熱して二酸化炭素を上記吸着板から放出させる二酸化炭素放出工程と、を行い、上記二酸化炭素吸収工程において、上記媒体流通管に冷却媒体を流通させることにより上記吸着板を冷却し、上記二酸化炭素放出工程において、上記媒体流通管に加熱媒体を流通させることにより上記吸着板を加熱する、ことを特徴とする。
二酸化炭素(CO2)含有ガス210が第1の構造体211に導入され、二酸化炭素が吸着・吸収された後、煙突213を通過して排出される。
二酸化炭素吸収工程では、第1の構造体211の媒体流通管に冷却媒体を流通させることにより第1の構造体211を冷却する。
第1の構造体211の媒体流通管に流通させる冷却媒体は、切り替えバルブ252を開にすることにより導入された冷却水235であってもよく、第1の構造体連結管261又は第2の構造体連結管262から媒体流通管に流入させた冷却媒体であってもよい。
冷却媒体の温度を上記範囲とすると、構造体の温度をアミン化合物による二酸化炭素の吸収により適した温度域に調節することができる。
二酸化炭素吸収工程では、第2の構造体212の媒体流通管に冷却媒体を流通させることにより第2の構造体212を冷却する。
第2の構造体212の媒体流通管に流通させる冷却媒体は、切り替えバルブ253を開にすることにより導入された冷却水235であってもよく、第1の構造体連結管261又は第2の構造体連結管262から媒体流通管に流入させた冷却媒体であってもよい。
二酸化炭素放出工程では、媒体流通管に加熱媒体を流通させることにより吸着板を加熱して二酸化炭素を吸着板から放出させる。
第1の構造体211の媒体流通管に流通させる加熱媒体は、切り替えバルブ244を開にすることにより導入された水蒸気ガス230であってもよく、第1の構造体連結管261又は第2の構造体連結管262から媒体流通管に流入させた加熱媒体であってもよい。
加熱媒体の温度を上記範囲とすると、構造体の温度をアミン化合物による二酸化炭素の放出により適した温度域に調節することができる。
すなわち、二酸化炭素吸収工程と二酸化炭素放出工程は同時に行われる。一方の構造体は二酸化炭素吸収工程が行われる構造体となり、他方の構造体は二酸化炭素放出工程が行われる構造体となる。
上記の二酸化炭素の吸着・吸収及び脱着・放出の操作を、第1の構造体211と第2の構造体212との間で交互に繰り返すことにより、二酸化炭素の回収を効率的に行うことができる。
下記に説明する二酸化炭素回収方法は、上記構造体を少なくとも2つ用いた二酸化炭素回収方法であって、上記二酸化炭素吸収工程において、一の上記構造体の上記媒体流通管に冷却媒体を流通させることにより上記一の構造体の上記吸着板を冷却しつつ二酸化炭素を上記吸着板に吸収させ、上記二酸化炭素放出工程において、他の上記構造体の上記媒体流通管に加熱媒体を流通させることにより上記他の構造体の上記吸着板を加熱して上記吸着板から二酸化炭素を放出させて回収する第一の二酸化炭素回収工程と、上記第一の二酸化炭素回収工程の後、上記一の構造体と上記他の構造体の役割を入れ替える切替工程と、上記二酸化炭素吸収工程において、上記他の構造体の上記媒体流通管に冷却媒体を流通させることにより上記他の構造体の上記吸着板を冷却しつつ二酸化炭素を上記吸着板に吸収させ、上記二酸化炭素放出工程において、上記一の構造体の上記媒体流通管に加熱媒体を流通させることにより上記一の構造体の上記吸着板を加熱して上記吸着板から二酸化炭素を放出させて回収する、第二の二酸化炭素回収工程と、を行う方法である。
これらの図面には第1の構造体211の媒体流通管の第1端部215及び第2端部216並びに第2の構造体212の媒体流通管の第3端部217及び第4端部218を示している。そして、第2端部216と第3端部217を連結する第1の構造体連結管261と、第1端部215と第4端部218を連結する第2の構造体連結管262とを示している。
第1の構造体連結管261と第2の構造体連結管262には冷却媒体又は加熱媒体を流通させるが、構造体連結管を流れる加熱媒体と冷却媒体を異なるハッチングで示している。
また、構造体連結管を流れる加熱媒体と冷却媒体の向きを、構造体連結管の形状に沿った矢印で示している。
この工程を第一の二酸化炭素回収工程とする。
第1の構造体211に二酸化炭素含有ガスが流入する。第2の構造体連結管262には冷却媒体が流通し、第1の構造体211の媒体流通管の第1端部215から冷却媒体が第1の構造体211の媒体流通管に流入する。
第1の構造体211の媒体流通管に流入した冷却媒体が第1の構造体211の吸着板を冷却する。冷却媒体は第1の構造体211で加熱されて第1の構造体211の媒体流通管の第2端部216から第1の構造体連結管261に流出する。
第2の構造体212の媒体流通管に流入した加熱媒体が第2の構造体212の吸着板を加熱する。この加熱により第2の構造体212の吸着板から二酸化炭素が放出される。加熱媒体は第2の構造体212で冷却されて第2の構造体212の媒体流通管の第4端部218から第2の構造体連結管262に流出する。
第2の構造体連結管262に流出した媒体は第2の構造体212で冷却されているので冷却媒体となり、再び第2の構造体連結管262を流通して第1の構造体211の媒体流通管の第1端部215から冷却媒体として第1の構造体211の媒体流通管に流入する。
この工程を第二の二酸化炭素回収工程とする。
図8Aに示す第一の二酸化炭素回収工程の後、第1の構造体211と第2の構造体212の役割を入れ替える切替工程を行う。
図8Aに示す状態と同様に、第1の構造体連結管261には加熱媒体が流れ、第2の構造体連結管262には冷却媒体が流れる。
図8Aに示す第一の二酸化炭素回収工程に対して、図8Bに示す第二の二酸化炭素回収工程では加熱媒体及び冷却媒体の流れる向きが反対になっている。
第2の構造体212の媒体流通管に流入した冷却媒体が第2の構造体212の吸着板を冷却する。冷却媒体は第2の構造体212で加熱されて第2の構造体212の媒体流通管の第3端部217から第1の構造体連結管261に流出する。
第1の構造体211の媒体流通管に流入した加熱媒体が第1の構造体211の吸着板を加熱する。この加熱により第1の構造体211の吸着板から二酸化炭素が放出される。加熱媒体は第1の構造体211で冷却されて第1の構造体211の媒体流通管の第1端部215から第2の構造体連結管262に流出する。
第2の構造体連結管262に流出した媒体は第1の構造体211で冷却されているので冷却媒体となり、再び第2の構造体連結管262を流通して第2の構造体212の媒体流通管の第4端部218から冷却媒体として第2の構造体212の媒体流通管に流入する。
図8A及び図8Bに示す状態とは異なり、第1の構造体連結管261には冷却媒体が流れ、第2の構造体連結管262には加熱媒体が流れる。
図8Aに示す第一の二酸化炭素回収工程に対して、図8Cに示す第二の二酸化炭素回収工程では第1の構造体連結管及び第2の構造体連結管のそれぞれを流れる媒体の流れる向きは同じになっている。
第2の構造体212の媒体流通管に流入した冷却媒体が第2の構造体212の吸着板を冷却する。冷却媒体は第2の構造体212で加熱されて第2の構造体212の媒体流通管の第4端部218から第2の構造体連結管262に流出する。
第1の構造体211の媒体流通管に流入した加熱媒体が第1の構造体211の吸着板を加熱する。この加熱により第1の構造体211の吸着板から二酸化炭素が放出される。加熱媒体は第1の構造体211で冷却されて第1の構造体211の媒体流通管の第2端部216から第1の構造体連結管261に流出する。
第1の構造体連結管261に流出した媒体は第1の構造体211で冷却されているので冷却媒体となり、再び第1の構造体連結管261を流通して第2の構造体212の媒体流通管の第3端部217から冷却媒体として第2の構造体212の媒体流通管に流入する。
また、構造体連結管に流通させる冷却媒体の温度が吸着板を冷却するために充分に低くない場合は、冷却機構により冷却媒体を冷却してもよい。
上記のように熱を蓄熱し、蓄熱した熱を熱源として利用して加熱媒体を加熱するようにすると、二酸化炭素回収方法全体において熱を効率よく使用することができる。
熱を蓄熱する機能を有する蓄熱部材を、構造体連結管などの媒体が流通する経路に設置しておくことにより、構造体の冷却時に放出させた熱を蓄熱し、構造体の加熱時には蓄熱した熱を放出させることができる。
また、二酸化炭素回収システム以外の用途は、植物工場、メタン発酵又はヒーターであることが好ましい。
本発明の第2の態様に係る二酸化炭素回収システムは、アミン化合物が担持された板からなり、二酸化炭素の吸脱着を行う吸着板と、上記吸着板を加熱する加熱媒体又は上記吸着板を冷却する冷却媒体が流通する媒体流通管と、を有する構造体と、上記構造体の上記媒体流通管に連結された配管であり、上記媒体流通管に加熱媒体を流入させる加熱媒体導入管と、上記構造体の上記媒体流通管に連結された配管であり、上記媒体流通管に冷却媒体を流入させる冷却媒体導入管と、を備え、上記吸着板に二酸化炭素を吸収させる際には上記冷却媒体導入管から冷却媒体を上記媒体流通管に流入させ、上記吸着板から二酸化炭素を放出させる際には上記加熱媒体導入管から加熱媒体を上記媒体流通管に流入させる、ことを特徴とする。
構造体としては第1の態様に係る二酸化炭素回収システムで使用する構造体と同様のものを使用することができる。
二酸化炭素の吸収の際には、構造体の温度が高くなり過ぎないことが好ましいので、冷却媒体導入管から冷却媒体を構造体の媒体流通管に流入させ、二酸化炭素の吸収を行う構造体の吸着板を冷却する。
一方、二酸化炭素の放出の際には、構造体の温度を高くする必要があるので、加熱媒体導入管から加熱媒体を構造体の媒体流通管に流入させ、二酸化炭素の放出を行う構造体の吸着板を加熱して二酸化炭素の放出を行う。
二酸化炭素の吸収を行う場合と二酸化炭素の放出を行う場合で構造体に流入させる媒体を異ならせることで、構造体の温度を二酸化炭素の吸収と放出のそれぞれに対して適した温度に保つことができる。そして、二酸化炭素の吸収の際に冷却媒体を使用して構造体を冷却することによって、二酸化炭素の吸収時の発熱反応による構造体の温度上昇を抑制して、アミン化合物の蒸発を防ぎ、二酸化炭素の吸収/放出量の減少を防止することができる。
図9は、1つの構造体を備えた二酸化炭素回収システムの一例を模式的に示す説明図である。
なお、下記の説明において言及しない構成については図7に示す二酸化炭素回収システムと同様の構成とすることができる。
二酸化炭素回収システム201は、構造体211を1つ備えている。
図示していないが、この二酸化炭素回収システム201に備え付けられた構造体211は、アミン化合物が担持された板からなり、二酸化炭素の吸脱着を行う吸着板と、吸着板を加熱する加熱媒体又は吸着板を冷却する冷却媒体が流通する媒体流通管とを有する。
加熱媒体導入管271は切り替えバルブ244を、冷却媒体導入管272は切り替えバルブ252をそれぞれ備えており、切り替えバルブ244、252を切り替えることにより構造体211の媒体流通管に加熱媒体又は冷却媒体を択一的に導入できるようになっている。
冷却媒体導入管272には冷却媒体としての冷却水235を流通させる。
冷却媒体としての水を含む冷却水235が通過する配管は、切り替えバルブ252及び247を備えており、冷却水235は、構造体211の媒体流通管に導入され、熱交換器231を経て、排水236として排出される。
加熱媒体としての水蒸気ガス230が通過する配管は、切り替えバルブ244及び247を備えており、水蒸気ガス230は、構造体211の媒体流通管に導入され、熱交換器231を経て、排気ガス232として排出される。
図10は、加熱/冷却機構を備えた二酸化炭素回収システムの一例を模式的に示す説明図である。
なお、下記の説明において言及しない構成については図9に示す二酸化炭素回収システムと同様の構成とすることができる。
加熱媒体導入管271及び冷却媒体導入管272となる配管の上流側に加熱/冷却機構273が設けられている。加熱/冷却機構273には媒体237としての水又は水蒸気が導入される。
なお、上記の説明では加熱/冷却機構として加熱機構と冷却機構を共に備える構成として説明したが、加熱機構と冷却機構のうちのいずれか一方のみを設けてもよい。
例えば、媒体237を水とし、加熱機構だけを設けておき、冷却媒体を流通させる際には水をそのまま冷却媒体として媒体流通管に流通させるようにする。一方、加熱媒体を流通させる際には加熱機構で水を加熱して水蒸気として、加熱媒体としての水蒸気を媒体流通管に流通させるようにすることができる。
反対に、媒体237を水蒸気とし、冷却機構だけを設けておき、加熱媒体を流通させる際には水蒸気をそのまま加熱媒体として媒体流通管に流通させるようにする。一方、冷却媒体を流通させる際には冷却機構で水蒸気を冷却して水として、冷却媒体としての水を媒体流通管に流通させるようにする。
11 板
12 ガス流通路
13 アミン含有層
20 媒体流通管
100、101 構造体
200、201、202 二酸化炭素回収システム
210 二酸化炭素(CO2)含有ガス
211 第1の構造体(構造体)
212 第2の構造体
213 煙突
214、232 排気ガス
215 第1の構造体の媒体流通管の第1端部
216 第1の構造体の媒体流通管の第2端部
217 第2の構造体の媒体流通管の第3端部
218 第2の構造体の媒体流通管の第4端部
220 二酸化炭素(CO2)回収用ガス
221 ポンプ
222 二酸化炭素(CO2)
230 水蒸気ガス
231 熱交換器
233 ガス
234 水蒸気余熱用ガス
235 冷却水
236 排水
237 媒体
240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253 切り替えバルブ
261 第1の構造体連結管
262 第2の構造体連結管
263、264、273 加熱/冷却機構
271 加熱媒体導入管
272 冷却媒体導入管
Claims (24)
- アミン化合物が担持された板からなり、二酸化炭素の吸脱着を行う吸着板と、
前記吸着板を加熱する加熱媒体又は前記吸着板を冷却する冷却媒体が流通する媒体流通管と、を有する、少なくとも2つの構造体と、
一の前記構造体の前記媒体流通管の一方の端部と他の前記構造体の前記媒体流通管の一方の端部とを連結する構造体連結管、前記一の構造体の前記媒体流通管の他方の端部と前記他の構造体の前記媒体流通管の他方の端部とを連結する構造体連結管、を含む少なくとも2経路の構造体連結管と、を備え、
前記構造体連結管は、冷却媒体又は加熱媒体を流通させる配管であり、
二酸化炭素の吸収を行う一の前記構造体から加熱媒体を一方の構造体連結管に流出させて、二酸化炭素の放出を行う他の前記構造体に加熱媒体を流入させ、同時に、二酸化炭素の放出を行う他の前記構造体から冷却媒体を他方の構造体連結管に流出させて、二酸化炭素の吸収を行う一の前記構造体に冷却媒体を流入させる、ことを特徴とする二酸化炭素回収システム。 - 二酸化炭素の吸収を行う構造体から流出させた加熱媒体を加熱する加熱機構をさらに備える請求項1に記載の二酸化炭素回収システム。
- 前記構造体に流入させる前の二酸化炭素含有ガスから熱を回収する熱交換器を備え、前記熱交換器で回収した熱を、前記加熱機構において前記加熱媒体を加熱するための熱として使用する請求項2に記載の二酸化炭素回収システム。
- 二酸化炭素の放出を行う構造体から流出させた冷却媒体を冷却する冷却機構をさらに備える請求項1~3のいずれか1項に記載の二酸化炭素回収システム。
- アミン化合物が担持された板からなり、二酸化炭素の吸脱着を行う吸着板と、前記吸着板を加熱する加熱媒体又は前記吸着板を冷却する冷却媒体が流通する媒体流通管と、を有する構造体と、
前記構造体の前記媒体流通管に連結された配管であり、前記媒体流通管に加熱媒体を流入させる加熱媒体導入管と、
前記構造体の前記媒体流通管に連結された配管であり、前記媒体流通管に冷却媒体を流入させる冷却媒体導入管と、を備え、
前記吸着板に二酸化炭素を吸収させる際には前記冷却媒体導入管から冷却媒体を前記媒体流通管に流入させ、
前記吸着板から二酸化炭素を放出させる際には前記加熱媒体導入管から加熱媒体を前記媒体流通管に流入させる、ことを特徴とする二酸化炭素回収システム。 - 前記加熱媒体導入管に流通させる加熱媒体を加熱する加熱機構をさらに備える請求項5に記載の二酸化炭素回収システム。
- 前記構造体に流入させる前の二酸化炭素含有ガスから熱を回収する熱交換器を備え、前記熱交換器で回収した熱を、前記加熱機構において前記加熱媒体を加熱するための熱として使用する請求項6に記載の二酸化炭素回収システム。
- 前記冷却媒体導入管に流通させる冷却媒体を冷却する冷却機構をさらに備える請求項5~7のいずれか1項に記載の二酸化炭素回収システム。
- 前記構造体が有する前記吸着板が複数枚、二酸化炭素含有ガスが流通するガス流通路となる間隔をあけて積み重ねられており、
前記媒体流通管は、前記吸着板に対して積み重ね方向に貫通された複数の管である、請求項1~8のいずれか1項に記載の二酸化炭素回収システム。 - 前記アミン化合物は、吸収した二酸化炭素を60~200℃で放出する請求項1~9のいずれか1項に記載の二酸化炭素回収システム。
- 二酸化炭素含有ガスがコジェネレーション発電装置の排ガスである請求項1~10のいずれか1項に記載の二酸化炭素回収システム。
- アミン化合物が担持された板からなり、二酸化炭素の吸脱着を行う吸着板と、
前記吸着板を加熱する加熱媒体又は前記吸着板を冷却する冷却媒体が流通する媒体流通管と、を有する構造体を用いた二酸化炭素回収方法であって、
二酸化炭素含有ガスを前記吸着板に接触させて二酸化炭素を前記吸着板に吸収させる二酸化炭素吸収工程と、
前記吸着板を加熱して二酸化炭素を前記吸着板から放出させる二酸化炭素放出工程と、を行い、
前記二酸化炭素吸収工程において、前記媒体流通管に冷却媒体を流通させることにより前記吸着板を冷却し、
前記二酸化炭素放出工程において、前記媒体流通管に加熱媒体を流通させることにより前記吸着板を加熱する、ことを特徴とする二酸化炭素回収方法。 - 前記二酸化炭素吸収工程において、前記媒体流通管に流通させる前記冷却媒体の温度が10~50℃である請求項12に記載の二酸化炭素回収方法。
- 前記二酸化炭素放出工程において、前記媒体流通管に流通させる前記加熱媒体の温度が60~220℃である請求項12又は13に記載の二酸化炭素回収方法。
- 前記二酸化炭素吸収工程において前記媒体流通管に流通させた前記冷却媒体が前記吸着板から回収した熱を蓄熱し、前記二酸化炭素放出工程において、前記媒体流通管に流通させる前記加熱媒体を加熱する熱源として利用する請求項12~14のいずれか1項に記載の二酸化炭素回収方法。
- 前記構造体に流入させる前の二酸化炭素含有ガスから熱を回収する熱交換器をさらに用いた二酸化炭素回収方法であって、
前記熱交換器で回収した熱を、前記二酸化炭素放出工程において、前記媒体流通管に流通させる前記加熱媒体を加熱する熱源として利用する請求項12~15のいずれか1項に記載の二酸化炭素回収方法。 - 前記加熱媒体が水蒸気である請求項12~16のいずれか1項に記載の二酸化炭素回収方法。
- 前記冷却媒体が水である請求項12~17のいずれか1項に記載の二酸化炭素回収方法。
- 前記構造体を少なくとも2つ用いた二酸化炭素回収方法であって、
前記二酸化炭素吸収工程において、一の前記構造体の前記媒体流通管に冷却媒体を流通させることにより前記一の構造体の前記吸着板を冷却しつつ二酸化炭素を前記吸着板に吸収させ、前記二酸化炭素放出工程において、他の前記構造体の前記媒体流通管に加熱媒体を流通させることにより前記他の構造体の前記吸着板を加熱して前記吸着板から二酸化炭素を放出させて回収する第一の二酸化炭素回収工程と、
前記第一の二酸化炭素回収工程の後、前記一の構造体と前記他の構造体の役割を入れ替える切替工程と、
前記二酸化炭素吸収工程において、前記他の構造体の前記媒体流通管に冷却媒体を流通させることにより前記他の構造体の前記吸着板を冷却しつつ二酸化炭素を前記吸着板に吸収させ、前記二酸化炭素放出工程において、前記一の構造体の前記媒体流通管に加熱媒体を流通させることにより前記一の構造体の前記吸着板を加熱して前記吸着板から二酸化炭素を放出させて回収する、第二の二酸化炭素回収工程と、を行う請求項12~18のいずれか1項に記載の二酸化炭素回収方法。 - 前記第一の二酸化炭素回収工程では、前記一の構造体の前記媒体流通管に流入させた冷却媒体が加熱されて流出し、前記他の構造体の前記媒体流通管に加熱媒体として流入され、前記他の構造体の前記媒体流通管に流入させた加熱媒体が冷却されて流出し、前記一の構造体の前記媒体流通管に冷却媒体として流入されるように媒体を循環させ、かつ、
前記第二の二酸化炭素回収工程では、前記他の構造体の前記媒体流通管に流入させた冷却媒体が加熱されて流出し、前記一の構造体の前記媒体流通管に加熱媒体として流入され、前記一の構造体の前記媒体流通管に流入させた加熱媒体が冷却されて流出し、前記他の構造体の前記媒体流通管に冷却媒体として流入されるように媒体を循環させる、請求項19に記載の二酸化炭素回収方法。 - 前記切替工程では、前記一の構造体と前記他の構造体の間を循環する媒体の流れる向きを逆転させることにより、前記一の構造体と前記他の構造体の役割を入れ替える請求項20に記載の二酸化炭素回収方法。
- 前記切替工程では、前記一の構造体と前記他の構造体の間を循環する媒体の種類を変えることにより、前記一の構造体と前記他の構造体の役割を入れ替える請求項20に記載の二酸化炭素回収方法。
- 前記二酸化炭素放出工程において使用した加熱媒体を、二酸化炭素回収システム以外の用途の熱源として利用する請求項12~22のいずれか1項に記載の二酸化炭素回収方法。
- 前記二酸化炭素回収システム以外の用途は、植物工場、メタン発酵又はヒーターである請求項23に記載の二酸化炭素回収方法。
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