JP2023060596A - フェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定の化学組成を有し、板厚1/2位置で圧延面に平行な面において、[I{554}<225>/I{111}<110>]で算出される結晶方位の強度比Aが6.0以上であり、[I{554}<225>/I{322}<236>]で算出される結晶方位の強度比Bが2.0~5.0である、フェライト系ステンレス鋼板。
【選択図】 なし
Description
C:0.030%以下、
Si:1.00%以下、
Mn:2.00%以下、
P:0.005~0.100%、
S:0.0100%以下、
Cr:11.0~30.0%、
Al:1.00%以下、
N:0.030%以下、
Ti:0.05~0.50%、
Nb:0~0.70%、
Sn:0~0.50%、
Ni:0~1.00%、
Cu:0~1.00%、
Mo:0~2.00%、
W:0~1.00%、
Co:0~0.50%、
V:0~0.50%、
Zr:0~0.50%、
Sb:0~0.50%、
B:0~0.0025%、
Ca:0~0.0050%、
Mg:0~0.0050%、
Y:0~0.20%、
Hf:0~0.20%、
REM:0~0.10%、
残部:Feおよび不純物であり、
下記(i)式を満足し、
板厚1/2位置で圧延面に平行な面において、下記(ii)式で算出される結晶方位の強度比Aが6.0以上であり、下記(iii)式で算出される結晶方位の強度比Bが2.0~5.0である、フェライト系ステンレス鋼板。
0.10≦Ti+Nb≦0.70 ・・・(i)
A=I{554}<225>/I{111}<110> ・・・(ii)
B=I{554}<225>/I{322}<236> ・・・(iii)
但し、上記(i)式中の各元素記号は鋼中に含まれる各元素の含有量(質量%)を表し、含有されない場合はゼロとし、上記(ii)および(iii)式中の各記号は、以下のように定義される。
I{554}<225>:{554}<225>方位のX線ランダム強度比
I{111}<110>:{111}<110>方位のX線ランダム強度比
I{322}<236>:{322}<236>方位のX線ランダム強度比
Sn:0.005~0.50%、
Ni:0.05~1.00%、
Cu:0.05~1.00%、
Mo:0.05~2.00%、
W:0.05~1.00%、
Co:0.05~0.50%、
V:0.05~0.50%、
Zr:0.05~0.50%、および
Sb:0.005~0.50%、
から選択される一種以上を含有する、上記(1)に記載のフェライト系ステンレス鋼板。
B:0.0001~0.0025%、
Ca:0.0002~0.0050%、および
Mg:0.0002~0.0050%、
から選択される一種以上を含有する、上記(1)または(2)に記載のフェライト系ステンレス鋼板。
Y:0.001~0.20%、
Hf:0.001~0.20%、および
REM:0.001~0.10%、
から選択される一種以上を含有する、上記(1)~(3)のいずれか1項に記載のフェライト系ステンレス鋼板。
-0.20≦r0-r45≦0.20 ・・・(iv)
但し、上記(iv)式中の各記号は以下のように定義される。
r0:圧延方向のr値
r45:圧延方向から45°方向のr値
上記(1)~(4)のいずれかに記載の化学組成を有するスラブを、熱間圧延する際に、下記(v)式を満足する熱延仕上温度FTで、仕上圧延する工程と、
前記仕上圧延直後10秒以内に700℃以下まで冷却し、600℃以下の温度で巻取りをし、熱延鋼板とする工程と、
前記熱延鋼板を、冷延圧下率CRが20~85%の範囲で冷間圧延し、冷延鋼板とする工程と、
前記冷延鋼板に、焼鈍を行う工程と、を有し、
下記(vi)式で算出される、ひずみパラメータRを-0.2~0.2の範囲にする、フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
700≦FT(℃)≦950 ・・・(v)
R=1.6-CR/50+(FT-900)/300―20Nb/3 ・・・(vi)
但し、上記式中の各記号は、以下のように定義される。
CR:冷延圧下率(%)
FT:熱延仕上温度(℃)
Nb:鋼板のNb含有量
各元素の限定理由は下記のとおりである。なお、以下の説明において含有量についての「%」は、「質量%」を意味する。
Cは、r値を低下させる元素であるため、低減するのが好ましい。このため、C含有量は、0.030%以下とする。加工性をさらに向上させる観点から、C含有量は、0.018%以下とするのが好ましい。一方、Cを過剰に低減すると、精錬コストが増加する。このため、C含有量は、0.001%以上とするのが好ましく、0.002%以上とするのがより好ましい。
Siは、耐酸化性を向上させる元素であるが、過剰に含有させると、全伸びを低下させ、加工性が低下する。このため、Si含有量は、1.00%以下とする。加工性をさらに向上させるためには、Si含有量は、0.30%以下とするのが好ましい。一方、Siを過剰に低減すると、原料コストが増加する。このため、Si含有量は、0.01%以上とするのが好ましく、0.05%以上とするのがより好ましい。
Mnは、Si同様、過剰に含有させると、全伸びを低下させ、加工性が低下する。このため、Mn含有量は、2.00%以下とする。加工性をさらに向上させるためには、Mn含有量は、0.30%以下とするのが好ましい。一方、Mnを過剰に低減させると、原料コストが増加する。このため、Mn含有量は、0.01%以上とするのが好ましく、0.05%以上とするのがより好ましい。
Pは、加工性(r値および全伸び)を低下させる元素であるため、低減するのが好ましい。このため、P含有量は、0.100%以下とする。加工性をさらに向上させるためには、P含有量は、0.070%以下とするのが好ましく、0.050%以下とするのがより好ましい。但し、少量のリン含有析出物が、冷延板焼鈍時に析出することで、集合組織制御を可能にし、r値向上にも寄与する。また、Pを過剰に低減すると、原料コストが増加する。このため、P含有量は、0.005%以上とする。P含有量は、0.010%以上とするのが好ましく、0.020%以上とするのがより好ましい。
Sは、鋼中に含有される不純物元素であり、耐食性を劣化させ、製造時の割れを助長するため、極力低減するのが好ましい。このため、S含有量は、0.0100%以下とする。耐食性および製造性の観点から、S含有量は、0.0030%以下とするのが好ましく、0.0020%以下とするのがより好ましい。一方、Sを過剰に低減すると、精錬コストが増加する。このため、S含有量は、0.0003%以上とするのが好ましく、0.0004%以上とするのがより好ましい。
Crは、ステンレス鋼の基本特性である耐食性を向上させる元素である。このため、Cr含有量は、11.0%以上とする。耐食性をさらに向上させるためには、Cr含有量は、14.0%以上とするのが好ましく、16.0%以上とするのがさらに好ましい。しかしながら、Crを過剰に含有させると、σ相等の金属間化合物の生成を促進し、製造時の割れや、全伸び低下に伴う加工性の低下が生じやすくなる。このため、Cr含有量は、30.0%以下とする。安定製造性(歩留まり、圧延疵等)の観点から、Cr含有量は、25.0%以下とするのが好ましく、20.0%以下とするのがさらに好ましい。
Alは、耐食性および耐酸化性を向上させる効果を有する。しかしながら、Alを過剰に含有させると、全伸びが低下し、加工性が低下する。また、合金コストが増加するとともに、製造性が低下する。このため、Al含有量は、1.00%以下とする。製造性の観点から、Al含有量は、0.50%以下とするのが好ましい。一方、上記効果を得るためには、Al含有量は、0.005%以上とするのが好ましく、0.01%以上とするのがより好ましい。
Nは、Cと同様、加工性(r値)を低下させる元素であり、低減するのが好ましい。このため、N含有量は、0.030%以下とする。加工性をさらに向上させるためには、N含有量は、0.015%以下とするのが好ましい。一方、Nを過剰に低減すると、精錬コストが増加する。このため、N含有量は、0.002%以上とするのが好ましく、0.005%以上とするのがより好ましい。
Tiは、C、およびNを析出物として固定し、r値および全伸びを向上させる結果、加工性を向上させる。このため、Ti含有量は、0.05%以上とする。加工性をさらに向上させるためには、Ti含有量は、0.07%以上とするのが好ましく、0.1%以上とするのがより好ましい。しかしながら、Tiを過剰に含有させると、r値が低下する。また、合金コストが増加する。このため、Ti含有量は、0.50%以下とする。合金コストおよび製造性の観点から、Ti含有量は、0.40%以下とするのが好ましく、0.30%以下とするのがより好ましい。
Nbも、Ti同様、C、およびNを析出物として固定し、r値および全伸びを向上させる結果、加工性を向上させる。さらに、熱延工程におけるひずみの回復・再結晶抑制によるひずみの蓄積を通じて、集合組織制御に寄与することで、面内異方性の上昇を抑制する。このため、必要に応じて、含有させてもよい。しかしながら、Nbを過剰に含有させると、r値が低下する、または面内異方性が上昇する。また、合金コストが増加する。そのため、Nb含有量は、0.70%以下とする。加工性および合金コストの観点から、Nb含有量は、0.50%以下とするのが好ましく、0.40%以下とするのがより好ましい。
但し、上記(i)式中の各元素記号は鋼中に含まれる各元素の含有量(質量%)を表し、含有されない場合はゼロとする。
Ni:0~1.00%
Cu:0~1.00%
Mo:0~2.00%
W:0~1.00%
Co:0~0.50%
V:0~0.50%
Zr:0~0.50%
Sb:0~0.50%
Sn、Ni、Cu、Mo、W、Co、V、Zr、およびSbは、耐食性または耐酸化性を向上させる効果を有する。このため、必要に応じて、含有させてもよい。しかしながら、これらの元素を過剰に含有させると、加工性が低下する。また、合金コストが増加するとともに、製造性が低下する。
Ca:0~0.0050%
Mg:0~0.0050%
B、Ca、およびMgは、熱間加工性および二次加工性を向上させる効果を有する。このため、必要に応じて含有されてもよい。しかしながら、これらの元素を過剰に含有させると、製造性が低下する。このため、B含有量は、0.0025%以下とし、0.0012%以下とするのが好ましい。Ca含有量は、0.0050%以下とし、0.0010%以下とするのが好ましい。Mg含有量は、0.0050%以下とし、0.0010%以下とするのが好ましい。
Hf:0~0.20%
REM:0~0.10%
Y、Hf、REMは、熱間加工性および鋼の清浄性を向上させる効果を有する。また、耐酸化性を向上させる効果を有する。このため、必要に応じて含有させてもよい。しかしながら、これらの元素は、高価であるため、過剰に含有させると、合金コストが増加する。このため、Y含有量は、0.20%以下とし、0.10%以下とするのが好ましい。Hf含有量は、0.20%以下とし、0.10%以下とするのが好ましい。REM含有量は、0.10%以下とし、0.05%以下とするのが好ましい。一方、上記効果を得るためには、Y含有量は、0.001%以上とするのが好ましい。Hf含有量は、0.001%以上とするのが好ましい。REM含有量は、0.001%以上とするのが好ましい。
本実施形態のフェライト系ステンレス鋼板は、板厚1/2位置で圧延面に平行な面において、結晶方位のランダム強度比を以下のような範囲とする。具体的には、下記(ii)式で算出される結晶方位の強度比Aは、6.0以上とする。
但し、上記(ii)式中の各記号は、以下のように定義される。
I{554}<225>:{554}<225>方位のX線ランダム強度比
I{111}<110>:{111}<110>方位のX線ランダム強度比
B=I{554}<225>/I{322}<236> ・・・(iii)
但し、上記(iii)式中の各記号は、以下のように定義される。
I{554}<225>:{554}<225>方位のX線ランダム強度比
I{322}<236>:{322}<236>方位のX線ランダム強度比
面内異方性を評価する指標として、従来、Δr=(r0-2×r45+r90)/2が頻繁に使用されている。しかしながら、この指標は、r0よりもr45が小さい場合に使用できる指標であり、実際は各方位のr値の大小関係を考慮する必要がある。ここで、r値については、通常、圧延方向のr値であるr0、圧延方向から45°方向のr値であるr45、圧延方向から90°方向のr値であるr90を測定し、各方向のr値の大小関係を評価することが多いが、r値を向上させることを目的としたフェライト系ステンレス鋼板の場合、r90は最小r値とならず(非特許文献1参照。)、r0またはr45が最小r値となる。
-0.20≦r0-r45≦0.20 ・・・(iv)
但し、上記(iv)式中の各記号は以下のように定義される。
r0:圧延方向のr値
r45:圧延方向から45°方向のr値
本実施形態に係るフェライト系ステンレス鋼板の好ましい製造方法について説明する。本実施形態に係るフェライト系ステンレス鋼板は、製造方法によらず、上述の構成を有していれば、その効果を得られるが、例えば、以下のような製造方法により、安定して製造することができる。
上述した化学組成を有するステンレス鋼のスラブを、常法に従い、製造するのが好ましい。続いて、得られたスラブを熱間圧延するのが好ましい。熱間圧延する前に、スラブを加熱するが、スラブの加熱温度は、1100~1250℃とするのが好ましい。スラブの加熱温度が、1100℃未満であると、表面疵が発生しやすくなり、疵部からの発銹による耐食性も低下しやすくなる。このため、スラブの加熱温度は、1100℃とするのが好ましい。
なお、FTとは、熱延仕上温度(℃)である。
続いて、熱延鋼板を、冷延圧下率CR(%)が20~85%の範囲で冷間圧延し、冷延鋼板とするのが好ましい。冷延圧下率CRが、20%未満であると、後述する冷延板焼鈍の際、再結晶のための十分なひずみを蓄積させることができない。このため、冷延圧下率CRは、20%以上とするのが好ましい。効果的に再結晶を生じさせる観点から、冷延圧下率CRは、40%以上とするのがより好ましい。
上記冷間圧延の後、冷延鋼板に焼鈍を行うのが好ましい。すなわち、冷延板焼鈍を行うのが好ましい。なお、冷延板焼鈍の焼鈍温度は、特に限定しないが、例えば、再結晶温度T(℃)に対し、T+50~T+120℃の範囲で行うことが多い。必要な特性に合わせて適切な温度にて実施すればよい。
ひずみの蓄積量は、熱延仕上温度FT、冷延圧下率CR、および鋼板のNb含有量などに影響を受け、これらを適切な範囲とすることで、r0-r45を所望する範囲とすることができる。このため、熱延仕上温度FT、冷延圧下率CR、および鋼板のNb含有量に基づき算出されるひずみパラメータRを定義する。ひずみパラメータRは、熱延仕上温度FT、冷延圧下率CR、および鋼板のNb含有量から下記(vi)式のように定義されるパラメータであり、ひずみパラメータRが小さい程、蓄積されるひずみ量が大きいことを示す。
但し、上記式中の各記号は、以下のように定義される。
CR:冷延圧下率(%)
FT:熱延仕上温度(℃)
Nb:鋼板のNb含有量
得られた鋼板について、板厚1/2位置で圧延面に平行な面において、X線回折を実施した。X線回折により得られたデータを用い、非特許文献3に記載のBungeの手法を用いて3次元方位解析を実施した。結晶方位分布図より、{554}<225>方位、{111}<110>方位、および{322}<236>方位のランダム強度比を算出し、上記強度比AおよびBを計算した。
得られた鋼板について、JIS Z 2254:2008に準拠し、塑性ひずみ比試験方法により、r0、およびr45を測定した。測定結果から、平均r値およびr0-r45を算出した。また、JIS Z 2241:2011に準拠し、引張試験を行い、全伸びを測定した。全伸びが30%以上である場合を良好な特性であるとして評価した。以下、表1~3を纏めて示す。
Claims (6)
- 化学組成が、質量%で、
C:0.030%以下、
Si:1.00%以下、
Mn:2.00%以下、
P:0.005~0.100%、
S:0.0100%以下、
Cr:11.0~30.0%、
Al:1.00%以下、
N:0.030%以下、
Ti:0.05~0.50%、
Nb:0~0.70%、
Sn:0~0.50%、
Ni:0~1.00%、
Cu:0~1.00%、
Mo:0~2.00%、
W:0~1.00%、
Co:0~0.50%、
V:0~0.50%、
Zr:0~0.50%、
Sb:0~0.50%、
B:0~0.0025%、
Ca:0~0.0050%、
Mg:0~0.0050%、
Y:0~0.20%、
Hf:0~0.20%、
REM:0~0.10%、
残部:Feおよび不純物であり、
下記(i)式を満足し、
板厚1/2位置で圧延面に平行な面において、下記(ii)式で算出される結晶方位の強度比Aが6.0以上であり、下記(iii)式で算出される結晶方位の強度比Bが2.0~5.0である、フェライト系ステンレス鋼板。
0.10≦Ti+Nb≦0.70 ・・・(i)
A=I{554}<225>/I{111}<110> ・・・(ii)
B=I{554}<225>/I{322}<236> ・・・(iii)
但し、上記(i)式中の各元素記号は鋼中に含まれる各元素の含有量(質量%)を表し、含有されない場合はゼロとし、上記(ii)および(iii)式中の各記号は、以下のように定義される。
I{554}<225>:{554}<225>方位のX線ランダム強度比
I{111}<110>:{111}<110>方位のX線ランダム強度比
I{322}<236>:{322}<236>方位のX線ランダム強度比 - 前記化学組成が、質量%で、
Sn:0.005~0.50%、
Ni:0.05~1.00%、
Cu:0.05~1.00%、
Mo:0.05~2.00%、
W:0.05~1.00%、
Co:0.05~0.50%、
V:0.05~0.50%、
Zr:0.05~0.50%、および
Sb:0.005~0.50%、
から選択される一種以上を含有する、請求項1に記載のフェライト系ステンレス鋼板。 - 前記化学組成が、質量%で、
B:0.0001~0.0025%、
Ca:0.0002~0.0050%、および
Mg:0.0002~0.0050%、
から選択される一種以上を含有する、請求項1または2に記載のフェライト系ステンレス鋼板。 - 前記化学組成が、質量%で、
Y:0.001~0.20%、
Hf:0.001~0.20%、および
REM:0.001~0.10%、
から選択される一種以上を含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載のフェライト系ステンレス鋼板。 - 下記(iv)式を満足する、請求項1~4のいずれか1項に記載のフェライト系ステンレス鋼板。
-0.20≦r0-r45≦0.20 ・・・(iv)
但し、上記(iv)式中の各記号は以下のように定義される。
r0:圧延方向のr値
r45:圧延方向から45°方向のr値 - 請求項1~5のいずれか1項に記載のフェライト系ステンレス鋼板を製造する方法であって、
請求項1~4のいずれかに記載の化学組成を有するスラブを、熱間圧延する際に、下記(v)式を満足する熱延仕上温度FTで、仕上圧延する工程と、
前記仕上圧延直後10秒以内に700℃以下まで冷却し、600℃以下の温度で巻取りをし、熱延鋼板とする工程と、
前記熱延鋼板を、冷延圧下率CRが20~85%の範囲で冷間圧延し、冷延鋼板とする工程と、
前記冷延鋼板に、焼鈍を行う工程と、を有し、
下記(vi)式で算出される、ひずみパラメータRを-0.2~0.2の範囲とする、フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
700≦FT(℃)≦950 ・・・(v)
R=1.6-CR/50+(FT-900)/300―20Nb/3 ・・・(vi)
但し、上記式中の各記号は、以下のように定義される。
CR:冷延圧下率(%)
FT:熱延仕上温度(℃)
Nb:鋼板のNb含有量
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| JP2019026913A (ja) * | 2017-08-02 | 2019-02-21 | 新日鐵住金ステンレス株式会社 | フェライト系ステンレス鋼板 |
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