JP2024002829A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024002829A
JP2024002829A JP2022102271A JP2022102271A JP2024002829A JP 2024002829 A JP2024002829 A JP 2024002829A JP 2022102271 A JP2022102271 A JP 2022102271A JP 2022102271 A JP2022102271 A JP 2022102271A JP 2024002829 A JP2024002829 A JP 2024002829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
intermediate transfer
transfer belt
discharge
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022102271A
Other languages
English (en)
Inventor
充 山谷
Mitsuru Yamatani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2022102271A priority Critical patent/JP2024002829A/ja
Priority to US18/338,548 priority patent/US12078943B2/en
Publication of JP2024002829A publication Critical patent/JP2024002829A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1605Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1665Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat
    • G03G15/167Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer
    • G03G15/1675Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer with means for controlling the bias applied in the transfer nip
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/80Details relating to power supplies, circuits boards, electrical connections

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】ディスチャージ電源の個体差により出力値にばらつきが生じている場合であっても、中間転写ベルトの電気抵抗の上昇を抑制する。【解決手段】画像形成装置は、画像形成時に中間転写ベルトに対して内方向に供給される、電流供給領域の単位長さ当たりの正極性電流の総和をIa、外方向に供給される、電流供給領域の単位長さ当たりの正極性電流の総和をIb、Ia-Ibの値を電流収支とし、中間転写ベルトの電気抵抗が所定値以下の範囲において、電流収支に対する中間転写ベルトの電気抵抗の関係は、電流収支の値が正の範囲における電流収支の変化に対する中間転写ベルトの電気抵抗の変化の割合をSa、電流収支が負の範囲における割合をSbとしたとき、|Sb|>|Sa|の関係を満たし、制御部は、連続画像形成ジョブ中において、所定枚数の記録材に連続して画像形成を行った際の電流収支の平均値が正の値となるようにディスチャージ電源を制御する。【選択図】図7

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式などを用いた画像形成装置として、複数の像担持体上に形成したトナー像を中間転写体上に1次転写した後に紙などの記録材上に2次転写する中間転写方式を採用したものがある。中間転写体としては、無端状のベルト(以下、単に「ベルト」ともいう。)で構成された中間転写ベルトが広く用いられている。
1次転写は、複数の像担持体のそれぞれに対応して中間転写ベルトの内周面に当接可能に設けられた1次転写部材に1次転写電圧が印加され、像担持体と中間転写ベルトとが当接する1次転写部に1次転写電流が供給されることで行われることが多い。また、2次転写は、中間転写ベルトの外周面に当接可能に設けられた2次転写部材に2次転写電圧が印加され、中間転写ベルトと2次転写部材とが当接する2次転写部に2次転写電流が供給されることで行われることが多い。
2次転写工程後の中間転写ベルト上に残留したトナー(2次転写残トナー)などの付着物は、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置によって中間転写ベルト上から除去されて回収される。ベルトクリーニング装置として、中間転写ベルト上のトナーを静電的に回収する静電クリーニング装置が知られている。この装置によるクリーニングは、例えば中間転写ベルトの外周面に当接可能に設けられたクリーニング部材にクリーニング電圧が印加され、中間転写ベルトとクリーニング部材とが当接するクリーニング部にクリーニング電流が供給されることで行われる。
また、例えば商業印刷市場などにおいて、弾性層を有する中間転写ベルトが使用されることがある。中間転写ベルトが弾性層を有していることにより、エンボス紙などの表面に凹凸がある記録材に対する転写性の向上などを図ることができる。
中間転写方式の画像形成装置では、上述のように通電箇所が多い中間転写ベルトの電気抵抗が上昇するという課題がある。これは、中間転写ベルトが弾性層を有しており、その弾性層の電気抵抗の調整にイオン導電系の導電剤(イオン導電剤)が用いられている場合に顕著である。
イオン導電剤を含有するイオン導電性のベルトでは、電流が流れることでベルト内に発生する電界により、イオン導電性を担う陽イオンと陰イオンとが力を受ける。そして、正の電荷を帯びた陽イオンは電界の方向に移動し、負の電荷を帯びた陰イオンは電界とは逆方向に移動する。例えば、正規の帯電極性が負極性のトナーが用いられる構成の場合について考える。この場合、1次転写のために、中間転写ベルトの内周面に当接する1次転写部材に正極性の電圧が印加されて、1次転写部において中間転写ベルトの内周面側から外周面側に向かう方向(以下、「外方向」ともいう。)に正極性の電流が供給される。そのため、陽イオンは中間転写ベルトの外周面側へ、陰イオンは中間転写ベルトの内周面側へ移動する。また、2次転写のために、中間転写ベルトの外周面に当接する2次転写部材に正極性の電圧が印加されて、2次転写部において中間転写ベルトの外周面側から内周面側に向かう方向(以下、「内方向」ともいう。)に正極性の電流が供給される。このように、2次転写部では1次転写部とは逆方向の電界が発生させられるため、2次転写時に中間転写ベルト内のイオンは1次転写時とは逆方向へ(陽イオンは内周面側へ、陰イオンは外周面側へ)移動する。そして、中間転写ベルトに供給される外方向の総電荷量と内方向の総電荷量とのバランスが大きくくずれると、中間転写ベルト内のイオンに偏りが発生し、中間転写ベルトの電気抵抗が上昇する。使用により中間転写ベルトの電気抵抗が上昇し、1次転写や2次転写のために印加することが必要な電圧が上昇していくと(絶対値が大きくなっていくと)、1次転写部や2次転写部での放電に起因する画像不良が発生しやすくなる。
中間転写ベルトの電気抵抗の上昇を抑えて、中間転写ベルトの耐久寿命を延ばすために、ディスチャージ装置を用いる構成が提案されている(特許文献1)。ディスチャージ装置は、例えば、導電性ファーブラシローラなどのディスチャージ部材を中間転写ベルトに当接させて、このディスチャージ部材により中間転写ベルト内のイオンの偏りを均すように中間転写ベルトにディスチャージ電流を供給する。例えば、正規の帯電極性が負極性のトナーが用いられるタンデム型のフルカラー画像形成装置では、4箇所の1次転写部で外方向に正極性の電流が供給され、1箇所の2次転写部で内方向に正極性の電流が供給される。この場合、外方向への正極性の電流の供給が多くなるため、ディスチャージ部材により内方向に正極性のディスチャージ電流を供給することが望ましい。なお、静電クリーニング装置を有する構成では、更にクリーニング部で供給される電流も考慮される。
特開2020-34699号公報
ここで、概略、中間転写ベルトの外周面側から内周面側に向かう方向(内方向)に供給される正極性の電流の総和から、中間転写ベルトの内周面側から外周面側に向かう方向(外方向)に供給される正極性の電流の総和を差し引いた値を、電流収支とする。この場合に、電流収支を0にするディスチャージ電流を設定することは可能である。例えば、1次転写電流、2次転写電流、クリーニング電流の目標値や検知結果に基づいて、上記電流収支を0にするディスチャージ電流を設定することができる。
しかしながら、ディスチャージ電流の電源装置は、個体ばらつきにより、その出力値には一定のばらつき(振れ)がある。このため、電流収支がゼロとなるように電源装置の出力を制御した場合でも、実際の電流収支がプラス側に振れることもあれば、マイナス側に振れることもある。そして、この電流収支がプラスになるときと、マイナスになるときとで、中間転写ベルトの電気抵抗の上昇に差があることが判明した。これは、詳しいメカニズムは不明だが、イオン導電剤には、マイナスイオンが移動しやすいイオン導電剤や、逆にプラスイオンが移動しやすいイオン導電剤があることなどによるものと考えられる。そのため、中間転写ベルトの電気抵抗の上昇に対する対策としてディスチャージ部材を設けていても、中間転写ベルトの電気抵抗の上昇がより大きくなる側に、電流収支が0からずれた場合には、電気抵抗の上昇がより大きくなる側で電流収支が積算されていく。このため、所望の効果が得られない可能性がある。
したがって、本発明の目的は、ディスチャージ電源の個体差により出力値にばらつきが生じている場合であっても、中間転写ベルトの電気抵抗の上昇を抑制することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像が転写される回転可能な無端状の中間転写ベルトと、1次転写部で前記中間転写ベルトに1次転写電流を供給することで前記像担持体から前記中間転写ベルトにトナー像を1次転写させる電流供給部材である1次転写部材と、2次転写部で前記中間転写ベルトに2次転写電流を供給することで前記中間転写ベルトから記録材にトナー像を2次転写させる電流供給部材である2次転写部材と、前記中間転写ベルトの回転方向において前記2次転写部よりも下流かつ前記1次転写部よりも上流のディスチャージ部で前記中間転写ベルトにディスチャージ電流を供給する電流供給部材であるディスチャージ部材と、前記ディスチャージ電流を供給するディスチャージ電源と、前記ディスチャージ電源を制御可能な制御部と、を有する画像形成装置において、画像形成時に電流供給部材により前記中間転写ベルトの外周面側から内周面側に向かう方向に供給される、該電流供給部材による電流供給領域の前記中間転写ベルトの幅方向における単位長さ当たりの正極性の電流の総和をIa、画像形成時に電流供給部材により前記中間転写ベルトの内周面側から外周面側に向かう方向に供給される、該電流供給部材による電流供給領域の前記中間転写ベルトの幅方向における単位長さ当たりの正極性の電流の総和をIb、Ia-Ibの値を前記中間転写ベルトに供給される電流の電流収支とし、前記中間転写ベルトの電気抵抗が所定値以下の範囲において、前記電流収支に対する前記中間転写ベルトの電気抵抗の関係は、前記電流収支の値が正の範囲における前記電流収支の変化に対する前記中間転写ベルトの電気抵抗の変化の割合をSa、前記電流収支が負の範囲における前記割合をSbとしたとき、|Sb|>|Sa|の関係を満たし、前記制御部は、連続画像形成ジョブ中において、所定枚数の記録材に連続して画像形成を行った際の前記電流収支の平均値が正の値となるように前記ディスチャージ電源を制御することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の態様によると、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像が転写される回転可能な無端状の中間転写ベルトと、1次転写部で前記中間転写ベルトに1次転写電流を供給することで前記像担持体から前記中間転写ベルトにトナー像を1次転写させる電流供給部材である1次転写部材と、2次転写部で前記中間転写ベルトに2次転写電流を供給することで前記中間転写ベルトから記録材にトナー像を2次転写させる電流供給部材である2次転写部材と、前記中間転写ベルトの回転方向において前記2次転写部よりも下流かつ前記1次転写部よりも上流のディスチャージ部で前記中間転写ベルトにディスチャージ電流を供給する電流供給部材であるディスチャージ部材と、前記ディスチャージ電流を供給するディスチャージ電源と、前記ディスチャージ電源を制御可能な制御部と、を有する画像形成装置において、画像形成時に電流供給部材により前記中間転写ベルトの外周面側から内周面側に向かう方向に供給される、該電流供給部材による電流供給領域の前記中間転写ベルトの幅方向における単位長さ当たりの正極性の電流の総和をIa、画像形成時に電流供給部材により前記中間転写ベルトの内周面側から外周面側に向かう方向に供給される、該電流供給部材による電流供給領域の前記中間転写ベルトの幅方向における単位長さ当たりの正極性の電流の総和をIb、Ia-Ibの値を前記中間転写ベルトに供給される電流の電流収支とし、前記中間転写ベルトの電気抵抗が所定値以下の範囲において、前記電流収支に対する前記中間転写ベルトの電気抵抗の関係は、前記電流収支の値が正の範囲における前記電流収支の変化に対する前記中間転写ベルトの電気抵抗の変化の割合をSa、前記電流収支が負の範囲における前記割合をSbとしたとき、|Sa|>|Sb|の関係を満たし、前記制御部は、連続画像形成ジョブ中において、所定枚数の記録材に連続して画像形成を行った際の前記電流収支の平均値が負の値となるように前記ディスチャージ電源を制御することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、ディスチャージ電源の個体差により出力値にばらつきが生じている場合であっても、中間転写ベルトの電気抵抗の上昇を抑制することができる。
画像形成装置の概略断面図である。 ベルトクリーニング装置の近傍の模式的な断面図である。 ディスチャージ装置の近傍の模式的な断面図である。 中間転写ベルトの模式的な断面図である。 中間転写ベルトの電流収支と電気抵抗との関係を測定するための測定装置の模式図である。 図5の測定装置で供給する電流の波形の一例を示すグラフ図である。 中間転写ベルトの電流収支と電気抵抗との関係の一例を示すグラフ図である。 画像形成装置の制御態様を示す概略ブロック図である。 プリントジョブの手順の概略を示すフローチャート図である。 実施例の効果を示すグラフ図である。 中間転写ベルトの電流収支と電気抵抗との関係の他の例を示すグラフ図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
[実施例1]
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を用いてフルカラー画像を形成することが可能な、中間転写方式を採用したタンデム型のプリンタである。
画像形成装置100は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成する4個の画像形成部(ステーション)10Y、10M、10C、10Kを有する。各画像形成部10Y、10M、10C、10Kにおける同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、いずれかの色用の要素であることを表す符号の末尾のY、M、C、Kを省略して総括的に説明することがある。本実施例では、画像形成部10は、後述する感光ドラム1、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、1次転写ローラ5、ドラムクリーニング装置11などを有して構成される。
トナー像を担持する像担持体としての、回転可能なドラム型(円筒形)の感光体(電子写真感光体)である感光ドラム1は、図中矢印R1方向(反時計回り方向)に所定の周速度で回転駆動される。回転する感光ドラム1の表面は、帯電手段としての帯電装置2によって、所定の極性(本実施例では負極性)の所定の電位に一様に帯電処理される。帯電処理時に、帯電装置2には、所定の帯電電圧(帯電バイアス)が印加される。帯電処理された感光ドラム1の表面は、露光手段としての露光装置(レーザービームスキャナー)3によって、画像情報に基づいて走査露光され、感光ドラム1上に目的の画像情報に応じた静電像(静電潜像)が形成される。露光装置3は、イメージスキャナー、コンピュータなどの外部機器から入力される画像情報に応じてオン/オフ変調したレーザ光を出力して、感光ドラム1上の帯電処理面を走査露光する。感光ドラム1上に形成された静電像は、現像手段としての現像装置4によって現像剤としてのトナーが供給されて現像(可視化)され、感光ドラム1上にトナー像が形成される。本実施例では、一様に帯電処理された後に画像情報に基づいて露光されることで電位の絶対値が低下した感光ドラム1上の露光部(イメージ部)に、感光ドラム1の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーが付着する(反転現像方式)。本実施例では、現像時のトナーの主要な帯電極性であるトナーの正規の帯電極性は負極性である。現像時に、現像装置4が備えた現像剤担持体(現像部材)としての現像ローラには、所定の現像電圧(現像バイアス)が印加される。
4個の感光ドラム1に対向して、中間転写体としての無端状のベルトで構成された中間転写ベルト6が配置されている。中間転写ベルト6は、4個の感光ドラム1の表面に当接可能なように配置されている。中間転写ベルト6は、複数の張架ローラとしての第1~第6の張架ローラ21~26に掛け渡されて所定の張力で張架されている。本実施例では、第1の張架ローラ21は、後述する2次転写ローラ9の対向部材(対向電極)として機能する2次転写対向ローラ(2次転写内ローラ)である。また、第2の張架ローラ22は、中間転写ベルト6の駆動ローラである。また、第3、第4の張架ローラ23、24は、それぞれ後述するように各感光ドラム1からトナー像が1次転写される中間転写ベルト6の画像転写面を形成する第1、第2の補助ローラである。また、第5の張架ローラ25は、中間転写ベルト6の張力を略一定に制御するように構成されたテンションローラである。また、第6の張架ローラ26は、後述する2次転写部N2に進入する中間転写ベルト6の面を形成する2次転写前ローラである。中間転写ベルト6は、駆動ローラ22が回転駆動されることで駆動力が入力されて、図中矢印R2方向(時計回り方向)に150~470mm/secの周速度で回転(周回移動)する。中間転写ベルト6の内周面(裏面)側には、各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに対応して、1次転写手段としてのローラ型の1次転写部材(電流供給部材)である1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kがそれぞれ配置されている。1次転写ローラ5は、中間転写ベルト6を介して感光ドラム1に向けて押圧され、感光ドラム1と中間転写ベルト6とが当接(接触)する1次転写部(1次転写ニップ部、1次転写位置)N1を形成する。
上述のように感光ドラム1上に形成されたトナー像は、1次転写部N1において、1次転写ローラ5の作用によって、回転している中間転写ベルト6上に転写(1次転写)される。1次転写時に、1次転写ローラ5には、1次転写電源(高圧電源)E1(図8)により、トナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の定電圧制御された直流電圧である1次転写電圧(1次転写バイアス)が印加される。これにより、1次転写部N1に1次転写電流が供給される。例えば、1次転写時に、各1次転写ローラ5には、それぞれ+1~+3kV程度の定電圧制御された1次転写電圧が印加され、各1次転写部N1において、それぞれ外方向に+20~+100μA程度の電流が流される。例えばフルカラー画像の形成時には、各感光ドラム1上に形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が、中間転写ベルト6上に重ね合わされるようにして順次転写される。本実施例では、各1次転写ローラ5には、各色のトナー像が1次転写部N1に搬送されてくるのに同期して、1次転写電圧が印加される。本実施例では、1次転写ローラ5は、芯金(基材)と、芯金の外周にイオン導電系発泡ゴムで形成された弾性層と、を有して構成される。本実施例では、1次転写ローラ5の外径は、15~20mmである。また、本実施例では、1次転写ローラ5の電気抵抗値は、N/N環境(23℃、50%RH)で2kVの電圧を印加して測定した場合1×10~1×10Ωである。
中間転写ベルト6の外周面側において、2次転写対向ローラ21に対向する位置には、2次転写手段としてのローラ型の2次転写部材(電流供給部材)である2次転写ローラ(2次転写外ローラ)9が配置されている。2次転写ローラ9は、中間転写ベルト6を介して2次転写対向ローラ21に向けて押圧され、中間転写ベルト6と2次転写ローラ9とが当接(直接接触又は記録材Pを挟持)する2次転写部(2次転写ニップ、2次転写位置)N2を形成する。上述のように中間転写ベルト6上に形成されたトナー像は、2次転写部N2において、2次転写ローラ9の作用によって、中間転写ベルト6と2次転写ローラ9とに挟持されて搬送されている記録材P上に転写(2次転写)される。本実施例では、2次転写ローラ9は、芯金(基材)と、芯金の外周にイオン導電系発泡ゴムで形成された弾性層と、を有して構成される。本実施例では、2次転写ローラ9の外径は、20~25mmである。また、本実施例では、2次転写ローラ9の電気抵抗値は、N/N環境(23℃、50%RH)で2kVの電圧を印加して測定した場合1×10~1×10Ωである。また、本実施例では、2次転写対向ローラ21は、芯金(基材)と、芯金の外周に電子導電性のゴムで形成された弾性層と、を有して構成される。本実施例では、2次転写対向ローラ21の外径は、20~22mmである。また、本実施例では、2次転写対向ローラ21の電気抵抗値は、N/N環境(23℃、50%RH)で50Vの電圧を印加して測定した場合1×10~1×10Ωである。
2次転写時に、2次転写ローラ9には、2次転写電源(高圧電源)E2により、トナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の定電圧制御された直流電圧である2次転写電圧(2次転写バイアス)が印加される。これにより、2次転写部N2に2次転写電流が供給される。例えば、2次転写時に、2次転写ローラ9には、+1~+7kV程度の定電圧制御された2次転写電圧が印加され、2次転写部N2において、内方向に+40~+120μA程度の電流が流される。本実施例では、2次転写対向ローラ21は、電気的に接地(グラウンドに接続)されている。記録材(転写材、記録媒体、シート)Pは、給送カセットなどの記録材収納部(図示せず)に収納されている。記録材Pは、給送開始信号に基づいて給送ローラなどの給送部材(図示せず)が駆動されて、記録材収納部から1枚ずつ給送される。この記録材Pは、その後、レジストローラ8によって2次転写部N2へと搬送される。レジストローラ8は、中間転写ベルト6上のトナー像の先端部が2次転写部N2に到達するタイミングと同期するようにして記録材Pを2次転写部N2へと搬送するように制御される。記録材Pは、典型的には紙であるが、合成紙、OHPシートなどの樹脂製のシート(フィルム)などであってもよい。なお、本実施例における2次転写対向ローラ21に対応する内ローラを2次転写部材(電流供給部材)として用いて、これに本実施例において2次転写ローラ9に印加した電圧とは逆極性の電圧を印加してもよい。この場合、本実施例における2次転写ローラ9に対応する外ローラを対向部材として用いて、これを電気的に接地すればよい。
トナー像が転写された記録材Pは、中間転写ベルト6から分離され、定着前搬送装置20により、定着手段としての定着装置30へと搬送される。定着前搬送装置20は、記録材Pの搬送方向と略直交する方向の中央部に、幅100~110mm、厚み1~3mmの、EPDMなどのゴム材料で形成された無端状のベルト体を回動可能に有しており、その上に記録材Pを載せて搬送する。そのベルト体には、直径3~7mmの穴があけられており、ベルト体の内側から空気が吸引される。これにより、そのベルト体による記録材Pの担持力が高められて記録材Pの搬送性が安定させられている。定着装置30は、定着回転体対により、未定着のトナー像を担持した記録材Pを加熱及び加圧することによって、トナー像を記録材P上に定着(溶融、固着)させる。トナー像が定着された記録材Pは、画像形成装置100の装置本体の外部へと排出(出力)される。
また、1次転写時に中間転写ベルト6に転写されずに感光ドラム1上に残留したトナー(1次転写残トナー)は、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置11によって感光ドラム1上から除去されて回収される。また、2次転写時に記録材Pに転写されずに中間転写ベルト6上に残留したトナー(2次転写残トナー)などの付着物は、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置12によって中間転写ベルト6上から除去されて回収される。ベルトクリーニング装置12については、後述して更に詳しく説明する。本実施例では、ベルトクリーニング装置12は、中間転写ベルト6上の2次転写残トナーを静電的に回収する。
2.中間転写体
図4は、本実施例における中間転写ベルト6の模式的な断面図である。本実施例では、中間転写ベルト6は、基層(内周面を形成する層)6a、弾性層(中間層)6b、表層(外周面を形成する層)6cを有して構成されている。基層6aは、ポリイミド、ポリカーボネートなどの樹脂又は各種ゴムなどに帯電防止剤としてカーボンブラックを適当量含有させた材料で形成されており、厚みは0.05~0.15[mm]である。弾性層6bは、クロロプレンゴム(CRゴム)、ウレタンゴム、シリコーンゴムなどの各種ゴムなどにイオン導電剤を適当量含有させた材料で形成されており、厚みは0.1~0.500[mm]である。弾性層6bの材料としては、例えば、クロロプレンゴムなどのハロゲン含有非導電性ポリマーを主成分とする系にイオン導電性ポリマーを混合して、電気抵抗を調節したものを用いることができる。イオン導電性ポリマーとしては、エピクロルヒドリン、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、アリルグリシジルエーテルの少なくとも1つを含む、エーテル結合を規則的に配列された主鎖及び/又は側鎖を持つ共重合体を用いることができる。表層6cは、ウレタン樹脂、フッ素樹脂などの樹脂で形成されており、厚みは0.0002~0.020[mm]である。
本実施例では、中間転写ベルト6の体積抵抗率は、5×10~1×1014[Ω・cm](23℃、50%RH)である。また、中間転写ベルト6の硬度は、MD1硬度で60~85°(23℃、50%RH)である。また、中間転写ベルト6の静止摩擦係数は、0.15~0.6(23℃、50%RH、HEIDON社製type94i)である。
3.ベルトクリーニング装置
図2は、本実施例におけるベルトクリーニング装置12の近傍の模式的な拡大断面図である。ベルトクリーニング装置12は、中間転写ベルト6の回転方向において、2次転写部N2よりも下流かつ1次転写部N1(最上流の1次転写部N1Y)よりも上流、特に、中間転写ベルト6を介して駆動ローラ22に対向する位置に配置されている。本実施例では、ベルトクリーニング装置12は、中間転写ベルト6上のトナーを静電的に回収する静電クリーニング装置、特に、導電性ファーブラシローラを用いた静電式ブラシクリーニング装置で構成されている。
本実施例では、ベルトクリーニング装置12は、中間転写ベルト6の近傍に配置されたハウジング121を有する。ハウジング121の内部には、次の各部材が設けられている。まず、第1、第2のクリーニング部材(電流供給部材)としての第1、第2のクリーニングブラシ122、123が設けられている。また、第1、第2の回収部材としての第1、第2の回収ローラ124、125が設けられている。また、第1、第2の掻き取り部材としての第1、第2のブレード126、127が設けられている。
第1、第2のクリーニングブラシ122、123は、回転可能な導電性ファーブラシローラで構成されている。第1、第2のクリーニングブラシ122、123のブラシ繊維は、糸の電気抵抗値が3×10~1×1013(Ω/cm)、繊維太さが2~15デニールのカーボン分散型ナイロン繊維、アクリル繊維又はポリエステル繊維で構成されている。そして、第1、第2のクリーニングブラシ122、123は、このブラシ繊維を、植毛密度5万本~50万本/inchの割合で基材としての金属ローラ上に植毛して構成されている。第1、第2のクリーニングブラシ122、123は、中間転写ベルト6に対して約1.0~2.0mmの侵入量を保って配置されている。また、第1、第2のクリーニングブラシ122、123は、駆動手段としての駆動モータ(図示せず)により、中間転写ベルト6の周速度の20~80%の周速度で図中矢印R3方向(時計回り方向)へ回転駆動される。つまり、第1、第2のクリーニングブラシ122、123は、中間転写ベルト6との当接部において中間転写ベルト6の移動方向とは逆方向に移動するように回転し、中間転写ベルト6の表面を摺擦する。本実施例では、第1、第2のクリーニングブラシ122、123は、中間転写ベルト6を介して対向部材として機能する駆動ローラ22に当接させられている。駆動ローラ22は、電気的に接地されている。第1、第2のクリーニングブラシ122、123は、その回転軸線方向が中間転写ベルト6の表面の移動方向と略直交する方向(ここでは、「幅方向」ともいう。)と略平行に配置されている。第1、第2のクリーニングブラシ122、123の回転軸線方向の長さは、中間転写ベルト6の幅方向における中間転写ベルト6上の最大画像形成幅よりも長い。第1のクリーニングブラシ122と中間転写ベルト6との当接部が、第1のクリーニングブラシ122による中間転写ベルト6上からのトナーの回収が行われる第1のクリーニング部(第1のクリーニング位置)CL1である。また、第2のクリーニングブラシ123と中間転写ベルト6との当接部が、第2のクリーニングブラシ123による中間転写ベルト6上からのトナーの回収が行われる第2のクリーニング部(第2のクリーニング位置)CL2である。第1、第2のクリーニング部CL1、CL2は、中間転写ベルト6の回転方向において、2次転写部N2よりも下流かつ1次転写部N1(最上流の1次転写部N1Y)よりも上流に位置する。また、本実施例では、中間転写ベルト6の回転方向において、第1のクリーニング部CL1は、第2のクリーニング部CL2よりも上流に位置する。
第1、第2の回収ローラ124、125は、回転可能な金属製(本実施例ではアルミニウム製)のローラ(金属ローラ)で構成されている。第1、第2の回収ローラ124、125は、第1、第2のクリーニングブラシ122、123に対して約1.5~2.5mmの侵入量を保って配置されている。また、第1、第2の回収ローラ124、125は、駆動手段としての駆動モータ(図示せず)により、第1、第2のクリーニングブラシ122、123と同等の周速度で図中矢印R4方向(反時計回り方向)へ回転駆動される。つまり、第1、第2の回収ローラ124、125は、第1、第2のクリーニングブラシ122、123との当接部において第1、第2のクリーニングブラシ122、123の移動方向と順方向に移動するように回転する。第1、第2の回収ローラ124、125は、その回転軸線方向が中間転写ベルト6の幅方向と略平行に配置されている。第1、第2の回収ローラ124、125の回転軸線方向の長さは、第1、第2のクリーニングブラシ122、123の回転軸線方向の長さと同等とされている。
第1、第2のブレード126、127は、第1、第2の回収ローラ124、125に当接して配置されている。第1、第2のブレード126、127は、弾性部材としてのウレタンゴムなどのゴム材料で形成されている。第1、第2のブレード126、127は、第1、第2の回収ローラ124、125の回転軸線方向と略平行に配置される長手方向と、該長手方向と略直交する短手方向と、にそれぞれ所定の長さを有し、所定の厚さを有する板状の部材である。第1、第2のブレード126、127の厚みは1.6~2.2mm、硬度はIRHD硬度で70~78°(23℃、50%RH)である。また、第1、第2のブレード126、127は、第1、第2の回収ローラ124、125に対して0.5~2.0mmの侵入量を保って配置されている。第1、第2のブレード126、127は、第1、第2の回収ローラ124、125の回転方向に対してカウンター方向(自由端部が回転方向の上流側を向く方向)に、第1、第2の回収ローラ124、125に当接させられている。第1、第2のブレード126、127の長手方向の長さは、第1、第2の回収ローラ124、125の回転軸線方向の長さと同等とされている。
本実施例では、中間転写ベルト6の回転方向において上流側に位置する第1のクリーニングブラシ122には、トナーの正規の帯電極性と同極性である負極性の第1のクリーニング電圧(第1のクリーニングバイアス)が印加される。本実施例では、直流電源である第1のクリーニング電源(高圧電源)E3により、定電流制御された負極性の直流電圧が第1の回収ローラ124に印加される。これにより、該第1の回収ローラ124を介して、定電流制御された負極性の直流電圧が第1のクリーニングブラシ122に印加される。本実施例では、第1のクリーニング電源E3から第1の回収ローラ124を介して第1のクリーニングブラシ122(すなわち、第1のクリーニング部CL1)に-73μAの第1のクリーニング電流が流れるように、第1のクリーニング電圧が印加される。本実施例では、第1のクリーニング電流を-73μAとしたがこの限りではない。つまり、中間転写ベルト6のクリーニング時に、第1のクリーニング部CL1において、外方向に正極性の電流が流される。
一方、本実施例では、中間転写ベルト6の回転方向において下流側に位置する第2のクリーニングブラシ123には、トナーの正規の帯電極性とは逆極性である正極性の第2のクリーニング電圧(第2のクリーニングバイアス)が印加される。本実施例では、直流電源である第2のクリーニング電源(高圧電源)E4により、定電流制御された正極性の直流電圧が第2の回収ローラ125に印加される。これにより、該第2の回収ローラ125を介して、定電流制御された正極性の直流電圧が第2のクリーニングブラシ123に印加される。本実施例では、第2のクリーニング電源E4から第2の回収ローラ125を介して第2のクリーニングブラシ123(すなわち、第2のクリーニング部CL2)に+73μAの第2のクリーニング電流が流れるように、第2のクリーニング電圧が印加される。本実施例では、第2のクリーニング電流を+73μAとしたがこの限りではない。つまり、本実施例では、中間転写ベルト6のクリーニング時に、第2のクリーニング部CL2において、内方向に正極性の電流が流される。
第1、第2のクリーニングブラシ122、123にクリーニング電圧が印加されることで、第1、第2のクリーニングブラシ122、123と中間転写ベルト6との間に中間転写ベルト6上のトナーを回収するのに適したクリーニング電界が形成される。これにより、中間転写ベルト6上の2次転写残トナーは、第1、第2のクリーニングブラシ122、123に静電的に吸着され、中間転写ベルト6上から除去される。第1のクリーニングブラシ122には、中間転写ベルト6上の2次転写残トナーのうち正規の帯電極性とは逆極性である正極性に帯電したトナーが付着する。また、第2のクリーニングブラシ123には、中間転写ベルト6上の2次転写残トナーのうち正規の帯電極性である負極性に帯電したトナーが付着する。また、このトナーは、第1、第2の回収ローラ124、125と第1、第2のクリーニングブラシ122、123との間に形成された電界により、第1、第2のクリーニングブラシ122、123から第1、第2の回収ローラ124、125に転移する。さらに、第1、第2の回収ローラ124、125に転移したトナーは、第1、第2のブレード126、127によって第1、第2の回収ローラ124、125上から掻き落とされる。第1、第2の回収ローラ124、125から掻き落されたトナーは、ハウジング121内に収容される。ハウジング121に収容されたトナーは、例えばハウジング121内に設けられた搬送部材(スクリューなど)128によって搬送されてハウジング121から排出される。更に、このトナーは、画像形成装置100の装置本体内などに設けられた回収容器(図示せず)に向けて搬送される。
なお、本実施例では、駆動ローラ22を第1、第2のクリーニングブラシ122、123の共通の対向ローラとして用いているが、第1、第2のクリーニングブラシ122、123に対してそれぞれ独立して対向ローラを設けてもよい。
また、本実施例では、第1、第2の回収ローラ124、125に電圧が印加されているが、クリーニング電流の供給方法はこれに限定されるものではない。例えば、中間転写ベルト6を介して第1、第2のクリーニングブラシ122、123のそれぞれに対向するローラを独立して設ける。そして、これらのローラを電流供給部材として用いてこれに電圧を印加してもよい。この場合、第1、第2のクリーニングブラシ122、123を対向部材として用いて、これを第1、第2の回収ローラ124、125を介して電気的に接地すればよい。この場合、第1、第2のクリーニングブラシ122、123に対向する各ローラには、それぞれ本実施例において第1、第2の回収ローラ124、125に印加した電圧とは逆極性の電圧を印加すればよい。これによっても、本実施例と同様に中間転写ベルト6のクリーニングを行なうことができる。また、第1、第2のクリーニングブラシ122、123に直接電圧を印加する(又は直接電気的に接地する)構成としてもよい。
また、本実施例では、ベルトクリーニング装置12として、静電クリーニング装置を使用したが、本発明は斯かる構成に限定されるものではない。例えば、クリーニングブレードなどのクリーニング部材によって中間転写ベルト6上のトナーを掻き取る方式のベルトクリーニング装置を使用してもよい。
4.ディスチャージ装置
図3は、本実施例におけるディスチャージ装置27の近傍の模式的な拡大断面図である。本実施例では、中間転写ベルト6の回転方向において、2次転写部N2よりも下流かつ1次転写部N1(最上流の1次転写部N1Y)よりも上流に、ディスチャージ手段としてのディスチャージ装置27が配置されている。本実施例では、ディスチャージ装置27は、特に、中間転写ベルト6を介して第1の補助ローラ23に対向する位置に配置されている。つまり、本実施例では、ディスチャージ装置27は、中間転写ベルト6の回転方向において、ベルトクリーニング装置12(第1、第2のクリーニング部CL1、CL2)よりも下流かつ1次転写部N1(最上流の1次転写部N1Y)よりも上流に配置されている。本実施例では、ディスチャージ装置27は、静電クリーニング装置、特に、導電性ファーブラシローラを用いた静電式ブラシクリーニング装置と同様の構成を有する。
ディスチャージ装置(抵抗上昇抑制装置)27は、中間転写ベルト6の近傍に配置されたハウジング275を有する。ハウジング275の内部には、次の各部材が設けられている。まず、ディスチャージ部材(電流供給部材)としてのディスチャージブラシ271が設けられている。また、回収部材としての回収ローラ272が設けられている。また、掻き取り部材としてのブレード273が設けられている。
ディスチャージファーブラシ271は、回転可能な導電性ファーブラシローラで構成されている。ディスチャージブラシ271のブラシ繊維は、糸の電気抵抗値が3×10~1×1013(Ω/cm)、繊維太さが2~15デニールのカーボン分散型ナイロン繊維、アクリル繊維又はポリエステル繊維で構成されている。そして、ディスチャージブラシ271は、このブラシ繊維を、植毛密度5万本~50万本/inchの割合で基材としての金属ローラ上に植毛して構成されている。ディスチャージブラシ271は、中間転写ベルト6に対して約1.0~2.0mmの侵入量を保って配置されている。また、ディスチャージブラシ271は、駆動手段としての駆動モータ(図示せず)により、中間転写ベルト6の周速度の20~80%の周速度で図中矢印R3方向(時計回り方向)へ回転駆動される。つまり、ディスチャージブラシ271は、中間転写ベルト6との当接部において中間転写ベルト6の移動方向とは逆方向に移動するように回転し、中間転写ベルト6の表面を摺擦する。本実施例では、ディスチャージブラシ271は、中間転写ベルト6を介して対向部材として機能する第1の補助ローラ23に当接させられている。第1の補助ローラ23は、電気的に接地されている。ディスチャージブラシ271は、その回転軸線方向が中間転写ベルト6の幅方向と略平行に配置されている。ディスチャージブラシ271の回転軸線方向の長さは、中間転写ベルト6の幅方向における中間転写ベルト6上の最大画像形成幅よりも長い。ディスチャージブラシ271と中間転写ベルト6との当接部が、ディスチャージブラシ271により中間転写ベルト6に電流を供給して中間転写ベルト6内のイオンの偏りを均すことが行われるディスチャージ部(ディスチャージ位置)Dである。ディスチャージ部Dでは、中間転写ベルト6にディスチャージ電流を供給することで、中間転写ベルト6に対して内方向に供給される電流と外方向に供給される電流との関係を制御する、中間転写ベルト6のディスチャージが行われる。本実施例では、ディスチャージ部Dは、中間転写ベルト6の回転方向において、ベルトクリーニング装置12(第1、第2のクリーニング部CL1、CL2)よりも下流かつ1次転写部N1(最上流の1次転写部N1Y)よりも上流に位置する。ディスチャージ部Dが第1、第2のクリーニング部CL1、CL2よりも下流に配置された構成では、清掃された状態の中間転写ベルト6に対してディスチャージ電流を供給して、効率よく中間転写ベルト6のディスチャージを行うことができる。
回収ローラ272は、回転可能な金属製(本実施例ではアルミニウム製)のローラ(金属ローラ)で構成されている。回収ローラ272は、ディスチャージブラシ271に対して約1.5~2.5mmの侵入量を保って配置されている。また、回収ローラ272は、駆動手段としての駆動モータ(図示せず)により、ディスチャージブラシ271と同等の周速度で図中矢印R4方向(反時計回り方向)へ回転駆動される。つまり、回収ローラ272は、ディスチャージブラシ271との当接部においてディスチャージブラシ271の移動方向と順方向に移動するように回転する。回収ローラ272は、その回転軸線方向が中間転写ベルト6の幅方向と略平行に配置されている。回収ローラ272の回転軸線方向の長さは、ディスチャージブラシ271の回転軸線方向の長さと同等とされている。
ブレード273は、回収ローラ272に当接して配置されている。ブレード273は、弾性部材としてのウレタンゴムなどのゴム材料で形成されている。ブレード273は、回収ローラ272の回転軸線方向と略平行に配置される長手方向と、該長手方向と略直交する短手方向と、にそれぞれ所定の長さを有し、所定の厚さを有する板状の部材である。ブレード273の厚みは1.6~2.2mm、硬度はIRHD硬度で70~78°(23℃、50%RH)である。またブレード273は、回収ローラ272に対して0.5~2.0mmの侵入量を保って配置されている。ブレード273は、回収ローラ272の回転方向に対してカウンター方向(自由端部が回転方向の上流側を向く方向)に、回収ローラ272に当接させられている。ブレード273の長手方向の長さは、回収ローラ272の回転軸線方向の長さと同等とされている。
本実施例では、ディスチャージブラシ271には、トナーの正規の帯電極性とは逆極性である正極性のディスチャージ電圧(ディスチャージバイアス)が印加される。本実施例では、直流電源であるディスチャージ電源(高圧電源)E5により、定電流制御された正極性の直流電圧が回収ローラ272に印加される。これにより、該回収ローラ272を介して、定電流制御された正極性の直流電圧がディスチャージブラシ271に印加される。その結果、ディスチャージブラシ271(すなわち、ディスチャージ部D)に、中間転写ベルト6内のイオンの偏りを均すためのディスチャージ電流が供給される。本実施例では、中間転写ベルト6内のイオンの偏りを均すディスチャージを行う時に、ディスチャージ部Dにおいて、内方向に正極性の電流が流される。ディスチャージ電流については後述して更に詳しく説明する。
本実施例では、ベルトクリーニング装置12をすり抜けた負極性に帯電したトナーの少なくとも一部がディスチャージ装置27によって中間転写ベルト6から回収されることがある。
なお、本実施例では、ディスチャージ装置27は、静電クリーニング装置と同様の構成とされ、ベルトクリーニング装置12をすり抜けたトナーの少なくとも一部を回収する機能を有している。ただし、ディスチャージ装置27は、中間転写ベルト6をクリーニングする機能を有していなくてもよい。
また、本実施例では、回収ローラ272に電圧が印加されているが、ディスチャージ電流の供給方法はこれに限定されるものではない。例えば、中間転写ベルト6を介してディスチャージブラシ271に対向するローラ(本実施例における第1の補助ローラ23に対応)を電流供給部材として用いて、これに電圧を印加してもよい。この場合、ディスチャージブラシ271を対向部材として用いて、これを回収ローラ272を介して電気的に接地すればよい。この場合、ディスチャージブラシ271に対向するローラ(本実施例における第1の補助ローラ23に対応)には、本実施例において回収ローラ272に印加した電圧とは逆極性の電圧を印加すればよい。これによっても、本実施例と同様に中間転写ベルト6内のイオンの偏りを均すディスチャージを行なうことができる。また、ディスチャージブラシ271に直接電圧を印加する(又は直接電気的に接地する)構成としてもよい。
5.ディスチャージ電流
次に、ディスチャージ装置27により中間転写ベルト6に供給するディスチャージ電流の設定について説明する。
本発明者らが行った実験について説明する。図5は、実験に用いた測定装置200を示す模式図である。図5に示すように、外径30mmの金属ローラ201に、適当な大きさに切った中間転写ベルト6を巻き付け、電流供給ローラ202を当接させて、金属ローラ201を76rpmで回転させる。中間転写ベルト6は、基層6aが金属ローラ201に接触し、表層6cの外周面に電流供給ローラ202が当接するようにして、金属ローラ201に巻き付けた。金属ローラ201は電気的に接地し、電流供給ローラ202には高圧電源203によりプラスの電圧とマイナスの電圧とを交互に印加できるようにした。なお、電流供給ローラ202は、本実施例の画像形成装置100における1次転写ローラ5と同様の構成を有する。
高圧電源203から電流供給ローラ202への印加電圧は方形波とした。図6は、高圧電源203から電流供給ローラ202を介して中間転写ベルト6に流す電流の波形を示す模式図である。図6に示すように、高圧電源203から電流供給ローラ202を介して中間転写ベルト6に、プラスの電流とマイナスの電流とを、両電流の大きさに差をつけて流し、330分後の中間転写ベルト6の体積抵抗率を測定した。体積抵抗率の測定は、日東精工アナリテック社製のハイレスタUXを用いて、URプローブにて、1000Vの電圧を印加して行なった。
図7は、上述のように測定装置200で中間転写ベルト6に電流を供給した際の、中間転写ベルト6に供給される電流の電流収支と中間転写ベルト6の体積抵抗率との関係(特性)の一例を示すグラフ図である。
図7の横軸は、次のようにして求めた電流収支の値を示す。つまり、高圧電源203から電流供給ローラ202を介して中間転写ベルト6に流れるプラスの電流の絶対値を「Ia」とする。また、高圧電源203から電流供給ローラ202を介して中間転写ベルト6に流れるマイナスの電流の絶対値(すなわち、金属ローラ201側から中間転写ベルト6を介して高圧電源203側に流れるプラスの電流の絶対値)を「Ib」とする。このとき、概略、中間転写ベルト6の外周面側から内周面側に向かう方向(内方向)に供給される正極性の電流(絶対値)である「Ia」から、中間転写ベルト6の内周面側から外周面側に向かう方向(外方向)に供給される正極性の電流(絶対値)である「Ib」を差し引くことで、電流収支を求めることができる。ただし、本実施例では、電流供給ローラ202による電流供給領域の中間転写ベルト6の幅方向における単位長さ当たりの電流収支となるように、「Ia-Ib」の値を中間転写ベルト6の幅方向における該電流供給領域の長さで割る。ここで、中間転写ベルト6の幅方向における電流供給部材による電流供給領域の長さは、該電流供給部材と、中間転写ベルト6を挟んで該電流供給部材に対向する対向部材と、のうち、該方向における長さが短い方の長さである。図5に示す測定装置200の場合、中間転写ベルト6の幅方向における電流供給ローラ202による電流供給領域の長さは、電流供給ローラ202の長手方向(回転軸線方向)の長さである。簡単のため、中間転写ベルト6の幅方向における電流供給部材による電流供給領域の長さのことを、単に「電流供給部材の長手方向の長さ」あるいは「電流供給部材の長手幅」ともいう。電流供給領域の単位長さ当たりの電流収支を用いることにより、電流供給領域の長さによらず、電流収支をより正確に評価することができる。図7の横軸は、このようにして求めた電流収支の値である。なお、「Ia」を電流供給ローラ202の長手幅で割った値から、「Ib」を電流供給ローラ202の長手幅で割った値を差し引いた値を求めても同じである。以下、別に言及しない場合、電流収支は上述のような電流供給領域の単位長さ当たりの電流収支をいうものとする。つまり、電流収支は、「電流供給部材により中間転写ベルト6の外周面側から内周面側に向かう方向(内方向)に供給される該電流供給部材の長手方向の単位長さ当たりの正極性の電流(絶対値)の総和」から、「電流供給部材により中間転写ベルト6の内周面側から外周面側に向かう方向(外方向)に供給される該電流供給部材の長手方向の単位長さ当たりの正極性の電流(絶対値)の総和」を差し引いた値である。図7の横軸の電流収支は、「Ia」が「Ib」よりも大きい場合(「Ia-Ib」が正の値の場合)にはプラスにプロットされ、逆に「Ia」が「Ib」よりも小さい場合(「Ia-Ib」が負の値の場合)にはマイナスにプロットされる。一方、図7の縦軸は、中間転写ベルト6の体積抵抗率の値の常用対数(log(体積抵抗率))である。
図7において、電流収支の絶対値の増加による体積抵抗率の上昇の程度を、電流収支がプラス側である場合とマイナス側である場合とで比較する。本実施例の構成では、電流収支がプラス側である場合の体積抵抗率の上昇は緩やかで、電流収支がマイナス側である場合の体積抵抗率の上昇は急である。なお、電流収支がマイナス側となる場合、電流収支の絶対値の増加により体積抵抗率は急に上昇して1×1012Ω・cm以上となり、その後ほぼ飽和する。本実施例の構成では、後述するように画質(網目状の異常画像を抑制し、十分な転写性を維持すること)の観点などから、中間転写ベルト6の体積抵抗率の許容できる上限値は1×1012Ω・cm程度である。一方、電流収支がプラス側となる場合、電流収支の絶対値の増加により体積抵抗率は緩やかに上昇し、上記上限値である1×1012Ω・cmまでは達しない場合が多い。図7において、電流収支がプラス側である場合の電流収支と体積抵抗率との関係の近似直線の傾きを「Sa」、電流収支がマイナス側である場合の電流収支と体積抵抗率との関係の近似直線の傾きを「Sb」とする。傾きSaは、電流収支が0近傍の正の値である範囲(体積抵抗率が上記上限値よりも小さい範囲)の傾きであるものとする。即ち、傾きSaは、中間転写ベルト6の体積抵抗率が所定値以下の範囲において、電流収支の値が正の値である範囲における傾きであるものとする。また、傾きSbは、電流収支が0近傍の負の値である範囲(体積抵抗率が上記上限値よりも小さい範囲)の傾きであるものとする。即ち、傾きSbは、中間転写ベルト6の体積抵抗率が所定値以下の範囲において、電流収支の値が負の値である範囲における傾きであるものとする。このとき、図7に示す例では、傾きSbの絶対値|Sb|は、傾きSaの絶対値|Sa|の約7倍であった。
この現象のメカニズムはまだ完全には解明されていないが、次のようなことが予測される。イオン導電剤には、マイナスイオンが移動しやすいイオン導電剤や、逆にプラスイオンが移動しやすいイオン導電剤がある。本実施例の構成では、イオン導電剤はマイナスイオンが移動しやすいものと考えられる。そして、中間転写ベルト6の弾性層6bの断面写真をみると、次のようになっている。つまり、中間転写ベルト6の使用初期にはイオン導電剤のマイナスイオンが均一に分散されているが、電気抵抗が上昇した際にはイオン導電剤のマイナスイオンが弾性層6bの基層6a側又は表層6c側に偏在している。弾性層6bの基層6a側は、金属ローラ201(あるいは張架ローラ)側である中間転写ベルト6の内周面側であり、弾性層6bの伸びは極めて少ない。そのため、中間転写ベルト6の外周面側から内周面側に向かう方向(内方向)にマイナスの電流が流され、基層6a側に集まったイオン導電剤のマイナスイオンは、ほぼその場にとどまるものと考えられる。その結果、電流収支がマイナス側である場合には、電流収支の絶対値の増加による体積抵抗率の上昇の程度(傾きSbの絶対値)が大きくなるものと考えられる。一方、弾性層6bの表層6c側は、中間転写ベルト6の外周面側であるので、伸びやすい。そのため、中間転写ベルト6の外周面側から内周面側に向かう方向(内方向)にプラスの電流が流され、イオン導電剤のマイナスイオンが表層6c側に偏在しても、弾性層6bが伸びて、偏在状態が緩和されるものと考えられる。その結果、電流収支がプラス側である場合には、電流収支の絶対値の増加による体積抵抗率の上昇の程度(傾きSaの絶対値)が小さくなるものと考えられる。
このように、|Sb|>|Sa|の場合には、電流収支がマイナスになると、急に中間転写ベルト6の電気抵抗の上昇が激しくなる。特に、|Sb|が|Sa|の2倍を超えるような場合には、中間転写ベルト6の電気抵抗の上昇が激しくなる。そのため、ディスチャージ電源E5の出力の振れなどの要因によっても電流収支がマイナスにならいように、電流収支をプラス側にオフセットさせるようにしてディスチャージ電流を設定すればよいことがわかる。
次に、ディスチャージ部材としてのディスチャージブラシ271に供給するディスチャージ電流の計算について説明する。
本実施例では、中間転写ベルト6には、1次転写部N1、2次転写部N2、第1、第2のクリーニング部CL1、CL2において、それぞれ1次転写ローラ5、2次転写ローラ9、第1、第2のクリーニングブラシ122、123により、電流が供給される。そこで、本実施例では、下記式(1)により、画像形成時(画像形成中)にディスチャージブラシ271に供給するディスチャージ電流を求める。つまり、画像形成時(画像形成中)に1次転写ローラ5、2次転写ローラ9、第1、第2のクリーニングブラシ122、123により中間転写ベルト6に供給される電流の絶対値を、それぞれの部材の長手幅で除算した電流密度を求める。また、中間転写ベルト6の内周面側から外周面側に向かう方向(外方向)に供給されるプラスの電流の電流密度の総和から、中間転写ベルト6の外周面側から内周面側に向かう方向(内方向)に供給されるプラスの電流の電流密度の総和を差し引くようにして、上記各電流密度を差し引きした値を求める。そして、その値に、ディスチャージブラシ271の長手幅を乗算する。更に、上述のように電流収支をオフセットさせるためのディスチャージ補正電流を足す。本実施例では、画像形成時(画像形成中)に、上記のようにして下記式(1)により求めた値のディスチャージ電流をディスチャージブラシ271に供給するようにした。
Idis={(It1y+It1m+It1c+It1k)/Rt1
-It2/Rt2
+Icl1/Rcl1
-Icl2/Rcl2}×Rdis
+Idis_offset ・・・(1)
Rt1:1次転写ローラの長手幅
Rt2:2次転写ローラの長手幅
Rcl1:第1のクリーニングブラシの長手幅
Rcl2:第2のクリーニングブラシの長手幅
Rdis:ディスチャージブラシの長手幅
It1y、It1m、It1c、It1k:1次転写電流
It2:2次転写電流
Icl1:第1のクリーニング電流
Icl2:第2のクリーニング電流
Idis:ディスチャージ電流
Idis_offset:ディスチャージ補正電流
なお、本実施例では、中間転写ベルト6の幅方向における1次転写ローラ5による電流供給領域の長さは、1次転写ローラ5と感光ドラム1とのうち該方向における長さが短い1次転写ローラ5の長手方向の長さである。また、中間転写ベルト6の幅方向における2次転写ローラ9による電流供給領域の長さは、2次転写ローラ9と2次転写対向ローラ21とのうち該方向における長さが短い2次転写ローラ9の長手方向の長さである。また、中間転写ベルト6の幅方向における第1、第2のクリーニングブラシ122、123による電流供給領域の長さは、第1、第2のクリーニングブラシ122、123と駆動ローラ22とのうち該方向における長さが短い第1、第2のクリーニングブラシ122、123の長手方向の長さである。また、中間転写ベルト6の幅方向におけるディスチャージブラシ271による電流供給領域の長さは、ディスチャージブラシ271と第1の補助ローラ23とのうち該方向における長さが短いディスチャージブラシ271の長手方向の長さである。
また、上記各部(1次転写部N1、2次転写部N2、第1、第2のクリーニング部CL1、CL2、ディスチャージ部D)で供給される電流に関する画像形成時(画像形成中)は、該各部を中間転写ベルト6上の画像形成領域(後述)が通過している期間で代表できる。つまり、画像形成時の1次転写電流は、画像を1次転写中の中間転写ベルト6上の画像形成領域が1次転写部N1を通過している際の1次転写電流で代表できる。また、画像形成時の2次転写電流は、画像を2次転写中の記録材Pが2次転写部N2を通過している際の2次転写電流で代表できる。また、画像形成時の第1、第2のクリーニング電流は、2次転写部N2で記録材Pに画像が転写された直後の中間転写ベルト6上の画像形成領域が第1、第2のクリーニング部CL1、CL2を通過している際の第1、第2のクリーニング電流で代表できる。また、画像形成時のディスチャージ電流は、2次転写部N2で記録材Pに画像が転写された直後の中間転写ベルト6上の画像形成領域がディスチャージ部Dを通過している際のディスチャージ電流で代表できる。ただし、プリントジョブ(後述)における所定の期間(例えば1枚の記録材Pの給送の開始から排出の終了までの期間)を画像形成1枚分として、該期間ごとの平均値などを画像形成時に各部で供給される電流としてもよい。中間転写ベルト6の電気抵抗の上昇を十分に抑制可能なディスチャージ電流を設定する観点から、十分の精度で中間転写ベルト6に供給される電流の実質的な電流収支を見積もれればよい。
表1は、本実施例における画像形成装置100の電源投入時における各電流の初期値の一例を示す。ただし、各電流の値はこの値に限定されるものではない。本実施例では、ディスチャージ補正電流を11μAとした。これは、次のような理由による。つまり、本実施例の構成では、ディスチャージ電源E5の個体差により、その出力には±5%の範囲で振れがある可能性がある。このことから、ディスチャージ電流を約220μAとして、ディスチャージ補正電流はその5%の11μAに設定した。上記約220μAは、上記式(1)の右辺が比較的大きくなるときを想定した場合のディスチャージ電流の概算値である。なお、電源の個体差により、その出力に振れがあるとは、電源の精度に起因して、目標値として220μAを設定しても、209μAを出力するかもしれないし、231μAを出力するかもしれないことを意味する。つまり、各装置において時間変動はしないが、装置間における個体ばらつきによって装置ごとに目標値に対する実際に流れる電流がばらつくことを指す。このように、本実施例では、ディスチャージ電流は、電流収支が0近傍のプラス側になるようにオフセットされて設定される。このオフセット量は、ディスチャージ電源E5の出力の振れによるディスチャージ電流の振れ以上とされる。
Figure 2024002829000002
表1に示す値を式(1)に当てはめると、ディスチャージ電流は212.8μAとなる。このときの電流収支は、上述のように、「電流供給部材により中間転写ベルト6の外周面側から内周面側に向かう方向(内方向)に供給される該電流供給部材の長手方向の単位長さ当たりの正極性の電流(絶対値)の総和」から、「電流供給部材により中間転写ベルト6の内周面側から外周面側に向かう方向(外方向)に供給される該電流供給部材の長手方向の単位長さ当たりの正極性の電流(絶対値)の総和」を差し引いた値である。これを計算すると、+0.03μA/mmであり、電流収支は+0.03μA/mmであると言える。つまり、ディスチャージ補正電流を加えることによって、電流収支は、0近傍のプラスの範囲であり、かつ、ディスチャージ電流の振れがあってもマイナスにはならないようになっている。
ここで、本実施例のように中間転写ベルト6が|Sb|>|Sa|となる特性を有する場合は、ディスチャージ電流は、電流収支を0μA/mmとするディスチャージ電流の目標電流値の+2.5%以上(例えば、該目標電流値が200μAの場合は+5μA以上、すなわち、205μA以上)の電流であることが好ましい。これにより、より精度よく電流収支を0近傍のプラスの範囲として、ディスチャージ電流の振れがあっても電流収支がマイナスにならないようにすることができる。一方、本実施例のように|Sb|>|Sa|となる系では、ディスチャージ電流は、電流収支を0μA/mmとするディスチャージ電流の目標電流値の+50%以下(例えば、該目標電流が200μAの場合は+100μA以下、すなわち、300μA以下)の電流であればよく、好ましくは+30%以下の電流、より好ましくは+10%以下の電流である。この場合にディスチャージ電流が大きすぎると、中間転写ベルト6の電気抵抗の上昇を抑制する効果が不十分となる可能性がある。なお、実施例2で説明するように中間転写ベルト6の特性によっては|Sa|>|Sb|となる場合も考えられる。中間転写ベルト6の特性がそのような特性を有する場合では、ディスチャージ電流は、電流収支を0μA/mmとするディスチャージ電流の目標電流値の-2.5%以下(例えば、該目標電流値が200μAの場合は-5μA以下、すなわち、195μA以下)の電流であることが好ましい。これにより、より精度よく電流収支を0近傍のマイナスの範囲として、ディスチャージ電流の振れがあっても電流収支がプラスにならないようにすることができる。一方、実施例2で説明するように|Sa|>|Sb|となる系では、ディスチャージ電流は、電流収支を0μA/mmとするディスチャージ電流の目標電流値の-50%以上(例えば、該目標電流が200μAの場合は-100μA以上、すなわち、100μA以上)の電流であればよく、好ましくは-30%以上の電流、より好ましくは-10%以上の電流である。この場合にディスチャージ電流が小さすぎると、中間転写ベルト6の電気抵抗の上昇を抑制する効果が不十分となる可能性がある。
なお、本実施例では、プリントジョブが開始されると、1次転写電流及び2次転写電流の値は実質的に常に検知される。そして、本実施例では、その検知された電流の値に基づいて、所定のタイミングとして例えば所定の画像形成枚数(例えば1~20枚)ごとにディスチャージ電流が計算され、新たに計算された値にディスチャージ電流が変更される。1次転写電流及び2次転写電流の検知結果を用いてディスチャージ電流を計算することにより、1次転写電流、2次転写電流が画像形成装置100の電源投入時の値からずれたとしても、その時の最適なディスチャージ電流に変更することができる。1次転写電流、2次転写電流は、プリントジョブの実行中に、トナーの有無あるいは中間転写ベルト6や記録材Pの電気抵抗の変化などにより意図せずに変化することがある。また、1次転写電流、2次転写電流は、プリントジョブの実行中に、1次転写電圧、2次転写電圧が再調整されることなどによって意図して変更されることもある。なお、当該プリントジョブにおける1次転写電流、2次転写電流の検知結果を利用できるようになるまで(例えば最初の上記所定の画像形成枚数分の画像形成を行うまで)は、次のようにすることができる。例えば、1次転写電流、2次転写電流の目標値(テーブル値)を用いてディスチャージ電流を計算したり、今回以前(例えば前回)のプリントジョブにおけるディスチャージ電流を用いたりすることができる。
また、本実施例では、第1、第2のクリーニング電流としては、それぞれ定電流制御される第1、第2のクリーニング電流の目標値が用いられて、ディスチャージ電流が計算される。本実施例では、第1、第2のクリーニング電源E3、E4は、後述するように電流検知部により検知される電流が目標値で略一定となるように出力値を定電流制御する。したがって、その第1、第2のクリーニング電流の検知結果(例えば画像形成枚数分の平均値などであってよい。)を用いてディスチャージ電流を計算するようにしてもよい。
6.制御態様
図8は、本実施例の画像形成装置100の要部の制御態様を示す概略ブロック図である。画像形成装置100は、制御手段としての制御部50を有する。制御部50は、演算処理を行う中心的素子である演算制御手段としてのCPU51、記憶手段としてのRAM52、ROM53などのメモリ(記憶媒体)などを有して構成される。書き換え可能なメモリであるRAM52には、制御部50に入力された情報、検知された情報、演算結果などが格納され、ROM53には制御プログラム、予め求められたデータテーブルなどが格納されている。CPU51とRAM52、ROM53などのメモリとは互いにデータの転送や読込みが可能となっている。
制御部50には、画像形成装置100に設けられた操作部(図示せず)が接続されている。また、制御部50には、画像形成装置100に接続された画像読み取り部(イメージスキャナー)やパーソナルコンピュータなどの外部装置(図示せず)が接続されている。制御部50は、画像形成装置100の操作部からの指示及び画像読み取り部からの画像データ、あるいは外部装置からの画像形成信号(画像データ、制御指令)に基づき、画像形成装置100の各部を統括的に制御して、プリントジョブ(後述)を実行する。本実施例では、制御部50には、例えば、1次転写電源E1、2次転写電源E2、第1のクリーニング電源E3、第2のクリーニング電源E4、ディスチャージ電源E5が接続されている。また、本実施例では、制御部50には、画像が形成されて画像形成装置100から出力された記録材Pの枚数を計数(カウント)する、記憶手段を有して構成された計数手段(カウント手段)としての枚数カウンタ70が接続されている。なお、本実施例では、1次転写電源E1は、画像形成部10ごとに独立して設けられている。
ここで、画像形成装置100は、一の開始指示により開始される、単数又は複数の記録材Pに画像を形成して出力する一連の動作であるプリントジョブを実行する。本実施例では、操作部や外部装置から画像形成装置100に開始指示が入力される。プリントジョブは、一般に、画像形成工程、前回転工程、複数の記録材Pに画像を形成する場合の紙間工程、及び後回転工程を有する。画像形成工程は、実際に記録材Pに形成して出力する画像の静電像の形成、トナー像の形成、トナー像の1次転写、2次転写を行う期間であり、画像形成時とはこの期間のことをいう。より詳細には、画像形成時のタイミングは、上記静電像の形成、トナー像の形成、トナー像の1次転写、2次転写の各工程を行う位置で異なり、感光ドラム1上や中間転写ベルト6上の画像形成領域が上記各位置を通過している期間に相当する。前回転工程は、画像形成装置100に開始指示が入力されてから実際に画像を形成し始めるまでの、画像形成工程の前の準備動作を行う期間である。紙間工程(記録材間工程、画像間工程)は、複数の記録材Pに対する画像形成を連続して行う際(連続画像形成)の記録材Pと記録材Pとの間に対応する期間である。後回転工程は、画像形成工程の後の整理動作(準備動作)を行う期間である。非画像形成時とは、画像形成時以外の期間であって、上記前回転工程、紙間工程、後回転工程、更には画像形成装置100の電源投入時又はスリープ状態からの復帰時の準備動作である前多回転工程などが含まれる。より詳細には、非画像形成時のタイミングは、感光ドラム1上や中間転写ベルト6上の非画像形成領域が、上記静電像の形成、トナー像の形成、トナー像の1次転写、2次転写の各工程を行う各位置を通過している期間に相当する。なお、感光ドラム1上や中間転写ベルト6上の画像形成領域とは、記録材Pに転写されて画像形成装置100から出力される画像が形成され得る領域であり、非画像形成領域は画像形成領域以外の領域である。
また、本実施例では、1次転写電源E1、2次転写電源E2は、それぞれ電流検知手段としての電流検知部(電流検知回路)F1、F2を有する。制御部50は、前回転工程などの非画像形成時に、電流検知部F1、F2によって検知される電流の値が所定の目標電流値となる電圧値を求める制御(ATVC制御)を実行する。そして、1次転写電源E1、2次転写電源E2は、それぞれ画像形成時(1次転写時、2次転写時)に、上記電圧値(又は上記電圧値に基づいて決定された電圧値)で略一定となるように出力値を定電圧制御する。本実施例では、各画像形成部10Y、10M、10C、10Kにおいて独立して1次転写電圧を決定する制御が実行される。また、本実施例では、第1、第2のクリーニング電源E3、E4は、それぞれ電流検知手段としての電流検知部(電流検知回路)F3、F4を有する。第1、第2のクリーニング電源E3、E4は、画像形成時(クリーニング時)に、電流検知部F3、F4によって検知される電流の値が所定の目標電流値で略一定となるように出力値を定電流制御する。1次転写電圧、2次転写電圧、第1、第2のクリーニング電圧のそれぞれに関する上記目標電流値は、例えば、環境(画像形成装置100の内部又は外部の少なくとも一方の温度又は湿度の少なくとも一方)の検知結果などの画像形成条件に応じて変更されてよい。例えば、画像形成条件に応じて予め設定されている複数の値(テーブル値)から対応するものが選択されるようになっていてよい。また、プリントジョブの実行中に1次転写電圧、2次転写電圧を再調整するために、例えば所定の画像形成枚数ごとに紙間工程において1次転写電圧、2次転写電圧を決定する制御が実行されるようになっていてよい。なお、本実施例では、第1、第2のクリーニング電流の目標値は、プリントジョブの実行中は略一定の値に固定される。さらに、本実施例では、ディスチャージ電源E5は、電流検知手段としての電流検知部(電流検知回路)F5を有する。ディスチャージ電源E5は、中間転写ベルト6のディスチャージを行う時に、電流検知部F5によって検知される電流の値が前述のようにして求めたディスチャージ電流の目標値で略一定となるように出力値を定電流制御する。なお、1次転写電源E1、2次転写電源E2、第1、第2のクリーニング電源E3、E4、ディスチャージ電源E5は、それぞれ更に出力電圧を検知する電圧検知部を有していてよい。
7.制御手順
次に、本実施例におけるプリントジョブの動作について説明する。図9は、本実施例におけるプリントジョブの手順の概略を示すフローチャート図である。
制御部50は、プリントジョブを開始して画像形成を開始すると(S1)、画像形成時の1次転写電流及び2次転写電流の検知結果をRAM52に記憶させると共に、画像形成枚数を積算して枚数カウンタ70に記憶させる(S2)。本実施例では、制御部50は、画像形成時の1次転写電流として、1枚の記録材Pに転写される画像ごとの1次転写時(画像形成領域が1次転写部N1を通過している際)の1次転写電流の検知結果(本実施例では1枚ごとの平均値)をRAM52に記憶させる。また、本実施例では、制御部50は、画像形成時の2次転写電流として、1枚の記録材Pに転写される画像ごとの2次転写時(記録材Pが2次転写部N2を通過している際)の2次転写電流の検知結果(本実施例では1枚ごとの平均値)をRAM52に記憶させる。また、制御部50は、1枚の記録材Pに画像を形成(例えば2次転写)するごとに、画像形成枚数を積算して枚数カウンタ70に記憶させる。
次に、制御部50は、ディスチャージ電流変更の実行タイミングであるか否かを判定する(S3)。本実施例では、制御部50は、画像形成枚数が所定の画像形成枚数(本実施例では14枚)に到達したか否かを判定し、到達している場合にはディスチャージ電流変更の実行タイミングであると判断する。制御部50は、S3でディスチャージ電流変更の実行タイミングである(「Yes」)と判断した場合は、RAM52に記憶されている画像形成枚数分の1次転写電流及び2次転写電流をそれぞれ平均化する(S4)。そして、制御部50は、ディスチャージ電流の目標値(ターゲット電流)を前述した計算方法で算出する(S5)。前述のように、制御部50は、1次転写電流の検知結果(平均値)、2次転写電流の検知結果(平均値)、第1、第2のクリーニング電流の目標値(検知結果であってもよい。)を用いてディスチャージ電流を前述の式(1)により計算する。そして、制御部50は、ディスチャージ電流を今回算出した値に変更する(S6)。即ち、制御部50は、連続画像形成ジョブ中において、所定枚数の記録材Pに連続して画像形成を行った際の電流収支の平均値が正の値となるようにディスチャージ電源を制御している。なお、制御部50は、S6においてディスチャージ電流を変更した場合には、RAM52に記憶されている1次転写電流、2次転写電流の検知結果を消去すると共に、枚数カウンタ70に記憶されているディスチャージ電流変更の実行タイミングに関する画像形成枚数のカウント値を初期値(本実施例では0)にリセットする。また、制御部50は、S3でディスチャージ電流変更の実行タイミングではない(「No」)と判断した場合は、S7の処理に進む。
次に、制御部50は、当該プリントジョブの全ての画像形成が終了したか否かを判定し(S7)、画像形成が終了していない(「No」)と判断した場合はS1の処理に戻り、画像形成が終了している(「Yes」)と判断した場合はプリントジョブを終了する。
本実施例の画像形成装置100について通紙試験(連続画像形成耐久試験)を行なって中間転写ベルト6の電気抵抗の推移を調べた。本実施例では、ディスチャージ装置27を用いて電流収支を+0.03μA/mmとした。また、ディスチャージ装置27が設けられていない比較例の画像形成装置100についても同様の通紙試験を行った。試験条件は、次のとおりである。環境温湿度:23℃/50%、中間転写ベルト6の回動速度(周速度):464mm/s、記録材P:坪量81g/mの普通紙の連続通紙。比較例の画像形成装置100の構成及び動作は、ディスチャージ装置27が設けられていない点を除いて、本実施例の画像形成装置100の構成及び動作と実質的に同じである。比較例の画像形成装置100についても、本実施例の画像形成装置100のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、同一の符号を付して説明する。結果を図10に示す。なお、図10には、便宜上、後述する実施例2に関する通紙試験の結果も示している。
ディスチャージ装置27が設けられていない比較例の画像形成装置100では、通紙試験の開始後の中間転写ベルト6の体積抵抗率の上昇が大きかった。そして、通紙枚数500k枚を超えると中間転写ベルト6の体積抵抗率は1.0×1012Ω・cm以上になり、レッド画像(イエローとマゼンタの2次色)で網目状の異常画像が発生した。これは導電剤(本実施例ではマイナスイオン)が弾性層6bの基層6a側に偏在し、まばらになった表層6c側の導電剤があるところとないところの電気抵抗の差によって発生する現象である。また、ディスチャージ装置27が設けられていない比較例の画像形成装置100では、通紙枚数1200k枚の時点で十分な転写性を維持できなくなった。仮に、本実施例の構成において、ディスチャージ電源E5の出力の振れにより、電流収支がマイナス側となった場合には、比較例と同様に中間転写ベルト6の電気抵抗の上昇が比較的早期に発生し、中間転写ベルト6の寿命が短くなる可能性がある。
一方、本実施例の画像形成装置100において、ディスチャージ装置27を用いて電流収支を+0.03μA/mmとした場合は、中間転写ベルト6の体積抵抗率の上昇は1.6×1011Ω・cmまでと低く抑えられた。そして、本実施例では、通紙試験中に網目状の異常画像は発生しなかった。また、本実施例では、通紙枚数2500k枚まで十分な転写性を維持することができ、中間転写ベルト6の高耐久性を実現できた。
このように、本実施例では、画像形成装置100は、トナー像を担持する像担持体1と、像担持体1からトナー像が転写される回転可能な無端状の中間転写ベルト6と、1次転写部N1で中間転写ベルト6に1次転写電流を供給することで像担持体1から中間転写ベルト6にトナー像を1次転写させる電流供給部材である1次転写部材5と、2次転写部N2で中間転写ベルト6に2次転写電流を供給することで中間転写ベルト6から記録材Pにトナー像を2次転写させる電流供給部材である2次転写部材9と、中間転写ベルト6の回転方向において2次転写部N2よりも下流かつ1次転写部N1よりも上流のディスチャージ部Dで中間転写ベルト6にディスチャージ電流を供給する電流供給部材であるディスチャージ部材271と、ディスチャージ電流を供給するディスチャージ電源E5と、ディスチャージ電源E5を制御可能な制御部50と、を有する。そして、本実施例では、画像形成時に電流供給部材により中間転写ベルト6の外周面側から内周面側に向かう方向(内方向)に供給される、該電流供給部材による電流供給領域の中間転写ベルト6の幅方向における単位長さ当たりの正極性の電流の総和をIa、画像形成時に電流供給部材により中間転写ベルト6の内周面側から外周面側(外方向)に向かう方向に供給される、該電流供給部材による電流供給領域の中間転写ベルト6の幅方向における単位長さ当たりの正極性の電流の総和をIb、Ia-Ibの値を中間転写ベルト6に供給される電流の電流収支とし、中間転写ベルト6の電気抵抗が所定値以下の範囲において、上記電流収支に対する中間転写ベルト6の電気抵抗の関係は、上記電流収支の値が正の範囲における上記電流収支の変化に対する中間転写ベルト6の電気抵抗の変化の割合(上述の傾き)をSa、上記電流収支が負の範囲における上記割合(上述の傾き)をSbとしたとき、|Sb|>|Sa|の関係を満たし、制御部50は、連続画像形成ジョブ中において、所定枚数の記録材Pに連続して画像形成を行った際の上記電流収支の平均値が正の値となるようにディスチャージ電源E5を制御する。換言すると、本実施例では、制御部50は、上記電流収支を0に近づけるようにディスチャージ電流を設定すると共に、上記電流収支が正の値となるようにディスチャージ電流を設定する。
本実施例では、画像形成装置100は、中間転写ベルト6の回転方向に沿って複数の1次転写部材5を有する。また、本実施例では、画像形成装置100は、中間転写ベルト6の回転方向において2次転写部N2よりも下流かつ1次転写部N1よりも上流のクリーニング部CL1、CL2で中間転写ベルト6にクリーニング電流を供給して中間転写ベルト6からトナーを除去する電流供給部材であるクリーニング部材122、123を有する。本実施例では、制御部50は、上記電流収支を0とするディスチャージ電流の値に対するオフセット量が、ディスチャージ電源E5の出力の振れ以上となるように、ディスチャージ電流を設定する。また、本実施例では、画像形成装置100は、上記電流収支をモニターするための検知部F1、F2を有し、制御部50は、検知部F1、F2の検知結果に基づいてディスチャージ電流を設定する。本実施例では、検知部F1、F2は、少なくとも1次転写電流及び2次転写電流を検知する。本実施例では、中間転写ベルト6は、イオン導電性を有する。特に、本実施例では、中間転写ベルト6は、イオン導電剤を含有する弾性層6bを有する。また、本実施例では、|Sb|は、|Sa|の2倍よりも大きい。なお、これに限定されるものではないが、典型的には、|Sb|は|Sa|の10倍よりも小さい。
以上説明したように、本実施例では、ディスチャージ電流は、電流収支が0近傍のプラス側になるようにオフセットされて設定される。これにより、電流収支がマイナス側となって中間転写ベルト6の電気抵抗が急に上昇することを抑制することができる。また、本実施例では、このオフセット量は、ディスチャージ電源E5の出力の振れによるディスチャージ電流の振れ以上とされる。これにより、ディスチャージ電源E5の出力の振れによりディスチャージ電流の振れがあっても、電流収支がマイナス側となることを抑制することができる。また、本実施例では、プリントジョブの実行中に、画像形成時の電流収支(より詳細には1次転写電流、2次転写電流、更には第1、第2のクリーニング電流)がモニターされ、その結果に基づいてディスチャージ電流が制御(変更)される。これにより、例えばトナーの有無により1次転写電流や2次転写電流が変わった場合などにおいても、より適切にディスチャージ電流を設定して、より適切に中間転写ベルト6のディスチャージを行うことができる。したがって、本実施例によれば、ディスチャージ電流を適正化して、中間転写ベルト6の電気抵抗の上昇を抑制することができる。
[実施例2]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1の画像形成装置のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
本実施例では、実施例1で説明した図5に示す測定装置200で試験した場合に図11に示すような電流収支と体積抵抗率との関係が得られる構成について説明する。つまり、本実施例では、実施例1とは逆で、電流収支がプラス側である場合の上記関係の傾きの方が急で、電流収支がマイナス側である場合の傾きの方が緩やかになっている。例えば、図11に示す例では、傾きSaの絶対値|Sa|は、傾きSbの絶対値|Sb|の約7倍である。中間転写ベルト6の弾性層6bに含有されるイオン導電剤の種類により、電流収支の0を挟んだ領域間での上記傾きの緩急の関係が異なり得る。実施例1では、イオン導電剤は、マイナスイオンが移動しやすいイオン導電剤であったが、本実施例ではプラスイオンが移動しやすい導電剤であると考えられる。
このように|Sa|>|Sb|の場合は、電流収支が0近傍のマイナス側となるようにディスチャージ電流を設定すればよい。本実施例の画像形成装置100において、電流収支を-0.03μA/mmとして、実施例1で説明したのと同様の通紙試験を行った。その結果、図10に示すように、実施例1の場合と同様に、中間転写ベルト6の体積抵抗率の上昇は1.6×1011Ω・cmまでと低く抑えられ、通紙試験中に網目状の異常画像は発生しなかった。また、通紙枚数2500k枚まで十分な転写性を維持することができ、中間転写ベルト6の高耐久性を実現できた。
このように、本実施例では、制御部50は、連続画像形成ジョブ中において、所定枚数の記録材Pに連続して画像形成を行った際の上記電流収支の平均値が負の値となるようにディスチャージ電源E5を制御する。換言すると、本実施例では、制御部50は、上述の電流収支を0に近づけるようにディスチャージ電流を設定すると共に、上述の電流収支が負の値となるようにディスチャージ電流を設定する。また、本実施例では、|Sa|は、|Sb|の2倍よりも大きい。なお、これに限定されるものではないが、典型的には、|Sa|は|Sb|の10倍よりも小さい。
以上説明したように、本実施例の構成においても、実施例1と同様に、ディスチャージ電流を適正化して、中間転写ベルト6の電気抵抗の上昇を抑制することができる。
[その他]
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
例えば、ディスチャージ部材は、ブラシローラに限定されるものではなく、ソリッドゴムローラ、スポンジゴムローラ、金属ローラ、シート、フィルム、パッドなどの他の形態のものであってもよい。1次転写部材、2次転写部材、クリーニング部材についても同様である。
また、ディスチャージ電圧は、定電流制御されることに限定されるものではない。上述の実施例と同様にしてディスチャージ電流の目標値を設定し、該目標値の電流が流れるときの電圧値を求めて、該電圧値で略一定となるようにディスチャージ電圧を定電圧制御してもよい。クリーニング電圧についても同様であり、定電流制御されることに限定されるものではなく、定電圧制御されてもよい。また、同様に、1次転写電圧、2次転写電圧は、定電圧制御されることに限定されるものではなく、これらのうち少なくとも一方が定電流制御されてもよい。1次転写電圧、2次転写電圧が定電流制御される場合、これらの目標値を、ディスチャージ電流を求めるために用いてもよい。
1 感光ドラム
5 1次転写ローラ
9 2次転写ローラ
6 中間転写ベルト
10 画像形成部
12 ベルトクリーニング装置
27 ディスチャージ装置
50 制御部
100 画像形成装置
271 ディスチャージブラシ
E1 1次転写電源
E2 2次転写電源
E3 第1のクリーニング電源
E4 第2のクリーニング電源
E5 ディスチャージ電源
P 記録材

Claims (11)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体からトナー像が転写される回転可能な無端状の中間転写ベルトと、
    1次転写部で前記中間転写ベルトに1次転写電流を供給することで前記像担持体から前記中間転写ベルトにトナー像を1次転写させる電流供給部材である1次転写部材と、
    2次転写部で前記中間転写ベルトに2次転写電流を供給することで前記中間転写ベルトから記録材にトナー像を2次転写させる電流供給部材である2次転写部材と、
    前記中間転写ベルトの回転方向において前記2次転写部よりも下流かつ前記1次転写部よりも上流のディスチャージ部で前記中間転写ベルトにディスチャージ電流を供給する電流供給部材であるディスチャージ部材と、
    前記ディスチャージ電流を供給するディスチャージ電源と、
    前記ディスチャージ電源を制御可能な制御部と、
    を有する画像形成装置において、
    画像形成時に電流供給部材により前記中間転写ベルトの外周面側から内周面側に向かう方向に供給される、該電流供給部材による電流供給領域の前記中間転写ベルトの幅方向における単位長さ当たりの正極性の電流の総和をIa、画像形成時に電流供給部材により前記中間転写ベルトの内周面側から外周面側に向かう方向に供給される、該電流供給部材による電流供給領域の前記中間転写ベルトの幅方向における単位長さ当たりの正極性の電流の総和をIb、Ia-Ibの値を前記中間転写ベルトに供給される電流の電流収支とし、前記中間転写ベルトの電気抵抗が所定値以下の範囲において、前記電流収支に対する前記中間転写ベルトの電気抵抗の関係は、前記電流収支の値が正の範囲における前記電流収支の変化に対する前記中間転写ベルトの電気抵抗の変化の割合をSa、前記電流収支が負の範囲における前記割合をSbとしたとき、|Sb|>|Sa|の関係を満たし、前記制御部は、連続画像形成ジョブ中において、所定枚数の記録材に連続して画像形成を行った際の前記電流収支の平均値が正の値となるように前記ディスチャージ電源を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体からトナー像が転写される回転可能な無端状の中間転写ベルトと、
    1次転写部で前記中間転写ベルトに1次転写電流を供給することで前記像担持体から前記中間転写ベルトにトナー像を1次転写させる電流供給部材である1次転写部材と、
    2次転写部で前記中間転写ベルトに2次転写電流を供給することで前記中間転写ベルトから記録材にトナー像を2次転写させる電流供給部材である2次転写部材と、
    前記中間転写ベルトの回転方向において前記2次転写部よりも下流かつ前記1次転写部よりも上流のディスチャージ部で前記中間転写ベルトにディスチャージ電流を供給する電流供給部材であるディスチャージ部材と、
    前記ディスチャージ電流を供給するディスチャージ電源と、
    前記ディスチャージ電源を制御可能な制御部と、
    を有する画像形成装置において、
    画像形成時に電流供給部材により前記中間転写ベルトの外周面側から内周面側に向かう方向に供給される、該電流供給部材による電流供給領域の前記中間転写ベルトの幅方向における単位長さ当たりの正極性の電流の総和をIa、画像形成時に電流供給部材により前記中間転写ベルトの内周面側から外周面側に向かう方向に供給される、該電流供給部材による電流供給領域の前記中間転写ベルトの幅方向における単位長さ当たりの正極性の電流の総和をIb、Ia-Ibの値を前記中間転写ベルトに供給される電流の電流収支とし、前記中間転写ベルトの電気抵抗が所定値以下の範囲において、前記電流収支に対する前記中間転写ベルトの電気抵抗の関係は、前記電流収支の値が正の範囲における前記電流収支の変化に対する前記中間転写ベルトの電気抵抗の変化の割合をSa、前記電流収支が負の範囲における前記割合をSbとしたとき、|Sa|>|Sb|の関係を満たし、前記制御部は、連続画像形成ジョブ中において、所定枚数の記録材に連続して画像形成を行った際の前記電流収支の平均値が負の値となるように前記ディスチャージ電源を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記中間転写ベルトの回転方向に沿って複数の前記1次転写部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写ベルトの回転方向において前記2次転写部よりも下流かつ前記1次転写部よりも上流のクリーニング部で前記中間転写ベルトにクリーニング電流を供給して前記中間転写ベルトからトナーを除去する電流供給部材であるクリーニング部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記電流収支を0とする前記ディスチャージ電流の値に対するオフセット量が、前記ディスチャージ電源の出力の振れ以上となるように、前記ディスチャージ電流を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記電流収支をモニターするための検知部を有し、前記制御部は、前記検知部の検知結果に基づいて前記ディスチャージ電流を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  7. 前記検知部は、少なくとも前記1次転写電流及び前記2次転写電流を検知することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記中間転写ベルトは、イオン導電性を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  9. 前記中間転写ベルトは、イオン導電剤を含有する弾性層を有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. |Sb|は、|Sa|の2倍よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  11. |Sa|は、|Sb|の2倍よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
JP2022102271A 2022-06-24 2022-06-24 画像形成装置 Pending JP2024002829A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022102271A JP2024002829A (ja) 2022-06-24 2022-06-24 画像形成装置
US18/338,548 US12078943B2 (en) 2022-06-24 2023-06-21 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022102271A JP2024002829A (ja) 2022-06-24 2022-06-24 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024002829A true JP2024002829A (ja) 2024-01-11

Family

ID=89323940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022102271A Pending JP2024002829A (ja) 2022-06-24 2022-06-24 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US12078943B2 (ja)
JP (1) JP2024002829A (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006047491A (ja) 2004-08-02 2006-02-16 Seiko Epson Corp 画像形成装置および画像形成方法
JP5532985B2 (ja) * 2009-09-25 2014-06-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP6157179B2 (ja) * 2012-04-04 2017-07-05 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6492956B2 (ja) * 2015-05-15 2019-04-03 株式会社リコー 画像形成装置
JP6849466B2 (ja) 2017-02-09 2021-03-24 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2018141855A (ja) 2017-02-27 2018-09-13 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2019200282A (ja) 2018-05-15 2019-11-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP7199880B2 (ja) 2018-08-29 2023-01-06 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20230418187A1 (en) 2023-12-28
US12078943B2 (en) 2024-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7199880B2 (ja) 画像形成装置
JP2013171093A (ja) 画像形成装置
JP2015230474A (ja) 画像形成装置
JP6855285B2 (ja) 画像形成装置
JP4487621B2 (ja) 転写装置及びこれを備えた画像形成装置
US10372077B2 (en) Image forming apparatus
JP6091199B2 (ja) 画像形成装置
US11526104B2 (en) Image forming apparatus capable of setting transfer voltage and suppressing deterioration of members due to control operation of transfer voltage
JP2019200281A (ja) 画像形成装置
JP7146487B2 (ja) 画像形成装置
JP2024002829A (ja) 画像形成装置
JP2017122850A (ja) 画像形成装置
JP2019200282A (ja) 画像形成装置
JP2019086596A (ja) 画像形成装置
US12124181B2 (en) Image forming apparatus including discharge member that supply discharge current to intermediate transfer belt onto which toner image is trnasferred
JP7490408B2 (ja) 画像形成装置
JP4457876B2 (ja) 画像形成装置
JP2017016038A (ja) 画像形成装置
JP2016224350A (ja) 画像形成装置
JP7853046B2 (ja) 画像形成装置
JP7767056B2 (ja) 画像形成装置
JP2006138891A (ja) 画像形成装置
JP6671944B2 (ja) 画像形成装置
JP7207958B2 (ja) 画像形成装置
JP2025177489A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20250620