JP2024007700A - スクミリンゴガイの駆除方法及びスクミリンゴガイの駆除容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のスクミリンゴガイの駆除容器は、誘引餌16には動物性油脂を含有し、隔壁面材11の内部には水を貯留し、誘引餌16を隔壁面材11の内部の水に浸かるように設置することで、スクミリンゴガイ1を隔壁面材11の内部に誘引するとともに、微生物による有機物分解によって隔壁面材11の内部の水の溶存酸素を低下させ、隔壁面材11の内部に誘引されたスクミリンゴガイ1を溶存酸素の低下によって殺貝することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
スクミリンゴガイの主な防除対策としては、(a)取水口・排水口にネットなどを設置して貝の侵入を防止。(b)圃場内・水路にトラップの設置による捕獲。(c)水路の壁などに産み付けられた卵塊を殺卵。(d)殺貝効果のある石灰窒素を圃場に散布。(e)食害防止効果がある薬剤を育苗箱に施用。(f)食害されにくい4葉期以上の苗を移植。(g)水深を4cm以下にして摂食行動を抑制。(h)殺貝を目的に化学合成農薬などを圃場内に散布。(i)厳寒期前のロータリー耕うんによる殺貝。(j)水路内に蓄積した泥の堀り上げによる殺貝。(k)貝の持ち込み防止のため、農業機械の洗浄。(l)田畑輪換による貝密度の減少。(m)アイガモやコイによる捕食。などが実践されている(非特許文献1)。その他にも、電気的手法や超音波による防除について研究が行われている(非特許文献2)。
本貝の防除について、上記の防除方法の組み合わせにより効果を上げているが、多雨などにより深水となった場合、スクミリンゴガイが活発に活動し、苗が食害される可能性がある。ロータリー耕うんや田畑輪換などによる殺貝などは、後作に向けた対策となっており、水深の変化による緊急の対応としては、化学合成農薬などの殺貝が有効であると考えられる。しかし近年、SDGsや環境への対応が重視されるようになり、生産現場においても農薬の使用量を削減した取り組みが求められている。圃場内や水路にトラップを設置する方法として、ペットボトルトラップ(非特許文献3)や野菜トラップ(非特許文献4)による捕獲など様々なトラップが開発されており、緊急を要する対策として、トラップは有効な手段として考えられる。
従来の捕獲トラップとしては、特許文献1から特許文献4で開示されているものがある。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載のスクミリンゴガイ1の駆除方法において、前記隔壁面材11の前記上部に形成する前記開口を、水面2より低い位置とし、前記隔壁面材11の少なくとも下部を水田圃場の地中3に埋め込むことで前記隔壁面材11を設置することを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載のスクミリンゴガイ1の駆除方法に用いるスクミリンゴガイ1の駆除容器10であって、前記隔壁面材11の前記上部に形成する前記開口には蓋体12を有し、前記蓋体12の中心に、前記スクミリンゴガイ1を前記隔壁面材11の前記内部に誘引する誘引開口13を形成し、前記誘引開口13の周囲には、前記隔壁面材11の前記内部に垂れ下がる返し材14を備え、前記隔壁面材11の前記内部に誘引され、前記隔壁面材11の上部外周を周回するドジョウやフナなどの魚類、オタマジャクシ(カエルの幼生)などの両生類、又はゲンゴロウ類やヤゴ(トンボの幼生)の昆虫類が脱出できる脱出口15を、前記蓋体12の外周に形成したことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載のスクミリンゴガイ1の駆除容器10において、前記誘引開口13を前記蓋体12の前記外周よりも低い位置とし、前記蓋体12の前記外周から前記誘引開口に至る傾斜面を網材によって形成したことを特徴とする。
本実施の形態によれば、動物性油脂を含有する誘引餌を隔壁面材の内部の水に浸かるように設置することで、隔壁面材の内部に貯留する水は、好気的微生物による有機物の分解に伴って多量の酸素が消費されて溶存酸素濃度が低下するため、スクミリンゴガイは酸欠状態となって死滅する。このように、本実施の形態によるスクミリンゴガイの駆除方法は、スクミリンゴガイを捕獲するだけではなく、殺貝して駆除することができる。
本実施の形態によれば、開口を水面より低い位置とし、隔壁面材の少なくとも下部を地中に埋め込むことでスクミリンゴガイを隔壁面材の内部に誘引しやすい。
本実施の形態によれば、蓋体の中心に誘引開口を形成し、誘引開口の周囲に返し材を備えることで、隔壁面材の内部に誘引したスクミリンゴガイの逃げ出しを防止できる。また、本実施の形態によれば、隔壁面材の内部に誘引されたドジョウやフナなどの魚類、オタマジャクシ(カエルの幼生)などの両生類、又はゲンゴロウ類やヤゴ(トンボの幼生)の昆虫類は、隔壁面材の上部外周を周回する習性を利用して、蓋体の外周に形成した脱出口から隔壁面材の外部に脱出させることができる。
本実施の形態によれば、スクミリンゴガイは網材上を移動中に落下しやすいために、傾斜面によって誘引開口に導きやすく、スクミリンゴガイの逃げ出しを防止できる。
図1は本実施例によるスクミリンゴガイの駆除容器を示す図であり、図1(a)は同駆除容器の設置状態での概念構成図、図1(b)は同駆除容器の上面からの写真、図1(c)は図1(b)に示す同駆除容器の脱出口を示す要部拡大写真である。
本実施例に示す隔壁面材11は、下部に対して上部が拡大した筒形状である。隔壁面材11の下部には図示のように底面を有するが、底面は無くてもよい。隔壁面材11は、内部に水を貯留することができ、外部との空気流通は遮断される。隔壁面材11には、プラスチック製ダストボックス(直径220mm×高さ244mm、容量6.9L)を使用することができる。
蓋体12は網材で形成することが好ましい。蓋体12には、ステンレス製のザル(直径約21cm)を使用することができる。
蓋体12として、ステンレス製のザルを用いる場合には、ザルの底を十字に切り、返しを付けることで誘引開口13と返し材14を形成することができる。
蓋体12の外周には、少なくとも一つの脱出口15を形成している。隔壁面材11の内部に誘引され、隔壁面材11の上部外周を周回するドジョウやフナなどの魚類、オタマジャクシ(カエルの幼生)などの両生類、又はゲンゴロウ類やヤゴ(トンボの幼生)の昆虫類は、脱出口15から脱出することができる。
誘引開口13を蓋体12の外周よりも低い位置とすることで、蓋体12の外周から誘引開口13までは傾斜面となる。スクミリンゴガイ1は網材上を移動中に落下しやすいために、傾斜面によって誘引開口13に導きやすく、隔壁面材11の内部に誘引されたスクミリンゴガイ1の逃げ出しを防止できる。
誘引餌16は、鶏や七面鳥などの肉類を更に含有することが好ましく、魚油や植物性油脂を含有していてもよい。このような成分を含む誘引餌16としては、ペット用フード、特にドッグフードを代用品として用いることができ、蛋白質22%以上で脂質9%以上含むドッグフードでは良好な効果を得ることができた。
このように、隔壁面材11の上部に形成する開口を水面2より低い位置とし、隔壁面材11の少なくとも下部を地中3に埋め込むことでスクミリンゴガイ1を隔壁面材11の内部に誘引しやすい。
なお、駆除容器10内には、誘引餌16とともにハッカ油寒天17を設置することが好ましい。誘引餌16に動物性油脂を含有することで、ハクビシン、タヌキなどの害獣が集まりやすく、駆除容器10を損壊する可能性がある。ハッカ油寒天17を設置することで、害獣に対する忌避効果が期待できる。
図2では、容量が6.9Lの駆除容器10内に50gの誘引餌16を設置した誘引餌設置区における溶存酸素濃度(DO)を示している。誘引餌16を設置しない無設置区を対照区として示している。誘引餌16には、蛋白質28%、脂質9%、粗繊維7.6%、灰分5.7%、水分10.5%で、鶏肉、コーン、大麦、動物性油脂、魚油を含むドッグフードを用いた。
水中に有機物となる誘引餌16を設置することで、微生物による有機物の分解によって多量の酸素が消費される。このため、誘引餌設置区では急速な溶存酸素濃度の低下が起こったと考えられる。一般に魚介類が生存するためには3mg/L以上の溶存酸素濃度が必要である。駆除容器10内にスクミリンゴガイ1が入った場合は、駆除容器10から出ることができず、急速な酸素量の低下により、すべての個体が死滅する仕組みになっている。駆除容器10内は好気性微生物が活発に活動するが、2mg/L以下になると嫌気性分解が起こり、悪臭物質が発生する。
次に、予備試験2として、プラ舟を用いてイネを栽培し、竹ペレットを撒いた区と無散布の区に分け、イネの被害状況を調査した。各区にはスクミリンゴガイ1を4頭放し、3反復の試験を実施した。
図3(b)に示すように、竹ペレット散布区についてもイネは食害され、防除効果は得られなかった。
ところで、スクミリンゴガイ1は、水槽の中でお互いの貝殻を食べており、食べられた部分だけが白くなっていることから、カルシウムの摂取が必要と考え、「ドッグフード」の適性を検討した。
誘引餌16に用いたドッグフードは図2で用いたものと同じである。
予備試験2として、水槽の中央にスクミリンゴガイ1を10頭置き、竹ペレット(写真左)とドッグフード(写真右)とについて誘引効果を検証した。
図4(a)は誘引試験の開始時の写真であり、図4(b)は8時間経過後の写真である。
図4(b)に示すように、すべての個体がドッグフードに誘引されている。
誘引餌16に用いたドッグフードは図2及び図4で用いたものと同じである。
ドッグフード設置区については、スクミリンゴガイ1がドッグフードを好んで食べており、イネの被害は認められなかった。これに対し無設置区では、写真のように甚大な被害が認められた。
図6は本実施例によるスクミリンゴガイの駆除容器を示す図であり、図6(a)は同駆除容器の設置状態での概念構成図、図6(b)は同駆除容器の下面からの写真である。
図7は本実施例によるスクミリンゴガイの駆除容器の設置方法を示す写真である。
本実施例に示す隔壁面材11は、下部に対して上部が拡大した筒形状であるが、図6(b)に示すように底面部材は無く開口となっている。隔壁面材11は、設置状態では、内部に水を貯留することができ、外部との空気流通は遮断される。隔壁面材11には、プラスチック製ダストボックス(直径220mm×高さ244mm、容量6.9L)を使用することができる。
蓋体12及び誘引餌16については図1と同一であるので説明を省略する。なお、本実施例では、蓋体12は隔壁面材11に固定されていることが好ましい。
本実施例による駆除容器10は、外壁面材18を更に有している。
外壁面材18は、下部に対して上部が拡大した筒形状であるが、底面部材は無く開口となっている。外壁面材18は、隔壁面材11と同一構成部材であることが好ましく、隔壁面材11と同様に、プラスチック製ダストボックス(直径220mm×高さ244mm、容量6.9L)を使用することができる。
本実施例における駆除容器10の水田圃場への設置は、外壁面材18を硬盤層の位置まで差し込み、外壁面材18の中にある泥を全て取り出す(図7(a))。その後、蓋体12を取り付けた隔壁面材11を外壁面材18の中に挿入する(図7(b))。隔壁面材11の上部に形成する開口を水面2より低い位置とすることで設置は完了する(図7(c))。
隔壁面材11の内部に入り、死滅したスクミリンゴガイ1は、蓋体12を取り付けた隔壁面材11を外壁面材18から取り出した後、外壁面材18の内部に残される。外壁面材18の内部に残存する死滅したスクミリンゴガイ1を除去した後に再び蓋体12を取り付けた隔壁面材11を外壁面材18に挿入することで駆除作業を継続することができ、駆除作業を継続する必要がなくなった場合には、死滅したスクミリンゴガイ1を除去することなく、土壌で埋め立て、外壁面材18を除去することもできる。
本実施例による駆除容器10においても、蓋体12の外周に脱出口15を形成しているため、スクミリンゴガイ1以外の他の生物であるドジョウやフナなどの魚類、オタマジャクシ(カエルの幼生)などの両生類、ゲンゴロウ類やヤゴ(トンボの幼生)の昆虫類が隔壁面材11の内部に入っても、脱出口15から脱出させることができる。
誘引餌(約50g)16は、生分解性の不織布に包み、10日間に1度、駆除容器10の内部に追加で投入する。駆除容器10は、約1ヶ月間設置することによって、効率よくスクミリンゴガイ1を駆除することができる。
10アール当たり、15個のトラップを用いて、合計1748頭のスクミリンゴガイ1を捕獲することができた。栽培したコシヒカリについてもほとんど被害は確認できなかった。さらに駆除容器10の内部のスクミリンゴガイ1は酸欠により、ほとんどの個体が死滅していた。このように実施例による駆除容器10によれば、捕獲だけではなく、殺貝できることが確認できた。
図9は本実施例によるスクミリンゴガイの駆除容器を示す図であり、図9(a)は同駆除容器の加工過程を示す写真、図9(b)は同駆除容器の写真、図9(c)は同駆除容器の設置状態を示す写真である。
本実施例に示す隔壁面材11は、下部面に対して上部面が拡大した箱形状であり、底面を有している。隔壁面材11は、内部に水を貯留することができ、外部との空気流通は遮断される。隔壁面材11及び蓋体12には、プラスチック製タッパーを使用することができる。
隔壁面材11及び蓋体12として、プラスチック製タッパーを用いる場合には、図9(a)に示すように、蓋体12の中心から放射状に切込み、切込み片を折り込むことで誘引開口13と返し材14を形成することができる。
蓋体12の外周には、少なくとも一つの脱出口15を形成している。隔壁面材11の内部に誘引され、隔壁面材11の上部外周を周回するドジョウやフナなどの魚類、オタマジャクシ(カエルの幼生)などの両生類、又はゲンゴロウ類やヤゴ(トンボの幼生)の昆虫類は、脱出口15から脱出することができる。
誘引開口13を蓋体12の外周よりも低い位置とすることで、誘引開口13の周囲には傾斜面が形成される。スクミリンゴガイ1は、傾斜面によって誘引開口13に導きやすく、返し材14によって隔壁面材11の内部に誘引されたスクミリンゴガイ1の逃げ出しを防止できる。
誘引餌16については、上記実施例と同一であるので説明を省略する。
このように、隔壁面材11の上部に形成する開口を水面2より低い位置とし、隔壁面材11の少なくとも下部を地中3に埋め込むことでスクミリンゴガイ1を隔壁面材11の内部に誘引しやすい。
なお、駆除容器10内には、誘引餌16とともにハッカ油寒天17を設置することが好ましい。誘引餌16に動物性油脂を含有することで、ハクビシン、タヌキなどの害獣が集まりやすく、駆除容器10を損壊する可能性がある。ハッカ油寒天17を設置することで、害獣に対する忌避効果が期待できる。
図10は本実施例によるスクミリンゴガイの駆除容器を示す図であり、図10(a)は同駆除容器の斜め上方からの写真、図10(b)は同駆除容器の上面からの写真、図10(c)は同駆除容器の脱出口を示す要部拡大写真である。
本実施例に示す隔壁面材11は、下部に対して上部が拡大した円錐形状である。隔壁面材11は、内部に水を貯留することができ、外部との空気流通は遮断される。
蓋体12は網材で形成することが好ましい。蓋体12には、ステンレス製のザル(直径約21cm)を使用することができる。
蓋体12として、ステンレス製のザルを用いる場合には、ザルの底を十字に切り、返しを付けることで誘引開口13と返し材14を形成することができる。
蓋体12の外周には、少なくとも一つの脱出口15を形成している。隔壁面材11の内部に誘引され、隔壁面材11の上部外周を周回するドジョウやフナなどの魚類、オタマジャクシ(カエルの幼生)などの両生類、又はゲンゴロウ類やヤゴ(トンボの幼生)の昆虫類は、脱出口15から脱出することができる。
誘引開口13を蓋体12の外周よりも低い位置とすることで、蓋体12の外周から誘引開口13までは傾斜面となる。スクミリンゴガイ1は網材上を移動中に落下しやすいために、傾斜面によって誘引開口13に導きやすく、隔壁面材11の内部に誘引されたスクミリンゴガイ1の逃げ出しを防止できる。
誘引餌16については、上記実施例と同一であるので説明を省略する。
隔壁面材11の上部に形成する開口は、水面2より低い位置とし、隔壁面材11の少なくとも下部を水田圃場の地中3に埋め込むことで隔壁面材11を設置する。
このように、隔壁面材11の上部に形成する開口を水面2より低い位置とし、隔壁面材11の少なくとも下部を地中3に埋め込むことでスクミリンゴガイ1を隔壁面材11の内部に誘引しやすい。
なお、駆除容器10内には、誘引餌16とともにハッカ油寒天17を設置することが好ましい。誘引餌16に動物性油脂を含有することで、ハクビシン、タヌキなどの害獣が集まりやすく、駆除容器10を損壊する可能性がある。ハッカ油寒天17を設置することで、害獣に対する忌避効果が期待できる。
本発明によれば、動物性油脂を含有する誘引餌16を隔壁面材11の内部の水に浸かるように設置することで、隔壁面材11の内部に貯留する水は、好気的微生物による有機物の分解に伴って多量の酸素が消費されて溶存酸素濃度が低下するため、スクミリンゴガイ1は酸欠状態となって死滅する。このように、本発明によるスクミリンゴガイ1の駆除方法は、スクミリンゴガイ1を捕獲するだけではなく、殺貝して駆除することができる。
2 水面
3 地中
10 駆除容器
11 隔壁面材
12 蓋体
13 誘引開口
14 返し材
15 脱出口
16 誘引餌
17 ハッカ油寒天
18 外壁面材
Claims (4)
- 上部を開口とする隔壁面材を水中に設置し、誘引餌を用いてスクミリンゴガイを前記隔壁面材の内部に誘引するスクミリンゴガイの駆除方法であって、
前記誘引餌には動物性油脂を含有し、
前記隔壁面材の前記内部には水を貯留し、
前記誘引餌を前記隔壁面材の前記内部の前記水に浸かるように設置することで、前記スクミリンゴガイを前記隔壁面材の前記内部に誘引するとともに、微生物による有機物分解によって前記隔壁面材の前記内部の前記水の溶存酸素を低下させ、前記隔壁面材の前記内部に誘引された前記スクミリンゴガイを前記溶存酸素の低下によって殺貝する
ことを特徴とするスクミリンゴガイの駆除方法。 - 前記隔壁面材の前記上部に形成する前記開口を、水面より低い位置とし、
前記隔壁面材の少なくとも下部を水田圃場の地中に埋め込む
ことで前記隔壁面材を設置する
ことを特徴とする請求項1に記載のスクミリンゴガイの駆除方法。 - 請求項1又は請求項2に記載のスクミリンゴガイの駆除方法に用いるスクミリンゴガイの駆除容器であって、
前記隔壁面材の前記上部に形成する前記開口には蓋体を有し、
前記蓋体の中心に、前記スクミリンゴガイを前記隔壁面材の前記内部に誘引する誘引開口を形成し、
前記誘引開口の周囲には、前記隔壁面材の前記内部に垂れ下がる返し材を備え、
前記隔壁面材の前記内部に誘引され、前記隔壁面材の上部外周を周回するドジョウやフナなどの魚類、オタマジャクシ(カエルの幼生)などの両生類、又はゲンゴロウ類やヤゴ(トンボの幼生)の昆虫類が脱出できる脱出口を、前記蓋体の外周に形成した
ことを特徴とするスクミリンゴガイの駆除容器。 - 前記誘引開口を前記蓋体の前記外周よりも低い位置とし、
前記蓋体の前記外周から前記誘引開口に至る傾斜面を網材によって形成した
ことを特徴とする請求項3に記載のスクミリンゴガイの駆除容器。
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