JP2024031817A - 車両のルーフ構造及び車両のルーフ構造の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両のルーフ構造の製造に要する手間を低減できる車両のルーフ構造及びその製造方法を提供する。
【解決手段】車両のルーフ構造10において、フレーム11は、トーションばね50の第1アーム52を前後方向に移動可能に支持する第1ばね支持部100を有し、デフレクタ40は、トーションばね50のコイル部51と第2アームとを支持する第2ばね支持部200と、第1アーム52を保持可能な保持部253と、を有する。第1ばね支持部100は、第1アーム52と摺動可能な第1上面131を含む。保持部253が第1アーム52を保持した状況下において、デフレクタ40が格納位置に向かって回転するときに、第1アーム52は、第1上面131と摺動することにより、第1ばね支持部100に支持される状態に移行する。
【選択図】図8
【解決手段】車両のルーフ構造10において、フレーム11は、トーションばね50の第1アーム52を前後方向に移動可能に支持する第1ばね支持部100を有し、デフレクタ40は、トーションばね50のコイル部51と第2アームとを支持する第2ばね支持部200と、第1アーム52を保持可能な保持部253と、を有する。第1ばね支持部100は、第1アーム52と摺動可能な第1上面131を含む。保持部253が第1アーム52を保持した状況下において、デフレクタ40が格納位置に向かって回転するときに、第1アーム52は、第1上面131と摺動することにより、第1ばね支持部100に支持される状態に移行する。
【選択図】図8
Description
本発明は、車両のルーフ構造及び車両のルーフ構造の製造方法に関する。
特許文献1には、開口部を有するルーフと、開口部を開閉する可動パネルと、開口部が開放された状態で車両が走行するときに発生する風切り音を緩和するデフレクタ装置と、を備える車両のルーフ構造が記載されている。デフレクタ装置は、幅方向に延びる軸線回りに揺動可能にルーフに支持されるデフレクタと、一方のアームがルーフに固定され他方のアームがデフレクタに固定されるトーションばねと、を有する。デフレクタ装置は、可動パネルが開口部を開放したときに、トーションばねの復元力によって、風切り音を緩和可能な位置までデフレクタを展開させる。
上記のようなルーフ構造及びその製造方法は、組み立てに要する手間を低減することが望まれている。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
[態様1]上記課題を解決する車両のルーフ構造は、可動パネルによって開閉される開口部を区画するフレームと、幅方向に延びる軸線回りに回転可能に支持され、格納位置及び前記格納位置よりも前記開口部に対して上方に変位した展開位置の間を回転するデフレクタと、コイル部と前記コイル部の第1端から延びる第1アームと前記コイル部の第2端から延びる第2アームとを含み、前記デフレクタが前記展開位置から前記格納位置に向かって変位するのに伴い弾性的に圧縮変形するトーションばねと、を有するデフレクタ装置と、を備え、前記フレームは、前記トーションばねの前記第1アームを前後方向に移動可能に支持する第1ばね支持部を有し、前記デフレクタは、前記トーションばねの前記コイル部と前記第2アームとを支持する第2ばね支持部と、前記第1アームを保持可能な保持部と、を有し、前記第1ばね支持部は、前記第1アームと摺動可能な案内面を含み、前記保持部が前記第1アームを保持した状況下において、前記デフレクタが前記格納位置に向かって回転するときに、前記第1アームは、前記案内面と摺動することにより、前記第1ばね支持部に支持される状態に移行する。
[態様1]上記課題を解決する車両のルーフ構造は、可動パネルによって開閉される開口部を区画するフレームと、幅方向に延びる軸線回りに回転可能に支持され、格納位置及び前記格納位置よりも前記開口部に対して上方に変位した展開位置の間を回転するデフレクタと、コイル部と前記コイル部の第1端から延びる第1アームと前記コイル部の第2端から延びる第2アームとを含み、前記デフレクタが前記展開位置から前記格納位置に向かって変位するのに伴い弾性的に圧縮変形するトーションばねと、を有するデフレクタ装置と、を備え、前記フレームは、前記トーションばねの前記第1アームを前後方向に移動可能に支持する第1ばね支持部を有し、前記デフレクタは、前記トーションばねの前記コイル部と前記第2アームとを支持する第2ばね支持部と、前記第1アームを保持可能な保持部と、を有し、前記第1ばね支持部は、前記第1アームと摺動可能な案内面を含み、前記保持部が前記第1アームを保持した状況下において、前記デフレクタが前記格納位置に向かって回転するときに、前記第1アームは、前記案内面と摺動することにより、前記第1ばね支持部に支持される状態に移行する。
車両のルーフ構造において、可動パネルが開口部を閉じる場合には、当該可動パネルがデフレクタを押し下げる。こうして、デフレクタは、トーションばねを圧縮変形させつつ、格納位置に配置される。一方、可動パネルが開口部を開く場合には、当該可動パネルがデフレクタから離れる。こうして、デフレクタは、トーションばねの復元力により、展開位置に配置される。
車両のルーフ構造を製造する場合には、トーションばねの第1アーム及び第2アームを、フレームの第1ばね支持部及びデフレクタの第2ばね支持部にそれぞれ支持させる必要がある。上記構成では、トーションばねの第1アームを第1ばね支持部に支持させるばね組付工程の前に、トーションばねを第2ばね支持部だけに仮組みできる。詳しくは、トーションばねのコイル部と第2アームとを第2ばね支持部に支持させるのに加え、第1アームを第2ばね支持部の保持部に保持させることができる。
このため、ばね組付工程において、第2ばね支持部の保持部にトーションばねの第1アームを保持させたまま、デフレクタを格納位置に向けて回転させると、第1アームが第1ばね支持部の案内面と摺動する。そして、トーションばねの第1アームと第1ばね支持部の案内面との摺動に伴い、第1アームが第1ばね支持部に支持される状態となる。したがって、ばね組付工程において、デフレクタを格納位置に向けて回転させるだけで、トーションばねの第1アームが第1ばね支持部に支持される。よって、車両のルーフ構造は、製造に要する手間を低減できる。
[態様2]態様1に記載の車両のルーフ構造において、前記第1ばね支持部は、前記案内面を含むとともに前後方向に延びる上壁と、前記上壁よりも下方で前記上壁よりも前後方向に長く延びる下壁と、を有し、前記上壁及び前記下壁の間で前記第1アームを支持するものであり、前記案内面は、前記保持部が前記第1アームを保持した状況下において、前記デフレクタが前記格納位置に向かって回転するときに、前記第1アームを前記上壁の前端よりも前方又は前記上壁の後端よりも後方に案内することが好ましい。
ばね組付工程において、第2ばね支持部の保持部にトーションばねの第1アームを保持させたまま、デフレクタを格納位置に向けて回転させると、第1アームが第1ばね支持部の案内面と摺動する。トーションばねの第1アームと第1ばね支持部の案内面との摺動に伴い、第1アームが第1ばね支持部の上壁の前端よりも前方又は後端よりも後方まで移動すると、第1アームが第1ばね支持部の下壁に向かって変位する。つまり、トーションばねの第1アームが第1ばね支持部の上壁及び下壁の間に導かれる。こうして、第1ばね支持部が上壁及び下壁の間でトーションばねの第1アームを支持する構成を採用しても、ばね組付工程において、デフレクタを格納位置に向けて回転させるだけで、第1アームを第1ばね支持部に支持させることが可能となる。
[態様3]態様2に記載の車両のルーフ構造において、前記上壁を第1上壁としたとき、前記第1ばね支持部は、前記第1上壁の後端との間に間隔をあけた状態で後方に延びる第2上壁を有し、前記第2上壁は、前記第1上壁よりも上方に延び、前記案内面は、前記保持部が前記第1アームを保持した状況下において、前記デフレクタが前記格納位置に向かって回転するときに、前記第1アームを前記第1上壁の後端よりも後方に案内することが好ましい。
ばね組付工程において、トーションばねの第1アームは、第1ばね支持部の案内面と摺動しつつ後方に移動する。この点、上記構成の第1ばね支持部は、第1上壁の後方に、第1上壁よりも上方に延びる第2上壁を有する。このため、第1ばね支持部は、トーションばねの第1アームの後方への移動を第2上壁で制限できる。こうして、第1ばね支持部は、トーションばねの第1アームを、第1上壁及び第2上壁の隙間を介して、下壁に向けて導くことが可能となる。
[態様4]態様3に記載の車両のルーフ構造において、前記第2上壁の上方を向く第2上面は、前方に進むにつれて下方に向かうように傾斜する第2傾斜面を含むことが好ましい。
ばね組付工程において、後方に移動するトーションばねの第1アームが第2上壁に当たる場合を考える。ここで、第2上壁の第2上面は、下壁に向かって傾斜する第2傾斜面を有する。このため、第1ばね支持部は、上記の場合に、トーションばねの第1アームを下壁に向けて導くことができる。
[態様5]態様3又は態様4に記載の車両のルーフ構造において、前記第1上壁の前記案内面は、後方に進むにつれて下方に向かうように傾斜する第1傾斜面を含むことが好ましい。
ばね組付工程において、トーションばねの第1アームは、第1ばね支持部の案内面と摺動しつつ後方に移動する。ここで、案内面は、下壁に向かって傾斜する第1傾斜面を有する。このため、第1ばね支持部は、トーションばねの第1アームを下壁に向けて導くことができる。
[態様6]態様5に記載の車両のルーフ構造において、前記保持部が前記第1アームを保持している状況下において、前記上壁の前記第1傾斜面は、前記デフレクタが前記格納位置に向かって回転するときの前記第1アームの回転軌跡と交差していることが好ましい。
ばね組付工程において、デフレクタを格納位置に向けて回転させると、トーションばねの第1アームが第1傾斜面に接した後に第1傾斜面と摺動する。このため、第1ばね支持部は、より確実に、トーションばねの第1アームを下壁に向けて導くことができる。
[態様7]態様1~態様6の何れかに記載の車両のルーフ構造において、前記保持部は、前記トーションばねを弾性的に圧縮変形させた状態で前記第1アームを保持することが好ましい。
上記構成では、トーションばねの第1アームを第1ばね支持部に支持させるばね組付工程の前に、トーションばねを第2ばね支持部だけに仮組みできる。詳しくは、トーションばねのコイル部と第2アームとを第2ばね支持部に支持させるのに加え、トーションばねを圧縮変形させた状態で第1アームを第2ばね支持部の保持部に保持させることができる。したがって、ばね組付工程において、作業者又は作業装置は、トーションばねを大きく圧縮変形させながら、第1アームを第1ばね支持部に支持させなくてもよくなる。言い換えれば、トーションばねの第1アームを第1ばね支持部に支持させる際の作業性がさらに良くなる。
[態様8]上記課題を解決する車両のルーフ構造の製造方法は、前記第2ばね支持部に前記コイル部と前記第2アームとを支持させ、前記保持部に前記第1アームを保持させるばね仮組工程と、前記ばね仮組工程後に、前記デフレクタを前記格納位置に向けて回転させることにより、前記第1アームを前記案内面と摺動させ、前記第1アームを前記第1ばね支持部に支持させるばね組付工程と、を備える。
車両のルーフ構造の製造方法は、上述した車両のルーフ構造と同等の作用効果を得ることができる。
[態様9]態様8に記載の車両のルーフ構造の製造方法において、前記第1ばね支持部は、前記案内面を含むとともに前後方向に延びる上壁と、前記上壁よりも下方で前記上壁よりも前後方向に長く延びる下壁と、を有し、前記案内面は、前記保持部が前記第1アームを保持した状況下において、前記デフレクタが前記格納位置に向かって回転するときに、前記第1アームを前記上壁の前端よりも前方又は前記上壁の後端よりも後方に案内するものであり、前記ばね組付工程は、前記第1アームを前記案内面と摺動させることにより、当該第1アームを前記第1ばね支持部の前記上壁及び前記下壁の間に配置することが好ましい。
[態様9]態様8に記載の車両のルーフ構造の製造方法において、前記第1ばね支持部は、前記案内面を含むとともに前後方向に延びる上壁と、前記上壁よりも下方で前記上壁よりも前後方向に長く延びる下壁と、を有し、前記案内面は、前記保持部が前記第1アームを保持した状況下において、前記デフレクタが前記格納位置に向かって回転するときに、前記第1アームを前記上壁の前端よりも前方又は前記上壁の後端よりも後方に案内するものであり、前記ばね組付工程は、前記第1アームを前記案内面と摺動させることにより、当該第1アームを前記第1ばね支持部の前記上壁及び前記下壁の間に配置することが好ましい。
車両のルーフ構造の製造方法は、上述した車両のルーフ構造と同等の作用効果を得ることができる。
車両のルーフ構造及びその製造方法は、製造に要する手間を低減できる。
以下、車両のルーフ構造(以下、「ルーフ構造」という。)及びその製造方法の一実施形態について説明する。以降の説明では、ルーフ構造の幅方向、前後方向及び上下方向を端に幅方向、前後方向及び上下方向という。
<本実施形態の構成>
図1に示すように、ルーフ構造10は、フレーム11と、固定パネル12と、可動パネル13と、デフレクタ装置14と、を備える。また、ルーフ構造10は、開口部15を備える。ルーフ構造10は、幅方向に対して対称な構造となっている。以降の説明では、幅方向における右側及び左側に対称な2つの構成がある場合、右側の構成について説明する。
図1に示すように、ルーフ構造10は、フレーム11と、固定パネル12と、可動パネル13と、デフレクタ装置14と、を備える。また、ルーフ構造10は、開口部15を備える。ルーフ構造10は、幅方向に対して対称な構造となっている。以降の説明では、幅方向における右側及び左側に対称な2つの構成がある場合、右側の構成について説明する。
<フレーム11>
図1及び図2に示すように、フレーム11は、幅方向に間隔をあけた状態で前後方向に延びる2つのサイドフレーム20と、2つのサイドフレーム20の前端同士を連結するフロントフレーム30と、を備える。フレーム11は、2つのサイドフレーム20及びフロントフレーム30によって、開口部15を区画している。図示していないが、フレーム11は、2つのサイドフレーム20の後端同士を連結するリアフレームを備えていてもよいし、2つのサイドフレーム20の前後方向における中間部同士を連結するセンターフレームを備えていてもよい。
図1及び図2に示すように、フレーム11は、幅方向に間隔をあけた状態で前後方向に延びる2つのサイドフレーム20と、2つのサイドフレーム20の前端同士を連結するフロントフレーム30と、を備える。フレーム11は、2つのサイドフレーム20及びフロントフレーム30によって、開口部15を区画している。図示していないが、フレーム11は、2つのサイドフレーム20の後端同士を連結するリアフレームを備えていてもよいし、2つのサイドフレーム20の前後方向における中間部同士を連結するセンターフレームを備えていてもよい。
<サイドフレーム20>
図3に示すように、サイドフレーム20は、前後方向に延びるガイドレール21と、デフレクタ装置14の構成部品を支持するデフレクタ支持部22と、を有する。ガイドレール21は、例えば、アルミニウムなどの金属材料によって構成されていればよい。デフレクタ支持部22は、略直方体状をなしている。デフレクタ支持部22は、例えば、樹脂成形品であればよい。デフレクタ支持部22は、幅方向を軸方向とする支持軸23を有する。支持軸23は、円柱状をなしている。図2に示すように、デフレクタ支持部22は、ガイドレール21の前端付近に固定されている。
図3に示すように、サイドフレーム20は、前後方向に延びるガイドレール21と、デフレクタ装置14の構成部品を支持するデフレクタ支持部22と、を有する。ガイドレール21は、例えば、アルミニウムなどの金属材料によって構成されていればよい。デフレクタ支持部22は、略直方体状をなしている。デフレクタ支持部22は、例えば、樹脂成形品であればよい。デフレクタ支持部22は、幅方向を軸方向とする支持軸23を有する。支持軸23は、円柱状をなしている。図2に示すように、デフレクタ支持部22は、ガイドレール21の前端付近に固定されている。
<フロントフレーム30>
図2及び図3に示すように、フロントフレーム30は、ハウジング31と、2つの第1ばね支持部100と、を有する。本実施形態において、フロントフレーム30は、樹脂成形品であればよい。この点で、ハウジング31と2つの第1ばね支持部100とは、一体に成形されることが好ましい。
図2及び図3に示すように、フロントフレーム30は、ハウジング31と、2つの第1ばね支持部100と、を有する。本実施形態において、フロントフレーム30は、樹脂成形品であればよい。この点で、ハウジング31と2つの第1ばね支持部100とは、一体に成形されることが好ましい。
ハウジング31は、幅方向を長手方向としている。上方からの平面視において、ハウジング31の幅方向における両端部は、後方に向かって湾曲している。ハウジング31は、後述する可動パネル13を駆動するための構成部品を保持する。ハウジング31の幅方向における両端部は、2つのガイドレール21の前端部とそれぞれ連結されている。ハウジング31は、収容部31aを有する。収容部31aは、下方に凹む空間である。収容部31aは、上方からの平面視において、幅方向を長手方向とし前後方向を短手方向としている。ハウジング31は、2つの第1ばね支持部100よりも前方に位置している。
2つの第1ばね支持部100は、ハウジング31の幅方向における両側に位置している。図4に示すように、第1ばね支持部100は、ハウジング31から上方に延びる前壁110及び側壁120と、前壁110よりも後方に位置する第1上壁130、第2上壁140及び下壁150と、を有する。また、第1ばね支持部100は、第1上壁130及び第2上壁140の間の溝である連通溝161と、第1上壁130及び第2上壁140と下壁150との間の空間である摺動空間162と、を有する。
前壁110は、前後方向を板厚方向とし、側壁120は、幅方向を板厚方向としている。側壁120は、前壁110、第1上壁130、第2上壁140及び下壁150よりも幅方向における外方に位置している。前壁110は、収容部31aの後部を区画している。つまり、前壁110は、収容部31aの底面から上方に延びている。側壁120と、第1上壁130、第2上壁140及び下壁150と、の間には隙間が存在している。この隙間は、幅方向において、連通溝161と摺動空間162とに接続している。
第1上壁130は、上下方向を板厚方向とする板状をなしている。第1上壁130は、前壁110の上端から後方に延びている。第1上壁130は、上方を向く第1上面131と、後方を向く第1後面132と、を含む。第1上面131及び第1後面132はともに平面状をなしている。第1上壁130は「上壁」に相当し、第1上面131は「案内面」に相当している。
第2上壁140は、上下方向を板厚方向とする板状をなしている。第2上壁140は、第1上壁130と前後方向に間隔をあけた状態で後方に延びている。第2上壁140は、上方を向く第2上面141と、前方を向く第2前面142と、を含む。上下方向において、第2上面141は、第1上面131よりも上方に位置している。この点で、第2上壁140は、第1上壁130よりも上方まで延びているといえる。第2前面142は、第2上面141の前端から下方に延びる第2前面142aと、第2前面142aの下端から前方に進むにつれて下方に向かうように延びる第2前面142bと、第2前面142bの下端から下方に延びる第2前面142cと、を含む。上下方向において、第2前面142bの上端は、第1後面132の上端と略同じ高さに位置し、第2前面142cの下端は、第1後面132の下端と略同じ高さに位置している。この点で、連通溝161は、第1後面132及び第2前面142の間に位置しているといえる。なお、図4では、第1上壁130及び第2上壁140が分離しているように図示されているが、第1上壁130及び第2上壁140は図4に示す断面から幅方向にずれた位置で繋がっている。
下壁150は、第1上壁130及び第2上壁140と同様に、上下方向を板厚方向とする板状をなしている。下壁150は、第1上壁130及び第2上壁140よりも下方において、前壁110から後方に延びている。つまり、下壁150は、第1上壁130及び第2上壁140と上下方向に対向している。下壁150の前後方向における長さは、第1上壁130の前後方向における長さよりも長くなっている。下壁150は、上方を向く摺動面151を有する。摺動面151は、平面状をなしている。摺動面151は、摺動空間162に面している。摺動空間162は、連通溝161に接続している。
<固定パネル12>
図1に示すように、固定パネル12は、開口部15よりも後方の部分を覆うパネルである。固定パネル12は、次に説明する可動パネル13と異なり、変位不能なパネルである。固定パネル12は、ボルト又はリベットなどの締結部品を用いてフレーム11に固定されている。
図1に示すように、固定パネル12は、開口部15よりも後方の部分を覆うパネルである。固定パネル12は、次に説明する可動パネル13と異なり、変位不能なパネルである。固定パネル12は、ボルト又はリベットなどの締結部品を用いてフレーム11に固定されている。
<可動パネル13>
図1に示すように、可動パネル13は、ルーフ構造10の開口部15を開閉するパネルである。可動パネル13は、ルーフ構造10の開口部15に応じた大きさをなしている。可動パネル13は、不図示の駆動部によって、開口部15を全開する全開位置及び開口部15を全閉する全閉位置の間で作動される。こうした駆動部は、例えば、電気モータと、電気モータの出力軸の回転運動を可動パネル13の前後運動に変換する動力伝達機構と、を含んで構成すればよい。
図1に示すように、可動パネル13は、ルーフ構造10の開口部15を開閉するパネルである。可動パネル13は、ルーフ構造10の開口部15に応じた大きさをなしている。可動パネル13は、不図示の駆動部によって、開口部15を全開する全開位置及び開口部15を全閉する全閉位置の間で作動される。こうした駆動部は、例えば、電気モータと、電気モータの出力軸の回転運動を可動パネル13の前後運動に変換する動力伝達機構と、を含んで構成すればよい。
本実施形態において、可動パネル13の開方向は後方であり、可動パネル13の閉方向は前方である。可動パネル13は、全開位置において、固定パネル12の上方に位置していてもよいし、固定パネル12の下方に位置していてもよい。言い換えれば、可動パネル13は、アウタースライド式の可動パネル13であってもよいし、インナースライド式の可動パネル13であってもよい。
<デフレクタ装置14>
図3及び図5に示すように、デフレクタ装置14は、デフレクタ40と、トーションばね50と、を備える。
図3及び図5に示すように、デフレクタ装置14は、デフレクタ40と、トーションばね50と、を備える。
デフレクタ40は、デフレクタ本体41と、2つのデフレクタアーム42と、2つの第2ばね支持部200と、を有する。デフレクタ40は、例えば、樹脂成形品であればよい。デフレクタ40は、一体に成形されていてもよいし、複数の部品を組み合わせることで構成されていてもよい。
デフレクタ本体41は、幅方向を長手方向とする棒状をなしている。デフレクタ本体41の幅方向における長さは、開口部15の幅方向における長さと同等となっている。デフレクタ本体41は、幅方向に対して適度に湾曲していることが好ましい。
2つのデフレクタアーム42は、長尺の板状をなしている。2つのデフレクタアーム42は、デフレクタ本体41の幅方向における両端部から延びている。デフレクタアーム42は、デフレクタ支持部22の支持軸23に係合する支持孔43を有する。デフレクタアーム42の長手方向において、デフレクタ本体41に接続される端部を先端とし、当該端部の反対側の端部を基端としたとき、支持孔43はデフレクタアーム42の基端に位置している。
2つの第2ばね支持部200は、デフレクタ本体41の幅方向における両側に位置している。第2ばね支持部200は、幅方向に間隔をあけて位置する第1側壁210及び第2側壁220と、第1側壁210及び第2側壁220を幅方向に接続する接続壁230と、第2側壁220の後端から第1側壁210に向かって延びる支持壁240と、を有する。また、第2ばね支持部200は、第1側壁210から幅方向に延びる第1支持軸251と、第2側壁220から幅方向に延びる第2支持軸252と、第1側壁210から幅方向に延びる保持部253と、を有する。
第1側壁210及び第2側壁220は、幅方向を板厚方向とする板状をなしている。一方、接続壁230及び支持壁240は、幅方向と直交する方向を板厚方向とする板状をなしている。第1支持軸251及び第2支持軸252の太さは、トーションばね50の大きさに応じた太さとなっている。保持部253は、第1支持軸251と間隔をあけて位置している。保持部253は、円柱状又は半円柱状をなしていてもよいし、多角柱状をなしていてもよい。
トーションばね50は、コイル部51と、コイル部51の第1端から延びる第1アーム52と、コイル部51の第2端から延びる第2アーム53と、を有する。
第1アーム52は、コイル部51の接線方向に延びた後に、コイル部51の軸方向に屈曲している。以降の説明では、第1アーム52の屈曲した部分を第1アーム52の先端という。つまり、第1アーム52の先端とは、第1アーム52の先端面を指すのではなく、第1アーム52において、トーションばね50を弾性変形させるための荷重が作用し得る部分を指す。第2アーム53は、コイル部51の接線方向に延びている。第1アーム52の直径は、第1ばね支持部100の連通溝161の幅及び摺動空間162の高さよりも小さくなっている。第2アーム53の長さは、第1アーム52の長さよりも短くなっている。
第1アーム52は、コイル部51の接線方向に延びた後に、コイル部51の軸方向に屈曲している。以降の説明では、第1アーム52の屈曲した部分を第1アーム52の先端という。つまり、第1アーム52の先端とは、第1アーム52の先端面を指すのではなく、第1アーム52において、トーションばね50を弾性変形させるための荷重が作用し得る部分を指す。第2アーム53は、コイル部51の接線方向に延びている。第1アーム52の直径は、第1ばね支持部100の連通溝161の幅及び摺動空間162の高さよりも小さくなっている。第2アーム53の長さは、第1アーム52の長さよりも短くなっている。
<ルーフ構造10の製造方法>
以下、ルーフ構造10の製造方法について説明する。ルーフ構造10の製造方法を開始するにあたり、ルーフ構造10の構成部品が準備されているものとする。
以下、ルーフ構造10の製造方法について説明する。ルーフ構造10の製造方法を開始するにあたり、ルーフ構造10の構成部品が準備されているものとする。
ルーフ構造10の製造方法は、ばね仮組工程と、デフレクタ組付工程と、ばね組付工程と、を備える。以降の説明では、ルーフ構造10の幅方向における片側の構成について説明する。
図5及び図6に示すように、ばね仮組工程では、デフレクタ40の第2ばね支持部200にトーションばね50が仮組みされる。詳しくは、トーションばね50のコイル部51は、第2ばね支持部200の第1側壁210及び第2側壁220の間に配置される。このとき、トーションばね50のコイル部51の両端部には、第1支持軸251及び第2支持軸252がそれぞれ挿入される。また、トーションばね50の第1アーム52は、保持部253に接し、トーションばね50の第2アーム53は、支持壁240に接する。このように、トーションばね50が仮組みされる状態とは、コイル部51と第2アーム53とが第2ばね支持部200に支持され、第1アーム52が第2ばね支持部200の保持部253に保持される状態を示している。
トーションばね50は、第2ばね支持部200に仮組みされた状態において、弾性的に変形している。詳しくは、荷重がトーションばね50に作用していない状態と比較して、第1アーム52及び第2アーム53は、コイル部51の周方向に対して相対的に接近している。以降の説明では、このようなトーションばね50の弾性変形を「圧縮変形」という。
図7に示すように、デフレクタ組付工程では、フレーム11のデフレクタ支持部22にデフレクタ40が組み付けられる。詳しくは、デフレクタアーム42の長手方向が上下方向をとされた状態で、デフレクタアーム42の基端がデフレクタ支持部22の支持軸23に押し付けられる。すると、デフレクタアーム42の支持孔43に、デフレクタ支持部22の支持軸23が収まる。こうして、デフレクタ40は、支持軸23の軸線回り、すなわち、幅方向に延びる軸線回りに回転可能となる。デフレクタ40を支持軸23の軸線回りに回転させると、トーションばね50の第1アーム52の先端が円弧状をなす回転軌跡を描く。ここで、トーションばね50の第1アーム52の先端の回転軌跡は、第1ばね支持部100の第1上面131と交差する。
図8及び図9に示すように、ばね組付工程では、トーションばね50の第1アーム52が、第2ばね支持部200に保持される状態から、第1ばね支持部100に支持される状態に移行する。ばね組付工程では、最初に、前傾が深くなる方向にデフレクタ40が回転される。すると、第2ばね支持部200に支持されるトーションばね50の第1アーム52の先端が、第1ばね支持部100の第1上壁130の第1上面131に接触する。このとき、第1アーム52の先端は、コイル部51の中心を通る軸線とデフレクタ40の回転軸線とを結ぶ線分よりも下方に位置している。このため、前傾が深くなる方向にデフレクタ40がさらに回転されると、第1アーム52の先端が第1上壁130の第1上面131と摺動しながら後方に移動する。第1アーム52の先端が第1上面131と摺動する場合には、トーションばね50の圧縮変形量が増大する。したがって、第1アーム52が第2ばね支持部200の保持部253から離れる。この点で、第2ばね支持部200の保持部253は、第1アーム52が第1ばね支持部100に接するまで、第1アーム52を保持可能となっている。
前傾が深くなる方向にデフレクタ40がさらに回転すると、トーションばね50の第1アーム52の先端が第1上壁130の後端まで移動する。言い換えれば、第1アーム52の先端と第1上面131とが摺動し終わる。すると、トーションばね50の復元力によって、第1アーム52の先端が連通溝161を通過しつつ下方に変位する。その結果、第1アーム52の先端が下壁150の摺動面151に接することで、第1アーム52の先端が下壁150の摺動面151と摺動可能な状態になる。言い換えれば、第1アーム52の先端が、第1上壁130及び第2上壁140と下壁150の間との摺動空間162に収容される。こうして、トーションばね50の第1アーム52の先端は、トーションばね50を圧縮変形させた状態が維持されつつ、第1ばね支持部100に支持される。
なお、第1アーム52の先端は、トーションばね50の復元力により、下方だけでなく前方にも移動する。このため、図9に示すように、第1アーム52の先端は、下壁150の摺動面151と接するだけでなく、前壁110にも接した状態となる。
図9に示すデフレクタ40の位置は、可動パネル13が開かれたときのデフレクタ40の位置、言い換えれば、可動パネル13に押し下げられないときのデフレクタ40の位置を示している。すなわち、図9に示すデフレクタ40の位置は、「展開位置」である。
本実施形態では、図9に示すように、デフレクタ40が展開位置に配置されている場合、トーションばね50の第1アーム52の先端が第1ばね支持部100の前壁110に接している。一方、トーションばね50の第1アーム52は、第2ばね支持部200の保持部253から離れている。
図9に示すように、トーションばね50の第1アーム52の先端が第1ばね支持部100に支持されると、ばね組付工程が完了する。ばね組付工程が完了した状態で、デフレクタ40の回転を継続させると、デフレクタ40は図10に示す格納位置に配置される。格納位置は、上下方向において、展開位置よりもフレーム11に接近した位置である。デフレクタ40が格納位置に配置されると、デフレクタ本体41がハウジング31に沿うように配置され、2つのデフレクタアーム42が2つのガイドレール21に沿うように配置される。また、デフレクタ本体41は、ハウジング31の収容部31aに収容される。
<本実施形態の作用>
可動パネル13が全閉位置から開作動される場合について説明する。可動パネル13が全閉位置に位置する場合には、可動パネル13は、デフレクタ40をフレーム11に向けて押し下げている。このため、図10に示すように、デフレクタ40は、格納位置に配置されている。車両のユーザから可動パネル13の開作動要求がある場合、可動パネル13は全開位置に向かって開作動される。可動パネル13が開作動すると、可動パネル13がデフレクタ40から離れることにより、可動パネル13をフレーム11に向けて押し下げる力が解消される。その結果、デフレクタ40は、トーションばね50の復元力に基づき、図10に示す格納位置から図9に示す展開位置まで回転する。こうして、デフレクタ40は、車両が走行するときに、開口部15の前端付近における気流を調整することが可能となる。つまり、デフレクタ40は、ユーザが不快に感じる低周波の騒音を抑制することが可能となる。
可動パネル13が全閉位置から開作動される場合について説明する。可動パネル13が全閉位置に位置する場合には、可動パネル13は、デフレクタ40をフレーム11に向けて押し下げている。このため、図10に示すように、デフレクタ40は、格納位置に配置されている。車両のユーザから可動パネル13の開作動要求がある場合、可動パネル13は全開位置に向かって開作動される。可動パネル13が開作動すると、可動パネル13がデフレクタ40から離れることにより、可動パネル13をフレーム11に向けて押し下げる力が解消される。その結果、デフレクタ40は、トーションばね50の復元力に基づき、図10に示す格納位置から図9に示す展開位置まで回転する。こうして、デフレクタ40は、車両が走行するときに、開口部15の前端付近における気流を調整することが可能となる。つまり、デフレクタ40は、ユーザが不快に感じる低周波の騒音を抑制することが可能となる。
可動パネル13が全開位置から閉作動される場合について説明する。可動パネル13が全開位置に位置する場合には、デフレクタ40はトーションばね50の復元力に基づき、図9に示す展開位置に配置されている。車両のユーザから可動パネル13の閉作動要求がある場合、可動パネル13は閉方向に作動する。可動パネル13が全閉位置の近傍まで到達すると、可動パネル13はデフレクタ40をフレーム11に向けて押し下げ始める。その結果、デフレクタ40は、トーションばね50を圧縮変形させつつ、図9に示す展開位置から図10に示す格納位置に向かって回転する。可動パネル13が全閉位置に到達すると、デフレクタ40が格納位置に配置される。
デフレクタ40が図9に示す展開位置に位置する場合にもデフレクタ40が図10に示す格納位置に位置する場合にも、トーションばね50の第1アーム52は、第2ばね支持部200の保持部253から離れている。このため、第2ばね支持部200の保持部253は、格納位置及び展開位置の間におけるデフレクタ40の動作に影響を与えることはない。
また、図9及び図10に示すように、デフレクタ40が格納位置及び展開位置の間で回転する場合には、前後方向において、第1ばね支持部100の位置が変化しない一方で、第2ばね支持部200の位置が変化する。このため、デフレクタ40が格納位置及び展開位置の間で回転する場合には、第1ばね支持部100の摺動面151に沿って、トーションばね50の第1アーム52の先端が前後方向に移動する。このように、第1ばね支持部100は、前後方向に移動可能にトーションばね50の第1アーム52の先端を支持している。
<本実施形態の効果>
(1)ばね組付工程の前に、トーションばね50を第2ばね支持部200だけに仮組みできる。詳しくは、トーションばね50のコイル部51と第2アーム53とを第2ばね支持部200に支持させるのに加え、トーションばね50を圧縮変形させた状態で第1アーム52を第2ばね支持部200の保持部253に保持させることができる。したがって、作業者又は作業装置は、ばね組付工程において、トーションばね50を圧縮変形させながら、トーションばね50の第1アーム52の先端を第1ばね支持部100に支持させなくてもよくなる。言い換えれば、ばね組付工程において、トーションばね50の第1アーム52を第1ばね支持部100に支持させる際の作業性が良くなる。したがって、ルーフ構造10は、製造に要する手間を低減できる。
(1)ばね組付工程の前に、トーションばね50を第2ばね支持部200だけに仮組みできる。詳しくは、トーションばね50のコイル部51と第2アーム53とを第2ばね支持部200に支持させるのに加え、トーションばね50を圧縮変形させた状態で第1アーム52を第2ばね支持部200の保持部253に保持させることができる。したがって、作業者又は作業装置は、ばね組付工程において、トーションばね50を圧縮変形させながら、トーションばね50の第1アーム52の先端を第1ばね支持部100に支持させなくてもよくなる。言い換えれば、ばね組付工程において、トーションばね50の第1アーム52を第1ばね支持部100に支持させる際の作業性が良くなる。したがって、ルーフ構造10は、製造に要する手間を低減できる。
(2)ばね組付工程において、保持部253にトーションばね50の第1アーム52を保持させたまま、デフレクタ40を格納位置に向けて回転させることにより、トーションばね50の第1アーム52を第1ばね支持部100に支持させることができる。詳しくは、第1アーム52の先端が第1ばね支持部100の第1上面131と摺動することにより、第1アーム52が保持部253から離れるとともに、第1アーム52の先端が第1ばね支持部100の摺動空間162に導かれる。したがって、ルーフ構造10の製造に要する手間がより低減される。また、第1ばね支持部100は、トーションばね50の第1アーム52の先端をより強固に支持できる。
(3)ばね組付工程において、トーションばね50の第1アーム52の先端は、第1ばね支持部100の第1上面131と摺動しつつ後方に移動する。この点、第1ばね支持部100は、第1上壁130の後方に、第1上壁130よりも上方に延びる第2上壁140を有する。このため、第1ばね支持部100は、トーションばね50の第1アーム52の先端の後方への移動を第2上壁140で制限できる。こうして、第1ばね支持部100は、トーションばね50の第1アーム52の先端を、連通溝161を介して、下壁150に向けて導くことが可能となる。
さらに、第2上壁140は、前方に進むにつれて下方に向かうように傾斜する第2前面142bを有する。このため、第1ばね支持部100は、トーションばね50の第1アーム52の先端を、下壁150に向けてより導きやすくなっている。
(4)デフレクタ40が展開位置に配置されている状況下において、デフレクタ40をさらに展開方向に回転させようとする外力が作用する場合には、トーションばね50の第1アーム52が第2ばね支持部200の保持部253に接触する。つまり、第2ばね支持部200の保持部253は、デフレクタ40が展開位置からさらに展開方向に回転させようとする外力が作用する場合に、デフレクタ40が当該方向に回転することを抑制できる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第1ばね支持部100の構成は適宜に変更可能である。以下、図11~図13を参照して、変更例に係るルーフ構造10X,10Y,10Zについて説明する。変更例において、上記実施形態と同一の構成について同一の符号を付して説明を省略する。
・図11に示すように、ルーフ構造10Xにおいて、第1ばね支持部100Xは、前壁110と、第1上壁130と、第2上壁140Xと、下壁150と、を有する。第2上壁140Xは、上方を向く第2上面143と、前方を向く第2前面144と、を含む。上下方向において、第2上面143は、第1上面131と同じ高さに位置している。第2上面143は、後方に進むにつれて上方に向かうように延びる第2上面143aと、第2上面143aの後端から後方に延びる第2上面143bと、を含む。言い換えれば、第2上壁140Xの前端部は、面取りされている。第2上面143aは、「第2傾斜面」に相当している。
ばね組付工程において、後方に移動するトーションばね50の第1アーム52の先端が第2上壁140Xに当たる場合を考える。ここで、第2上壁140Xの第2上面143は、下壁150に向かって傾斜する第2上面143aを有する。このため、第1ばね支持部100Xは、上記の場合に、トーションばね50の第1アーム52の先端を下壁150に向けて導くことができる。
・図12に示すように、ルーフ構造10Yにおいて、第1ばね支持部100Yは、前壁110と、第1上壁130Yと、第2上壁140Xと、下壁150と、を有する。第1上壁130Yは、上方を向く第1上面133と、後方を向く第1後面132と、を含む。第1上面133は、後方に延びる第1上面133aと、第1上面133aの後端から後方に進むにつれて下方に向かうように延びる第1上面133bと、を含む。言い換えれば、第1上壁130の後端部は、面取りされている。第1上面133bは、「第1傾斜面」に相当している。
ばね組付工程において、トーションばね50の第1アーム52の先端は、第1ばね支持部100Yの第1上面133と摺動しつつ後方に移動する。ここで、第1上面133は、下壁150に向かって傾斜する第1上面133bを有する。このため、第1ばね支持部100Yは、トーションばね50の第1アーム52の先端を下壁150に向けて導くことができる。
・図13に示すように、ルーフ構造10Zにおいて、ハウジング31の第1ばね支持部100Zは、前壁110と、第1上壁130Zと、第2上壁140Xと、下壁150と、を有する。第1上壁130Zは、上方を向く第1上面134と、後方を向く第1後面132と、を含む。第1上面134は、後方に進むにつれて下方に向かうように延びている。第2ばね支持部200の保持部253がトーションばね50の第1アーム52を保持している状況下において、第1上壁130の第1上面134は、デフレクタ40が回転するときの第1アーム52の先端の軌跡と交差している。第1上面134は「案内面」かつ「第1傾斜面」に相当している。
ばね組付工程において、デフレクタ40を格納位置に向けて回転させると、トーションばね50の第1アーム52の先端が第1上面134に接する。続いて、デフレクタ40を格納位置に向けてさらに回転させると、トーションばね50の第1アーム52の先端が第1上面134と摺動しつつ、連通溝161に向かう。このため、第1ばね支持部100Zは、より確実に、トーションばね50の第1アーム52の先端を下壁150に向けて導くことができる。
・トーションばね50は、ダブルトーションばねであってもよい。
・第1ばね支持部100の形状は適宜に変更可能である。例えば、ばね組付工程において、第1ばね支持部100は、第2ばね支持部200の保持部253に保持されるトーションばね50の弾性変形を維持させたまま、トーションばね50の第1アーム52の先端を支持できる構成であればよい。
・第1ばね支持部100の形状は適宜に変更可能である。例えば、ばね組付工程において、第1ばね支持部100は、第2ばね支持部200の保持部253に保持されるトーションばね50の弾性変形を維持させたまま、トーションばね50の第1アーム52の先端を支持できる構成であればよい。
・第1ばね支持部100は、第2上壁140を備えなくてもよい。
・上記実施形態では、トーションばね50の第1アーム52が第1ばね支持部100の前壁110に接することで、デフレクタ40の展開位置を規定していたが、他の方法で規定してもよい。例えば、トーションばね50の第1アーム52を、第2ばね支持部200の保持部253に接触させることで、デフレクタ40の展開位置を規定してもよい。つまり、ばね組付工程後において、第2ばね支持部200の保持部253がトーションばね50の第1アーム52と接触するようにしてもよい。
・上記実施形態では、トーションばね50の第1アーム52が第1ばね支持部100の前壁110に接することで、デフレクタ40の展開位置を規定していたが、他の方法で規定してもよい。例えば、トーションばね50の第1アーム52を、第2ばね支持部200の保持部253に接触させることで、デフレクタ40の展開位置を規定してもよい。つまり、ばね組付工程後において、第2ばね支持部200の保持部253がトーションばね50の第1アーム52と接触するようにしてもよい。
・上記実施形態のばね組付工程において、トーションばね50の第1アーム52の先端は、第1ばね支持部100の第1上壁130の第1上面131に接触する。つまり、第1アーム52の先端の回転軌跡と第1上面131とは交差している。変更例において、第1アーム52の先端の回転軌跡は、第1上壁130及び第2上壁140の間の連通溝161を通過するとともに、下壁150の摺動面151と交差してもよい。この場合、バネ組付け工程において、第1アーム52の先端は、第1上壁130及び第2上壁140に接することなく、下壁150に接する。つまり、下壁150は、摺動面151に加え、「案内面」に相当する面を有するといえる。また、この場合には、摺動面151と案内面とは一部を共有していてもよい。
・第2ばね支持部200の保持部253は、トーションばね50が弾性変形しないように、第1アーム52を保持してもよい。この場合、第2ばね支持部200に対してトーションばね50が不用意に動くことのないように、保持部253と第1アーム52との隙間は小さく設定されることが好ましい。
・第1ばね支持部100及び第2ばね支持部200の数は適宜に変更可能である。例えば、フロントフレーム30は、幅方向における中央部に1つの第1ばね支持部100を備えてもよい。この場合、デフレクタ40は、幅方向における中央部に1つの第2ばね支持部200を備えてもよい。
・第1ばね支持部100及び第2ばね支持部200の構造は適宜に変更可能である。例えば、図7に示すように、上記実施形態のトーションばね50において、第1アーム52の先端はコイル部51よりもデフレクタ40の回転中心の近くに位置している。言い換えれば、保持部253に保持される第1アーム52は、コイル部51に対して、デフレクタ40の格納方向に進むにつれてデフレクタ40の基端部に向かうように延びている。これに対し、変更例のトーションばね50において、コイル部51は第1アーム52の先端よりもデフレクタ40の回転中心の近くに位置していてもよい。言い換えれば、保持部253に保持される第1アーム52は、コイル部51に対して、デフレクタ40の格納方向に進むにつれてデフレクタ40の先端部に向かうように延びていてもよい。また、第1ばね支持部100は前壁110を備えなくてもよく、第1ばね支持部100において、下壁150は第1上壁130よりも前方に延びていてもよい。
このような場合、ばね組付工程において、デフレクタ40が回転するとき、保持部253に保持される第1アーム52の先端が第1上壁130の第1上面131と摺動しながら前方に移動する。そして、トーションばね50の第1アーム52の先端が第1上壁130の前端まで移動すると、トーションばね50の復元力によって、第1アーム52の先端が下方に変位する。その結果、第1アーム52の先端が下壁150の摺動面151に接することで、第1アーム52の先端が下壁150の摺動面151と摺動可能な状態になる。つまり、トーションばね50の第1アーム52の先端は、第1ばね支持部100に支持される。
・第1ばね支持部100は、フレーム11を構成するサイドフレーム20に設けてもよい。この場合、第2ばね支持部200は、デフレクタアーム42に設けてもよい。
・デフレクタ40において、第2ばね支持部200は保持部253を有しなくてもよい。この場合、デフレクタ40は、第2ばね支持部200とは異なる部分に保持部253を備えることが好ましい。また、この場合には、保持部253の位置に応じて、トーションばね50の形状を変更することが好ましい。
・デフレクタ40において、第2ばね支持部200は保持部253を有しなくてもよい。この場合、デフレクタ40は、第2ばね支持部200とは異なる部分に保持部253を備えることが好ましい。また、この場合には、保持部253の位置に応じて、トーションばね50の形状を変更することが好ましい。
10,10X~10Z…ルーフ構造、11…フレーム、13…可動パネル、14…デフレクタ装置、15…開口部、40…デフレクタ、50…トーションばね、51…コイル部、52…第1アーム、53…第2アーム、100,100X~100Z…第1ばね支持部、130,130Y,130Z…第1上壁(上壁)、131…第1上面(案内面)、133(133a,133b)…第1上面、134…第1上面、140,140X…第2上壁、141…第2上面、143(143a,143b)…第2上面、150…下壁、151…摺動面、200…第2ばね支持部、253…保持部
Claims (9)
- 可動パネルによって開閉される開口部を区画するフレームと、
幅方向に延びる軸線回りに回転可能に支持され、格納位置及び前記格納位置よりも前記開口部に対して上方に変位した展開位置の間を回転するデフレクタと、コイル部と前記コイル部の第1端から延びる第1アームと前記コイル部の第2端から延びる第2アームとを含み、前記デフレクタが前記展開位置から前記格納位置に向かって変位するのに伴い弾性的に圧縮変形するトーションばねと、を有するデフレクタ装置と、を備え、
前記フレームは、前記トーションばねの前記第1アームを前後方向に移動可能に支持する第1ばね支持部を有し、
前記デフレクタは、前記トーションばねの前記コイル部と前記第2アームとを支持する第2ばね支持部と、前記第1アームを保持可能な保持部と、を有し、
前記第1ばね支持部は、前記第1アームと摺動可能な案内面を含み、
前記保持部が前記第1アームを保持した状況下において、前記デフレクタが前記格納位置に向かって回転するときに、前記第1アームは、前記案内面と摺動することにより、前記第1ばね支持部に支持される状態に移行する
車両のルーフ構造。 - 前記第1ばね支持部は、前記案内面を含むとともに前後方向に延びる上壁と、前記上壁よりも下方で前記上壁よりも前後方向に長く延びる下壁と、を有し、前記上壁及び前記下壁の間で前記第1アームを支持するものであり、
前記案内面は、前記保持部が前記第1アームを保持した状況下において、前記デフレクタが前記格納位置に向かって回転するときに、前記第1アームを前記上壁の前端よりも前方又は前記上壁の後端よりも後方に案内する
請求項1に記載の車両のルーフ構造。 - 前記上壁を第1上壁としたとき、
前記第1ばね支持部は、前記第1上壁の後端との間に間隔をあけた状態で後方に延びる第2上壁を有し、
前記第2上壁は、前記第1上壁よりも上方に延び、
前記案内面は、前記保持部が前記第1アームを保持した状況下において、前記デフレクタが前記格納位置に向かって回転するときに、前記第1アームを前記第1上壁の後端よりも後方に案内する
請求項2に記載の車両のルーフ構造。 - 前記第2上壁の上方を向く第2上面は、前方に進むにつれて下方に向かうように傾斜する第2傾斜面を含む
請求項3に記載の車両のルーフ構造。 - 前記第1上壁の前記案内面は、後方に進むにつれて下方に向かうように傾斜する第1傾斜面を含む
請求項3又は請求項4に記載の車両のルーフ構造。 - 前記保持部が前記第1アームを保持している状況下において、前記上壁の前記第1傾斜面は、前記デフレクタが前記格納位置に向かって回転するときの前記第1アームの回転軌跡と交差している
請求項5に記載の車両のルーフ構造。 - 前記保持部は、前記トーションばねを弾性的に圧縮変形させた状態で前記第1アームを保持する
請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の車両のルーフ構造。 - 請求項1に記載の車両のルーフ構造の製造方法であって、
前記第2ばね支持部に前記コイル部と前記第2アームとを支持させ、前記保持部に前記第1アームを保持させるばね仮組工程と、
前記ばね仮組工程後に、前記デフレクタを前記格納位置に向けて回転させることにより、前記第1アームを前記案内面と摺動させ、前記第1アームを前記第1ばね支持部に支持させるばね組付工程と、を備える
車両のルーフ構造の製造方法。 - 前記第1ばね支持部は、前記案内面を含むとともに前後方向に延びる上壁と、前記上壁よりも下方で前記上壁よりも前後方向に長く延びる下壁と、を有し、
前記案内面は、前記保持部が前記第1アームを保持した状況下において、前記デフレクタが前記格納位置に向かって回転するときに、前記第1アームを前記上壁の前端よりも前方又は前記上壁の後端よりも後方に案内するものであり、
前記ばね組付工程は、前記第1アームを前記案内面と摺動させることにより、当該第1アームを前記第1ばね支持部の前記上壁及び前記下壁の間に配置する
請求項8に記載の車両のルーフ構造の製造方法。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| US18/453,130 US20240066965A1 (en) | 2022-08-25 | 2023-08-21 | Vehicle roof structure and method for manufacturing vehicle roof structure |
| CN202311071081.XA CN117621786A (zh) | 2022-08-25 | 2023-08-24 | 车辆的车顶结构和车辆的车顶结构的制造方法 |
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|---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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| JP2023104345A Pending JP2024031817A (ja) | 2022-08-25 | 2023-06-26 | 車両のルーフ構造及び車両のルーフ構造の製造方法 |
Country Status (1)
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|---|---|
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-
2023
- 2023-06-26 JP JP2023104345A patent/JP2024031817A/ja active Pending
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