JP2024123742A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の製造コストを抑制する。
【解決手段】実施形態の半導体装置の製造方法は、互いに異なる第1回路層及び第2回路層がそれぞれ形成された第1基板及び第2基板を貼り合わせる。実施形態の半導体装置の製造方法は、第1基板上に第1基板よりも屈折率の低い第1層を形成することと、第1層上に第1層よりも屈折率の低い第2層を形成することと、第2層上に第1回路層を形成することと、第1回路層を形成した後に、第1基板のおもて面と第2基板のおもて面とを貼り合わせることと、第1基板と第2基板とを貼り合わせた後に、第1基板の裏面にレーザー光を照射することと、第1基板の裏面にレーザー光を照射した後に、第2基板側に第1回路層が残るように第1基板を剥離することと、を含む。
【選択図】図5

Description

実施形態は、半導体装置の製造方法に関する。
半導体回路基板を3次元に積層する3次元積層技術が知られている。
特開2021-106197号公報
半導体装置の製造コストを抑制する。
実施形態の半導体装置の製造方法は、互いに異なる第1回路層及び第2回路層がそれぞれ形成された第1基板及び第2基板を貼り合わせる。実施形態の半導体装置の製造方法は、第1基板上に第1基板よりも屈折率の低い第1層を形成することと、第1層上に第1層よりも屈折率の低い第2層を形成することと、第2層上に第1回路層を形成することと、第1回路層を形成した後に、第1基板のおもて面と第2基板のおもて面とを貼り合わせることと、第1基板と第2基板とを貼り合わせた後に、第1基板の裏面にレーザー光を照射することと、第1基板の裏面にレーザー光を照射した後に、第2基板側に第1回路層が残るように第1基板を剥離することと、を含む。
半導体基板の再利用プロセスの概要を示す模式図。 貼り合わせ構造を有する半導体装置の構成の一例を示す概略図。 第1実施形態に係る半導体装置の外観の一例を示す斜視図。 第1実施形態に係る半導体装置の断面構造の一例を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示すフローチャート。 第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面構造の一例を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体装置の光吸収率のシミュレーションで使用される構造を示す模式図。 第1実施形態に係る半導体装置におけるレーザー光に対する剥離層の光吸収率の変動幅及び平均値と、酸化膜の厚さと、反射防止膜の厚さとの関係性の一例を示すグラフ。 比較例に係る半導体装置における光吸収率のシミュレーションで使用される構造と、入射するレーザー光及び発生する反射光とを示す模式図。 第1実施形態に係る半導体装置における光吸収率のシミュレーションで使用される構造と、入射するレーザー光及び発生する反射光とを示す模式図 第1実施形態及び比較例のそれぞれにおけるレーザー光に対する剥離層の光吸収率の変動に関する光学シミュレーションの結果を示すグラフ。 第2実施形態に係る半導体装置の製造に使用される第1ウエハに形成された剥離層の平面レイアウトの一例を示す平面図。 第2実施形態に係る半導体装置の製造に使用される第1ウエハに形成された剥離層の平面レイアウトの一例を示す平面図。 第2実施形態に係る半導体装置の製造に使用される第1ウエハの断面構造の一例を示す断面図。 第2実施形態に係る半導体装置の製造に使用される部材の特性の一例を示すテーブル。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示すフローチャート。 第2実施形態に係る半導体装置の光吸収率のシミュレーションで使用される構造を示す模式図。 第2実施形態及び比較例のそれぞれにおけるレーザー光に対する剥離層の光吸収率の変動に関する光学シミュレーションの結果を示すグラフ。 第2実施形態の剥離工程における剥離層の光吸収率分布の一例を示す模式図。 第3実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示すフローチャート。 第3実施形態に係る半導体装置の光吸収率のシミュレーションで使用される構造を示す模式図。 第3実施形態及び比較例のそれぞれにおけるレーザー光に対する剥離層の光吸収率の変動に関する光学シミュレーションの結果を示すグラフ。 第4実施形態に係る半導体装置の全体構成の一例を示すブロック図。 第4実施形態に係る半導体装置が備えるメモリセルアレイの回路構成の一例を示す回路図。 第4実施形態に係る半導体装置が備えるメモリセルアレイの平面レイアウトの一例を示す平面図。 第4実施形態に係る半導体装置のメモリ領域の平面レイアウトの一例を示す平面図。 第4実施形態に係る半導体装置の製造に使用される第1ウエハの断面構造の一例を示す、図26のXXVII-XXVII線に沿った断面図。 第4実施形態に係る半導体装置におけるメモリピラーの断面構造の一例を示す、図27のXXVIII-XXVIII線に沿った断面図。 第4実施形態に係る半導体装置の断面構造の一例を示す断面図。
以下に、各実施形態について図面を参照して説明する。各実施形態は、発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示している。図面は、模式的又は概念的なものである。各図面の寸法や比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。構成の図示は、適宜省略されている。平面図に付加されたハッチングは、構成要素の素材や特性とは必ずしも関連していない。本明細書において、略同一の機能及び構成を有する構成要素には、同一の符号が付加されている。参照符号に付加された数字や文字などは、同じ参照符号により参照され、且つ類似した要素同士を区別するために使用される。
<0>半導体基板の再利用プロセスの概要
まず、ウエハの再利用プロセスの概要について説明する。図1は、ウエハの再利用プロセスの概要を示す模式図である。図1に示すように、本明細書における半導体装置は、それぞれに半導体回路が形成された2枚の半導体回路基板を貼り合わせ、貼り合わされた半導体回路基板をチップ毎に分離することにより形成される。以下では、半導体回路基板のことを“ウエハ”と呼ぶ。2枚のウエハを貼り合わせる処理のことを、“貼合処理”と呼ぶ。“ウエハのおもて面”は、半導体回路が形成される側の面である。“ウエハの裏面”は、ウエハのおもて面の反対側の面である。貼合処理の際に上側に配置されるウエハのことを、“第1ウエハW1”と呼ぶ。貼合処理の際に下側に配置されるウエハのことを、“第2ウエハW2”と呼ぶ。
半導体装置の製造工程では、まず、第1ウエハW1と、第2ウエハW2との組み合わせが用意される(“ウエハ割当”)。本例において、第1ウエハW1及び第2ウエハW2のそれぞれは、シリコン基板である。第1ウエハW1は、第1半導体回路の形成に使用される。第2ウエハW2は、第1半導体回路と異なる第2半導体回路の形成に使用される。半導体装置は、第1半導体回路と第2半導体回路との組み合わせを用いて機能するように構成される。第1半導体回路と第2半導体回路とのそれぞれの設計は、半導体装置の機能に応じて適宜変更され得る。
次に、第1ウエハW1と第2ウエハW2とのそれぞれの前工程により、第1ウエハW1に第1半導体回路が形成され、第2ウエハW2に第2半導体回路が形成される。また、第1半導体回路の形成前に、ウエハの再利用プロセスを実現するための層が形成される。具体的には、第1ウエハW1上に、剥離層100、回路層200、及び貼合層B1が順に形成される。剥離層100は、第1ウエハW1上に形成された回路と第1ウエハW1とを分離する起点として使用される層である。剥離層100は、後述される剥離処理において使用されるレーザー光を吸収する特性を有する材料(例えば、シリコン酸化膜)を含む。回路層200は、第1の半導体回路を含む層である。貼合層B1は、第2ウエハW2に形成された第1半導体回路との接続に使用される貼合パッドを含む層である。第2ウエハW2上には、回路層300、及び貼合層B2が順に形成される。回路層300は、第2半導体回路を含む層である。貼合層B2は、貼合層B1に形成された貼合パッドとの接続に使用される貼合パッドを含む層である。
次に、第1ウエハW1と第2ウエハW2との貼合処理が実行される。具体的には、貼合装置が、第1ウエハW1のおもて面と第2ウエハW2のおもて面とを向かい合わせて配置する。そして、貼合装置が、第1ウエハW1のおもて面に形成されたパターンと、第2ウエハW2のおもて面に形成されたパターンとの重ね合わせ位置を調整し、第1ウエハW1と第2ウエハW2のおもて面同士を貼り合わせる。これにより、第1ウエハW1の貼合層B1と、第2ウエハW2の貼合層B2とが貼り合わされ、第1ウエハW1に設けられた第1半導体回路と、第2ウエハW2に設けられた第2半導体回路とが電気的に接続される。
次に、第1ウエハW1の剥離処理が実行される。本明細書における剥離処理では、レーザー光を利用した剥離方法が使用される。具体的には、まず第1ウエハW1の裏面にレーザー光が照射される。それから、貼り合わされた第1ウエハW1と第2ウエハW2との間の周縁部からクラックを発生させる。すると、第1ウエハW1が剥離層100を起点にして剥離される。これにより、第2ウエハW2上に、回路層300、貼合層B2、貼合層B1、及び回路層200が順に積層された構造が残る。剥離された第1ウエハW1は、残膜を除去するなどの表面処理が実行された後に、再利用される(“ウエハ再利用”)。
その後、第2ウエハW2に対して配線工程が実行される。配線工程は、例えば、第1半導体回路及び/又は第2半導体回路と外部の装置との接続に使用されるパッドを形成する工程や、半導体装置に電源を供給するためのパッドを形成する工程などを含む。配線工程が完了した後に、第2ウエハW2は、ダイシング処理によってチップ単位に分離される。これにより、貼り合わせ構造を有する半導体装置が形成される。なお、本明細書では、2枚のウエハを利用して半導体装置が形成される場合について例示するが、これに限定されない。半導体装置の形成に使用されるウエハは、3枚以上であってもよい。すなわち、半導体装置は、述べ3枚以上のウエハを利用した貼り合わせ構造を有していてもよい。
図2は、貼り合わせ構造を有する半導体装置の構成の一例を示す概略図である。図2は、第1ウエハW1の剥離処理において第1ウエハW1の裏面にレーザー光LBが照射される様子を合わせて示している。図2に示すように、貼合層B1及びB2のそれぞれは、複数の貼合パッドBPを含む。貼合層B1の各貼合パッドBPは、第1半導体回路(図示せず)に接続される。貼合層B2の各貼合パッドBPは、第2半導体回路(図示せず)に接続される。また、貼合層B1の複数の貼合パッドBPは、貼合層B2の複数の貼合パッドBPとそれぞれ対向配置される。対向配置された貼合パッドBPの組は、貼合処理によって貼り合わされ、電気的に接続される。
第1ウエハW1の剥離処理において、レーザー光LBは、第1ウエハW1の裏面に所定の間隔で照射される。レーザー光LBとしては、例えば、波長9.3umのCOレーザーが使用される。COレーザーは、シリコン基板を透過し、且つシリコン酸化膜に吸収される特性を有する。言い換えると、レーザー光LBに対する第1ウエハW1の透過率は、レーザー光LBに対するシリコン酸化膜の透過率よりも高い。なお、剥離層100に入射するレーザー光LBは、第1ウエハW1と剥離層100との界面における反射光の干渉の影響を受ける。このため、レーザー光LBに対する剥離層100の光吸収率は、第1ウエハW1の厚さに応じて変化する。
第1ウエハW1の裏面に照射されたレーザー光LBが、第1ウエハW1を透過して剥離層100に含まれたシリコン酸化膜に照射されると、シリコン酸化膜が、レーザー光LBを吸収することにより発熱する。すると、剥離層100に発生した熱は、第1ウエハW1と剥離層100との界面の近傍に伝搬する。その結果、第1ウエハW1のうち剥離層100との界面の近傍の部分が、伝搬した熱に応じて塑性変形する。塑性変形した第1ウエハW1と剥離層100との界面は、レーザーを照射する前よりも剥離し易い状態となる。これにより、剥離処理では、第1ウエハW1と剥離層100との間を剥離面として、第1ウエハW1と剥離層100との間が剥離され得る。
<1>第1実施形態
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法は、第1ウエハW1の裏面に照射されたレーザー光LBに対する剥離層100の光吸収率のばらつきを、剥離層100に反射防止層を挿入することによって抑制する。以下に、第1実施形態の詳細について説明する。
<1-1>構成
まず、第1実施形態に係る半導体装置1の構成について説明する。以下で参照される図面では、3次元の直交座標系が使用される。X方向及びY方向は、互いに交差する方向であり、ウエハのおもて面と平行な方向である。Z方向は、X方向及びY方向のそれぞれに対して交差する方向であり、ウエハ(基板)のおもて面に対する鉛直方向に対応する。本明細書における“上下”は、Z方向に沿った方向に基づいて定義される。また、本明細書では、基準とされる基板のおもて面側から離れる方向を正方向(上方)とする。
(半導体装置1の外観)
図3は、第1実施形態に係る半導体装置1の外観の一例を示す斜視図である。図3に示すように、半導体装置1は、例えば、下方から順に、第2ウエハW2、回路層300、貼合層B2、貼合層B1、回路層200、剥離層100、及び配線層400が積層された構造を有する。貼合層B1及びB2の境界部分が、第1ウエハW1と第2ウエハW2との貼合面に対応する。配線層400は、例えば、半導体装置1の表面で露出している複数のパッドPDを含む。複数のパッドPDは、半導体装置1と外部の装置との接続に使用される。このように、第1実施形態に係る半導体装置1は、最終的な構成として剥離層100と第1ウエハW1とを有しない。
(第1ウエハW1の構造)
図4は、第1実施形態に係る半導体装置1の貼り合わせ前の第1ウエハW1の断面構造の一例を示す断面図である。図4は、第2ウエハW2と貼り合わされる前の第1ウエハW1に形成された剥離層100、回路層200、及び貼合層B1の構造の一例を示し、第1ウエハW1を基準とした座標軸を表示している。図4に示すように、剥離層100は、反射防止層110、及び光吸収層120を含む。
剥離層100において、反射防止層110は、第1ウエハW1上に設けられる。光吸収層120は、反射防止層110上に設けられる。光吸収層120上には、回路層200が設けられる。反射防止層110の屈折率は、第1ウエハW1の屈折率と光吸収層120の屈折率との間の値である。言い換えると、第1実施形態では、第1ウエハW1と光吸収層120(剥離層100)との界面に、第1ウエハW1と光吸収層120との間の屈折率を有する反射防止層110が挿入されている。反射防止層110は、第1ウエハW1と光吸収層120との界面からの反射光強度を低減するように構成される。
光吸収層120としては、例えば、シリコン酸化膜が使用される。なお、光吸収層120は、レーザー光LBに対する第1ウエハW1の透過率が、レーザー光LBに対する光吸収層120の透過率よりも高くなるように構成されていればよい。反射防止層110は、光吸収層120と同じ部材(媒質)と、その他の部材(媒質)とがパターン化して混合された層であってもよい。すなわち、反射防止層110は、第1ウエハW1の屈折率と光吸収層120の屈折率との間の屈折率を有する均質媒質により構成されていてもよい。反射防止層110と光吸収層120とのそれぞれは、“層間膜”と呼ばれてもよい。
<1-2>製造方法
図5は、第1実施形態に係る半導体装置1の製造方法の一例を示すフローチャートである。図6は、第1実施形態に係る半導体装置1の製造途中の断面構造の一例を示す断面図であり、剥離層100の近傍の領域を抽出して示し、図示が省略された第2ウエハW2を基準とした座標軸を表示している。以下に、第1実施形態に係る半導体装置1の製造方法について、図5を適宜参照して説明する。
まず、第2ウエハW2上に、回路層300と貼合層B2とが形成される(S10)。S10の処理は、第2ウエハW2の前工程に対応する。また、第1ウエハW1上に、反射防止層110が形成される(S11)。次に、反射防止層110上に、光吸収層120が形成される(S12)。次に、光吸収層120の上方に、回路層200と貼合層B1とが形成される(S13)。S11~S13の処理は、第1ウエハW1の前工程に対応する。S10の処理と、S11~S13の処理とは、並列に実行されてもよいし、これらの処理順番が入れ替えられてもよい。
次に、第1ウエハW1と第2ウエハW2との貼合処理が実行される(S14)。S14の処理により、第1ウエハW1に形成された貼合層B1と、第2ウエハW2に形成された貼合層B2とが貼り合わされ、回路層200に含まれた第1半導体回路と、回路層300に含まれた第2半導体回路とが電気的に接続される。
次に、図6に示すように、レーザー光LBを第1ウエハW1の裏面に照射する(S15)。S15の処理で使用されるレーザー光LBは、例えば、波長9.2~10.8umの無偏光のCOレーザーである。S15の処理において、レーザー光LBは、第1ウエハW1を透過して、剥離層100に達する。このとき、光吸収層120は、第1ウエハW1の裏面(空気との界面)における反射光と、第1ウエハW1及び反射防止層110の界面における反射光と、反射防止層110及び光吸収層120の界面における反射光とによる干渉効果に応じた光吸収率でレーザー光LBを吸収する。そして、光吸収層120は、レーザー光LBを吸収することによって発熱し、第1ウエハW1の剥離面に接した部分の近傍が、光吸収層120において発生した熱に基づいて塑性変形する。そして、レーザー光LBは、照射位置を変更して、所定の間隔で第1ウエハW1の裏面に照射される。
次に、第1ウエハW1が剥離される(S16)。S16の処理により、反射防止層110と第1ウエハW1との間を剥離面として第1ウエハW1が剥離され、第2ウエハW2上に回路層300と回路層200とが残った構造が形成される。次に、反射防止層110及び光吸収層120が除去される(S17)。S17の処理では、回路層200の一部が除去されてもよい。次に、配線層400が形成される(S18)。S18の処理において、半導体装置1の表面に、回路層200に含まれた第1半導体回路と、回路層300に含まれた第2半導体回路とのいずれかに接続された複数のパッドPDが形成される。これにより、図3に示された半導体装置1の構造が形成される。
(剥離層100の設計パラメータの適正化方法)
以下に、第1実施形態に係る半導体装置1における剥離層100の設計パラメータの適正化方法について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は、第1実施形態に係る半導体装置1における光吸収率のシミュレーションで使用される構造を示す模式図であり、第1ウエハW1と第2ウエハW2とが貼り合わされた後の半導体装置1の構造を模式的に示している。また、図7は、第2ウエハW2を基準とした座標軸を表示している。図7に示すように、本シミュレーションにおいて、半導体装置1は、回路層200及び300、貼合層B1及びB2、並びに光吸収層120に対応する部分が、シリコン酸化膜OXに置き換えられた構成を有する。シリコン酸化膜OXは、本シミュレーションにおいて1つの光吸収層120として機能する。本シミュレーションにおいて、第1ウエハW1及び第2ウエハW2のそれぞれは、シリコン基板である。また、第1ウエハW1及び第2ウエハW2のそれぞれの厚さは、775umに設定される。本シミュレーションにおいて、シリコン酸化膜OXの厚さは、0.4umに設定される。本シミュレーションにおいて、反射防止層110は、屈折率が2.5の膜である。また、反射防止層110の厚さは、0.1umに設定される。以下では、第1ウエハW1の厚さのことを“ウエハ厚さ”と呼び、シリコン酸化膜OXの厚さのことを“酸化膜厚さH0”と呼び、反射防止層110の厚さのことを“反射防止層厚さH1”と呼ぶ。
図8は、第1実施形態に係る半導体装置1におけるレーザー光LBに対する剥離層100の光吸収率の変動幅及び平均値と、酸化膜厚さH0と、反射防止層厚さH1との関係性を示すシミュレーション結果を示すグラフである。図8は、図7に示された半導体装置1の第1ウエハW1の裏面にレーザー光LBが照射された場合の光吸収層120の光吸収率に関連するシミュレーション結果を示している。図8の(A)の等高線は、ウエハ厚さの変化によって生じる光吸収率の変動幅を示している。図8の(B)の等高線は、ウエハ厚さの変化によって生じる光吸収率の平均値を示している。図8の(A)及び(B)のそれぞれの縦軸は、酸化膜厚さH0に対応付けられている。図8の(A)及び(B)のそれぞれの横軸は、反射防止層厚さH1に対応付けられている。
剥離層100の設計パラメータを適正化する場合、まず、酸化膜厚さH0と反射防止層厚さH1とのそれぞれの条件を変えた際の光吸収率の変動幅及び平均値を評価する。本例における光吸収率の変動幅の評価結果としては、図8の(A)に示されたようなシミュレーション結果が得られる。本例における光吸収率の平均値の評価結果としては、図8の(B)に示されたようなシミュレーション結果が得られる。剥離層100の特性としては、光吸収率の変動幅が小さい方が好ましく、光吸収率の平均値が大きい方が好ましい。このため、剥離層100の設計パラメータとしては、光吸収率の変動幅が小さく、且つ光吸収率の平均値が大きい領域が選択されることが好ましい。例えば、本例における剥離層100の設計パラメータとしては、図8の(A)及び(B)のそれぞれに示された領域OPに対応する酸化膜厚さH0及び反射防止層厚さH1の組が選択される。
設計パラメータの適正化の際には、酸化膜厚さH0及び反射防止層厚さH1のそれぞれに閾値や範囲が予め設定されてもよい。また、光吸収率の変動幅を示す数式と、光吸収率の平均値を示す数式とに基づいて、光吸収率の変動幅が小さく且つ光吸収率の平均値が大きくなるような値が算出されてもよい。図5に示されたS11及びS12のそれぞれの処理において、事前に計測されたウエハ厚さの値に基づいた酸化膜厚さH0及び反射防止層厚さH1に近づくように、処理パラメータが調整されてもよい。
<1-3>第1実施形態の効果
以上で説明された第1実施形態に係る半導体装置1の製造方法に依れば、半導体装置の製造コストを抑制することができる。以下に、第1実施形態の効果の詳細について説明する。
貼り合わせ構造を有する半導体装置の製造方法として、第1ウエハW1と第2ウエハW2とを貼り合わせた後に、バックグラインド(裏面切削)処理などにより第1ウエハW1を除去する方法が知られている。一方で、貼り合わせ後の第1ウエハW1を他の半導体装置の製造に再利用することができれば、バックグラインド処理などに伴う排水処理やウエハコストを抑制することができる。そこで、第1ウエハW1に半導体回路を形成する前に剥離層100を形成し、レーザー照射により剥離層100を起点とした剥離処理を実行する”レーザー剥離”が検討されている。
レーザー剥離では、例えば、剥離層100に含まれたシリコン酸化膜がレーザー光LBによって加熱されることによって、第1ウエハW1と剥離層100との界面の近傍が塑性変形する。そして、第1ウエハW1及び第2ウエハW2の貼合面にクラックを発生させることによって、剥離層100を起点として第1ウエハW1が剥離され得る。しかしながら、レーザー剥離では、第1ウエハW1の裏面(空気との界面)における反射光と、第1ウエハW1と剥離層100との界面における反射光との干渉効果により、剥離層100での光吸収率が変化する。つまり、剥離層100の光吸収率が、これらの光の干渉効果の大小に応じて変動する。例えば、光の干渉効果の大小は、ウエハ厚さに応じて変化する。レーザー剥離においては、一定のパワーを剥離層100に吸収させることによって、安定した剥離プロセスが可能となる。つまり、光吸収率の変動は、レーザー剥離による第1ウエハW1の剥離プロセスが不安定になる要因となり得る。
ここで、ウエハ厚さに応じた光吸収率の変化の要因について説明する。図9は、比較例に係る半導体装置における光吸収率のシミュレーションで使用される構造と、入射するレーザー光LB及び発生する反射光を示す模式図である。また、図9は、第2ウエハW2を基準とした座標軸を表示している。図9に示すように、比較例に係る半導体装置は、図7に示された第1実施形態に係る半導体装置1のシミュレーションで使用された構造に対して、反射防止層110がシリコン酸化膜OXに置き換えられた構成を有する。なお、空気の屈折率は1.0であり、第1ウエハW1及び第2ウエハW2のそれぞれの屈折率は3.42であり、シリコン酸化膜OXの屈折率は1.63である。比較例におけるシリコン酸化膜OXの厚さ(酸化膜厚さ)は、0.5umである。
比較例において、無偏光のCOレーザー(波長9.2~10.8um)が第1ウエハW1の裏面に照射されると、例えば、3種類の反射光RP1~RP3が発生する。反射光RP1は、COレーザーが空気と第1ウエハW1との界面において反射した光に対応する。反射光RP1の強度は、空気とシリコンとの屈折率差が大きいため、大きい。反射光RP2は、第1ウエハW1とシリコン酸化膜OXとの界面において反射した光に対応する。反射光RP2の強度は、シリコンとシリコン酸化膜OXとの屈折率差が大きいため、大きい。反射光RP3は、シリコン酸化膜OXと第2ウエハW2との界面において反射した光に対応する。反射光RP3の強度は、シリコン酸化膜OXによる吸収の影響を受けるため、小さい。このため、比較例では、相対的に反射光RP1及びRP2の干渉効果が大きくなる。
これに対して、第1実施形態に係る半導体装置1は、第1ウエハW1とシリコン酸化膜OXとの界面に、反射防止層110が挿入された構成を有している。図10は、第1実施形態に係る半導体装置1における光吸収率のシミュレーションで使用される構造と、入射するレーザー光及び発生する反射光とを示す模式図である。また、図10は、第2ウエハW2を基準とした座標軸を表示している。図10は、図7に示された第1実施形態に係る半導体装置1のシミュレーションで使用された構造に対して、レーザー光LBと反射光RP1及びRP2とを模式的に示している。なお、反射防止層110の屈折率nは、1.63<n<3.42である。
第1実施形態において、無偏光のCOレーザー(波長9.2~10.8um)が第1ウエハW1の裏面に照射されると、比較例と同様の反射光RP1が発生する。また、第1実施形態では、比較例で説明された反射光RP2は、2つの反射光RP2a及びRP2bに分かれる。具体的には、反射光RP2aは、第1ウエハW1と反射防止層110との界面で反射した光に対応する。反射光RP2bは、反射防止層110とシリコン酸化膜OXとの界面で反射した光に対応する。反射光RP2a及びRP2bの強度の合計は、屈折率差が第1ウエハW1及び反射防止層110の界面と反射防止層110とシリコン酸化膜OXとの界面とのそれぞれで比較例の反射光RP2の場合よりも小さくなることから、比較例の反射光RP2よりも低減される。また、第1実施形態では、反射光RP2a及びRP2bの位相が、反射防止層110の厚さに応じてずれる。その結果、第1実施形態では、反射光RP1及びRP2の干渉による変動幅が、比較例よりも縮小し得る。
図11は、第1実施形態及び比較例のそれぞれにおける剥離層100の光吸収率の変動に関する光学シミュレーションの結果を示すグラフである。横軸は、ウエハ厚さ(um)を示している。縦軸は、光吸収率を示している。破線は、図9に示された比較例の構成における光吸収率に対応する。実線は、図10に示された第1実施形態の構成における光吸収率を示している。図11に示すように、光吸収率は、ウエハ厚さに応じて周期的に変化する。本例において、第1実施形態及び比較例のそれぞれの光吸収率は、1.4um周期で変動している。そして、比較例における光吸収率は、16%~51%の範囲で変動している。すなわち、比較例における光吸収率の変動幅は、35%程度である。一方で、第1実施形態における光吸収率は、14%~43%の範囲で変動している。すなわち、第1実施形態における光吸収率の変動幅は、29%程度である。
以上のように、第1実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、レーザー剥離を利用した第1ウエハW1の剥離工程において、ウエハ厚さのばらつきに基づく光吸収率の変動を抑制することができる。つまり、第1実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、レーザー剥離において剥離層100に吸収させるエネルギーのばらつきを抑制することができ、安定した剥離プロセスを実現することができる。その結果、第1実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、第1ウエハW1を再利用する半導体装置の製造プロセスの歩留まりを向上させることができ、半導体装置の製造コストを抑制することができる。
<2>第2実施形態
第2実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、均質媒質からなる反射防止層110を利用して、第1ウエハW1の裏面に照射されたレーザー光LBに対する剥離層100の光吸収率のばらつきを抑制する。以下に、第2実施形態の詳細について、第1実施形態と異なる点を主に説明する。
<2-1>構成
まず、第2実施形態に係る半導体装置1の構成について説明する。第2実施形態に係る半導体装置1は、製造過程で形成される剥離層100の構造が異なることを除いて、第1実施形態と同様の構成を有する。以下では、第2実施形態に係る半導体装置1の製造過程で形成される剥離層100のことを、“剥離層100a”と呼ぶ。
(1:剥離層100aの平面レイアウト)
図12及び図13のそれぞれは、第2実施形態に係る半導体装置1の製造に使用される第1ウエハW1に形成された剥離層100aの平面レイアウトの一例を示す平面図である。図12及び図13は、剥離層100aの第1及び第2構成例にそれぞれ対応する。
図12に示すように、剥離層100aは、平面視において、複数の反射防止層110aを有する。複数の反射防止層110aは、例えば、Y方向に沿って延伸して設けられた部分を有する。各反射防止層110aのY方向に沿って延伸して設けられた部分は、平面視においてラインアンドスペースパターン状、すなわち略等間隔に配置される。本例において、ラインアンドスペースパターン状に配置された複数の反射防止層110aのスペースに対応する部分には、光吸収層120が設けられている。
図13に示すように、各反射防止層110aは、複数のサブパターン111に分割されて構成されてもよい。複数のサブパターン111のそれぞれは、上述された反射防止層110aと同様の材料からなる。各反射防止層110aに対応して、複数のサブパターン111は、例えば、Y方向に沿って延伸して設けられた部分を有する。各サブパターン111のY方向に沿って延伸して設けられた部分は、平面視においてラインアンドスペースパターン状、すなわち略等間隔に配置される。本例において、ラインアンドスペースパターン状に配置された複数のサブパターン111のスペースに対応する部分には、光吸収層120が設けられている。
以下では、ラインアンドスペースパターン状に形成されたパターンのうちライン部分の幅のことを“ライン幅”と呼び、スペース部分の幅のことを“スペース幅”と呼ぶ。ラインアンドスペースパターン状に配置された複数の反射防止層110aのライン部分が配列したピッチのことを“メインピッチP1”と呼ぶ。メインピッチP1は、レーザー光LBの波長に基づいた寸法に設計される。具体的には、メインピッチP1は、レーザー光LBの波長の1/5以下に設計される。また、ラインアンドスペースパターン状に配置された複数のサブパターン111のライン部分が配列したピッチのことを“サブピッチP2”と呼ぶ。サブピッチP2は、メインピッチP1よりも狭く設計される。さらに、サブピッチP2は、各反射防止層110aに含まれたサブパターン111の数に応じて、隣の反射防止層110aと重ならないような寸法に設計される。
このように、剥離層100aでは、反射防止層110aがレーザー光LBの波長よりも十分に短い周期(メインピッチP1)の構造により設けられる。このため、反射防止層110aが設けられた高さにおける反射防止層110a及び光吸収層120の組は、レーザー光LBにとって、有効媒質近似(EMA:Effective Medium Approximation)理論に基づいて均質媒質(すなわち、一様な膜)とみなされ得る。EMA理論は、波長よりも十分に短い周期の構造を均質媒質としてみなすための解析理論である。EMAの最も単純なモデルの一つとしては、媒質の体積比から等価な屈折率nと消衰係数kを算出するリニアEMAモデルが知られている。第2実施形態では、上述された均質媒質が、第1ウエハW1の屈折率と、光吸収層120の屈折率との間の屈折率になるように設計される。
なお、剥離層100aは、図12及び図13に示された複数の反射防止層110aの配置が90度回転したような構成を有していてもよい。すなわち、剥離層100aは、X方向に沿って延伸した部分がラインアンドスペースパターン状に配置された複数の反射防止層110aと、Y方向に沿って延伸した部分がラインアンドスペースパターン状に配置された複数の反射防止層110aとのうち少なくとも一つを有していればよい。反射防止層110aが設けられた高さにおける反射防止層110a及び光吸収層120の体積混合比は、サブピッチP2によって調整されてもよい。均質媒質の屈折率は、等価屈折率と呼ばれてもよい。第1実施形態で説明された反射防止層厚さH1は、第2実施形態における反射防止層110aのパターン高さ、すなわち均質媒質の膜厚に相当する。
(2:第1ウエハW1の構造)
図14は、第2実施形態に係る半導体装置1の製造に使用される第1ウエハW1の断面構造の一例を示す断面図である。図14は、第2ウエハW2と貼り合わされる前の第1ウエハW1に形成された剥離層100a、回路層200、及び貼合層B1の構造の一例を示し、第1ウエハW1を基準とした座標軸を表示している。図14に示すように、剥離層100は、複数の反射防止層110a、及び光吸収層120を含む。
剥離層100aにおいて、複数の反射防止層110aは、第1ウエハW1上に設けられる。光吸収層120は、第1ウエハW1上に設けられた部分と、反射防止層110の上面及び側面に設けられた部分とを有する。言い換えると、光吸収層120は、複数の反射防止層110aのそれぞれの側面及び上面を覆うように設けられている。第1実施形態では、第1ウエハW1と光吸収層120との界面に、複数の反射防止層110aと光吸収層120の一部からなる均質媒質が挿入されている。言い換えると、反射防止層110aが設けられた高さの層において、複数の反射防止層110aと光吸収層120とは、第1ウエハW1と光吸収層120との界面からの反射光強度を低減するように構成される。反射防止層110aとしては、例えば、ポリシリコンが使用される。反射防止層110aは、“部材”とよばれてもよい。剥離層100aにおいて、酸化膜厚さH0と反射防止層厚さH1とのそれぞれは、光吸収率の変動を抑制するように設計される。
(3:半導体装置1の製造に使用される部材の特性)
図15は、第2実施形態に係る半導体装置1の製造に使用される部材の特性の一例を示すテーブルである。図15は、半導体装置1の製造に使用され得る4種類の媒質の屈折率nと消衰係数kとを例示している。図15の(1)~(3)は、それぞれシリコン(Si)、シリコン酸化膜(SiO)、ポリシリコン(poly-Si)に対応している。図15の(4)は、媒質(2)と媒質(3)との組み合わせ((2)+(3))により構成された均質媒質に対応する。具体的には、本例の均質媒質では、シリコン酸化膜が光吸収層120に対応し、ポリシリコンが反射防止層110aに対応する。
図15の(1)に示すように、シリコンの屈折率nは、3.42であり、シリコンの消衰係数kは0である。図15の(2)に示すように、シリコン酸化膜の屈折率nは、1.63であり、シリコン酸化膜の消衰係数kは2.31である。図15の(3)に示すように、ポリシリコンの屈折率nは、3.66であり、ポリシリコンの消衰係数kは0である。図15の(4)に示された均質媒質の特性は、光吸収層120の厚さ(酸化膜厚さ)が0.5umであり、且つ反射防止層110aのメインピッチP1、サブピッチ、ライン幅、スペース幅、パターン高さがそれぞれ0.9um、0.3um、0.225um、0.075um、0.2umである場合の特性に対応する。本例における均質媒質の屈折率nは、3.08であり、均質媒質の消衰係数kは0.31である。このように、均質媒質の屈折率は、第1ウエハW1として使用されるシリコンと、光吸収層120として使用されるシリコン酸化膜との間の値に調整され得る。
<2-2>製造方法
図16は、第2実施形態に係る半導体装置1の製造方法の一例を示すフローチャートである。図16に示すように、第2実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、図5に示された第1実施形態に係る半導体装置1の製造方法において、S12の処理が、S20及びS21の処理に置き換えられた構成を有する。
具体的には、まず、第1実施形態と同様に、S10及びS11の処理が順に実行される。すなわち、第2ウエハW2上に回路層300と貼合層B2とが形成される(S10)。第1ウエハW1上に反射防止層110が形成される(S11)。
そして、反射防止層110が、ラインアンドスペースパターン状に加工される(S20)。S20の処理において、反射防止層110は、図12又は図13に示された反射防止層110aの形状に加工される。反射防止層110の加工には、例えば、フォトリソグラフィ処理とエッチング処理との組み合わせが使用される。そして、第1ウエハW1及び加工された反射防止層110a上に、光吸収層120が形成される(S21)。S21の処理において、光吸収層120は、S20の処理において反射防止層110が除去された部分が埋まるように形成される。S21の処理の後に、光吸収層120の上面の平坦化処理が実行されてもよい。
その後、第1実施形態と同様に、S13~S18の処理が順に実行され、図3に示された半導体装置1の構造が形成される。なお、S10の処理と、S11、S20、S21及びS13の処理とは、並列に実行されてもよいし、これらの処理順番が入れ替えられてもよい。第2実施形態において、第1実施形態と同様の剥離層100の設計パラメータの適正化方法が使用されてもよい。第2実施形態における光吸収率の変動幅及び平均値のシミュレーションでは、ラインアンドスペースパターンのピッチ、サブピッチ、ライン幅などが変数として使用されてもよい。S11、S20及びS12のそれぞれの処理において、事前に計測されたウエハ厚さの値に基づいた酸化膜厚さH0及び反射防止層厚さH1などに近づくように、処理パラメータが調整されてもよい。第2実施形態に係る半導体装置1のその他の製造方法は、第1実施形態に係る半導体装置1の製造方法と同様である。
<2-3>第2実施形態の効果
図17は、第2実施形態に係る半導体装置1における光吸収率のシミュレーションで使用される構造と、入射するレーザー光及び発生する反射光とを示す模式図である。図17は、図7に示された第1実施形態に係る半導体装置1のシミュレーションで使用された構造において、反射防止層110が反射防止層110aに置き換えられた構造と、無偏光のCOレーザーとを模式的に示し、第2ウエハW2を基準とした座標軸を表示している。本例では、反射防止層110aが設けられた高さにおいて、図15に示された均質媒質と同じ構成が設けられている。均質媒質と第1ウエハW1との境界により、第1実施形態と同様に、反射光RP2aが発生する。また、均質媒質とシリコン酸化膜OXとの境界により、第1実施形態と同様に、反射光RP2bが発生する。その結果、第2実施形態では、反射光RP1及びRP2の干渉による変動幅が、第1実施形態と同様に、比較例よりも縮小し得る。
図18は、第2実施形態及び比較例のそれぞれにおける剥離層100aの光吸収率の変動に関する光学シミュレーションの結果を示すグラフである。横軸は、ウエハ厚さ(um)を示している。縦軸は、光吸収率を示している。破線は、図9に示された比較例の構成における光吸収率に対応する。実線は、図17に示された第2実施形態の構成における光吸収率を示している。図18に示すように、第2実施形態の光吸収率は、1.4um周期で変動している。そして、第2実施形態における光吸収率は、18%~43%の範囲で変動している。すなわち、第2実施形態における光吸収率の変動幅は、25%程度であり、比較例における光吸収率の変動幅の35%よりも狭い。
以上のように、第2実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、レーザー剥離を利用した第1ウエハW1の剥離工程において、第1実施形態よりも、ウエハ厚さのばらつきに基づく光吸収率の変動を抑制することができる。つまり、第2実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、第1実施形態よりも、レーザー剥離において剥離層100aに吸収させるエネルギーのばらつきを抑制することができ、安定した剥離プロセスを実現することができる。その結果、第2実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、第1ウエハW1を再利用する半導体装置の製造プロセスの歩留まりを向上させることができ、半導体装置の製造コストを抑制することができる。
図19は、第2実施形態の剥離工程における剥離層の光吸収率分布の一例を示す模式図である。図19の(A)は、サブパターン111が設けられない場合の剥離層100aの構造と、レーザー光LBの照射により発生した熱の分布を示している。図19の(B)は、サブパターン111が設けられた場合の剥離層100aの構造と、レーザー光LBを照射した際の光吸収率の分布を示している。シリコン酸化膜OXaは、シリコン酸化膜OXのうち上述された均質媒質に対応する部分である。シリコン酸化膜OXbは、光吸収層120に対応する部分である。“HI”は、光吸収率の高い部分を示している。“LO”は、光吸収率の低い部分を示している。図19に示すように、レーザー光LBが照射された際の光吸収率は、サブパターン111が設けられた場合の方が、サブパターン111が設けられない場合よりも均一になり得る。サブパターン111が導入されることによって、有効媒質近似の成立性と、等価屈折率の調整とを独立して制御することができる。
<3>第3実施形態
第3実施形態は、第2実施形態と同様の剥離層100aとレーザー光LBの偏光との組み合わせにより光吸収率のばらつきを抑制する半導体装置1の製造方法に関する。以下に、第3実施形態の詳細について、第1及び第2実施形態と異なる点を主に説明する。
<3-1>構成
第3実施形態に係る半導体装置1の構成は、第2実施形態に係る半導体装置1と同様である。また、第3実施形態に係る半導体装置1の製造過程で形成される剥離層100aの構造も同様に、第2実施形態に係る半導体装置1と同様である。
<3-2>製造方法
図20は、第3実施形態に係る半導体装置1の製造方法の一例を示すフローチャートである。図20に示すように、第3実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、図16に示された第2実施形態に係る半導体装置1の製造方法において、S15の処理が、S30の処理に置き換えられた構成を有する。
具体的には、まず、第2実施形態と同様に、S10、S11、S20、S21、S13、及びS14の処理が順に実行される。すなわち、第2ウエハW2上に回路層300と貼合層B2とが形成される(S10)。第1ウエハW1上に反射防止層110が形成される(S11)。反射防止層110が、ラインアンドスペースパターン状に加工される(S20)。第1ウエハW1及び加工された反射防止層110a上に、光吸収層120が形成される(S21)。光吸収層120の上方に、回路層200と貼合層B1とが形成される(S13)。第1ウエハW1と第2ウエハW2との貼合処理が実行される(S14)。
そして、ラインアンドスペースパターン状の反射防止層110aに対して、パターン直交偏光のレーザー光LBa又はパターン平行偏光のレーザー光LBbを、第1ウエハW1の裏面に照射する(S30)。パターン直交偏光は、ラインアンドスペースパターンに対して直交する偏光である。パターン平行偏光は、ラインアンドスペースパターンに対して平行な偏光である。S30の処理において、レーザー光LBa又はLBbは、第1ウエハW1を透過して、反射防止層110aと光吸収層120からなる剥離層100aに達する。このとき、光吸収層120は、第1ウエハW1の裏面(空気との界面)における反射光と、第1ウエハW1と剥離層100aとの界面(すなわち、反射防止層110aの上端部分)における反射光と、反射防止層110aの下端部分における反射光との干渉効果に応じた光吸収率で、レーザー光LBa又はLBbを吸収する。すると、光吸収層120は、レーザー光LBa又はLBbを吸収することによって発熱し、第1ウエハW1の剥離面に接した部分の近傍が、光吸収層120において発生した熱に基づいて塑性変形する。そして、レーザー光LBa又はLBbは、照射位置を変更して、所定の間隔で第1ウエハW1の裏面に照射される。
その後、第1実施形態と同様に、S16~S18の処理が順に実行され、図3に示された半導体装置1の構造が形成される。なお、S10の処理と、S10、S11、S20、S21、S13、及びS14の処理とは、並列に実行されてもよいし、これらの処理順番が入れ替えられてもよい。S30の処理において、剥離層100における反射防止層110aのレイアウトに応じて、レーザー光LBa及びLBbが使い分けられてもよい。第3実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、第1ウエハW1の裏面にレーザー光LBを照射する際に、レーザー光LBの偏光を、反射防止層110aのラインアンドスペースパターンに対して平行な偏光、又は反射防止層110aのラインアンドスペースパターンに対して直交する偏光に制御する工程(S30)を含む。第3実施形態に係る半導体装置1のその他の製造方法は、第2実施形態に係る半導体装置1の製造方法と同様である。
<3-3>第3実施形態の効果
図21は、第3実施形態に係る半導体装置1における光吸収率のシミュレーションで使用される構造を示す模式図である。図21は、図17に示された第2実施形態に係る半導体装置1のシミュレーションで使用された構造と、パターン直交偏光のCOレーザー(図21の(A))と、パターン平行偏光のCOレーザー(図21の(B))とを模式的に示している。本例では、均質媒質と第1ウエハW1との境界により、第2実施形態と同様に、反射光RP2a(図示せず)が発生する。また、均質媒質とシリコン酸化膜OXとの境界により、第2実施形態と同様に、反射光RP2b(図示せず)が発生する。その結果、第3実施形態では、反射光RP1及びRP2の干渉による変動幅が、第2実施形態と同様に、比較例よりも縮小し得る。さらに、第3実施形態では、パターンに対して直交又は平行の偏光を利用する。
図22は、第3実施形態及び比較例のそれぞれにおける剥離層100aの光吸収率の変動に関する光学シミュレーションの結果を示すグラフである。横軸は、ウエハ厚さ(um)を示している。縦軸は、光吸収率の変動を示している。破線は、図9に示された比較例の構成における光吸収率に対応する。実線は、図21に示された第3実施形態の構成においてパターン直交偏光のCOレーザーが使用された場合の光吸収率の変動を示している(第3実施形態(A))。二点鎖線は、図21に示された第3実施形態の構成においてパターン平行偏光のCOレーザーが使用された場合の光吸収率の変動を示している(第3実施形態(B))。
図22に示すように、第3実施形態の光吸収率は、パターン直交偏光とパターン平行偏光のいずれにおいても、パターン1.4um周期で変動している。そして、第3実施形態における光吸収率は、パターン直交偏光が利用された場合において、21%~48%の範囲で変動している。また、第3実施形態における光吸収率は、パターン平行偏光が利用された場合において、16%~39%の範囲で変動している。すなわち、第3実施形態における光吸収率の変動幅は、パターン直交偏光が利用された場合に27%程度であり、パターン水平偏光が利用された場合に23%程度である。このように、パターン直交偏光が利用された場合とパターン平行偏光が利用された場合とのそれぞれにおいて、光吸収率の変動幅は、比較例における光吸収率の変動幅の35%よりも狭い。また、パターン直交変更が利用された場合、無偏光の場合(第2実施形態)よりも光吸収率の変動幅が大きい。一方で、パターン直交偏光が利用された場合、無偏光の場合よりも光吸収率の下限が高くなる。従って、パターン直交偏光の利用は、第2実施形態よりも光吸収率の平均値を高く保ったまま、光吸収率の変動幅を抑制することができる。
以上のように、第3実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、レーザー剥離を利用した第1ウエハW1の剥離工程において、無偏光の場合よりも、ウエハ厚さのばらつきに基づく光吸収率の変動を抑制することができる場合がある。つまり、第3実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、適切な偏光を利用することによって、第2実施形態よりも、レーザー剥離において剥離層100aに吸収させるエネルギーのばらつきを抑制することができ、安定した剥離プロセスを実現することができる。その結果、第3実施形態に係る半導体装置1の製造方法は、第1ウエハW1を再利用する半導体装置の製造プロセスの歩留まりを向上させることができ、半導体装置の製造コストを抑制することができる。
<4>第4実施形態
第4実施形態は、第1~第3実施形態のいずれかが適用される半導体装置1の具体例である。以下に、第4実施形態として、上記実施形態と、データを不揮発に記憶することが可能なメモリデバイスとが組み合わされる場合について説明する。
<4-1>構成
<4-1-1>半導体装置1aの全体構成
図23は、第4実施形態に係る半導体装置1aの全体構成の一例を示すブロック図である。図23に示すように、半導体装置1aは、NAND型フラッシュメモリなどのメモリデバイスである。半導体装置1aは、外部のメモリコントローラ2によって制御される。半導体装置1aは、例えば、メモリセルアレイ10、入出力回路11、ロジックコントローラ12、レジスタ回路13、シーケンサ14、ドライバ回路15、ロウデコーダモジュール16、及びセンスアンプモジュール17を備える。
メモリセルアレイ10は、複数のブロックBLK0~BLKn(“n”は、1以上の整数)を含む。ブロックBLKは、複数のメモリセルの集合である。ブロックBLKは、例えば、データの消去の単位に対応する。ブロックBLKは、複数のページを含む。ページは、データの読み出し及び書き込みが実行される単位に対応する。図示が省略されているが、メモリセルアレイ10には、複数のビット線BL0~BLm(“m”は1以上の整数)と、複数のワード線WLとが設けられる。各メモリセルは、例えば、1つのビット線BLと1つのワード線WLとに関連付けられる。
入出力回路11は、メモリコントローラ2との間の入出力信号の送受信を司るインターフェース回路である。入出力信号は、例えば、データDAT、ステータス情報、アドレス情報、コマンドなどを含む。入出力回路11は、データDATを、センスアンプモジュール17とメモリコントローラ2とのそれぞれとの間で入出力し得る。入出力回路11は、レジスタ回路13から転送されたステータス情報を、メモリコントローラ2に出力し得る。入出力回路11は、メモリコントローラ2から転送されたアドレス情報及びコマンドのそれぞれを、レジスタ回路13に出力し得る。
ロジックコントローラ12は、メモリコントローラ2から入力された制御信号に基づいて、入出力回路11及びシーケンサ14のそれぞれを制御する。例えば、ロジックコントローラ12は、シーケンサ14を制御し、半導体装置1aをイネーブルにする。ロジックコントローラ12は、入出力回路11が受信した入出力信号がコマンドやアドレス情報などであることを入出力回路11に通知する。ロジックコントローラ12は、入出力信号の入力又は出力を入出力回路11に命令する。
レジスタ回路13は、ステータス情報、アドレス情報、及びコマンドを一時的に記憶する。ステータス情報は、シーケンサ14の制御に基づいて更新され、入出力回路11に転送される。アドレス情報は、ブロックアドレス、ページアドレス、カラムアドレスなどを含む。コマンドは、半導体装置1aの様々な動作に関する命令を含む。
シーケンサ14は、半導体装置1aの全体の動作を制御する。シーケンサ14は、レジスタ回路13に記憶されたコマンド及びアドレス情報に基づいて、読み出し動作、書き込み動作、消去動作などを実行する。
ドライバ回路15は、読み出し動作、書き込み動作、消去動作などで使用される電圧を生成する。そして、ドライバ回路15は、生成した電圧を、ロウデコーダモジュール16やセンスアンプモジュール17などに供給する。
ロウデコーダモジュール16は、動作対象のブロックBLKの選択や、ワード線WLなどの配線への電圧の転送に使用される回路である。ロウデコーダモジュール16は、複数のロウデコーダRD0~RDnを含む。ロウデコーダRD0~RDnは、それぞれブロックBLK0~BLKnに関連付けられている。各ロウデコーダRDは、ブロックBLKの選択に使用される。
センスアンプモジュール17は、各ビット線BLへの電圧の転送や、データの読み出しに使用される回路である。センスアンプモジュール17は、複数のセンスアンプユニットSAU0~SAUmを含む。センスアンプユニットSAU0~SAUmは、それぞれ複数のビット線BL0~BLmに関連付けられている。各センスアンプユニットSAUは、データを判定するためのセンスアンプや、データを一時的に保持するラッチ回路を含む。
半導体装置1aにおける回路層200は、例えば、メモリセルアレイ10を含む。半導体装置1aにおける回路層300は、例えば、入出力回路11、ロジックコントローラ12、レジスタ回路13、シーケンサ14、ドライバ回路15、ロウデコーダモジュール16、及びセンスアンプモジュール17を含む。なお、半導体装置1a及びメモリコントローラ2の組み合わせが、1つの半導体装置を構成してもよい。このような半導体装置としては、例えば、SDTMカードのようなメモリカードや、SSD(solid state drive)などが挙げられる。
<4-1-2>メモリセルアレイ10の回路構成
図24は、第4実施形態に係る半導体装置1aが備えるメモリセルアレイ10の回路構成の一例を示す回路図である。図24は、メモリセルアレイ10に含まれた複数のブロックBLKのうち1つのブロックBLKを示している。図24に示すように、ブロックBLKは、例えば、5つのストリングユニットSU0~SU4を含む。選択ゲート線SGD0~SGD4及びSGSとワード線WL0~WL7とは、ブロックBLK毎に設けられる。ビット線BL0~BLmとソース線SLとは、複数のブロックBLKで共有される。
各ストリングユニットSUは、複数のNANDストリングNSを含む。複数のNANDストリングNSは、それぞれビット線BL0~BLmに関連付けられる。すなわち、各ビット線BLは、複数のブロックBLK間で同一のカラムアドレスが割り当てられたNANDストリングNSにより共有される。各NANDストリングNSは、関連付けられたビット線BLとソース線SLとの間に接続される。各NANDストリングNSは、例えば、メモリセルトランジスタMT0~MT7並びに選択トランジスタST1及びST2を含む。各メモリセルトランジスタMTは、制御ゲート及び電荷蓄積層を有するメモリセルであり、データを不揮発に保持(記憶)する。選択トランジスタST1及びST2のそれぞれは、ストリングユニットSUの選択に使用される。
各NANDストリングNSでは、選択トランジスタST1、メモリセルトランジスタMT7~MT0、及び選択トランジスタST2が、この順番に、直列に接続される。具体的には、選択トランジスタST1のドレイン及びソースは、関連付けられたビット線BLと、メモリセルトランジスタMT7のドレインとにそれぞれ接続される。選択トランジスタST2のドレイン及びソースは、メモリセルトランジスタMT0のソースと、ソース線SLとにそれぞれ接続される。メモリセルトランジスタMT0~MT7は、選択トランジスタST1及びST2の間で直列に接続される。
選択ゲート線SGD0~SGD4は、それぞれストリングユニットSU0~SU4に関連付けられる。各選択ゲート線SGDは、関連付けられたストリングユニットSUに含まれた複数の選択トランジスタST1のそれぞれのゲートに接続される。選択ゲート線SGSは、関連付けられたブロックBLKに含まれた複数の選択トランジスタST2のそれぞれのゲートに接続される。ワード線WL0~WL7は、メモリセルトランジスタMT0~MT7のそれぞれの制御ゲートにそれぞれ接続される。
同一のストリングユニットSU内で共通のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTの集合は、例えば、“セルユニットCU”と呼ばれる。例えば、各メモリセルトランジスタMTが1ビットデータを記憶する場合のセルユニットCUの記憶容量が、“1ページデータ”として定義される。セルユニットCUは、各メモリセルトランジスタMTが記憶するデータのビット数に応じて2ページデータ以上の記憶容量を有し得る。
なお、半導体装置1aが備えるメモリセルアレイ10の回路構成は、その他の構成であってもよい。例えば、各ブロックBLKが含むストリングユニットSUの数や、各NANDストリングNSが含むメモリセルトランジスタMT並びに選択トランジスタST1及びST2のそれぞれの数は、任意の数に設計され得る。
<4-1-3>半導体装置1aの構造
以下に、第4実施形態に係る半導体装置1aの構造について説明する。
(1:メモリセルアレイ10の平面レイアウト)
図25は、第4実施形態に係る半導体装置1が備えるメモリセルアレイ10の平面レイアウトの一例を示す概略図である。図25に示すように、メモリセルアレイ10は、例えば、メモリ領域MRと、引出領域HR1及びHR2とを有する。メモリ領域MRは、複数のNANDストリングNSを含む。メモリ領域MRは、引出領域HR1及びHR2によって、X方向に挟まれている。引出領域HR1及びHR2のそれぞれは、積層配線(例えば、ワード線WL並びに選択ゲート線SGD及びSGS)と、ロウデコーダモジュール16との間の接続に使用される領域である。また、メモリセルアレイ10は、複数のスリットSLTと、複数のスリットSHEと、複数のコンタクトCCとを含む。
各スリットSLTは、X方向に沿って延伸して設けられた部分を有し、X方向に沿って引出領域HR1、メモリ領域MR、及び引出領域HR2を横切っている。複数のスリットSLTは、Y方向に並んでいる。各スリットSLTは、当該スリットSLTを介して隣り合う配線(例えば、ワード線WL0~WL7、並びに選択ゲート線SGD及びSGS)を分断している。各スリットSLTには、側壁に絶縁体のスペーサが設けられた導電体が、これらの配線とは絶縁されて配置されていてもよいし、絶縁体が埋め込まれていてもよい。メモリセルアレイ10では、スリットSLTによってY方向に沿って区切られた領域のそれぞれが、1つのブロックBLKに対応している。
各スリットSHEは、X方向に沿って延伸して設けられた部分を有し、X方向に沿ってメモリ領域MRを横切っている。複数のスリットSHEは、Y方向に並んでいる。本例では、Y方向に隣り合う2つのスリットSLTの間のそれぞれに、4つのスリットSHEが配置されている。各スリットSHEは、例えば、絶縁体が埋め込まれた構造を有する。各スリットSHEは、当該スリットSHEを介して隣り合う配線を分断している。スリットSHEは、少なくとも選択ゲート線SGDを分断していればよい。メモリセルアレイ10では、スリットSLT及びSHEによってY方向に沿って区切られた領域のそれぞれが、1つのストリングユニットSUに対応している。
メモリセルアレイ10が備える積層配線(例えば、選択ゲート線SGS、ワード線WL0~WL7、及び選択ゲート線SGD)のそれぞれの端部は、引出領域HR1及びHR2のそれぞれにおいて、テラス部分を有する。テラス部分は、ビット線BL側に設けられた配線層(導電体層)と重ならない部分に対応する。複数のテラス部分により形成される構造は、階段(step)、段丘(terrace)、畦石(rimstone)などと類似している。本例では、X方向に段差を有する階段構造が、選択ゲート線SGSの端部と、ワード線WL0~WL7のそれぞれの端部と、選択ゲート線SGDの端部とによって形成される。
積層配線に接続されるコンタクトCCは、引出領域HR1及びHR2の少なくとも一方のテラス部分に接続される。例えば、偶数番のブロックBLK(BLK0、BLK2、…)の積層配線は、引出領域HR1に設けられたコンタクトCCに接続される。奇数番のブロックBLK(BLK1、BLK3、…)の積層配線は、引出領域HR2に設けられたコンタクトCCに接続される。
なお、半導体装置1aが備えるメモリセルアレイ10の平面レイアウトは、その他のレイアウトであってもよい。例えば、隣り合う2つのスリットSLTの間に配置されるスリットSHEの数は、任意の数に設計され得る。各ブロックBLKが備えるストリングユニットSUの個数は、隣り合う2つのスリットSLTの間に配置されたスリットSHEの数に基づいて変更され得る。積層配線に接続されるコンタクトCCの配置は、適宜変更され得る。半導体装置1は、各引出領域HRのテラス部分が省略された構造を有していてもよい。この場合、積層配線のある配線層に接続されるコンタクトCCは、上層の導電体層を貫通し且つ離れて(絶縁されて)設けられる。引出領域HRは、メモリ領域MRをX方向に分割するように配置されてもよい。
(2:メモリ領域MRの平面レイアウト)
図26は、第4実施形態に係る半導体装置1aのメモリ領域MRの平面レイアウトの一例を示す平面図である。図26は、1つのブロックBLK(すなわち、ストリングユニットSU0~SU4)を含む領域を示している。図26に示すように、メモリ領域MRにおいて、メモリセルアレイ10は、例えば、複数のメモリピラーMPと、複数のコンタクトCVと、複数のビット線BLとを含む。各スリットSLTは、コンタクトLI及びスペーサSPを含む。
各メモリピラーMPは、1つのNANDストリングNSとして機能する。複数のメモリピラーMPは、隣り合う2つのスリットSLTの間の領域において、例えば、24列の千鳥状に配置される。本例では、紙面の上側から数えて、5列目のメモリピラーMPと、10列目のメモリピラーMPと、15列目のメモリピラーMPと、20列目のメモリピラーMPとのそれぞれに、1つのスリットSHEが重なって配置される。
各ビット線BLは、Y方向に延伸して設けられた部分を有する。複数のビット線BLは、X方向に並んでいる。各ビット線BLは、ストリングユニットSU毎に、少なくとも1つのメモリピラーMPと重なるように配置される。本例では、1つのメモリピラーMPに、2つのビット線BLが重なって配置されている。メモリピラーMPは、1つのビット線BLと、コンタクトCVを介して電気的に接続される。
コンタクトLIは、X方向に延伸して設けられた部分を有する導電体である。スペーサSPは、コンタクトLIの側面に設けられた絶縁体である。コンタクトLIは、スペーサSPによって挟まれている。コンタクトLIと、当該コンタクトLIとY方向に隣り合う導電体(例えば、ワード線WL0~WL7並びに選択ゲート線SGD及びSGS)との間は、スペーサSPによって離隔及び絶縁される。スペーサSPは、例えば酸化膜である。
(3:第1ウエハW1の断面構造)
図27は、第4実施形態に係る半導体装置1の製造に使用される第1ウエハW1の断面構造の一例を示す、図26のXXVII-XXVII線に沿った断面図である。図27は、第2ウエハW2と貼り合わされる前の第1ウエハW1に形成されたメモリセルアレイ10のメモリ領域MRにおける構造の一例を示し、第1ウエハW1を基準とした座標軸を表示している。図27に示すように、回路層200は、例えば、導電体層20~25、絶縁体層30~35、及びコンタクトV0及びV1を含む。貼合層B1は、例えば、導電体層26及び絶縁体層35を含む。
導電体層20は、例えば、光吸収層120上に設けられる。導電体層20上に、絶縁体層30が設けられる。絶縁体層30上に、導電体層21及び絶縁体層31が交互に設けられる。最上層の導電体層22上に、絶縁体層32が設けられる。絶縁体層32上に、導電体層23が設けられる。導電体層23上に、絶縁体層33が設けられる。絶縁体層33上に、導電体層24が設けられる。導電体層24上に、コンタクトV0が設けられる。コンタクトV0上に、導電体層25が設けられる。導電体層25上に、コンタクトV1が設けられる。コンタクトV1上に、導電体層26が設けられる。コンタクトV0、導電体層25及びコンタクトV1は、絶縁体層34によって覆われている。絶縁体層34は複数の絶縁体層により構成され得る。絶縁体層34上に、絶縁体層35が設けられる。
導電体層21、22、及び23のそれぞれは、例えば、XY平面に沿って広がった板状に形成される。導電体層24は、例えば、Y方向に延伸したライン状に形成される。導電体層20、21及び23は、それぞれソース線SL、選択ゲート線SGS、及び選択ゲート線SGDとして使用される。複数の導電体層22は、下方から順に、それぞれワード線WL0~WL7として使用される。メモリピラーMPと導電体層21とが交差した部分は、選択トランジスタST2として機能する。メモリピラーMPと導電体層22とが交差した部分は、メモリセルトランジスタMTとして機能する。メモリピラーMPと導電体層23とが交差した部分は、選択トランジスタST1として機能する。導電体層24は、ビット線BLとして使用される。導電体層24と25との間は、コンタクトV0を介して接続される。導電体層25と導電体層26との間は、コンタクトV1を介して接続される。導電体層26は、貼合パッドBPに対応する。導電体層26は、例えば、銅を含む。
スリットSLTは、XZ平面に沿って広がった板状に形成された部分を有し、絶縁体層30~32、及び導電体層21~23を分断している。スリットSLTの底部は、導電体層20に接している。スリットSLT内のコンタクトLIは、導電体層20と電気的に接続される。また、スリットSLT内のスペーサSPは、導電体層21~23のそれぞれとコンタクトLIとの間を離隔及び絶縁している。
各メモリピラーMPは、Z方向に沿って延伸して設けられ、絶縁体層30~32、及び導電体層21~23を貫通している。各メモリピラーMPは、例えば、コア部材40、半導体層41、及び積層膜42を含む。コア部材40は、Z方向に沿って延伸して設けられた絶縁体である。半導体層41は、コア部材40を覆っている。半導体層41は、メモリピラーMPの側面を介して導電体層20に接している。積層膜42は、半導体層41と導電体層20とが接した部分を除いて半導体層41の側面を覆っている。半導体層41の上に、コンタクトCVが設けられる。半導体層41と導電体層24との間は、コンタクトCVを介して接続される。
(4:メモリピラーMPの断面構造)
図28は、第4実施形態に係る半導体装置1におけるメモリピラーMPの断面構造の一例を示す、図27のXXVIII-XXVIII線に沿った断面図である。図28は、メモリピラーMPと導電体層22とを含み且つソース線SLの表面と平行な断面を示している。図28に示すように、積層膜42は、トンネル絶縁膜43、絶縁膜44、及びブロック絶縁膜45を含む。
コア部材40は、例えば、メモリピラーMPの中央部分に設けられる。半導体層41は、コア部材40の側面を囲っている。トンネル絶縁膜43は、半導体層41の側面を囲っている。絶縁膜44は、トンネル絶縁膜43の側面を囲っている。ブロック絶縁膜45は、絶縁膜44の側面を囲っている。導電体層22は、ブロック絶縁膜45の側面を囲っている。半導体層41は、メモリセルトランジスタMT0~MT7並びに選択トランジスタST1及びST2のチャネル(電流経路)として使用される。トンネル絶縁膜43及びブロック絶縁膜45のそれぞれは、例えば、シリコン酸化膜を含む。絶縁膜44は、メモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層として使用され、例えば、シリコン窒化膜を含む。これにより、メモリピラーMPの各々が、1つのNANDストリングNSとして機能する。
(5:半導体装置1aの断面構造)
図29は、第4実施形態に係る半導体装置1aの断面構造の一例を示す断面図である。図29は、メモリ領域MRを含む断面を示し、第2ウエハW2を基準とした座標軸を表示している。図29に示すように、半導体装置1aは、図27に示された回路層200及び貼合層B1の構造が上下に反転した構造を有する。また、第2ウエハW2は、図示が省略された複数のウェル領域を含む。複数のウェル領域のそれぞれには、例えば、トランジスタが形成される。複数のウェル領域の間は、例えば、STI(Shallow Trench Isolation)によって分離される。回路層300は、例えば、絶縁体層50、導電体層GC及び52~54、並びにコンタクトCS及びC0~C3を含む。貼合層B2は、例えば、絶縁体層51、及び導電体層55を含む。配線層400は、例えば、絶縁体層60を含む。
絶縁体層50は、第2ウエハW2上に設けられる。絶縁体層50は、第2ウエハW2上に設けられた回路を覆っている。絶縁体層50は、複数の絶縁体層により構成され得る。絶縁体層51は、絶縁体層50上に設けられる。絶縁体層51は、絶縁体層35に接している。絶縁体層51及び35の境界部分が、第1ウエハW1と第2ウエハW2との貼合面に対応する。絶縁体層51は、例えば、シリコン酸化膜である。
導電体層GCは、第1ウエハW1上のゲート絶縁膜上に設けられる。導電体層GCは、トランジスタのゲート電極として使用される。コンタクトC0は、導電体層GC上に設けられる。2つのコンタクトCSは、トランジスタのソース端及びドレイン端にそれぞれ対応する2つの不純物拡散領域(図示せず)に接続される。コンタクトCS及びC0上に、個別に導電体層52が設けられる。導電体層52上に、コンタクトC1を介して導電体層53が設けられる。導電体層53上に、コンタクトC2を介して導電体層54が設けられる。導電体層54上に、コンタクトC3を介して導電体層55が設けられる。導電体層55は、貼合パッドBPに対応する。導電体層55は、例えば、銅を含む。導電体層55上に、対向配置された導電体層26が接している。これにより、導電体層24(ビット線BL)が、第1ウエハW1上に設けられたトランジスタに電気的に接続される。
導電体層20(ソース線SL)上には、絶縁体層60が設けられる。図示が省略されているが、配線層400は、回路層200及び300のいずれかに含まれた半導体回路に接続される導電体層を含む。当該導電体層は、例えば、絶縁体層60を貫通して設けられたパッドPDに接続される(図示せず)。貼合パッドBPを介して接続される配線は、ビット線BL以外の配線であってもよい。
<4-2>第4実施形態の効果
第1~第3実施形態で説明された半導体装置1の製造方法は、第4実施形態で説明されたような半導体装置1aに対しても利用することができる。さらに、第4実施形態では、反射防止層110又は110aによって光吸収率の変動幅が抑制されることによって、レーザー剥離時に回路層200に対して過剰な熱が与えられることが抑制され得る。これにより、第4実施形態に係る半導体装置1aの製造方法は、第1実施形態と同様の効果を実現することができ、且つメモリセルアレイ10が加熱されることによるメモリセルトランジスタMTなどの特性劣化を抑制することができる。
<4>変形例など
以上で説明された各実施形態は、様々な変形が可能である。
上記実施形態において、半導体装置1及び1aの回路構成、平面レイアウト、及び断面構造のそれぞれは、適宜変更され得る。例えば、メモリピラーMPの半導体層41とソース線SLとの間は、メモリピラーMPの底部を介して接続されてもよい。メモリピラーMPは、複数のピラーがZ方向に2本以上連結された構造を有していてもよい。メモリピラーMPは、選択ゲート線SGDに対応するピラーと、ワード線WLに対応するピラーとが連結された構造を有していてもよい。各コンタクトは、Z方向に連結された複数のコンタクトによって接続されてもよい。複数のコンタクトの連結部分には、導電体層が挿入されてもよい。半導体装置1aが備える配線層やコンタクトの数は、適宜変更され得る。
本明細書において“接続”は、電気的に接続されていることを示し、例えば、間に別の素子を介することを除外しない。“電気的に接続される”は、電気的に接続されたものと同様に動作することが可能であれば、絶縁体を介していてもよい。“柱状”は、半導体装置1の製造工程において形成されたホール内に設けられた構造体であることを示している。“幅”は、例えば、X方向又はY方向における構成要素の幅のことを示している。“ウエハ”や“半導体基板”は、“基板”と呼ばれてもよい。“半導体層”は、“導電体層”と呼ばれてもよい。“領域”は、基準とされる基板によって含まれる構成と見なされてもよい。“平面位置”は、平面レイアウトにおける構成要素の位置を示している。“上面(平面)視”は、例えば、ウエハのおもて面側から、対象物を見ることに対応する。本明細書において、ピッチを計測する基準としては、パターンのX方向又はY方向の端部が利用されてもよいし、パターンの中心部分が利用されてもよい。反射防止層110及び110aや光吸収層120などに使用される材料は、不純物を含み得る。これらの層は、主要な材料として、上記実施形態で説明されたシリコン酸化膜やポリシリコンなどが使用されていればよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,1a…半導体装置、2…メモリコントローラ、10…メモリセルアレイ、11…入出力回路、12…ロジックコントローラ、13…レジスタ回路、14…シーケンサ、15…ドライバ回路、16…ロウデコーダモジュール、17…センスアンプモジュール、20~26…導電体層、30~35…絶縁体層、40…コア部材、41…半導体層、42…積層膜、43…トンネル絶縁膜、44…絶縁膜、45…ブロック絶縁膜、50,51…絶縁体層、52~55…導電体層、60…絶縁体層、100,100a…剥離層、110,110a…反射防止層、111…サブパターン、120…光吸収層、130…熱伝導層、200,300…回路層、400…配線層、B1,B2…貼合層、BLK…ブロック、SU…ストリングユニット、BL…ビット線、WL…ワード線、SGD…選択ゲート線、MT…メモリセルトランジスタ、ST1,ST2…選択トランジスタ、RD…ロウデコーダ、SAU…センスアンプユニット、C0~C3,V0,V1…コンタクト、H0…酸化膜厚さ、H1…反射防止層厚さ、HR1,HR2…引出領域、P1…メインピッチ、P2…サブピッチ、W1…第1ウエハ、W2…第2ウエハ

Claims (10)

  1. 互いに異なる第1回路層及び第2回路層がそれぞれ形成された第1基板及び第2基板を貼り合わせる半導体装置の製造方法であって、
    前記第1基板上に前記第1基板よりも屈折率の低い第1層を形成することと、
    前記第1層上に前記第1層よりも屈折率の低い第2層を形成することと、
    前記第2層上に前記第1回路層を形成することと、
    前記第1回路層を形成した後に、前記第1基板のおもて面と、前記第2基板のおもて面とを貼り合わせることと、
    前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせた後に、前記第1基板の裏面にレーザー光を照射することと、
    前記第1基板の裏面にレーザー光を照射した後に、前記第2基板側に前記第1回路層が残るように前記第1基板を剥離することと、を備える、
    半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1基板は、シリコン基板であり、
    前記第2層は、シリコン酸化膜であり、
    前記レーザー光は、COレーザーである、
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2層は、第1材料を含み、
    前記第1層は、前記第1材料により形成された部分と、前記第1材料よりも屈折率の高い第2材料により形成された部分とを含む、
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1材料は、シリコン酸化膜であり、
    前記第2材料は、ポリシリコンである、
    請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1層において、前記第2材料はラインアンドスペースパターン状に形成される、
    請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第2材料のラインアンドスペースパターンのピッチは、前記レーザー光の波長未満である、
    請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第2材料のラインアンドスペースパターンの前記ピッチは、前記レーザー光の波長の1/5以下である、
    請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第2材料のラインアンドスペースパターンに含まれたラインパターンは、複数のサブパターンに分割され、前記複数のサブパターンのピッチは、前記第2材料のラインアンドスペースパターンの前記ピッチよりも小さい、
    請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1基板の裏面に前記レーザー光を照射する際に、前記レーザー光の偏光を、前記第2材料のラインアンドスペースパターンに対して平行な偏光、又は前記第2材料のラインアンドスペースパターンに対して直交する偏光に制御することをさらに備える、
    請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1回路層は、メモリセルを含み、
    前記第2回路層は、CMOS回路を含む、
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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