JP2025035663A - 水蒸気供給具 - Google Patents
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Abstract
【課題】浴室において、より効果的なスチーム浴を実現しつつ、製造コストの低廉化を実現可能な水蒸気供給具を提供する。
【解決手段】本発明の水蒸気供給具4は、水蒸気流路26d、ノズル28、収容室29、案内流路30及び供給口39を備えている。水蒸気流路26dは水蒸気発生装置15と接続しており、水蒸気が流通する。ノズル28は水蒸気流路26dと接続しており、水蒸気を噴射可能である。収容室29には、機能成分を有する媒体40が配置されている。案内流路30は、ノズル28から噴射された水蒸気の少なくとも一部を収容室29に案内する。供給口39は、浴室Hと収容室29とを連通させている。水蒸気供給具4では、機能成分が収容室29内の水蒸気とともに供給口39から浴室Hに供給される。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の水蒸気供給具4は、水蒸気流路26d、ノズル28、収容室29、案内流路30及び供給口39を備えている。水蒸気流路26dは水蒸気発生装置15と接続しており、水蒸気が流通する。ノズル28は水蒸気流路26dと接続しており、水蒸気を噴射可能である。収容室29には、機能成分を有する媒体40が配置されている。案内流路30は、ノズル28から噴射された水蒸気の少なくとも一部を収容室29に案内する。供給口39は、浴室Hと収容室29とを連通させている。水蒸気供給具4では、機能成分が収容室29内の水蒸気とともに供給口39から浴室Hに供給される。
【選択図】図2
Description
本発明は水蒸気供給具に関する。
特許文献1に従来の水蒸気供給具が開示されている。この水蒸気供給具は、水蒸気発生装置と接続されている。水蒸気発生装置は浴室の外部に設けられており、水蒸気を発生させる。
より具体的には、水蒸気供給具は、ハウジングと、水蒸気流路と、ノズルと、供給口とを備えている。ハウジングは、浴室内に設けられた浴槽に取り付けられている。水蒸気流路はハウジング内に設けられている。水蒸気流路は水蒸気発生装置と接続しており、水蒸気が流通可能となっている。ノズルはハウジング内に設けられており、水蒸気流路と接続している。ノズルは水蒸気流路を流通した水蒸気を噴射可能である。供給口はハウジングに形成されている。供給口は浴槽内とハウジング内とを連通させている。
この水蒸気供給具では、水蒸気発生装置が発生させた水蒸気が水蒸気流路を流通してノズルに至り、ノズルから噴射される。そしてノズルからから噴射された水蒸気は、供給口を経て浴槽内に供給されて浴槽内に充満する。これにより、入浴者は、水蒸気が充満した状態にある浴槽内に入ることでスチーム浴を行うことが可能となっている。
近年では、浴室におけるスチーム浴であっても、より効果的なスチーム浴を実現することが求められる。しかし、効果的なスチーム浴を実現するに当たって、水蒸気供給具の構成が複雑化すれば、製造コストの増大化を招いてしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、浴室において、より効果的なスチーム浴を実現しつつ、製造コストの低廉化を実現可能な水蒸気供給具を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の水蒸気供給具は、水蒸気を発生させる水蒸気発生装置と接続され、浴室に前記水蒸気を供給する水蒸気供給具であって、
前記浴室内に配置されたハウジングと、
前記ハウジング内に設けられて前記水蒸気発生装置と接続し、前記水蒸気が流通する水蒸気流路と、
前記ハウジング内に設けられて前記水蒸気流路と接続し、前記水蒸気を噴射可能なノズルと、
前記ハウジング内に設けられて前記ノズルよりも上方に位置し、機能成分を有する媒体が配置される収容室と、
前記ハウジング内に設けられ、前記ノズルから噴射された前記水蒸気の少なくとも一部を前記収容室に案内する案内流路と、
前記ハウジングに形成されて前記ハウジングの上方に向かって開口し、前記浴室と前記収容室とを連通させる供給口とを備え、
前記媒体は、前記供給口を通じて前記収容室に配置され、
前記機能成分は、前記収容室内の前記水蒸気とともに前記供給口から前記浴室に供給されることを特徴とする。
前記浴室内に配置されたハウジングと、
前記ハウジング内に設けられて前記水蒸気発生装置と接続し、前記水蒸気が流通する水蒸気流路と、
前記ハウジング内に設けられて前記水蒸気流路と接続し、前記水蒸気を噴射可能なノズルと、
前記ハウジング内に設けられて前記ノズルよりも上方に位置し、機能成分を有する媒体が配置される収容室と、
前記ハウジング内に設けられ、前記ノズルから噴射された前記水蒸気の少なくとも一部を前記収容室に案内する案内流路と、
前記ハウジングに形成されて前記ハウジングの上方に向かって開口し、前記浴室と前記収容室とを連通させる供給口とを備え、
前記媒体は、前記供給口を通じて前記収容室に配置され、
前記機能成分は、前記収容室内の前記水蒸気とともに前記供給口から前記浴室に供給されることを特徴とする。
本発明の水蒸気供給具では、水蒸気発生装置が発生させた水蒸気が水蒸気流路を流通し、この水蒸気がノズルから噴射される。また、ハウジング内には案内流路及び収容室が形成されている。収容室には、機能成分を有する媒体が配置される。収容室は、供給口によって浴室と連通している。
そして、この水蒸気供給具では、ノズルから噴射された水蒸気の少なくとも一部が案内流路によって収容室に案内される。これにより、収容室に至った水蒸気は、供給口から浴室に供給される。この際、機能成分は収容室の水蒸気とともに供給口から浴室に供給される。
ところで、水蒸気は気体であるため、供給口から浴室に供給された水蒸気は、浴室内を上昇することになる。この点、供給口はハウジングの上方に向かって開口しているため、この水蒸気供給具では、水蒸気の他、水蒸気とともに機能成分が供給口から浴室内に好適に供給される。これにより、この水蒸気供給具によれば、入浴者は、水蒸気によるスチーム浴を行いつつ、機能成分の効果も効果的に享受することができる。
また、この水蒸気供給具では、機能成分が水蒸気とともに供給口から浴室に供給されるため、機能成分を浴室に供給するための専用のノズル等の装置が不要である。さらに、供給口を通じて機能成分を有する媒体を収容室に配置できるため、この水蒸気供給具では、機能成分を有する媒体を収容室に配置するための専用の開口を形成する必要もない。そして、この水蒸気供給具では、入浴者が所望する機能成分に応じて、機能成分を有する媒体を交換したり、補充したりすることも供給口を通じて容易に行うことができる。これらにより、この水蒸気供給具では、水蒸気に加えて機能成分を浴室に供給可能としつつも、構成の複雑化を抑制できる。
したがって、本発明の水蒸気供給具によれば、浴室において、より効果的なスチーム浴を実現しつつ、製造コストの低廉化を実現できる。
本発明において、機能成分とは、例えばリラックス効果がある香り成分の他、肌のメンテナンス効果があるアミノ酸系の成分やヒアルロン酸系の成分等が挙げられる。また、機能成分を有する媒体(以下、適宜「媒体」という。)とは、例えば、上述のような機能成分を含浸させたスポンジやセラミックボール等が挙げられる。
媒体はカートリッジに収容されていることが好ましい。この場合には、媒体の交換や補充をより容易に行うことができる。また、媒体が案内流路に漏れたり落下したりすることカートリッジによって好適に防止できる。
ハウジングには、供給口と交差しつつ浴室に連通し、ノズルから噴射された水蒸気を収容室を経由させることなく浴室に供給する連通口が形成され得る。そして、連通口から浴室に供給される水蒸気の供給量は、供給口から浴室に供給される水蒸気の供給量よりも多いことが好ましい。
この場合には、供給口に加えて連通口からも浴室に水蒸気が供給されるため、浴室に水蒸気を好適に供給することができる。この際、連通口から浴室に供給された水蒸気は機能成分を含んでいない。また、連通口から浴室に供給される水蒸気の供給量は、供給口から浴室に供給される水蒸気の供給量よりも多いため、この水蒸気供給具では、浴室に機能成分が過剰に供給されることを防止できる。さらに、連通口は供給口と交差しつつ浴室に連通していることから、連通口から浴室に供給される水蒸気は、供給口から浴室に供給される水蒸気に比べて浴室の上方に分布し難い。このため、供給口から浴室に供給される水蒸気供給量よりも連通口から浴室に供給される水蒸気の供給量が多くなることにより、浴室全体に効率高く水蒸気を供給できる。
本発明の水蒸気供給具によれば、浴室において、より効果的なスチーム浴を実現しつつ、製造コストの低廉化を実現できる。
以下、本発明を具体化した実施例1、2を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の浴室システムは、浴室Hと、リモコン2と、給水具4と、風呂用加熱装置3と、接続流路5と、ポンプ7と、給湯用加熱装置9と、給水流路11と、開閉弁13と、水蒸気発生装置15と、バイパス流路17と、切替ユニット19と、制御装置23とを備えている。給水具4は、本発明における「水蒸気供給具」の一例である。この浴室システムは、図示しない住宅に用いられている。なお、図1~図10では、説明を容易にするため、浴室システム及び給水具4を模式化して図示している。
図1に示すように、実施例1の浴室システムは、浴室Hと、リモコン2と、給水具4と、風呂用加熱装置3と、接続流路5と、ポンプ7と、給湯用加熱装置9と、給水流路11と、開閉弁13と、水蒸気発生装置15と、バイパス流路17と、切替ユニット19と、制御装置23とを備えている。給水具4は、本発明における「水蒸気供給具」の一例である。この浴室システムは、図示しない住宅に用いられている。なお、図1~図10では、説明を容易にするため、浴室システム及び給水具4を模式化して図示している。
本実施例では、図1に示す実線矢印によって浴室Hの上下方向及び前後方向を規定している。上下方向と前後方向とは互いに直交している。そして、図2以降では、図1に対応して浴室Hの上下方向及び前後方向を規定している。
図1に示すように、浴室Hは住宅内に形成されている。浴室H内には、浴槽1が設けられている。浴槽1は、上部が開口する略矩形の箱状に形成されており、内部に水を貯留可能となっている。
図2に示すように、給水具4は、ハウジング25と、第1~4内部流路26a~26dと、第1~3逆止弁27a~27cと、ノズル28と、収容室29と、案内流路30と、供給口39とを備えている。
ハウジング25は、ハウジング本体25aとカバー25bとで構成されている。ハウジング本体25a及びカバー25bは金属製である。ハウジング本体25aは、浴槽1に固定されている。これにより、ハウジング25、ひいては給水具4は、浴室H内に配置されている。なお、ハウジング本体25a及びカバー25bを樹脂製としても良い。また、ハウジング本体25a及びカバー25bの一方を金属製とし、ハウジング本体25a及びカバー25bの他方を樹脂製としても良い。
ハウジング本体25aは、第1前壁251、第1後壁252及び第1周壁253を有している。第1前壁251は円盤状に形成されており、ハウジング本体25aの前部に位置している。第1後壁252は円盤状に形成されており、ハウジング本体25aの後部に位置している。第1周壁253は円筒状に形成されている。第1周壁253は、前後方向で第1前壁251と第1後壁252との間に位置しており、第1前壁251と第1後壁252とに接続している。
また、第1前壁251には第1接続口31及び第2接続口32が形成されている。第1接続口31及び第2接続口32は、それぞれ第1前壁251を前後方向に貫通している。これにより、第1接続口31及び第2接続口32は、それぞれハウジング本体25aの内部とハウジング本体25aの外部とに連通している。
第1後壁252には、第3~5接続口33~35が形成されている他、第1~3突出部36~38が形成されている。第3~5接続口33~35は、それぞれ第1後壁252を前後方向に貫通している。これにより、第3接続口33は、ハウジング本体25aの内部と第1室41とに連通している。第4接続口34は、ハウジング本体25aの内部と第2室42とに連通している。そして、第5接続口35は、ハウジング本体25aの内部と第3室43とに連通している。なお、第1~3室41~43については後述する。
第1~3突出部36~38は、それぞれ上下方向に所定の間隔を設けつつ、第1後壁252から後方に向かって突出している。第1~3突出部36~38のうち、第3突出部38は最も上方に位置している。また、第1突出部36及び第2突出部37は、等しい長さで後方に突出している。一方、第3突出部38は、第1、2突出部36、37よりも短い長さで後方に突出している。
カバー25bは、第2後壁254と第2周壁255とを有している。第2後壁254は円盤状に形成されており、カバー25bの後端に位置している。第2周壁255は、第2後壁254の外周縁と接続しており、第2後壁254から前方に向かって円筒状に延びている。これらの第2後壁254及び第2周壁255により、カバー25bは、有底の筒状をなしている。カバー25bは、ハウジング本体25aに対して後方から取り付けられている。これにより、カバー25bは、ハウジング本体25aの後方に位置している。
収容室29は、カバー25bがハウジング本体25aに取り付けられることにより、ハウジング本体25aの第1後壁252及び第3突出部38と、カバー25bの第2後壁254との間に形成されている。収容室29内には、スポンジ40が配置されている。スポンジ40は、本発明における「機能成分を有する媒体」の一例である。スポンジ40には、リラックス効果がある香り成分が含まれた精油、所謂アロマオイルが含侵されている。このリラックス効果がある香り成分は、本発明における「機能成分」に相当している。
また、カバー25bがハウジング本体25aに取り付けられることにより、第1後壁252及び第1突出部36と、第2後壁254及び第2周壁255との間に第1室41が形成されている。また、第1後壁252、第1突出部36及び第2突出部37と、第2後壁254との間に第2室42が形成されている。そして、第1後壁252、第2突出部37及び第3突出部38と、第2後壁254との間に第3室43が形成されている。
第1室41、第2室42、第3室43及び収容室29は、この順でハウジング25内の下方から上方に並んでいる。つまり、ハウジング25内において収容室29は、第3室43よりも上方、すなわち、第1室41、第2室42、第3室43及び収容室29のうちで最も上方に位置している。また、第1室41と第2室42とは第1突出部36によって区画されており、第2室42と第3室43とは第2突出部37によって区画されている。そして、第3室43と収容室29とは第3突出部38によって区画されている。
案内流路30は、第3突出部38の一部を上下方向に貫通することによって形成されている。これにより、案内流路30は第3室43と収容室29とに連通している。また、案内流路30にはメッシュ部材300が設けられている。メッシュ部材300は、第3室43と収容室29とを連通させつつ、収容室29内のスポンジ40が第3室43に落下することを防止している。
供給口39は、カバー25bの第2周壁255に形成されている。より具体的には、供給口39は、カバー25bがハウジング本体25aに取り付けられた際に第2周壁255において収容室29の上部となる位置に形成されている。供給口39は、第2周壁255を上下方向に貫通しており、収容室29に対して上方から連通している。こうして、供給口39は、ハウジング25の上方に向かって開口しつつ、浴槽1、ひいては浴室Hと収容室29とを連通させている。
ここで、供給口39は、スポンジ40よりもやや大きく形成されている。これにより、供給口39を通じてスポンジ40を収容室29内に配置したり、スポンジ40を収容室29から取り出したりすることが可能となっている。なお、供給口39を通じてスポンジ40を収容室29から出し入れ可能であれば、供給口39の形状は適宜設計可能である。
また、カバー25bの第2周壁255には、第1連通口44が形成されている。第1連通口44は、カバー25bがハウジング本体25aに取り付けられた際に第2周壁255において第1室41の下部となる位置、すなわち、第2周壁255の周方向で供給口39の反対側となる位置に形成されている。第1連通口44は、第2周壁255を上下方向に貫通しており、第1室41に対して下方から連通している。こうして、第1連通口44は、ハウジング25の下方に向かって開口しつつ、浴槽1と第1室41とを連通させている。
また、カバー25bの第2後壁254には、第2連通口45及び第3連通口46が形成されている。第3連通口46は、本発明における「連通口」の一例である。第2連通口45及び第3連通口46は、それぞれ第2後壁254を前後方向に貫通している。第2連通口45と第3連通口46とは、第2突出部37によって区画されている。換言すれば、第2連通口45と第3連通口46とは、第2後壁254を前後方向に貫通する一つの開口を第2突出部37によって区画することで形成されている。
第2連通口45は、第2室42に対して後方から連通している。第3連通口46は、第3室43に対して後方から連通している。こうして、第2連通口45及び第3連通口46は、それぞれ供給口39及び第1連通口44と直交しつつ浴室Hに連通している。つまり、第2連通口45は浴槽1と第2室42とを前後方向に連通させており、第3連通口46は浴槽1と第3室43とを前後方向に連通させている。なお、第2連通口45及び第3連通口46は、供給口39及び第1連通口44に対して直交しつつ浴室Hに連通する構成に限定されることはなく、供給口39及び第1連通口44と交差しつつ浴室Hに連通していれば良い。
第1~4内部流路26a~26dは、ハウジング本体25a内に設けられている。第1内部流路26aは、一端が第1接続口31内に延びており、他端が第3接続口33内に延びている。これにより、第1内部流路26aは、第3接続口33を通じて第1室41と連通している。
第2内部流路26bは、一端が第2接続口32内に延びており、他端が第3内部流路26c及び第4内部流路26dの各一端と接続している。第3内部流路26cの他端は第4接続口34内に延びている。これにより、第3内部流路26cは、第4接続口34を通じて第2室42と連通している。また、第4内部流路26dの他端は第5接続口35内に延びている。
第1内部流路26aは内部を水が流通可能となっている。第2内部流路26bは内部を水及び水蒸気が流通可能となっている。第3内部流路26cは内部を水が流通可能となっている。第4内部流路26dは内部を水蒸気が流通可能となっている。なお、水には高温の水である湯が含まれる。
第1逆止弁27aは第1内部流路26aに設けられている。第1逆止弁27aは、第1内部流路26aにおいて水を第1室41、ひいては浴槽1に向けて流通させる一方、水が第1室41側から流通することを防止する。第2逆止弁27bは第3内部流路26cに設けられている。第2逆止弁27bは、第3内部流路26cにおいて第2室42側から水を流通させる一方、水が第2室42側に向かって流通することを防止する。第3逆止弁27cは第4内部流路26dに設けられている。第3逆止弁27cは、第4内部流路26dにおいて水蒸気をノズル28に向けて流通させる一方、第3室43側からノズル28を経て水が流通することを防止する。
ノズル28は第3室43に配置されている。上述のように、ハウジング25内において収容室29は第3室43よりも上方に位置しているため、収容室29は、ノズル28よりも上方に位置している。ノズル28は、第5接続口35を通じて第4内部流路26dの他端と接続している。こうして、第4内部流路26dとノズル28とが接続している。
ノズル28は、第1噴射孔28aと第2噴射孔28bとを有している。ノズル28は、第4内部流路26dを流通した水蒸気を第1噴射孔28a及び第2噴射孔28bから噴射可能となっている。
第1噴射孔28aは、ノズル28の後端に形成されている。第1噴射孔28aは、第3連通口46を介して浴槽1内に前方から臨んでいる。第2噴射孔28bは、第1噴射孔28aよりも前方となる位置でノズル28の外周面に形成されている。第2噴射孔28bは、ノズル28の外周面に対して上方に向かって開口している。これにより、第2噴射孔28bは、第3室43に連通しつつ、案内流路30に対して下方から臨んでいる。
図1に示すように、リモコン2は、浴室H内に設けられている。リモコン2は、入浴者10が操作を行うことにより、スチーム浴運転と、複合運転と、湯張り運転と、追い焚き運転とを選択しつつ実行可能となっている。なお、スチーム浴運転等の詳細については後述する。
風呂用加熱装置3は浴室Hの外部に設置されている。風呂用加熱装置3は内部に水を流入させる流入口3aと、内部から水を流出させる流出口3bとを有している。風呂用加熱装置3は、内部で燃料ガスを燃焼させた際の熱との熱交換によって水を加熱可能となっている。
接続流路5は、配管5a~5eによって構成されている。配管5aは、一端が浴室Hの外部で第1流路切替弁19aと接続している。配管5aは第1流路切替弁19aから浴室Hに向かって延びている。そして、図2に示すように、配管5aの他端は、給水具4の第2接続口32を通じて第2内部流路26bと接続している。図1に示すように、配管5bは、一端が配管5c及び配管12の各他端と接続している。配管5bの他端は第1流路切替弁19aと接続している。配管5cは、一端が風呂用加熱装置3の流入口3aと接続している。配管5cの他端は、配管5bの一端及び配管12の他端と接続している。
配管5dは、一端が風呂用加熱装置3の流出口3bと接続している。配管5dの他端は第2流路切替弁19bと接続している。配管5eは、一端が第2流路切替弁19bと接続している。配管5eは第2流路切替弁19bから浴室Hに向かって延びている。そして、図2に示すように、配管5eの他端は、給水具4の第1接続口31を通じて第1内部流路26aと接続している。こうして、図1に示すように、接続流路5は、浴槽1と、風呂用加熱装置3とを接続している。
ポンプ7は配管5cに設けられている。これにより、ポンプ7は接続流路5に設けられている。ポンプ7は作動することによって接続流路5で水を流通させることが可能となっている。
給湯用加熱装置9は浴室Hの外部に設置されている。給湯用加熱装置9は上述の風呂用加熱装置3とは別体をなしている。給湯用加熱装置9は内部に水を流入させる流入口9aと、内部から水を流出させる流出口9bとを有している。風呂用加熱装置3と同様、給湯用加熱装置9についても、内部で燃料ガスを燃焼させた際の熱との熱交換によって水を加熱可能となっている。
給水流路11は配管11aと配管11bとによって構成されている。配管11aは、一端が給水源Wと接続している。配管11aの他端は給湯用加熱装置9の流入口9aと接続している。配管11bは、一端が住宅内のキッチン(図示略)等と接続している。配管11aの他端は給湯用加熱装置9の流出口9bと接続している。こうして、給湯用加熱装置9は給水流路11に設けられている。
また、配管11bには、配管12の一端が接続している。これにより、配管12によって接続流路5と給水流路11とが接続されている。換言すれば、配管12は、接続流路5と給水流路11とを接続する連絡流路として機能している。
開閉弁13は配管12に設けられている。開閉弁13は、開状態となることにより配管12を開放する。これにより、開閉弁13は、配管12を通じて給水流路11から接続流路5へ水が流通することを許容する。一方、開閉弁13は、閉状態となることにより配管12を閉鎖する。これにより、開閉弁13は、配管12を通じて給水流路11から接続流路5へ水が流通することを禁止する。なお、図示を省略するものの、配管12には、接続流路5から給水流路11へ水が流通することを防止する逆止弁が設けられている。
水蒸気発生装置15は周知の構成を採用している。詳細な図示を省略するものの、水蒸気発生装置15は内部に流入させた水を加熱することにより、水蒸気を発生させることが可能となっている。水蒸気発生装置15は内部に水を流入させるための流入口15aを有している他、発生させた水蒸気を流出させる流出口15bを有している。
バイパス流路17は配管17aと配管17bとによって構成されている。配管17aは、一端が第2流路切替弁19bと接続している。配管17aの他端は水蒸気発生装置15の流入口15aと接続している。配管17bは、一端が水蒸気発生装置15の流出口15bと接続している。配管17bの他端は第1流路切替弁19aと接続している。こうして、バイパス流路17は、配管17b及び第1流路切替弁19aを通じて接続流路5と接続している。また、バイパス流路17は、配管17a及び第2流路切替弁19bを通じても接続流路5と接続している。換言すれば、バイパス流路17は、接続流路5から分岐して水蒸気発生装置15に接続し、再び接続流路5に合流している。
切替ユニット19は、上述の第1流路切替弁19aと第2流路切替弁19bとによって構成されている。第1流路切替弁19aは、配管5aと配管5bとを連通しつつ、配管5a、5bと配管17bとを非連通とする場合と、配管5aと配管17bとを連通しつつ、配管5a、17bと配管5bとを非連通とする場合と、配管5a、5b、17bを互いに非連通にする場合とを切り替え可能となっている。
第2流路切替弁19bは、配管5dと配管5eとを連通しつつ、配管5d、5eと配管17aとを非連通とする場合と、配管5dと配管17aとを連通しつつ、配管5d、17aと配管5eとを非連通とする場合と、配管5d、5e、17aを互いに連通させる場合と、配管5d、5e、17aを互いに非連通にする場合とを切り替え可能となっている。
制御装置23は、浴室Hの外部に設けられている。詳細な図示を省略するものの、制御装置23は、CPU、RAM及びROM等の半導体によって構成されている。制御装置23は、リモコン2と通信可能に接続されている。また、制御装置23は、風呂用加熱装置3、ポンプ7、給湯用加熱装置9、開閉弁13、水蒸気発生装置15及び切替ユニット19とそれぞれ通電可能に接続されている。
以上のように構成された浴室システムでは、制御装置23が風呂用加熱装置3、水蒸気発生装置15及びポンプ7等に通電を行いつつ、風呂用加熱装置3及び水蒸気発生装置15等の各作動制御を行う。これにより、制御装置23は、リモコン2を通じて入浴者10が選択したスチーム浴運転、複合運転、湯張り運転及び追い焚き運転を実行する。以下、具体的に説明する。
<スチーム浴運転>
スチーム浴運転を実行するに当たっては、制御装置23は、図3に示すように、水蒸気発生装置15を作動させるとともに、開閉弁13を開状態とする。また、制御装置23は、給湯用加熱装置9、風呂用加熱装置3及びポンプ7をそれぞれ停止させる。
スチーム浴運転を実行するに当たっては、制御装置23は、図3に示すように、水蒸気発生装置15を作動させるとともに、開閉弁13を開状態とする。また、制御装置23は、給湯用加熱装置9、風呂用加熱装置3及びポンプ7をそれぞれ停止させる。
さらに、制御装置23は、第1流路切替弁19aについて、配管5aと配管17bとを連通しつつ配管5a、17bと配管5bとを非連通とする。これにより、給水具4では、第4内部流路26dが第2内部流路26b、配管5a、第1流路切替弁19a及び配管17bを通じて水蒸気発生装置15と接続する(図3及び図4参照)。
また、図3に示すように、制御装置23は、第2流路切替弁19bについて、配管5dと配管17aとを連通しつつ配管5d、17aと配管5eとを非連通とする。
これらにより、給水流路11では、給水源Wから供給された水が給湯用加熱装置9によって加熱されることなく、配管11b内から配管12内を流通して接続流路5に至る。そして、接続流路5に至った水は、配管5c内から、風呂用加熱装置3、配管5d内及び配管17a内の順で流通して水蒸気発生装置15に至る。
そして、水蒸気発生装置15において水は加熱されて水蒸気となる。この水蒸気は、流出口15bから、配管17b内及び配管5a内の順に流通する。これにより、図4に示すように、水蒸気は、給水具4の第2内部流路26bから第4内部流路26dに至る。こうして、水蒸気は、第4内部流路26dを流通しつつ、図4の破線矢印で示すように、ノズル28の第1噴射孔28a及び第2噴射孔28bから噴射される。
ここで、第2噴射孔28bからは、水蒸気が第3室43内に向けて噴射されることになる。そして、第3室43内の水蒸気の一部は、案内流路30を流通して収容室29内に至る。この際、案内流路30を流通した水蒸気は、スポンジ40の内部を通過して収容室29内に至ることになる。そして、収容室29内の水蒸気は、供給口39から浴槽1内に供給される。
上述のように、スポンジ40には精油が含浸されている。このため、給水具4では、案内流路30を流通した水蒸気がスポンジ40の内部を通過しつつ供給口39から浴槽1内に供給されることにより、精油に含まれているリラックス効果がある香り成分、すなわち機能成分が水蒸気とともに供給口39から浴槽1内に供給される。換言すれば、供給口39から浴槽1内に供給される水蒸気は機能成分を含んでいる。
一方、第1噴射孔28aから噴射された水蒸気は、第3室43内、案内流路30、収容室29及び供給口39を経ることはなく、第3連通口46から浴槽1内に供給される。また、第2噴射孔28bから第3室43内に噴射された水蒸気のうち、案内流路30を流通しなかった水蒸気についても、第3連通口46から浴槽1内に供給される。つまり、給水具4では、第3連通口46から浴槽1内に供給される水蒸気は機能成分を含んでいない。
ここで、この給水具4は、供給口39から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量に比べて、第3連通口46から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量が多くなるように、ノズル28について、第1噴射孔28aが第3連通口46を介して浴槽1内に臨む状態で第3室43内に配置している他、第1、2噴射孔28a、28b、案内流路30、供給口39及び第3連通口46の大きさをそれぞれ設計している。
また、図3に示すように、スチーム浴運転時には、蓋材1aによって浴槽1を上方から覆う。このため、供給口39及び第3連通口46から浴槽1内に供給された水蒸気は、浴槽1内に充満する。そして、入浴者10は、水蒸気が充満した状態にある浴槽1内に入ることにより、スチーム浴を行うことが可能となっている。なお、スチーム浴運転は、制御装置23に設けられたスチーム浴設定時間が経過することによって終了する他、入浴者10がリモコン2を通じて任意に終了させることができる。
<複合運転>
複合運転を実行するに当たっては、制御装置23は、図5に示すように、給湯用加熱装置9及び水蒸気発生装置15を作動させるとともに、開閉弁13を開状態とする。また、制御装置23は、風呂用加熱装置3及びポンプ7をそれぞれ停止させる。
複合運転を実行するに当たっては、制御装置23は、図5に示すように、給湯用加熱装置9及び水蒸気発生装置15を作動させるとともに、開閉弁13を開状態とする。また、制御装置23は、風呂用加熱装置3及びポンプ7をそれぞれ停止させる。
さらに、制御装置23は、第1流路切替弁19aについて、配管5aと配管17bとを連通しつつ配管5a、17bと配管5bとを非連通とする。また、制御装置23は、第2流路切替弁19bについて、配管5d、5e、17aを互いに連通させる。
これらにより、給水流路11では、給水源Wから供給された水が給湯用加熱装置9によって加熱されつつ、配管11b内から配管12内を流通して接続流路5に至る。そして、接続流路5に至った水は、配管5c内から、風呂用加熱装置3を経て配管5d内を流通する。そして、配管5d内を流通する水は、配管17a内及び配管5e内を流通する。これにより、配管17a内を流通する水は、水蒸気発生装置15において水蒸気とされる。この水蒸気は、配管17b内及び配管5a内の順に流通し、図6に示すように、給水具4の第2内部流路26b及び第4内部流路26dに至る。これにより、水蒸気はスチーム浴運転時と同様に浴槽1内に供給される(図6の破線矢印参照。)。なお、図5に示すように、複合運転時にもスチーム浴運転時と同様に、蓋材1aによって浴槽1を上方から覆うことで水蒸気を浴槽1内に充満させる。
一方、図5及び図6に示すように、配管5e内を流通する水は、給水具4の第1内部流路26a内を流通し、第1室41内に至る。そして、第1室41内の水は、第1連通口44から浴槽1内に供給される。ここで、第1室41内の水は、第1連通口44から浴槽1の下方に向かって供給されるため、浴槽1内では水蒸気と水とが混ざり難くなっている。
このように、複合運転では、接続流路5から浴槽1内及びバイパス流路17の双方に向かって水が流通するため、給水具4では、配管5aを経て第2内部流路26b及び第4内部流路26dを水蒸気が流通するだけでなく、配管5eを経て給湯用加熱装置9で加熱された水が第1内部流路26aを流通する。この結果、複合運転では、給水具4から浴槽1内に水蒸気と、給湯用加熱装置9で加熱された水とが同時に供給される。これにより、複合運転を行うことにより、入浴者10は、浴槽1内に水がない状態でのスチーム浴(以下、「全身スチーム浴」という。)を行った後に、浴槽1内に入浴者10の半身程度が浸かる程度に加熱された水が貯留された状態でのスチーム浴(以下、「半身スチーム浴」という。)を所望する場合、浴槽1内への水蒸気の供給を途切れさせることなく全身スチーム浴から半身スチーム浴に移行することができる。
この複合運転についても、入浴者10がリモコン2を通じて任意に終了させることができる他、浴槽1内の水が制御装置23に設けられた複合運転用の湯張り設定量に到達することにより、自動的に終了させることができる。
<湯張り運転>
湯張り運転を実行するに当たっては、制御装置23は、図7に示すように、給湯用加熱装置9を作動させるとともに、開閉弁13を開状態とする。また、制御装置23は、風呂用加熱装置3、ポンプ7及び水蒸気発生装置15をそれぞれ停止させる。
湯張り運転を実行するに当たっては、制御装置23は、図7に示すように、給湯用加熱装置9を作動させるとともに、開閉弁13を開状態とする。また、制御装置23は、風呂用加熱装置3、ポンプ7及び水蒸気発生装置15をそれぞれ停止させる。
さらに、制御装置23は、第1流路切替弁19aについて、配管5a、5b、17bを互いに非連通とする。また、制御装置23は、第2流路切替弁19bついて、配管5dと配管5eとを連通しつつ配管5d、5eと配管17aとを非連通とする。
これらにより、給水流路11では、給水源Wから供給された水が給湯用加熱装置9によって加熱される。こうして、給湯用加熱装置9で加熱された水は、配管12内を流通して接続流路5に至り、配管5c内を流通する。そして、配管5c内を流通する水は、風呂用加熱装置3に向かって流通し、風呂用加熱装置3から、配管5d内及び配管5e内の順に流通し、さらに、図8に示すように、給水具4の第1内部流路26a内を流通して第1室41内に至る。そして、第1室41内の水が第1連通口44から浴槽1内に順次供給されることにより、浴槽1内に水が貯留される。
この湯張り運転は、制御装置23に設定された湯張り設定量に到達することにより、制御装置23が自動的に終了させる。なお、湯張り設定量は、入浴者10が任意に設定することができる。
<追い焚き運転>
追い焚き運転を実行するに当たっては、制御装置23は、図9に示すように、風呂用加熱装置3及びポンプ7を作動させる。そして、制御装置23は、給湯用加熱装置9及び水蒸気発生装置15をそれぞれ停止させるとともに、開閉弁13を閉状態とする。
追い焚き運転を実行するに当たっては、制御装置23は、図9に示すように、風呂用加熱装置3及びポンプ7を作動させる。そして、制御装置23は、給湯用加熱装置9及び水蒸気発生装置15をそれぞれ停止させるとともに、開閉弁13を閉状態とする。
また、制御装置23は、第1流路切替弁19aについて、配管5aと配管5bとを連通しつつ配管5a、5bと配管17bとを非連通とする。また、制御装置23は、第2流路切替弁19bについて、配管5dと配管5eとを連通しつつ配管5d、5eと配管17aとを非連通とする。
これらにより、図9及び図10に示すように、ポンプ7の作動によって、浴槽1内に貯留された水が給水具4の第2連通口45から第2室42に吸入される。そして、第2室42に吸入された水は、第3内部流路26c内、第2内部流路26b内、配管5a内、配管5b内及び配管5c内の順に流通して風呂用加熱装置3に至る。そして、風呂用加熱装置3において浴槽1内に貯留された水の加熱が行われる。こうして風呂用加熱装置3で加熱された水は、配管5d内から配管5e内の順に流通し、さらに、給水具4の第1内部流路26a内を流通し、第1室41から第1連通口44を経て浴槽1内に再供給される。
こうして、追い焚き運転では、接続流路5を介して浴槽1内と風呂用加熱装置3との間で水が循環しつつ、風呂用加熱装置3による水の加熱と、浴槽1内への水の再供給とが行われる。なお、追い焚き運転は、制御装置23に設けられた追い焚き設定時間が経過することによって終了する他、入浴者10がリモコン2を通じて任意に終了させることができる。
また、湯張り運転時及び追い焚き運転時のように、浴槽1内に水が給水具4を越えて貯留される状態では、給水具4では、供給口39を通じて収容室29内からスポンジ40を予め取り出しておくこともできる。
このように、この浴室システムでは、給水具4の供給口39から水蒸気とともに機能成分が浴槽1内に供給される。ここで、水蒸気は気体であるため、供給口39から浴槽1内に供給された水蒸気は、浴槽1内を上昇することになる。この点、供給口39はハウジング25の上方に向かって開口しているため、この給水具4では、水蒸気の他、水蒸気とともに機能成分が供給口39から浴槽1内に好適に供給される。これにより、この給水具4によれば、入浴者10は、スチーム浴運転時や混合運転時に水蒸気によるスチーム浴を行いつつ、機能成分の効果も効果的に享受することができる。つまり、入浴者10は、スチーム浴によって得られる爽快感に加えて、香り成分によるリラックス効果も効果的に享受することが可能となっている。
また、この給水具4では、機能成分が水蒸気とともに供給口39から浴槽1内に供給されるため、機能成分を浴槽1内に供給するための専用のノズル等の装置が不要となっている。さらに、精油を含浸したスポンジ40を供給口39を通じて収容室29に配置できるため、この給水具4は、精油を含浸したスポンジ40を収容室29に配置するための専用の開口を形成する必要もない。そして、この給水具4では、入浴者10が所望する機能成分に応じて精油を含浸したスポンジ40を交換したり、供給口39からスポンジ40に向けて精油を滴下することでスポンジ40に精油を補充したりすることも容易に行うことが可能となっている。これらにより、この給水具4では、水蒸気に加えて機能成分を浴槽1、ひいては浴室Hに供給可能としつつも、構成の複雑化を抑制できる。
したがって、実施例1の浴室システムによれば、浴室Hにおいて、より効果的なスチーム浴を実現しつつ、製造コストの低廉化を実現できる。
特に、給水具4では、水蒸気が供給口39だけでなく、第3連通口46からも浴槽1内に供給される。ここで、第3連通口46から浴槽1内に供給される水蒸気は機能成分を含んでいない。そして、給水具4では、供給口39から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量に比べて、第3連通口46から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量が多くなっている。このため、給水具4は、供給口39及び第3連通口46を通じて浴槽1内に水蒸気を好適に供給しつつも、浴槽1内に機能成分が過剰に供給されることを防止できる。さらに、第3連通口46から浴槽1内に供給された水蒸気は、浴槽1内を上昇して蓋体1aに接触するよりも先に浴槽1内に充満し易い。これにより、供給口39から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量よりも第3連通口46から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量が多くなることにより、給水具4は浴槽1内の全体に効率高く水蒸気を供給できる。このため、この給水具4では、水蒸気によって浴槽1内を効率高く暖めることが可能となっている。
また、浴室システムは、スチーム浴運転の他に、複合運転、湯張り運転及び追い焚き運転を実行可能であるため、利便性が高くなっている。また、給水具4は、浴槽1内への水蒸気及び機能成分の供給だけでなく、浴槽1内への水の供給や浴槽1内の水の吸入も可能となっている。これにより、この浴室システムでは、複合運転、湯張り運転及び追い焚き運転を実行するに当たって、給水具4とは別の給水具を浴槽1に設ける必要がなく、その分、構成を簡素化することが可能となっている。
(実施例2)
実施例2の浴室システムは、給水具4に換えて、図11に示す給水具8を備えている。給水具8も本発明における「水蒸気供給具」の一例である。
実施例2の浴室システムは、給水具4に換えて、図11に示す給水具8を備えている。給水具8も本発明における「水蒸気供給具」の一例である。
給水具8は、ハウジング65と、ノズル68と、収容室69と、案内流路70と、供給口71とを備えている他、実施例1の浴室システムにおける給水具4と同様に、第1~4内部流路26a~26dと、第1~3逆止弁27a~27cとを備えている。
ハウジング65は、ハウジング本体25aとカバー25cとで構成されている。カバー25bと同様、カバー25cも金属製である。カバー25cは、第2後壁256と第2周壁257とを有している。第2後壁256は円盤状に形成されており、カバー25cの後端に位置している。第2周壁257は、第2後壁256の外周縁と接続しており、第2後壁256から前方に向かって円筒状に延びている。これらの第2後壁256及び第2周壁257により、カバー25cも有底の筒状をなしている。カバー25cは、ハウジング本体25aに対して後方から取り付けられている。なお、カバー25cを樹脂製としても良い。
収容室69は、カバー25cがハウジング本体25aに取り付けられることにより、ハウジング本体25aの第1後壁252及び第3突出部38と、カバー25cの第2後壁256との間に形成されている。収容室69内には、複数個のセラミックボール60がカートリッジ61に収容された状態で配置されている。各セラミックボール60も本発明における「機能成分を有する媒体」の一例である。そして、上述のスポンジ40と同様、各セラミックボール60に対してもリラックス効果がある香り成分が含まれた精油が含侵されている。
カートリッジ61は樹脂製であり、上部が開口した略矩形の箱状に形成されている。また、カートリッジ61の下端には、複数個の通気孔61aが形成されている。各通気孔61aは、セラミックボール60よりも小さく形成されている。なお、カートリッジ61の材質及び形状は適宜設計可能である。
また、カバー25bがハウジング本体25aに取り付けられることにより、第1後壁252及び第1突出部36と、第2後壁256及び第2周壁257との間に第1室51が形成されている。また、第1後壁252、第1突出部36及び第2突出部37と、第2後壁256との間に第2室52が形成されている。そして、第1後壁252、第2突出部37及び第3突出部38と、第2後壁256との間に第3室53が形成されている。第1室51は第3接続口33と連通しており、第2室52は第4接続口34と連通しており、第3室53は第5接続口35と連通している。給水具8では、第1室51、第2室52、第3室53及び収容室69のうちで収容室69が最も上方に位置している。
案内流路70は、第3突出部38の一部を上下方向に貫通することによって形成されている。これにより、案内流路70は第3室53と収容室69とに連通している。ここで給水具4とは異なり、この給水具8では、案内流路70にメッシュ部材300が設けられていない。また、案内流路70は、カートリッジ61よりも小さく形成されている。このため、給水具8では、収容室69内のカートリッジ61が案内流路70を経て第3室53に落下することはない。なお、各セラミックボール60はカートリッジ61に収容されているため、各セラミックボール60が案内流路70を経て第3室53に落下することもない。さらに、案内流路70は、給水具4における案内流路30よりも小さく形成されている。
供給口71は、カバー25cの第2周壁257に形成されている。より具体的には、供給口71は、カバー25cがハウジング本体25aに取り付けられた際に第2周壁257において収容室69の上部となる位置に形成されている。供給口71は、第2周壁257を上下方向に貫通しており、収容室69に対して上方から連通している。こうして、供給口71は、ハウジング25の上方に向かって開口しつつ、浴槽1と収容室69とを連通させている。
ここで、供給口71は、カートリッジ61よりもやや大きく形成されている。これにより、供給口71を通じてカートリッジ61を収容室69に載置したり、カートリッジ61を収容室69から取り出したりすることが可能となっている。この際、カートリッジ61の内部には各セラミックボール60が収容されている。つまり、カートリッジ61を収容室69に載置することにより、各セラミックボール60についても収容室69に載置することができる。
また、カバー25bの第2周壁257には第1連通口47が形成されている。第1連通口47は、第2周壁257の周方向で供給口71の反対側となる位置に形成されている。第1連通口47は、第2周壁255を上下方向に貫通しており、第1室51に対して下方から連通している。
また、カバー25bの第2後壁256には、第2連通口48が形成されている他、第3連通口49が形成されている。第3連通口49も本発明における「連通口」の一例である。第2連通口48及び第3連通口49は、それぞれ第2後壁256を前後方向に貫通している。第2連通口48と第3連通口49とは、第2突出部37によって区画されている。
第2連通口48は第2室52に対して後方から連通しており、第3連通口49は第3室53に対して後方から連通している。これにより、第2連通口48及び第3連通口49は、浴槽1と、第2室42及び第3室43とを前後方向に連通させている。ここで、第3連通口49は、給水具4における第3連通口46よりも小さく形成されている。
ノズル68は第3室53に配置されている。これにより、ハウジング25内において収容室69は、ノズル68よりも上方に位置している。ノズル68は、第5接続口35を通じて第4内部流路26dの他端と接続している。ノズル68は噴射孔68aを有しており、第4内部流路26dを流通した水蒸気を噴射孔68aから噴射可能となっている。
噴射孔68aは、ノズル68の後端に形成されている。そして、噴射孔68aは第3室53内においてカバー25cの第2後壁256に前方から対向している。つまり、噴射孔68aは、第3連通口49を介して浴槽1内に直接臨む状態とはなっていない。給水具8における他の構成を含め、実施例2の浴室システムにおける他の構成は実施例1の浴室システムと同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
この浴室システムにおいても、実施例1の浴室システムと同様にリモコン2を通じて入浴者10が選択したスチーム浴運転、複合運転、湯張り運転及び追い焚き運転を実行する。
スチーム浴運転時には、図12に示すように、給水具8では、第2、4内部流路26b、26dを流通した水蒸気がノズル68の噴射孔68aから噴射される。この際、図12の破線矢印で示すように、給水具8では、水蒸気が噴射孔68aから第3室53内に噴射される。
これにより、第3室53内の水蒸気の一部は、案内流路70を流通して収容室69内に至る。この際、案内流路70を流通した水蒸気は、カートリッジ61の各通気孔61aから各セラミックボール60同士の間を通過してカートリッジ61内、ひいては収容室69内に至ることになる。そして、収容室69内の水蒸気は、供給口71から浴槽1内に供給される。
ここで、各セラミックボール60にも精油が含浸されている。このため、給水具8においても、精油に含まれているリラックス効果がある香り成分、すなわち機能成分が水蒸気とともに供給口71から浴槽1内に供給されることになる。
一方、第3室53内の水蒸気のうち、案内流路70を流通しなかった水蒸気は、第3連通口49から浴槽1内に供給される。このため、第3連通口49から浴槽1内に供給される水蒸気は機能成分を含んでいない。
ここで、給水具8においても、供給口71から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量に比べて、第3連通口49から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量が多くなるように、第3室53内におけるノズル68の位置の他、案内流路70、各通気孔61a、供給口71及び第3連通口49の大きさをそれぞれ設計している。特に、給水路8では、案内流路70が給水具4における案内流路30よりも小さく形成されているため、第3室53から案内流路70へ流通する水蒸気の流量が少なくなっている。この点においても、この給水具8では、第3連通口49から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量が多くなっている。
また、図示を省略するものの、複合運転時には、供給口71及び第3連通口49から水蒸気が浴槽1内に供給される他、第1内部流路26aを流通して第1室51内に至った水が第1連通口47から浴槽1内に供給される。
こうして、この浴室システムでは、給水具8の供給口71から水蒸気とともに機能成分が浴槽1内に供給されるため、入浴者10は、スチーム浴運転時や混合運転時に水蒸気によるスチーム浴を行いつつ、機能成分の効果も効果的に享受することができる。
また、給水具8では、各セラミックボール60がカートリッジ61に収容されている。そして、カートリッジ61は各セラミックボール60を収容した状態で供給口71を通じて収容室69に載置可能である。このため、この浴室システムでは、各セラミックボール60の交換や補充がより容易となっている。また、各セラミックボール60をカートリッジ61に収容することにより、各セラミックボール60が案内流路70や第3室43に落下することを防止するに当たって、給水具4におけるメッシュ部材300を設ける必要もない。湯張り運転時及び追い焚き運転時における給水具8の作用を含め、実施例2の浴室システムにおける他の作用は実施例1の浴室システムと同様である。
また、湯張り運転時及び追い焚き運転時のように、浴槽1内に水が給水具8を越えて貯留される状態では、給水具8では、各セラミックボール60とともにカートリッジ61を収容室69内から予め取り出しておくこともできる。
以上において、本発明を実施例1、2に即して説明したが、本発明は上記実施例1、2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1の浴室システムは、スチーム浴運転、複合運転、湯張り運転及び追い焚き運転を実行可能であるが、これに限らず、スチーム浴運転のみを実行可能であっても良い。実施例2の浴室システムも同様である。
また、実施例1の浴室システムでは、給水具4のハウジング本体25aが浴槽1に固定されている。しかし、これに限らず、ハウジング本体25aを浴室Hの壁面に固定することにより、供給口39から浴室H内に水蒸気を供給する構成としても良い。実施例2の浴室システムも同様である。
また、実施例1の浴室システムにおいて、給水具4に供給口39を開閉可能な蓋体を設ける構成としても良い。これにより、供給口39から水蒸気を供給しないときに供給口39を閉鎖することで供給口39から収容室29内に水が流入することを防止できる。実施例2の浴室システムも同様である。
また、実施例1の浴室システムにおいて、給水具4の第3連通口46から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量は、供給口39から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量よりも多くなっている。しかし、これに限らず、第3連通口46から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量に比べて、供給口39から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量の方が多くても良い。また、第3連通口46から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量と、供給口39から浴槽1内に供給される水蒸気の供給量とが等しくても良い。実施例2の浴室システムも同様である。
また、実施例1の浴室システムにおいて、肌のメンテナンス効果があるアミノ酸系の成分やヒアルロン酸系の成分をスポンジ40に含浸させても良い。実施例2の浴室システムも同様である。
また、実施例1の浴室システムは住宅に用いられているが、これに限らず、業務用の入浴施設等に用いられても良い。実施例2の浴室システムも同様である。
本発明は住宅等の浴室に利用可能である。
4、8…給水具(水蒸気供給具)
15…水蒸気発生装置
25、65…ハウジング
26d…第4内部流路(水蒸気流路)
28、68…ノズル
29、69…収容室
30、70…案内流路
39、71…供給口
40…スポンジ(機能成分を有する媒体)
46、49…第3連通口(連通口)
60…セラミックボール(機能成分を有する媒体)
61…カートリッジ
15…水蒸気発生装置
25、65…ハウジング
26d…第4内部流路(水蒸気流路)
28、68…ノズル
29、69…収容室
30、70…案内流路
39、71…供給口
40…スポンジ(機能成分を有する媒体)
46、49…第3連通口(連通口)
60…セラミックボール(機能成分を有する媒体)
61…カートリッジ
Claims (3)
- 水蒸気を発生させる水蒸気発生装置と接続され、浴室に前記水蒸気を供給する水蒸気供給具であって、
前記浴室内に配置されたハウジングと、
前記ハウジング内に設けられて前記水蒸気発生装置と接続し、前記水蒸気が流通する水蒸気流路と、
前記ハウジング内に設けられて前記水蒸気流路と接続し、前記水蒸気を噴射可能なノズルと、
前記ハウジング内に設けられて前記ノズルよりも上方に位置し、機能成分を有する媒体が配置される収容室と、
前記ハウジング内に設けられ、前記ノズルから噴射された前記水蒸気の少なくとも一部を前記収容室に案内する案内流路と、
前記ハウジングに形成されて前記ハウジングの上方に向かって開口し、前記浴室と前記収容室とを連通させる供給口とを備え、
前記媒体は、前記供給口を通じて前記収容室に配置され、
前記機能成分は、前記収容室内の前記水蒸気とともに前記供給口から前記浴室に供給されることを特徴とする水蒸気供給具。 - 前記媒体はカートリッジに収容されている請求項1記載の水蒸気供給具。
- 前記ハウジングには、前記供給口と交差しつつ前記浴室に連通し、前記ノズルから噴射された前記水蒸気を前記収容室を経由させることなく前記浴室に供給する連通口が形成され、
前記連通口から前記浴室に供給される前記水蒸気の供給量は、前記供給口から前記浴室に供給される前記水蒸気の供給量よりも多い請求項1又は2記載の水蒸気供給具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023142867A JP2025035663A (ja) | 2023-09-04 | 2023-09-04 | 水蒸気供給具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023142867A JP2025035663A (ja) | 2023-09-04 | 2023-09-04 | 水蒸気供給具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2025035663A true JP2025035663A (ja) | 2025-03-14 |
Family
ID=94928787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2023142867A Pending JP2025035663A (ja) | 2023-09-04 | 2023-09-04 | 水蒸気供給具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2025035663A (ja) |
-
2023
- 2023-09-04 JP JP2023142867A patent/JP2025035663A/ja active Pending
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