JP2025123766A - 農作業機用制御システム及び農作業方法 - Google Patents

農作業機用制御システム及び農作業方法

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JP2025123766A JP2024019427A JP2024019427A JP2025123766A JP 2025123766 A JP2025123766 A JP 2025123766A JP 2024019427 A JP2024019427 A JP 2024019427A JP 2024019427 A JP2024019427 A JP 2024019427A JP 2025123766 A JP2025123766 A JP 2025123766A
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Yoshikatsu Ikeuchi
裕雅 川上
Hiromasa Kawakami
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Morito Koide
貴之 戸谷
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Abstract

【課題】トラクタに装着する作業機の高さを的確に制御して農作業が可能な農作業機用制御システム及び農作業方法を提供することを目的とする。
【解決手段】第1の作業機制御部21は、第1の農作業において、第1の位置情報取得部31と第1の高さ情報取得部32を用いて得られる第1の作業機2の下端部が通る高さの情報と位置情報とを関連付けたマップデータを作成して記憶部40cに保存し、第2の作業機制御部21’は、第2の農作業において、第2の位置情報取得部31’とセンサ25と記憶部40cに保存されたマップデータとを用いて、第2の作業機2’の現在の絶対高さを算出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、農作業機用制御システム及び農作業方法に関し、特に、トラクタに装着して農作業を行う作業機の農作業機用制御システム及び農作業方法に関する。
トラクタに装着して農作業を行う作業機は、その作業高さを制御することにより、適切な農作業を行うことができる。例えば、地表面と接する整地体に対する耕耘部の位置が一定になるように制御するオート装置を用いる場合がある。また、圃場の外側に配置したレーザー発信器から水平に出されたレーザー光の高さを基準として作業機の作業高さを一定に維持するレーザーレベラー装置が利用される場合もある。
また特許文献1には、作業車両の位置情報を取得し、作業車両の後方に設けられる作業装置の姿勢によって耕盤深さ情報を特定し、位置情報と前記耕盤深さ情報とに対応した地図情報を生成する技術が記載されている。
特許第7274015号明細書
しかし、上述したオート装置を用いる場合は、整地体は地表面の凹凸に沿って上下動するため、それに応じて耕耘部の高さが変化してしまい、耕耘部の深さを一定に制御するのが難しい場合が存在する。また、レーザーレベラー装置を用いる場合は、レーザー発信器を農作業を行う圃場毎に設置する必要があるため、設置や移動の手間と労力が必要となる。さらに、隣の圃場で使用するレーザー光と干渉して正確な高さを維持できない問題も生じる。
また、特許文献1では、「耕盤」はトラクタのタイヤが接地した位置をさしている。この場合、例えば第1作業でロータリー作業を行う場合、先にトラクタのタイヤが未耕地面を通過し、トラクタが通過した後の後ろ側のロータリー作業機で耕耘作業を行う。このため、耕耘軌跡の下端部高さはトラクタのタイヤの接地点とは異なり、正確に情報を取得することはできない。そして、第2作業で代掻き作業を行う場合は、トラクタのタイヤが通過する高さは、前回通過したトラクタのタイヤの高さとは異なることとなる。
本発明は、上記課題に鑑みて、トラクタに装着する作業機の高さを的確に制御して農作業が可能な農作業機用制御システム及び農作業方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、代表的な本発明の農作業機用制御システムの一つは、第1の農作業用として、第1のトラクタに装着して第1の農作業を行う第1の作業機と、第1の位置情報取得部と、第1の高さ情報取得部と、第1の作業機制御部と、を備え、第2の農作業用として、第2のトラクタに装着して第2の農作業を行う第2の作業機と、第2の位置情報取得部と、前記第2の作業機の情報を取得するためのセンサと、第2の作業機制御部と、を備え、第1及び第2の農作業用として、記憶部を備え、前記第1の作業機制御部は、前記第1の農作業において、前記第1の位置情報取得部と前記第1の高さ情報取得部を用いて得られる前記第1の作業機の下端部が通る高さの情報と位置情報とを関連付けたマップデータを作成して前記記憶部に保存し、前記第2の作業機制御部は、前記第2の農作業において、前記第2の位置情報取得部と前記センサと前記記憶部に保存された前記マップデータとを用いて、前記第2の作業機の現在の絶対高さを算出することを特徴とする。
さらに本発明の農作業方法の一つは、第1のトラクタに装着して第1の作業機で第1の農作業を行う際に、前記第1の作業機に備える第1の作業機制御部で、第1の位置情報取得部と第1の高さ情報取得部から得られる情報を用いて、前記第1の作業機の下端部が通る高さの情報と位置情報とを関連付けたマップデータを作成するステップと、第2のトラクタに装着して第2の作業機で前記第1の農作業の後に行う第2の農作業を行う際に、前記第2の作業機に備える第2の作業機制御部で、第2の位置情報取得部から得られる情報と前記第2の作業機に備えるセンサから得られる情報と前記マップデータを用いて、前記第2の作業機の現在の絶対高さを算出するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、農作業機用制御システム及び農作業方法において、トラクタに装着する作業機の高さを的確に制御して農作業を行うことができる。
上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態の第1のブロック図を示す。 本発明の第1の実施形態の第1の作業機の一例を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態の第1のフローチャートを示す。 本発明の第1の実施形態の第2のブロック図を示す。 本発明の第1の実施形態の第2の作業機の一例を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態の第2のフローチャートを示す。 本発明の第2の実施形態の第1のブロック図を示す。 本発明の第2の実施形態の第1の作業機の一例を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態の第1のフローチャートを示す。
本発明を実施するための形態を説明する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について説明する。
(第1の実施形態の第1のブロック図)
図1は、本発明の第1の実施形態の第1のブロック図を示す。
第1のトラクタであるトラクタ1に装着する第1の作業機2を備える構成において、トラクタ1側には、トラクタ制御部11を備え、さらに、通信端末40が配置されている。また、第1の作業機2側には、作業機制御部21、位置情報取得部31、高さ情報取得部32を備えている。また、サーバー45は、トラクタ1及び第1の作業機2とは別の場所に配置されている。第1の作業機2は、第1の農作業を行う作業機である。
トラクタ制御部11は、トラクタ1側の制御のための処理を行うもので、トラクタ1に予め備えられているものも利用できる。トラクタ制御部11は、制御や処理等のために必要な電子デバイス等で構成される。
位置情報取得部31は、第1の作業機2の水平方向の位置の情報を取得する手段である。例えば、GNSSの衛星からの信号を受信し地球上の現在位置である経度と緯度の情報を取得する。位置情報取得部31の例としては、RTK-GNSS方式を利用して位置情報を取得する構成、CLAS測位信号を受信して位置情報を取得する構成、GPSからの信号を受信して位置情報を取得する構成等があげられる。
高さ情報取得部32は、第1の作業機2の高さの情報を取得する手段である。例えば、GNSSの衛星からの信号を受信し現在の高さである標高の情報を取得する。また、高さ情報取得部32と位置情報取得部31と一体の構成として、位置情報と高さ情報を同時に取得してもよい。高さ情報取得部32の例としては、RTK-GNSS方式を利用して高さ情報を取得する構成、CLAS測位信号を受信して高さ情報を取得する構成等があげられる。
ここで、RTK-GNSS方式について説明する。RTKは、Real Time Kinematicの略で、相対測位と呼ばれる測定方法である。また、GNSSは、Global Navigation Satellite Systemの略で、測位衛星からの電波を受信し地上での位置を特定する衛星測位システムを示す。RTK-GNSS方式は、基準点と観測点という2つのポイントを同時に観測し、共通誤差を処理することにより正確な測定を可能とする。RTK-GNSS方式は位置情報取得部31における位置情報や高さ情報取得部32における高さ方向の情報を取得することが可能である。RTK-GNSS方式は、例えば、X、Y、Zの三次元の位置情報を取得可能である。
CLASは、Centimeter Level Augmentation Serviceの略でセンチメータ級測位補強サービスである。CLAS測位信号を受信することで、位置情報と高さ情報を取得可能となる。また、GPSは、Global Positioning Systemの略でGNSSの一種である。
作業機制御部21は、位置情報取得部31及び高さ情報取得部32からの情報(位置情報と高さ情報)を取得する。そして、作業機制御部21は、取得した情報に基づき、マップデータを作成する。また、作業機制御部21は、トラクタ制御部11からの情報(例えば制御情報等)を取得してもよい。作業機制御部21は、制御や処理等のために必要な電子デバイス等で構成される。また、作業機制御部21は、必要に応じて情報を記憶する記憶部を備えていてもよい。なお、作業機制御部21は、第1の作業機2に備える作業機制御ボックス内に格納されてもよい。作業機制御ボックスは、防塵・防水機能を有することが可能であり、この場合は作業機制御部21を保護する。
通信端末40は、通信部40a、制御部40b、記憶部40c、操作部40d、表示部40eを備えている。通信端末40は、例えば、スマートフォンやタブレット型コンピュータ等の汎用の持ち運び可能な端末を適用できる。
通信部40aは、作業機制御部21やサーバー45と通信するための機能を有する。作業機制御部21及びサーバー45との通信は、無線通信を用いて行ってもよいし、有線通信を用いて行ってもよい。
制御部40bは、通信部40aの通信処理、記憶部40cへの記憶処理、操作部40dからの信号の入力処理、表示部40eでの表示処理、必要な算出処理等を行う。制御部40bは、制御や処理等のために必要な電子デバイス等で構成される。
記憶部40cは、作業機制御部21からマップデータ等の情報を取得し、その情報を記憶して保持する。また、記憶部40cは、記憶している情報を作業機制御部21へ出力してもよい。記憶部40cは、例えば、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ)や磁気メモリ、HDD(HardDisk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の適した記憶装置で構成できる。また、記憶部40cは、取り外し可能な記録メディア(例えば、SDメモリカードやUSBフラッシュメモリ等)を用いてもよい。また、記憶部40cに保存される情報は、別の場所に配置されるサーバー45と送受信可能な構成としてもよい。
操作部40dは、操作のための操作スイッチ等を備えており、作業者が必要な操作を行える。操作部40dは、表示部40eと一体に構成してもよい。例えば、表示部40eと操作部40dは、操作しやすくするために、一体にして、表示画面をタッチパネルの方式を採用して構成してもよい。
表示部40eは、液晶、有機EL、LED等による表示画面等により、必要な情報を表示する手段を備えることができる。表示部40eは、作業機制御部21から情報を取得して、その情報を表示できる。例えば、位置情報取得部31や高さ情報取得部32から取得した位置や高さの情報や、作業機制御部21で作成したマップデータの情報(例えば、地図や図による情報)等である。
サーバー45は、トラクタ1及び第1の作業機2とは別の場所に配置されているサーバーであり、必要に応じて設けられる。サーバー45は、通信端末40とインターネット回線などを通じて、情報のやりとりが可能である。サーバー45には、通信端末40の記憶部40cと同様または類似の機能を有する記憶部を備えることができ、通信端末40の記憶部40cで保存した情報等を保存できる。また、サーバー45は、通信の時間を要するが、コンピュータとして作業機制御部21の処理の一部を行うことも可能である。
(第1の実施形態の第1の作業機)
図2は、本発明の第1の実施形態の第1の作業機の一例を示す側面図である。図2は、トラクタ1に装着する第1の作業機2としてトラクタ1の後部に装着するロータリー作業機50による実施形態を示している。この場合、第1の農作業は、耕耘作業となる。以下、ロータリー作業機50の進行方向を前方向として説明している。図2の左方向がロータリー作業機50の前方向であり、図2の上下方向がロータリー作業機50の上下方向である。また、図2ではトラクタ1の図示を簡略化したものを示している。
トラクタ1から出力されたPTO(Power Take Off)動力は(図示を省略した)ジョイント等を介して、入力軸55から入力され、耕耘部カバーの下側に位置する耕耘部60に伝達される。耕耘部60は、複数の耕耘爪62(図2では1つのみ図示)を有する耕耘軸を回転させることにより耕耘作業を行う。このとき、耕耘部60の後ろ側には整地体57が備えられている。整地体57は、耕耘部カバーの後ろ側に、水平横方向を中心軸方向とする回動支点を中心に回動可能に取り付けられている。これにより整地体57の先端部57aは上下動可能とする構成である。
図2に示されるように、ロータリー作業機50は、トラクタ1の後部に装着されている。このとき、装着部51はマスト51aやロワーアーム51bを有し、これらはトラクタ1側のトップリンク15とロワーリンク16に取り付けられている。ここで、トップリンク15は、ロワーリンク16よりも上部に配置されている。ロワーリンク16の上下動をトラクタ制御部11が制御するとロワーリンク16はトラクタ1側の支点を中心に回動し、トップリンク15もトラクタ1側の別の支点を中心に回動する。これにより、ロータリー作業機50を上下に位置移動できる。このとき、トップリンク15やロワーリンク16のリンク機構は、トラクタ1の昇降装置を構成する。そして、トップリンク15やロワーリンク16のリンク機構により、ロータリー作業機50を上に上げるに従い、ロータリー作業機50が前側に傾いていく構成になっている。このことは他の種類の作業機でも同様である。なお、トップリンク15は、トラクタ1の左右中心付近に1つ、ロワーリンク16はトラクタ1の左右に2つ設けられている。
作業機制御部21は、ロータリー作業機50の適した場所に設置される。例えば、耕耘部60より上側のフレーム52やマスト51aやカバーに固定してもよい。図2では、フレーム52に固定されている例を示している。
位置情報取得部31及び高さ情報取得部32は、上下方向に延びるアーム72を介して、ロータリー作業機50の最も高い位置又は最も高い位置近辺に設置される。このとき、位置情報取得部31及び高さ情報取得部32をトラクタ1の屋根と同じ高さか、屋根よりも高い位置に配置して、受信感度を高めてもよい。アーム72の下端部はフレーム52に固定部材71を介して固定される。また、アーム72の上端部には位置情報取得部31及び高さ情報取得部32が固定される。このとき、位置情報取得部31及び高さ情報取得部32が一体の構成を適用してもよい。
通信端末40は、トラクタ1側に配置され、作業者がトラクタ1の運転席に乗車しながら操作や表示の確認をすることが可能となる。
次に、ロータリー作業機50による農作業について説明する。トラクタ1の後部にロータリー作業機50が装着されているため、トラクタ1はロータリー作業機50よりも先に未耕地面81を通過する。そして、ロータリー作業機50の耕耘部60で圃場の土を耕耘することにより作土層85を形成していく。作土層85の上側が耕耘作業後の地表面82となる。一方、ロータリー作業機50の耕耘部60の下端部60aが作土層85の下側を形成し、ここの作土層85の下面は耕耘下端部の軌跡83と一致している。作土層85を代掻き作業等でトラクタが通過する際は、作土層85が柔らかいため耕耘下端部がトラクタのタイヤの下側が通過する位置(トラクタの接地点)となる。すなわち、今回の耕耘下端部が今後のトラクタの高さの基準となる。ここで、ロータリー作業機50の耕耘部60の下端部60aは、ロータリー作業機50の下端部となる。
(第1の実施形態の第1のフローチャート)
図3は、本発明の第1の実施形態の第1のフローチャートを示す。ここでの処理は、作業機制御部21で行うことができる。また、この処理は、第1の作業機2により第1の農作業中に行うことができる。
最初にステップS101では、位置情報を取得する。位置情報は位置情報取得部31から取得する。位置情報は地球上の水平方向の位置の情報であり、例えば、経度や緯度の情報等である。また、位置情報取得部31は第1の作業機2に設置されているため、取得する位置情報は第1の作業機2の位置情報となる。
次にステップS102では、高さ情報を取得する。高さ情報は高さ情報取得部32から取得する。高さ情報は高さ方向の情報であり、例えば、標高の情報等である。また、高さ情報取得部32は第1の作業機2に設置されているため、取得する高さ情報は第1の作業機2の高さ情報となる。
次にステップS103では、第1の作業機2の耕耘部高さを算出する。具体的には、第1の作業機2の下端部(さらに具体的には耕耘部の下端部)の絶対高さを算出する。図2のロータリー作業機50であれば、耕耘部60の下端部60aの絶対高さである。ここでの算出は、ステップS102で取得した高さ情報を用いる。このとき、高さ情報取得部32と第1の作業機2の耕耘部60の下端部60aの高さの差を作業機制御部21にあらかじめ記憶しておくことで、第1の作業機2の耕耘部60の下端部60aの高さを算出できる。また、この高さの差の情報は、通信端末40の記憶部40cに記憶しておいてそこから取得してもよい。
次にステップS104では、マップデータを作成する。マップデータは圃場の各位置に対する高さの情報を収集したデータの集合である。具体的には、ステップS101で取得した位置情報(具体的には緯度や経度の情報)に対してステップS103で算出した第1の作業機2の下端部の高さの情報(具体的には耕耘部60の下端部60aの標高等の絶対高さの情報)を追加していく。これにより、マップデータを作成することが可能となる。
次にステップS105では、マップデータの作成を終了するか否かを判定する。ここでは、例えば、通信端末40の操作部40dの操作によりマップデータ作成の終了の操作信号を入力した場合や、第1の作業機2の農作業を終了したことを作業機制御部21が判定した場合に、マップデータの作成を終了と判定する。第1の作業機2の農作業を終了したことは、農作業のための規則的な動きが終了したことを判定した場合や第1の作業機2を所定以上の高さに上げている時間が所定以上経過した場合に判定できる。農作業のための規則的な動きはトラクタ制御部11からの向きや速度等の情報により移動の動きを算出して検出できる。第1の作業機2を所定以上の高さに上げたか否かはトラクタ制御部11からの相対高さに関する情報により検出できる。マップデータの作成を終了しない場合は、ステップS101へ戻り、マップデータの作成を継続する。マップデータの作成を終了する場合は、ステップS106へ行く。
この他、マップデータ作成を一時中断する機能を設けてもよい。例えば、耕耘作業中にトラクタ1を圃場の端で旋回する場合は、第1の作業機2を上に上げるため、この時は、耕耘作業時の第1の作業機2の耕耘部60の下端部60aの高さを位置情報に追加することができない。このため、旋回中はマップデータ作成を一時中断する機能を有し、旋回が終わり、耕耘作業を再開した場合にマップデータ作成の処理を再開できるようにしてもよい。具体的には、第1の作業機2を所定以上の高さに上げた場合は、一時中断を行い、上述した所定時間内に第1の作業機2を所定の高さよりも下の位置まで下ろした場合は、マップデータ作成を再開する等である。さらに、トラクタ1の旋回動作を検知し、旋回中は一時中断とする判定を行ってもよい。旋回動作はトラクタ制御部11から操舵等の旋回に関する情報を取得して判断してもよい。マップデータ作成の一時中断のための、第1の作業機2の高さによる上記判定と、トラクタ1の旋回による上記判定は、いずれかを単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。
ステップS106では、マップデータを出力する。マップデータの出力は通信端末40へ行う。通信端末40では、今回作成したマップデータを記憶部40cに記憶する。また、通信端末40の表示部40eでは、今回作成したマップデータを表示する。表示の方法は、例えば、地図上の高さに応じて色分けする方法や、高さを誇張した鳥瞰図を作成する方法等が上げられる。また、マップデータの出力は、マップデータの作成を終了してからでなく、リアルタイムで出力してもよい。例えばステップS104の後にその都度マップデータを出力する等である。また、通信端末40は、必要に応じてサーバー45にマップデータを送信してもよい。
(第1の実施形態の第2のブロック図)
図4は、本発明の第1の実施形態の第2のブロック図を示す。
第2のトラクタであるトラクタ1’に装着する第2の作業機2’を備える構成において、トラクタ1’側には、トラクタ制御部11’を備え、位置情報取得部31’が設置されている。さらに、トラクタ1’側には、通信端末40が配置されている。また、第2の作業機2’側には、作業機制御部21’、センサ25を備えている。また、サーバー45は、トラクタ1’及び第2の作業機2’とは別の場所に配置されている。
第2の作業機2’は、第2の農作業を行う作業機である。ここで、トラクタ1’は、図1に示したトラクタ1と共通でもよいし、別のトラクタでもよい。また、本実施形態では、第2の作業機2’は、第1の作業機2と異なる種類の作業機であり、第2の農作業は第1の農作業とは異なる種類の農作業である。第1の農作業の後に第2の農作業を行う。
トラクタ制御部11’は、トラクタ1’側の制御のための処理を行うもので、トラクタ1’に予め備えられているものも利用できる。トラクタ制御部11’は、位置情報取得部31’の制御を行い、位置情報取得部31’の情報を作業機制御部21’に送信する。また、トラクタ制御部11’は、作業機制御部21’から信号を入力して、それに基づきトラクタ1’の昇降装置を制御する。これによりトラクタ1’に対する第2の作業機2’の高さを変更可能となる。このため、トラクタ制御部11’は、昇降装置の高さを変更するための信号を外部から入力して、それに基づき昇降装置の高さを変更する制御を行う機能を備えている。トラクタ制御部11’は、制御や処理等のために必要な電子デバイス等で構成される。
位置情報取得部31’は、トラクタ1’の水平方向の位置の情報を取得する手段であり、図1の位置情報取得部31と同様の構成を適用できる。
作業機制御部21’は、位置情報取得部31’からの位置情報を取得し、通信端末40の記憶部40cからマップデータの情報を取得する。このときのマップデータは、第1の農作業で取得したマップデータである。位置情報取得部31’の位置情報に基づき、現在位置近傍のマップデータを取得することができる。さらに、作業機制御部21’は、取得した現在の位置情報とマップデータに基づき、現在の第2の作業機2’の目標高さを算出し、現在の第2の作業機2’の高さと比較を行い、必要に応じてトラクタ制御部11’にトラクタ1’に対する第2の作業機2’の高さを変更する信号を出力する。なお、現在の第2の作業機2’の高さの検出方法は後述する。また、作業機制御部21’は、トラクタ制御部11’からの情報(例えば制御情報等)を取得してもよい。作業機制御部21’は、制御や処理等のために必要な電子デバイス等で構成される。また、作業機制御部21’は、必要に応じて情報を記憶する記憶部を備えていてもよい。この記憶部にはトラクタと作業機の高さと角度の関係の情報を保存していてもよい。作業機制御部21’は、第2の作業機2’に備える作業機制御ボックス内に格納されてもよい。作業機制御ボックスは、防塵・防水機能を有することが可能であり、この場合は作業機制御部21’を保護する。
なお、位置情報取得部31’からの情報の取得は図4のようにトラクタ制御部11’を経由して作業機制御部21’で取得してもよいし、位置情報取得部31’から直接作業機制御部21’が取得してもよい。この場合は、作業機制御部21’と位置情報取得部31’の間は、有線接続されて情報のやりとりを行ってもよく、無線通信によって情報のやりとりを行ってもよい。
センサ25は、トラクタ1’に対する第2の作業機2’の相対高さを検出するセンサである。例えば、傾斜センサ、加速度センサ、距離センサ(ミリ波レーダ、超音波センサ、電磁波センサ)、レーザセンサ、カメラ、ポテンショメータ、ポジションセンサ等があげられる。傾斜センサや加速度センサであれば、第2の作業機2’の前後方向の傾き角度を検知して、検知した値とトラクタと作業機の高さと角度の関係からトラクタ1’に対する第2の作業機2’の相対高さを検出することができる。ミリ波レーダ等の距離センサであれば、トラクタ1’と第2の作業機2’の高さ方向の相対距離からトラクタ1’に対する第2の作業機2’の相対高さを検出することができる。レーザセンサであれば、トラクタ1’と第2の作業機2’の間でレーザー発光部と受光部を設置して、トラクタ1’に対する第2の作業機2’の相対高さを検出することができる。カメラであれば、画像処理によりトラクタと作業機の相対距離(高さ方向の相対的なずれ)を算出して、トラクタ1’に対する第2の作業機2’の相対高さを検出することができる。また、ポテンショメータであれば、トラクタ1’と第2の作業機2’の連結部の角度を検出することで、トラクタ1’に対する第2の作業機2’の相対高さを検出することができる。これは、トラクタ1’に備えるポジションセンサを用いてもよい。また、第2の作業機2’とトラクタ1’の双方に高さ情報取得部を設けて、これらからトラクタ1’に対する第2の作業機2’の相対高さを検出してもよい。上述した、これらのセンサは組み合わせて用いることも可能である。
通信端末40は、図1で説明した通信端末40と同様の構成を有する。図4の通信端末40は、図1の通信端末40で使用したものと同じものを使用してもよいし、別のものを使用してもよい。
通信部40aは、作業機制御部21’やサーバー45と通信を行う。この通信は、無線通信を用いて行ってもよいし、有線通信を用いて行ってもよい。
制御部40bは、前述した内容に加えて、例えば、記憶部40cに記憶しているマップデータ等の情報を作業機制御部21’へ出力する制御を行う。
記憶部40cは、第1の農作業で取得したマップデータ等の情報を保持している。また、記憶部40cは、サーバー45からマップデータ等の情報を取得して記憶してもよい。記憶部40cは、トラクタと作業機の高さと角度の関係の情報を保持していてもよく、また、必要に応じてサーバー45から取得して記憶してもよい。
表示部40eは、作業機制御部21’から情報を取得して、その情報を表示できる。例えば、位置情報取得部31’から取得した位置情報や、第2の作業機2’の現在の高さの状態、作業機制御部21’の制御の状況等である。
サーバー45は、図1で説明したサーバー45と同様の構成と機能を有する。図4のサーバー45は、図1のサーバー45で使用したものと同じものを使用してもよい。
(第1の実施形態の第2の作業機)
図5は、本発明の第1の実施形態の第2の作業機の一例を示す側面図である。図5は、トラクタ1’に装着する第2の作業機2’としてトラクタ1’の後部に装着する代掻き作業機100による実施形態を示している。この場合、第2の農作業は、代掻き作業となる。以下、代掻き作業機100の進行方向を前方向として説明している。図5の左方向が代掻き作業機100の前方向であり、図5の上下方向が代掻き作業機100の上下方向である。また、図5ではトラクタ1’の図示を簡略化したものを示している。
トラクタ1’から出力されたPTO動力は(図示を省略した)ジョイント等を介して、入力軸105から入力され、耕耘部カバーの下側に位置する耕耘部110に伝達される。耕耘部110は、複数の代掻き爪112を有する耕耘軸を回転させることにより土を細かくする。このとき、耕耘部110の後ろ側には、第1の整地体とその後方の第2の整地体107が備えられており、これらにより土の表面を平らにする。ここで、第1の整地体は、耕耘部カバーの後ろ側で、水平横方向を中心軸とする回動支点を中心に回動可能に取り付けられている。第2の整地体107は、第1の整地体の下端部付近で、水平横方向を中心軸とする回動支点を中心に回動可能に取り付けられている。
図5に示されるように、代掻き作業機100は、トラクタ1’の後部に装着されている。このとき、装着部101はマスト101aやヒッチ101bを有し、これらはトラクタ1’側のトップリンク15’とロワーリンク16’に取り付けられている。ここで、トップリンク15’は、ロワーリンク16’よりも上部に配置されている。ロワーリンク16’の上下動をトラクタ制御部11’が制御するとロワーリンク16’はトラクタ1’側の支点を中心に回動し、トップリンク15’もトラクタ1’側の別の支点を中心に回動する。これにより、代掻き作業機100を上下に位置移動できる。このとき、トップリンク15’やロワーリンク16’のリンク機構は、トラクタ1’の昇降装置を構成する。そして、トップリンク15’やロワーリンク16’のリンク機構により、代掻き作業機100を上に上げるに従い、代掻き作業機100が前側に傾いていく構成になっている。このことは他の種類の作業機でも同様である。なお、トップリンク15’は、トラクタ1’の左右中心付近に1つ、ロワーリンク16’はトラクタ1’の左右に2つ設けられている。
センサ25は、代掻き作業機100の適した場所に設置される。例えば、センサ25が代掻き作業機100の前側への傾き角度を検知するようにすれば、作業機制御部21’でトラクタ1’に対する代掻き作業機100の高さを算出することができる。このとき、傾き角度に対する高さの情報を作業機制御部21’や記憶装置41’に記録しておくことで、正確な高さが算出可能となる。傾き角度を検知するセンサは、例えば、耕耘部110より上側のフレームやマスト101aに固定してもよい。
作業機制御部21’は、代掻き作業機100の適した場所に設置される。例えば、耕耘部110より上側のフレームやマスト101aやカバーに固定してもよい。また、作業機制御部21’とセンサ25は、同じ作業機制御ボックス内に設けてもよい。
位置情報取得部31’は、図5では、トラクタ1’の運転席上側に備える屋根17上に設置されている。このことで、高い位置に位置情報取得部31’を配置でき受信感度を高めることができる。
通信端末40は、トラクタ1’側に配置され、作業者がトラクタ1’の運転席に乗車しながら操作や表示の確認をすることが可能となる。
次に、代掻き作業機100による農作業について説明する。第1の農作業である耕耘作業の後に、第2の農作業である代掻き作業を行う。代掻き作業は、耕耘した作土層85(図2参照)を有する圃場に水を入れて代掻き作業機100で行う。この場合、トラクタ1’のタイヤ18(後輪)の下端部18aは、耕耘下端部の軌跡131上に接しながら通過していく。耕耘下端部の軌跡131は、図2の耕耘下端部の軌跡83に相当する。代掻き作業前の地表面132は、水と図2で示した作土層85の土が混在した表面である。代掻き作業機100は、耕耘部110が回転していき、水分を含んだ土を細かくしていき、第2の整地体107の後ろ側に代掻き作業後の地表面135が形成される。代掻き作業機100は、耕耘下端部の軌跡131には達していない。代掻き作業後の地表面135は水平であることが望ましいが、代掻き作業機100の高さ(特に耕耘部110の高さ)を一定とすれば、第2の整地体107の高さも一定になり、代掻き作業後の地表面135を水平にすることができる。なお、タイヤ18の代わりにクローラタイプのトラクタでも同様である。
(第1の実施形態の第2のフローチャート)
図6は、本発明の第1の実施形態の第2のフローチャートを示す。ここでの処理は、作業機制御部21’で行うことができる。また、この処理は、第2の作業機2’により第2の農作業中に行うことができるが、下記ステップS201は、第2の農作業の開始前に行ってもよい。
最初にステップS201では、マップデータを取得する。ここでのマップデータは、第1の農作業で取得したマップデータであり、通信端末40の記憶部40c又はサーバー45に記憶しているマップデータである。図3のS106で出力したマップデータが相当する。
次にステップS202では、位置情報を取得する。位置情報は位置情報取得部31’から取得する。位置情報は地球上の水平方向の位置の情報であり、例えば、経度や緯度の情報等である。また、位置情報取得部31’はトラクタ1’に設置されているため、取得する位置情報はトラクタ1’の位置情報となる。
次にステップS203では、第2の作業機2’の相対高さを検出する。これは、トラクタ1’に対する第2の作業機2’(代掻き作業機100)の相対高さである。ここでは、上述したようにセンサ25からの情報とトラクタと作業機の高さと角度の関係を用いて算出することができる。また、これ以外にトラクタ制御部11’から第2の作業機2’の高さの情報(例えばトラクタ1’の昇降装置の高さ制御の情報)を取得して算出してもよい。ここで、センサ25からの情報と相対高さの関係は、あらかじめ作業機制御部21’に記憶しておくことができる。例えば、代掻き作業機100の傾きに対するトラクタ1’のタイヤ18の下端部18aと代掻き作業機100の耕耘部110の相対高さの関係などである。このような情報は、通信端末40の記憶部40cやサーバー45に記憶しておいてもよい。
次にステップS204では、第2の作業機2’の現在の高さを算出する。ここでの算出は、ステップS201で取得したマップデータと、ステップS202で取得した位置情報と、ステップS203で算出した相対高さ情報を用いる。すなわち、ステップS202で取得した位置情報に対して、その位置での高さ情報をステップS201で取得したマップデータから検索して取得する。ここでの高さ情報はトラクタ1’の高さ情報である。そして、ステップS203で算出したトラクタ1’に対する相対高さ情報を用いて、第2の作業機2’(代掻き作業機100)の現在の絶対高さ(例えば標高)を算出する。
次にステップS205では、第2の作業機2’の目標高さと現在の高さを比較する。第2の作業機2’の目標高さは、作業前に作業機制御部21’や通信端末40の記憶部40cに記憶しておくことができる。また、通信端末40の操作部40dで設定できるようにしておいてもよいし、操作部40dで途中で変更できるようにしてもよい。ここでの目標高さは一定の絶対高さを想定しているが、位置によって目標高さを変更することも可能である。また、マップデータに基づき目標高さを自動で設定してもよい。例えば、マップデータの情報からその圃場の耕耘部下端部の平均の高さを算出してそれを用いて目標高さを自動で設定する等である。また、第2の作業機2’の現在の高さはステップS204で算出した絶対高さである。これらの高さを比較してその差を算出する。
次にステップS206では、第2の作業機2’の高さを変更する信号を出力する。ここでは、第2の作業機2’の目標高さと現在の高さの差を略0にするように、トラクタ制御部11’へトラクタ1’に対する第2の作業機2’(代掻き作業機100)の高さを変更する信号を出力する。トラクタ制御部11’では、それに基づき、トラクタ1’の昇降装置の高さ(ロワーリンク16’の高さ)を制御する。このことで、第2の作業機2’(代掻き作業機100)の高さを目標高さに制御することが可能となる。図5であれば、代掻き作業後の地表面135の高さを一定の目標高さとすることができる。
次にステップS207では、高さ制御を終了するか否かを判定する。ここでは、例えば、通信端末40の操作部40dの操作により高さ制御を終了する操作信号を入力した場合や、第2の作業機2’の農作業を終了したことを作業機制御部21’が判定した場合に、高さ制御を終了と判定する。第2の作業機2’の農作業を終了したことは、農作業のための規則的な動きが終了したことを判定した場合や第2の作業機2’を所定以上の高さに上げている時間が所定以上経過した場合に判定できる。農作業のための規則的な動きはセンサ25やトラクタ制御部11’からの向きや速度等の情報により移動の動きを算出して検出できる。第2の作業機2’を所定以上の高さに上げたか否かはセンサ25やトラクタ制御部11’からの相対高さに関する情報により検出できる。高さ制御を終了しない場合は、ステップS202へ戻り、高さ制御を継続する。高さ制御を終了する場合は、当該処理は終了となる。
(追加の機能)
作業機制御部21’は、トラクタ1’に対する第2の作業機2’の上下動の遅延時間を見込んだ制御を行うことができる。例えば、マップデータを用いて進行方向の高低を判別して第2の作業機2’の高さを変更する信号をトラクタ制御部11’に早いタイミングで出力してもよい。このとき、どの程度早いタイミングにするかは、実際の制御の遅延時間をふまえてあらかじめ定めておくことができる。また、トラクタ1’の車速を考慮することも可能である。この場合、作業機制御部21’は、トラクタ制御部11’から車速の情報を取得し、車速に応じたタイミングを決定する。どの程度の車速に対してどの程度タイミングを早めるかはあらかじめ定めておくことができる。
また、作業機制御部21’は、第2の作業機2’による第2の農作業中に高さと位置の関係を示した新規のマップデータを作成してもよい。この場合、トラクタ1’に、図1の高さ情報取得部32と同様の機能を有する高さ情報取得部を備えているとよい。この高さ情報取得部からの高さの情報を用いてマップデータを作成できる。また、作成したマップデータは、第1の作業機2による第1の農作業中に作成されたマップデータと比較して偏差を算出してもよい。これらの情報を通信端末40に出力して表示部40eに表示したり、記憶部40cに記憶したりしてもよい。
また、第1の農作業中又は第2の農作業中に作成したマップデータにおいて、局部的に高いもしくは局部的に低い場所は、圃場内の大きな石や穴等の特異な場所として記憶しておいてもよい。この場合、所定以上の高低の違いを検出することで判定することが可能である。例えば、他(例えば平均高さ)よりも所定以上高い場合は石があると判定し、他よりも所定以上低い場合は穴があると判定する等である。また、所定回数(例えば、2回もしくは3回)以上、同じ場所で上記のような検出をした場合に、特異な場所と判定してもよい。これらの判定は、作業機制御部21や作業機制御部21’で行うことが可能である。
また、トラクタ1’に、トラクタの傾きを検知するセンサ(例えば、傾斜センサや加速度センサ等)を設けてもよい。この傾きを検知するセンサの値を用いてトラクタ1’に対する第2の作業機2’の高さの値の補正を行ってもよい。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点について主に説明し、同一の箇所には同一の符号を付してあり、特に説明がない部分は同じ説明を省略している。
(第2の実施形態の第1のブロック図)
図7は、本発明の第2の実施形態の第1のブロック図を示す。
第1のトラクタであるトラクタ1’’に装着する第1の作業機2’’を備える構成において、トラクタ1’’側には、トラクタ制御部11’’を備え、さらに、位置情報取得部31’’、高さ情報取得部32’’が設置されており、さらに、通信端末40が配置されている。また、第1の作業機2’’側には、作業機制御部21’’、センサ25’’を備えている。第1の作業機2’’は、第1の農作業を行う作業機である。
トラクタ制御部11’’は、トラクタ1’’側の制御のための処理を行うもので、トラクタ1’’に予め備えられているものも利用できる。トラクタ制御部11’’は、位置情報取得部31’’や高さ情報取得部32’’の制御を行い、位置情報取得部31’’や高さ情報取得部32’’からの情報を作業機制御部21’’に送信する。トラクタ制御部11’’は、制御や処理等のために必要な電子デバイス等で構成される。
位置情報取得部31’’は、トラクタ1’’の水平方向の位置の情報を取得する手段であり、図1の位置情報取得部31と同様の構成を適用できる。
高さ情報取得部32’’は、トラクタ1’’の高さの情報を取得する手段であり、図1の高さ情報取得部32と同様の構成を適用できる。
作業機制御部21’’は、位置情報取得部31’’及び高さ情報取得部32’’からの情報(位置情報と高さ情報)を取得する。そして、作業機制御部21’’は、取得した情報と、センサ25’’からの情報とトラクタと作業機の高さと角度の関係に基づき、マップデータを作成する。なお、現在の第1の作業機2’’の高さの検出方法は後述する。また、作業機制御部21’’は、トラクタ制御部11’’からの情報(例えば制御情報等)を取得してもよい。作業機制御部21’’は、制御や処理等のために必要な電子デバイス等で構成される。また、作業機制御部21’’は、必要に応じて情報を記憶する記憶部を備えていてもよい。この記憶部にはトラクタと作業機の高さと角度の関係の情報を保存していてもよい。作業機制御部21’’は、第1の作業機2’’に備える作業機制御ボックス内に格納されてもよい。作業機制御ボックスは、防塵・防水機能を有することが可能であり、この場合は作業機制御部21’’を保護する。
なお、位置情報取得部31’’及び高さ情報取得部32’’からの情報の取得は図7のようにトラクタ制御部11’’を経由して作業機制御部21’’で取得してもよいし、位置情報取得部31’’及び高さ情報取得部32’’から直接作業機制御部21’’が取得してもよい。この場合は、作業機制御部21’’と、位置情報取得部31’’及び高さ情報取得部32’’の間は、有線接続されて情報のやりとりを行ってもよく、無線通信によって情報のやりとりを行ってもよい。
センサ25’’は、トラクタ1’’に対する第1の作業機2’’の相対高さを検出するセンサであり、図4のセンサ25と同様の構成を適用できる。
通信端末40及びサーバー45は、図1で説明した通信端末40及びサーバー45と同様の構成を適用できる。この場合、作業機制御部21を作業機制御部21’’に代えて適用できる。
(第2の実施形態の第1の作業機)
図8は、本発明の第2の実施形態の第1の作業機の一例を示す側面図である。図8は、トラクタ1’’に装着する第1の作業機2’’としてトラクタ1’’の後部に装着するロータリー作業機50’’による実施形態を示している。以下、図2のトラクタ1及びロータリー作業機50との違いについて説明する。
ロータリー作業機50’’は、図2のロータリー作業機50に対して、作業機としての耕耘作業のための構成は同様である。
センサ25’’は、ロータリー作業機50’’の適した場所に設置される。例えば、センサ25’’がロータリー作業機50’’の前側への傾き角度を検知するようにすれば、作業機制御部21’’でトラクタ1’’に対するロータリー作業機50’’の高さを算出することができる。このとき、傾き角度に対する高さ(特に耕耘部60の下端部60aの高さ)の情報を作業機制御部21’’や通信端末40の記憶部40cに記録しておくことで、正確な高さが算出可能となる。傾き角度を検知するセンサは、例えば、耕耘部60より上側のフレーム52に固定してもよい。
作業機制御部21’’は、ロータリー作業機50’’の適した場所に設置される。例えば、耕耘部60より上側のフレーム52やマスト51aやカバーに固定してもよい。図8では、フレーム52に固定されている例を示している。
位置情報取得部31’’と高さ情報取得部32’’は、図7では、トラクタ1’’の運転席上側に備える屋根17’上に設置されている。このことで、高い位置に位置情報取得部31’’と高さ情報取得部32’’を配置でき受信感度を高めることができる。
(第2の実施形態の第1のフローチャート)
図9は、本発明の第2の実施形態の第1のフローチャートを示す。ここでの処理は、作業機制御部21’’で行うことができる。また、この処理は、第1の作業機2’’により第1の農作業中に行うことができる。
最初にステップS301では、位置情報を取得する。位置情報は位置情報取得部31’’から取得する。位置情報は地球上の水平方向の位置の情報であり、例えば、経度や緯度の情報等である。また、位置情報取得部31’’はトラクタ1’’に設置されているため、取得する位置情報はトラクタ1’’の位置情報となる。
次にステップS302では、高さ情報を取得する。高さ情報は高さ情報取得部32’’から取得する。高さ情報は高さ方向の情報であり、例えば、標高の情報等である。また、高さ情報取得部32’’はトラクタ1’’に設置されているため、取得する高さ情報はトラクタ1’’の高さ情報となる。
次にステップS303では、第1の作業機2’’の相対高さを検出する。これは、トラクタ1’’に対する第1の作業機2’’(ロータリー作業機50’’)の相対高さである。ここでは、上述したようにセンサ25’’からの情報とトラクタと作業機の高さと角度の関係を用いて算出することができる。また、これ以外にトラクタ制御部11’’から第1の作業機2’’の高さの情報(例えばトラクタ1’’の昇降装置の高さ制御の情報)を取得して算出してもよい。ここで、センサ25’’からの情報と相対高さの関係は、あらかじめ作業機制御部21’’に記憶しておくことができる。例えば、ロータリー作業機50’’の傾きに対する位置情報取得部31’’の設置位置とロータリー作業機50’’の耕耘部60の下端部60aの相対高さの関係などである。このような情報は、通信端末40の記憶部40cやサーバー45に記憶しておいてもよい。
次にステップS304では、第1の作業機2’’の耕耘部高さを算出する。具体的には、第1の作業機2’’の下端部(さらに具体的には耕耘部60の下端部60a)の絶対高さを算出する。図8のロータリー作業機50’’であれば、耕耘部60の下端部60aの高さである。ここでの算出は、ステップS302で取得した高さ情報と、ステップS303で算出した相対高さ情報を用いる。これにより、第1の作業機2’’の絶対高さを算出できれば、それと連動する第1の作業機2’’の耕耘部60の下端部60aの高さも算出可能となる。すなわち、トラクタ1’’の高さと、トラクタ1’’に対する第1の作業機2’’の相対高さを用いることで、第1の作業機2’’の下端部の絶対高さ(例えば標高)を算出できる。
次にステップS305では、マップデータを作成する。マップデータは圃場の各位置に対する高さの情報を収集したデータの集合である。具体的には、ステップS301で取得した位置情報(具体的には緯度や経度の情報)に対してステップS304で算出した第1の作業機2’’の下端部の高さの情報(具体的には耕耘部60の下端部60aの標高等の絶対高さの情報)を追加していく。これにより、マップデータを作成することが可能となる。
ただし、ステップS301で取得した位置情報は、トラクタ1’’の位置情報であるため、第1の作業機2’’の耕耘部の位置にするための補正を行う。この補正は、トラクタ1’’と第1の作業機2’’との間の距離の情報を用いたり、トラクタ1’’の向きやトラクタ1’’の速度から第1の作業機2’’がトラクタ1’’の位置を通過するまでの時間を用いたりして、補正することができる。これらの場合、トラクタ1’’の向きやトラクタ1’’の速度はセンサ25’’からの情報を用いてもよいし、トラクタ制御部11’’からの情報を用いてもよい。また、トラクタ1’’と第1の作業機2’’との間の距離は作業機制御部21’’や通信端末40の記憶部40cにあらかじめ記憶しておくことができる。
次にステップS306では、マップデータの作成を終了するか否かを判定する。ここでは、例えば、通信端末40の操作部40dの操作によりマップデータ作成の終了の操作信号を入力した場合や、第1の作業機2’’の農作業を終了したことを作業機制御部21’’が判定した場合に、マップデータの作成を終了と判定する。第1の作業機2’’の農作業を終了したことは、農作業のための規則的な動きが終了したことを判定した場合や第1の作業機2’’を所定以上の高さに上げている時間が所定以上経過した場合に判定できる。農作業のための規則的な動きはセンサ25’’やトラクタ制御部11’’からの向きや速度等の情報により移動の動きを算出して検出できる。第1の作業機2’’を所定以上の高さに上げたか否かはセンサ25’’やトラクタ制御部11’’からの相対高さに関する情報により検出できる。マップデータの作成を終了しない場合は、ステップS301へ戻り、マップデータの作成を継続する。マップデータの作成を終了する場合は、ステップS307へ行く。
この他、マップデータ作成を一時中断する機能を設けてもよい。例えば、耕耘作業中にトラクタ1’’を圃場の端で旋回する場合は、第1の作業機2’’を上に上げるため、この時は、耕耘作業時の第1の作業機2’’の耕耘部60の下端部60aの高さを位置情報に追加することができない。このため、旋回中はマップデータ作成を一時中断する機能を有し、旋回が終わり、耕耘作業を再開した場合にマップデータ作成の処理を再開できるようにしてもよい。具体的には、第1の作業機2’’を所定以上の高さに上げた場合は、一時中断を行い、上述した所定時間内に第1の作業機2’’を所定の高さよりも下の位置まで下ろした場合は、マップデータ作成を再開する等である。さらに、トラクタ1’’の旋回動作を検知し、旋回中は一時中断とする判定を行ってもよい。旋回動作はトラクタ制御部11’’から操舵等の旋回に関する情報を取得して判断してもよいし、センサ25’’で旋回の加速度等の情報を取得して判断してもよい。マップデータ作成の一時中断のための、第1の作業機2’’の高さによる上記判定と、トラクタ1’’の旋回の上記判定は、いずれかを単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。
ステップS307では、マップデータを出力する。マップデータの出力は通信端末40へ行う。通信端末40では、今回作成したマップデータを記憶部40cに記憶する。また、通信端末40の表示部40eでは、今回作成したマップデータを表示する。表示の方法は、例えば、地図上の高さに応じて色分けする方法や、高さを誇張した鳥瞰図を作成する方法等が上げられる。また、マップデータの出力は、マップデータの作成を終了してからでなく、リアルタイムで出力してもよい。例えばステップS305の後にその都度マップデータを出力する等である。また、通信端末40は、必要に応じてサーバー45にマップデータを送信してもよい。
また、第2の実施形態について、図4~6の第2の農作業に関する構成は、そのまま適用することができる。
<効果>
以上のような実施形態により、第1の作業機2、2’’による第1の農作業を行いながら、圃場における第1の作業機2、2’’の下端部(具体的には耕耘部60の下端部60a)の高さのマップデータを作成することができる。これにより、次回の農作業時におけるトラクタ高さを示す基準のマップを作成することができ的確な高さ制御の農作業に貢献できる。そして、第1の農作業の後に第2の作業機2’による第2の農作業を行うことで、第1の農作業で作成したマップデータを用いて、正確な農作業を行うことができる。特に、第2の農作業で重要となる高さ制御を正確に行うことが可能となる。
また、第1の実施形態においては、第1の農作業において、トラクタ側に絶対高さを取得するためのセンサを備えていない場合にも適用でき、適用できるトラクタの汎用性を高めることができる。また、第2の実施形態においては、第1の農作業において、トラクタ側で高さを取得することで、作業機側に絶対高さを取得するためのセンサを設けなくてよくアーム等の付属物も不要となる。そして、第2の農作業に用いる構成は、トラクタ側に絶対高さを取得するためのセンサを備えていない場合にも適用でき、適用できるトラクタの汎用性を高めることができる。
また、第1の作業機2、2’’がロータリー作業機50、50’’で第2の作業機2’が代掻き作業機100である場合は、代掻き作業の高さの基準は耕耘作業の耕耘部60の下端部60aになるため、高さの制御が的確に行われる点においても有効である。また、通信端末40を、第1の農作業と第2の農作業で共通で使用することで、コストを抑え、使いやすい構成とすることができる。
以上の様に、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、上述した以外の様々な変形例も含まれる。例えば、上記した実施形態に設けられた全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を削除したり、他の構成に置き換えたりすることも可能である。
例えば、図1、2の第1の作業機2では、高さ情報取得部32による高さの情報を用いて、第1の作業機2の耕耘高さの制御を行ってもよい。このときの制御には、位置情報取得部31からの位置情報を用いることができる。これらにより、例えば、第1の作業機2の耕耘高さを一定とする制御を行うことができる。この場合は作業機制御部21で目標高さになるように、トラクタ側制御部11へ昇降に関する信号を出す。また、トラクタ制御部11は、作業機制御部21から信号を入力して、それに基づきトラクタ1の昇降装置を制御する。これによりトラクタ1に対する第1の作業機2の高さを変更可能となる。この場合、トラクタ制御部11は、昇降装置の高さを変更するための信号を外部から入力して、それに基づき昇降装置の高さを変更する制御を行う機能を備えることができる。
また、図7、8の第1の作業機2’’では、高さ情報取得部32’’による高さの情報を用いて、第1の作業機2’’の耕耘高さの制御を行ってもよい。このときの制御には、位置情報取得部31’’からの位置情報やセンサ25’’によるトラクタ1に対する第1の作業機2の相対高さの情報を用いることができる。これらにより、例えば、第1の作業機2’’の耕耘高さを一定とする制御を行うことができる。この場合は作業機制御部21’’で目標高さになるように、トラクタ側制御部11’’へ昇降に関する信号を出す。また、トラクタ制御部11’’は、作業機制御部21’’から信号を入力して、それに基づきトラクタ1’’の昇降装置を制御する。これによりトラクタ1’’に対する第1の作業機2’’の高さを変更可能となる。この場合、トラクタ制御部11’’は、昇降装置の高さを変更するための信号を外部から入力して、それに基づき昇降装置の高さを変更する制御を行う機能を備えることができる。
また、図3の処理は作業機制御部21で行うことを説明したが、作業機制御部21で行う処理はトラクタ制御部11を用いて一部又は全部の処理を行ってもよい。
また、図6の処理は作業機制御部21’で行うことを説明したが、作業機制御部21’で行う処理はトラクタ制御部11’を用いて一部又は全部の処理を行ってもよい。
また、図9の処理は作業機制御部21’’で行うことを説明したが、作業機制御部21’’で行う処理はトラクタ制御部11’’を用いて一部又は全部の処理を行ってもよい。
また、図4、5では、位置情報取得部31’はトラクタ1’に備えることで高い位置での受信が可能となることを説明したが、位置情報取得部31’を第2の作業機2’に設けることも可能である。
また、図4、5では、位置情報取得部31’の他に図1の高さ情報取得部32と同様の機能を有する高さ情報取得部を備えていてもよい。この場合の高さ情報取得部からの情報は、作業機制御部21’に入力され、各種処理に利用できる。例えば、第2の農作業中に作成するマップデータのための処理や第2の作業機2’の高さ制御の処理等である。
また、図2、5、8では、トラクタ1、1’、1’’はキャビンのある屋根17、17’の付いたトラクタを示したが、これ以外に、キャビンのないタイプ、すなわち屋根のないタイプのトラクタでも適用可能である。
また、図6で説明した第2の農作業の第2の作業機2’の絶対高さの制御に加えて、第2の整地体107の相対高さを制御する手段を用いることもできる。この場合、第2の作業機2’の絶対高さを制御したまま、代掻き作業後の地表面を任意の高さに管理できるため、例えば、田水の落とし口のみ地表面を低くして水管理を容易にすることができる。
本明細書には以下の態様の開示も含まれる。
(態様1)
第1の農作業用として、第1のトラクタに装着して第1の農作業を行う第1の作業機と、第1の位置情報取得部と、第1の高さ情報取得部と、第1の作業機制御部と、を備え、
第2の農作業用として、第2のトラクタに装着して第2の農作業を行う第2の作業機と、第2の位置情報取得部と、前記第2の作業機の情報を取得するためのセンサと、第2の作業機制御部と、を備え、
第1及び第2の農作業用として、記憶部を備え、
前記第1の作業機制御部は、前記第1の農作業において、前記第1の位置情報取得部と前記第1の高さ情報取得部を用いて得られる前記第1の作業機の下端部が通る高さの情報と位置情報とを関連付けたマップデータを作成して前記記憶部に保存し、
前記第2の作業機制御部は、前記第2の農作業において、前記第2の位置情報取得部と前記センサと前記記憶部に保存された前記マップデータとを用いて、前記第2の作業機の現在の絶対高さを算出することを特徴とする農作業機用制御システム。
(態様2)
態様1に記載の農作業機用制御システムにおいて、
前記第1の位置情報取得部と前記第1の高さ情報取得部は、前記第1の作業機に備えることを特徴とする農作業機用制御システム。
(態様3)
態様1に記載の農作業機用制御システムにおいて、
前記第1の位置情報取得部と前記第1の高さ情報取得部は、前記第1のトラクタに備えることを特徴とする農作業機用制御システム。
(態様4)
態様1から態様3のいずれかに記載の農作業機用制御システムにおいて、
前記第2の位置情報取得部は、前記第2のトラクタに備えることを特徴とする農作業機用制御システム。
(態様5)
態様1から態様4のいずれかに記載の農作業機用制御システムにおいて、
通信機能を有した通信端末を備え、前記記憶部は前記通信端末に備えることを特徴とする農作業機用制御システム。
(態様6)
態様5に記載の農作業機用制御システムにおいて、
前記通信端末は、スマートフォンであることを特徴とする農作業機用制御システム。
(態様7)
態様1から態様6のいずれかに記載の農作業機用制御システムにおいて、
前記第2の作業機制御部は、前記第2の作業機の現在の絶対高さを算出する際に、前記センサの値に対して、前記第2のトラクタに対する前記第2の作業機の相対高さの情報を用いることを特徴とする農作業機用制御システム。
(態様8)
態様1から態様7のいずれかに記載の農作業機用制御システムにおいて、
前記第2のトラクタに配置されるトラクタ制御部を備え、
前記第2の作業機制御部は、算出した前記第2の作業機の現在の絶対高さに基づき前記第2の作業機の高さを制御する信号を前記トラクタ制御部に出力し、
前記トラクタ制御部は、前記第2の作業機制御部から入力した高さを制御する信号に基づき前記第2のトラクタに対する前記第2の作業機の高さを制御することを特徴とする農作業機用制御システム。
(態様9)
態様1から態様8のいずれかに記載の農作業機用制御システムにおいて、
前記第1の作業機と前記第2の作業機は異なる種類の農作業機であり、前記第1の農作業と前記第2の農作業は、異なる種類の農作業であり、前記第2の農作業は、前記第1の農作業の後に行う農作業であることを特徴とする農作業機用制御システム。
(態様10)
態様1から態様9のいずれかに記載の農作業機用制御システムにおいて、
前記第1の作業機は耕耘作業を行うロータリー作業機であり、前記第2の作業機は代掻き作業を行う代掻き作業機であり、前記第1の農作業は耕耘作業であり、前記第2の農作業は前記耕耘作業の後に行う代掻き作業であることを特徴とする農作業機用制御システム。
(態様11)
第1のトラクタに装着して第1の作業機で第1の農作業を行う際に、前記第1の作業機に備える第1の作業機制御部で、第1の位置情報取得部と第1の高さ情報取得部から得られる情報を用いて、前記第1の作業機の下端部が通る高さの情報と位置情報とを関連付けたマップデータを作成するステップと、
第2のトラクタに装着して第2の作業機で前記第1の農作業の後に行う第2の農作業を行う際に、前記第2の作業機に備える第2の作業機制御部で、第2の位置情報取得部から得られる情報と前記第2の作業機に備えるセンサから得られる情報と前記マップデータを用いて、前記第2の作業機の現在の絶対高さを算出するステップとを有することを特徴とする農作業方法。
(態様12)
態様11に記載の農作業方法において、
前記第2の農作業を行う際に、前記第2の作業機制御部は、算出した前記第2の作業機の現在の絶対高さに基づき前記第2のトラクタのトラクタ制御部に前記第2の作業機の高さを制御する信号を送信するステップと、
前記第2のトラクタのトラクタ制御部で、前記第2の作業機制御部から受信した高さを制御する信号に基づき前記第2のトラクタに対する前記第2の作業機の高さを制御するステップとを有することを特徴とする農作業方法。
(態様13)
態様11または態様12に記載の農作業方法において、
前記第1の作業機は耕耘作業を行うロータリー作業機であり、前記第2の作業機は代掻き作業を行う代掻き作業機であり、前記第1の農作業は耕耘作業であり、前記第2の農作業は代掻き作業であることを特徴とする農作業方法。
1、1’、1’’ トラクタ
2、2’’ 第1の作業機
2’ 第2の作業機
11、11’、11’’ トラクタ制御部
21、21’、21’’ 作業機制御部
25、25’’ センサ
31、31’、31’’ 位置情報取得部
32、32’’ 高さ情報取得部
40 通信端末
40c 記憶部
40d 操作部
40e 表示部
50、50’’ ロータリー作業機
60 耕耘部
60a 下端部
100 代掻き作業機
107 第2の整地体
110 耕耘部

Claims (13)

  1. 第1の農作業用として、第1のトラクタに装着して第1の農作業を行う第1の作業機と、第1の位置情報取得部と、第1の高さ情報取得部と、第1の作業機制御部と、を備え、
    第2の農作業用として、第2のトラクタに装着して第2の農作業を行う第2の作業機と、第2の位置情報取得部と、前記第2の作業機の情報を取得するためのセンサと、第2の作業機制御部と、を備え、
    第1及び第2の農作業用として、記憶部を備え、
    前記第1の作業機制御部は、前記第1の農作業において、前記第1の位置情報取得部と前記第1の高さ情報取得部を用いて得られる前記第1の作業機の下端部が通る高さの情報と位置情報とを関連付けたマップデータを作成して前記記憶部に保存し、
    前記第2の作業機制御部は、前記第2の農作業において、前記第2の位置情報取得部と前記センサと前記記憶部に保存された前記マップデータとを用いて、前記第2の作業機の現在の絶対高さを算出することを特徴とする農作業機用制御システム。
  2. 請求項1に記載の農作業機用制御システムにおいて、
    前記第1の位置情報取得部と前記第1の高さ情報取得部は、前記第1の作業機に備えることを特徴とする農作業機用制御システム。
  3. 請求項1に記載の農作業機用制御システムにおいて、
    前記第1の位置情報取得部と前記第1の高さ情報取得部は、前記第1のトラクタに備えることを特徴とする農作業機用制御システム。
  4. 請求項1に記載の農作業機用制御システムにおいて、
    前記第2の位置情報取得部は、前記第2のトラクタに備えることを特徴とする農作業機用制御システム。
  5. 請求項1に記載の農作業機用制御システムにおいて、
    通信機能を有した通信端末を備え、前記記憶部は前記通信端末に備えることを特徴とする農作業機用制御システム。
  6. 請求項5に記載の農作業機用制御システムにおいて、
    前記通信端末は、スマートフォンであることを特徴とする農作業機用制御システム。
  7. 請求項1に記載の農作業機用制御システムにおいて、
    前記第2の作業機制御部は、前記第2の作業機の現在の絶対高さを算出する際に、前記センサの値に対して、前記第2のトラクタに対する前記第2の作業機の相対高さの情報を用いることを特徴とする農作業機用制御システム。
  8. 請求項1に記載の農作業機用制御システムにおいて、
    前記第2のトラクタに配置されるトラクタ制御部を備え、
    前記第2の作業機制御部は、算出した前記第2の作業機の現在の絶対高さに基づき前記第2の作業機の高さを制御する信号を前記トラクタ制御部に出力し、
    前記トラクタ制御部は、前記第2の作業機制御部から入力した高さを制御する信号に基づき前記第2のトラクタに対する前記第2の作業機の高さを制御することを特徴とする農作業機用制御システム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の農作業機用制御システムにおいて、
    前記第1の作業機と前記第2の作業機は異なる種類の農作業機であり、前記第1の農作業と前記第2の農作業は、異なる種類の農作業であり、前記第2の農作業は、前記第1の農作業の後に行う農作業であることを特徴とする農作業機用制御システム。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の農作業機用制御システムにおいて、
    前記第1の作業機は耕耘作業を行うロータリー作業機であり、前記第2の作業機は代掻き作業を行う代掻き作業機であり、前記第1の農作業は耕耘作業であり、前記第2の農作業は前記耕耘作業の後に行う代掻き作業であることを特徴とする農作業機用制御システム。
  11. 第1のトラクタに装着して第1の作業機で第1の農作業を行う際に、前記第1の作業機に備える第1の作業機制御部で、第1の位置情報取得部と第1の高さ情報取得部から得られる情報を用いて、前記第1の作業機の下端部が通る高さの情報と位置情報とを関連付けたマップデータを作成するステップと、
    第2のトラクタに装着して第2の作業機で前記第1の農作業の後に行う第2の農作業を行う際に、前記第2の作業機に備える第2の作業機制御部で、第2の位置情報取得部から得られる情報と前記第2の作業機に備えるセンサから得られる情報と前記マップデータを用いて、前記第2の作業機の現在の絶対高さを算出するステップとを有することを特徴とする農作業方法。
  12. 請求項11に記載の農作業方法において、
    前記第2の農作業を行う際に、前記第2の作業機制御部は、算出した前記第2の作業機の現在の絶対高さに基づき前記第2のトラクタのトラクタ制御部に前記第2の作業機の高さを制御する信号を送信するステップと、
    前記第2のトラクタのトラクタ制御部で、前記第2の作業機制御部から受信した高さを制御する信号に基づき前記第2のトラクタに対する前記第2の作業機の高さを制御するステップとを有することを特徴とする農作業方法。
  13. 請求項11又は請求項12に記載の農作業方法において、
    前記第1の作業機は耕耘作業を行うロータリー作業機であり、前記第2の作業機は代掻き作業を行う代掻き作業機であり、前記第1の農作業は耕耘作業であり、前記第2の農作業は代掻き作業であることを特徴とする農作業方法。
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