JP2025502425A - 迅速挿入型中心静脈カテーテル(ricc)の先端を形成するため装置および方法 - Google Patents

迅速挿入型中心静脈カテーテル(ricc)の先端を形成するため装置および方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2025502425000001
迅速挿入型中心静脈カテーテルを形成する方法であって、方法は、縦軸方向にそれぞれ延在する一次ルーメン(210)、二次ルーメン(212)、および三次ルーメン(213)を有するカテーテル本体部位(232)を提供する工程と、カテーテル本体の遠位端をダイ(300)内に配置する工程であって、ダイは、一次ルーメンに係合する第1マンドレル(310)と、二次ルーメンに係合する第2マンドレル(312)と、三次ルーメンに係合する第3マンドレル(314)とを有する、工程と、ダイの空洞内に配置されたポリマー材料を溶融させることで、カテーテル本体の遠位先端に連結された拡張部位(234)を形成する工程であって、拡張部位は、テーパ状外側輪郭を画定するとともに、二次ルーメン開口(218)と三次ルーメン開口(220)とを含み、二次ルーメン開口は、側壁に配置されかつ二次ルーメンと連通し、三次ルーメン開口は、側壁に配置されかつ三次ルーメンと連通する、溶融工程とを備える。

Description

本開示は、迅速挿入型中心静脈カテーテル(RICC)の先端を形成するため装置および方法に関する。
迅速挿入型中心静脈カテーテル(RICC)システムは、2つ以上のルーメンを画定するカテーテル本体と、カテーテル本体から延在するとともに、単一のルーメンを画定するアクセス部位とを有するRICCカテーテルを含む。RICCは、アクセス部位とカテーテル本体部位との間に配置されるとともに、テーパ状外側輪郭を画定する拡張部位をさらに含む。RICCの構成により、医師は、脈管構造にアクセスする工程と、アクセス部位を拡張する工程と、1つまたは複数のルーメンを画定するカテーテル本体を配置する工程と、を単一の動作で実施することが可能になる。従来のカテーテル配置技術では、そのような工程が別個に行われなければならないので、複数の工具および医療装置を繰り返して導入および除去することが必要となる。したがって、RICCシステムは、複雑で面倒な配置技術を単純化して病原体の導入を軽減するとともに、全体的な施術時間を短縮する。
しかしながら、複数の異なる機能を実行するために必要とされるRICCカテーテルを形成するには、カテーテル本体、拡張部位、およびアクセス部位の3つの異なる構造を結合しつつ、平滑な反ルーメン側表面を維持する必要がある。3つの異なる構造のそれぞれは、配置プロセスにおいてそれぞれの役割を果たすために異なる機械的特性を示すことが必要とされ、したがって、異なる材料で形成されることが多い。従来の製造技術では、これらの構造の2つ以上の接合部に隣接して隆起またはリッジが形成されることになる。隆起が外側表面に生じる場合、隆起は、挿入部位において皮膚の一部を引っ掛けることで、RICCの遠位前進を阻害するとともに、配置手続きを妨害しかねない。隆起がルーメン内で生じる場合、隆起は、ガイドワイヤ等の先端を引っ掛けることで、ルーメンを内でのガイドワイヤの移動を阻止しかねない。そのような隆起またはリッジを除去するとともに平滑な表面を提供するために、追加的な機械加工またはフライス加工手順が要求されるが、そのような二次的製造手順は、コストおよび複雑性を増加させる。
さらに、従来の製造技術は、ルーメンと連通する開口を形成するために、二次的な機械加工またはフライス加工手順をしばしば必要とする。開口は、カテーテルが形成された後に、カテーテルの側壁または遠位端に形成される。平滑な反ルーメン側表面を維持しながら、テーパ状外側表面に開口を形成することは、特に困難であり得る。これらの二次的な機械加工手順における誤差は、製造プロセスにおける浪費またはデバイスの故障につながりかねない。したがって、開口は、多くの場合、テーパ状部位の遠位または近位に形成されるとともに、ルーメンの軸に垂直に形成される。
簡潔に要約すると、本明細書に開示される実施形態は、迅速挿入型中心静脈カテーテル(RICC)等のカテーテルの遠位先端構造、および関連する製造方法に関する。実施形態は、製造効率を改善しつつ、1つまたは複数の異なる材料を含む複雑な遠位先端構造を形成する工程に関する。実施形態は、リッジまたは隆起を除去するため二次的な機械加工手順、または開口を形成する工程をほとんどまたは全く伴わずに、平滑な反ルーメン側およびルーメン側表面を有するRICC遠位先端構造を提供する工程に関する。さらに、実施形態は、一次製造工程中にテーパ面に開口を形成する工程に関する。このような遠位先端構造は、開口と遠位先端との間の縦軸方向長さを減少させるので、デバイスの有効性を改善する。加えて、製造工程の数を低減することで、コストおよび無駄を低減するとともに、製造効率を改善する。
本明細書に開示されるのは、迅速挿入型中心静脈カテーテルを形成する方法である。方法は、縦軸方向にそれぞれ延在する一次ルーメン、二次ルーメン、および三次ルーメンを有するカテーテル本体部位を提供する工程と、カテーテル本体の遠位端をダイ内に配置する工程であって、ダイは、一次ルーメンに係合する第1マンドレルと、二次ルーメンに係合する第2マンドレルと、三次ルーメンに係合する第3マンドレルとを有する、工程と、ダイの空洞内に配置されたポリマー材料を溶融させることで、カテーテル本体の遠位先端に連結された拡張部位を形成する工程であって、拡張部位は、テーパ状外側輪郭を画定するとともに、二次ルーメン開口と三次ルーメン開口とを含み、二次ルーメン開口は、側壁に配置されかつ二次ルーメンと連通し、三次ルーメン開口は、側壁に配置されかつ三次ルーメンと連通する、溶融工程と、を備える。
いくつかの実施形態では、方法は、アクセス部位を拡張部位と一体的に形成するとともに、拡張部位の遠位端から延在させる工程をさらに備え、アクセス部位は、一次ルーメンと連通する単一のルーメンであって、アクセス部位の遠位先端に配置された一次ルーメン開口まで延在する単一のルーメンを画定する。
いくつかの実施形態では、アクセス部位および拡張部位は、第1ポリマー材料で形成され、カテーテル本体は、第2ポリマー材料で形成され、第1ポリマー材料は、第2ポリマー材料よりも硬質のデュロメータを示す。
いくつかの実施形態では、第1マンドレルは、第1マンドレルの遠位端に配置されるカラーを含み、カラーは、アクセス部位の外径と等しい外径を画定する。
いくつかの実施形態では、方法は、第1マンドレルのカラーによって画定される、拡張部位のレセプタクル内にアクセス部位の近位端を配置する工程と、接着剤、接合、溶剤接合、または溶接を使用して、アクセス部位を拡張部位に固定する工程とをさらに備える。
いくつかの実施形態では、アクセス部位は、第1ポリマー材料で形成され、カテーテル本体は、第2ポリマー材料で形成され、第1ポリマー材料は、第2ポリマー材料よりも硬質のデュロメータを示す。
いくつかの実施形態では、拡張部位は、第1ポリマー材料と、第2ポリマー材料と、第2ポリマー材料よりも硬質かつ第1ポリマー材料よりも軟質のデュロメータを有する第3ポリマー材料とのうちの1つから形成される。
いくつかの実施形態では、溶融工程は、ポリマー材料を溶融するために、高周波(RF)エネルギーまたは熱エネルギーのうちの1つを印加する工程をさらに含む。
いくつかの実施形態では、二次ルーメン開口および三次ルーメン開口の一方または両方は、拡張部位の近位端と遠位端との間の縦軸方向中間点に配置される。
いくつかの実施形態では、二次ルーメン開口および三次ルーメン開口は、迅速挿入型中心静脈カテーテルの遠位先端から等しい縦軸方向長さに配置される。
いくつかの実施形態では、方法は、二次ルーメン開口および三次ルーメン開口の一方または両方の近位に配置されるとともに、一次ルーメンと連通する導入開口を形成する工程をさらに含み、導入開口は、導入開口を通してアクセス針を受容するように構成され、アクセス針の遠位先端は、迅速挿入型中心静脈カテーテルの遠位先端に配置される一次ルーメン開口を貫通して延在する。
いくつかの実施形態では、カテーテル本体部を提供する工程は、カテーテル本体部位を所定の長さに押出しまたは切断するとともに、カテーテル本体の近位端を1つまたは複数のカテーテルハブおよび1つまたは複数の延長脚部に連結する工程をさらに含む。
迅速挿入型中心静脈カテーテルを備える迅速挿入型中心静脈カテーテルシステムであって、迅速挿入型中心静脈カテーテルは、一次ルーメン、二次ルーメン、および三次ルーメンを画定するとともに導入開口を含むカテーテル本体であって、導入開口は、側壁に配置されかつ一次ルーメンと連通する導入開口を含む、カテーテル本体と、カテーテル本体から遠位に延在するとともに、テーパ状外側輪郭を画定する、拡張部位であって、側壁に配置されかつ二次ルーメンと連通する二次ルーメン開口と、側壁に配置されかつ三次ルーメンと連通する三次ルーメン開口とを画定する、拡張部位と、拡張部位から延在するアクセス部位であって、アクセス部位の遠位先端に配置されかつ一次ルーメンと連通する一次ルーメン開口を含む、アクセス部位と、導入開口および一次ルーメンの遠位部分を貫通して延在する針であって、針の遠位先端は、一次ルーメン開口を貫通して延在する、針と、を備える。
いくつかの実施形態では、二次ルーメン開口および三次ルーメン開口は、アクセス部位の遠位先端から等しい縦軸方向長さに配置される。
いくつかの実施形態では、アクセス部位の縦軸方向長さは、拡張部位の縦軸方向長さよりも短い。
いくつかの実施形態では、アクセス部位は、第1材料で形成され、カテーテル本体は、第1材料よりも軟質のデュロメータを有する第2材料で形成される。
いくつかの実施形態では、拡張部位は、第1材料と、第2材料と、第2材料よりも硬質かつ第1材料よりも軟質のデュロメータを有する第3材料とのうちの1つから形成される。
いくつかの実施形態では、拡張部位およびアクセス部位は、単一のモノリシック部品として一体的に形成されるとともに、RF溶接を使用してカテーテル本体に融合される。
いくつかの実施形態では、拡張部位は、RF溶接を使用してカテーテル本体に融合されるとともに、遠位端においてレセプタクルを画定し、レセプタクルは、アクセス部位の外径と等しい直径を有し、アクセス部位の近位端は、接着剤、接合、溶剤接合、または溶接を使用してレセプタクルと連結される。
本明細書で提供される概念のこれらおよび他の特徴は、そのような概念の特定の実施形態をより詳細に説明する添付の図面および以下の説明を考慮することで、当業者により明らかになるであろう。
本明細書に開示される実施形態による、例示的なRICC配置システムの側面図。 本明細書に開示される実施形態による、図1のRICCの遠位部分の拡大詳細図。 本明細書に開示される実施形態による、図2の遠位部分の断面図。 本明細書に開示される実施形態による、図2の遠位部分の断面図。 本明細書に開示される実施形態による、図2の遠位部分の断面図。 本明細書に開示される実施形態による、図2の遠位部分の断面図。 本明細書に開示される実施形態による、RICC配置システムの斜視図。 本明細書に開示される実施形態による、図4AのRICC配置システムの側面図。 本明細書に開示される実施形態による、図4AのRICC配置システムのRICCの遠位端図。 本明細書に開示される実施形態による、RICCの遠位部分の斜視図。 本明細書に開示される実施形態による、RICCの遠位部分の平面図。 本明細書に開示される実施形態による、RICCの縦軸方向の断面図。 本明細書に開示される実施形態による、ダイの縦軸方向の垂直断面図。 本明細書に開示される実施形態による、図7Aのダイの縦軸方向の水平断面図。 本明細書に開示される実施形態による、図7Aのダイの横方向の断面図。 本明細書に開示される実施形態による、カテーテル先端を形成する例示的な方法を示す図。 本明細書に開示される実施形態による、カテーテル先端を形成する例示的な方法を示す図。 本明細書に開示される実施形態による、カテーテル先端を形成する例示的な方法を示す図。 本明細書に開示される実施形態による、カテーテル先端を形成する例示的な方法を示す図。 本明細書に開示される実施形態による、カテーテル先端を形成する例示的な方法を示す図。 本明細書に開示される実施形態による、カテーテル先端を形成する例示的な方法を示す図。
いくつかの特定の実施形態をより詳細に開示する前に、本明細書に開示される特定の実施形態は、本明細書において提示される概念の範囲を限定しないことを理解されたい。本明細書に開示される特定の実施形態は、その特定の実施形態から容易に切り離すことができ、本明細書に開示される複数の他の実施形態のうちの任意の実施形態の特徴と任意選択で組み合わせまたは置換してよい特徴を有する場合があることも理解されたい。
本明細書で使用する用語に関しては、各用語はいくつかの特定の実施形態を説明するためのものであり、本明細書において提示される概念の範囲を限定しないということも理解されたい。序数(たとえば、第1、第2、第3等)は、一般的に、複数の特徴または工程の群の中で互いに異なる特徴または工程を区別または識別するために使用され、順番の限定または数的な限定を加えるものではない。たとえば、「第1」、「第2」、および「第3」の特徴または工程は、必ずしもこの順序で現れる必要はなく、またそのような特徴または工程を含む特定の実施形態は、必ずしも3つの特徴または工程に限定される必要はない。「左」、「右」、「上」、「下」、「前」、「後」等の表記は、便宜的に使用されており、たとえば、いかなる特定の固定的な位置、向き、または方向も意味するものではない。むしろ、こうした表記は、たとえば相対的な位置、向き、または方向を示すために使用される。文脈からそうでないことが明らかに示されていなければ、「a」、「an」、および「the」で表す単数形は、複数形を含む。
以下の説明では、本明細書で使用される「または」および「および/または」という用語は、包含的であるか、または任意の1つもしくは任意の組合せを意味するものと解釈されるべきである。一例として、「A、BまたはC」または「A、Bおよび/またはC」は、以下の、「A、B、C」、「AおよびB」、「AおよびC」、「BおよびC」、「A、BおよびC」のいずれかを意味する。この定義に対する例外は、要素、構成要素、機能、工程、または行為の組合せが何らかの形で本質的に相互に排他的である場合にのみ生じる。
「近位」に関しては、たとえば本明細書に開示されるカテーテルの「近位部分」または「近位端部分」は、カテーテルのうち、カテーテルを患者に使用するときに医師の近くにあるものである部分を含む。同様に、たとえばカテーテルの「近位長」は、カテーテルを患者に使用するときに医師の近くにあるものであるカテーテルの長さを含む。たとえばカテーテルの「近位端部」は、カテーテルを患者に使用するときに医師の近くにあるものである、カテーテルの端部を含む。カテーテルの近位部分、近位端部分、または近位長は、カテーテルの近位端部を含んでもよいが、カテーテルの近位部分、近位端部分、または近位長は、カテーテルの近位端部を含む必要はない。つまり、文脈からそうでないことが示唆されていなければ、カテーテルの近位部分、近位端部分、または近位長は、カテーテルの終端部分や終端長ではない。
「遠位」に関しては、たとえば本明細書に開示されるカテーテルの「遠位部分」または「遠位端部分」は、カテーテルのうち、カテーテルを患者に使用するときに患者の近くまたは体内にあるものである部分を含む。同様に、たとえばカテーテルの「遠位長」は、カテーテルを患者に使用するときに患者の近くまたは体内にあるものであるカテーテルの長さを含む。たとえばカテーテルの「遠位端部」は、カテーテルを患者に使用するときに患者の近くまたは体内にあるものである、カテーテルの端部を含む。カテーテルの遠位部分、遠位端部分、または遠位長は、カテーテルの遠位端を含んでもよいが、カテーテルの遠位部分、遠位端部分、または遠位長は、カテーテルの遠位端を含む必要はない。つまり、文脈からそうでないことが示唆されていなければ、カテーテルの遠位部分、遠位端部分、または遠位長は、カテーテルの終端部分や終端長ではない。
本明細書に記載される実施形態の説明を補助するために、図4Aに示されるように、縦軸は、カテーテルの軸方向長さに実質的に平行に延在する。横軸は縦軸に対して垂直に延在しており、横断軸は縦軸および横軸の両方に対して垂直に延在する。水平面は、縦軸および横軸によって画定される。垂直面は、水平面に対して垂直に延在する。
別段の定義がない限り、本明細書に用いるあらゆる技術的用語および科学的用語は、当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
本明細書で説明されるように、迅速挿入型中心静脈カテーテル(RICC)の製造における特定の問題を克服する必要がある。例えば、RICCは、マルチルーメン型のカテーテル本体部位を含んで良いとともに、遠位端に隣接する単一ルーメン型アクセス部位に移行してよい。これらの部位間の移行を、挿入部位の周囲の患者の皮膚を引っ掛けるとともに、RICCの皮下配置を妨害するような、RICCの外側表面における縁部または隆起を生じることなく実現することは非常に困難になり得る。したがって、前述の必要性を満たすRICCおよびその製造方法も本明細書に開示される。
迅速挿入型中心静脈カテーテルシステム
図1乃至図3Dは、いくつかの実施形態による例示的な迅速挿入型中心静脈カテーテル(RICC)配置システム(システム)100を示す。図示されるように、システム100は、一般的に、迅速挿入型中心静脈カテーテル(RICC)102と、導入針(針)104と、1つまたは複数のガイドワイヤ、例えば、アクセスガイドワイヤ106と、配置ガイドワイヤ108とを含む。
一実施形態では、RICC102は、単一ルーメン型またはマルチルーメン型RICC(例えば、2ルーメンRICC、3ルーメンRICC、4ルーメンRICC、5ルーメンRICC、6ルーメンRICCなど)であってよい。図1および図3Dに示されるように、RICC102は、3つのルーメンのセットを含む3ルーメンRICCである。そのような3つのルーメンのセットは、一次ルーメン110(例えば、遠位ルーメン)と、二次ルーメン112(例えば、中間ルーメン)と、三次ルーメン114(例えば、近位ルーメン)とを含む。
図1に示すように、RICC102は、近位端に配置されたハブ126と、ハブ126から近位に延在する1つまたは複数の延長脚部128とをさらに含む。各延長脚部128は、RICC102のルーメン110、112、または114と流体連通している。例えば、図示のように、第1延長脚部128Aは遠位ルーメン110と流体連通しており、第2延長脚部128Bは中間ルーメン112と流体連通しており、第3延長脚部128Cは近位ルーメン114と流体連通している。
RICC102が単一ルーメン型であるかマルチルーメン型であるかにかかわらず、RICC102は少なくとも一次ルーメン110を含む。一次ルーメン110は、典型的には、RICC102の近位端からRICC102の遠位端まで延在する。例えば、一次ルーメン110は、対応するルアーコネクタの開口部から、本明細書に記載されるカテーテルチューブ124の遠位端(例えば、カテーテルチューブ124の硬質部分またはカテーテルチューブ124の第1部位(アクセス部位130))における一次ルーメン開口116まで延在する。RICC102が2つ以上のルーメンを有する場合、RICC102は、少なくとも二次ルーメン112をさらに含む。二次ルーメン112は、典型的には、RICC102の近位端からRICC102の遠位部分まで延在する。例えば、二次ルーメン112は、対応するルアーコネクタの開口部から、一次ルーメン開口116の近位のカテーテルチューブ124の遠位部分(例えば、カテーテルチューブ124の軟質部分またはカテーテルチューブ124の第2部位(カテーテル本体132))における二次ルーメン開口118まで延在する。
RICC102が3つ以上のルーメンを有する場合、RICC102は、少なくとも三次ルーメン114をさらに含む。三次ルーメン114は、典型的には、RICC102の近位端からRICC102の遠位部分まで延在する。例えば、三次ルーメン114は、対応するルアーコネクタの開口部から、二次ルーメン開口118の近位のカテーテルチューブ124の遠位部分(例えば、カテーテルチューブ124の軟質部分またはカテーテルチューブ124の第1部位132)における三次ルーメン開口120まで延在する。上記にかかわらず、二次ルーメン112および三次ルーメン114の各ルーメンは、異なる製造方法を考慮して、それぞれ二次ルーメン開口118および三次ルーメン開口120よりもわずかに遠位に延在してよい。
一実施形態では、一次ルーメン開口116と二次ルーメン開口118との間の縦軸方向長さは、第1長さ(L1)であってよい。一実施形態では、一次ルーメン開口116と三次ルーメン開口120との間の縦軸方向長さは、第2長さ(L2)であってよい。一実施形態では、第1長さ(L1)は、第2長さ(L2)よりも長くてよい。したがって、第1長さ(L1)と第2長さ(L2)との間の差は、第3長さ(L3)であってよい。一実施形態では、第1長さ(L1)または第2長さ(L2)は、3cmから10cmであってよい。一実施形態では、第1長さ(L1)または第2長さ(L2)は、実質的に7cmであってよい。しかしながら、これよりも長いまたは短い長さもあってよいことが理解される。
一実施形態では、RICC102は、システム100内でRICC102と導入針104とを連結するための、導入針104の挿入を受容する専用の導入開口122を含む。しかしながら、RICC102は、導入開口122等の専用の導入開口を含まなくてもよい。実際には、二次ルーメン開口118または三次ルーメン開口120は、いくつかの実施形態では、導入開口122として機能してもよい。これは、RICC102と導入針104とを連結する異なる態様を必要とする。あるいは、RICC102が単一ルーメン型である場合には、導入針104でカテーテルチューブ124を穿刺することによって、必要に応じて導入開口が形成されてよい。
RICC102は、一次ルーメン110の遠位部分と一致する導入ルーメンをさらに含む。換言すれば、導入ルーメンは、RICC102の一次ルーメン110の導入部分である。RICC102では、導入ルーメンは、導入開口122から一次ルーメン開口116まで延在する一次ルーメン110の遠位部分である。二次ルーメン開口118の遠位、二次ルーメン開口118と三次ルーメン開口120との間、または三次ルーメン開口120の近位にあってよい導入開口122は、RICC102の一次ルーメン110の導入部分の近位端に直接開口する。導入開口122のないRICCの場合、導入ルーメンは、二次ルーメン開口118、三次ルーメン開口120、または導入針104で作成された穿刺から一次ルーメン開口116まで延在する一次ルーメン110の遠位部分である。導入ルーメンが、二次ルーメン開口118、三次ルーメン開口120、または穿刺から延在するかどうかは、前述の開口のうちのいずれの開口が導入針104を収容するかによる。二次ルーメン開口118も三次ルーメン開口120も、導入開口122を介さずに、RICCの一次ルーメン110の導入部分の近位端に直接開口しない。代わりに、導入針104は、二次ルーメン開口118または三次ルーメン開口120から、それぞれ、二次ルーメン112または三次ルーメン114と一次ルーメン110との間の隔壁を穿刺する。
図2は、いくつかの実施形態による、図1のRICC102のカテーテルチューブ124の遠位部分を示す。図3A乃至図3Dは、いくつかの実施形態による図2のカテーテルチューブ124の様々な横断面を示す。
カテーテルチューブ124は、カテーテルチューブ124の硬質部分およびカテーテルチューブ124の軟質部分を含む。「硬質」および「軟質」は、カテーテルチューブ124の硬質部分がカテーテルチューブ124の軟質部分よりも硬質であるという点で相対的な意味で使用される。カテーテルチューブ124の硬質部分は、カテーテルチューブ124の遠位部分における第1単一ルーメン部位または「アクセス部位」130を含む。カテーテルチューブ124の軟質部分は、1つまたは複数のルーメンを有するとともに、カテーテルチューブ124の近位部分から遠位部分まで延在するが、アクセス部位130の近位にある、第2部位または「カテーテル本体」132を含む。一実施形態では、カテーテルチューブ124の拡大部位134または拡張部位134は、アクセス部位130と同じ材料で形成されてよいとともに、同じ機械的特性を有してよい。一実施形態では、カテーテルチューブ124の拡張部位134は、カテーテル本体部位132と同じ材料で形成されてよいとともに、同じ機械的特性を有してよい。一実施形態では、カテーテルチューブ124の拡張部位134は、アクセス部位130の第1材料およびカテーテル本体部位132の第2材料とは異なる第3材料で形成されてよい。一実施形態では、第3材料は、比較的硬い第1材料よりも軟質かつ比較的軟らかい第2材料よりも硬質でよい。一実施形態では、第3材料は、カテーテル本体部位132の第2材料より軟質でよい。一実施形態では、第3材料は、アクセス部位130の第1材料よりも硬質でよい。
一実施形態では、カテーテルチューブ124のアクセス部位130、カテーテルチューブ124のカテーテル本体部位132、および拡張部位134の前述の配置は、経皮的穿刺によって確立された挿入部位に挿入されるとともに、患者の脈管構造内で前進させられた際に、カテーテルチューブ124の座屈を防止するのに十分なコラム強度を有する。本明細書に記載されるように、カテーテルチューブ124は、その遠位部分、例えば、アクセス部位130におけるカテーテルチューブ124の側面を通る導入開口122とともに示される。
カテーテルチューブ124のアクセス部位130は、カテーテルチューブ124の遠位部分にある。アクセス部位130は、システム100内の導入針104のべベル加工先端146からアクセス部位130の残りの部分の外径まで続く、比較的短いテーパを有する遠位先端136を含む。遠位先端136のテーパは、導入針104を用いて確立された経皮的穿刺の周囲の組織を、カテーテルチューブ124のアクセス部位130の残りの外径まで即時的に拡張するよう構成される。アクセス部位130はまた、拡張部位134のレセプタクル138に配置および固定的に連結された(例えば、溶剤結合、接着、溶接等)近位部分を含む。
カテーテルチューブ124のアクセス部位130は、第1デュロメータ(硬度)を有する第1ポリマー材料で形成される。第1ポリマー材料は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリプロピレン、またはポリウレタンであってもよいが、第1ポリマー材料は、前述のポリマーに限定されない。ポリウレタンは、カテーテルチューブ124のアクセス部位130が、室温で比較的に硬いままであるが、生体内では体温でより柔軟になることで、血管壁に対する刺激および静脈炎を減少させるという点で有利である。
カテーテルチューブ124のカテーテル本体部位132は、カテーテルチューブ124の近位部分から遠位部分まで延在するが、カテーテルチューブ124のアクセス部位130の近位にある。一実施形態では、カテーテル本体部位132は、拡張部位134の近位端と一体化された(例えば、RF溶接された)遠位端と、カテーテルハブ126内に配置および固定的に連結された(例えば、溶剤結合、溶接、接着等)近位部分とを含む。
カテーテルチューブ124のカテーテル本体部位132は、第1デュロメータよりも小さい第2デュロメータを有する第2ポリマー材料で形成される。第2ポリマー材料は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリウレタン、またはシリコーンであってもよいが、第2ポリマー材料は、前述のポリマーに限定されない。カテーテルチューブ124のアクセス部位130におけるポリウレタンについて上述したことに加えて、ポリウレタンは、いくつかの他のポリマーよりも血栓形成性が低いという点で有利である。
カテーテルチューブ124の拡張部位134は、カテーテルチューブ124のアクセス部位130とカテーテル本体部位132とを互いに連結する。拡張部位134は、遠位部分におけるレセプタクル138(図8D参照)を含む。レセプタクル138は、そこに配置および固定的に連結された(例えば、溶剤結合、溶接、接着等)カテーテルチューブ124のアクセス部位130の近位部分を含む。拡張部位134の近位端は、カテーテルチューブ124のカテーテル本体部位132の遠位端と一体化されて(例えば、RF溶接されて)いる。これにより、実施形態では、一次ルーメン110以外のカテーテルチューブ124のカテーテル本体部位132のルーメン(例えば、中間および近位ルーメン112、114)が、拡張部位134を通過しないように効果的に終端させる。
一実施形態では、拡張部位134はまた、経皮的穿刺の周りの組織をカテーテルチューブ124のカテーテル本体部位132の外径まで即時的に拡張するよう構成された、遠位端から近位端まで長さにわたるテーパを含む。拡張部位134の反ルーメン側表面は、RICC102が患者の挿入部位に挿入されるときに皮膚を引っ掛かる縁部を有することなく、アクセス部位130の近位部分の反ルーメン側表面から平滑に移行する。縁部が最小限から無視できる程度であることに加えて、縁部は、第1ポリマー材料と拡張部位134のポリマー材料が溶剤によって相互拡散したポリマー材料を含んでよい。これにより、カテーテルチューブ124のアクセス部位130から拡張部位134への移行が平滑になる。
一実施形態では、カテーテルチューブ124の拡張部位134は、第2ポリマー材料、または第1デュロメータよりも第2デュロメータに近い第3デュロメータを有する第3ポリマー材料で形成される。また、第2ポリマー材料は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリウレタン、またはシリコーンであってもよいが、第2ポリマー材料は、前述のポリマーに限定されない。
カテーテルチューブ124のアクセス部位130は、第1デュロメータを有する第1ポリマー材料で形成される。カテーテルチューブ124のカテーテル本体部位132は、第1デュロメータよりも小さい第2デュロメータを有する第2ポリマー材料で形成される。カテーテルチューブ124の拡張部位134は、第2ポリマー材料、または第1デュロメータよりも第2デュロメータに近い第3デュロメータを有する第3ポリマー材料で形成される。第2デュロメータおよび第3デュロメータの各デュロメータが第1デュロメータよりも小さいので、カテーテルチューブ124の第2部分および拡張部位134を含むカテーテルチューブ124の軟質部分は、カテーテルチューブ124のアクセス部位を含むカテーテルチューブ124の硬質部分よりも軟質である。換言すれば、第1デュロメータは、第2デュロメータおよび第3デュロメータの各デュロメータより大きい。第1デュロメータが第2デュロメータおよび第3デュロメータの各デュロメータよりも大きい。したがって、カテーテルチューブ124のアクセス部位を含むカテーテルチューブ124の硬質部分は、カテーテルチューブ124の第2部分および拡張部位134を含むカテーテルチューブ124の軟質部分よりも硬質である。
第1ポリマー材料の第1デュロメータ、第2ポリマー材料の第2デュロメータ、および第3ポリマー材料の第3デュロメータは、異なるスケール(例えば、タイプAまたはタイプD)であってもよい。したがって、第2デュロメータまたは第3デュロメータは、第1デュロメータよりも数値的に小さくなくてもよいことを理解されたい。言い換えると、第1デュロメータ材料は、異なるスケールに関して、第2デュロメータおよび第3デュロメータよりも数値的に大きくなくてもよい。しかしながら、第2または第3ポリマー材料の硬度は、第1ポリマー材料の硬度よりも依然として低くてもよい。または、第1ポリマー材料の硬度は、第2または第3ポリマー材料の硬度よりも依然として高くてもよい。その理由は、それぞれが0~100の範囲である異なるスケールは、同様の硬度を有する材料の群における異なる材料を特徴付けるように意図されているからである。
上記にかかわらず、カテーテルチューブ124の柱強度が、経皮的穿刺によって確立された挿入部位に挿入されるとともに、患者の脈管構造内で前進させられる際にカテーテルチューブ124の座屈を防止するのに十分である限り、カテーテルチューブ124のアクセス部位130、カテーテルチューブ124のカテーテル本体部位132、および拡張部位134は、実質的に等しいデュロメータを有する同一のポリマー材料または異なるポリマー材料で形成されてよい。
一実施形態では、1つまたは複数の延長脚部128の各延長脚部は、典型的には、延長脚部に連結されたルアーコネクタを含む。ルアーコネクタを通じて、延長脚部、およびその延長脚部ルーメンが別の医療装置に接続されてよい。一実施形態では、導入針104は、シャフト142と、シャフト142の近位部分の周囲の針ハブ144と、シャフト142の遠位部分におけるべベル加工先端146とを含む。
システム100が展開準備完了状態にあるとき、導入針104またはそのシャフト142は、導入開口122(存在する場合)を介して導入ルーメン内に配置される。したがって、導入針104のべベル加工先端146は、経皮的穿刺を確立するためにカテーテルチューブ124のアクセス部位130の遠位端を越えて延在する。アクセスガイドワイヤ106は、血管内腔にアクセスを確立した後、アクセスガイドワイヤ106を血管内腔の中に十分な距離だけ前進させることで、RICC102の遠位部分を血管腔内に前進させてアクセスを維持するのに十分な長さを有する。
アクセスガイドワイヤ106は、システム100が少なくとも展開準備完了状態にあるとき、導入針104の針ルーメン内に配置される。実際には、アクセスガイドワイヤ106の遠位端は、導入針104のべベル加工先端146の近位にあるが、拡張部位134の遠位にある。これにより、血管内腔へのアクセスを確立すると、アクセスガイドワイヤ106の遠位端は、導入針104のべベル加工先端146を越えて、血管内腔の中へ即時的に前進することが可能になる。
アクセスガイドワイヤ106は、アクセスガイドワイヤ106の停止端部(例えば、ハブ端部、ボール端部、スラグ端部など)を形成する、停止部148(例えば、ハブ、ボール、スラグなど)を、アクセスガイドワイヤ106の近位部分の周囲に含む。アクセスガイドワイヤ106の停止端部は、RICC102またはそのカテーテルチューブ124のいずれの開口よりも大きいことで、アクセスガイドワイヤ106がRICC102内を前進する遠位限界を提供する。配置ガイドワイヤ108は、非外傷性の先端(例えば、コイル状または部分的にコイル状の先端)を含むとともに、配置ガイドワイヤ108を心臓の上大静脈(「SVC」)の下1/3まで前進させるのに十分な長さを有する。
システム100が少なくとも展開準備完了状態にあるとき、配置ガイドワイヤ108は、配置ガイドワイヤ108の遠位端が導入開口122の近位にあるとともに、カテーテルハブ126の遠位にあるように、RICC102の一次ルーメン110内に配設される。これにより、導入針104またはそのシャフト142を導入ルーメンから除去すると、配置ガイドワイヤ108の遠位端は、血管内腔の中に即時的に前進することが可能になる。実際には、配置ガイドワイヤ108は、システム100の少なくとも展開準備完了状態において、導入針104またはシャフト142が存在するので、導入ルーメンの遠位に前進することはできない。
配置ガイドワイヤ108は、配置ガイドワイヤ108の停止端部(例えば、ハブ端部、ボール端部、スラグ端部など)を形成する、停止部150(例えば、ハブ、ボール、スラグなど)を、配置ガイドワイヤ108の近位部分の周囲に含む。配置ガイドワイヤ108の停止端部は、配置ガイドワイヤ108が配置される延長脚部のルアーコネクタにおける近位端開口部より大きい。これにより、配置ガイドワイヤ108がRICC102内を前進する遠位限界を提供する。
図4Aおよび図4Bは、本明細書で説明するRICCシステム100とともに使用するように構成されたRICC202の一実施形態を示す。RICC202は、一般的に、遠位に配置されるとともに、第1直径(d1)を画定する単一ルーメン型アクセス部位230と、近位に配置されるとともに、第2直径(d2)を画定するマルチルーメン型カテーテル本体部位232とを含む。第1直径(d1)は、第2直径(d2)よりも小さくてもよい。RICC202は、アクセス部位230とカテーテル本体部位232との間に配置された拡張部位234をさらに含むとともに、第1直径(d1)と第2直径(d2)との間に延在するテーパ状反ルーメン側表面を、本明細書に記載されるように、画定してよい。一実施形態では、中間または二次ルーメン開口218、および近位または三次ルーメン開口220のうちの1つまたは複数が、テーパ状拡張部位134内に形成される。一実施形態では、二次ルーメン開口218および三次ルーメン開口220は、一次ルーメン開口216から等しい縦軸方向長さ(L4)に配置される。一実施形態では、長さ(L4)は0.1cm~7cmである。しかしながら、これよりも大きいまたは小さい距離もあってよいことが理解される。一実施形態では、導入開口122は、拡張部位234の近位に、すなわち、二次ルーメン開口218および三次ルーメン開口220の近位に配置されるとともに、一次ルーメン210と連通する。
有利には、図6A乃至図6Cに示すように、二次ルーメン開口218および三次ルーメン開口220がテーパ状拡張部位234内に配置されるとともに、導入開口122が拡張部位234の近位に配置された状態で、アクセス部位230の縦軸方向長さを短縮することで、一次ルーメン開口216と、二次ルーメン開口218および三次ルーメン開口230の一方または両方との間の距離(L4)を短縮してよい。これにより、一次ルーメン開口216において導入される第1流体の導入部位と、二次ルーメン開口218または三次ルーメン開口220においてそれぞれ導入される第2または第3流体との間の距離を低減してよい。脈管構造内のRICCカテーテル202の遠位先端の位置決めは、重要になり得る。流体が、脈管構造内の目標位置よりも近位に位置する開口、例えば、二次ルーメン開口218または三次ルーメン開口220に導入される場合、治療の有効性は低減する。同様に、実質的に一次ルーメン開口216にあるカテーテル202の遠位先端236が過度に遠方に(すなわち、目標位置よりも遠位に)前方にある場合、遠位先端236は、患者に合併症を引き起こしかねない。例えば、遠位先端236は、不整脈を起こす心臓の心房内に前進してよい。そのため、一次ルーメン開口216と、二次ルーメン開口218および三次ルーメン開口220の一方または両方との間の縦軸方向距離が減少することにより、脈管構造内の目標位置において流体を配置する際の精度を高めることができる。
図7A乃至図7Cは、本明細書に記載されるように、RICCカテーテル202の少なくとも一部分を形成する製造プロセスで使用されるダイ300の詳細を示す。ダイ300は、一般的に、本体302の近位端306と本体302の遠位端308との間に延在する空洞304を画定する本体302を含む。一実施形態では、空洞304の内部表面は、RICC202の一部分、例えば、アクセス部位230、カテーテル本体部位232、拡張部位234、またはそれらの組合せの一部分の反ルーメン側表面に一致する形状を画定する。例えば、空洞304は、テーパ状内側輪郭を画定するテーパ状空洞334を含む。一実施形態では、テーパ状空洞334は、第1直径(d1)と第2直径(d2)との間に延在する。したがって、テーパ状空洞334のテーパ状内側輪郭は、RICC202の拡張部位234のテーパ状外側輪郭と一致する。
一実施形態では、空洞304は、円筒形の内側輪郭を画定するカテーテル部位332をさらに含む。カテーテル部位332の内径は、RICC202のカテーテル本体232の外径、すなわち第2直径(d2)と一致してよい。一実施形態では、空洞304は、円筒形の内側輪郭を画定するアクセス部位空洞(図示せず)をさらに含む。アクセス部位空洞の内径は、RICC202のアクセス部位230の外径、すなわち第1直径(d1)に一致する。
一実施形態では、ダイ300は、1つまたは複数のマンドレルをさらに含む。本明細書でより詳細に説明されるように、マンドレルは、空洞304を通って実質的に縦軸方向に延在するとともに、1つまたは複数のルーメン210、212、214の一部の輪郭を画定するよう形成されている。例えば、ダイ300は、近位端306と遠位端308との間に延在するとともに、一次ルーメン310の一部を画定するように構成された一次マンドレル310を含む。ダイ300は、二次マンドレル312および三次マンドレル314のうちの1つをさらに含む。二次マンドレル312および三次マンドレル314は、空洞304の内面から本体302の近位端306まで延在するとともに、それぞれ、二次ルーメン212および三次ルーメン214のうちの1つの一部を画定するように構成される。一実施形態では、二次マンドレル312および三次マンドレル314のうちの1つは、空洞304のテーパ状空洞334の壁から延在する。一実施形態では、二次マンドレル312および三次マンドレル314は、本明細書でより詳細に説明されるように、二次ルーメン開口218および三次ルーメン開口220のうちの1つを形成するように構成される。
方法
図8A乃至図8Fは、「チッピング」と称されるRICC202のためのカテーテル先端を形成する例示的な方法を示す。有利には、チッピングプロセスは、RICC202の遠位端の一部を形成してよい。RICC202は、本明細書に記載されるように、第1材料、第2材料、もしくは第3材料、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数から形成された、アクセス部位230、カテーテル本体232、拡張部位234、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数を含む。アクセス部位230、カテーテル本体232、および拡張部位234のそれぞれは、異なる機械的特性を示しかつ配置手続きにおいて異なる機能を有してよいとともに、その間に平滑な反ルーメン側表面を維持してよい。さらに、本明細書に記載される実施形態は、1つまたは複数のルーメン210、212、214の内面間の平滑な移行を提供する。これにより、アクセス部位230、拡張部位134、およびカテーテル本体部位232のルーメン表面の間にガイドワイヤが引っ掛かることによる困難が解決される。
図8Aに示すように、最初に、RICC202のカテーテル本体部位232を得るかまたは形成することによって、カテーテル本体部位232を提供してよい。カテーテル本体部位232は、第2デュロメータを有する第2ポリマー材料で形成されてよい。カテーテル本体部位232は、例えば、カテーテル本体部位232を押し出すとともに、カテーテル本体部位232を適切な長さに切断することによって形成されてよい。カテーテル本体部位232は、単一ルーメン型または一次ルーメン210に対して1つまたは複数の追加的なルーメンを有するマルチルーメン型であってよい。
図8Aはまた、本明細書に記載される、1つまたは複数のマンドレル310、312、314を含むダイ300を示す。カテーテル本体部位232の遠位端は、空洞304の近位端に縦軸方向に挿入される。より具体的には、カテーテル本体部位232の遠位端は、空洞304のカテーテル部位332内に受容される。空洞304のカテーテル部位332の内径は、カテーテル本体部位232の遠位端の外径と等しいか、またはそれよりわずかに小さいので、カテーテル本体部位232と締まり嵌めで係合する。
一実施形態では、マンドレル310、312、314のうちの1つまたは複数は、ダイ300の近位端306まで延在する。一実施形態では、マンドレル310、312、314のうちの1つまたは複数は、ダイ300の近位端306よりも遠位にある点まで延在する。一実施形態では、マンドレル310、312、314のうちの1つの近位端は、締まり嵌めでルーメン210、212、214のうちの1つの遠位端に係合するとともに、カテーテル本体部位232をダイ300内に保つ。例えば、一次マンドレル310は、カテーテル本体232の一次ルーメン210に係合する。二次マンドレル312は、カテーテル本体232の二次ルーメン212に係合する。三次マンドレル314は、カテーテル本体232の三次ルーメン214に係合する。一実施形態では、マンドレル310、312、314の断面形状は、対応するルーメン210、212、214の断面形状と等しいか、またはわずかに大きいことで、ルーメンと締まり嵌めで係合する。
図8Bに示すように、カテーテル本体部位232の近位端がダイ300と係合した状態で、材料80、例えば、第1ポリマー材料、第2ポリマー材料、または第3ポリマー材料のうちの1つは、空洞304内に導入されてよい。ポリマー材料は、単一のスラグ、チューブ、ロッド、もしくはシリンダ状の材料として、または粉末もしくは粒状材料として、流動性もしくは半流動性状態で提供されてよい。一実施形態では、材料80は、カテーテル本体232がダイ300のカテーテル部位332に係合する前に、空洞304内に配置されてよい。一実施形態では、材料80は、カテーテル本体232がダイ300のカテーテル部位332に係合した後に、空洞304内に導入されてよい。例えば、材料80は、ダイ300の遠位端306を通して、またはダイ本体302の壁を貫通して延在するとともに、空洞304と連通する専用ルーメンを通して、空洞304内に導入されてよい。
図8Cに示すように、エネルギー(RFエネルギー、熱エネルギーなど)をダイ300の空洞304内の材料80に印加することで、材料80を溶融するとともに、カテーテル先端を形成してよい。材料80は、空洞304の形状に適合するとともに、マンドレル310、312、314の周囲に適合されてよい。さらに、材料80は、カテーテル本体232の遠位端に融合されてよい。したがって、材料80は、RICC202の拡張部位234に形成されるとともに、カテーテル本体232の遠位端と連結される。さらに、移行部分234とカテーテル本体232との間の接合部は、平滑な反ルーメン側表面を提供する。
図8Cおよび図8Dに示すように、材料80が空洞304の形状に適合されると、材料80は、固化または硬化されることで形状を維持してよい。次いで、ダイ本体302および1つまたは複数のマンドレル310、312、314が除去されることで、カテーテル本体部位232と連結された拡張部位234を提供するとともに、連続する反ルーメン側表面を形成してよい。更に、一次ルーメン210、二次ルーメン212、または三次ルーメン214のうちの1つの一部は、拡張部位234を貫通して延在するように形成されてよい。
一実施形態では、ダイの空洞304は、RICC202のアクセス部位230、またはアクセス部位302の少なくとも一部分を画定してよい。したがって、第1材料、第2材料、または第3材料を含み得る材料80は、本明細書に記載されるように、空洞304に注入されることで、拡張部位234およびアクセス部位230の両方を形成してよい。
一実施形態では、空洞304の遠位端306の直径は、アクセス部位230の外径(d1)と等しくてよい。さらに、一次マンドレル310の遠位端の外径は、一次ルーメン210の内径と等しくてよい。したがって、アクセス部位230は、接着、接合、溶接などによって拡張部位234の遠位端と連結されてよい。一実施形態では、一次マンドレル310は、カラー部分316を含んでよい。一実施形態では、一次マンドレル310のカラー316の外径は、アクセス部位230の外径(d1)と等しくてよい。
したがって、図8Eおよび図8Fに示すように、アクセス部位230の近位端は、拡張部位234の遠位端に形成されたレセプタクル138に挿入されるとともに、本明細書に記載されるように、接着剤、接合、溶接などを使用してレセプタクル138中に固定されてよい。上述したように、アクセス部位230および拡張部位234は、同じ材料で形成されてよいとともに、単一のモノリシック部品としてダイ内に一体的に形成されかつカテーテル本体232に連結されてよい。一実施形態では、アクセス部位230および拡張部位234は、同じ材料で形成されてよいとともに、本明細書に記載されるように、接着剤、接合、溶接などを使用して、例えば、レセプタクル138内で互いに連結されてよい。一実施形態では、アクセス部位230および拡張部位234は、異なる材料で形成されてよいとともに、本明細書に記載されるように、接着剤、接合、溶接などを使用して、例えば、レセプタクル138内で互いに連結されてよい。一実施形態では、挿入開口122は、カテーテル本体232の遠位部分に形成されるとともに、一次ルーメン210と連通してよい。
有利には、本明細書に記載される方法は、拡張部位234を形成するのと同じ工程において、二次ルーメン開口218または三次ルーメン開口220の一方または両方を形成してよい。これにより、拡張部位234の形成後またはチッピングプロセス後に二次ルーメン開口218または三次ルーメン開口220を形成する(例えば、機械加工、フライス加工、スカイビング、切断など)必要性がなくなるので、製造の複雑さを軽減するとともに、関連するコストを削減できる。さらに、本明細書に記載される実施形態は、平滑な反ルーメン側および/またはルーメン側表面を維持しながら、一次ルーメン開口216から等しい縦軸方向遠位に二次ルーメン開口218または三次ルーメン開口220の一方または両方を形成し、拡張部位234のテーパ状輪郭内に形成する方法を示す。さらに、図8Bおよび図8Cに示されるように、マンドレル310、312、314のうちの1つまたは複数を含む、ダイ300は、拡張部位234とカテーテル本体部位232との間の接合部をまたいで延在するので、これらの2つの構造間の接合部において平滑な反ルーメン側およびルーメン側表面を提供する。
RICC102またはRICC202のうちの1つを含むシステム100を使用する例示的な方法は、挿入部位作成工程、RICC挿入工程、およびRICC前進工程を含む。挿入部位作成工程は、RICC202の一次ルーメン210内に配置された導入針104を用いて、患者の脈管構造にアクセスするための挿入部位を作成する工程を含む。挿入部位は、右または左の鎖骨下静脈等の鎖骨下静脈、右または左の内頸静脈等の内頸静脈、または大腿静脈であってよい。
RICC挿入工程は、RICC202の遠位部分を、アクセス部位230とカテーテル本体部位232との間に配置された拡張部位234を越えるまで挿入部位に挿入する工程を含む。選択的には、RICC挿入工程の前に、アクセスガイドワイヤ挿入工程およびその後の針引き抜き工程が行われる。アクセスガイドワイヤ挿入工程は、導入針104の遠位端を介して、前述の静脈のうちの1つの中にアクセスガイドワイヤ106を挿入する工程を含む。
方法は、針引き抜き工程をさらに含む。針引き抜き工程は、挿入部位作成工程の後にRICC202の一次ルーメン210から導入針104を引き抜く工程と、RICC202の遠位部分の少なくとも一部を挿入部位に挿入する工程とを含む。
RICC前進工程は、セルディンガー法を使用せずに、患者の脈管構造内で遠位部分RICC202を前進させる工程を含む。例えば、挿入部位が右鎖骨下静脈または右内頸静脈にある場合、RICC前進工程は、RICC202の遠位部分を、右鎖骨下静脈または右内頸静脈、右腕頭静脈を介して上大静脈内に前進させる工程を含んでよい。左鎖骨下静脈または左内頸静脈等の他の挿入部位は、対応する脈管構造を通してRICC202の遠位部分を前進させる工程を必要とする。選択的には、RICC前進工程の前に、配置ガイドワイヤ108をRICC202の遠位端を介して目標位置(例えば、上大静脈)まで挿入する操作ガイドワイヤ挿入工程が行われる。
いくつかの特定の実施形態が本明細書に開示されており、特定の実施形態がある程度詳細に開示されているが、本明細書で提供される概念の範囲を特定の実施形態が制限することを意図しない。追加的な適応および/または変更は、当業者に理解され得る。より広い態様では、これらの適応および/または変更もまた包含される。したがって、本明細書で提供される概念の範囲から逸脱することなく、本明細書で開示される特定の実施形態から逸脱してよい。

Claims (19)

  1. 迅速挿入型中心静脈カテーテルを形成する方法であって、前記方法は、
    縦軸方向にそれぞれ延在する一次ルーメン、二次ルーメン、および三次ルーメンを有するカテーテル本体部位を提供する工程と、
    前記カテーテル本体の遠位端をダイ内に配置する工程であって、前記ダイは、前記一次ルーメンに係合する第1マンドレルと、前記二次ルーメンに係合する第2マンドレルと、前記三次ルーメンに係合する第3マンドレルとを有する、工程と、
    前記ダイの空洞内に配置されたポリマー材料を溶融させることで、前記カテーテル本体の前記遠位先端に連結された拡張部位を形成する工程であって、前記拡張部位は、テーパ状外側輪郭を画定するとともに、二次ルーメン開口と三次ルーメン開口とを含み、前記二次ルーメン開口は、側壁に配置されるとともに前記二次ルーメンと連通し、前記三次ルーメン開口は、側壁に配置されるとともに前記三次ルーメンと連通する、溶融工程と、を備える方法。
  2. アクセス部位を前記拡張部位と一体的に形成するとともに、前記拡張部位の遠位端から延在させる工程をさらに備え、前記アクセス部位は、一次ルーメンと連通する単一のルーメンであって、前記アクセス部位の遠位先端に配置された一次ルーメン開口まで延在する前記単一のルーメンを画定する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記アクセス部位および前記拡張部位は、第1ポリマー材料で形成され、前記カテーテル本体は、第2ポリマー材料で形成され、前記第1ポリマー材料は、前記第2ポリマー材料よりも硬質のデュロメータを示す、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1マンドレルは、前記第1マンドレルの遠位端に配置されるカラーを含み、前記カラーは、アクセス部位の外径と等しい外径を画定する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1マンドレルの前記カラーによって画定される、前記拡張部位のレセプタクル内に前記アクセス部位の近位端を配置する工程と、接着剤、接合、溶剤接合、または溶接を使用して、前記アクセス部位を前記拡張部位に固定する工程とをさらに備える、請求項4に記載の方法。
  6. 前記アクセス部位は、第1ポリマー材料で形成され、前記カテーテル本体は、第2ポリマー材料で形成され、前記第1ポリマー材料は、前記第2ポリマー材料よりも硬質のデュロメータを示す、請求項5に記載の方法。
  7. 前記拡張部位は、前記第1ポリマー材料と、前記第2ポリマー材料と、前記第2ポリマー材料よりも硬質かつ前記第1ポリマー材料よりも軟質のデュロメータを有する第3ポリマー材料とのうちの1つから形成される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記溶融工程は、前記ポリマー材料を溶融するために、高周波(RF)エネルギーまたは熱エネルギーのうちの1つを印加する工程をさらに含む、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記二次ルーメン開口および前記三次ルーメン開口の一方または両方は、前記拡張部位の近位端と遠位端との間の縦軸方向中間点に配置される、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記二次ルーメン開口および前記三次ルーメン開口は、前記迅速挿入型中心静脈カテーテルの遠位先端から等しい縦軸方向長さに配置される、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記二次ルーメン開口および前記三次ルーメン開口の一方または両方の近位に配置されるとともに、前記一次ルーメンと連通する導入開口を形成する工程をさらに含み、前記導入開口は、前記導入開口を通してアクセス針を受容するように構成され、前記アクセス針の遠位先端は、前記迅速挿入型中心静脈カテーテルの遠位先端に配置される一次ルーメン開口を貫通して延在する、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
  12. カテーテル本体部を提供する工程は、前記カテーテル本体部位を所定の長さに押出しまたは切断するとともに、前記カテーテル本体の近位端を1つまたは複数のカテーテルハブおよび1つまたは複数の延長脚部に連結する工程をさらに含む、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 迅速挿入型中心静脈カテーテルを備える迅速挿入型中心静脈カテーテルシステムであって、
    前記迅速挿入型中心静脈カテーテルは、
    一次ルーメン、二次ルーメン、および三次ルーメンを画定するとともに導入開口を含むカテーテル本体であって、前記導入開口は、側壁に配置されるとともに前記一次ルーメンと連通する、カテーテル本体と、
    前記カテーテル本体から遠位に延在するとともに、テーパ状外側輪郭を画定する、拡張部位であって、側壁に配置されかつ前記二次ルーメンと連通する二次ルーメン開口と、側壁に配置されかつ前記三次ルーメンと連通する三次ルーメン開口とを画定する、拡張部位と、
    前記拡張部位から延在するアクセス部位であって、当該アクセス部位の遠位先端に配置されかつ前記一次ルーメンと連通する一次ルーメン開口を含む、アクセス部位と、
    前記導入開口および前記一次ルーメンの遠位部分を貫通して延在する針であって、前記針の遠位先端は、前記一次ルーメン開口を貫通して延在する、針と、を備える
    迅速挿入型中心静脈カテーテルシステム。
  14. 前記二次ルーメン開口および前記三次ルーメン開口は、前記アクセス部位の遠位先端から等しい縦軸方向長さに配置される、請求項13に記載の迅速挿入型中心静脈カテーテルシステム。
  15. 前記アクセス部位の縦軸方向長さは、前記拡張部位の縦軸方向長さよりも短い、請求項13または14に記載の迅速挿入型中心静脈カテーテルシステム。
  16. 前記アクセス部位は、第1材料で形成され、前記カテーテル本体は、前記第1材料よりも軟質のデュロメータを有する第2材料で形成される、請求項13乃至15のいずれか一項に記載の迅速挿入型中心静脈カテーテルシステム。
  17. 前記拡張部位は、前記第1材料と、前記第2材料と、前記第2材料よりも硬質かつ前記第1材料よりも軟質のデュロメータを有する第3材料とのうちの1つから形成される、請求項13乃至16のいずれか一項に記載の迅速挿入型中心静脈カテーテルシステム。
  18. 前記拡張部位および前記アクセス部位は、単一のモノリシック部品として一体的に形成されるとともに、RF溶接を使用して前記カテーテル本体に融合される、請求項13乃至17のいずれか一項に記載の迅速挿入型中心静脈カテーテルシステム。
  19. 前記拡張部位は、RF溶接を使用して前記カテーテル本体に融合されるとともに、遠位端においてレセプタクルを画定し、前記レセプタクルは、前記アクセス部位の外径と等しい直径を有し、前記アクセス部位の近位端は、接着剤、接合、溶剤接合、または溶接を使用して前記レセプタクルと連結される、請求項13乃至18のいずれか一項に記載の迅速挿入型中心静脈カテーテルシステム。
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