JP2026007202A - 製袋包装機 - Google Patents

製袋包装機

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JP2026007202A JP2024106800A JP2024106800A JP2026007202A JP 2026007202 A JP2026007202 A JP 2026007202A JP 2024106800 A JP2024106800 A JP 2024106800A JP 2024106800 A JP2024106800 A JP 2024106800A JP 2026007202 A JP2026007202 A JP 2026007202A
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Hideki Hiraishi
大樹 勝
Daiki Katsu
正拓 五十部
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Abstract

【課題】超音波振動によるシールにおけるシール不良を改善することを目的とする。
【解決手段】包装材を搬送方向に沿って搬送する包装材送り装置と、包装材送り装置により搬送された包装材に対し、搬送方向に沿って、超音波振動により超音波シールを施す超音波シール装置と、包装材送り装置による搬送を制御する搬送制御部と、を備え、超音波シール装置は、包装材送り装置による包装材の搬送開始と同時または搬送開始よりも後で、超音波振動を開始し、搬送制御部は、包装材送り装置による搬送開始から一定期間における搬送速度を、包装動作時において設定される搬送速度である動作時速度よりも遅い低速度に設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、製袋包装機に関する。
従来、超音波ホーンと、アンビルを備えた製袋包装機において、超音波振動により超音波シールを施す技術が知られている。超音波振動による超音波シールにおいては、包装材の搬送の停止状態(待機状態)においては、超音波振動が停止し、搬送の再開時に超音波振動が再開される。しかしながら、超音波振動が開始されてから、超音波ホーンにおける超音波振動が安定するまでには時間が掛かるため、この間に、超音波シール装置を通過した包装材の範囲においては、適切なシールがなされず、シール不良が生じる可能性がある。これに対し、特許文献1には、製袋包装機において、フィルムの搬送が開始される第1時点に移行する直前の時間領域において、フィルムに超音波振動を与え、第1時点に移行した後の時間領域において、フィルムの速度に応じた振幅を有する超音波振動をフィルムに与える技術が開示されている。
特開2012-236622号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、フィルム搬送の停止時にフィルムに超音波振動が与えられ続けることになるため、当該領域においてシール部分が汚くなるなどシール不良が生じる可能性があるという問題があった。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、超音波振動によるシールにおけるシール不良を改善することを目的とする。
本発明の製袋包装機は、包装材を搬送方向に沿って搬送する包装材送り装置と、前記包装材送り装置により搬送された前記包装材に対し、前記搬送方向に沿って、超音波振動により超音波シールを施す超音波シール装置と、前記包装材送り装置による搬送を制御する搬送制御部と、を備え、前記超音波シール装置は、前記包装材送り装置による前記包装材の搬送開始と同時または搬送開始よりも後で、前記超音波振動を開始し、前記搬送制御部は、前記包装材送り装置による搬送開始から一定期間における搬送速度を、包装動作時において設定される搬送速度である動作時速度よりも遅い低速度に設定する。
本発明の他の形態は、製袋包装機であって、包装材を搬送方向に沿って搬送する包装材送り装置と、前記包装材送り装置により搬送された前記包装材に対し、超音波振動により超音波シールを施す超音波シール装置と、前記包装材送り装置による搬送を制御する搬送制御部と、を備え、前記超音波シール装置は、前記包装材送り装置による前記包装材の搬送開始と同時または搬送開始よりも後で、前記超音波振動を開始し、前記搬送制御部は、前記超音波振動の開始のタイミングから前記超音波振動の振幅が、設定された動作時振幅に到達するまでに要する立ち上がり時間以上の時間をかけて、前記包装材の搬送速度が、設定された動作時速度まで増加するよう制御し、前記超音波シール装置は、前記搬送速度に応じた振幅の前記超音波振動を発生する。
本発明の製袋包装機によれば、超音波振動によるシールにおけるシール不良を改善することができる。
製袋包装機の全体構成を示す斜視図である。 フォーマ、充填筒及び超音波縦シール装置を示す正面図である。 制御部の構成図である。 超音波縦シールと、包装材の搬送のタイミングの説明図である。 制御部による処理を示すフローチャートである。 第1の変形例の説明図である。 第2の変形例の説明図である。 第4の変形例の説明図である。
図1は、製袋包装機1の全体構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す製袋包装機1に用いられるフォーマ、充填筒及び超音波縦シール装置を示す正面図である。本実施形態においては、製袋包装機1は、充填筒の長手方向が重力方向に平行になるよう充填筒が設置され、包装すべき製品(被包装材)が充填筒を通して投入され、包装材から袋を製作しつつ当該袋内に被包装材が充填されて袋包装体を製造する縦型製袋包装機であるものとする。また、本実施形態の製袋包装機1は、運転が開始されると、包装材の搬送が開始し、その後連続的に包装材が搬送される、いわゆる連続機であるものとする。なお、本実施形態の製袋包装機1は、縦型の包装機にかえて、横型の包装機であってもよい。
以下においては、袋包装体が製造される過程において、包装材が搬送される方向を搬送方向と称し、搬送方向と逆の方向を逆搬送方向と称する。また、包装材の搬送経路において、搬送方向の先の方向を前方、前方の反対側を後方と称する。
図1に示す製袋包装機1は、帯状包装材Fwがロール状に巻き取られた巻取りロールFrから帯状包装材Fwを繰り出して、一部を貯留するとともに適当な張力を与える繰出し機構10と、帯状包装材Fwに対して印刷を行う印刷装置等の付属装置20とを備えている。また、製袋包装機1は、連続して繰り出された帯状包装材Fwを略筒状包装材に曲成するフォーマ30を備えている。さらに、製袋包装機1は、略筒状包装材に曲成された包装材に超音波縦シールを施して筒状包装材Ftを形成する超音波縦シール装置60と、超音波縦シールを施して形成された筒状包装材Ftに横断方向にシールを施す横シール装置40と、を備えている。また、製袋包装機1は、フォーマ30内に嵌入され、被包装材が投入される充填筒50と、筒状包装材Ftを紙送りする吸引式の包装材送り装置70とを備えている。さらに、包装材送り装置70の上部には、包装材の搬送速度を計測するためのエンコーダ90が設けられている。
図1に示すように、包装材送り装置70は、筒状包装材Ftをその外側から吸引しながら搬送方向に送る、吸引紙送り装置である。包装材送り装置70は、具体的には、筒状包装材Ftの直径方向両側に対向して配置されている2つの紙送りベルト71a,71bを備えている。各紙送りベルト71a,71bには、その幅方向中央の位置において長手方向に列状に並ぶ複数の吸引孔72が形成されている。各紙送りベルト71a,71bは、モータ駆動される駆動プーリ73、従動プーリ74、及びガイドプーリ75に巻き掛けられている。図示しない吸引手段が吸引孔72を通して空気を吸引する。駆動プーリ73からの駆動力によって、紙送りベルト71a,71bに接触する筒状包装材Ftをその外側から吸引しつつ、重力方向に沿って、下方へと筒状包装材Ftを搬送する。搬送される筒状包装材Ftが超音波縦シール装置60に対して移動することで、筒状包装材Ftの両側の縁部Fea,Febが連続的に超音波縦シールScとしてシールされる。
フォーマ30は、特に図2に示すように、帯状包装材Fwを略円筒状に曲成するセーラ部31と、セーラ部31に接続されており略円筒状に曲成された帯状包装材Fwを内部に通過させる筒状部32を備えている。セーラ部31は、帯状包装材Fwに作用して略円筒状に曲成する湾曲したセーラ本体33と、重ね合わせ部34を有している。重ね合わせ部34は、セーラ本体33の互いに対向する先端縁部分34a,34bに形成されている。帯状包装材Fwの両側の縁部Fea,Febは、重ね合わせ部34を通過する際に、重ね合わされる。セーラ本体33は筒状部32の周囲を背面側から正面側に向かって滑らかな曲面状に回り込んでおり、重ね合わせ部34はセーラ本体33の正面下端に形成されている。
筒状部32は、セーラ部31の重ね合わせ部34よりも下方に筒状の態様のまま延びて下端36で終端している筒状本体35を含む。筒状本体35には、重ね合わせ部34に接続して縦に延長するように延び、かつ重ね合わされた縁部Fea,Febが表側に飛び出た状態で通過可能なスリット37が形成されている。
フォーマ30内に嵌入されている充填筒50は、金属製(ステンレス製)の円筒体である。充填筒50は、フォーマ30の筒状部32の内部に隙間51を置いて嵌入されており、帯状包装材Fwは、筒状部32の内周面と充填筒50の外周面との間の隙間51を通過可能である。図2に示す例では、充填筒50は、フォーマ30の筒状部32の下端36から更に下方に延びている。
超音波縦シール装置60は、フォーマ30の重ね合わせ部34の直下の位置に配設されている。本実施形態に係る超音波縦シール装置60は、超音波ホーン61、超音波発生部62、及びアンビル64を備えた超音波装置である。超音波ホーン61、超音波発生部62及びアンビル64は、超音波縦シールユニットとしてユニット化されている。帯状包装材Fwは、その縁部Fea,Febがスリット37に挟まれた状態で、フォーマ30から超音波縦シール装置60に搬送される。超音波縦シール装置60は、帯状包装材Fwの縁部Fea,Febを加圧し、振動させることで溶融溶着する。このように、超音波振動により、帯状包装材Fwに超音波縦シールScが施され、筒状包装材Ftが形成される。なお、以下においては、帯状包装材Fwに対して超音波縦シール装置60が超音波縦シールScを施す処理を超音波縦シール処理と称する。ここで、超音波縦シール装置60は、超音波振動によりシールを施す超音波シール装置の一例である。
超音波ホーン61とアンビル64は、金属製で円盤状に設けられており、側面が対向するように配置されている。超音波ホーン61とアンビル64との間に帯状包装材Fwの縁部Fea,Febが挟み込まれる。超音波発生部62は、超音波ホーン61の円盤の面のうち、帯状包装材Fw側の面と反対側の面側に設けられている。超音波発生部62においては、圧電素子で構成されるコンバータによって、高周波電気エネルギーが機械振動エネルギーに変換され、当該機械振動エネルギーがブースタで増幅される。そして、超音波ホーン61と呼ばれる共鳴体を通してアンビル64に向けて超音波振動が伝達される。超音波ホーン61とアンビル64との間に加圧状態に挟まれている両側の縁部Fea,Febは、超音波ホーン61に伝達された振動エネルギーによってそれらの境界面に擦り合わせに起因して発生する摩擦熱によって溶融溶着される。なお、本実施形態に係る超音波縦シール装置60としては、ローラ型の装置が用いられるものとするが、これに限定されるものではなく、ブロック型の装置が用いられてもよい。
横シール装置40は、図1に示すように、対向配置された二つの横ヒートシールバー41a,41bを備えている。両横ヒートシールバー41a,41bの間で筒状包装材Ftを加圧・加熱をすることで横断方向のシール(横シールSe)をして、先行して形成されている袋P1の上開口部を封鎖するとともに、後続の袋P2の底部を形成する。横シール装置40には、カッタ装置45が組み込まれている。カッタ装置45としては、一方の横ヒートシールバー41にカッタ刃46が進退可能に組み込まれており、他方の横ヒートシールバー41には、挟み込まれた筒状包装材Ftを切断するために、進出されたカッタ刃46が入り込む溝47が形成されている。
製袋包装機1の上部には、被包装材の計量機100が設置されている。計量機100は、1つの袋に充填される被包装材を計量し、計量した被包装材を製袋包装機1の充填筒50内に供給する。供給された被包装材は、充填筒50を通り、袋に入り、超音波縦シールSc及び横シールSeにより封止される。
図3は、製袋包装機1の動作を制御する制御部80の機能構成図である。制御部80は、CPUなどのプロセッサと、ROM、RAM等の記憶部とを含み、記憶部に格納された種々のプログラムを実行する。制御部80は、機能構成として、搬送制御部81と、超音波制御部82と、を備えている。搬送制御部81及び超音波制御部82の機能は、プロセッサが記憶部に格納されるプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現される。すなわち、搬送制御部81及び超音波制御部82が実行するものとして記載する処理は、制御部80が実行する処理である。
搬送制御部81は、包装材送り装置70に対して、搬送の開始及び停止を指示する。さらに、搬送制御部81は、搬送速度の制御を行う。超音波制御部82は、超音波縦シール装置である超音波縦シール装置60に対して、超音波振動の開始及び停止を指示する。
図4は、超音波縦シール装置60による超音波振動の振幅(超音波振幅)と、包装材送り装置70による搬送速度の関係の説明図である。図4(a)は、超音波縦シール装置60による超音波振幅を示すグラフである。グラフの横軸は時間、縦軸は超音波振幅を示す。図4(b)は、従来の包装機における包装材の搬送速度を示すグラフである。グラフの横軸は時間、縦軸は搬送速度を示す。図4(c)は、本実施形態に係る製袋包装機1における包装材の搬送速度を示すグラフである。グラフの横軸は時間、縦軸は搬送速度を示す。
t1は、製袋包装機1の動作開始が指示されたタイミング(以下、開始指示タイミングと称する)であるものとする。図4(a)に示すように、開始指示タイミングt1において超音波振動が開始されてから、設定された超音波振幅に到達するタイミングt2までに一定の時間がかかる。ここで、設定された超音波振幅とは、製袋包装機1における包装動作時における超音波振幅として設定された値であり、以下においては、これを動作時振幅と称する。
また、図4(b)に示すように、包装材送り装置70においても、開始指示タイミングt1において搬送動作が開始してから、設定された搬送速度に到達するまでに一定の時間がかかる。ここで、設定された搬送速度とは、製袋包装機1における包装動作時における搬送速度として設定された値であり、以下においては、これを動作時速度と称する。ここで、超音波振幅が動作時振幅に到達するタイミングt2は、搬送速度が動作時速度に到達するタイミングt3に比べて遅い。このため、超音波振動による超音波縦シールScにおいてシール不良が生じる可能性がある。
安定した超音波縦シールが施されるために最適な超音波振幅と搬送速度の対応関係がある。超音波振幅が大きくなるほど、搬送速度が大きくなるような関係である。動作時速度と動作時振幅はこの対応関係に応じて設定されている。しかしながら、動作時振幅に到達する前に動作時速度に到達してしまった場合には、超音波振幅が搬送速度に比べて小さ過ぎてしまい、安定した超音波縦シールを施すことができず、シール不良が生じてしまう。
これに対し、本実施形態においては、搬送制御部81は、開始指示タイミングt1から一定期間、搬送速度が動作時速度に比べて遅い速度で一定に保たれるように制御し、一定時間が経過した後で、搬送速度が動作時速度になるように制御する。ここで、動作時速度に比べて遅い速度は、予め設定された値であり、以降においては、当該速度を低速度と称する。
図4(c)に示すように、搬送制御部81は、開始指示タイミングt1において、搬送速度を動作時速度よりも遅い低速度に設定する。これにより、包装材の搬送は、低速度で行われる。さらに、搬送制御部81は、タイミングt2において、搬送速度が動作時速度になるように、t2よりも前のタイミングt4において、搬送速度の設定を変更する。これにより、タイミングt4以降において、搬送制御部81は、動作時速度で搬送が行われるよう包装材送り装置70を制御する。ただし、搬送速度が動作時速度に設定されたタイミングから実際の搬送速度が動作時速度に到達するまでには時間がかかり、この期間がタイミングt4からタイミングt2の期間に相当する。
このように、本実施形態に係る製袋包装機1においては、開始指示タイミングt1の直後においては、超音波振動における振幅が動作時振幅に到達していないが、この間、包装材の搬送は、低速度で行われる。これにより、搬送速度が動作時速度に設定された状態で搬送が開始される場合に比べて、安定して超音波縦シールを施すことができる。
図5は、制御部80による処理を示すフローチャートである。制御部80は、ユーザ操作等に応じて、動作開始指示が入力されるまで待機する(ステップS100でN)。ここで、動作開始指示とは、製袋包装機1による製袋動作の開始を指示する情報である。制御部80は、動作開始指示が入力されると(ステップS100でY)、処理をステップS102へ進める。
そして、超音波制御部82は、超音波振動を開始させ、さらに搬送制御部81は、包装材の搬送を開始させる(ステップS102)。具体的には、超音波制御部82は、超音波縦シール装置60に対して、超音波振動の開始を指示すると共に、超音波振幅の値を動作時振幅に設定する。さらに、搬送制御部81は、包装材の搬送を開始させる。具体的には、搬送制御部81は、包装材送り装置70に対して、搬送の開始を指示すると共に、搬送速度の値を低速度に設定する。これにより、超音波縦シール装置による超音波振動が開始し、さらに、包装材送り装置70による包装材の搬送が開始する。包装材の搬送速度は、図4(c)に示すように、動作時速度よりも遅い低速度で一定値となる。なお、超音波振動と、包装材の搬送は、同時に開始されるよう制御されるものとする。
次に、搬送制御部81は、動作開始指示が入力されてから一定期間が経過したか否かを確認する(ステップS104)。ここで、一定時間は、開始指示タイミングt1から超音波振幅が動作時振幅に到達するタイミングt2までの期間よりも短い期間であり、この期間は、予め設定されているものとする。図4(c)においては、一定期間は、タイミングt1からt4までの期間に相当する。
一定時間が経過していない場合には(ステップS104でN)、搬送制御部81は、低速度での搬送を継続する。一方で、一定時間が経過すると(ステップS104でY)、搬送制御部81は、搬送速度を低速度から動作時速度に変更する(ステップS106)。これにより、図4(c)に示すように、タイミングt4以降において搬送速度が増加し始める。図4(c)の例では、超音波振幅が動作時振幅に到達する、タイミングt2において、搬送速度が動作時速度に到達するよう搬送速度が制御されている。このように、タイミングt2において搬送速度が動作時速度に到達するように徐々に搬送速度が増加するのが好ましい。ただし、他の例としては、搬送速度が動作時速度に到達するタイミングは、タイミングt2と一致しなくてもよい。この場合も、安定した超音波縦シールが施されるための動作時振幅と動作時速度の関係からのずれの程度は小さいため、適切な超音波縦シールが施される。
また、他の例としては、タイミングt4以降においては、搬送制御部81は、動作時速度までの搬送速度の増加を、超音波振幅が追従できる程度になるように制御し、超音波制御部82は、超音波縦シール装置60が、搬送速度と超音波振幅の対応関係から定まる、搬送速度に応じた超音波振幅の超音波振動を発生させるように制御してもよい。なお、この場合、搬送速度は、エンコーダ90からの出力に応じて特定されるものとする。
次に、制御部80は、ユーザ操作等に応じて、製袋包装機1の動作停止指示が入力されたか否かを確認する(ステップS108)。動作停止指示は、製袋包装機1による製袋動作の停止を指示する情報である。動作停止指示が入力されていない場合には(ステップS108でN)、搬送制御部81及び超音波制御部82は、動作を継続する。動作停止指示が入力された場合には(ステップS108でY)、超音波制御部82は、超音波動作を停止させ、さらに搬送制御部81は、包装材の搬送を停止させる(ステップS110)。具体的には、超音波制御部82は、超音波縦シール装置60に対して、超音波振動の停止を指示する。これにより、超音波縦シール装置60による超音波振動が停止する。さらに、搬送制御部81は、包装材送り装置70に対して、搬送の停止を指示する。これにより、包装材送り装置70による包装材の搬送が停止する。
以上のように、本実施形態に係る製袋包装機1においては、包装材の搬送開始から一定期間において、包装材送り装置70は、包装材の搬送を低速度で行う。したがって、超音波振動の開始直後において超音波振幅が動作時振幅に到達する前の、超音波振幅が比較的小さい期間においても、安定して超音波縦シールを施すことができる。
なお、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
そうした第1の変形例としては、搬送開始後の一定期間における搬送速度は一定でなくてもよい。図6は、第1の変形例の説明図である。図6は、搬送速度を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は搬送速度を示す。図6に示すように、搬送開始後の一定期間(図6の例ではタイミングt1からタイミングt5の期間)においては、搬送速度が動作時速度に設定された場合に、速度ゼロから動作時速度まで加速する加速度に比べて小さい加速度で搬送速度が加速されるように制御されてもよい。この場合にも、動作開始時に動作時速度に設定された場合に比べて、動作時速度に到達するタイミングを遅らせることができる。また、他の例としては、一定期間において、搬送速度は、まず第1の低速度に設定され、続いて、第1の低速度よりも大きい第2の低速度に設定される、というように段階的に増加してもよい。
第2の変形例としては、搬送制御部81は、立ち上がり時間において、搬送速度が動作時速度まで徐々に増加するように、搬送速度を制御してもよい。ここで、立ち上がり時間とは、開始指示タイミングt1から、超音波振動が動作時振幅に到達するタイミングt2までに要する時間である。図7は、第2の変形例の説明図である。図7は、搬送速度を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は搬送速度を示す。図7に示すように、本例においては、開始指示タイミングt1から動作時振幅に到達するタイミングt2までの間において、搬送速度は徐々に増加する。なお、安定した超音波縦シールが施されるための超音波振幅と搬送速度の関係があり、搬送速度の加速度が大き過ぎた場合には、超音波振幅が追従できず、安定した超音波縦シールを施すことができない。そこで、この場合の搬送速度の加速度は、このような安定した超音波縦シールが可能に超音波振幅の増加が追従可能な加速度であるものとする。
さらに、この場合においても、動作時速度に到達するタイミングは、タイミングt2と一致しなくてもよい。また、他の例としては、動作時振幅に到達するタイミングをt2よりも後のタイミングとし、これを基準に搬送速度が徐々に増加するように制御されてもよい。
第3の変形例について説明する。包装材の搬送が停止した場合には、包装材に撓みが生じることがある。この状態で、再度、搬送が開始された場合には、撓み量だけ余分に包装材が搬送方向に進んでしまう。この場合には、包装材の一部において、超音波縦シールが施されないまま、超音波縦シール装置60を通過してしまう。これに対し、本例においては、搬送制御部81は、包装材の搬送の停止時において、一定距離だけ包装材を、逆搬送方向に搬送する。ここで、逆搬送方向は、搬送方向と逆の方向である。これにより、再度搬送が開始された後で、このような超音波縦シールが施されない領域に対して、再度、超音波縦シール装置60を通過させることがで、超音波縦シールを施すことができる。なお、逆搬送方向に搬送させる一定距離は、搬送速度が動作時速度に設定されてから実際に動作時速度に到達するまでに包装材が搬送される距離よりも短いことが好ましい。なお、包装材が逆搬送されるタイミングは、搬送停止後で、かつ、次の搬送が開始される前であればよく、包装材の搬送停止時に限定されるものではない。例えば、次の搬送が開始される直前に逆搬送が行われてもよい。
さらに、第3の変形例に係る他の例としては、超音波縦シールが施されない領域に対して、後続の横シール装置40により横シールが施されるようにしてもよい。これにより、超音波縦シールが施されない領域に対して安定して横シールを施すことができる。ここで、横シール装置40は、第2のシール装置の一例である。
第4の変形例としては、超音波振動の開始は、包装材の搬送開始よりも後であってもよい。図8は、第4の変形例の説明図である。図8(a)は、本例に係る超音波振幅の変化を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は超音波振幅を示す。図8(b)は、搬送速度を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は搬送速度を示す。図8(b)に示すように、本例においては、搬送速度は、図8(b)に示すように開始指示タイミングt1において搬送を開始し、一定期間、低速度で搬送を行う。一方で、超音波振動は、開始指示タイミングt1よりも遅いタイミングt11において開始される。すなわち、超音波振動は、包装材の搬送開始よりも後のタイミングで開始される。このように、超音波振動の開始を搬送材の搬送開始よりも後のタイミングにすることで、超音波振動が与えられ続けることでシールが汚くなるのを防ぐことができる。
さらに、この場合には、包装材の搬送開始から超音波振動の開始までの間に超音波縦シール装置60を通過した領域に対して超音波縦シールが施されないこととなる。そこで、包装材の搬送の停止時において、一定距離分、包装材を逆搬送方向に搬送しておくこととしてもよい。これにより、再度搬送が開始された後において、超音波縦シールが施されない領域に対して、超音波縦シールを施すことができる。さらに、逆搬送方向に搬送させるのに替えて、超音波縦シールが施されない領域に対して、横シール装置40による横シールが施されるようにしてもよい。この場合も、超音波縦シールが施されない領域に対して、安定したシールを施すことができる。
第5の変形例としては、製袋包装機1は、袋包装体の形成時に搬送が一時停止することで、間欠的に包装材の搬送が行われる、いわゆる間欠機であってもよい。この場合には、搬送の一時停止後の再開時に、本実施形態において説明したような搬送速度の制御が行われるものとする。
1 製袋充填包装機
10 繰り出し機構
30 フォーマ
40 横シール装置
50 充填筒
60 超音波縦シール装置
61 超音波ホーン
62 超音波発生部
64 アンビル
70 包装材送り装置
80 制御部
81 搬送制御部
82 超音波制御部

Claims (7)

  1. 包装材を搬送方向に沿って搬送する包装材送り装置と、
    前記包装材送り装置により搬送された前記包装材に対し、前記搬送方向に沿って、超音波振動により超音波シールを施す超音波シール装置と、
    前記包装材送り装置による搬送を制御する搬送制御部と、
    を備え、
    前記超音波シール装置は、前記包装材送り装置による前記包装材の搬送開始と同時または搬送開始よりも後で、前記超音波振動を開始し、
    前記搬送制御部は、前記包装材送り装置による搬送開始から一定期間における搬送速度を、包装動作時において設定される搬送速度である動作時速度よりも遅い低速度に設定する、製袋包装機。
  2. 前記搬送制御部は、前記一定期間が経過した後で、前記搬送速度を前記動作時速度に設定する、請求項1に記載の製袋包装機。
  3. 前記搬送制御部は、前記一定期間が経過した後で、前記搬送速度を徐々に増加させ、
    前記超音波シール装置は、前記搬送速度に応じた振幅の前記超音波振動を発生する、請求項1に記載の製袋包装機。
  4. 前記包装材送り装置は、前記包装材の搬送停止後又は前記包装材の搬送開始の前に前記搬送方向と逆の方向である逆搬送方向に一定距離搬送を行い、搬送開始時には、前記逆搬送方向に前記一定距離搬送が行われた状態から前記搬送方向への搬送を開始する、請求項1に記載の製袋包装機。
  5. 前記一定距離は、前記搬送速度が前記動作時速度に到達するまでに前記包装材が搬送される距離よりも短い、請求項4に記載の製袋包装機。
  6. 前記包装材の搬送開始から一定期間において前記超音波シールが施された領域に、前記超音波シールに交差するシールを施す第2のシール装置をさらに備える、請求項1に記載の製袋包装機。
  7. 包装材を搬送方向に沿って搬送する包装材送り装置と、
    前記包装材送り装置により搬送された前記包装材に対し、超音波振動により超音波シールを施す超音波シール装置と、
    前記包装材送り装置による搬送を制御する搬送制御部と、
    を備え、
    前記超音波シール装置は、前記包装材送り装置による前記包装材の搬送開始と同時または搬送開始よりも後で、前記超音波振動を開始し、
    前記搬送制御部は、前記超音波振動の開始のタイミングから前記超音波振動の振幅が、設定された動作時振幅に到達するまでに要する立ち上がり時間以上の時間をかけて、前記包装材の搬送速度が、設定された動作時速度まで増加するよう制御し、
    前記超音波シール装置は、前記搬送速度に応じた振幅の前記超音波振動を発生する、製袋包装機。
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