JP2026007777A - 異物検出装置および異物検出方法 - Google Patents

異物検出装置および異物検出方法

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Abstract

【課題】基板に既に装着されている装着部材の誤検出を抑制可能な異物検出装置および異物検出方法を開示する。
【解決手段】異物検出装置は、取得部と判断部とを備える。取得部は、基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機による対基板作業の進行に伴って基板の検査領域を撮像して、同一の検査領域を撮像した複数の画像データを取得する。判断部は、取得部によって取得された複数の画像データの各々を画像処理して取得した検査領域の特徴量の差異に基づいて、検査領域に付着する異物の有無を判断する。判断部は、基板に装着する装着部材が基板において装着されるべき領域であって装着部材ごとに設定される検査領域が重なる場合に、後に装着する装着部材である後行装着部材の検査領域から、先に装着する装着部材である先行装着部材の検査領域と重なる領域である重複領域を除外して、後行装着部材の検査領域に付着する異物の有無を判断する。
【選択図】図5

Description

本明細書は、異物検出装置および異物検出方法に関する技術を開示する。
特許文献1に記載の異物検査方法は、電子部品が実装された基板上の検査領域を撮影して輝度情報を含む画像データを得る撮像部と、画像データに演算処理を施すことにより基板上の異物の有無を判定する画像データ演算部とを備える基板検査装置を用いて、基板上の異物を検査する。具体的には、異物検査方法は、印刷領域抽出工程と、輝度差異領域特定工程と、異物判定工程とを備える。
印刷領域抽出工程は、基準となる良品基板上の検査領域を撮影して参照画像データを得て、輝度情報の差異に基づいて参照画像データ上で印刷物が占めると推定できる印刷領域を抽出する。輝度差異領域特定工程は、補正後参照画像データと補正後検査画像データとを相互に比較して、輝度情報に一定以上の差がある輝度差異領域を特定する。異物判定工程は、輝度差異領域に基づいて検査基板上の異物の有無を判定する。なお、異物検査方法は、印刷領域抽出工程に先立ち、電子部品を実装する領域を所定量だけ膨張させた部品膨張領域を良品基板上および検査基板上の検査領域からそれぞれ除外することもできる。
特開2012-112669号公報
基板に異物が付着していると、基板に装着する装着部材の装着状態が不良になる可能性がある。そのため、基板に装着部材を装着する前に異物の有無を判断する。例えば、基板の同一の検査領域を撮像した複数の画像データを比較して、検査領域の特徴量の差異に基づいて異物の有無を判断することが想定される。しかしながら、基板に既に装着されている装着部材が、装着しようとする装着部材の検査領域に含まれていると、基板に既に装着されている装着部材を異物として誤検出する可能性がある。
このような事情に鑑みて、本明細書は、基板に既に装着されている装着部材の誤検出を抑制可能な異物検出装置および異物検出方法を開示する。
本明細書は、取得部と、判断部とを備える異物検出装置を開示する。前記取得部は、基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機による前記対基板作業の進行に伴って前記基板の検査領域を撮像して、同一の前記検査領域を撮像した複数の画像データを取得する。前記判断部は、前記取得部によって取得された前記複数の画像データの各々を画像処理して取得した前記検査領域の特徴量の差異に基づいて、前記検査領域に付着する異物の有無を判断する。前記判断部は、前記基板に装着する装着部材が前記基板において装着されるべき領域であって前記装着部材ごとに設定される前記検査領域が重なる場合に、後に装着する前記装着部材である後行装着部材の前記検査領域から、先に装着する前記装着部材である先行装着部材の前記検査領域と重なる領域である重複領域を除外して、前記後行装着部材の前記検査領域に付着する前記異物の有無を判断する。
また、本明細書は、取得工程と、判断工程とを備える異物検出方法を開示する。前記取得工程は、基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機による前記対基板作業の進行に伴って前記基板の検査領域を撮像して、同一の前記検査領域を撮像した複数の画像データを取得する。前記判断工程は、前記取得工程によって取得された前記複数の画像データの各々を画像処理して取得した前記検査領域の特徴量の差異に基づいて、前記検査領域に付着する異物の有無を判断する。前記判断工程は、前記基板に装着する装着部材が前記基板において装着されるべき領域であって前記装着部材ごとに設定される前記検査領域が重なる場合に、後に装着する前記装着部材である後行装着部材の前記検査領域から、先に装着する前記装着部材である先行装着部材の前記検査領域と重なる領域である重複領域を除外して、前記後行装着部材の前記検査領域に付着する前記異物の有無を判断する。
なお、本明細書には、願書に最初に添付した請求の範囲(以下、当初請求の範囲という。)に記載の請求項6において、「請求項1に記載の異物検出装置」を「請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の異物検出装置」に変更した技術的思想が開示されている。また、本明細書には、当初請求の範囲に記載の請求項8において、「請求項1に記載の異物検出装置」を「請求項1~請求項7のいずれか一項に記載の異物検出装置」に変更した技術的思想が開示されている。
さらに、本明細書には、当初請求の範囲に記載の請求項9において、「請求項1に記載の異物検出装置」を「請求項1~請求項8のいずれか一項に記載の異物検出装置」に変更した技術的思想が開示されている。また、本明細書には、当初請求の範囲に記載の請求項11において、「請求項1に記載の異物検出装置」を「請求項1~請求項10のいずれか一項に記載の異物検出装置」に変更した技術的思想が開示されている。さらに、本明細書には、当初請求の範囲に記載の請求項13において、「請求項1に記載の異物検出装置」を「請求項1~請求項12のいずれか一項に記載の異物検出装置」に変更した技術的思想が開示されている。
上記の異物検出装置によれば、検査領域が重なる場合に、後行装着部材の検査領域から重複領域を除外して、後行装着部材の検査領域に付着する異物の有無を判断することができる。よって、異物検出装置は、基板に既に装着されている先行装着部材の誤検出を抑制することができる。異物検出装置について上述されていることは、異物検出方法についても同様に言える。
対基板作業ラインの構成例を示す構成図である。 部品装着機の構成例を示す平面図である。 基準とする画像データの一例を示す模式図である。 比較する画像データの一例を示す模式図である。 異物検出装置の制御ブロックの一例を示すブロック図である。 異物検出装置による制御手順の一例を示すフローチャートである。 重複領域の一例を示す模式図である。 先行装着部材の検査領域の設定例を示す模式図である。 先行装着部材と後行装着部材の位置関係の一例を示す模式図である。 先行装着部材と後行装着部材の位置関係の他の一例を示す模式図である。 後行基準画像データの一例を示す模式図である。 後行比較画像データの一例を示す模式図である。 先行基準画像データの一例を示す模式図である。 先行比較画像データの一例を示す模式図である。
1.実施形態
1-1.対基板作業ラインWL0の構成例
対基板作業ラインWL0では、基板90に所定の対基板作業を行う。対基板作業ラインWL0を構成する対基板作業機WM0の種類および数は、限定されない。図1に示すように、実施形態の対基板作業ラインWL0は、印刷機WM1、印刷検査機WM2、部品装着機WM3、リフロー炉WM4および外観検査機WM5の複数の対基板作業機WM0を備えており、基板90は、基板搬送装置によって、この順に搬送される。
印刷機WM1は、基板90の複数の部品91の装着位置に、はんだを印刷する。印刷検査機WM2は、印刷機WM1によって印刷されたはんだの印刷状態を検査する。図2に示すように、部品装着機WM3は、印刷機WM1によってはんだが印刷された基板90に複数の部品91を装着する。部品装着機WM3は、一つであっても良く、複数であっても良い。図1に示すように、部品装着機WM3が複数(同図では、3つ)設けられる場合には、複数(3つ)の部品装着機WM3が分担して、複数の部品91を装着することができる。
リフロー炉WM4は、部品装着機WM3によって複数の部品91が装着された基板90を加熱し、はんだを溶融させて、はんだ付けを行う。外観検査機WM5は、部品装着機WM3によって装着された複数の部品91の装着状態などを検査する。このように、対基板作業ラインWL0は、複数の対基板作業機WM0を用いて、基板90を順に搬送し、検査処理を含む生産処理を実行して製品基板900を生産することができる。なお、対基板作業ラインWL0は、例えば、機能検査機、バッファ装置、基板供給装置、基板反転装置、シールド装着装置、接着剤塗布装置、紫外線照射装置などの対基板作業機WM0を必要に応じて備えることもできる。
対基板作業ラインWL0を構成する複数の対基板作業機WM0およびライン管理装置LC0は、通信部によって通信可能に接続されている。また、ライン管理装置LC0および管理装置HC0は、通信部によって通信可能に接続されている。通信部は、有線または無線によって、これらを通信可能に接続することができ、通信方法は、種々の方法をとり得る。
実施形態では、複数の対基板作業機WM0、ライン管理装置LC0および管理装置HC0によって、構内情報通信網(LAN:Local Area Network)が構成されている。よって、複数の対基板作業機WM0は、通信部を介して、互いに通信することができる。また、複数の対基板作業機WM0は、通信部を介して、ライン管理装置LC0と通信することができる。さらに、ライン管理装置LC0および管理装置HC0は、通信部を介して、互いに通信することができる。
ライン管理装置LC0は、対基板作業ラインWL0を構成する複数の対基板作業機WM0の制御を行い、対基板作業ラインWL0の動作状況を監視する。ライン管理装置LC0には、複数の対基板作業機WM0を制御する種々の制御データが記憶されている。ライン管理装置LC0は、複数の対基板作業機WM0の各々に制御データを送信する。また、複数の対基板作業機WM0の各々は、ライン管理装置LC0に動作状況および生産状況を送信する。
管理装置HC0は、少なくとも一つのライン管理装置LC0を管理する。例えば、ライン管理装置LC0によって取得された対基板作業機WM0の動作状況および生産状況は、必要に応じて、管理装置HC0に送信される。管理装置HC0には、記憶装置が設けられている。記憶装置は、対基板作業機WM0が取得した種々の取得データを保存することができる。例えば、対基板作業機WM0によって撮像された種々の画像データは、取得データに含まれる。対基板作業機WM0によって取得された稼働状況の記録(ログデータ)などは、取得データに含まれる。また、記憶装置は、製品基板900の生産に関する種々の生産情報を保存することができる。
対基板作業ラインWL0は、入出力装置80を備えている。入出力装置80は、公知の入出力装置を用いることができる。入出力装置80は、表示部を備えており、各種データを視認可能に表示する。また、表示部は、タッチパネルにより構成されており、作業者による種々の操作を受け付ける入力装置としても機能する。
1-2.部品装着機WM3の構成例
部品装着機WM3は、基板90に複数の部品91を装着する。図2に示すように、部品装着機WM3は、基板搬送装置11、部品供給装置12、部品移載装置13、部品カメラ14、基板カメラ15、制御装置16および表示装置17を備えている。
基板搬送装置11は、例えば、ベルトコンベアなどによって構成され、基板90を搬送方向(X軸方向)に搬送する。基板90は、回路基板であり、電子回路、電気回路、磁気回路などの種々の回路が形成される。基板搬送装置11は、部品装着機WM3の機内に基板90を搬入し、機内の所定位置に基板90を位置決めする。基板搬送装置11は、部品装着機WM3による複数の部品91の装着処理が終了した後に、基板90を部品装着機WM3の機外に搬出する。
部品供給装置12は、基板90に装着される複数の部品91を供給する。部品供給装置12は、基板90の搬送方向(X軸方向)に沿って設けられる複数のフィーダ12aを備えている。複数のフィーダ12aの各々には、リールが装備される。リールには、複数の部品91が収納されているキャリアテープが巻回されている。フィーダ12aは、キャリアテープをピッチ送りさせて、フィーダ12aの先端側に位置する供給位置において部品91を採取可能に供給する。また、部品供給装置12は、チップ部品などと比べて比較的大型の電子部品(例えば、リード部品など)を、トレイ上に配置した状態で供給することもできる。
部品移載装置13は、ヘッド駆動装置13aおよび移動台13bを備えている。ヘッド駆動装置13aは、直動機構によって移動台13bを、X軸方向およびY軸方向に移動可能に構成されている。移動台13bには、クランプ部材によって装着ヘッド20が着脱可能(交換可能)に設けられている。装着ヘッド20は、少なくとも一つの保持部材30を用いて、部品供給装置12によって供給される部品91を採取し保持して、基板搬送装置11によって位置決めされた基板90に部品91を装着する。保持部材30は、例えば、吸着ノズル、チャックなどを用いることができる。
部品カメラ14および基板カメラ15は、公知の撮像装置を用いることができる。部品カメラ14は、光軸が鉛直方向(Z軸方向)の上向きになるように、部品装着機WM3の基台に固定されている。部品カメラ14は、保持部材30に保持されている部品91などを下方から撮像することができる。基板カメラ15は、光軸が鉛直方向(Z軸方向)の下向きになるように、部品移載装置13の移動台13bに設けられている。基板カメラ15は、基板90などを上方から撮像することができる。部品カメラ14および基板カメラ15は、制御装置16から送出される制御信号に基づいて撮像を行う。部品カメラ14および基板カメラ15によって撮像された画像の画像データは、制御装置16に送信される。
制御装置16は、公知の演算装置および記憶装置を備えており、制御回路が構成されている。制御装置16には、部品装着機WM3に設けられる各種センサから出力される情報、画像データなどが入力される。制御装置16は、制御プログラムおよび予め設定されている所定の装着条件などに基づいて、各装置に対して制御信号を送出する。
例えば、制御装置16は、基板搬送装置11によって位置決めされた基板90を基板カメラ15に撮像させる。制御装置16は、基板カメラ15によって撮像された画像を画像処理して、基板90の位置決め状態を認識する。また、制御装置16は、部品供給装置12によって供給された部品91を保持部材30に採取させ保持させて、保持部材30に保持されている部品91を部品カメラ14に撮像させる。制御装置16は、部品カメラ14によって撮像された画像を画像処理して、部品91の保持姿勢を認識する。
制御装置16は、制御プログラムなどによって予め設定される装着予定位置の上方に向かって、保持部材30を移動させる。また、制御装置16は、基板90の位置決め状態、部品91の保持姿勢などに基づいて、装着予定位置を補正して、実際に部品91を装着する装着位置を設定する。装着予定位置および装着位置は、位置(X軸座標およびY軸座標)の他に回転角度を含む。
制御装置16は、装着位置に合わせて、保持部材30の目標位置(X軸座標およびY軸座標)および回転角度を補正する。制御装置16は、補正された目標位置において補正された回転角度で保持部材30を下降させて、基板90に部品91を装着する。制御装置16は、上記のピックアンドプレースサイクルを繰り返すことによって、基板90に複数の部品91を装着する装着処理を実行する。
表示装置17は、公知の表示装置を用いることができる。表示装置17は、表示部を備えており、生産状況などの各種情報を視認可能に表示する。また、表示部は、タッチパネルにより構成されており、作業者による種々の操作を受け付ける入力装置としても機能する。
1-3.異物検出装置70の構成例
図2に示すように、基板90に異物92(例えば、ごみなど)が付着していると、基板90に装着する装着部材MP0の装着状態が不良(例えば、装着部材MP0の不装着、浮き、傾きなど)になる可能性がある。そのため、基板90に装着部材MP0を装着する前に異物92の有無を判断する。例えば、基板90の同一の検査領域CA0を撮像した複数の画像データPD0を比較して、検査領域CA0の特徴量の差異に基づいて異物92の有無を判断することが想定される。
図3は、基準とする画像データPD0の一例を示している。同図は、部品91およびシールドケース93が基板90に装着される前の基板90の一部を鉛直方向(Z軸方向)の上方から撮像した画像を模式的に示している。部品91およびシールドケース93は、装着部材MP0に含まれる。同図では、部品91およびシールドケース93の装着されるべき領域が破線によって図示されており、部品91およびシールドケース93が基板90に存在しないことを示している。
図4は、比較する画像データPD0の一例を示している。同図は、部品91が基板90に装着された後であってシールドケース93が基板90に装着される前の図3と同一の領域を鉛直方向(Z軸方向)の上方から撮像した画像を模式的に示している。同図では、部品91が実線によって図示されており、部品91が基板90に存在することを示している。また、同図では、シールドケース93の装着されるべき領域が破線によって図示されており、シールドケース93が基板90に存在しないことを示している。
なお、部品91の検査領域CA0およびシールドケース93の検査領域CA0の各々は、矩形状に設定されている。また、図示の便宜上、一部の部品91およびその検査領域CA0について、符号番号が付されており、他の部品91およびその検査領域CA0については、符号番号が省略されている。さらに、シールドケース93の検査領域CA0は、シールドケース93の内部に配置される部品91の検査領域CA0を包含している。
シールドケース93を基板90に装着する前に、図3に示す画像データPD0と図4に示す画像データPD0とを比較して、シールドケース93の検査領域CA0について、異物92の有無を判断する場合を想定する。図3に示す画像データPD0では、シールドケース93の検査領域CA0に部品91が存在しない。これに対して、図4に示す画像データPD0では、シールドケース93の検査領域CA0に部品91が存在する。
よって、シールドケース93の検査領域CA0について、特徴量(例えば、画像データPD0の画素ごとの輝度など)に差異があり、検査領域CA0に異物92が有ると判断されてしまう。このように、基板90に既に装着されている装着部材MP0が、装着しようとする装着部材MP0の検査領域CA0に含まれていると、基板90に既に装着されている装着部材MP0を異物92として誤検出する可能性がある。
そこで、実施形態では、異物検出装置70が設けられている。異物検出装置70は、基板90に既に装着されている装着部材MP0の誤検出を抑制する。具体的には、異物検出装置70は、制御ブロックとして捉えると、取得部71と、判断部72とを備えている。異物検出装置70は、案内部73を備えることもできる。図5に示すように、実施形態の異物検出装置70は、取得部71と、判断部72と、案内部73とを備えている。取得部71、判断部72および案内部73は、種々の制御装置、管理装置などに設けることができる。
例えば、取得部71、判断部72および案内部73のうちの少なくとも一つは、部品装着機WM3の制御装置16に設けることができる。取得部71、判断部72および案内部73のうちの少なくとも一つは、ライン管理装置LC0に設けることもできる。取得部71、判断部72および案内部73のうちの少なくとも一つは、管理装置HC0に設けることもできる。取得部71、判断部72および案内部73のうちの少なくとも一つは、クラウド上に形成することもできる。
図5に示すように、実施形態の異物検出装置70では、取得部71、判断部72および案内部73は、複数(図1に示す例では、3つ)の部品装着機WM3の各々の制御装置16に設けられている。また、実施形態の異物検出装置70は、図6に示すフローチャートに従って、制御を実行する。取得部71は、ステップS11に示す処理を行う。判断部72は、ステップS12およびステップS13に示す処理を行う。案内部73は、ステップS14およびステップS15に示す判断および処理を行う。
1-3-1.取得部71および判断部72
取得部71は、基板90に所定の対基板作業を行う対基板作業機WM0による対基板作業の進行に伴って基板90の検査領域CA0を撮像して、同一の検査領域CA0を撮像した複数の画像データPD0を取得する(図6に示すステップS11)。取得部71は、上記の画像データPD0を取得することができれば良く、種々の形態をとり得る。
例えば、取得部71は、検査領域CA0として、基板90の全部の装着部材MP0の装着領域を撮像しても良く、基板90の一部の装着部材MP0の装着領域を撮像しても良い。取得部71は、基板90の一部の装着部材MP0の装着領域を撮像する場合、例えば、チップ部品と比べて電極の数が多く異物92の影響を受け易い部品91の装着領域を撮像することもできる。また、取得部71は、過去の装着実績に基づいて、異物92によって部品91の装着不良が発生した装着領域、異物92が付着し易い装着領域などを知得して、これらの装着領域を検査領域CA0として撮像することもできる。
取得部71は、基板90の検査領域CA0を撮像可能な撮像装置を用いて、画像データPD0を取得することができる。撮像装置は、検査領域CA0を撮像可能であれば良く、限定されない。例えば、基板90の一部の装着部材MP0の装着領域を基板90の上方から撮像可能な基板カメラ15、基板90の全部の装着部材MP0の装着領域を基板90の上方から撮像可能な天井カメラなどは、撮像装置に含まれる。実施形態では、基板カメラ15が用いられる。なお、取得部71は、撮像装置によって設定可能な撮像条件(例えば、露光時間、絞り、照明時間など)を同一にして、対基板作業機WM0による対基板作業の進行に伴って同一の検査領域CA0を複数回撮像させる。
判断部72は、取得部71によって取得された複数の画像データPD0の各々を画像処理して取得した検査領域CA0の特徴量の差異に基づいて、検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断する(図6に示すステップS13)。判断部72は、上記のように異物92の有無を判断することができれば良く、種々の形態をとり得る。例えば、判断部72は、検査領域CA0の特徴量の差分が所定閾値を超えている場合に、検査領域CA0に異物92が有ると判断し、検査領域CA0の特徴量の差分が所定閾値以下の場合に、検査領域CA0に異物92が無いと判断することができる。
特徴量は、画像データPD0を画像処理して取得されるものであれば良く、限定されない。例えば、比較する画像データPD0の画素ごとの輝度、彩度、明度などは、特徴量に含まれる。また、比較する画像データPD0の各々を画像処理(例えば、二値化処理など)して取得される閉領域の面積、閉領域の外周の長さなどは、特徴量に含まれる。実施形態では、特徴量は、画像データPD0の画素ごとの輝度である。
また、上記の所定閾値は、検査領域CA0に異物92が付着していない場合の特徴量(例えば、画素の輝度)よりも大きく、且つ、検査領域CA0に異物92が付着している場合の特徴量よりも小さくなるように設定される。所定閾値は、例えば、シミュレーション、実機による検証などによって、予め取得される。なお、検査領域CA0の特徴量の差異に基づく異物92の有無の判断の詳細については、後述されている。
ここで、基板90に装着する装着部材MP0が基板90において装着されるべき領域であって、装着部材MP0ごとに設定される検査領域CA0が重なる場合を想定する。本明細書では、先に装着する装着部材MP0を先行装着部材MP1という。また、後に装着する装着部材MP0を後行装着部材MP2という。図3および図4に示す例では、先行装着部材MP1は、シールドケース93の内部に配置される部品91であり、後行装着部材MP2は、シールドケース93である。既述されているように、この場合、基板90に既に装着されている先行装着部材MP1(シールドケース93の内部に配置される部品91)を異物92として誤検出する可能性がある。
そこで、判断部72は、検査領域CA0が重なる場合に、後行装着部材MP2の検査領域CA0から、先行装着部材MP1の検査領域CA0と重なる領域である重複領域DA0を除外して、後行装着部材MP2の検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断する(図6に示すステップS12)。図7は、重複領域DA0の一例を示している。同図は、図3および図4に示すシールドケース93の検査領域CA0から、シールドケース93の内部に配置される部品91の検査領域CA0と重なる重複領域DA0が除外されることを示している。これにより、基板90に既に装着されている部品91(シールドケース93の内部に配置される部品91)の誤検出が抑制される。
判断部72は、先行装着部材MP1の検査領域CA0を任意に設定することができ、後行装着部材MP2の検査領域CA0を任意に設定することができる。重複領域DA0は、任意に設定された後行装着部材MP2の検査領域CA0から、任意に設定された先行装着部材MP1の検査領域CA0と重なる領域を除外して設定される。例えば、判断部72は、装着座標PR1、装着角度PR2および先行装着部材MP1の外形寸法PR3に基づいて、先行装着部材MP1の検査領域CA0を設定することができる。
装着座標PR1は、基板90において先行装着部材MP1が装着されるべき位置を示す。装着座標PR1は、X軸座標およびY軸座標を備えており、X軸座標およびY軸座標の各々は、上限値および下限値が設けられている。そのため、装着座標PR1は、所定の領域に含まれ得る。先行装着部材MP1の外形寸法PR3も同様に、最大寸法および最小寸法が設けられている。そのため、先行装着部材MP1の外形寸法PR3は、最大寸法内に含まれ得る。装着角度PR2は、基板90において先行装着部材MP1が装着されるべき角度を示す。
図8は、先行装着部材MP1の検査領域CA0の設定例を示している。同図は、チップ部品などの直方体形状の部品91を鉛直方向(Z軸方向)の上方から視た模式図である。実線で示される部品91は、理想の装着角度で基板90に装着された状態を示している。破線で示される部品91は、上限角度で基板90に装着された状態を示している。一点鎖線で示される部品91は、下限角度で基板90に装着された状態を示している。このように、装着角度PR2は、所定の角度範囲に含まれ得る。
判断部72は、装着座標PR1、装着角度PR2および先行装着部材MP1の外形寸法PR3の各々のとり得る範囲が含まれるように、先行装着部材MP1の検査領域CA0を設定することができる。また、判断部72は、種々の方法によって、先行装着部材MP1の装着座標PR1、装着角度PR2および外形寸法PR3を取得することができる。例えば、判断部72は、対基板作業機WM0が基板90に先行装着部材MP1を装着する際に使用する装着データMD0から、先行装着部材MP1の装着座標PR1、装着角度PR2および外形寸法PR3を取得することができる。
装着データMD0は、既述されている対基板作業機WM0を制御する制御データに含まれる。例えば、部品装着機WM3は、部品91を装着する装着データMD0を使用して、基板90に部品91を装着する。部品装着機WM3は、シールドケース93を装着する装着データMD0を使用して、基板90にシールドケース93を装着することもできる。部品装着機WM3は、例えば、ライン管理装置LC0から、これらの装着データMD0を取得することができる。
また、判断部72は、装着データMD0に含まれる先行装着部材MP1の装着座標PR1、装着角度PR2および外形寸法PR3に対して許容範囲分のマージンを設けて、先行装着部材MP1の検査領域CA0を設定することができる。許容範囲分のマージンは、任意に設定することができる。例えば、判断部72は、装着座標PR1のとり得る範囲の所定割合分のマージンを設けることができる。
同様に、判断部72は、装着角度PR2のとり得る範囲の所定割合分のマージンを設けることができる。判断部72は、先行装着部材MP1の外形寸法PR3のとり得る範囲の所定割合分のマージンを設けることができる。図8に示す先行装着部材MP1の検査領域CA0は、装着データMD0に含まれる先行装着部材MP1の装着座標PR1、装着角度PR2および外形寸法PR3の各々の所定割合分のマージンを設けて設定されている。
先行装着部材MP1の検査領域CA0について既述されていることは、後行装着部材MP2の検査領域CA0についても、同様に言える。つまり、判断部72は、基板90において後行装着部材MP2が装着されるべき位置を示す装着座標PR1、基板90において後行装着部材MP2が装着されるべき角度を示す装着角度PR2、および、後行装着部材MP2の外形寸法PR3に基づいて、後行装着部材MP2の検査領域CA0を設定することができる。
また、判断部72は、対基板作業機WM0が基板90に後行装着部材MP2を装着する際に使用する装着データMD0から、後行装着部材MP2の装着座標PR1、装着角度PR2および外形寸法PR3を取得することもできる。さらに、判断部72は、装着データMD0に含まれる後行装着部材MP2の装着座標PR1、装着角度PR2および外形寸法PR3に対して許容範囲分のマージンを設けて、後行装着部材MP2の検査領域CA0を設定することもできる。
また、先行装着部材MP1の検査領域CA0および後行装着部材MP2の検査領域CA0の各々の形状は、限定されない。先行装着部材MP1の検査領域CA0および後行装着部材MP2の検査領域CA0の各々は、円形状、楕円形状、矩形状、多角形状などであっても良い。また、先行装着部材MP1の検査領域CA0の形状は、後行装着部材MP2の検査領域CA0の形状と同じであっても良く、異なっていても良い。図7および図8に示すように、例えば、判断部72は、先行装着部材MP1の検査領域CA0および後行装着部材MP2の検査領域CA0の各々を矩形状に設定することができる。
なお、重複領域DA0は、装着部材MP0ごとに設定される検査領域CA0が重なっていれば良く、種々の形態をとり得る。例えば、図9に示すように、後行装着部材MP2は、基板90に装着された場合に、先行装着部材MP1に対して鉛直方向(Z軸方向)の上方に設けられる上方部位UP0を備えることができる。既述されている例では、先行装着部材MP1は、基板90に装着する部品91であり、後行装着部材MP2は、シールドケース93である。
シールドケース93は、基板90に装着された場合に、部品91を覆って部品91を外部環境から保護する。例えば、シールドケース93は、部品91を外気温や外部の電磁波などから保護することができる。上記の形態では、上方部位UP0は、シールドケース93の天板部93uである。同図は、基板90に装着されたシールドケース93と、シールドケース93の内部に配置されている部品91を、シールドケース93の側方から透視した透視図であり、先行装着部材MP1と後行装着部材MP2の位置関係の一例を示している。
なお、先行装着部材MP1および後行装着部材MP2は、限定されない。例えば、先行装着部材MP1は、基板90に装着する部品91であり、後行装着部材MP2は、ヒートシンクやコネクタなどであっても良い。この形態では、上方部位UP0は、基板90に装着された部品91の鉛直方向(Z軸方向)の上方に配置されるヒートシンクやコネクタの少なくとも一部である。また、例えば、先行装着部材MP1は、基板90に装着する部品91であり、後行装着部材MP2は、当該基板90と異なる基板90であっても良い。この形態では、上方部位UP0は、先行装着部材MP1が装着される基板90と異なる基板90の少なくとも一部である。
図10に示すように、後行装着部材MP2は、基板90に装着された場合に、先行装着部材MP1に対して水平方向に設けられても良い。同図は、基板90に装着された2つの部品91を鉛直方向(Z軸方向)の上方から視た模式図であり、先行装着部材MP1と後行装着部材MP2の位置関係の他の一例を示している。2つの部品91のうちの一つは、鉛直方向(Z軸方向)の上方視において矩形状に形成されており、先行装着部材MP1に相当する。
2つの部品91のうちの他の一つは、鉛直方向(Z軸方向)の上方視においてL字状に形成されており、後行装着部材MP2に相当する。後行装着部材MP2であるL字状の部品91の検査領域CA0は、先行装着部材MP1である矩形状の部品91の検査領域CA0を包含している。そのため、矩形状の部品91の検査領域CA0は、重複領域DA0に相当する。
なお、先行装着部材MP1の検査領域CA0と、後行装着部材MP2の検査領域CA0とは、少なくとも一部が重なっていれば良く、後行装着部材MP2の検査領域CA0が先行装着部材MP1の検査領域CA0の全体を包含する関係に限定されない。検査領域CA0の重なり方について上述されていることは、後行装着部材MP2が基板90に装着された場合に、先行装着部材MP1に対して鉛直方向(Z軸方向)の上方に設けられる上方部位UP0を後行装着部材MP2が備える形態についても言える。
例えば、先行装着部材MP1が基板90に装着する部品91であり、後行装着部材MP2がヒートシンクやコネクタなどの例が該当する場合がある。また、後行装着部材MP2は、基板90に装着された場合に、先行装着部材MP1に対して水平方向に設けられ、且つ、先行装着部材MP1に対して鉛直方向(Z軸方向)の上方に設けられる上方部位UP0を備えることもできる。このように、重複領域DA0は、装着部材MP0ごとに設定される検査領域CA0が重なっていれば良く、既述されている形態を組み合わせた形態を採用することもできる。
1-3-2.対基板作業ラインWL0への適用例
図1に示す対基板作業ラインWL0では、基板90は、複数(同図では、3つ)の部品装着機WM3に順に搬送されて、複数の部品91が装着される。説明の便宜上、複数(3つ)の部品装着機WM3を上流側から順に部品装着機M1、部品装着機M2、部品装着機M3とする。例えば、部品装着機M3において、検査領域CA0が重なる装着部材MP0を装着すると仮定する。また、既述されている先行装着部材MP1が部品91であり、後行装着部材MP2がシールドケース93の図7に示す例を想定する。
この場合、取得部71は、部品装着機M1において上記の部品91以外の部品91の装着処理を開始する前と装着処理が終了した後に、それぞれ上記の検査領域CA0を撮像して画像データPD0を取得する。そして、部品装着機M1において検査領域CA0に異物92が付着していないことが判断部72によって判断された場合に、部品装着機M1は、下流に設けられる次の部品装着機M2に基板90を搬出する。部品装着機M1において検査領域CA0に異物92が付着していることが判断部72によって判断された場合には、部品装着機M1は、基板90の搬出を停止する。
この場合、例えば、作業者は、基板90を取り出して、異物92の有無を確認することができる。また、異物92の除去が可能な場合、作業者は、異物92を除去することもできる。部品装着機M2においても同様の処理を行うことにより、検査領域CA0に異物92が付着していない基板90が部品装着機M3に搬送される。なお、部品装着機M1と部品装着機M2との間の基板搬送においても同様の処理を行うことができ、部品装着機M2と部品装着機M3との間の基板搬送においても同様の処理を行うことができる。部品装着機M3は、シールドケース93の内部に配置される部品91を先に装着し、その後に、シールドケース93を装着する。
取得部71は、対基板作業機WM0に基板90が搬入された後であって先行装着部材MP1の装着処理を開始する前に後行装着部材MP2の検査領域CA0を撮像して画像データPD0である後行基準画像データPD21を取得する。既述されている例では、取得部71は、部品装着機M3に基板90が搬入された後であってシールドケース93の内部に配置される部品91の装着処理を開始する前にシールドケース93の検査領域CA0を撮像して後行基準画像データPD21を取得する。図11は、後行基準画像データPD21の一例を示している。
また、取得部71は、先行装着部材MP1の装着処理が完了した後であって後行装着部材MP2の装着処理を開始する前に後行装着部材MP2の検査領域CA0を撮像して画像データPD0である後行比較画像データPD22を取得する。既述されている例では、取得部71は、シールドケース93の内部に配置される部品91の装着処理が完了した後であってシールドケース93の装着処理を開始する前にシールドケース93の検査領域CA0を撮像して後行比較画像データPD22を取得する。図12は、後行比較画像データPD22の一例を示している。
判断部72は、後行基準画像データPD21および後行比較画像データPD22の各々を画像処理して取得した後行装着部材MP2の検査領域CA0の特徴量の差異に基づいて、後行装着部材MP2の検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断する。既述されている例では、判断部72は、後行基準画像データPD21および後行比較画像データPD22の各々を画像処理して取得したシールドケース93の検査領域CA0の特徴量の差異に基づいて、シールドケース93の検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断する。
図11および図12に示すように、判断部72は、この場合、シールドケース93の検査領域CA0から、シールドケース93の内部に配置される部品91の検査領域CA0と重なる重複領域DA0を除外して、シールドケース93の検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断する。判断部72は、重複領域DA0が除外されたシールドケース93の検査領域CA0の特徴量の差分が所定閾値を超えている場合に、当該検査領域CA0に異物92が有ると判断し、当該検査領域CA0の特徴量の差分が所定閾値以下の場合に、当該検査領域CA0に異物92が無いと判断する。
図11および図12では、格子状に配置されている複数の画素が合わせて図示されている。また、図11および図12に示す領域AR2は、シールドケース93の検査領域CA0のうちの同一の領域(同一の複数の画素の集合)を示している。領域AR2に異物92が付着している場合、図11に示す領域AR2に含まれる画素の輝度と、図12に示す領域AR2に含まれる画素の輝度との差分が所定閾値を超える。逆に、領域AR2に異物92が付着していない場合、図11に示す領域AR2に含まれる画素の輝度と、図12に示す領域AR2に含まれる画素の輝度との差分が所定閾値以下になる。
よって、判断部72は、図11に示す領域AR2に含まれる画素の輝度と、図12に示す領域AR2に含まれる画素の輝度との差分が所定閾値を超えている場合に、シールドケース93の検査領域CA0に異物92が付着していると判断する。判断部72は、図11に示す領域AR2に含まれる画素の輝度と、図12に示す領域AR2に含まれる画素の輝度との差分が所定閾値以下の場合に、シールドケース93の検査領域CA0に異物92が付着していないと判断する。輝度の比較は、対応する画素ごとに行われる。なお、判断部72は、輝度の差分が所定閾値を超えている領域が所定面積以上(連続する所定数以上の画素)の場合に、シールドケース93の検査領域CA0に異物92が付着していると判断する。これにより、判断部72は、ノイズの誤検出を抑制することができる。
部品装着機M3の制御装置16は、判断部72によってシールドケース93の検査領域CA0に異物92が無いと判断された場合に、シールドケース93の装着を許可する。また、制御装置16は、判断部72によってシールドケース93の検査領域CA0に異物92が有ると判断された場合に、シールドケース93の装着を規制する。この場合、後述される案内部73による処理が行われる。
取得部71は、対基板作業機WM0に基板90が搬入された後であって最初の先行装着部材MP1の装着処理を開始する前に全ての先行装着部材MP1の検査領域CA0を撮像して画像データPD0である先行基準画像データPD11を取得することもできる。既述されている例では、取得部71は、部品装着機M3に基板90が搬入された後であってシールドケース93の内部に配置される最初の部品91の装着処理を開始する前にシールドケース93の内部に配置される全ての部品91の検査領域CA0を撮像して画像データPD0である先行基準画像データPD11を取得する。図13は、一の先行基準画像データPD11の一例を示している。
また、取得部71は、装着しようとする先行装着部材MP1の装着処理を開始する前に当該先行装着部材MP1の検査領域CA0を撮像して画像データPD0である先行比較画像データPD12を取得することもできる。既述されている例では、取得部71は、装着しようとするシールドケース93の内部に配置される部品91の装着処理を開始する前に当該部品91の検査領域CA0を撮像して画像データPD0である先行比較画像データPD12を取得する。図14は、図13の先行基準画像データPD11に対応する先行比較画像データPD12の一例を示している。
判断部72は、装着しようとする先行装着部材MP1に対応する先行基準画像データPD11および先行比較画像データPD12の各々を画像処理して取得した先行装着部材MP1の検査領域CA0の特徴量の差異に基づいて、装着しようとする先行装着部材MP1の検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断することができる。既述されている例では、判断部72は、装着しようとする部品91に対応する先行基準画像データPD11および先行比較画像データPD12の各々を画像処理して取得した部品91の検査領域CA0の特徴量の差異に基づいて、装着しようとする部品91の検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断する。
判断部72は、装着しようとする部品91の検査領域CA0の特徴量の差分が所定閾値を超えている場合に、当該検査領域CA0に異物92が有ると判断し、当該検査領域CA0の特徴量の差分が所定閾値以下の場合に、当該検査領域CA0に異物92が無いと判断する。図13および図14では、格子状に配置されている複数の画素が合わせて図示されている。また、図13および図14に示す領域AR1は、装着しようとする部品91の検査領域CA0のうちの同一の領域(同一の複数の画素の集合)を示している。
領域AR1に異物92が付着している場合、図13に示す領域AR1に含まれる画素の輝度と、図14に示す領域AR1に含まれる画素の輝度との差分が所定閾値を超える。逆に、領域AR1に異物92が付着していない場合、図13に示す領域AR1に含まれる画素の輝度と、図14に示す領域AR1に含まれる画素の輝度との差分が所定閾値以下になる。よって、判断部72は、図13に示す領域AR1に含まれる画素の輝度と、図14に示す領域AR1に含まれる画素の輝度との差分が所定閾値を超えている場合に、装着しようとする部品91の検査領域CA0に異物92が付着していると判断する。
判断部72は、図13に示す領域AR1に含まれる画素の輝度と、図14に示す領域AR1に含まれる画素の輝度との差分が所定閾値以下の場合に、装着しようとする部品91の検査領域CA0に異物92が付着していないと判断する。輝度の比較は、対応する画素ごとに行われる。なお、判断部72は、輝度の差分が所定閾値を超えている領域が所定面積以上(連続する所定数以上の画素)の場合に、装着しようとする部品91の検査領域CA0に異物92が付着していると判断する。これにより、判断部72は、ノイズの誤検出を抑制することができる。
部品装着機M3の制御装置16は、判断部72によって装着しようとする部品91の検査領域CA0に異物92が無いと判断された場合に、装着しようとする部品91の装着を許可する。また、制御装置16は、判断部72によって装着しようとする部品91の検査領域CA0に異物92が有ると判断された場合に、装着しようとする部品91の装着を規制する。この場合、以下に示す案内部73による処理が行われる。なお、判断部72は、全ての先行装着部材MP1の検査領域CA0について異物92の有無を判断すると、所要時間が増大する可能性がある。
そこで、判断部72は、先行装着部材MP1の検査領域CA0に付着する異物92の有無の判断を省略することもできる。また、判断部72は、所定の先行装着部材MP1について、先行装着部材MP1の検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断することもできる。取得部71について既述されている例と同様に、判断部72は、過去に異物92によって先行装着部材MP1の装着不良が発生した検査領域CA0、異物92が付着し易い検査領域CA0などに検査対象を限定することもできる。
1-3-3.案内部73
案内部73は、判断部72によって検査領域CA0に異物92が有ると判断された場合(図6に示すステップS14でYesの場合)に、作業者に異物92の存在を案内する(ステップS15)。そして、異物検出装置70による制御は、一旦、終了する。また、異物検出装置70による制御は、判断部72によって検査領域CA0に異物92が無いと判断された場合(ステップS14でNoの場合)に、ステップS15に示す制御を行わないで、一旦、終了する。
案内部73は、作業者に異物92の存在を案内することができれば良く、種々の形態をとり得る。案内部73は、例えば、図2および図5に示す表示装置17において、作業者に異物92の存在を案内することができる。表示装置17は、例えば、異物92の存在を表示して案内することができる。また、表示装置17は、異物92の存在を音声案内することもできる。これにより、作業者は、部品装着機M3から基板90を取り出して、異物92の有無を確認することができる。また、異物92の除去が可能な場合、作業者は、異物92を除去することもできる。なお、案内部73は、部品装着機M1および部品装着機M2においても同様の案内を行うことができる。
2.異物検出方法
異物検出装置70について既述されていることは、異物検出方法についても同様に言える。具体的には、異物検出方法は、取得工程と、判断工程とを備えている。取得工程は、取得部71が行う制御に相当する。判断工程は、判断部72が行う制御に相当する。また、異物検出方法は、案内工程を備えることもできる。案内工程は、案内部73が行う制御に相当する。なお、本明細書では、重複する説明が省略されている。
3.実施形態の効果の一例
異物検出装置70によれば、検査領域CA0が重なる場合に、後行装着部材MP2の検査領域CA0から重複領域DA0を除外して、後行装着部材MP2の検査領域CA0に付着する異物92の有無を判断することができる。よって、異物検出装置70は、基板90に既に装着されている先行装着部材MP1の誤検出を抑制することができる。異物検出装置70について上述されていることは、異物検出方法についても同様に言える。
70:異物検出装置、71:取得部、72:判断部、73:案内部、
90:基板、91:部品、92:異物、93:シールドケース、
93u:天板部、CA0:検査領域、DA0:重複領域、
MD0:装着データ、PR1:装着座標、PR2:装着角度、
PR3:外形寸法、MP0:装着部材、MP1:先行装着部材、
MP2:後行装着部材、UP0:上方部位、PD0:画像データ、
PD11:先行基準画像データ、PD12:先行比較画像データ、
PD21:後行基準画像データ、PD22:後行比較画像データ、
WM0:対基板作業機。

Claims (14)

  1. 基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機による前記対基板作業の進行に伴って前記基板の検査領域を撮像して、同一の前記検査領域を撮像した複数の画像データを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記複数の画像データの各々を画像処理して取得した前記検査領域の特徴量の差異に基づいて、前記検査領域に付着する異物の有無を判断する判断部と、
    を備え、
    前記判断部は、前記基板に装着する装着部材が前記基板において装着されるべき領域であって前記装着部材ごとに設定される前記検査領域が重なる場合に、後に装着する前記装着部材である後行装着部材の前記検査領域から、先に装着する前記装着部材である先行装着部材の前記検査領域と重なる領域である重複領域を除外して、前記後行装着部材の前記検査領域に付着する前記異物の有無を判断する異物検出装置。
  2. 前記判断部は、前記基板において前記先行装着部材が装着されるべき位置を示す装着座標、前記基板において前記先行装着部材が装着されるべき角度を示す装着角度、および、前記先行装着部材の外形寸法に基づいて、前記先行装着部材の前記検査領域を設定する請求項1に記載の異物検出装置。
  3. 前記判断部は、前記対基板作業機が前記基板に前記先行装着部材を装着する際に使用する装着データから、前記先行装着部材の前記装着座標、前記装着角度および前記外形寸法を取得する請求項2に記載の異物検出装置。
  4. 前記判断部は、前記装着データに含まれる前記先行装着部材の前記装着座標、前記装着角度および前記外形寸法に対して許容範囲分のマージンを設けて、前記先行装着部材の前記検査領域を設定する請求項3に記載の異物検出装置。
  5. 前記判断部は、前記先行装着部材の前記検査領域および前記後行装着部材の前記検査領域の各々を矩形状に設定する請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の異物検出装置。
  6. 前記後行装着部材は、前記基板に装着された場合に、前記先行装着部材に対して鉛直方向の上方に設けられる上方部位を備える請求項1に記載の異物検出装置。
  7. 前記先行装着部材は、前記基板に装着する部品であり、
    前記後行装着部材は、前記基板に装着された場合に、前記部品を覆って前記部品を外部環境から保護するシールドケースであり、
    前記上方部位は、前記シールドケースの天板部である請求項6に記載の異物検出装置。
  8. 前記後行装着部材は、前記基板に装着された場合に、前記先行装着部材に対して水平方向に設けられる請求項1に記載の異物検出装置。
  9. 前記取得部は、前記対基板作業機に前記基板が搬入された後であって前記先行装着部材の装着処理を開始する前に前記後行装着部材の前記検査領域を撮像して前記画像データである後行基準画像データを取得し、前記先行装着部材の装着処理が完了した後であって前記後行装着部材の装着処理を開始する前に前記後行装着部材の前記検査領域を撮像して前記画像データである後行比較画像データを取得し、
    前記判断部は、前記後行基準画像データおよび前記後行比較画像データの各々を画像処理して取得した前記後行装着部材の前記検査領域の特徴量の差異に基づいて、前記後行装着部材の前記検査領域に付着する前記異物の有無を判断する請求項1に記載の異物検出装置。
  10. 前記取得部は、前記対基板作業機に前記基板が搬入された後であって最初の前記先行装着部材の装着処理を開始する前に全ての前記先行装着部材の前記検査領域を撮像して前記画像データである先行基準画像データを取得し、装着しようとする前記先行装着部材の装着処理を開始する前に当該先行装着部材の前記検査領域を撮像して前記画像データである先行比較画像データを取得し、
    前記判断部は、装着しようとする前記先行装着部材に対応する前記先行基準画像データおよび前記先行比較画像データの各々を画像処理して取得した前記先行装着部材の前記検査領域の特徴量の差異に基づいて、装着しようとする前記先行装着部材の前記検査領域に付着する前記異物の有無を判断する請求項9に記載の異物検出装置。
  11. 前記判断部は、前記検査領域の前記特徴量の差分が所定閾値を超えている場合に、前記検査領域に前記異物が有ると判断し、前記検査領域の前記特徴量の差分が所定閾値以下の場合に、前記検査領域に前記異物が無いと判断する請求項1に記載の異物検出装置。
  12. 前記特徴量は、前記画像データの画素ごとの輝度である請求項11に記載の異物検出装置。
  13. 前記判断部によって前記検査領域に前記異物が有ると判断された場合に、作業者に前記異物の存在を案内する案内部を備える請求項1に記載の異物検出装置。
  14. 基板に所定の対基板作業を行う対基板作業機による前記対基板作業の進行に伴って前記基板の検査領域を撮像して、同一の前記検査領域を撮像した複数の画像データを取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記複数の画像データの各々を画像処理して取得した前記検査領域の特徴量の差異に基づいて、前記検査領域に付着する異物の有無を判断する判断工程と、
    を備え、
    前記判断工程は、前記基板に装着する装着部材が前記基板において装着されるべき領域であって前記装着部材ごとに設定される前記検査領域が重なる場合に、後に装着する前記装着部材である後行装着部材の前記検査領域から、先に装着する前記装着部材である先行装着部材の前記検査領域と重なる領域である重複領域を除外して、前記後行装着部材の前記検査領域に付着する前記異物の有無を判断する異物検出方法。
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