JP2026007783A - 電動送風機及びそれを備えた電気掃除機 - Google Patents
電動送風機及びそれを備えた電気掃除機Info
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Abstract
【課題】
電動機や軸受の冷却性能を向上させる。
【解決手段】
本発明の電動送風機100は、ロータコア55、インペラ10、一対の軸受を備えるロータ組立体50と、ロータ組立体50及びステータ60を覆うフレーム70と、第一の軸流ディフューザ翼23と、第二の軸流ディフューザ翼32と、空気吸込口90を有するファンケーシング1とを備える。フレーム70は、軸受格納部71と、ステータ格納部72と、径方向に延びた立ち上り部76とを備える。インペラ10、第一の軸流ディフューザ翼23及び第二の軸流ディフューザ翼32には、空気吸込口90から流入した空気が流れる第一の流路を形成する。ステータ格納部72の上部周面には、第一の流路に向けて開口した排気孔73を備える。ステータ格納部72の開口部、電動機の内部、排気孔73との間には、空気が通り前記第一の流路と合流する第二の流路を形成した。
【選択図】図1B
電動機や軸受の冷却性能を向上させる。
【解決手段】
本発明の電動送風機100は、ロータコア55、インペラ10、一対の軸受を備えるロータ組立体50と、ロータ組立体50及びステータ60を覆うフレーム70と、第一の軸流ディフューザ翼23と、第二の軸流ディフューザ翼32と、空気吸込口90を有するファンケーシング1とを備える。フレーム70は、軸受格納部71と、ステータ格納部72と、径方向に延びた立ち上り部76とを備える。インペラ10、第一の軸流ディフューザ翼23及び第二の軸流ディフューザ翼32には、空気吸込口90から流入した空気が流れる第一の流路を形成する。ステータ格納部72の上部周面には、第一の流路に向けて開口した排気孔73を備える。ステータ格納部72の開口部、電動機の内部、排気孔73との間には、空気が通り前記第一の流路と合流する第二の流路を形成した。
【選択図】図1B
Description
本発明は、電動送風機及びそれを備えた電気掃除機に関する。
近年、電気掃除機の小型化と軽量化の需要が高まっている。小型化と軽量化には、電動送風機のインペラやロータの動作回転数を高くする高速回転化が有効である。高速化に伴い、電動送風機では軸受の温度が上昇する。軸受を冷却する技術として、例えば特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1に記載の電動送風機は、ローターアセンブリと、前記ローターアセンブリを収容し、吸気口と排気口とを有するハウジングと、を備え、前記ローターアセンブリは、軸と、前記軸に取り付けられ、回転によって前記吸気口に負圧を発生するインペラと、前記軸に取り付けられるローターコアと、内周側が前記軸の外周に取り付けられ、外周側が前記ハウジングに固着される一対の軸受と、を備え、前記一対の軸受は前記インペラと前記ローターコアとの間に配置され、前記ハウジングは、前記一対の軸受の外周部を接触した状態で保持する軸受保持部と前記ローターコアを駆動するステータ―を保持するステータ―保持部とを一体で構成したフレームを備えた、構造が示されている。
インペラの駆動によって電動送風機内部へ吸引される風は、ディフューザー、ブラケットを通過した後、排気口からハウジングの外側へ排出される第一の気流Aと、フレームの内部に流入する第二の気流Bとに分流される。
一対の軸受は、ハウジングの一部であるフレームの軸受保持部に接触した状態で保持されて固定される。その結果、ローターアセンブリの回転によって軸受に生じた熱がフレームに直接伝わる。熱が伝わることでフレームはヒートシンクとして機能するが、フレームは軸受保持部からステータ保持部までが一体の部品で構成されているため、表面積が広く、高い放熱効果を得ることができる。
特許文献1に記載の電動送風機では、排気口から排出された第一の気流Aの一部はフレームの外周に沿って流れるため、第二の気流Bはフレームの内部を流れるため、フレームの外面と内面の両方から冷却することで、フレームの放熱効果をさらに高めることができる。
特許文献1に記載の電動送風機では、フレームの外面と内面の両方から冷却することで、フレームの放熱効果を高めるようにしているが、フレームの内部を流れる第二の気流Bはインペラから吐出後、径方向内側に方向転換するように曲げられるため、流体損失が発生し電動送風機の性能が低下するという課題がある。また、流体損失分を補うためにローターアセンブリの回転数を上昇させると、発生する騒音が大きくなるという課題がある。
本発明の目的は、騒音、損失の発生を抑制し、電動機や軸受の冷却性能を向上させた電動送風機およびこれを備えた電気掃除機を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明は、ロータと、前記ロータに備えられた回転軸と、前記回転軸に固定されたインペラと、前記インペラと前記ロータとの間に位置し、前記回転軸を回転可能に支持する一対の軸受と、を備えるロータ組立体と、前記ロータの外周面にエアギャップを介して配置され、前記ロータと共に電動機を構成するステータと、前記ロータ組立体及び前記ステータを覆うフレームと、前記インペラ側であって前記フレームの径方向外側に位置すると共に、上流内側壁と前記上流内側壁の径方向外側に位置する上流外側壁との間に第一の軸流ディフューザ翼を備える上流ハウジングと、前記上流ハウジングの反インペラ側であって前記フレームの径方向外側に位置すると共に、前記フレームと前記フレームの径方向外側に位置する下流外側壁との間に第二の軸流ディフューザ翼を備える下流ハウジングと、前記上流ハウジングに固定され前記インペラを覆うと共に、空気を流入する空気吸込口を有するファンケーシングと、を備え、前記フレームは、前記一対の軸受を収納する軸受格納部と、反インペラ側に開口部を有すると共に前記軸受格納部より大径のステータ格納部と、前記軸受格納部と前記ステータ格納部との間に形成され、径方向に延びた立ち上り部と、を備え、前記インペラ、前記第一の軸流ディフューザ翼及び前記第二の軸流ディフューザ翼には、前記空気吸込口から流入した空気が流れる第一の流路を形成し、前記ステータ格納部の上部周面には、前記第一の流路に向けて開口した排気孔を備え、前記ステータ格納部の開口部、前記電動機の内部、前記排気孔との間には、空気が通り前記第一の流路と合流する第二の流路を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、騒音、損失の発生を抑制し、電動機や軸受の冷却性能を向上させた電動送風機およびこれを備えた電気掃除機を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。なお、同一の要素については、全ての図において、原則として同一の符号を付している。また、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。なお、以下に説明する構成はあくまで実施例に過ぎず、本発明に係る実施様態が、以下の具体的様態に限定されることを意図する趣旨ではない。
また、以下の実施例では、回転軸51に沿う方向を「軸方向」、軸方向と直交する方向を「径方向」、回転軸51の軸周りを「周方向」と定義する。また、軸方向においてインペラ10側を「上流側」、反インペラ側(ステータ60側)を「下流側」と定義する。
<電動送風機100>
図1Aは、本発明の実施例1に係る電動送風機100の外観図である。図1Bは、図1Aに示す電動送風機100の縦断面図である。図2は、本発明の実施例1に係る電動送風機100の分解斜視図である。
図1Aは、本発明の実施例1に係る電動送風機100の外観図である。図1Bは、図1Aに示す電動送風機100の縦断面図である。図2は、本発明の実施例1に係る電動送風機100の分解斜視図である。
電動送風機100は、ロータ(ロータコア55)およびステータ60(ステータコア61)を有する電動機と、ロータに備えられた回転軸51に固定され電動機によって駆動されるインペラ10と、インペラ10とロータ(ロータコア55)との間に位置し、回転軸51を回転可能に支持する一対の軸受となる上流側軸受52および下流側軸受53と、上流側軸受52からステータ60のステータコア下端部61aまでを覆うフレーム70と、フレーム70の径方向外側に位置し、フレーム70の一部を覆うハウジング3と、ハウジング3に固定されインペラ10を覆うと共に、空気を流入する空気吸込口90を有するファンケーシング1と、上流側軸受52を覆うフレーム70の径方向外側に配置した軸受キャップ4と、を備えている。本実施例では、ロータコア55、回転軸51、上流側軸受52、下流側軸受53、インペラ10、上流側軸受52と下流側軸受53との間に配置されたばね54によりロータ組立体50を構成している。また、ハウジング3は、ファンケーシング1を固定する上流ハウジング20と、上流ハウジング20に固定される下流ハウジング30とから構成されている。本実施例の一対の軸受は、インペラ10側に位置する上流側軸受52と、ロータ(ロータコア55)側に位置する下流側軸受53とから構成されている。
図3Aは、インペラ10の外観斜視図である。図3Bは、インペラ10の縦断面図である。インペラ10は、圧入部13に回転軸51の一端(先端)に圧入し固定されている。インペラ10は、円錐形状のハブ板11と、ハブ板に固定された複数枚の羽根12とから構成されている。ハブ板11と複数枚の羽12はアルミニウム合金製であり、削り出しにより一体形成されている。
ハブ板11の裏側面には凸部11aが(図3B参照)が設けられている。インペラ10を回転させて凸部11aを削ることで、後述するバランスリング56と併せてロータ組立体50のアンバランスを修正することができる。また、熱伝導性の高いアルミニウム合金、または高強度樹脂に熱伝導を高める素材を混ぜた材質で形成することで軸受の冷却性能を促進することが可能となる。
図1および図2に示すように、ファンケーシング1は、樹脂等によって成形され、中空の円錐形状を呈している。ファンケーシング1は、軸方向上下端面が開口した構造をしており、インペラ10の一部または全体を収容する。ファンケーシング1は、インペラ10の軸方向上側から被せるように、上流ハウジング20に取り付けられる。
電動送風機100は、上流ハウジング20の突出部25にファンケーシング1の嵌合部2を挿入することで位置決めされ、嵌合部2に接着剤などを注入することにより、ファンケーシング1と上流ハウジング20とを固定すると共に、流体の漏れを防ぐようにしている。
図4Aは、上流ハウジング20を上流側見た正面図である。図4Bは、上流ハウジング20の断面図である。図4Cは、一部を切断した上流ハウジング20の側面図である。
上流ハウジング20は、軸方向に垂直な平面を含む円板状の取付部24と、取付部24の外周から径方向外側に傾斜し、軸方向下向きに向かって延伸して設けられる上流内側壁21と、上流内側壁21の径方向外側に空隙を介して設けられる上流外側壁22と、上流内側壁21と上流外側壁22とを連結しつつ、流体を減速させ、圧力を上昇させる第一の軸流ディフューザ翼23を備える。
すなわち、上流ハウジング20は、インペラ10側であってフレーム70の径方向外側に位置すると共に、上流内側壁21と上流内側壁21の径方向外側に位置する上流外側壁22との間に第一の軸流ディフューザ翼23を備えている。
上流ハウジング20の上流内側壁21の径方向内側には、軸方向に延伸したフレーム接続部21aが形成されている。取付部24には、軸方向に貫通し周方向に開口した複数の上流ハウジング嵌合穴27が備えられている。上流外側壁22には、径方向外側に向かって突出した爪突起26を備えている。
図5Aは、下流ハウジング30を上流側見た正面図である。図5Bは、下流ハウジング30の断面図である。
下流ハウジング30は、下流外側壁31と、下流外側壁31の径方向内側に位置し、流体を減速させて圧力を上昇させる第二の軸流ディフューザ翼32と、を備える。
すなわち、下流ハウジング30は、上流ハウジング20の反インペラ側であってフレーム70の径方向外側に位置すると共に、フレーム70とフレーム70の径方向外側に位置する下流外側壁31との間に第二の軸流ディフューザ翼32を備えている。
第二の軸流ディフューザ翼32の径方向内側は、フレーム70に接している。第二の軸流ディフューザ翼32の一部には、径方向内側の突出したフレーム用突起35が形成され、フレーム用突起35をフレーム70に形成された切り欠き部72b(図8A、図8B参照)に挿入することにより、下流ハウジング30とフレーム70の周方向の位置決めをしている。また、下流ハウジング30は、上流側に向かって突出した下流突出部33と、下流突出部33に設けられた嵌合孔34を備えている。
上流ハウジング20と下流ハウジング30は、上流ハウジング20の爪突起26を、下流ハウジング30の嵌合孔34に嵌合させることにより、固定される。ただし、上流ハウジング20と下流ハウジング30とは、爪突起26と嵌合孔34との嵌合に加え、追加で接着等を用いて固定されるようにしてもよい。これにより上流外側壁22と下流外側壁31とは、一体となって、軸方向に延伸する略肉厚円筒状の外側壁41(図1B)を形成する。外側壁41は、フレーム70の排気孔73(図8A参照)の径方向外側に空隙を介して対向している。
本実施例では、ハウジング3は、上流ハウジング20と下流ハウジング30とに分割されているが、一体として構成されていてもよい。上流ハウジング20および下流ハウジング30の材質としては、樹脂やアルミニウム合金等を用いるとよい。
軸受キャップ4は、上流ハウジング20のインペラ10側に配置され、上流ハウジング20の上流内側壁21に連なるようにインペラ10側から上流ハウジング20側に向かって径が大きくなるように傾斜して備えられている。そして、上流ハウジング20の上流内側壁21、軸受キャップ4、ファンケーシング1は、インペラ10からの流れを第一の軸流ディフューザ翼23へ案内するベーンレスディフューザ流路28を形成する。ベーンレスディフューザ流路28は、インペラ10の外径から径方向外側に向かって傾斜するように形成されている。
また、軸受キャップ4には、上流ハウジング嵌合穴27にはめ込み固定するためのキャップ側突起4a(図2)が形成されている。軸受キャップ4は、フレーム70と当接するようにしてキャップ側突起4aを上流ハウジング嵌合穴27にはめ込み、インペラ10の負圧によるロータ組立体50の抜けを抑制している。軸受キャップ4は、例えば周方向に分割された半円状部品で複数部品からなる構成でもよく、上流ハウジング20に保持され接着等で固定される。
図6Aは、ロータ組立体50の側面図である。図6Bは、ロータ組立体50の断面図である。
ロータ組立体50は、回転軸51と、回転軸51の一方側に固定されたインペラ10と、回転軸51の他方側に固定されたロータコア55と、回転軸51の他方側端部に固定されたバランスリング56と、インペラ10とロータコア55との間に位置した上流側軸受52および下流側軸受53と、上流側軸受52と下流側軸受53との間に配置されたばね54と、を備える。ロータ組立体50は、例えば分速20万回転といった高速で回転するため、回転体がアンバランスの状態であると、電動送風機100の運転時に振動が発生したり、軸受が破損する可能性がある。そこで、本実施例では、インペラ10とバランスリング56と、を削ることによって、ロータ組立体50の回転バランスを修正することができる。
回転軸51は、細長い円柱形状のものであり、鉄などの磁性材料によって構成されている。なお、回転軸51は、前記した磁性材料に限定されるものではなく、ステンレス鋼(SUS)などの非磁性材料であってもよい。また、回転軸51の軸方向の略中央には、上流側軸受52と下流側軸受53が互いに軸方向に離間して設けられている。
図6Bに示す通り、回転軸51には、上流側軸受52と下流側軸受53との間にばね54が設けられている。上流側軸受52は、例えば、上流側軸受外輪52a、上流側軸受内輪52bおよび複数の玉52cによって構成されている。同様に下流側軸受53は、下流側軸受外輪53a、下流側軸受内輪53bおよび複数の玉53cによって構成されている。そして、上流側軸受外輪52aおよび下流側軸受外輪53aがフレーム70の軸受格納部71に固定され、上流側軸受内輪52b及び下流側軸受内輪53bが回転軸51に固定されている。
ばね54は、コイルスプリングで構成され、上流側軸受52と下流側軸受53の上流側軸受外輪52aと下流側軸受外輪53aを互いに離間する方向に付勢している。これにより、上流側軸受52と下流側軸受53におけるがたつきを抑制することで、電動送風機100の音や振動を抑制している。
ロータコア55は、マグネットによって構成され、回転軸51の周囲に固定されている。また、ロータコアの軸方向下流側には、バランスリング56が固定されている。
バランスリング56は、黄銅などといった非磁性の金属材で形成される。ロータコア55と同じ径を有し、ロータコア55の軸方向の端面に接するようにして回転軸51に固定されている。バランスリング56は、切削加工などにより形成され、先述したインペラ10と併せてロータ組立体50のアンバランスを修正する機能がある。
図7は、ステータ60の側面図である。ステータ60は、ステータコア61と上流インシュレータ62と、下流インシュレータ63と、上下インシュレータに巻回されたコイル64と、端子65と、を備えている。ステータコア61の径方向内側(内周側)にはロータコア55が配置され、ステータコア61の内周面とロータコア55の外周面がエアギャップを介して対向している。
ステータコア61は鉄を主成分として電磁鋼板で構成されている。また、上流インシュレータ62と、下流インシュレータ63は、ポリエチレンテレフタレート(PET:Polyethylene terephthalate)などの樹脂で構成されている。また、コイル64は、銅やアルミニウム合金などで構成されている。
ステータ60と、ステータ60の内部に配置される回転可能なロータコア55(ロータ組立体50)は、ロータ組立体50の上流側軸受52の上部の一端からステータコア61の下部までをフレーム70によって覆われている。
図8Aは、フレーム70の外観を示す斜視図である。図8Bは、フレーム70を側面方向から見た断面図である。図8Cは、立ち上り部76を示す図8BのVIIICの拡大図である。
フレーム70は、上流側(インペラ側)が開放し一対の軸受(上流側軸受52及び下流側軸受53)を格納する円筒状の軸受格納部71と、下流側(反インペラ側)に軸受格納部71より大径でありステータ60(ステータコア61)を格納するステータ格納部72と、軸受格納部71の径が大きくなる部分に形成された立ち上り部76より構成されている。換言すると、軸受格納部71とステータ格納部72との間には、径方向に延びた立ち上り部76が形成され、この立ち上り部76を介して軸受格納部71とステータ格納部72とが接続されている。立ち上り部76の径方向内側端部76aは、軸受格納部71の内周面よりも径方向内側に突出するように形成されている。
軸受格納部71の外周面には、軸方向に延伸すると共に、径方向外側に向かって突出した上流ハウジング嵌合リブ75が形成されており、この上流ハウジング嵌合リブ75を上流ハウジング20のフレーム接続部21a(図4A、図4B参照)に挿入することにより、上流ハウジング20とフレーム70が位置決めされる。
ステータ格納部72の上流側の内面には、径方向内側に向かって突出したステータ当接部72aが形成されている。また、ステータ格納部72の上部周面(インペラ側)には、第一の軸流ディフューザ翼23の出口に向けて開口した複数の排気孔73を備える。各排気孔73は、側壁周面において、周方向に延在するように形成されている。排気孔73は、フレーム70の軸方向において、ステータコア61に対してインペラ10側に、側面を径方向に貫通するように形成された貫通孔である。また、フレーム70はアルミニウム合金またはマグネシウム合金で形成される。
次に、本実施例における電動送風機100の特徴的構成について説明する。図9Aは、回転体支持組品200の外観図である。図9Bは、図9Aに示す回転体支持組品200を側面方向から見た断面図である。
回転体支持組品200は、フレーム70にロータ組立体50とステータ60を組み合わせて構成されている。ロータ組立体50は、軸方向上側からフレーム70の軸受格納部71へ挿入し、下流側軸受53の下端部がフレーム70の立ち上り部76の径方向内側端部76aに当接するようにして接着固定する。ステータは、軸方向下側から、フレーム70のステータ格納部72に挿入し、上流インシュレータ62をステータ当接部72aに当接させ、イモネジを用いて固定する。この時、フレーム70は上流ハウジング20に挿入し、位置決めをしている。
そして、ステータ60と、ステータ60の内部に配置される回転可能なロータコア55(ロータ組立体50)は、ロータ組立体50の上流側軸受52の上部の一端からステータコア61の下部までをフレーム70によって覆われている。また、立ち上り部76とステータ当接部72aとの間には、上流インシュレータ62(ステータ60)をステータ当接部72aに当接させた際にコイルエンドを収納するコイルエンド収納部76bが形成されている。本実施例では、電動送風機100は、上流ハウジング20とステータ60とをねじにより固定しているが、他の固定方法として接着、圧入、溶接等を用いてもよい。
フレーム70は、アルミニウムまたはマグネシウム合金で構成されている。アルミニウムまたはマグネシウム合金はステンレス鋼(Steel Use Stainless:SUS)よりも軽く熱伝導率が高い。フレーム70は、上流側軸受上端52dからステータコア下端部61aまでを覆い、上流側軸受外輪52a、下流側軸受外輪53aと、ステータコア61と当接しているため、軸受とステータア61の放熱面積を増加させ、冷却性を向上させている。さらに、フレーム70のステータ格納部72はステータコアとの接触面の反対面で、下流ハウジング30の第二の軸流ディフューザ翼32と当接するため、後述する冷却風による冷却効率を向上することができる。
ロータ組立体50は、フレーム70の円筒状の軸受格納部71に向けて上流側から挿入し、ロータ組立体50の上流側軸受52の上端から下流側軸受53の下端までを覆い、上流側軸受52、ばね54、下流側軸受53が収容され、立ち上り部76にて下流側軸受53の位置を支持する。
ステータ60は、ロータ組立体50のロータコア55を囲うようにしてステータ格納部72に収容される。
図9Cは、図9AのIXC-IXC線断面図である。ステータ60は、ステータコア61と、ステータコア61に形成されコイル64を巻くティース81と、隣り合うティース81間に形成されたスロット82と、ティース81を覆うように配置された上流インシュレータ62および下流インシュレータ63と、を備えている。ステータコア61の径方向内側には、エアギャップを介してロータコア55が配される。ステータコア61の外周面は、一部が切り欠かれた凹部84を有しており、ステータコア61をステータ格納部72に収納した状態において、ステータコア61の凹部84とステータ格納部72との間には、凹部流路85が形成される。換言すると、フレーム70は、ステータコア61を軸方向に覆い、凹部84の径方向に対向する部分において、全閉となるように(閉断面を形成するように)構成されている。これにより、回転体支持組品200は凹部流路85を形成し、凹部流路85に流れが生じ、ステータ外周部の冷却性能およびフレーム70の冷却性能が向上する。
なお、凹部流路85の流路断面積が極端に小さい場合、もしくは流路がない場合は、ステータコアの熱伝達で冷却可能であるが、凹部流路85の構成を備えた方が冷却性能が高くなり、コイル温度も低減できることから高効率化が可能である。
<電動送風機100内における空気の流れ>
次に、電動送風機100内における空気の流れを説明する。図1Bに示す回転体支持組品200を駆動して、インペラ10を回転させると、上流側から下流側に向かって主流F1が生じる。
次に、電動送風機100内における空気の流れを説明する。図1Bに示す回転体支持組品200を駆動して、インペラ10を回転させると、上流側から下流側に向かって主流F1が生じる。
主流F1は、ファンケーシング1の空気吸込口90から空気が流入し、インペラ10内に流入する。流入した空気は斜流型インペラの場合は、インペラ10内で羽根により昇圧され、回転軸51の方向から吸い込んだ流れに半径方向成分を与え、回転軸51の軸方向から径方向成分を持つ傾いた流れを発生させる。こうして、インペラ出口14では回転方向成分と回転軸51の直進方向成分が合わさった流れとなりインペラ10から流出される。インペラ10から流出された主流F1は、ベーンレスディフューザ流路28に流入する。上流ハウジング20の上流内側壁21の最外径29は、フレーム70の最外径と略一致している。
ベーンレスディフューザ流路28に流入した主流F1は、ベーンレスディフューザ流路28内で上流内側壁21に沿ってステータコア61の最外径、若しくはレームの最外径78と同一径まで緩やかに転向され、ベーンレスディフューザ流路28内での流路断面積の緩やかな増加から流れが減速される。その後、第一の軸流ディフューザ翼23と、第二の軸流ディフューザ翼32とを通過して、回転方向速度成分が直進方向成分へと変換され減速されることで静圧が上昇し、下流ハウジング30の端部となる排気口91から排気される。すなわち、インペラ10、第一の軸流ディフューザ翼23及び第二の軸流ディフューザ翼32には、空気吸込口90から流入した空気(主流F1)が流れる第一の流路が形成される。
ここで、第一の軸流ディフューザ翼23の出口の流れは高速流れであり、排気口91に比べて低い圧力である。フレーム70の排気孔73は、第一の流路に向けて開口され、第一の軸流ディフューザ翼23の出口と近接していることから、第一の軸流ディフューザ翼23の出口と同等である。そのため、ベンチュリ効果により、開口部77から電動機の内部を通り、フレーム70の排気孔73に向かう、冷却流F2が生じる。すなわち、フレーム70の開口部77、電動機の内部、フレーム70の排気孔73の間には、空気(冷却流F2)が通り、第一の流路と合流する第二の流路が形成される。
インペラ10とフレーム70の軸受格納部71は熱伝導性の高いアルミニウムやマグネシウム合金で構成されているため、上流側軸受52と下流側軸受53の冷却の一部は主流F1がフレーム70の外壁(最外径78)を流れ、熱伝達により冷却される。なお、インペラ10側に近い上流側軸受52は、インペラ10の材質に高い熱伝導率材(例えばアルミニウム合金)を使うことで、回転するインペラ10が冷却され、熱伝達により回転軸51のインペラ10側が冷却されることで、上流側軸受52が冷却される。
続いて冷却流F2について説明する。冷却流F2は、回転体支持組品200(図9A)を冷却する流体(冷却風)の流れであり、フレーム70の開口部77から吸気され、ステータコア61、周方向に並ぶコイル64、などを経由してフレーム70の排気孔73に向けて流れる。
そして、冷却流F2は、排気孔73からフレーム70の外壁と上流ハウジング20の上流外側壁22との間に排気される。フレーム70と上流ハウジングの上流外側壁22との間に排気された流体は、排気口91に向けて流れ、第二の軸流ディフューザ翼32の上流または第二の軸流ディフューザ翼32の翼間流路内で主流F1に合流し、フレーム70の開口部77で排気される。
すなわち、第一の軸流ディフューザ翼23を通る主流F1の風量に対して、第二の軸流ディフューザ翼32を通る風量は、冷却流F2の風量分増加されている。この風量増加により、第二の軸流ディフューザ翼32の流れのはく離低減による高効率化が可能である。
冷却流F2は、フレーム70の開口部77からフレーム70の排気孔73に向かう際に、ステータコア61の凹部流路85とエアギャップ83およびスロット82(隣接するコイル64で構成される流路)に分岐され、ステータコア61、ロータコア55、コイル64を冷却した後、フレーム70の立ち上り部76と、下流側軸受に流れが衝突し、冷却される。冷却後の冷却流F2は主流F1と合流することで熱交換され、主流F1と合わさった流れが外部へ排気されることで電動機の冷却が行われる。
本構成においては、電動機内部に冷却風を取り込むための流れの転向やガイドがなく、ベンチュリ効果による流れの吸込により電動機内部を冷却しており、低圧力損失ができ、電動送風機の高効率化が可能である。また、冷却風のガイドがないため、非設計点においても送風機効率が高く維持でき、幅広い運転範囲での高効率化が可能となる。
次に、電動送風機100の作用効果について説明する。電動送風機100は、図9Cに示す通り、スロット82とエアギャップ83に加えて凹部流路85を有している。凹部流路85は、軸方向に開口して設けられることにより、冷却流F2の流路面積を大きくすることができるため、流路抵抗を低減して冷却流量を増大することができる。これにより、回転体支持組品200の冷却を促進することができる。
フレーム70のステータ格納部72の内側壁は、ステータコア61を軸方向において覆うように構成され、凹部84に径方向に対向する部分において全閉となるように構成されている。また、フレーム70は、ステータコア61よりもインペラ10に近い側に、径方向に貫通する排気孔73を備えている。このような電動送風機100は、凹部流路85の途中で冷却流が径方向外側に漏れることなく、ステータコア61のインペラ10に近い側へ冷却流F2を誘導する。回転体支持組品200のインペラ10に近い側は、冷却流F2の下流に位置するため、冷却流F2が吸気されるフレーム70の開口部77と比較して、ステータコア61、下流側軸受53、コイル64からの熱伝達により流体の温度が高くなり、温度の上昇が懸念される。しかしながら、電動送風機100は、冷却後の冷却風がフレーム70の立ち上り部76に衝突する衝突流れであることから、熱伝達が促進でき、回転体支持組品200のインペラ10に近い側の温度を効率よく低減することができる。
フレーム70は、上流ハウジング20および下流ハウジング30の別部品として構成される。これにより、フレーム70は、回転体支持組品200の剛性およびステータコア61と上流ハウジング20の取付部24に対する保持力を過度に損なわない範囲で、自由な位置および面積でフレーム70の排気孔73を設けることができる。これにより電動送風機100は、流れによる圧力損失を低減して、冷却風量を増大させ、回転体支持組品200の冷却を向上させることができる。
フレーム70は高熱伝導かつ高剛性な金属合金(アルミニウムやマグネシウム)で構成されている。これにより、電動送風機100は、冷却流F2への各軸受およびステータコア61の熱伝達を促進させ、回転体支持組品200の温度を低減するとともに、回転体支持組品200の剛性を高めて駆動時の振動・騒音を抑制することができる。
<電気掃除機300の構成>
本実施例に係る電動送風機100は、例えば、電気掃除機のファンモータとして用いるのに好適である。本実施例に係る電動送風機100を搭載する電気掃除機300の構成について説明する。図13は、本発明の実施例に係る電気掃除機300の外観を示す斜視図である。
本実施例に係る電動送風機100は、例えば、電気掃除機のファンモータとして用いるのに好適である。本実施例に係る電動送風機100を搭載する電気掃除機300の構成について説明する。図13は、本発明の実施例に係る電気掃除機300の外観を示す斜視図である。
図13に示すように、電気掃除機300は、電動送風機100および電動送風機100が発生した吸引力で集塵した塵埃を収容する集塵部302を備えた掃除機本体301と、一端が掃除機本体301に接続され、集塵部302と連通する延長管306と、延長管306の他端に接続された吸口体307と、を備えている。また、掃除機本体301は駆動源の電池ユニット303と、グリップ部304と、グリップ部304に設けられた電動送風機100の入切を行うスイッチ部305と、を備えている。
スイッチ部305を操作すると、掃除機本体301に収納された電動送風機100の運転が開始され、吸口体307に吸込気流が発生する。吸込気流により吸口体307から床面上の塵埃が吸い込まれる。吸い込まれた塵埃は、延長管306を通って掃除機本体301の集塵部302に集塵される。
なお、電気掃除機としては、図示されているスティックタイプの掃除機に限定されず、ハンディタイプの掃除機、キャニスター掃除機(シリンダー式掃除機)などの電気掃除機にも適用することができる。また、同様の構成を有する電源コード式の掃除機にも適用することができる。
次に図10~12を用いて、実施例2について説明する。図10および図11は、本発明の実施例2に係るベーンレスディフューザ流路28、第一の軸流ディフューザ翼23、第二の軸流ディフューザ翼32周辺の断面を示す図である。図12A~図12Dは、本発明の実施例2に係る第一の軸流ディフューザ翼23、第二の軸流ディフューザ翼32、排気孔73の関係を示す図である。
インペラ出口から始まるベーンレスディフューザ流路28と、上流ハウジング20の下端部には、上流側軸受52の玉52cと、下流側軸受53の玉53cの軸受スパンLbが内包されている。
上流側軸受52の玉52cとインペラ翼前縁10aの軸方向距離Loiは、下流側軸受53の玉53cとマグネット下端部(ロータ下端部)の軸方向距離Lomと略同等であり、上流側軸受52の玉52cと、下流側軸受53の玉53cの軸受スパンLbとの比(Loi/Lb)が約0.7である。本実施例では、上流側軸受52の玉52cと、下流側軸受53の玉53cの軸受スパンLbは19~24mmとしている。なお、Loi/Lbは小さいほど各軸受への径方向荷重が低減可能であり、軸受の運転寿命の長時間化と、軸振動低減による電動送風機および電動送風機を搭載した掃除機の低騒音化が可能となる。
ベーンレスディフューザ流路28の流路を構成するファンケーシングの軸方向下端部1aは、第一の軸流ディフューザ翼23の前縁23a付近まで延びている。前縁23aのうち、軸方向上流側に位置する部分は、第一の軸流ディフューザ翼23の径方向流路高さの略中央付近に位置し、ベーンレスディフューザ流路28の流路を構成するファンケーシングの軸方向下端部1aより上流側に位置する。
第一の軸流ディフューザ翼23の流路ハブ径は、上流内側壁21の最外径29と一致する。
本実施例により、インペラ10から出た流れを径方向に流路の径方向の最大径を拡大しながら流れを減速するベーンレスディフューザ流路28から第一の軸流ディフューザ翼23に流入する際の流れの速度分布を加味したディフューザ翼の入口角度が形成できるとともに、電動送風機100の軸方向寸法および径方向寸法が低減でき、小型化と高効率化が可能となる。さらに、ファンケーシング1と上流ハウジング20の金型構造でアンダーカット部がなく、成型可能となる。
第一の軸流ディフューザ翼23の後縁23bと、第二の軸流ディフューザ翼32の前縁32aとの、軸方向間には流路を径方向に拡大する傾斜部22aを備えている。傾斜部22aの軸方向下流側の端部は、第二の軸流ディフューザ翼32の前縁32a付近まで延びている。前縁32aの軸方向上流側の端部は、第二の軸流ディフューザ翼32の径方向流路高さの略中央ないし、ハブ側に位置し、傾斜部22aの軸方向下流側の端部より上流側に位置する。
本実施例により第一の軸流ディフューザ翼23から出た流れを径方向に流れを案内でき、流路面積の拡大により流れが減速され静圧上昇が可能となる。また、第二の軸流ディフューザ翼32は、主流F1に冷却流F2を加えた風量が流れることから、設計点より風量が多い動作点において、流路断面積不足が原因で生じる流れの増速と、損失増加の抑制が可能である。
また、前縁32aが、傾斜部22aの軸方向下流側の端部より、軸方向の上流に突出することで、電動送風機の軸方向寸法および径方向寸法が低減でき、小型化と高効率化が可能となる。さらに、上流ハウジング20と下流ハウジング30の金型構造でアンダーカット部がなく、成型可能となる。
ステータコア61の外周と接触するフレーム70の排気孔73は、フレーム70の立ち上り部76に隣接し、第一の軸流ディフューザ翼23の後縁23bより下流側に位置する。
図12Aに示しように、排気孔73は、第一の軸流ディフューザ翼23の後縁23bの下流付近または、第二の軸流ディフューザ翼32の前縁32a付近に位置するが、前縁32aより下流側の周方向に配置されている隣接翼との間でもよく、第二の軸流ディフューザ翼32と排気孔73が交差してもよい。また、図12Bに示すように、排気孔73は隣り合う第二の軸流ディフューザ翼32の翼間において、翼のインペラ回転方向の前進側に配置してもよい。さらに、図12Cに示すように、排気孔73は一部の第二の軸流ディフューザ翼32と重なるように配置してもよい。さらにまた、図12Dに示すように、排気孔73は隣り合う第二の軸流ディフューザ翼32の翼間において、第一の軸流ディフューザ翼23側に延ばすように配置してもよい。
本構成により第一の軸流ディフューザ翼23を通る流れ(主流)F1と、冷却流F2の流れの合流損失が低減できるとともに、第二の軸流ディフューザ翼32のフレーム最外径78で生じやすい流れのはく離の抑制が可能である。
フレーム70の最外径78は、第二の軸流ディフューザ翼32の流路のハブ面を少なくとも一部を形成し、ステータ格納部72とステータコア61が接触している。これにより、第二の軸流ディフューザ翼32を通る流れによりフレーム70を介して、ステータコア61が熱伝達により冷却される。また、フレーム70の軸方向下端部79は、ステータコア下端部61aと一致させており、ステータとの接触面積を確保することで、冷却性能を向上させている。また、フレーム70とステータコア61で形成する凹部流路85に、冷却流F2がステータの軸方向下流から上流側へ流れる際に、フレーム70およびステータコア61が冷却される。
なお、フレーム70の立ち上り部76には、リブや凹凸などを構成し冷却面積およびフレームの高剛性化することも可能である。
また、本実施例では軸受キャップ4と上流ハウジング20が別体の構成を示しているが、一体部品でもよい。また、フレーム70は単一部品として、記載しているが、フレーム70は上流ハウジング20乃至、下流ハウジング30と射出成型で一体成型されてもよい。
図11を用いて、電動送風機100の流路の特徴について説明する。
電動送風機100はインペラ10の外径Riが小型で、インペラ外径より半径方向外側かつ、インペラの軸方向下流側に、第一の軸流ディフューザ翼23および第二の軸流ディフューザ翼32が位置している。また、インペラ10の翼の軸方向長さLiに比べて、インペラ出口の軸方向下端部からベーンレスディフューザ流路28の出口までの軸方向長さL1が長いこと、第一の軸流ディフューザ翼23の前縁23aから下流ハウジング30の軸方向下端部31aまでの軸方向長さL2が長い特徴を持つ(L2>L1>Li)。
インペラから排気された流れは、ベーンレスディフューザ流路28に流入する。ベーンレスディフューザ流路28の流れは、フレーム70の最外径Rfまで、ベーンレスディフューザ流路28内において、径方向外側に向かって流路を傾斜させることで、ゆるやかに径方向外側に流路を転向させている。また、軸方向下流にかけて流路断面積を拡大することで緩やかに減速される。
本実施例では、インペラ10の外径Riとベーンレスディフューザ流路28の最外径Rd1(ファンケーシング1の流路面の軸方向下端部1a)との差と、インペラ10出口の軸方向下端部からベーンレスディフューザ流路28の出口までの軸方向長さL1からなる傾斜角θを25度以下に構成している。
本構成にすることで、ベーンレスディフューザ流路28内で生じる上流内壁側21の流路面(ハブ面)で生じる流れのはく離の抑制を行っている。本構成により、ベーンレスディフューザ流路28内の流れのはく離を抑制でき、高効率化が可能であるとともに、フレーム70の外周を流れが流れることでステータコア61の冷却が可能で、高速回転数時の運転において、軸受、ステータ、コイル温度上昇の抑制が可能である。
ベーンレスディフューザ流路28流路の最外径Rd1と下流ハウジング30の流路最大径Rd2の比は1.05倍以下としており、第一の軸流ディフューザ翼23の下流側の傾斜部22aの流路拡大率を抑えることにより、傾斜部で生じるやすい流れのはく離の抑制を図っている。
また、下流ハウジング30の流路最大径Rd2を、インペラ10の翼の軸方向長さLiと、インペラ10の出口の軸方向下端部からベーンレスディフューザ流路28の出口までの軸方向長さL1、および第一の軸流ディフューザ翼23の前縁23aから下流ハウジング30の軸方向下端部31aまでの軸方向長さL2の和で割った比は0.35以下であり、小径化ながらも、ベーンレスディフューザ流路28と、第一の軸流ディフューザ翼23と第二の軸流ディフューザ翼32と下流ハウジング30の流路の下流側端部長さを取ることで、流れの減速が可能であり、高効率化が実現できる。
なお、本構成では複数の軸受を有するロータ組立体50を示しているが、軸受内輪がなく、回転軸と軸受の玉が接する構成であるシャフト一体軸受構造でも同様の効果が得られる。
<本実施例の効果>
以上で説明した本実施例によれば、小型かつ軽量でありながら、送風機の効率が広い風量域で高く、電動送風機内部の発熱部位である軸受、ステータコア、コイルの冷却性能を向上とその冷却性能を低圧力損失で実現することができる電動送風機および電気掃除機を提供することができる。
以上で説明した本実施例によれば、小型かつ軽量でありながら、送風機の効率が広い風量域で高く、電動送風機内部の発熱部位である軸受、ステータコア、コイルの冷却性能を向上とその冷却性能を低圧力損失で実現することができる電動送風機および電気掃除機を提供することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分りやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部については、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…ファンケーシング、3…ハウジング、4…軸受キャップ、10…インペラ、20…上流ハウジング、21…上流内側壁、22…上流外側壁、23…第一の軸流ディフューザ翼、28…ベーンレスディフューザ流路、30…下流ハウジング、31…下流外側壁、32…第二の軸流ディフューザ翼、50…ロータ組立体、51…回転軸、52…上流側軸受、52a…上流側軸受外輪、52b…上流側軸受内輪、52c…玉、53…下流側軸受、53a…下流側軸受外輪、53b…下流側軸受内輪、53c…玉、55…ロータコア、60…ステータ、62…上流インシュレータ、63…下流インシュレータ、64…コイル、65…端子、70…フレーム、71…軸受格納部、72…ステータ格納部、73…排気孔、76…立ち上り部、76a…径方向内側端部、77…開口部、90…空気吸込口、91…排気口、100…電動送風機、200…回転体支持組品、300…電気掃除機、301…掃除機本体、302…集塵部、303…電池ユニット、304…グリップ部、305…スイッチ部、306…延長管、307…吸口体、A…第一の気流、B…第二の気流、F1…主流、F2…冷却流
Claims (10)
- ロータと、前記ロータに備えられた回転軸と、前記回転軸に固定されたインペラと、前記インペラと前記ロータとの間に位置し、前記回転軸を回転可能に支持する一対の軸受と、を備えるロータ組立体と、
前記ロータの外周面にエアギャップを介して配置され、前記ロータと共に電動機を構成するステータと、
前記ロータ組立体及び前記ステータを覆うフレームと、
前記インペラ側であって前記フレームの径方向外側に位置すると共に、上流内側壁と前記上流内側壁の径方向外側に位置する上流外側壁との間に第一の軸流ディフューザ翼を備える上流ハウジングと、
前記上流ハウジングの反インペラ側であって前記フレームの径方向外側に位置すると共に、前記フレームと前記フレームの径方向外側に位置する下流外側壁との間に第二の軸流ディフューザ翼を備える下流ハウジングと、
前記上流ハウジングに固定され前記インペラを覆うと共に、空気を流入する空気吸込口を有するファンケーシングと、を備え、
前記フレームは、前記一対の軸受を収納する軸受格納部と、反インペラ側に開口部を有すると共に前記軸受格納部より大径のステータ格納部と、前記軸受格納部と前記ステータ格納部との間に形成され、径方向に延びた立ち上り部と、を備え、
前記インペラ、前記第一の軸流ディフューザ翼及び前記第二の軸流ディフューザ翼には、前記空気吸込口から流入した空気が流れる第一の流路を形成し、
前記ステータ格納部の上部周面には、前記第一の流路に向けて開口した排気孔を備え、
前記ステータ格納部の開口部、前記電動機の内部、前記排気孔との間には、空気が通り前記第一の流路と合流する第二の流路を形成したことを特徴とする電動送風機。 - 請求項1に記載の電動送風機において、
前記立ち上り部には、前記軸受格納部の内周面よりも径方向内側に突出するように形成された径方向内側端部を備え、
前記一対の軸受の下端部を前記径方向内側端部に当接させたことを特徴とする電動送風機。 - 請求項1に記載の電動送風機において、
前記ステータ格納部の前記インペラ側には、径方向内側に向かって突出し、前記ステータと当接するステータ当接部を備え、
前記立ち上り部と前記ステータ当接部との間には、前記ステータのコイルエンドを収納する収容するコイルエンド収納部を形成したことを特徴とする電動送風機。 - 請求項1に記載の電動送風機において、
前記フレームの軸方向下端部は、前記ステータのステータコアの下端部と一致させたことを特徴とする電動送風機。 - 請求項1に記載の電動送風機において、
前記上流ハウジングの前記インペラ側には、前記上流ハウジングの上流内側壁と連なる軸受キャップを備え、
前記上流ハウジングの上流内側壁、前記軸受キャップ、前記ファンケーシングにより、前記インペラからの流れを前記第一の軸流ディフューザ翼へ案内するベーンレスディフューザ流路を形成したことを特徴とする電動送風機。 - 請求項5に記載の電動送風機において、
前記一対の軸受は、前記インペラ側に位置する上流側軸受と、前記ロータ側に位置する下流側軸受とから構成され、
前記ロータ組立体の上流側軸受の玉と、下流側軸受の玉の軸受スパンLbは、前記インペラの出口から始まる前記ベーンレスディフューザ流路と、前記上流ハウジングの下端部との間に内包されていることを特徴とする電動送風機。 - 請求項5に記載の電動送風機において、
前記上流ハウジングの上流内側壁の最大径は、前記ステータ格納部の最外径と略一致していることを特徴とする電動送風機。 - 請求項5に記載の電動送風機において、
前記インペラの外径Riと前記ベーンレスディフューザ流路の最外径Rd1との差と、インペラの出口の軸方向下端部からベーンレスディフューザの出口までの軸方向長さL1からなる傾斜角θを25度以下にしたことを特徴とする電動送風機。 - 請求項5に記載の電動送風機において、
前記下流ハウジングの流路最大径Rd2を、前記インペラの翼の軸方向長さLiと、前記インペラの出口の軸方向下端部から前記ベーンレスディフューザ流路の出口までの軸方向長さL1、および前記第一の軸流ディフューザ翼の前縁から前記下流ハウジングの軸方向下端部までの軸方向長さL2の和で割った比を0.35以下としたことを特徴とする電動送風機。 - 電動送風機および前記電動送風機が発生した吸引力で集塵した塵埃を収容する集塵部を備えた掃除機本体と、一端が前記掃除機本体に接続され、前記集塵部と連通する延長管と、前記延長管の他端に接続された吸口体と、を備えた電気掃除機において、
前記電動送風機は、請求項1乃至7の何れか1項に記載の電動送風機であることを特徴とする電気掃除機。
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| JP2024107941A JP2026007783A (ja) | 2024-07-04 | 2024-07-04 | 電動送風機及びそれを備えた電気掃除機 |
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