JP2026007798A - 包装システム - Google Patents

包装システム

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JP2026007798A
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圭亮 太田
幸司 玉川
大夢 山中
英剛 池田
敬之 瀬戸山
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株式会社フジキカイ
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Abstract

【課題】被包装物の形状に関わらず、包材に印字された印字内容を、包装機のエンドシール装置におけるシール体が包材を挟持する噛合い位置より被包装物の搬送方向における下流側で良好に読み取ることができる包装システムを提供する。
【解決手段】
物品搬送手段と、包材移送手段と、シール手段と、包材F1、F2に所定の印字内容を印字する印字手段と、一対のシール体61、62が包材F1、F2を挟持する噛合い位置60Sより被包装物Wと共に下流側に送られた包材F1、F2を、一対のシール体61、62が挟持する前に、該下流側に送られた包材F1、F2における直線的に拡がった状態の印字内容を、読み取る読取装置70と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、被包装物を覆う包材に印字された印字内容を読み取る読取装置を備えた包装システムに関する。
従来、コンベヤによって搬送される被包装物に関する情報を包材に印字すると共に、その包材で被包装物の周囲を覆って、包材の端部同士を溶着して包装することが一般的に知られている。例えば特許文献1には、コンベヤで搬送される被包装物の周囲を覆った包材にエンドシールを施して、印字済みの包装体にした後に、エンドシール装置より下流側のコンベヤ上で、包装体に表示される印字内容を読取装置で読み取ることが示されている。このように、包装体になった後で印字内容を読み取ることは、エンドシール前に読み取ることより、それぞれの包装体の読み取った結果情報を記憶する情報量が少なくなる点や、結果情報に応じた各包装体の搬送振り分けなどを早期に行うことができる点などで有利である。特に、包装機によっては、印字装置を包装機のエンドシール装置近くの包材移送経路に対向する位置に配設する場合には、更に下流に読取装置を配置することが求められるが、この点でも、読取装置の設置スペースを確保し易く、有利である。
特許第6751725号公報
しかしながら、包装体における印字領域は、包装体の上面に限らず、包装仕様によっては、包装体の前端付近または後端付近、或いは、包装体の上面と側面に跨るように、設定されることがある。このような位置に印字がなされると、被包装物の高さが高くなる程など、被包装物の形状の関係で、包材における印字領域が屈曲、或いは、撓みが大きくなることから、印字内容を誤って読み取ってしまう。
本発明は、被包装物の形状に関わらず、包材に印字された印字内容を、包装機のエンドシール装置におけるシール体が包材を挟持する噛合い位置より被包装物の搬送方向における下流側で良好に読み取ることができる包装システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の包装システムは次の手段をとる。先ず請求項1に係る発明は、被包装物(W)を順次、搬送する第1搬送手段(11、12)と、該第1搬送手段(11、12)から搬送されてきた被包装物(W)を受け取って搬送する第2搬送手段(13)からなる物品搬送手段と、前記物品搬送手段で搬送している前記被包装物(W)の少なくとも搬送方向における外周を覆い得るように、原反ロール(R1、R2)から引き出した包材(F1、F2)を所定の移送経路を経て、前記被包装物(W)と共に前記第2搬送手段(13)まで送る包材移送手段と、前記物品搬送方向における前記被包装物(W)の搬送方向と交差する方向に延在する一対のシール体(61、62)を近接離間させて前記第1搬送手段(11、12)と前記第2搬送手段(13)の間で前記包材(F1、F2)を挟持するシール手段と、前記移送経路にある包材(F1、F2)に対向配置された印字装置の印字ヘッドによって、前記包材(F1、F2)における予め設定された印字領域(PE)に所定の印字内容を印字する印字手段と、前記シール体(61、62)が前記包材(F1、F2)を挟持する噛合い位置(60S)より前記搬送方向における下流側に前記被包装物(W)と共に送られている前記包材(F1、F2)における直線的に拡がった状態の前記印字領域(PE)における前記印字内容を、前記シール体(61、62)が前記包材(F1、F2)を挟持する前に読み取る読取装置(70)と、を備える。
この請求項1に係る発明によれば、一対のシール体(61、62)が挟持する前に、噛合い位置(60S)より搬送方向における下流側に送られた包材(F1、F2)における直線的に拡がった状態の前記印字領域(PE)における印字内容を、読み取る。なお、ここで言う「直線的に拡がった状態」とは、印字内容が部分的に緩やかに湾曲していても、読取り装置により直線的に広がった状態と同様に印字内容を良好に読み取ることが可能な状態を含む。前記包材(F1、F2)が被包装物(W)を覆って包装形態(WF)になると、前記印字領域(PE)が被包装物(W)によって大きく折れ曲がるなどして、印字内容を正確に読み取ることができなくなり得るが、被包装物(W)の形状や大きさなどに関わらず、一対のシール体(61、62)が上下フィルム(F1、F2)を挟持する前に読取装置(70)が印字内容を読み取ることによって、読取装置(70)が印字内容を読み取る際には、前記印字領域(PE)が包装機のエンドシール装置であるシール手段における噛合い位置(60S)より搬送方向における下流側で直線的に拡がった状態とされている。読取り装置は、印字内容を良好に読み取ることができる。
次に、請求項1に従属する請求項2に係る発明は、前記第2搬送手段は、ベルトによって前記被包装物(W)を載置する搬送面を構成するコンベヤ(13)であり、前記印字内容は、包装形態(WF)になった際に前記被包装物(W)の上部側に位置することになる前記包材(F1)に表示されるものである。
この請求項2に係る発明によれば、前記印字領域(PE)は、包装形態(WF)になった際に被包装物(W)の上部側に位置することになる前記包材(F1)に設定されることから、搬送面を構成するベルトを考慮することなく、印字内容を良好に読み取り得るように読取装置(70)を配設することができる。
次に、請求項1または請求項2に従属する請求項3に係る発明は、前記読取装置(70)は、前記噛合い位置(60S)より下流側で前記シール体(61、62)が近接離間する方向に対し交差する方向に送られた前記包材における前記印字領域(PE)に対向するように、前記噛合い位置(60S)側に所定角度(β)傾けて配設されている。
この請求項3に係る発明によれば、前記シール体(61、62)が近接離間する方向に対し交差する方向に送られた前記包材における前記印字領域(PE)に対向するように、前記読取装置(70)を、前記噛合い位置(60S)側に所定角度(β)傾けて配設することにより、読取装置(70)は、印字内容を良好に読み取り得る。
本発明は上記各発明の手段をとることにより、被包装物の形状に関わらず、包材に印字された印字内容を、包装機のエンドシール装置におけるシール体が包材を挟持する噛合い位置より被包装物の搬送方向における下流側で良好に読み取ることができる包装システムを提供することができる。
本実施形態に係る包装システムの略体図である。 図1のII部を拡大した略体図である。 本実施形態に係る包装システムで包装された包装形態の平面図である。
以下に、本発明の包装システムにおける実施形態について図面を用いて説明する。
包装システムは、図1、2に示すように、包装機と、印字手段と、読取装置70を備えており、本実施形態における包装機は、物品搬送手段と、物品検知手段と、包材移送手段と、シール切断手段と、包装制御部を備える。
〔物品搬送手段〕
物品搬送手段は、大きさが異なる被包装物Wを順次、搬送する第1搬送手段と、第1搬送手段から送られてきた被包装物Wを搬送する第2搬送手段を有している。物品搬送手段は、被包装物Wを搬送する搬送面がそれぞれベルトからなり、被包装物Wの搬送方向における上流から第1コンベヤ11、第2コンベヤ12、第3コンベヤ13の順に配設されており、第1搬送手段としての第1コンベヤ11、第2コンベヤ12と、第2搬送手段としての第3コンベヤ13からなる。
第1コンベヤ11は、オペレータによって被包装物Wが搬送面に載置されるコンベヤであり、1つ先行する被包装物Wとの間隔が詰まりすぎている際に、1つ先行の被包装物Wが第2コンベヤ12に渡った後で、第1コンベヤ11の送り速度を減速して、第1コンベヤ11上の被包装物Wと1つ先行の被包装物Wとの間隔を拡げるように駆動制御される。
第2コンベヤ12は、一定の速度で被包装物Wを搬送するコンベヤである。第2コンベヤ12は、後続の被包装物Wが検知されない場合には、後続の被包装物Wを検知するまで、後述するシール切断手段における一対のシール体Sによるシール位置への搬送を停止する。
第3コンベヤ13は、搬送方向に沿った2つのベルトが離間して並設されて、搬送面を構成するベルトコンベヤである。左右の搬送面に被包装物Wが載置され、搬送面の間に凹部を設けて、搬送面と被包装物Wの底部との間に繰り出される下側フィルムF2に生じる摩擦力を減らすことで、下側フィルムF2を繰り出す際に被包装物Wに対する下側フィルムF2の先端部の位置を調整し易くなっている。第3コンベヤ13は、搬送面における始端部13Aが搬送方向における前後に移動し得る周知のシャトル式のコンベヤである。第2コンベヤ12から被包装物Wが載り移った後に被包装物Wの搬送を一時停止すると共に、後述する一対のシール体Sによる上下フィルムF1、F2の接続が完了すると、被包装物Wを下流に配設された加熱装置(不図示)に向けて搬送する。それぞれのベルトは、同期して同じ速度で走行駆動制御される。第3コンベヤ13の搬送面における始端部13Aは、上下一対のシール体Sが上下フィルムF1、F2を接続するために下側のシール体Sの上端部が搬送面より高い上方に位置に移動する際に、第2コンベヤ12の搬送面における終端部12Aから離間して下側のシール体Sを受け入れる空間を作り、下側のシール体Sの先端が搬送面より下方に移動する際に、第2コンベヤ12の搬送面における終端部12Aに近接して第2コンベヤ12の終端部との間隔を狭くするようにし、シール体Sの上下動に連動して第2コンベヤ12の搬送面における終端部12Aに対する近接離間を行う。
〔物品検知手段〕
物品検知手段は、第1搬送手段で搬送される被包装物Wの長さ情報と被包装物Wの高さ情報を少なくとも検知して被包装物Wのサイズ情報として取得するものである。物品検知手段は、第1コンベヤ11によって搬送されている被包装物Wの高さ情報を取得するための第1センサ21と、第1コンベヤ11によって搬送されている被包装物Wの搬送方向における長さ情報を取得するための第2センサ22を有する。
第1センサ21は、第1コンベヤ11の一側方に複数の発光素子を上下方向に並べて配設して、各発光素子から光を水平に照射すると共に、第1コンベヤ11の他側方に、各複数の発光素子からの光を受光する受光素子を配設して、被包装物Wが搬送されてくる際に遮光される情報と受光される情報を包装動作を司る包装制御部に送る。包装制御部は、これらの検知情報(遮光情報、受光情報)に基づき被包装物Wに高さを求める。
第2センサ22は、第1センサ21の一部の発光素子と対となる受光素子が利用される。被包装物Wの前端部が第2センサ22の光を遮光してから被包装物Wの後端が第2センサ22を通過する迄の第1コンベヤ11に付設されたエンコーダのパルス情報から、包装制御部によって被包装物Wの搬送方向における被包装物Wの長さが求められる。なお、第1センサ21、第2センサ22については、例えば3Dセンサなど周知の検知手法を採用し得る。また、包装制御部によって被包装物Wの高さと長さを求めているが、別途設けた高さと長さを求めるための専用制御部からの被包装物Wのサイズ情報を、包装制御部に渡すように物品検知手段を構成してもよい。
〔包材移送手段〕
包材移送手段は、物品搬送手段で搬送している被包装物Wの外周を覆うように、原反ロールR1、R2から引き出した上下フィルムF1、F2を所定の移送経路を経て、被包装物Wと共に第2搬送手段である第3コンベヤ13まで送るものであり、コンベヤを介して上方側と下方側にそれぞれ配設された原反ロールR1、R2から上下フィルムF1、F2がそれぞれの繰出ローラ31、32によって引き出され、複数のガイドローラ34によって巻掛け案内されて、第2コンベヤ12と第3コンベヤ13の間で、上下のシール体Sの噛合い位置60Sより被包装物Wの搬送方向における上流側に、上下フィルムF1、F2の先端部が接合された状態でセットされる。
包装開始後は、被包装物Wが接合部に当接する際に、上側の繰出ローラ31と下側の繰出ローラ32はそれぞれ、後述する各種被包装物Wの高さに関する検知情報に基づき、上側フィルムF1と下側フィルムF2を送り出すように制御される。
上側の繰出ローラ31は、物品検知手段に検知されてからの被包装物Wの送り量に基づき、次に包装する被包装物Wが噛合い位置に到来する際に、より厳密に言うと上下フィルムF1、F2の接合部に到来する際に、物品検知手段による検知情報から得た被包装物Wのサイズ情報に基づき、1包装長さの内、今回該当する1包装長さ分の上側フィルムF1の繰り出しを開始する。一方、下側の繰出ローラ32は、物品検知手段に検知されてからの被包装物Wの送り量に基づき、次に包装する被包装物Wが噛合い位置に到来する際に、より厳密に言うと、上下フィルムF1、F2の接合部に到来する際に、物品検知手段による検知情報から得た被包装物Wのサイズ情報に基づき、前述の1包装長さの内、今回該当する1包装長さより若干長く予め設定された長さ(熱収縮量を考慮した長さ)の下側フィルムF2の繰り出しを開始する。被包装物Wに対応する下側フィルムF2の夫々の1包装長さは、後処理工程の加熱装置で熱収縮されることから、対応する夫々の上側フィルムF1の1包装長さより若干長く設定される。
被包装物Wは上下に延在した上下フィルムF1、F2に当接した後、上下フィルムF1、F2を被包装物Wの外周に巻き掛けながら被包装物Wと共に第3コンベヤ13に移動して、第3コンベヤ13への載り移りが完了してから、所定のタイミングで第3コンベヤ13の走行が一時停止する際に、搬送方向への移動が一時停止する。被包装物Wが第3コンベヤ13を渡る際に1包装長さ分の上下フィルムF1、F2を送るにあたって、物品検知手段の検知情報に基づき取得・記憶した被包装物Wの高さ情報や1包装長さの情報などから、今回、包装する被包装物Wの高さの略中央となる位置に一対のシール体Sの噛合い位置60Sが位置付くようにするために、上側の繰出ローラ31と下側の繰出ローラ32は、互いの駆動開始タイミングや上下フィルムF1、F2を送る速度が個々に駆動制御される。上側の繰出ローラ31と下側の繰出ローラ32は、上下のシール体Sが上下フィルムF1、F2を挟む直前まで駆動制御される。
〔シール切断手段〕
シール切断手段は、物品搬送方向と交差する方向に延在する一対のシール体61、62を近接離間させて上下フィルムF1、F2を挟持するシール体61、62の噛合い位置60Sが第2コンベヤ12の終端部12Aと第3コンベヤ13の始端部13Aの間で被包装物Wの高さに応じて設定可能とされており、物品検知手段によって検知されてから噛合い位置60Sに到来した被包装物Wのサイズ情報に対応して上下フィルムF1、F2を選択された1包装長さになるように、重合した上下フィルムF1、F2同士をシール体61、62で挟持してシールすると共に上下フィルムF1、F2を噛合い位置60Sにおいて切断する。
上側のシール体61と下側のシール体62には、それぞれ不図示のモータなどからなる駆動手段が配設されており、それらの駆動手段よって、互いのシール体61、62が上下方向に近接離間するように独立して移動する。シール体61、62が上下フィルムF1、F2を挟持する噛合う位置は、物品検知手段の検知情報に基づき取得・記憶した被包装物Wの高さ情報や1包装長さの情報などから、今回、包装する被包装物Wの高さの略中央となるように設定される。
上下一対のシール体61、62は、第3コンベヤ13に渡った被包装物Wの搬送方向における後方で、上下フィルムF1、F2を挟持し熱シールして上下フィルムF1、F2を接合すると共に、シール体61、62に埋設されたナイフ(不図示)をフィルム接合箇所FZに進退移動させて、フィルム接合箇所FZを前後に分断するように所定の位置で切断する。この結果、第3コンベヤ13上の被包装物Wの前側側面と後側側面には、上側フィルムF1と下側フィルムF2の接合部がそれぞれ位置することになる。また、ナイフによるフィルム接合箇所FZの切断によって、上下の繰出ローラ31、32より下流側となる上下フィルムF1、F2は接続された状態で、上下方向に延在するように支持されることになる。一対のシール体61、62の噛合い位置60Sは、被包装物Wの高さが高い程、高くするように制御されるが、必要に応じた高さに設定するようにしてもよい。
〔包装制御部40(制御部)〕
包装制御部40は、包装動作を司る制御部である。包装制御部40は、物品検知手段で得た情報に基づき被包装物Wのサイズに関する情報を求めて、予め記憶した複数種類の上下フィルムF1、F2の1包装長さの内、どの1包装長さの上下フィルムF1、F2で包装すべきかを選定した後、該上下フィルムF1、F2の1包装長さの情報と、各コンベヤに付設されたエンコーダパルスから得た被包装物Wの位置情報などに基づき、物品搬送手段や包材移送手段やシール切断手段などの包装動作に関わる駆動指令を行うと共に、包材移送手段に付設されたフィルム送り量やフィルム送り速度に関する情報と、その選定した上下フィルムF1、F2に予め紐付け記憶された印字開始位置に基づき、求めた印字開始タイミング情報と、選定した上下フィルムF1、F2の1包装長さに関する情報などを、後述する印字手段における印字制御部54に印字指令する包装動作を司る制御部である。
〔印字手段〕
印字手段は、移送経路にある上側フィルムF1に対向配置された印字装置50の印字ヘッド52によって印字する。印字手段は、上側フィルムF1に印字を行う印字装置50と印字動作を司る印字制御部54からなる。
本実施形態の印字装置50は、被包装物Wが上下フィルムF1、F2に当接してから上下フィルムF1、F2にシールがなされるまでの上側フィルムF1を移送している間(上側の繰出ローラ31によって上側フィルムF1が送られている間)の所定のタイミングに、該被包装物Wより一つ後の被包装物Wに対応する1包装長さの上側フィルムF1に、インク粒子を吹き付けて印字するインクジェットプリンタである。
印字制御部54は、包装制御部40から出力される各上下フィルムF1、F2の1包装長さの情報と被包装物Wの高さに関する情報に紐付けられた印字パターンが予め記憶されており、包装制御部40から出力されるこれらの情報から印字パターンを選定して、選定した印字パターンで印字するよう印字装置50に指令する。なお、本実施形態では包装動作を司る制御部としての包装制御部40、印字動作を司る制御部としての印字制御部54として、それぞれ分割して説明するが、統合した制御部であってもよい。
印字内容は、本実施形態においては被包装物Wに関する識別情報を示すバーコードや二次元コードからなる識別情報である。バーコードや二次元コードによる識別情報としては、例えば、製品名、数、種類、単価、金額、重さ、製造日時、拠点、ロット番号、 注文番号がある。なお、印字内容としては、製品名などを表す文字情報や、製造日時や数、金額、重さなどを数字情報として表すものでもよい。
〔被包装物Wのサイズと1包装長さの関係について〕
包装制御部40には、上側フィルムF1の1包装長さが異なる1包装長さの情報が、複数種類、予め記憶されていると共に、これらの上側フィルムF1の1包装長さが、物品検知手段で得た被包装物Wの高さと長さの和が所定範囲にある被包装物Wのサイズの範囲に、それぞれ対応付けされて、予め記憶されている。そして、物品検知手段で得た情報に基づき、予め記憶した複数種類の上側フィルムF1の1包装長さの内、どの1包装長さの上側フィルムF1で包装すべきかが選定される。
〔印字指令と関連するその他の制御について〕
印字が終了した後、包装機では、上下の繰出ローラ31、32によるフィルム繰出しは継続しており、上下シール体61、62が上下フィルムF1、F2を挟持する直前までなされる。なお、包装開始して初回の包装では、初回の1包装分の上側フィルムF1における印字予定の領域が、既に、印字ヘッド52の設定位置より、フィルム送り方向下流に通過しているため、印字されていない上側フィルムF1で包装されるため、初回包装はダミーの被包装物Wを流すなどして、後続の被包装物Wの包装から、印字済みの包装体を得るための本稼働させるようになっている。本稼働にあたっては、後続の被包装物Wが、物品検知手段によって検知されるまでは、第2コンベヤ12による先行の被包装物Wの搬送は上下に延在する上下フィルムF1、F2に当接する直前の位置で停止され、後続の被包装物Wが検知されると、第2コンベヤ12による被包装物Wの搬送が再開されると共に、上下フィルムF1、F2を繰り出す制御がなされる。
〔印字指令するまでの処理〕
物品検知手段により得た第1コンベヤ11上の被包装物Wのサイズ(高さ・長さ)情報に基づき、予め設定・記憶された複数種類の1包装長さのフィルム情報の中から、今回検知した被包装物Wのサイズに対応する1包装長さのフィルム情報を選定すると共に、今回検知した被包装物Wに対応付けて記憶する。そして、今回検知した被包装物Wの現在の位置情報を、各コンベヤに付設のエンコーダのパルス情報から得る。また、1つ先行の被包装物Wのサイズ(高さ・長さ)情報との関係で、今回の被包装物Wに関する印字指令のタイミング情報を、上側の繰出ローラ31に付設されたエンコーダにパルス情報(フィルム送り量)と関連付けて記憶すると共に、予め記憶した複数の上下フィルムF1、F2のフィルム繰出パターン(フィルム繰出量・フィルム送り速度のパターン)の中から、今回の被包装物Wのサイズに対応する上下フィルムF1、F2のフィルム繰出パターンを選定して紐付けして記憶する。そして、今回の被包装物Wが第2コンベヤ12上で上下フィルムF1、F2に当接する際に、上下の繰出ローラ31、32に、今回の被包装物Wに対応するフィルム繰出パターンによる作動指令を行う。そして、上側の繰出ローラ31に付設されたエンコーダにパルス情報から得たフィルム繰出し開始から送られたフィルム送り量が、印字を開始距離に達する際に印字を開始する指令となる印字タイミング信号と、情報を印字制御部54に印字指令を行う。このとき、今回の1包装長さの上側フィルムF1の種類に関する情報と、上側フィルムF1の送り速度に関する情報を印字パターンに関する指令を印字制御部54に送る。
〔印字手段の印字制御部54〕
印字制御部54は、予め記憶した複数の印字パターン(識別情報)の中から、包装機の制御部から受取った今回の1包装長さの上側フィルムF1の種類に関する情報に対応する印字パターンを、今回の被包装物Wに対応する印字パターンとして選定し、受け取った上側フィルムF1の送り速度に関する情報と、印字開始指令情報に基づき、上側フィルムF1の送り速度に対応する所定の印字速度で印字する。
〔読取装置70〕
読取装置70は、一対のシール体61、62が上下フィルムF1、F2を挟持する噛合い位置60Sより被包装物Wと共に下流側に送られた上側フィルムF1を、一対のシール体61、62が挟持する前に、下流側に送られた上側フィルムF1における直線的に拡がった状態の印字内容を読み取る装置である。読取装置70は、印字情報を光学的に読み取る光学方式のイメージセンサー等である。印字内容は、包装形態WFになった際に被包装物Wの上部側に位置することになる上フィルムF1に表示される。読取装置70は、読取装置70の読み取り窓から投光した光を印字内容にあてて、反射した光を集光して印字内容を読み取るものであり、噛合い位置60Sより下流側で、一対のシール体61、62が近接離間する方向に対し交差する方向に送られたフィルムF1における印字領域PEに対向するように、シール体61、62が近接離間する方向に対し読み取り窓が噛合い位置60S側に所定角度β傾くように配設されている。ここで、「シール体61、62が近接離間する方向に対し交差する方向に送られたフィルムF1における印字領域PEに対向するように」とは、読取装置(70)が印字内容を良好に読み取り得るのであれば、図2に示すフィルムの角度αと読み取り窓が噛合い位置60S側に傾斜する角度βとは必ずしも一致する必要はない。
〔読取装置70による印字内容の読取りと読取り情報の処理について〕
上側フィルムF1は、被包装物Wが上下フィルムF1、F2と共に第2搬送手段である第3コンベヤ13で搬送されることで、すなわち、シール体61、62がフィルムF1、F2を挟持する噛合い位置60Sより、被包装物Wの搬送方向における下流側に被包装物Wと共に送られていることで、前記シール体が前記包材を挟持する前に、噛合い位置60Sに最も近い上流側のガイドローラ38と、被包装物Wの先端側の上下フィルムF1、F2の接合部との間において、上側フィルムF1における印字領域PEは角度α傾斜した状態で、真直ぐに展張して、直線的に拡がった状態になる。読取装置70は、シール体61、62がフィルムF1、F2を挟持する前に、包装制御部40(制御部)から指令を受けて、この上側フィルムF1における直線的に拡がった状態の印字領域PEにおける印字内容を読み取る。読取装置70が読み取った印字領域PEにおける印字内容の情報は、包装制御部40(制御部)に送られる。包装制御部40(制御部)は、送られた印字内容の情報が、包装された被包装物Wの印字として正規の印字内容として印字されているか否か正否判定(印字検査の正否判定)を行う。包装制御部40(制御部)は、印字内容の情報が包装された被包装物Wの印字として正規の印字内容である場合は、第2搬送手段である第3コンベヤ13で下流に成否の包装形態WFとして搬送される。包装制御部40(制御部)は、印字内容の情報が包装された被包装物Wの印字として正規の印字内容では無い場合は、被包装物Wを系外に振分ける。
以上のように本実施形態における包装システムは、次のような効果がある。
(1)一対のシール体61、62が上下フィルムF1、F2を挟持する前に、下流側に送られた上下フィルムF1における直線的に拡がった状態の印字領域PEにおける印字内容を、読み取る。なお、ここで言う「直線的に拡がった状態」とは、印字内容が部分的に緩やかに湾曲していても、読取り装置により直線的に広がった状態と同様に印字内容を良好に読み取ることが可能な状態を含む。上下フィルムF1、F2が被包装物Wを覆って包装形態WFになると、印字領域PEが被包装物Wによって大きく折れ曲がるなどして、印字内容を正確に読み取ることができなくなり得るが、被包装物Wの形状や大きさなどに関わらず、一対のシール体61、62が上下フィルムF1、F2を挟持する前に読取装置70が印字内容を読み取ることによって、読取装置70が印字内容を読み取る際には、印字領域PEが包装機のエンドシール装置であるシール手段における噛合い位置60Sより被包装物Wの搬送方向における下流側で直線的に拡がった状態とされている。よって、読取り装置は、包装機のエンドシール装置であるシール手段より下流側で印字内容を良好に読み取ることができる。
(2)本実施形態においては、印字領域PEは、包装形態WFになった際に被包装物Wの上部側に位置することになる包材F1に設定されることから、第3コンベヤ13の搬送面を構成するベルトを考慮することなく、印字内容を良好に読み取り得るように読取装置70を配設することができる。
(3)シール体61、62が近接離間する方向に対し交差する方向に送られたフィルムF1における印字領域PEに対向するように、読取装置70を、噛合い位置60S側に所定角度β傾けて配設することにより、読取装置70は、印字内容を良好に読み取ることができる。
(変更例)
本願発明は本実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の変更例に限らず、本実施形態に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1)原反ロールR1、R2に巻かれた上下フィルムF1、F2の素材としては、樹脂素材やアルミ蒸着されたフィルム素材或いは紙などの素材が採用し得る。また、本実施形態では、下側フィルムF2に熱収縮性フィルムを用いたが、上下フィルムF1、F2に非収縮性フィルムを使用してもよい。
(2)本実施形態では、コンベヤを介して上下それぞれ配設した原反ロールR1、R2から、上下フィルムF1、F2を繰出して被包装物Wの搬送方向に沿って上下フィルムF1、F2を巻き掛けて包装したが、包装機としては、コンベヤを介して上下の何れか一方に配設した原反ロールR1、R2から、何れか他方に設けたフィルム巻き取り用ロールに向けて送り、被包装物Wの搬送方向に沿う外周にフィルムを巻き付ける包装機でもよい。
(3)包装システムとしては、原反ロールR1、R2から繰り出した帯状フィルムを筒状に成形して、重なり合った帯状フィルムの両側縁をフィルム送り方向に沿って縦シールすると共に、筒状フィルムに内包する被包装物Wを介して前後のフィルム位置に横シール(エンドシール)するフィルム間欠送り式の横形製袋充填機や横三方包装機などの製袋充填機や、被包装物Wの上と下に帯状包材を置いて、被包装物Wの周囲の帯状包材同士をシールする四方シール包装機や、被包装物Wの側周面にフィルムを巻き締める胴巻包装機などの包装機を採用し得る。
(4)エンドシール装置(シール切断手段)としては、一対のシール体61、62の内、シール体61、62の一方のみが他方に向けて近接・離間移動する構造であってもよい。また、シール体61、62内にヒーターを埋設して、フィルムを熱溶着するシール装置に限らず、超音波シールなど、その他のシール手法が採用し得る。必要に応じて、シール体61、62は上下に近接離間する構造に限らず、物品搬送方向に交差する左右方向に近接離間するものであってもよい。
(5)物品搬送手段としては、ベルトコンベヤに限られるものではなく、チェーンコンベヤ、ローラコンベヤなどが必要に応じて利用し得る。更に、被包装物Wの底部を支持して搬送する方式に限らず、物品を側方などから支持して搬送する方式を必要に応じて採用してもよい。特に、第2搬送手段としての第3コンベヤ13については、被包装物Wを左右両側から保持して包材ごと、搬送方向下流側に引き込む方式や包材を保持して、該包材に載った被包装物Wごと、搬送方向下流側に引き込む方式なども採用し得る。更に、第1搬送手段としては、被包装物Wを手作業で第1コンベヤ11に載置する構成であるが、被包装物Wを別のコンベヤから第1コンベヤ11に自動供給するように構成してもよく、第1コンベヤ11乃至第2コンベヤ12を単一のコンベヤで第1搬送手段を構成してもよい。
(6)読取装置70によって印字内容が読み取られる上下フィルムF1、F2は、本実施形態では、第2搬送手段としての第3コンベヤ13によって被包装物Wと共に引っ張られることにより噛合い位置60Sより搬送方向における下流側に送られる構成であるが、被包装物Wの前方が上下フィルムF1、F2の接合部に当接した際に、その接合部を挟持して、搬送方向における下流側に引っ張る手段を別途設けてもよい。
(7)読取装置70の設置位置や傾斜角度βについては、シール体61、62の噛合い位置より搬送方向における前方側に送られる上下フィルムF1、F2のフィルム角度αや該上下フィルムF1、F2の印字予定位置に応じて、変更し得るように構成することが好ましい。
(8)被包装物としては、前後又は左右に重なり合った積層品でもよく、また、単体の物品であってもよい。
(9)包装動作を司る制御部が読取装置70への読取指令や、読み取った情報の処理を行う例を示したが包装動作を司る制御部と外部サーバとを通信接続して、外部サーバ側で情報の処理などを行うように構成してもよい。
(10)本実施形態では、読取装置70が読み取った印字内容は、被包装物に関する情報として、正しく印字されているか否か等の印字内容の正否検査として利用する例であるが、印字内容としては、その他、被包装物の出荷先や拠点などであってもよく、販売取引やトレイサビリティーなどで利用可能な情報であってもよい。
(11)印字手段における印字装置50としては、インクジェットプリンタの他に、サーマルプリンタやレーザープリンタなどが採用し得る。
(12)物品検知手段により検知された各被包装物Wが、上下フィルムF1、F2に当接するまでの位置情報を、コンベヤに付設されたエンコーダのパルス情報から得る例を示したが、上下フィルムF1、F2に当接する直前に被包装物Wが到来したことを検知するセンサを設けて、フィルム送り出しを開始するようにしてもよい。
(13)本実施形態では、上側フィルムF1に印字した印字内容を読取装置で斜め上方から読み取る例を示したが、下側フィルムF2に印字した印字内容を、読み取り窓を斜め上方に向けて設置した読取装置によって、第3コンベヤの2つのベルトの間から読み取るようにしても良い。
(14)被包装物Wとしては、前後又は左右に重なり合った積層品でもよく、また、単体の物品であってもよい。
(15)物品検知手段としては、被包装物Wの高さと、被包装物Wの搬送方向における長さの他に、被包装物Wの搬送方向に交差する幅方向の長さを必要に応じて検知するようにしてもよい。
(16)包材移送手段としては、上下の繰出ローラ31、32に付設されたエンコーダのパルス量から、フィルム送り量やフィルム送り速度に関する情報を得る例を示したが、フィルム移送経路に設けたガイドローラ34にエンコーダを付設して、フィルム送り量やフィルム送り速度に関する情報を得るなどしてもよい。また、上下の繰出ローラ31、32を駆動するサーボモータなどへの駆動指令パルスなどから同情報をえるようにしてもよい。必要に応じて、印字ヘッド52よりフィルム移送経路における上流側にダンサローラを配設するなどしてもよい。
(17)上下の繰出ローラ31、32によって、原反ロールR1、R2から上下フィルムF1、F2を繰り出したが、原反ロールR1、R2を回転支持する支軸にモータを駆動連結して、原反ロールR1、R2を送り出すように包材移送手段を構成するなどしてもよい。
(18)印字指令方法・指令内容については、印字制御部54と包装動作を司る包装制御部40との間で、紐づけられていればよく、本実施形態に限られるものではない。また、外部サーバと印字制御部54及び/又は包装動作を司る制御部を通信接続して、印字内容の一部を外部サーバから受取るなど、情報の受渡しを行うように構成してもよい。
11:第1コンベヤ(第1搬送手段、物品搬送手段)
12:第2コンベヤ(第1搬送手段、物品搬送手段)
13:第3コンベヤ(第2搬送手段、物品搬送手段)
21:第1センサ(物品検知手段) 22:第2センサ(物品検知手段)
31:上側の繰出ローラ(包材移送手段) 32:下側の繰出ローラ(包材移送手段)
34:ガイドローラ(包材移送手段) 38:ガイドローラ
40:包装制御部(制御部) 50:印字装置(印字手段)
52:印字ヘッド(印字手段) 54:印字制御部(印字手段)
61:上側シール体(シール切断手段) 62:下側シール体(シール切断手段)
60S:噛合い位置 読取装置70 F1:上側フィルム F2:下側フィルム
R1:上方側の原反ロール R2:下方側の原反ロール W:被包装物
WF:包装形態 β:所定角度 PE:印字領域

Claims (3)

  1. 被包装物を順次、搬送する第1搬送手段と、該第1搬送手段から搬送されてきた前記被包装物を受け取って搬送する第2搬送手段からなる物品搬送手段と、
    前記物品搬送手段で搬送している前記被包装物の少なくとも搬送方向における外周を覆い得るように、原反ロールから引き出した包材を所定の移送経路を経て、前記被包装物と共に前記第2搬送手段まで送る包材移送手段と、
    前記物品搬送方向における前記被包装物の搬送方向と交差する方向に延在する一対のシール体を近接離間させて前記第1搬送手段と前記第2搬送手段の間で前記包材を挟持するシール手段と、
    前記移送経路にある前記包材に対向配置された印字装置の印字ヘッドによって、前記包材における予め設定された印字領域に所定の印字内容を印字する印字手段と、
    前記シール体が前記包材を挟持する噛合い位置より前記搬送方向における下流側に前記被包装物と共に送られている前記包材における直線的に拡がった状態の前記印字領域における前記印字内容を、前記シール体が前記包材を挟持する前に読み取る読取装置と、
    を備える包装システム。
  2. 前記第2搬送手段は、ベルトによって前記被包装物を載置する搬送面を構成するコンベヤであり、
    前記印字内容は、包装形態になった際に前記被包装物の上部側に位置することになる前記包材に表示されるものである請求項1に記載の包装システム。
  3. 前記読取装置は、前記噛合い位置より下流側で前記シール体が近接離間する方向に対し交差する方向に送られた前記包材における前記印字領域に対向するように、前記噛合い位置側に所定角度傾けて配設されている請求項1または請求項2記載の包装システム。
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