JP2026031431A - 薬剤揮散装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外側容器に対し内側容器を相対移動させる際の操作性を向上させた薬剤揮散装置を提供する。
【解決手段】薬剤揮散体2を収容する内側容器3と、内側容器3の外側に配される外側容器4とを備えた薬剤揮散装置1であって、内側容器3は、押力が加えられる押釦部30と、内側開口部20とを有し、外側容器4は、内側開口部20に対応する外側開口部50を有し、押釦部30に加えられる押力が作用する方向に沿って外側容器4に対し内側容器3が相対移動可能に構成されており、外側容器4に対し内側容器3を相対移動させたとき、内側開口部20及び外側開口部50が少なくとも一部で重なる状態となることで内側容器3の内部と外側容器4の外部とが連通する揮散状態と、内側開口部20及び外側開口部50が完全に重ならない状態となることで内側容器3の内部と外側容器4の外部とが遮断される非揮散状態とを切り替え可能に構成される。
【選択図】図1
【解決手段】薬剤揮散体2を収容する内側容器3と、内側容器3の外側に配される外側容器4とを備えた薬剤揮散装置1であって、内側容器3は、押力が加えられる押釦部30と、内側開口部20とを有し、外側容器4は、内側開口部20に対応する外側開口部50を有し、押釦部30に加えられる押力が作用する方向に沿って外側容器4に対し内側容器3が相対移動可能に構成されており、外側容器4に対し内側容器3を相対移動させたとき、内側開口部20及び外側開口部50が少なくとも一部で重なる状態となることで内側容器3の内部と外側容器4の外部とが連通する揮散状態と、内側開口部20及び外側開口部50が完全に重ならない状態となることで内側容器3の内部と外側容器4の外部とが遮断される非揮散状態とを切り替え可能に構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、揮散性薬剤を揮散させる薬剤揮散体と、薬剤揮散体を収容する内側容器と、内側容器の外側に配される外側容器とを備えた薬剤揮散装置に関する。
例えば、芳香剤、消臭剤、忌避剤、防虫剤等の揮散性薬剤を揮散させるために、薬剤揮散装置が用いられている(特許文献1を参照)。
特許文献1には、外箱内に内箱を挿入してなり、外箱から内箱を所定寸法だけ引き出したときに、内箱に形成された孔と外箱に形成された孔との位置が重なり合って、内箱の内部に収納された芳香剤が外気中に揮散するように構成される薬剤揮散装置(スライド式芳香剤容器)が開示されている。
特許文献1に記載の薬剤揮散装置において、外箱から内箱を引き出す際には、例えば、外箱を一方の手で持ち、外箱の上面板及び下面板の前端縁の中央部に形成されている切欠の部分から露出している内箱の上面板及び下面板を他方の手で掴んで、外箱に対し内箱を引き出すように相対移動させる。このように、特許文献1に記載の薬剤揮散装置では、両手を用いなければ、外箱(外側容器)に対し内箱(内側容器)を相対移動させることができず、外箱に対し内箱を相対移動させる際の操作性に関し改良の余地があるといえる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、外側容器に対し内側容器を相対移動させることで揮散状態と非揮散状態とを切り替え可能に構成される薬剤揮散装置において、外側容器に対し内側容器を相対移動させる際の操作性を向上させた薬剤揮散装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る薬剤揮散装置の特徴構成は、
揮散性薬剤を揮散させる薬剤揮散体と、前記薬剤揮散体を収容する内側容器と、前記内側容器の外側に配される外側容器とを備えた薬剤揮散装置であって、
前記内側容器は、押力が加えられる押釦部と、内側開口部とを有し、
前記外側容器は、前記内側開口部に対応する外側開口部を有し、
前記押釦部に加えられる前記押力が作用する方向に沿って前記外側容器に対し前記内側容器が相対移動可能に構成されており、
前記外側容器に対し前記内側容器を相対移動させたとき、前記内側開口部及び前記外側開口部が少なくとも一部で重なる状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが連通する揮散状態と、前記内側開口部及び前記外側開口部が完全に重ならない状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが遮断される非揮散状態とを切り替え可能に構成されることにある。
揮散性薬剤を揮散させる薬剤揮散体と、前記薬剤揮散体を収容する内側容器と、前記内側容器の外側に配される外側容器とを備えた薬剤揮散装置であって、
前記内側容器は、押力が加えられる押釦部と、内側開口部とを有し、
前記外側容器は、前記内側開口部に対応する外側開口部を有し、
前記押釦部に加えられる前記押力が作用する方向に沿って前記外側容器に対し前記内側容器が相対移動可能に構成されており、
前記外側容器に対し前記内側容器を相対移動させたとき、前記内側開口部及び前記外側開口部が少なくとも一部で重なる状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが連通する揮散状態と、前記内側開口部及び前記外側開口部が完全に重ならない状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが遮断される非揮散状態とを切り替え可能に構成されることにある。
本構成の薬剤揮散装置によれば、内側容器は、押力が加えられる押釦部を有し、押釦部に加えられる押力が作用する方向に沿って外側容器に対し内側容器が相対移動可能に構成される。そして、外側容器に対し内側容器を相対移動させることにより、内側開口部及び外側開口部が少なくとも一部で重なる状態となることで内側容器の内部と外側容器の外部とが連通する揮散状態と、内側開口部及び外側開口部が完全に重ならない状態となることで内側容器の内部と外側容器の外部とが遮断される非揮散状態とが切り替えられる。このように、外側容器に対し内側容器を相対移動させることで揮散状態と非揮散状態とを切り替え可能に構成される薬剤揮散装置において、例えば、人差し指を除く残りの四つの指で外側容器を掴んだ状態で、人差し指で押釦部に押力を加えることにより、外側容器に対し内側容器を相対移動させる操作を片手で行うことができる。従って、両手を用いなければ、外側容器(外箱)に対し内側容器(内箱)を相対移動させることができなかった従来の薬剤揮散装置(特許文献1)よりも、外側容器に対し内側容器を相対移動させる際の操作性を向上させることができる。
本発明に係る薬剤揮散装置において、
前記押釦部は、
前記揮散状態のときに前記外側容器の内部に隠れる一方で、前記非揮散状態のときに前記外側容器の外部に突出する第一押釦部と、
前記揮散状態のときに前記外側容器の外部に突出する一方で、前記非揮散状態のときに前記外側容器の内部に隠れる第二押釦部と、
を含むことが好ましい。
前記押釦部は、
前記揮散状態のときに前記外側容器の内部に隠れる一方で、前記非揮散状態のときに前記外側容器の外部に突出する第一押釦部と、
前記揮散状態のときに前記外側容器の外部に突出する一方で、前記非揮散状態のときに前記外側容器の内部に隠れる第二押釦部と、
を含むことが好ましい。
本構成の薬剤揮散装置によれば、非揮散状態のときに外側容器の外部に突出する第一押釦部に押力を加えることにより、非揮散状態から揮散状態に切り替えられる。これとは逆に、揮散状態のときに外側容器の外部に突出する第二押釦部に押力を加えることにより、揮散状態から非揮散状態に切り替えられる。こうして、第一押釦部及び第二押釦部に対する押力の操作により、揮散状態と非揮散状態とを容易に切り替えることができる。
本発明に係る薬剤揮散装置において、
前記揮散状態及び/又は前記非揮散状態となる前記内側容器及び前記外側容器の相対位置において、前記内側容器と前記外側容器とを係止する係止手段を備えることが好ましい。
前記揮散状態及び/又は前記非揮散状態となる前記内側容器及び前記外側容器の相対位置において、前記内側容器と前記外側容器とを係止する係止手段を備えることが好ましい。
本構成の薬剤揮散装置によれば、揮散状態及び/又は非揮散状態となる内側容器及び外側容器の相対位置において、内側容器と外側容器とが係止手段によって係止されるので、揮散状態及び/又は非揮散状態を安定的に保つことができる。
本発明に係る薬剤揮散装置において、
前記非揮散状態のときに、前記内側容器と前記外側容器との間から前記揮散性薬剤が漏れるのを抑制するためのシール手段が設けられることが好ましい。
前記非揮散状態のときに、前記内側容器と前記外側容器との間から前記揮散性薬剤が漏れるのを抑制するためのシール手段が設けられることが好ましい。
本構成の薬剤揮散装置によれば、非揮散状態のときに、内側容器と外側容器との間から揮散性薬剤が漏れるのをシール手段によって抑制することができ、揮散性薬剤の無駄な消費を抑えることができる。
本発明に係る薬剤揮散装置において、
前記外側開口部は、当該薬剤揮散装置が載置される載置面に対向して配される外側下面開口部を含み、
前記内側開口部は、前記外側下面開口部に対応する内側下面開口部を含むことが好ましい。
前記外側開口部は、当該薬剤揮散装置が載置される載置面に対向して配される外側下面開口部を含み、
前記内側開口部は、前記外側下面開口部に対応する内側下面開口部を含むことが好ましい。
本構成の薬剤揮散装置によれば、薬剤揮散体からの揮散性薬剤が、内側容器の内部から内側下面開口部を含む内側開口部、及び外側下面開口部を含む外側開口部を介して外側容器の外部へ揮散されるので、薬剤揮散量をより増大させることができるとともに、薬剤揮散領域をより拡大することができる。
本発明に係る薬剤揮散装置において、
前記外側容器は、前記内側容器を出し入れ可能に一部が開閉する開閉構造を有することが好ましい。
前記外側容器は、前記内側容器を出し入れ可能に一部が開閉する開閉構造を有することが好ましい。
本構成の薬剤揮散装置によれば、外側容器は、内側容器を出し入れ可能に一部が開閉する開閉構造を有するので、内側容器と外側容器との気密性を高めつつ、外側容器に対し内側容器を容易に出し入れすることができる。
本発明に係る薬剤揮散装置において、
当該薬剤揮散装置を取付対象に取り付け可能に構成されていることが好ましい。
当該薬剤揮散装置を取付対象に取り付け可能に構成されていることが好ましい。
本構成の薬剤揮散装置によれば、薬剤揮散装置を載置することが困難な状況であっても、当該薬剤揮散装置を取付対象に取り付け可能に構成されているため、取り付けタイプの薬剤揮散装置として使用することが可能となる。
本発明に係る薬剤揮散装置において、
前記取付対象は、自動車内に設置されているサンバイザーであることが好ましい。
前記取付対象は、自動車内に設置されているサンバイザーであることが好ましい。
本構成の薬剤揮散装置によれば、自動車内に設置されているサンバイザーに当該薬剤揮散装置を取り付けて使用することができるため、自動車用の芳香消臭剤や防虫剤としての使用が可能となる。また、このような使用形態は、ダッシュボード等に設置した場合と比べて、太陽光が直接当たらないため、紫外線や高温化による影響が抑えられ、その結果、当該薬剤揮散装置を構成する素材の劣化や当該薬剤揮散装置に収容されている薬剤の劣化が抑制され、さらには、薬剤の過剰な揮散も抑制することができる。しかも、ダッシュボード等に設置した場合と比べて、ドライバーの視界を遮ることも少ないため、安全性の点においてもメリットが大きい。
以下、本発明について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることは意図しない。
図1は、本発明の一実施形態に係る薬剤揮散装置1の最大揮散状態の外観斜視図である。図1(a)は、正面側から見た薬剤揮散装置1の最大揮散状態の上方斜視図である。図1(b)は、背面側から見た薬剤揮散装置1の最大揮散状態の下方斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る薬剤揮散装置1の非揮散状態の外観斜視図である。図2(a)は、正面側から見た薬剤揮散装置1の非揮散状態の上方斜視図である。図2(b)は、背面側から見た薬剤揮散装置1の非揮散状態の下方斜視図である。図1及び図2に示す薬剤揮散装置1は、部屋や玄関等に置いて使用するのに適した置き型の揮散装置である。ただし、薬剤揮散装置1の使用形態は、このような置き型に限定されず、例えば、クリップを用いた挟み型、ストラップを用いた吊り下げ型、マグネットや吸盤を用いた吸着型、面ファスナーを用いたアンカー型など、様々なタイプのものを採用可能である。
<全体構成>
図1(a)及び(b)に示すように、薬剤揮散装置1は、揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体2と、薬剤揮散体2を収容する内側容器3と、内側容器3の外側に配されて内側容器3を収容する外側容器4とを備えている。薬剤揮散装置1においては、内側容器3と外側容器4とによって入れ子構造(二重構造)の収容容器5が構成される。なお、収容容器5を構成する内側容器3及び外側容器4は、例えば、樹脂を素材として射出成形等の公知の樹脂成形法によって作製することができるがこれに限らない。
図1(a)及び(b)に示すように、薬剤揮散装置1は、揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体2と、薬剤揮散体2を収容する内側容器3と、内側容器3の外側に配されて内側容器3を収容する外側容器4とを備えている。薬剤揮散装置1においては、内側容器3と外側容器4とによって入れ子構造(二重構造)の収容容器5が構成される。なお、収容容器5を構成する内側容器3及び外側容器4は、例えば、樹脂を素材として射出成形等の公知の樹脂成形法によって作製することができるがこれに限らない。
<揮散性薬剤>
揮散性薬剤は、防虫剤、芳香剤、消臭剤、防黴剤、抗菌剤等を単独で、あるいは複数組み合わせて用いることができるが、特に限定されるものではない。例えば、蚊、ユスリカ、チョウバエ等の飛翔害虫を駆除又は忌避する目的で使用する場合、揮散性薬剤としてピレスロイド系化合物を用いることが好ましく、とりわけ、揮散性能や飛翔害虫に対する防除効果が高いメトフルトリン、プロフルトリン、エムペントリン、及びトランスフルトリン等の常温揮散性ピレスロイド系化合物が好適である。なお、これらの揮散性のピレスロイド系化合物については、各種の光学異性体又は幾何異性体が存在するが、いずれの異性体も使用することができ、また、各種の添加剤を使用したり、公知の難揮散性薬剤等と組み合わせて使用したりすることができる。
揮散性薬剤は、防虫剤、芳香剤、消臭剤、防黴剤、抗菌剤等を単独で、あるいは複数組み合わせて用いることができるが、特に限定されるものではない。例えば、蚊、ユスリカ、チョウバエ等の飛翔害虫を駆除又は忌避する目的で使用する場合、揮散性薬剤としてピレスロイド系化合物を用いることが好ましく、とりわけ、揮散性能や飛翔害虫に対する防除効果が高いメトフルトリン、プロフルトリン、エムペントリン、及びトランスフルトリン等の常温揮散性ピレスロイド系化合物が好適である。なお、これらの揮散性のピレスロイド系化合物については、各種の光学異性体又は幾何異性体が存在するが、いずれの異性体も使用することができ、また、各種の添加剤を使用したり、公知の難揮散性薬剤等と組み合わせて使用したりすることができる。
芳香剤としては、例えば、オレンジ油、レモン油、ラベンダー油、ペパーミント油、ユーカリ油、レモンユーカリ油、シトロネラ油、ライム油、ユズ油、ジャスミン油、檜油、緑茶精油、ハッカ油、メントール、酢酸メンチル、リモネン、α-ピネン、リナロール、ゲラニオール、フェニルエチルアルコール、アミルシンナミックアルデヒド、クミンアルデヒド、テルピネオール、及びベンジルアセテート等の芳香成分、「緑の香り」と呼ばれる青葉アルコールや青葉アルデヒド配合の香料成分等が挙げられる。これらの芳香剤は、単独又は複数種を組み合わせて使用することができる。
消臭剤としては、例えば、植物抽出物である緑茶抽出物や柿抽出物のほか、ヒバ油、ヒノキ油、竹エキス、ヨモギエキス、キリ油やピルビン酸エチル、ピルビン酸フェニルエチル等のピルビン酸エステル等が挙げられる。これらの消臭剤は、単独又は複数種を組み合わせて使用することができる。また、活性炭、ゼオライト等の多孔性物質からなる消臭剤を使用することも可能であり、さらには、銀、銅、亜鉛等の金属イオン、あるいは酸化チタン光触媒を有する消臭剤を、板状、顆粒状、シート状等に加工し、これに揮発性の消臭剤を担持したものも使用できる。
防黴剤としては、例えば、2-オクチル-4-イソチアゾリン-3-オン、5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、3-メチル-4-イソプロピルフェノール、p-クロロ-m-キシレノール、o-フェニルフェノール、N-(フルオロジクロロメチルチオ)-フタルイミド、ヒノキチオール、チモール、テトラヒドロリナロール、カルバクロール等が挙げられる。これらの防黴剤は、単独又は複数種を組み合わせて使用することができる。
抗菌剤としては、例えば、ヒノキチオール、テトラヒドロリナロール、オイゲノール、シトロネラール、アリルイソチオシアネート、カルボン、ピネン、テルペンアルコール、3-メチル-4-イソプロピルフェノール、チモール、カルバクロール等が挙げられる。これらの抗菌剤は、単独又は複数種を組み合わせて使用することができる。
<薬剤揮散体>
薬剤揮散体2としては、例えば、揮散性薬剤を含浸や練り込み等により揮散可能に保持する構成のものを用いることができる。薬剤揮散体2の素材としては、例えば、紙、パルプ、天然繊維、合成繊維、樹脂体、樹脂シート、無機や有機の多孔質体、ゲル状体等が挙げられる。薬剤揮散体2への薬剤の保持方法としては、樹脂シートに薬剤を含浸させる方法が簡便ではあるが、使用期間中の揮散性薬剤の徐放性を制御しやすく、薬剤揮散量が安定し、しかも雨等の水分による薬剤の流れ落ちが抑えられる点から、揮散性薬剤を練り込んだ樹脂を採用することが好ましいが、特に限定されるものではない。樹脂体および樹脂シートの樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリブタジエン、ポリイソプレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-メチルメタクリレート共重合体、スチレン-ブタジエン共重合体等が挙げられる。薬剤揮散体2の形態は、シート状、粒状、立体状等特に限定されるものではないが、揮散性薬剤の揮散効率向上の観点から、例えば、ハニカム構造、穴あき構造、平面あるいは立体的なメッシュ構造等を採用することができる。
薬剤揮散体2としては、例えば、揮散性薬剤を含浸や練り込み等により揮散可能に保持する構成のものを用いることができる。薬剤揮散体2の素材としては、例えば、紙、パルプ、天然繊維、合成繊維、樹脂体、樹脂シート、無機や有機の多孔質体、ゲル状体等が挙げられる。薬剤揮散体2への薬剤の保持方法としては、樹脂シートに薬剤を含浸させる方法が簡便ではあるが、使用期間中の揮散性薬剤の徐放性を制御しやすく、薬剤揮散量が安定し、しかも雨等の水分による薬剤の流れ落ちが抑えられる点から、揮散性薬剤を練り込んだ樹脂を採用することが好ましいが、特に限定されるものではない。樹脂体および樹脂シートの樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリブタジエン、ポリイソプレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-メチルメタクリレート共重合体、スチレン-ブタジエン共重合体等が挙げられる。薬剤揮散体2の形態は、シート状、粒状、立体状等特に限定されるものではないが、揮散性薬剤の揮散効率向上の観点から、例えば、ハニカム構造、穴あき構造、平面あるいは立体的なメッシュ構造等を採用することができる。
<内側容器>
図3は、内側容器3の外観斜視図である。図3(a)は、正面側から見た内側容器3の上方斜視図である。図3(b)は、背面側から見た内側容器3の下方斜視図である。図3(a)及び(b)に示すように、内側容器3は、内側容器本体10と、押力が加えられる押釦部30を有している。
図3は、内側容器3の外観斜視図である。図3(a)は、正面側から見た内側容器3の上方斜視図である。図3(b)は、背面側から見た内側容器3の下方斜視図である。図3(a)及び(b)に示すように、内側容器3は、内側容器本体10と、押力が加えられる押釦部30を有している。
内側容器本体10は、正面部分を構成する内側正面部11と、背面部分を構成する内側背面部12と、上面部分を構成する内側上面部13と、下面部分を構成する内側下面部14と、右側面部分を構成する内側右面部15と、左側面部分を構成する内側左面部16とを備えている。内側容器本体10においては、内側正面部11、内側背面部12、内側上面部13、内側下面部14、内側右面部15及び内側左面部16における互いに隣接する面部どうしが一体的に連設されて左右方向に長い正面視矩形の六面体状に形成されている。
<内側開口部>
内側正面部11には、上下方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の内側正面開口部21が左右方向に所定ピッチで形成されている。内側背面部12には、上下方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の内側背面開口部22が複数の内側正面部21に対応するように左右方向に所定ピッチで形成されている。内側上面部13には、左右方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の内側上面開口部23が左右方向に所定ピッチで形成されている。内側下面部14には、左右方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の内側下面開口部24が複数の内側上面開口部23に対応するように左右方向に所定ピッチで形成されている。本発明における「内側開口部」は、内側正面開口部21、内側背面開口部22、内側上面開口部23及び内側下面開口部24を含む。以下の説明において、必要に応じて、これら開口部21~24を総称して、内側開口部20と称する場合がある。
内側正面部11には、上下方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の内側正面開口部21が左右方向に所定ピッチで形成されている。内側背面部12には、上下方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の内側背面開口部22が複数の内側正面部21に対応するように左右方向に所定ピッチで形成されている。内側上面部13には、左右方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の内側上面開口部23が左右方向に所定ピッチで形成されている。内側下面部14には、左右方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の内側下面開口部24が複数の内側上面開口部23に対応するように左右方向に所定ピッチで形成されている。本発明における「内側開口部」は、内側正面開口部21、内側背面開口部22、内側上面開口部23及び内側下面開口部24を含む。以下の説明において、必要に応じて、これら開口部21~24を総称して、内側開口部20と称する場合がある。
<押釦部>
押釦部30は、第一押釦部31と第二押釦部32とを含む。第一押釦部31は、内側容器本体10の内側右面部15における上下方向中央部において右側方に矩形ブロック状に突設されている。第一押釦部31は、最大揮散状態(図1(a)参照)のときに外側容器4の内部に隠れる一方で、非揮散状態(図2(a)参照)のときに外側容器4の外部に突出するように、内側右面部15からの突出量が設定されている。第二押釦部32は、内側容器本体10の内側左面部16における上下方向中央部において左側方に矩形ブロック状に突設されている。第二押釦部32は、最大揮散状態(図1(b)参照)のときに外側容器4の外部に突出する一方で、非揮散状態(図2(b)参照)のときに外側容器4の内部に隠れるように、内側左面部16からの突出量が設定されている。なお、押釦部30の形状は、矩形ブロック状に限定されるものではなく、例えば、円柱状や半月状(図6参照)、波形状であってもよい。また、第一押釦部31及び第二押釦部32については、それぞれ異なる形状や色彩とすることも可能であり、その場合、使用者に使用状態(ON(揮散状態)/OFF(非揮散状態))の認識が容易となるように、第一押釦部31及び第二押釦部32のそれぞれの形状や色彩を設定することが好ましい。
押釦部30は、第一押釦部31と第二押釦部32とを含む。第一押釦部31は、内側容器本体10の内側右面部15における上下方向中央部において右側方に矩形ブロック状に突設されている。第一押釦部31は、最大揮散状態(図1(a)参照)のときに外側容器4の内部に隠れる一方で、非揮散状態(図2(a)参照)のときに外側容器4の外部に突出するように、内側右面部15からの突出量が設定されている。第二押釦部32は、内側容器本体10の内側左面部16における上下方向中央部において左側方に矩形ブロック状に突設されている。第二押釦部32は、最大揮散状態(図1(b)参照)のときに外側容器4の外部に突出する一方で、非揮散状態(図2(b)参照)のときに外側容器4の内部に隠れるように、内側左面部16からの突出量が設定されている。なお、押釦部30の形状は、矩形ブロック状に限定されるものではなく、例えば、円柱状や半月状(図6参照)、波形状であってもよい。また、第一押釦部31及び第二押釦部32については、それぞれ異なる形状や色彩とすることも可能であり、その場合、使用者に使用状態(ON(揮散状態)/OFF(非揮散状態))の認識が容易となるように、第一押釦部31及び第二押釦部32のそれぞれの形状や色彩を設定することが好ましい。
本実施形態において、内側容器3は、内側正面部11と内側背面部12とが配される方向を前後方向とした場合、当該内側容器3を前後方向に二分、すなわち、正面側の半部分を構成する正面側容器部3aと、背面側の半部分を構成する背面側容器部3bとに分割可能であり(分割位置を示すラインについては図示省略)、両容器部3a,3bの間に薬剤揮散体2を挟んだ状態で図示されない公知の係止手段により係止することで組み立てられるように構成されている。
<外側容器>
図1(a)及び(b)に示すように、外側容器4は、正面部分を構成する外側正面部41と、背面部分を構成する外側背面部42と、上面部分を構成する外側上面部43と、下面部分を構成する外側下面部44とを備えている。この外側容器4においては、外側正面部41、外側背面部42、外側上面部43及び外側下面部44における互いに隣接する面部どうしが一体的に連設されて左右方向に長い正面視矩形で、左右方向に開口された中空部を有する四角筒状に形成されている。外側容器4における外側正面部41、外側背面部42、外側上面部43及び外側下面部44は、それぞれ当該外側容器4の内側に配される内側容器3における内側正面部11、内側背面部12、内側上面部13及び内側下面部14と対向する。本実施形態おいて、外側容器4は、外側正面部41と外側背面部42とが配される方向を前後方向とした場合、当該外側容器4を前後方向に二分、すなわち、正面側の半部分を構成する正面側容器部4aと、背面側の半部分を構成する背面側容器部4bとに分割可能であり(分割位置を示すラインについては図示省略)、両容器部4a,4bの間に内側容器3を左右方向に移動可能に挟んだ状態で図示されない公知の係止手段により係止することで組み立てられるように構成されている。
図1(a)及び(b)に示すように、外側容器4は、正面部分を構成する外側正面部41と、背面部分を構成する外側背面部42と、上面部分を構成する外側上面部43と、下面部分を構成する外側下面部44とを備えている。この外側容器4においては、外側正面部41、外側背面部42、外側上面部43及び外側下面部44における互いに隣接する面部どうしが一体的に連設されて左右方向に長い正面視矩形で、左右方向に開口された中空部を有する四角筒状に形成されている。外側容器4における外側正面部41、外側背面部42、外側上面部43及び外側下面部44は、それぞれ当該外側容器4の内側に配される内側容器3における内側正面部11、内側背面部12、内側上面部13及び内側下面部14と対向する。本実施形態おいて、外側容器4は、外側正面部41と外側背面部42とが配される方向を前後方向とした場合、当該外側容器4を前後方向に二分、すなわち、正面側の半部分を構成する正面側容器部4aと、背面側の半部分を構成する背面側容器部4bとに分割可能であり(分割位置を示すラインについては図示省略)、両容器部4a,4bの間に内側容器3を左右方向に移動可能に挟んだ状態で図示されない公知の係止手段により係止することで組み立てられるように構成されている。
<外側開口部>
外側正面部41には、上下方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の外側正面開口部51が左右方向に所定ピッチで複数の内側正面開口部21に対応するように形成されている。外側背面部42には、上下方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の外側背面開口部52が複数の内側背面開口部22に対応するように左右方向に所定ピッチで形成されている。外側上面部43には、左右方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の外側上面開口部53が左右方向に所定ピッチで複数の内側上面開口部23に対応するように形成されている。外側下面部44には、左右方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の外側下面開口部54が複数の内側下面開口部24に対応するように左右方向に所定ピッチで形成されている。本発明における「外側開口部」は、外側正面開口部51、外側背面開口部52、外側上面開口部53及び外側下面開口部54を含む。以下の説明において、必要に応じて、これら開口部51~54を総称して、外側開口部50と称する場合がある。
外側正面部41には、上下方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の外側正面開口部51が左右方向に所定ピッチで複数の内側正面開口部21に対応するように形成されている。外側背面部42には、上下方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の外側背面開口部52が複数の内側背面開口部22に対応するように左右方向に所定ピッチで形成されている。外側上面部43には、左右方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の外側上面開口部53が左右方向に所定ピッチで複数の内側上面開口部23に対応するように形成されている。外側下面部44には、左右方向に長い矩形状の複数(本例では3つ)の外側下面開口部54が複数の内側下面開口部24に対応するように左右方向に所定ピッチで形成されている。本発明における「外側開口部」は、外側正面開口部51、外側背面開口部52、外側上面開口部53及び外側下面開口部54を含む。以下の説明において、必要に応じて、これら開口部51~54を総称して、外側開口部50と称する場合がある。
外側容器4における外側下面部44の左右方向両端部には、下方に向けて一対の脚部55が突設されている。本実施形態の薬剤揮散装置1においては、一対の脚部55が突設されることにより、当該薬剤揮散装置1が載置される載置面と外側下面部44との間に、当該載置面に対向して配される複数の外側下面開口部54を介して外側容器4の外部へと通じる下面側流路56が形成される。
本実施形態の薬剤揮散装置1においては、第一押釦部31及び第二押釦部32に加えられる押力が作用する方向(左右方向)に沿って外側容器4に対し内側容器3が相対移動可能に外側容器4の中空部に内側容器3が挿入されて構成されている。そして、外側容器4に対し内側容器3を相対移動させたとき、内側開口部20及び外側開口部50が少なくとも一部で重なる状態となることで内側容器3の内部と外側容器4の外部とが連通する揮散状態(最大揮散状態については図1を参照)と、内側開口部20及び外側開口部50が完全に重ならない状態となることで内側容器3の内部と外側容器4の外部とが遮断される非揮散状態(図2参照)とを切り替え可能とされている。
<係止手段>
図4は、最大揮散状態及び非揮散状態における薬剤揮散装置1の内部構造説明図である。図4(a)は、最大揮散状態の薬剤揮散装置1の内部構造を示し、図1(a)のA-A矢視断面図である。図4(b)は、非揮散状態の薬剤揮散装置1の内部構造を示し、図2(a)のB-B矢視断面図である。図4(a)及び(b)に示すように、内側容器3における内側上面部13及び内側下面部14には、上下方向において対をなす一対の第一係止凸部61と、上下方向において対をなす一対の第二係止凸部62とが、外側容器4に対する内側容器3の相対移動方向(左右方向)に所定間隔を存して突設されている。図4(a)に示すように、外側容器4における外側上面部43及び外側下面部44には、薬剤揮散装置1が最大揮散状態となる内側容器3及び外側容器4の相対位置において、一対の第一係止凸部61と係合する一対の第一係止凹部71が形成されている。図4(b)に示すように、外側容器4における外側上面部43及び外側下面部44には、薬剤揮散装置1が非揮散状態となる内側容器3及び外側容器4の相対位置において、一対の第二係止凸部62と係合する一対の第二係止凹部72が形成されている。上記第一係止凸部61、第一係止凹部71、第二係止凸部62及び第二係止凹部72を含む構成が本発明の「係止手段」に相当する。
図4は、最大揮散状態及び非揮散状態における薬剤揮散装置1の内部構造説明図である。図4(a)は、最大揮散状態の薬剤揮散装置1の内部構造を示し、図1(a)のA-A矢視断面図である。図4(b)は、非揮散状態の薬剤揮散装置1の内部構造を示し、図2(a)のB-B矢視断面図である。図4(a)及び(b)に示すように、内側容器3における内側上面部13及び内側下面部14には、上下方向において対をなす一対の第一係止凸部61と、上下方向において対をなす一対の第二係止凸部62とが、外側容器4に対する内側容器3の相対移動方向(左右方向)に所定間隔を存して突設されている。図4(a)に示すように、外側容器4における外側上面部43及び外側下面部44には、薬剤揮散装置1が最大揮散状態となる内側容器3及び外側容器4の相対位置において、一対の第一係止凸部61と係合する一対の第一係止凹部71が形成されている。図4(b)に示すように、外側容器4における外側上面部43及び外側下面部44には、薬剤揮散装置1が非揮散状態となる内側容器3及び外側容器4の相対位置において、一対の第二係止凸部62と係合する一対の第二係止凹部72が形成されている。上記第一係止凸部61、第一係止凹部71、第二係止凸部62及び第二係止凹部72を含む構成が本発明の「係止手段」に相当する。
<シール手段>
図4(a)及び(b)に示すように、内側容器3の左右両端部には、内側開口部20(内側正面開口部21、内側背面開口部22、内側上面開口部23及び内側下面開口部24)を左右方向において間に挟むように、一対の外向きフランジ部65が内側容器本体10の外周面部(内側正面部11、内側上面部13、内側背面部12及び内側下面部14:図3参照)に環状に連続するように形成されている。図4(b)に示すように、外側容器4には、薬剤揮散装置1が非揮散状態となる内側容器3及び外側容器4の相対位置において、一対の外向きフランジ部65と近接する一対の内向きフランジ部75が、外側正面部41、外側上面部43、外側背面部42及び外側下面部44の全ての面部に亘って環状に連続するように形成されている。こうして、内側容器3と外側容器4との間には、薬剤揮散装置1が図4(b)に示す非揮散状態のときに近接する一対の外向きフランジ部65と一対の内向きフランジ部75とによって曲がりくねった経路が形成される。これにより、一対の外向きフランジ部65及び一対の内向きフランジ部75をラビリンスシール80(本発明の「シール手段」に相当する。)として機能させることができる。
図4(a)及び(b)に示すように、内側容器3の左右両端部には、内側開口部20(内側正面開口部21、内側背面開口部22、内側上面開口部23及び内側下面開口部24)を左右方向において間に挟むように、一対の外向きフランジ部65が内側容器本体10の外周面部(内側正面部11、内側上面部13、内側背面部12及び内側下面部14:図3参照)に環状に連続するように形成されている。図4(b)に示すように、外側容器4には、薬剤揮散装置1が非揮散状態となる内側容器3及び外側容器4の相対位置において、一対の外向きフランジ部65と近接する一対の内向きフランジ部75が、外側正面部41、外側上面部43、外側背面部42及び外側下面部44の全ての面部に亘って環状に連続するように形成されている。こうして、内側容器3と外側容器4との間には、薬剤揮散装置1が図4(b)に示す非揮散状態のときに近接する一対の外向きフランジ部65と一対の内向きフランジ部75とによって曲がりくねった経路が形成される。これにより、一対の外向きフランジ部65及び一対の内向きフランジ部75をラビリンスシール80(本発明の「シール手段」に相当する。)として機能させることができる。
以上に述べたように構成される薬剤揮散装置1において、図2(a)及び(b)に示す非揮散状態の場合において、例えば、人差し指を除く残りの四つの指で外側容器4を掴んだ状態で、外側容器4の外部に突出している第一押釦部31に人差し指で押力を加えることにより、図2(a)及び(b)に示す非揮散状態から図1(a)及び(b)に示すような最大揮散状態に切り替えられる。
図4(b)に示す非揮散状態から図4(a)に示す最大揮散状態に切り替えられる途中の状態(揮散状態)では、内側開口部20及び外側開口部50が一部で重なり、内側容器3の内部と外側容器4の外部とが連通し、内側開口部20と外側開口部50とが重なる面積(通気面積)の大きさに応じて揮散性薬剤が揮散される。
図4(b)に示す非揮散状態から図4(a)に示す最大揮散状態に切り替えられる途中において、第一押釦部31に押力を加えることで外側容器4に対し内側容器3が相対移動している間、内側容器3に設けられた外向きフランジ部65及び係止凸部61,62と外側容器4の内周面との間に作用する動摩擦力が適度な抵抗となる。このため、外側容器4に対する内側容器3の相対位置を無段階で容易に調整することができる。これにより、通気面積を無段階で容易に調節することができる。その後、第一押釦部31に押力を加えるのを止めると、内側容器3に設けられた外向きフランジ部65及び係止凸部61,62と外側容器4の内周面との間に作用する静止摩擦力によって、第一押釦部31に押力を加えるのを止めたときの通気面積に保たれるので、揮散性薬剤の揮散量を容易に調節することができる。
そして、図4(a)に示すように、内側開口部20と外側開口部50とが重なる面積が最大である最大揮散状態に切り替えると、薬剤揮散装置1が最大揮散状態となる内側容器3及び外側容器4の相対位置において、一対の第一係止凸部61と一対の第一係止凹部71とが係合する。これにより、内側容器3と外側容器4とが一対の第一係止凸部61及び一対の第一係止凹部71によって係止され、最大揮散状態が安定的に保たれる。この最大揮散状態においては、揮散性薬剤が最大限に揮散される。
薬剤揮散装置1においては、薬剤揮散体2からの揮散性薬剤が、内側容器3の内部から内側上面開口部23(図3(a)参照)及び内側下面開口部24(図3(b)参照)を含む内側開口部20と、外側上面開口部53(図1(a)参照)及び外側下面開口部54(図1(b)参照)を含む外側開口部50を介して外側容器4の外部へ揮散されるので、薬剤揮散量をより増大させることができるとともに、薬剤揮散領域をより拡大することができる。
図1(a)に示す最大揮散状態の場合において、例えば、人差し指を除く残りの四つの指で外側容器を掴んだ状態で、外側容器4の外部に突出する第二押釦部32に人差し指で押力を加えることにより、図1(a)に示す最大揮散状態から図2(a)に示すような非揮散状態に切り替えられる。このとき、図4(b)に示すように、薬剤揮散装置1が非揮散状態となる内側容器3及び外側容器4の相対位置において、一対の第二係止凸部62と一対の第二係止凹部72とが係合する。これにより、内側容器3と外側容器4とが一対の第二係止凸部62及び一対の第二係止凹部72によって係止され、非揮散状態が安定的に保たれる。この非揮散状態においては、内側開口部20及び外側開口部50が完全に重ならない状態となり、内側容器3の内部と外側容器4の外部とが遮断される。
図4(b)に示す非揮散状態においては、近接する一対の外向きフランジ部65と一対の内向きフランジ部75とによって構成されるラビリンスシール80により、薬剤揮散装置1が非揮散状態のときに、内側容器3と外側容器4との間(隙間)から揮散性薬剤が漏れるのを抑制することができる。
本実施形態の薬剤揮散装置1では、外側容器4に対し内側容器3を相対移動させる操作を片手で行うことができる。従って、両手を用いなければ、外側容器4(外箱)に対し内側容器3(内箱)を相対移動させることができなかった従来の薬剤揮散装置(特許文献1)よりも、外側容器4に対し内側容器3を相対移動させる際の操作性を向上させることができる。
以上、本発明の薬剤揮散装置1について、一実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。具体的な別実施形態は以下のとおりである。
(別実施形態1)
図5は、本発明の別実施形態1に係る薬剤揮散装置1Aの最大揮散状態の外観斜視図である。図5に示す薬剤揮散装置1Aにおいて、外側容器4は、外側正面部41、外側背面部42、外側上面部43及び外側下面部44を備えてなる左右方向に開口された四角筒状の容器本体90と、容器本体90の一方の開口を開閉する第一蓋部材91と、容器本体90の他方の開口を開閉する第二蓋部材92とを備えている。
図5は、本発明の別実施形態1に係る薬剤揮散装置1Aの最大揮散状態の外観斜視図である。図5に示す薬剤揮散装置1Aにおいて、外側容器4は、外側正面部41、外側背面部42、外側上面部43及び外側下面部44を備えてなる左右方向に開口された四角筒状の容器本体90と、容器本体90の一方の開口を開閉する第一蓋部材91と、容器本体90の他方の開口を開閉する第二蓋部材92とを備えている。
第一蓋部材91は、第一押釦部31が挿通可能な第一挿通孔91aを有し、外側容器4の一方の開口を開閉可能にヒンジ95を介して容器本体90に取り付けられている。第一蓋部材91は、容器本体90の一方の開口を閉じた状態において、第一挿通孔91aに第一押釦部31が挿通される。第一挿通孔91aの周縁と第一押釦部31の外周面との間には、例えば、独立気泡のスポンジ素材からなるシール部材96(本発明の「シール手段」に相当する。)が介設されている。
第二蓋部材92は、第二押釦部32が挿通可能な第二挿通孔92aを有し、外側容器4の他方の開口を開閉可能にヒンジ97を介して容器本体90に取り付けられている。第二蓋部材92についても同様に、容器本体90の他方の開口を閉じた状態において、第二挿通孔92aに第二押釦部32が挿通される。第二挿通孔92aの周縁と第二押釦部32の外周面との間には、シール部材98(本発明の「シール手段」に相当する。)が介設されている。
別実施形態1の薬剤揮散装置1Aによれば、外側容器4は、容器本体90及び当該容器本体90の開口を開閉する蓋部材91,92を備えてなり、内側容器3を出し入れ可能に一部(蓋部材91,92)が開閉する開閉構造を有するので、蓋部材91,92を閉じることによって内側容器3と外側容器4との気密性を高めることができ、これによって上記実施形態におけるラビリンスシール80を省略でき、しかも蓋部材91,92を開くことによって外側容器4に対し内側容器3を容易に出し入れすることができる。
(別実施形態2)
図6は、本発明の別実施形態2に係る薬剤揮散装置1Bの正面図である。図6(a)は、最大揮散状態を示す図であり、図6(b)は、非揮散状態を示す図である。図6(a)及び(b)に示す薬剤揮散装置1Bにおいて、外側容器4は、上下方向に長い正面視矩形状で上下方向に開口された中空部を有する四角筒状に形成された外側容器本体100と、外側容器本体100の一端側(上端側)及び他端側(下端側)にそれぞれ連設される一対の端部構造体101とを備えている。
図6は、本発明の別実施形態2に係る薬剤揮散装置1Bの正面図である。図6(a)は、最大揮散状態を示す図であり、図6(b)は、非揮散状態を示す図である。図6(a)及び(b)に示す薬剤揮散装置1Bにおいて、外側容器4は、上下方向に長い正面視矩形状で上下方向に開口された中空部を有する四角筒状に形成された外側容器本体100と、外側容器本体100の一端側(上端側)及び他端側(下端側)にそれぞれ連設される一対の端部構造体101とを備えている。
図6(a)及び(b)に示すように、一対の端部構造体101は、薬剤揮散装置1Bを載置する載置面FLに当該薬剤揮散装置1Bを載置した載置状態において外側容器4の上部及び下部をそれぞれ構成している。一対の端部構造体101において、図6(a)に示す最大揮散状態及び図6(b)に示す非揮散状態において、外側容器4の下部を構成する端部構造体101は、薬剤揮散装置1Bを据え置く台座として機能し、載置状態の安定性を高めることができる。
薬剤揮散装置1Bにおいては、半月形の第一押釦部31及び第二押釦部32に加えられる押力が作用する方向(上下方向)に沿って外側容器4に対し内側容器3が相対移動可能に外側容器4の中空部に内側容器3が挿入されて構成されている。第一押釦部31は、図6(a)に示す最大揮散状態のときに外側容器4の内部に隠れる一方で、図6(b)に示す非揮散状態のときに外側容器4の外部(上方)に突出し、第二押釦部32は、図6(a)に示す最大揮散状態のときに外側容器4の外部(上方)に突出する一方で、図6(b)に示す非揮散状態のときに外側容器4の内部に隠れるようにされている。
以上に述べたように構成される薬剤揮散装置1Bにおいて、図6(b)に示す非揮散状態の場合において、上下を反転させるように外側容器4をひっくり返して当該薬剤揮散装置1Bを載置面FLに載置すると、図6(b)に示す非揮散状態において外部(上方)に突出していた第一押釦部31に対し載置面FLから押力が加えられる。これにより、図6(b)に示す非揮散状態から図6(a)に示すような最大揮散状態に切り替えられる。
薬剤揮散装置1Bにおいて、図6(a)に示す最大揮散状態の場合において、上下を反転させるように外側容器4をひっくり返して当該薬剤揮散装置1Bを載置面FLに載置すると、図6(a)に示す最大揮散状態において外部(上方)に突出していた第二押釦部32に対し載置面FLから押力が加えられる。これにより、図6(a)に示す最大揮散状態から図6(b)に示すような非揮散状態に切り替えられる。
こうして、上下を反転させるように外側容器4をひっくり返して薬剤揮散装置1Bを載置面FLに載置するといった簡易な操作により、図6(a)に示す最大揮散状態と、図6(b)に示す非揮散状態とを容易に切り替えることができる。
(別実施形態3)
上記実施形態、並びに別実施形態1及び2では、薬剤揮散装置1,1A,1Bを正立状態で使用する例を示したが、寝かせた状態で使用することも可能である。
上記実施形態、並びに別実施形態1及び2では、薬剤揮散装置1,1A,1Bを正立状態で使用する例を示したが、寝かせた状態で使用することも可能である。
図7は、本発明の別実施形態3に係る薬剤揮散装置1の説明図である。図7(a)は、線状の突起部110を備えた薬剤揮散装置1の最大揮散状態の外観斜視図である。図7(b)は、外側正面部41を載置面FLと対向するように線状の突起部110を備えた薬剤揮散装置1を寝かせて使用する状態図である。
図7(a)に示すように、外側容器4の外側正面部41には、一対の突起部110が突設されている。一対の突起部110は、外側正面部41における複数の外側正面開口部51と左右両側縁との間において、断面台形状で薬剤揮散装置1が正立状態の際の上下方向に直線状に延在するように配設されている。突起部110は、外側容器4の樹脂成形と同時に一体的に成形したり、別途成形したクッションゴム等を外側容器4に貼着したりすることによって外側容器4に設けることができる。図7(b)に示すように、外側容器4の外側背面部42にも同様に、一対の突起部110が突設されている。
上記のような突起部110を備える別実施形態3の薬剤揮散装置1において、図7(b)に示すように、外側正面部41を載置面FLと対向するように薬剤揮散装置1を寝かせて使用した場合、外側正面部41と載置面FLとの間に一対の突起部110が介在されることになる。これにより、揮散状態(本例では最大揮散状態)のときに、内側容器3の内部から内側正面部21(図7(a)参照)及び外側正面開口部51(図7(a)参照)を介して外側容器4の外部へと通じる底部流路Qが形成される。こうして、図7(b)に示すように、薬剤揮散装置1を寝かせた状態で使用した場合でも、載置面FLと対向する内側開口部20(内側正面部21:図7(a)参照)及び外側開口部50(外側正面開口部51:図7(a)参照)が載置面FLによって塞がれてしまうのを防止することができ、薬剤揮散体2からの揮散性薬剤が内側容器3の内部から外側容器4の外部へと通じる底部流路Qを流れることによって外側容器4の外部へと揮散性薬剤を揮散させることができる。なお、図示による詳細説明は省略するが、図7(b)に示す使用形態とは天地逆転で、外側背面部42を載置面FLと対向するように薬剤揮散装置1を寝かせて使用した場合でも、外側背面部42と載置面FLとの間に一対の突起部110が介在されるので、上記底部流路Qと同様の底部流路Qが形成され、載置面FLと対向する内側開口部20(内側背面開口部22:図1(b))及び外側開口部50(外側背面開口部52:図1(b))が載置面FLによって塞がれてしまうのを防止することができ、外側容器4の外部へと揮散性薬剤を揮散させることができる。
図7(c)は、点状の突起部120を備えた薬剤揮散装置1の最大揮散状態の外観斜視図である。図7(d)は、外側正面部41を載置面FLと対向するように点状の突起部120を備えた薬剤揮散装置1を寝かせて使用する状態図である。
図7(c)に示すように、外側容器4の外側正面部41には、当該外側正面部41の四つの角の近傍において、截頭円錐状の四つの突起部120が突設されている。突起部120は、前述の突起部110と同様に、外側容器4の樹脂成形と同時に一体的に成形したり、別途成形したクッションゴム等を外側容器4に貼着したりすることによって外側容器4に設けることができる。図7(d)に示すように、外側容器4の外側背面部42にも同様に、四つの突起部120(図7(d)では読み手側に見える2つのみ図示する。)が突設されている。
上記のような突起部120を備える別実施形態3の薬剤揮散装置1において、図7(d)に示すように、外側正面部41を載置面FLと対向するように薬剤揮散装置1を寝かせて使用した場合、外側正面部41と載置面FLとの間に四つの突起部120が介在されることになる。これにより、揮散状態(本例では最大揮散状態)のときに、内側容器3の内部から内側正面部21(図7(c)参照)及び外側正面開口部51(図7(c)参照)を介して外側容器4の外部へと通じる底部流路Qが形成される。こうして、図7(d)に示すように、薬剤揮散装置1を寝かせた状態で使用した場合でも、載置面FLと対向する内側開口部20(内側正面部21:図7(c)参照)及び外側開口部50(外側正面開口部51:図7(c)参照)が載置面FLによって塞がれてしまうのを防止することができ、薬剤揮散体2からの揮散性薬剤が内側容器3の内部から外側容器4の外部へと通じる底部流路Qを流れることによって外側容器4の外部へと揮散性薬剤を揮散させることができる。なお、図示による詳細説明は省略するが、図7(d)に示す使用形態とは天地逆転で、外側背面部42を載置面FLと対向するように薬剤揮散装置1を寝かせて使用した場合でも、外側背面部42と載置面FLとの間に四つの突起部120が介在されるので、上記底部流路Qと同様の底部流路Qが形成され、載置面FLと対向する内側開口部20(内側背面開口部22:図1(b)参照)及び外側開口部50(外側背面開口部52:図1(b)参照)が載置面FLによって塞がれてしまうのを防止することができ、外側容器4の外部へと揮散性薬剤を揮散させることができる。
(別実施形態4)
上記実施形態、並びに別実施形態1~3では、薬剤揮散装置1,1A,1Bを載置面に載置した状態で使用する例を示したが、薬剤揮散装置を取付対象に取り付けた状態で使用することも可能である。例えば、薬剤揮散装置を部屋の壁に取り付ける形態や、天井から吊り下げる形態などが考えられる。この場合、部屋の壁や天井が薬剤揮散装置の取付対象となる。このような取り付けタイプの薬剤揮散装置であれば、床や台等に十分なスペースがなく薬剤揮散装置を載置することが困難な状況であっても、処理空間において薬剤揮散装置を使用することが可能となる。
上記実施形態、並びに別実施形態1~3では、薬剤揮散装置1,1A,1Bを載置面に載置した状態で使用する例を示したが、薬剤揮散装置を取付対象に取り付けた状態で使用することも可能である。例えば、薬剤揮散装置を部屋の壁に取り付ける形態や、天井から吊り下げる形態などが考えられる。この場合、部屋の壁や天井が薬剤揮散装置の取付対象となる。このような取り付けタイプの薬剤揮散装置であれば、床や台等に十分なスペースがなく薬剤揮散装置を載置することが困難な状況であっても、処理空間において薬剤揮散装置を使用することが可能となる。
取り付けタイプの薬剤揮散装置は、特に、自動車内に設置されているサンバイザーに取り付けて使用することが有用である。サンバイザーは、通常の非使用状態においては、自動車のフロントスクリーンより後方のルーフ直下に存在するため、例えば、薬剤揮散装置の外側容器にクリップ(フック形状のものでも可)を設け、当該クリップをサンバイザーに挟んで薬剤揮散装置を取り付けることができる。この場合、薬剤揮散装置を、自動車用の芳香消臭剤や防虫剤として使用することができる。
このように、薬剤揮散装置をサンバイザーに取り付ける使用形態は、ダッシュボード等に設置した場合と比べて、太陽光が直接当たらないため、紫外線や高温化による影響が抑えられ、その結果、当該薬剤揮散装置を構成する素材の劣化や当該薬剤揮散装置に収容されている薬剤の劣化が抑制され、さらには、薬剤の過剰な揮散も抑制することができる。しかも、ダッシュボード等に設置した場合と比べて、ドライバーの視界を遮ることも少ないため、安全性の点においてもメリットが大きい。
本発明の薬剤揮散装置は、芳香剤や消臭剤の揮散用装置としてのみならず、蚊、ユスリカ、チョウバエ等の飛翔害虫、ダニ類や匍匐害虫等を駆除又は忌避する用途において特に有効に利用可能である。
1 薬剤揮散装置
2 薬剤揮散体
3 内側容器
4 外側容器
20 内側開口部
24 内側下面開口部
30 押釦部
31 第一押釦部
32 第二押釦部
50 外側開口部
54 外側下面開口部
61 第一係止凸部(係止手段)
62 第二係止凸部(係止手段)
65 外向きフランジ部(シール手段)
71 第一係止凹部(係止手段)
72 第二係止凹部(係止手段)
75 内向きフランジ部(シール手段)
96 シール部材(シール手段)
98 シール部材(シール手段)
2 薬剤揮散体
3 内側容器
4 外側容器
20 内側開口部
24 内側下面開口部
30 押釦部
31 第一押釦部
32 第二押釦部
50 外側開口部
54 外側下面開口部
61 第一係止凸部(係止手段)
62 第二係止凸部(係止手段)
65 外向きフランジ部(シール手段)
71 第一係止凹部(係止手段)
72 第二係止凹部(係止手段)
75 内向きフランジ部(シール手段)
96 シール部材(シール手段)
98 シール部材(シール手段)
Claims (8)
- 揮散性薬剤を揮散させる薬剤揮散体と、前記薬剤揮散体を収容する内側容器と、前記内側容器の外側に配される外側容器とを備えた薬剤揮散装置であって、
前記内側容器は、押力が加えられる押釦部と、内側開口部とを有し、
前記外側容器は、前記内側開口部に対応する外側開口部を有し、
前記押釦部に加えられる前記押力が作用する方向に沿って前記外側容器に対し前記内側容器が相対移動可能に構成されており、
前記外側容器に対し前記内側容器を相対移動させたとき、前記内側開口部及び前記外側開口部が少なくとも一部で重なる状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが連通する揮散状態と、前記内側開口部及び前記外側開口部が完全に重ならない状態となることで前記内側容器の内部と前記外側容器の外部とが遮断される非揮散状態とを切り替え可能に構成される薬剤揮散装置。 - 前記押釦部は、
前記揮散状態のときに前記外側容器の内部に隠れる一方で、前記非揮散状態のときに前記外側容器の外部に突出する第一押釦部と、
前記揮散状態のときに前記外側容器の外部に突出する一方で、前記非揮散状態のときに前記外側容器の内部に隠れる第二押釦部と、
を含む請求項1に記載の薬剤揮散装置。 - 前記揮散状態及び/又は前記非揮散状態となる前記内側容器及び前記外側容器の相対位置において、前記内側容器と前記外側容器とを係止する係止手段を備える請求項1又は2に記載の薬剤揮散装置。
- 前記非揮散状態のときに、前記内側容器と前記外側容器との間から前記揮散性薬剤が漏れるのを抑制するためのシール手段が設けられる請求項1又は2に記載の薬剤揮散装置。
- 前記外側開口部は、当該薬剤揮散装置が載置される載置面に対向して配される外側下面開口部を含み、
前記内側開口部は、前記外側下面開口部に対応する内側下面開口部を含む請求項1又は2に記載の薬剤揮散装置。 - 前記外側容器は、前記内側容器を出し入れ可能に一部が開閉する開閉構造を有する請求項1又は2に記載の薬剤揮散装置。
- 当該薬剤揮散装置を取付対象に取り付け可能に構成されている請求項1又は2に記載の薬剤揮散装置。
- 前記取付対象は、自動車内に設置されているサンバイザーである請求項7に記載の薬剤揮散装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2024130979 | 2024-08-07 | ||
| JP2024130979 | 2024-08-07 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2026031431A true JP2026031431A (ja) | 2026-02-24 |
Family
ID=98862853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2025116263A Pending JP2026031431A (ja) | 2024-08-07 | 2025-07-10 | 薬剤揮散装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2026031431A (ja) |
| KR (1) | KR20260000259U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10258116A (ja) | 1997-03-18 | 1998-09-29 | Dainippon Printing Co Ltd | スライド式芳香剤容器 |
-
2025
- 2025-07-10 JP JP2025116263A patent/JP2026031431A/ja active Pending
- 2025-08-04 KR KR2020250001432U patent/KR20260000259U/ko active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR20260000259U (ko) | 2026-02-19 |
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