JP2026055005A - 表面被覆工具及びその再生方法 - Google Patents

表面被覆工具及びその再生方法

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Abstract

【課題】
母材が第1、第2の硬質被膜によって順次コーティングされた表面被覆工具において、切削性能を回復するための再生処理を容易かつ効果的に実施する。
【解決手段】
母材表面に第1の硬質被膜がコーティングされ、第1の硬質被膜の表面に第2の硬質被膜がコーティングされた表面被覆工具であって、第2の硬質被膜は、第1の硬質被膜は除膜できない除膜手段によって除膜可能である。これによって、第2の硬質被膜の除膜に際して、母材が第1の硬質被膜で保護され、表面被覆工具の再生を容易に実施し得る。
【選択図】 図2


Description

本発明は、母材(基材)に硬質被膜がコーティングされた切れ刃を備えた表面被覆工具、その再生方法、および再生された表面被覆工具に関する。
本発明は、切れ刃に硬質被膜をコーティングしてなる表面被覆工具、その再生方法、および再生された表面被覆工具に関するものである。
エンドミルやドリルのように金型や部品等を切削する切削工具であって、切れ刃の母材(基材)が、例えば超硬合金によって形成され、切れ刃の耐摩耗性向上のために、母材(基材)に、TiN等の硬質被膜を単層あるいは複数層コーティングする表面被覆工具が知られている。このような耐摩耗性の表面被覆工具においても、摩耗が進行すれば切削性能が低下し、切れ刃を再研磨あるいは再刃立てするなどの再生処理によって、摩耗部分を除去し、切れ味を回復させる必要がある。その際、硬質被膜が損傷し、あるいは除去されて当初の切削性能が維持されないという問題があり、特に、近年の高い切削速度、切削油剤を使用しないドライ加工に充分対応し得る切削性能は得られないことがあった。
このような問題に対して、硬質被膜を一旦全て除去してから切れ刃を再研磨して硬質被膜を再コーティングすることが、最も単純かつ確実な対処法に見えるが、適用範囲が限定される。すなわち、硬質被膜がTi系である場合、被膜除去には、水酸化アルカリおよび過酸化水素を含有する除膜液が使用されるが、母材(基材)が超硬合金の場合、上記除膜液では超硬基材に含まれるCoが溶出し、母材の強度低下や表面荒れを生じ、硬質被膜を再コーティングした際に、密着性低下などを招き、工具性能が低下する。
そこで、硬質被膜をすべて除去しないように除膜液に浸漬し、母材表面が露出しないように除膜して、母材への悪影響を抑制し、下地層や下層部分を残しつつ再コーティングする再生方法が採用されている。
また、特許文献1には、切れ刃のすくい面の硬質被膜を、新品製作時には研削や除膜液により、また再研磨時には再研磨により除去した後、窒化処理、浸炭、またはショットピーニングにより母材露出部すなわちすくい面の表面硬度を向上させ、さらに切れ刃表面に硬質被膜を再コーティングする方法が記載されている。
しかしながら、母材表面の露出を制限し、硬質被膜における下地層や下層部分を残して再コーティングする方法では、残される下地層や下層部分の厚さが均一になるように硬質被膜を除去するのが困難であるため、再コーティングされた硬質被膜も含めた硬質被膜全体の膜厚が不均一となることが避けられない。また、特許文献1に記載された、すくい面の硬質被膜を除去した後に切れ刃表面に再コーティングを施す方法では、再コーティングの度に逃げ面に硬質被膜が積層されて膜厚が増大するため、剥離を生じ易くなり、切れ刃の寸法精度が低下するおそれがある。
特開2005-82877号公報
本発明は、このような背景の下になされたもので、切削性能を回復するための再生処理を容易かつ効果的に実施し得る表面被覆工具、およびその再生方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1の表面被覆工具は、母材と、前記母材の表面にコーティングされた第1の硬質被膜と、前記第1の硬質被膜の表面にコーティングされた第2の硬質被膜と、を備えた表面被覆工具であって、前記第2の硬質被膜は、第1の硬質被膜は除膜できない除膜手段によって、除膜することができ、その後、母材が露出するまで再研磨でき、その後、第1、第2硬質被膜をコーティングすれば効果的な再生処理が可能である。
これによって、母材を第1の硬質被膜によって保護しつつ、第2の硬質被膜を除膜手段によって容易に除去することができ、さらに、第1の硬質被膜を再研磨して母材を露出させて、母材をも再研磨し得る。
請求項2の表面被覆工具は請求項1記載の表面被覆工具において、第2の硬質被膜が、第1の硬質被膜の表面に複数種コーティングされている。これら複数種の第2の硬質被膜は、異なる切削性能のものが選択され、表面被覆工具の多様な切削性能を発現し得る。
請求項3の表面被覆工具は、請求項1記載の表面被覆工具において、 第1の硬質被膜の膜厚は、0.2μm以上、1.0μm未満である。第2の硬質被膜の膜厚が過少であると、ピンホールが生じて除膜手段が母材に悪影響を与え、過大であると剥がれ等の問題を生じるが、0.2μm以上、1.0μm未満であれば、そのような問題はない。なお、膜厚の制御は種々のパラメータの調節によって行うことができ、例えば、コーティング時間によって調節可能である。
請求項4の表面被覆工具は、請求項1の表面被覆工具において、第1の硬質被膜の膜厚は、0.2μm以上、0.5μm未満である。これによって第1の硬質被膜の保護効果を確保し、膜厚増大による工具性能低下を防止し得る。
請求項5の表面被覆工具は、母材が超硬合金によって形成されている。超硬合金は除膜手段によりCo溶出の可能性はあるが、第1の硬質被膜で保護されており、その優れた機械的性能が守られる。
請求項6の表面被覆工具は、第1の硬質被膜の組成がCrNである。これによって、優れた切削性能、切削寿命が保証されるとともに、再生処理における母材保護が保証される。
請求項7の表面被覆工具は、第2の硬質被膜の組成がTiAlN/TiSiNである。これによって、優れた切削性能、切削寿命が保証されるとともに、再生処理において第1の硬質被膜を保持しつつ容易に除膜し得る。
請求項8の表面被覆工具は、除膜手段はフッ化水素アンモニウムが主成分である。これによって、第1の硬質被膜を保持しつつ、第2の硬質被膜を除膜し得る。
請求項9は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表面被覆工具のための再生処理方法であって、前記除膜手段によって、第1の硬質被膜が露出するまで第2の硬質被膜を除膜する除膜工程と、その後、前記母材が露出するまで再研磨する再研磨工程と、その後、母材表面に第1の硬質被膜をコーティングする第1硬質被膜コーティング工程と、その後、第1の硬質被膜表面に第2の硬質被膜をコーティングする第2硬質被膜コーティング工程とを備える。
すなわち、超硬母材等の表面被覆工具の再生において、超硬母材等の母材を第1の硬質被膜によって保護しつつ、第2の硬質被膜を除膜手段によって容易に除去することができ、さらに、第1の硬質被膜を再研磨して母材を露出させて、母材をも再研磨し得る。
請求項10は、請求項9記載の再生方法において、第1の硬質被膜をArイオンによるボンバード工程によって除膜する。これによって、第1の硬質被膜の厚膜化による工具性能の低下が防止される。
本発明により、表面被覆工具の再生が可能となり、除膜工程における母材の劣化や再コーティング工程における膜厚過多による工具性能低下を防止し得る。
本発明に係る表面被覆工具の未再生品、再生品1~3と比較例1~3の硬質被膜の組成、膜厚、除膜方法を示す表である。 表面被覆工具の再生処理すべき切れ刃における刃部を示す断面図である。 除膜工程によって第2の硬質被膜が除去された刃部の断面図である。 再研磨工程によってすくい面の母材が露出した刃部の断面図である。 再コーティング時の前処理工程でArイオンを衝突させてクリーニングを行うボンバード工程で第1の硬質被膜が除去された断面図である。 再コーティング工程によって第1、第2の硬質被膜が再コーティングされた刃部の断面図である。
次に、本発明に係る表面被覆工具の好適な実施例を、図面を参照しつつ説明する。
[実施例]
図2に示すように、表面被覆工具の切れ刃における刃部1は、母材5の逃げ面2及びすくい面4の表面に第1の硬質被膜3がコーティングされ、さらに第1の硬質被膜3の表面に第2の硬質被膜6がコーティングされている。そして、第1の硬質被膜3は、第2の硬質被膜6の除膜液(除膜手段)では除去できない組成とされている。例えば、第1の硬質被膜がCr系、第2の硬質被膜がTi系である場合、フッ化水素アンモニウムを主成分とする除膜手段が適用可能であり、具体的には、NGL Cleaning GmbH製のUNICERAL108(商標)、UNICERAL208(商標)、UNICERAL308(商標)が除膜手段の一例である。
表面被覆工具において、切り刃の刃部1に摩耗が生じた場合、除膜工程を実施し、図3に示すように、第1の硬質被膜3を除去しえず、且つ第2の硬質被膜6を除去可能な上記除膜液に浸漬して、刃部1のすくい面4と逃げ面2の上層にコーティングされた第2の硬質被膜6を除去する。これによりこのすくい面4及び逃げ面2には第1の硬質被膜3のみが当初のコーティングされたままの膜厚で残される。
次いで、図4に示すように、すくい面4側の第1の硬質被膜3を研削し、さらに工具母材5もすくい面4が後退するように研削して、この工具母材5がすくい面4に露出するように再研磨を行う。これにより、すくい面4の摩耗部分が除去されるとともに鋭利な刃部1が新たに形成される。
さらに、こうして再研磨工程及び除膜工程を経た工具は、図5に示すように再コーティング時の前処理工程である適正な条件で管理されたArイオンによるボンバード工程によって刃部の逃げ面2の第1の硬質被膜3がエッチングにより除去される。これにより、図6に示すように除膜・再研磨の繰り返しによる逃げ面2の厚膜化(膜厚増大)を防止し得る。その後、コーティング工程において刃部1のすくい面4と逃げ面2とに第1、第2の硬質被膜を所定の膜厚で再コーティングし、再生(再研磨・再コーティング)表面被覆工具が得られる。
なお、こうして得られた再生表面被覆工具に摩耗が生じたときには、除膜工程(図2)から再研磨工程(図4)、再コーティング工程(図5、図6)を実施し、再研磨・再コーティングを繰り返せば良い。
そして、このような再研磨・再コーティング方法による再生工具においては、すくい面4と逃げ面2には新品時と同様に第1、第2の硬質被膜3、6が積層してコーティングされている。さらに、上層の第2の硬質被膜6は再コーティング前の除膜工程で除去され、第1の硬質被膜3について、すくい面4は再研磨により除去し、逃げ面2はボンバード工程のエッチングにより除去して再コーティングされたものであり、第1、第2の硬質被膜3、6を合わせた硬質被膜の膜厚を増大させることなく、硬質被膜の剥離が生じるのを防止することができる。
本実施例は、Ti系硬質被膜とCr系硬質被膜とがそれぞれ専用の除膜液でなければ除去し得ないことを利用して、上記除膜工程において、第1の硬質被膜を除去し得ない上記除膜液によって第2の硬質被膜のみを除膜するとともに、再研磨工程において、超硬母材が露出するまで切れ刃を再研磨する。
従って、こうして除膜工程および再研磨工程を経た超硬工具は、再研磨されなかった切れ刃部分には第1の硬質被膜のみがコーティングされるとともに、再研磨された切れ刃部分には硬質被膜がコーティングされていない状態とされるので、再コーティング工程において、切れ刃に再び第1および第2の硬質被膜をコーティングすることにより、再研磨された切れ刃には第1の硬質被膜がコーティングされた上に第2の硬質被膜が再コーティングされ、また再研磨されなかった切れ刃では除膜工程によって除膜されなかった第1の硬質被膜と連続して第1および第2の硬質被膜が再コーティングされ、超硬基材の表面被覆工具を得ることができる。
ここで、こうして得られた超硬基材の表面被覆工具では、再研磨されなかった切れ刃で除膜工程によって除膜されなかった第1の硬質被膜と連続して第1の硬質被膜が再コーティングされているが、第1の硬質被膜の膜厚が0.2μm以上1.0μm未満であれば、厚膜化による剥がれやチッピング、また第2の硬質被膜の密着不良などによる工具性能の低下を招かない。
第1の硬質被膜の膜厚が0.2μm未満であると、除膜工程において被膜のピンホールを介して除膜液が浸透し、超硬基材に含まれるCoが溶出し、超硬基材の強度低下や表面荒れ、再コーティングした被膜の密着性低下などを招き、工具性能を低下させてしまう。
一方で第1の硬質被膜の膜厚が1.0μm以上であると、除膜工程における保護膜としては問題ないが、再コーティングを繰り返すごとに膜厚が増大し、剥がれやチッピング、第2の硬質被膜との密着不良などによる工具性能の低下を引き起こす。
第1の硬質被膜の膜厚を0.2μm以上1.0μm未満、好ましくは0.2μm以上0.5μm未満にすることで、除膜工程における保護膜としての機能、厚膜化による工具性能の低下を防止できる。第1の硬質被膜は、除膜工程においては膜厚が減肉することはないが、再コーティング時の前処理工程でArイオンを衝突させてクリーニングを行うボンバード工程で減肉する。その減肉量は、上記した膜厚の範囲内であるため、再コーティング時に除膜工程で除膜できなかった第1の硬質被膜はボンバード工程によって除去もしくは減肉するため、厚膜化による工具性能の低下を招くことがない。
{再生評価}
図1は、未だ再生処理を行う必要のない前記実施例(未再生品)、再生回数1回、5回、7回の再生品1~3、および比較対象の比較例1~3について、切削性能・寿命評価を行った結果を示す。
本願出願人においては、切削性能、切削寿命について、所定距離の切削の結果生じた、摩耗量および粗度を指標とした評価基準を設定している。
切削性能については、所定切削量に対する切れ刃所定部分の摩耗量、粗度を指標とし、切削寿命については、切れ刃所定部分に所定摩耗量が生じるまでの切削量を指標とする。
例えば、2枚刃超硬EMの切削寿命評価において、被削材SCM440(硬さHRC32)、切削速度55m/min、送り175mm/min、切り込み量ap5mm、ae0.3mm、水溶性切削油によるフライス加工(側面切削)の切削条件を設定する。そして、一定切削距離ごとに被削材の加工面粗度及び刃先を観察して、被膜の摩耗幅が0.07mmを超えた切削距離を切削寿命とした。
一方、切削性能評価では、所定切削距離において、切れ刃に生じた摩耗、粗度が評価基準を超えなければ切削性能は評価基準を満たしていることになる。
未再生品、再生品1~3に用いた表面被覆工具はタングステンカーバイトを主成分とする超硬合金母材のエンドミルであって、第1、第2の硬質被膜は図1に示す組成、膜厚であり、公知のコーティング手法でコーティングしたものである。そして、再生品1~3では、側面切削を行い、切れ刃の逃げ面摩耗が0.07mmとなった時点で、寿命と判断し、再生処理した。
再生処理では、まず図1に示す除膜液、浸漬時間で浸漬して第2の硬質被膜を除去した。次に、すくい面側の第1の硬質被膜、工具母材を研削し、工具母材をすくい面に露出させ、摩耗部分を除去し、鋭利な刃部を新たに形成した。そして、ボンバード工程によって刃部の逃げ面の第1の硬質被膜をエッチング除去し、コーティング工程によって刃部のすくい面と逃げ面に第1、第2の硬質被膜を再コーティングして、再生品を製作した。
再生品1は再生回数1回、再生品2は再生回数5回、再生品3は再生回数7回であるが、いずれも、切削性能、切削寿命において前記評価基準を満たしていた。
再生品1~3の第2の硬質被膜の除膜工程後に第1の硬質被膜を除去しているが、比較例1~3では、再コーティング時の前処理工程においてArイオンを衝突させてクリーニングを行うボンバード工程により硬質被膜を全て除去した上で、切れ刃に最初にコーティングしたのと同じ種類の第1、第2の硬質被膜を同じ膜厚で再コーティングした。
また、比較例1では、新品の工具に第1の硬質被膜をコーティングせずに第2の硬質被膜のみをコーティングし、上記切削条件で切れ刃の逃げ面の摩耗幅が0.07mmとなった時の切削距離を比較した。また再生品1~3は未再生品と同等の切削寿命であることを確認した。
未再生品、再生回数1回の再生品1において充分な切削寿命が得られたことはいうまでもないが、再生回数5回、7回の再生品2,3においても充分な切削寿命を発揮し、再生処理の効果が高いことが確認された。
比較例1は、第1の硬質被膜をコーティングせずに第2の硬質被膜のみをコーティングし、除膜液に浸漬しており、超硬成分のCoが表層より深さ1.0μmまで溶出していることを確認した。このため、工具強度が低下し、切削性能が著しく低下した。
比較例2は、第1の硬質被膜が厚い場合の影響について比較調査し、第1の硬質被膜の膜厚が2.0μmでは切削性能が著しく低下することが確認された。第1の硬質被膜は上記適正な膜厚で管理される必要があることが判明した。
比較例3は、第2の硬質被膜が0.2μm未満の場合、再コーティング時に前工程であるボンバード工程中に第1の硬質被膜が減肉し超硬基材が露出する。この状態でボンバード処理され続けることで母材がエッチングされて、刃具径が減少する。そのため、第1の硬質被膜は0.2~0.5μmの範囲で管理されることが望ましいことが判明した。
以上の実施例およびその再生品においては、母材(基材)は超硬合金で形成されていたが、本発明を、母材が超硬合金以外の素材よりなる表面被覆工具およびその再生方法に適用し得ることは言うまでもない、
1 切れ刃の刃部
2 逃げ面
3 第1の硬質被膜
4 すくい面
5 母材
6 第2の硬質被膜

Claims (10)

  1. 母材と、前記母材の表面にコーティングされた第1の硬質被膜と、前記第1の硬質被膜の表面にコーティングされた第2の硬質被膜と、を備えた表面被覆工具であって、前記第2の硬質被膜は、第1の硬質被膜によって母材への悪影響が阻止され、かつ第1の硬質被膜は除膜できない除膜手段によって、除膜可能である表面被覆工具。
  2. 第2の硬質被膜は、第1の硬質被膜の表面に複数種コーティングされている請求項1記載の表面被覆工具。
  3. 第1の硬質被膜の膜厚は、0.2μm以上、1.0μm未満である、請求項1記載の表面被覆工具。
  4. 第1の硬質被膜の膜厚は、0.2μm以上、0.5μm未満である、請求項1記載の表面被覆工具。
  5. 母材は超硬合金によって形成されている請求項1記載の表面被覆工具。
  6. 第1の硬質被膜の組成は、Cr系である請求項1記載の表面被覆工具。
  7. 第2の硬質被膜の組成は、Ti系である請求項1記載の表面被覆工具。
  8. 除膜手段はフッ化水素アンモニウムが主成分である請求項1記載の表面被覆工具。
  9. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表面被覆工具のための再生方法であって、前記除膜手段によって、第1の硬質被膜が露出するまで第2の硬質被膜を除膜する除膜工程と、その後、前記母材が露出するまで再研磨する再研磨工程と、その後、母材表面に第1の硬質被膜をコーティングする第1硬質被膜コーティング工程と、その後、第1の硬質被膜表面に第2の硬質被膜をコーティングする第2硬質被膜コーティング工程とを備えた、再生処理方法。
  10. 第1の硬質被膜はArイオンによるボンバード工程によって除膜される請求項9記載の再生方法。
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