JP2026082006A - 混流生産システム - Google Patents
混流生産システムInfo
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Abstract
【課題】コスト増大の抑制を図ることができる混流生産システムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る混流生産システムは、複数種類のワークを混流し、複数の加工ステーションによりワークを加工する混流生産システムであって、複数の加工ステーションに複数種類のワークを加工する複数の加工ツールを設け、加工ツールによるワークへの加工数は、複数の加工ステーションに1種類のワークを加工する加工ツールを設ける場合における加工数よりも少ない。
【選択図】図1
【解決手段】本開示に係る混流生産システムは、複数種類のワークを混流し、複数の加工ステーションによりワークを加工する混流生産システムであって、複数の加工ステーションに複数種類のワークを加工する複数の加工ツールを設け、加工ツールによるワークへの加工数は、複数の加工ステーションに1種類のワークを加工する加工ツールを設ける場合における加工数よりも少ない。
【選択図】図1
Description
本開示は、混流生産システムに関する。
近年、複数種類のワークを生産ラインにおいて加工する技術が開示されている。例えば、特許文献1は、複数の機種のワークに対して第1加工を行う第1加工ラインや第2加工を行う第2加工ライン等からなる搬送システムに係る技術を開示している。特許文献1に係る搬送システムは、第1及び第2加工ラインのそれぞれに複数の第1加工機及び第2加工機を備えている。各加工機には、それぞれ対応するワークの機種が設定されている。第1搬入ローダは、第1受渡装置から第1加工機にワークを搬入し、第1搬出ローダは、第1加工機から第2受渡装置にワークを搬出する。これは、第2加工ラインにおいても同様である。
特許文献1に係る搬送システムの工程は、第1加工ラインと第2加工ラインとが搬入ローダ、搬送ローダ及び受渡装置を介して直列に接続されている。そのため、搬入ローダ及び搬出ローダがある機種のワークを搬送している場合、他の機種のワークは待ち状態となる。これは例えば、加工機での加工が終了してワークが移動を待つ場合や、受渡装置から加工機への移動を待つ場合が考えられる。このような場合に待ち時間の発生を回避するためには、搬送システムの複列化が必要となる。しかし、システムを複列化することは、コストの増大につながる。
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、コスト増大の抑制を図ることができる混流生産システムを提供することを目的とする。
本開示に係る混流生産システムは、複数種類のワークを混流し、複数の加工ステーションにより前記ワークを加工する混流生産システムであって、前記複数の加工ステーションに前記複数種類のワークを加工する複数の加工ツールを設け、前記加工ツールによる前記ワークへの加工数は、前記複数の加工ステーションに1種類の前記ワークを加工する前記加工ツールを設ける場合における前記加工数よりも少ない。本開示に係る混流生産システムにおいては、所定の種類のワークの加工に対して1つの加工ステーションに求められる生産能力を低くすることにより、当該加工ステーションにおける当該ワークを加工する加工ツールの数を少なくすることができる。そのため、1つの加工ステーションに複数種類のワークを加工する加工ツールを設けることができる。これにより、本開示に係る混流生産システムは、システムの複列化を回避することにより、コスト増大の抑制を図ることができる。
本開示により、コスト増大の抑制を図ることができる混流生産システムを提供することができる。
以下、図面を参照して本開示に係る実施の形態について説明する。図1は、本開示に係る混流生産システム1の一例を示す概略図である。混流生産システム1は、混流する複数種類のワークを加工するシステムである。図1において、矢印はワークの搬送方向を表す。ワークの種類は、2種類であってもよいし、3種類以上であってもよい。ワークは、例えば自動車部品に係るものであってもよい。自動車部品は、例えば、ステータやロータ、モータシャフト等である。
混流生産システム1は、異なる複数の車種における同一の自動車部品を混流生産するシステムであってもよいし、同一の車種における複数の自動車部品を混流生産するシステムであってもよいし、異なる複数の車種における複数の自動車部品を混流生産するシステムであってもよい。以降、混流生産システム1は、異なる複数の車種における同一の自動車部品を混流生産するシステムであるとして、説明を続ける。
本実施の形態において加工とは、切削や塗装、ネジ締め、溶接のいずれかであってもよいし、その他の加工であってもよい。ワークの加工は、ロボット等により行われてもよいし、作業員により行われてもよい。すなわち、本実施の形態における加工は、自動化されていてもよい。
混流生産システム1は、混流するワークを不規則に流してもよいし、規則的に流してもよい。換言すれば、混流生産システム1は、混流するワークをランダムに流してもよいし、そうでなくてもよい。混流するワークを不規則に流す場合、混流生産システム1による生産方式は、混流ランダム生産と称することができる。
混流生産システム1は、第1加工ステーション2及び第2加工ステーション3を備える。すなわち、混流生産システム1は、複数の加工ステーションによりワークを加工するシステムである。ここで、加工ステーションとは、ワークを加工するために設けられた設備や空間のことである。混流生産システム1において、各加工ステーションは、車種A用のワーク及び車種B用のワークを加工するものとする。混流生産システム1は、加工ステーションを3つ以上備えてもよい。加工ステーションは、作業ステーションとも称され得る。
第1加工ステーション2は、流れてくるワークに対して第1加工を行う加工ステーションである。同様に、第2加工ステーション3は、流れてくるワークに対して第2加工を行う加工ステーションである。特に、第2加工ステーション3は、第1加工ステーション2による第1加工を終えたワークに対して第2加工を行う加工ステーションである。
第1加工ステーション2は、第1加工ツール4を備える。また、第2加工ステーション3は、第2加工ツール5を備える。具体的には、第1加工ステーション2は、車種A用のワークに対して第1加工を行う第1加工ツール4aと、車種B用のワークに対して第1加工を行う第1加工ツール4bとを備える。また、第2加工ステーション3は、車種A用のワークに対して第2加工を行う第2加工ツール5aと、車種B用のワークに対して第2加工を行う第2加工ツール5bとを備える。加工ツールとは、ワークを加工する際に用いるツールである。加工ツールは、ロボットアームにおけるエンドエフェクタであってもよいし、作業員が人力により加工を行う際に用いる工具等であってもよい。
すなわち、第1加工ステーション2及び第2加工ステーション3は、それぞれ複数種類のワークを加工する加工ツールを備える。それぞれの加工ステーションにおける加工ツールの数は、2つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、一部の加工ステーションにおいては、1つの加工ツールを備えてもよい。この場合、当該加工ツールは、複数種類のワークを加工することができるものとする。
本実施の形態に係る混流生産システム1において、車種A用の第1加工ツール4aは、車種A用のワークに対する第1加工にのみ用いられるものとする。すなわち、車種A用の第1加工ツール4aを用いて車種B用のワークに第1加工を行うことはできないこととする。同様に、車種B用の第1加工ツール4bを用いて車種A用のワークに第1加工を行うことはできないこととする。また、車種A用の第2加工ツール5aを用いて車種B用のワークに第2加工を行うことはできないこととし、車種B用の第2加工ツール5bを用いて車種A用のワークに第2加工を行うことはできないこととする。
車種A用の第1加工ツール4aは、車種A用のワークに対して1又は2以上の加工を行う。換言すれば、車種A用の第1加工ツール4aは、所定の加工数の加工を車種A用のワークに対して行う。同様に、車種B用の第1加工ツール4bは、所定の加工数の加工を車種B用のワークに対して行う。車種A用の第2加工ツール5a及び車種B用の第2加工ツール5bについても同様である。
第1加工ステーション2及び第2加工ステーション3における第1加工ツールによる車種A用のワーク又は車種B用のワークを加工する加工ツールによる加工数は、1つの加工ステーションにおいて、1つのワークを加工する場合における加工数よりも少ない。すなわち、複数種類のワークを加工する複数の加工ツールを設けた加工ステーションにおける所定の加工ツールによるワークへの加工数は、当該加工ステーションに当該ワークのみを加工する加工ツールを設ける場合における当該ワークへの加工数よりも少ない。
例えば、第1加工ステーション2において車種A用の第1加工ツール4aが行う加工数は、第1加工ステーション2に車種A用の第1加工ツール4aのみが備えられていた場合に当該加工ツールが行う加工数よりも少ない。同様に、車種B用の第1加工ツール4bが行う加工数は、第1加工ステーション2に車種B用の第1加工ツール4bのみが備えられていた場合に当該加工ツールが行う加工数よりも少ない。第2加工ステーション3においても同様である。
それぞれの加工ツールによる加工数は、加工ステーションが1種類のワークを加工する加工ツールを設ける場合における加工数の半分であってもよいし、3分の1であってもよいし、4分の1であってもよい。すなわち、それぞれの加工ツールによる加工数は、加工ステーションが1種類のワークを加工する加工ツールを設ける場合における加工数の半分以下であってもよい。それぞれの加工ツールによる加工数は、それぞれの加工ステーションが1種類のワークを加工する加工ツールを設ける場合における加工数を、加工ツールの種類の数により除算した数であってもよい。
加工ステーションが1種類のワークを加工する加工ツールを設ける場合、当該加工ツールは、ワーク1つ分の加工を行うこととした場合、混流生産システム1に係る第1加工ステーション2及び第2加工ステーション3では、それぞれが当該ワークの半分の加工を行うこととしてもよい。
例えば、加工ステーションが1種類のワークを加工する加工ツールを設ける場合において、加工ツールによる車種A用及び車種B用のワーク1つ分の加工数が48箇所であるとする。この場合、車種A用の第1加工ツール4a及び車種B用の第1加工ツール4bによるワークの加工数は、それぞれ半分の24箇所であってもよい。また、車種A用の第2加工ツール5a及び車種B用の第2加工ツール5bによるそれぞれの加工数も、24箇所であってもよい。すなわち、混流生産システム1の2つの加工ステーションは、加工ステーションが1種類のワークを加工する加工ツールを設ける場合における1つの加工ステーションでの加工を行うこととしてもよい。
混流生産システム1は、図1において図示しないリフタを備えてもよい。リフタは、搬送されたワークが加工ステーションに到着した際にワークを上昇させる装置である。すなわち、リフタは、加工ツールがワークの加工を行う高さまでワークを持ち上げる装置である。リフタは、ワークの位置や向きを調整するための割出機能を有していてもよい。このとき、リフタは、車種検知センサ(非図示)が判別した車種情報を受信してもよい。例えば、第1加工ステーション2において、車種A用のワークが搬入された場合、第1加工ステーション2におけるリフタは、当該ワークを持ち上げ、又は回転させることによって、当該ワークを車種A用の第1加工ツール4aの加工位置まで移動させてもよい。すなわち、リフタによる割出位置が加工ツールの加工位置であってもよい。
次に、混流生産システム1による動作の流れについて説明する。図2は、混流生産システム1による動作の一例を示すフローチャートである。まず、混流生産システム1は、ワークを搬入する(ステップS1)。次に、混流生産システム1は、第1加工ステーション2において所定の加工数、当該ワークに対して第1加工を行う(ステップS2)。その後、混流生産システム1は、第2加工ステーション3において所定の加工数、当該ワークに対して第2加工を行う(ステップS3)。その後、混流生産システム1は、加工されたワークを搬出する(ステップS4)。
このように、本実施の形態に係る混流生産システム1は、システムを複列化することなく、混流する複数種類のワークを加工することができるため、コスト増大の抑制を図ることができる。混流生産システム1による効果について、以下に詳述する。
関連技術における混流生産ラインのシステム構造は、1つの加工ステーションが1つの種類のワークを加工するものである。すなわち、複数種類のワークが混流して加工ステーションに搬入される場合、当該加工ステーションの対応するワークの種類と、搬入されたワークの種類とが一致しなかった場合、当該加工ステーションにおいてワークの加工を行うことができない。この場合、ワークに対して待ち時間が生じてしまう。そのため、このようなシステム構造では、目標とするサイクルタイム(Cycle Time:CT)が未達になってしまうおそれがある。
この問題を解決するためには、システムを複列化することが考えられる。ここで、複列化したシステムの例を図面に示す。図3は、混流生産ラインにおいてシステムを複列化した場合の一例を示す概略図である。図3における混流生産システムは、異なる複数の車種における同一の自動車部品を混流生産するシステムである。図3において、搬送されたワークは、車種検知センサ(非図示)により当該ワークが車種A用のワークなのか車種B用のワークなのかが判別される。そして、当該ワークは、車種A用の加工ステーション又は車種B用の加工ステーションに振り分けられる。それぞれの加工ステーションでは1種類のワークを加工する。システムを複列化することによりワークに待ち時間が生じないため、目標CTを満たすことができる。一方、システムを複列化するとコストの増大が懸念される。
本実施の形態に係る混流生産システム1は、システムを複列化することなく、複数種類のワークを加工することができるため、コスト増大の抑制を図ることができる。また、混流生産システム1によれば、目標CTを満たすことができる。すなわち、混流生産システム1は、複数の加工ステーションに複数種類のワークを加工する複数の加工ツールを設けている。そのため、搬入されたワークがいかなる種類のワークであっても当該ワークに対応する加工ツールによりワークを加工することができる。そのため、混流生産システム1によれば、ワークの待ち時間を抑制できる。
本実施の形態に係る混流生産システム1の加工ステーションにおけるワークへの加工数は、加工ステーションが1種類のワークを加工する場合における加工数と比較して少ない。換言すれば、加工ステーションが1種類のワークを加工する場合と比較し、混流生産システム1の加工ステーションに求められる生産能力は低い。そのため、混流生産システム1の加工ステーションにおける所定の種類のワークに対する加工ツールの数は、加工ステーションが1種類のワークを加工する場合の加工ツールの数よりも少なくなる。その結果、加工ステーションにおいて所定の種類のワークに対する加工ツールの配置スペースが削減され、当該削減されたスペースに別の種類のワークに対する加工ツールを配置することができる。
これにより、混流生産システム1は、1つの加工ステーションに複数種類の加工ツールを設けることができる。そのため、混流生産システム1は、システムの複列化を回避することにより、コスト増大の抑制を図ることができる。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本開示に係る混流生産システムは、1個流し生産方式を用いてもよいし、ロット生産方式を用いてもよい。また、本開示に係る混流生産システムは、電子機器の生産に用いられてもよいし、産業機械の生産に用いられてもよい。
1 混流生産システム、2 第1加工ステーション、3 第2加工ステーション、4 第1加工ツール、5 第2加工ツール
Claims (1)
- 複数種類のワークを混流し、複数の加工ステーションにより前記ワークを加工する混流生産システムであって、
前記複数の加工ステーションに前記複数種類のワークを加工する複数の加工ツールを設け、前記加工ツールによる前記ワークへの加工数は、前記複数の加工ステーションに1種類の前記ワークを加工する前記加工ツールを設ける場合における前記加工数よりも少ない、
混流生産システム。
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2026082006A true JP2026082006A (ja) | 2026-05-19 |
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