JP2500129B2 - セラミックス製ロ―ラ及びロ―ル - Google Patents

セラミックス製ロ―ラ及びロ―ル

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JP2500129B2
JP2500129B2 JP5068642A JP6864293A JP2500129B2 JP 2500129 B2 JP2500129 B2 JP 2500129B2 JP 5068642 A JP5068642 A JP 5068642A JP 6864293 A JP6864293 A JP 6864293A JP 2500129 B2 JP2500129 B2 JP 2500129B2
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ceramic roller
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常治 竹富
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、条鋼、鋼管等を製造す
る熱間圧延ラインに使用されるガイドローラ及び圧延ロ
ールに係り、更に詳細には、セラミックス製ガイドロー
ラ及び圧延ロールの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、条鋼及び鋼管等を製造する熱間圧
延ラインに使用されるガイドローラや圧延ロール(以
下、ガイドローラ及び圧延ロールの双方を「ローラ」と
略す。)としては、金属製のものが主流であった。しか
し、金属製ローラは、このような熱間圧延おいては摩耗
が激しく短寿命であり、また、耐熱性も不十分であるた
め、被圧延材と接触して焼き付けを発生し易く、更に、
ローラ自体の重量が重いため、その取り付けや交換作業
が容易ではなかった。このため、近年、セラミックスの
有する優れた耐摩耗性、耐熱性及び軽量性等の特性を利
用したセラミックス製ローラが注目され、種々研究され
ている。
【0003】ここで、従来のセラミックス製ローラの一
例を図5に示す。同図において、セラミックス製ローラ
1は軸受2及びスペーサ3を備え、この軸受2を介して
軸4に取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のセラミックス製ローラおいては、該ローラを
使用した後、軸受を外し交換・点検する際に、ローラ内
壁部の所定の縁部を破損し易いという課題があった。
【0005】即ち、セラミックス製ローラ1を交換・点
検する際には、軸4からローラ1を取り外し、次いで、
軸受2を取り外すが、軸受2は軸受装填部5に嵌入さ
れ、軸受の外輪2aが上記装填部5の壁部に押圧される
ことによりローラ1に取り付けられているため、ローラ
1の軸挿通孔1aにタガネ等の取外し治具を挿入して、
軸受2を叩くことにより、軸受2を取り外すのが通例で
あった。一方、図6に示すように、従来のセラミックス
製ローラ1においては、その軸挿通孔1aのうち、軸受
2を装填する装填部5同士が規定する突出部6の厚み
が、軸受2の外輪2aの厚みより大きいかった。このた
め、上述のようにタガネ等の取外し治具で軸受2を叩く
際に、上記突出部6の縁部6a等を破損し易いという課
題があった。
【0006】また、このように縁部6aが破損すると、
軸4の回りの慣性モーメントが不均一となり、圧延に際
し高速度で回転することを必要とされるローラ1の機能
が阻害され、効率の良い圧延処理を行うことができなく
なるという課題があった。本発明は、このような従来技
術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、軸から取り外す際に破損を生じ難く、
圧延能率を向上できるセラミックス製ローラを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意研究した結果、上記軸受装填部同士が規
定する突出部を特定形状にすることにより、上記課題が
解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
従って、本発明のセラミックス製ローラは、熱間圧延ラ
インに用いるセラミックス製ローラであって、軸受を軸
受装填部に備えて構成され、この軸受装填部同士により
突設された突出部の厚みが、上記軸受の外輪の厚みより
小さく、上記突出部の縁部にテーパを設けて成ることを
特徴とする。
【0008】また、本発明の他のセラミックス製ローラ
は、熱間圧延ラインに用いるセラミックス製ローラであ
って、軸受を軸受装填部に備えて構成され、この軸受装
填部同士により突設された突出部に、軸方向に延在する
複数の縦溝を設けて成り、この縦溝は、突出部が規定す
る周壁部を等間隔に画することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明においては、上記突出部の厚みを、軸受
装填部の外輪の厚みより小さく形成し、且つこの突出部
の縁部にテーパを設けた。従って、タガネ等を用いてロ
ーラから軸受を取り外す際には、タガネの先端部を軸受
の外輪に容易に当接させて叩くことができ、金属に比し
靱性に欠けるローラの他の部分が破損するのを回避でき
る。
【0010】また、本発明においては、上記突出部に、
軸方向に延在する複数の縦溝を形成した。従って、上述
の如く軸受を取り外す際には、タガネ等の取外し治具の
先端をこの縦溝に案内させることにより上記軸受の外輪
に容易に当接させることができ、軸受を取り外す際のロ
ーラの破損を回避できる。また、この場合、縦溝の最も
深い部分の厚みを、軸受外輪の厚みより小さく形成す
る。なお、この縦溝は、ローラの慣性モーメントの均一
性を確保するために、上記突出部が規定する周壁部に均
等の間隔で設けるのがよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明を、図面を参照して実施例によ
り説明する。図1は、本発明のセラミックス製ローラの
一実施例を示す部分断面図である。同図において、セラ
ミックス製ローラ10は、ローラ本体11に軸受15を
嵌入して構成されている。そして、ローラ本体11は、
図示しないスペーサを装填するスペーサ装填部12と軸
受装填部13とを備え、この軸受装填部13同士により
突設されている突出部14を備えている。
【0012】次に、本発明の特徴をなす突出部14につ
いて説明する。図2は、図1に示すローラ10の部分拡
大断面図である。同図に示すように、突出部14の厚み
は、軸受15の外輪15aの厚みより、図示dの分だけ
小さく形成されている。また、突出部14の縁部にはθ
の角度を有するテーパ部14tが形成されている。この
ようなテーパ14tを形成することにより、タガネ等の
取外し治具の先端を軸受外輪15aに容易に当接させる
ことができ、これを押圧することにより、ローラ10の
突出部14等を破損すること無くローラ10から軸受1
5を取り外すことが可能になる。
【0013】ここで、「テーパ」とは、勾配を有すれば
十分であり、勾配部分の断面形状は、直線状のみならず
曲線状であってもよい。また、上記厚みの差dの寸法
は、突出部14の寸法や、取り外しのときに使用するタ
ガネ等の寸法等により適宜変更することができるが、上
記外輪15aの厚みの半分程度であるのが好ましい。代
表的に、突出部14の径方向長さが1mm程度の場合に
は、厚みの差dは0.5mm程度とすることができる。
【0014】上記ローラ10の製造法は、特に限定され
るものではないが、例えば、窒化珪素等のセラミックス
原料粉末をラバープレス法等により、円筒形状に成形
し、得られた成形体を焼成することにより得ることがで
きる。上記テーパ部14tは、得られた成形体を仮焼し
た後に、旋盤等を用いて切削加工することにより形成す
ることができる。なお、ガイドローラ又は圧延ロールの
用途に応じて、ローラ本体11の外周部に被圧延材用の
溝部11aを設けてもよい。
【0015】次に、本発明のセラミックス製ローラの他
の実施例を、図3に示す。なお、以下、上記ローラ10
の場合と実質的に同一の部材・部分等には同一符号を付
し、説明を省略する。図3において、ローラ20の軸受
装填部13の周壁部13aは、ローラ本体11の外周壁
部に設けた溝部11aの形状を部分的に模写して形成さ
れている。このように、周壁部13aと溝部11aとの
形状を近似させることにより、ローラ製造の際における
成形体の乾燥・焼成工程において、クラック等の発生を
抑制でき、ローラ製造の歩留りを向上させることができ
る。また、軸受装填部13を切削加工するところから、
ローラ20全体としての軽量化を図ることができ、高速
で回転させられるローラに対して極めて有効である。
【0016】次に、本発明の更に他の実施例を図4に示
す。図4(A)はローラ30を軸方向から見た側面図で
あり、図4(B)は図4(A)のX−X切断面における
断面図である。図4(B)に示すように、ローラ30
は、突出部14の軸方向に亘って形成されている縦溝1
4fを備える。そして、この縦溝14fの最も深い部分
の厚みは、軸受の外輪15aの厚みより小さく形成され
ている。なお、これら両者の厚みの差は、上記厚みの差
dに準じて考えることができる。これにより、タガネを
縦溝14fに案内させて外輪15aを押圧することがで
き、ローラ30から軸受15を容易に取り外すことがで
きる。
【0017】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨
の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、ロ
ーラ10等の寸法は、使用する圧延工程等に応じて適宜
変更することができる。また、ローラ10等の材質もセ
ラミックスであれば特に限定されるものではない。更
に、縦溝14fの断面形状も半円形のみならず、楕円
形、矩形等であってもよい。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
軸受装填部同士が規定する突出部を特定形状にすること
としたため、軸から取り外す際に破損を生じ難く、圧延
能率を向上できるセラミックス製ローラを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミックス製ローラの一実施例を示
す部分断面図である。
【図2】図1に示すローラの部分拡大断面図である。
【図3】本発明のセラミックス製ローラの他の実施例を
示す部分断面図である。
【図4】本発明のセラミックス製ローラの更に他の実施
例を示す側面及び断面図である。
【図5】従来のセラミックス製ローラの一例を示す断面
図である。
【図6】図5に示すローラの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10 ローラ 11 ローラ本体 11a 溝部 12 スペーサ装填部 13 軸受装填部 14 突出部 14t テーパ部 14f 縦溝 15 軸受 15a 軸受外輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16C 13/00 9026−3J F16C 13/00 A 9026−3J E

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延ラインに用いるセラミックス製
    ローラであって、 軸受を軸受装填部に備えて構成され、この軸受装填部同
    士により突設された突出部の厚みが、上記軸受の外輪の
    厚みより小さく、 上記突出部の縁部にテーパを設けて成ることを特徴とす
    るセラミックス製ローラ。
  2. 【請求項2】 外周壁部に被圧延材用の溝部を備え、且
    つ、上記軸受装填部の周壁部の断面形状が、上記溝部の
    断面形状と部分的に近似することを特徴とする請求項1
    記載のセラミックス製ローラ。
  3. 【請求項3】 熱間圧延ラインに用いるセラミックス製
    ローラであって、 軸受を軸受装填部に備えて構成され、この軸受装填部同
    士により突設された突出部に、軸方向に延在する複数の
    縦溝を設けて成り、 この縦溝は、突出部が規定する周壁部を等間隔に画する
    ことを特徴とするセラミックス製ローラ。
JP5068642A 1993-03-26 1993-03-26 セラミックス製ロ―ラ及びロ―ル Expired - Fee Related JP2500129B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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