JP2507635B2 - 二重化バス方式のデ―タ伝送装置 - Google Patents

二重化バス方式のデ―タ伝送装置

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JP2507635B2 JP1297727A JP29772789A JP2507635B2 JP 2507635 B2 JP2507635 B2 JP 2507635B2 JP 1297727 A JP1297727 A JP 1297727A JP 29772789 A JP29772789 A JP 29772789A JP 2507635 B2 JP2507635 B2 JP 2507635B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は各ステーションを2系統バスラインに接続
し、各ステーションのデータ送出タイミングをトークン
バス方式で制御するようにした二重化バス方式のデータ
伝送装置に関する。
(従来の技術) LAN(構内情報通信網)においては、データ伝送の信
頼性を確保するために第3図に示すように2系統バスラ
インの各バスライン1a,1bにそれぞれ端末番号ST1,ST2
…,STNが付されたN個のステーション2が並列に接続
されている。このようなLANにおいて、各ステーション
2相互間でデータ伝送を実行する場合に、各ステーショ
ン2が各バスライン1a,1bを占有するタイミングを制御
する方式としてトークンバス方式が採用されている。こ
のトークンバス方式は、周知のように、各ステーション
2相互間で1個の情報リングを形成し、そのリング内に
トークンを巡回させ、データ伝送を実行するステーショ
ンがそのトークンを捕獲した状態で、各バスライン1a,1
bを用いてデータ伝送を行う。データ伝送が終了する
と、そのトークンを情報リング、すなわち各バスライン
1a,1bに放出する。
また、バスライン1a,1b上を巡回しているトークンが
消滅すると、いずれのステーション2もデータ伝送を実
施できなくなってしまうので、トークンの消滅監視と再
生を行う機能が各ステーションに備わっている。具体的
には、トークンが消滅すると、データ伝送が出来なくな
るので、バスライン上の無信号の継続時間が規定時間以
上継続すると、トークンの再生を行い、トークンをバス
ライン上に送出して、各ステーション2相互間で前述し
た情報リングを再構築する。
なお、前述した規定時間Tmは規格(IEEE 802.4,ISO 8
802/4)にて、フレームを構成する各スロットルの継続
時間(スロットルタイム)TSの7倍の時間に設定されて
いる。
各ステーション2は例えば第4図に示すように構成さ
れている。すなわち、各バスライン1a,1bから入力され
た受信信号は復調器3a,3bで復調されて切換スイッチ4
を介してMAC層5へ入力される。また、MAC層5から送出
された送信信号は各変調器6a,6bで変調されたのち各バ
スライン1a,1bへ送出される。
前記MAC(メディア・アクセス・コントロール回路)
層5は、各種情報処理を実行する制御部等が含まれる上
位層7から送出される他のステーション2へ送出するデ
ータの送出タイミングをトークンバス方式で制御した
り、送出するデータを伝送フレームに組込んだりするデ
ータ伝送に関する各種制御およびデータ処理を実行す
る。
また、復調器3a,3bで復調された各受信信号はそれぞ
れエラー検出回路8a,8bへ入力されると共に、先着判定
回路9へ入力される。各エラー検出回路8a,8bは各バス
ライン1a,1bから受信した受信信号におけるエラーの有
無を調べ、エラーが検出されるとエラー検出信号をバス
ライン選択回路10へ送出する。また、先着判定回路9は
各バスライン1a,1bから入力した各受信信号の先着順序
を判定して先着判定結果をバスライン選択回路10へ送出
する。バスライン選択回路10は入力した各エラー検出信
号および先着判定結果を参照して、いずれのバスライン
1a,1bからの受信信号をMAC層5へ印加するかを判断し
て、切換スイッチ4へ切換信号を送出する。
すなわち、ステーション2からデータを送出する場合
は、両方のバスライン1a,1bに送出されるが、各バスラ
イン1a,1bからデータを取込む場合は、バスライン選択
回路10で各受信信号における受信状態の良否を判断し
て、受信状態の良い方の受信信号を取り込む。
このようなデータ伝送装置において、例えば第5図に
示すように、端末番号STXのステーション2(以下必要
に応じてステーションSTXと略記する)とバスライン1a
との信号線が断線した場合においては、ステーションST
Xから送出されたデータは一方のバスライン1bのみに伝
送される。この場合、他のステーションSTYは、両方の
バスライン1a,1bからの信号を取込むが、バスライン1a
上にはデータが存在しないので、先着判定回路9によっ
てバスライン1bからの受信信号が先着信号と判定され、
バスライン選択回路10によって、バスライン1bからの受
信信号が選択される。よって、それ以降健全な方のバス
ライン1bを用いてデータ伝送が実行される。
また、一方のバスライン1aが完全に使用できない状態
でなくとも、いずれか一方のバスラインに雑音が混入し
て、該当バスラインを介して受信した受信信号にエラー
が多発した場合は、該当バスライン側のエラー検出回路
から出力されるエラー検出信号の単位時間当りの出力回
数が健全なバスライン側のエラー検出回路から出力され
るそれに比較して格段に大きいので、バスライン選択回
路10が雑音の少ないバスラインの受信信号を選択する。
このように、各ステーション2相互間を接続するバス
ラインを二重化することによって、一方のバスラインに
異常が発生したとしても他方のバスラインを用いてデー
タ伝送を継続できるので、データ伝送の信頼性を向上で
きる。
しかしながら、上記のように構成された二重化バス方
式のデータ伝送装置においてもまだ改良すべき次のよう
な問題がある。
すなわち、第6図に示すように、ステーションSTX
バスライン1aに対する断線故障に加えて、別のステーシ
ョンSTYの他方のバスライン1bに対する断線故障が発生
したとする。なお、ステーションSTX,STYとは互いに2
ステーション以上離れているものとする。
このような状態においては、第6図に示すように、例
えばステーションSTXの一つ前(上流)のステーションS
TX-1がトークンを捕獲して、データを送出すると、どの
データは両方のバスライン1a,1bに同時に送出される。
よって、ステーションSTXはこのデータをバスライン1b
を介して受信し、ステーションSTYは同じデータをバス
ライン1aを介して受信できる。
次に、ステーションSTXが、ステーションSTX-1が放出
したトークンを捕獲して自己のデータDXを送出すると、
このデータDXは一方のバスライン1bのみに伝送され、他
方のバスライン1aに該当データDXが伝送されない。した
がって、ステーションSTYはステーションSTXのデータDX
を受信できないので、そのデータDXの継続時間は無信号
状態となる。そして、トークンが次のステーションST
X+1に移動して、このステーションSTX+1からデータが送
出されると、このデーをバスライン1aを介して受信でき
る。
しかし、例えばステーションSTXのデータDXの継続時
間TXが前述した規格で定められた規定時間Tmより長くな
ると、ステーションSTYとしては、無信号時間がその時
間TXだけ続くので、トークンが消滅したと判断して、バ
スライン1a,1bに対してトークンの要求信号を出力す
る。なお、実際にはトークン要求信号はバスライン1aの
みに送出される。そして、所定時間内にトークンが捕獲
できなかった場合は、ステーションSTY自身でトークン
を送出して、バスライン1a,1bに接続された各ステーシ
ョン2相互間で前述した情報リングの再構築を行う。
しかし、再構築された情報リングにおいても、トーク
ンがステーションSTXに捕獲され、ステーションSTXがデ
ータDXを送出した時点で、再度ステーションSTYにて情
報リングの再構築が実行される。よってこの状態が永久
に繰返されるので、故障原因が解消されない限り、故障
のステーションSTX,STYのみならず、2系統バスライン
に接続された全部のステーション2相互間のデータ伝送
が不能となる。
(発明が解決しようとする課題) このように、従来の二重化バス方式のデータ伝送装置
においては、片方のバスラインに対してのみの故障には
十分対処できるが、複数のステーション間で互いに異な
るバスラインに対する断線が発生すると、データ伝送装
置全体のデータ伝送が不可能になる問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、受
信信号の無信号状態が所定時間を超えたときは、該当ス
テーションからバスラインに対するデータ送信を強制的
に遮断することによって、たとえ複数のステーション間
で互いに異なるバスラインに対する断線が発生したとし
ても、装置全体のシステムダウンを未然に防止でき、被
害を最小限に抑制でき、装置全体の信頼性を向上できる
二重化バス方式のデータ伝送装置を提供することを目的
とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解消するために本発明は、同一データを伝
送する2系統バスラインの各バスラインに各ステーショ
ンをそれぞれ接続し、一方のバスラインを用いたデータ
伝送が不能になったとき他方のバスラインを用いてデー
タ伝送を行うと共に、各ステーションにおける各バスラ
インに対するデータの送出タイミングをトークンバス方
式で制御し、かつ、各ステーションからトークンの再送
出による情報リングの再構築を可能とする二重化バス方
式のデータ伝送装置において、各ステーションは、2系
統バスラインに対する信号送出路に介挿され、当該信号
送出路のみを切り離し可能なスイッチ回路と、2系統バ
スラインにおける無信号継続時間を計時してこの無信号
継続時間が所定時間を超えると信号無し信号を出力する
無信号状態検出回路と、この無信号状態検出回路から出
力される信号無し信号の所定期間内における出力回数が
予め定められた限界回数に達したとき、スイッチ回路へ
信号送出路の切り離し開放信号を送出する送信禁止制御
回路とを備え、自己の信号送出路を2系統バスラインか
ら切り離すようになっている。
(作用) このように構成された二重化バス方式のデータ伝送装
置において、例えば複数のステーションにおいて互いに
異なるバスラインに対する断線故障が発生すると、先に
トークンを捕獲したステーションから送出されたデータ
は他方のステーションには受信されない。したがって、
前記データの継続時間が所定時間を越える場合は、受信
側のステーション内の無信号状態検出回路から信号無し
信号が出力される。そして、その信号無し信号が所定期
間内に限界回数以上出力されると、該当ステーションか
らの信号送出が禁止される。したがって、このステーシ
ョンはデータを受信するのみで、データ送信が停止され
る。よって、該当ステーションがトークン要求信号をバ
スラインへ送出しないので、トークンの情報リングの再
構築処理が実行されない。その結果、データ伝送装置
は、信号送出が禁止されたステーションを除く状態でデ
ータ伝送が継続される。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は実施例の二重化バス方式のデータ伝送装置に
組込まれた各ステーション2の概略構成を示すブロック
図である。なお、データ伝送装置全体の構成は第3図と
同じである。したがって、第3図および第4図と同一部
分には同一符号を付して、重複する部分の説明を省略す
る。
この実施例のデータ伝送装置における各ステーション
2においては、第1図に示すように、MAC層5から出力
される送信信号を変調する変調器6a,6bと各データバス1
a,1bとの間にそれぞれスイッチ回路21a,21bが介挿され
ている。また、バスライン1a,1bから受信された各受信
信号は切換スイッチ4にていずれか一方の受信信号が選
択され、選択された受信信号はMAC層5へ入力されると
ともに無信号状態検出回路22へ入力される。
この無信号状態検出回路22は、切換スイッチ4にて選
択されて受信信号における無信号状態の継続時間を計時
し、この無信号継続時間が前述した規格(IEEE 802.4,I
SO 8802/4)にて定められたフレームを構成する各スロ
ットルの継続時間(スロットルタイム)TSの7倍である
規定時間Tmを超えると、パルス状の信号無し信号を次の
送信禁止制御回路23へ送出する。この送信禁止制御回路
23は、入力した信号無し信号に対して各種演算を実行し
て、演算結果を前記各スイッチ回路21a,21bに対する開
閉制御信号として送出する。
第2図は前記送信禁止制御回路23の概略構成を示すブ
ロック図である。無信号状態検出回路22から出力された
パルス状の信号無し信号は各フィルタ回路24,25へ入力
される。フィルタ回路24には外部から所定期間TAおよび
限界回数n1がパラメータとて印加されている。なお、こ
の所定期間TAおよび限界回数n1は必要に応じて変更する
ことが可能である。そして、所定期間TA内に信号無し信
号が限界回数n1回以上入力すると、このフィルタ回路24
は次のフリップフロップ26のセット端子SへHレベルの
セット信号を印加する。よって、フリップフロップ26の
出力端子QからHレベルの開放信号が送出される。Hレ
ベルの開放信号が送信禁止制御回路23から送出される
と、各スイッチ回路21a,21bが開放される。
なお、前記所定時間TAは前記規定時間Tmに比較して大
幅に長い時間に設定されている。但し、過度に長いと、
点検補修時にデータ伝送装置の各ステーション2の出力
を連続して遮断した場合に、これを故障と判断して、出
力信号を強制遮断してしまうので、実験的に最適値に設
定されている。また、前記限界回数n1は実施例において
は2に設定されている。なお、n1=1に設定すると、異
常の検出速度が早くなるが、前述した情報リングの構築
時における正常な無信号継続期間に起因する信号無し信
号を故障による信号無し信号として検出して、出力信号
を強制遮断する懸念がある。よって、n1=2に設定し
て、実際に故障した場合のみ出力信号を強制遮断するよ
うにしている。
次に、フィルタ回路25には、前記フィルタ回路24に対
する所定時間TAよりさらに長い所定時間TBに乱数発生回
路27から出力された乱数Rを加算した期間(TB+R)、
および下限回数n2がパラロメータとして印加されてい
る。そして、期間(TB+R)を経過した時点で前記信号
無し信号が下限回数n2以下しか入力されなかった場合
は、このフィルタ回路25は次のフリップフロップ26のリ
セット端子RへHレベルのリセット信号を印加する。よ
って、フリップフロップ26の出力端子QがLレベルへ転
換して、Hレベルの開放信号が解除され、Lレベルの閉
成信号が送出される。Lレベルの閉成信号が送信禁止制
御回路23から送出されると、各スイッチ回路21a,21bが
閉成される。よって、MAC層5から出力された送信信号
は正常に各バスライン1a,1bへ送出される。
なお、前記下限回数n2は限界回数n1と同じ値である2
に設定されている。さらに、乱数発生回路27から出力れ
る乱数Rの値は、端末番号1番からN番までの全部のス
テーション2で常に異なるような値で、かつ所定時間TB
に比較して微小時間となるような値である。
このように構成された二重化バス方式のデータ伝送装
置において、各ステーション2が正常に各バスライン1
a,1bに対するアクセスが可能であれば、各ステーション
2相互間に情報リングが形成され、トークンが正常に巡
回している状態においては、各ステーション2におい
て、前述した規定時間Tmを超える無信号継続時間を計時
することはないので、各スイッチ回路21a,21bは閉成状
態を維持する。
そして、何等かの異常が生じて例えば第5図に示すよ
うに、ステーションSTXのバスライン1aに対する信号線
が断線した場合や、いずれか一方のバスライン1a,1bに
雑音が混入して、受信信号にエラーが多発した場合に
は、バスライン選択回路10が動作して正常なバスライン
を使用してデータ伝送が継続される。
次に、第6図に示すように、各ステーションSTX,STY
で互いに異なるバスライン1a,1bに対する信号線が断線
した場合で、かつ第7図に示すように、ステーションST
Xがトークンを捕獲した状態で規定時間Tmを越える長さ
のデータDXを送出した場合には、ステーションSTYの無
信号状態検出回路22が動作して、送信禁止制御回路23へ
パルス状の信号無し信号を送出する。したがって、フィ
ルタ回路24は1回目の信号無し信号を登録する。
なお、この時点で前述したように正常状態における情
報リング構築時に規定時間Tmを超える無信号継続時間が
存在して、フィルタ回路24に既に1回目の信号無し信号
が登録されていれば、即座にフリップフロップ26はセッ
トされ、各スイッチ回路21a,21bは解放される。
フィルタ回路24に1回目の信号無し信号が登録された
のみでは、各スイッチ回路21a,21bは開放されない。
一方、無信号継続時間が前記規定時間Tmを超えると、
NAC層5内に収納されているトークンバス方式の制御プ
ログラムが作動して、前述したようにトークン要求信号
をまだ閉成状態を維持しているスイッチ回路21a,21bを
介して各バスライン1a,1bへ送出する。なお、実際には
バスライン1bに対する信号線が断線しているので、正常
なバスライン1aのみに送出される。そして、前述したよ
うに、所定時間内にトークンが捕獲できなかった場合
は、ステーションSTY自身でトークンを送出して、バス
ライン1a,1bに接続された各ステーション2相互間で前
述した情報リングの再構築を行う。
しかし、再構築された情報リングにおいても、故障原
因が解消されていないので、トークンがステーションST
Xに捕獲され、ステーションSTXがデータを送出した時点
で、前記ステーションSTYにて再度無信号継続時間が規
定時間Tmを超えたことが検出され、送信禁止制御回路23
に2回目の信号なし信号が入力される。したがって、フ
ィルタ回路24からセット信号が送出され、フリップフロ
ップ26がセットされ、各スイッチ回路21a,21bは開放さ
れる。
各スイッチ回路21a,21bが開放されると、たとえMAC層
5からトークン要求信号や制御リングを再構築するため
のトークンが出力されたとしても、これらの信号はバス
ライン1a,1b上を伝送されることはない。よって、ステ
ーションSTYはトークンを捕獲しないと見なして、ステ
ーションSTXを含む他のステーション2の間でトークン
が巡回して、正常にデータ伝送が継続される。
なお、ステーションSTYは、各スイッチ回路21a,21bが
開放されていたとしても各バスライン1a,1b上に送出さ
れるステーションSTXを除く各ステーション2からのデ
ータDを受信している。よって、ステーションSTYは故
障復旧を待つ待機状態となる。
そして、いずれか一方のステーションSTX,STYの断線
故障が復旧すると、正常な方のバスライン1a,1bを用い
てデータ伝送が可能になるので、ステーションSTYは、
いずれか一方のバスライン1a,1b上に送出されたステー
ションSTXのデータDXを検出可能となる。よって、無信
号状態検出回路44は信号無し信号の送出を停止する。そ
して、その停止期間が前述した期間(TB+R)に達する
と、送信禁止制御回路23内のフィルタ回路25が動作し
て、フリップフロップ26へリセット信号を送出する。よ
って、フリップフロップ23はリセットされ、各スイッチ
回路21a,21bは閉成される。したがって、このステーシ
ョンSTYはトークンを捕獲した時点で、自己のデータDY
をバスライン1a,1bへ送出できる。
よって、この二重化バス方式のデータ伝送装置は復帰
したステーションSTYを含めた全部のステーション2相
互間におけるデータ伝送を継続できる。
次に、送信禁止制御回路23のフィルタ回路25に乱数R
を加算した期間(TB+R)を設定する効果を説明する。
第6図において、ステーションSTX,STYは互いに対等
であるので、ステーションSTYもステーションSTXと同様
に規定時間Tmを超えるデータDYを送出すると、ステーシ
ョンSTX内の無信号状態検出回路も信号無し信号を送出
する。このような場合、故障した両方のステーションST
X,STYが同時に待機状態になる可能性がある。両ステー
ションSTX,STYが同時に待機状態に移行すると、両ステ
ーションSTX,STYとも無信号継続期間を検出しなくな
る。それ故、実際に故障復旧していないのに両方のステ
ーションSTX,STYが同時に待機状態を解除される。する
と、再び両ステーションSTX,STYにより引き起こされる
無信号継続期間が発生する。よって、再度同時に両ステ
ーションSTX,STYは待機状態に移行される。このように
して待機状態,待機復旧状態とが無限に繰返される。し
たがって、データ伝送装置としては異常状態が永久に解
除されないことになる。
このような不都合を解消するために、待機状態移行時
点から待機状態復旧時点までの時間を規定するフィルタ
回路25に印加する期間(TB+R)に乱数Rの項を組込む
ことにより、各ステーションSTX,STY間で待機状態から
復旧するまでの時間をずらせて、故意にいずれか一方の
ステーションが早く待機状態から復旧して、まだ待機状
態にある他方のステーションに無信号継続期間を検出さ
せて、その他方のステーションにさらに待機状態を継続
させることができる。よって、このデータ伝送装置はこ
の一方のステーションだけ待機状態となる状態を維持す
ることができ、待機状態のステーションを除く各ステー
ション相互間でデータ伝送を正常に継続できる。
このように、複数のステーションの間で異なるバスラ
インに対するアクセスが不可能になる状態に陥ったとし
ても、一方のバスラインに対するアクセスが不可能にな
ったステーションのみを強制的に待機状態に移行させる
ことによって、データ伝送を継続でき、被害を最小限に
抑制でき、装置全体のシステムダウンを未然に防止でき
る。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものでは
ない。実施例装置においては、無信号継続時間を計時す
る無信号状態検出回路をMAC層5の外部に独立して設け
たが、MAC層5内のトークンバス方式を制御するプログ
ラムに組込まれているトークン要求信号を送出するタイ
ミングを設定するためのタイマ回路と共通であってもよ
い。また、トークン要求信号を信号無し信号と見なして
送信禁止制御回路23へ印加してもよい。
さらに、乱数Rに各ステーション2毎に重用度を加味
した重付けを付加することにより、同時に待機状態に移
行したステーションのうち、より重要なステーションが
先に待機状態から復旧させて、さほど重要でないステー
ションに待機状態を継続して維持させることも可能であ
る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の二重化バス方式のデータ
伝送装置によれば、受信信号の無信号状態が所定時間を
超えたとき、該当ステーションからバスラインに対する
信号送信を強制的に遮断している。したがって、たとえ
複数のステーション間で互いに異なるバスラインに対す
る断線が発生したとしても、装置全体のシステムダウン
を未然に防止でき、被害を最小限に抑制できる。その結
果、装置全体の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の二重化バス方式のデータ伝送装置にお
ける各ステーションの概略構成を示すブロック図、第2
図は同実施制装置の送信禁止制御回路を示すブロック
図、第3図は一般的な二重化バス方式のデータ伝送装置
を示すブロック図、第4図は従来装置における各ステー
ションの概略構成を示すブロック図、第5図および第6
図は一般的な故障状態を示す図、第7図は従来装置の問
題点を説明するためのタイムチャートである。 1a,1b……バスライン、2,STX,STY……ステーション、4
……切換スイッチ、5……MAC層、8a,8b……エラー検出
回路、9……先着判定回路、10……バスライン選択回
路、21a,21b……スイッチ回路、22……無信号状態検出
回路、23……送信禁止制御回路、24,25……フィルタ回
路、26……フリップフロップ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一データを伝送する2系統バスラインの
    各バスラインに各ステーションをそれぞれ接続し、一方
    のバスラインを用いたデータ伝送が不能になったとき他
    方のバスラインを用いてデータ伝送を行うと共に、各ス
    テーションにおける各バスラインに対するデータの送出
    タイミングをトークンバス方式で制御し、かつ、各ステ
    ーションからトークンの再送出による情報リングの再構
    築を可能とする二重化バス方式のデータ伝送装置におい
    て、 前記各ステーションは、前記2系統バスラインに対する
    信号送出路に介挿され、当該信号送出路のみを切り離し
    可能なスイッチ回路と、前記2系統バスラインにおける
    無信号継続時間を計時してこの無信号継続時間が所定時
    間を超えると信号無し信号を出力する無信号状態検出回
    路と、この無信号状態検出回路から出力される信号無し
    信号の所定期間内における出力回数が予め定められた限
    界回数に達したとき、前記スイッチ回路へ前記信号送出
    路の切り離し開放信号を送出する送信禁止制御回路とを
    備え、自己の信号送出路を前記2系統バスラインから切
    り離すことを特徴とする二重化バス方式のデータ伝送装
    置。
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