JP2526823B2 - 電子弦楽器 - Google Patents

電子弦楽器

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JP2526823B2
JP2526823B2 JP4256512A JP25651292A JP2526823B2 JP 2526823 B2 JP2526823 B2 JP 2526823B2 JP 4256512 A JP4256512 A JP 4256512A JP 25651292 A JP25651292 A JP 25651292A JP 2526823 B2 JP2526823 B2 JP 2526823B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子弦楽器に係り、特
にフレット操作を行ったときのコード(chord )音の発
生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子弦楽器は、弦の弾弦操作(ピッキン
グ操作)を検知してその弾弦操作された弦のフレット操
作位置に対応する音高を電子的に発生させる電子楽器で
ある。
【0003】電子弦楽器は、楽音の音高を決定する方法
によりトリガー型とピッチ抽出型に大別される。トリガ
ー型の電子弦楽器は、フレット操作位置を直接感知して
楽音の音高を設定するものであり、一般に各弦の振動の
開始/終了を独立に感知する弦トリガースイッチと各弦
のフレット操作位置を感知するフレットスイッチが設け
られている。
【0004】このトリガー型の電子弦楽器においては、
前記弦トリガースイッチにより、弦の振動の開始を検知
するとフレットスイッチの状態(ステイタス)からフレ
ット操作位置を求め、このフレット操作位置から音高デ
ータを作成し、内部または外部に設けられた楽音発生回
路によりその音高データに対応する楽音を、振動を開始
した弦の情報の出力タイミングで発生するようにしてい
る。したがって、弦を弾弦(ピッキング操作)すると、
その弾弦操作された弦のフレット操作位置に対応する音
高の楽音が発音される。また、弾弦された弦に対し、フ
レット操作が行われていない場合には、開放弦に対応す
る音高の楽音が発生されるようになっている。そして、
このトリガー型の電子弦楽器においても、自然弦楽器と
同様にしてコード演奏を行うことが可能となっている。
【0005】すなわち、コードを構成する各構成音の音
高をフレット操作により正しく指定して、そのフレット
操作を行った弦に対し弾弦操作を行うことによりコード
の各構成音が発音されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の電子弦楽器においては、フレット操作によりコードフ
ォームを正しく行って、そのフレット操作が行われた弦
を弾弦操作することにより、コード音が発音されるが、
コード音の発音状態は予め定められた一定の態様に限定
されており、弾弦操作の操作順序を変えたり、各弦の弾
弦操作間隔を変えても、同一の発音態様でしか発音がな
されなかった。自然弦楽器においては、弾弦操作を変化
させることにより、同一のコード音を種々の発音態様で
発音させることが可能であり、多様な演奏表現が可能と
なっている。
【0007】本発明の課題は、正しいコード指定がなさ
れていると判別した場合に、最初に弾弦操作が検出され
た弦の種類に応じて、そのコード指定に係るコード音を
種々の発音態様で発音させることにより、容易にコード
音を多様な音楽表現で演奏できるようにすることであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次のとお
りである。
【0009】複数の弾弦操作検出手段は、弾弦操作をそ
れぞれ検出するものであり、各弾弦操作検出手段は、例
えば、張設された複数の弦のそれぞれの振動を検出する
ように構成され、弦の振動に対応してオン/オフを繰り
返す弦トリガー検出スイッチ、または、弦の振動を弦の
振動に相似する電気信号に変換するピックアップ等を有
する。前記ピックアップは、例えば電磁式、光学式、ま
たは圧電式のセンサからなる。
【0010】和音指定手段は和音を指定するものであ
り、例えば、フィンガーボードのフレット間で、かつ張
弦された各弦に対応したマトリクス状に設けられたオン
/オフ・タイプのフレットスイッチのうちのいずれのも
のがオンされているかに基づいて和音を指定するように
する。
【0011】
【0012】
【0013】楽音発生指示手段は、前記複数の弾弦操作
検出手段の何れか1つが前記弾弦操作を検出すると、前
記和音指定手段が指定する和音を構成する音高の複数の
楽音を、何れの前記弾弦操作検出手段が弾弦操作を検出
したかに基づく態様で発生させるよう指示する。例え
ば、第1弦または第2弦が弾弦操作された場合、和音の
各構成音を同時に発生させ、第3,4,5,6弦が弾弦
操作された場合、所定の音長間隔で和音の各構成音を順
次発生させるよう指示する。また、和音の各構成音を弾
弦操作された弦に応じた所定のアルペジオパターンで発
生させるよう指示する。
【0014】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。
【0015】例えば、張設された弦を弾弦する等の弾弦
操作が行なわれると、例えば、複数の弦のそれぞれの振
動を検出するように設けられた複数の弾弦操作検出手段
の少なくとも1つがこの弾弦操作を検出し、その検出信
号を楽音発生指示手段に加える。また、和音指定手段
は、例えばフィンガーボードに設けられたフレットスイ
ッチのオン/オフ状態に基づいて和音を指定する。
【0016】楽音発生指示手段は、いずれかの弾弦操作
検出手段が弾弦操作を検出すると、和音指定手段が指定
する和音の構成音を、何れの弾弦操作検出手段が弾弦操
作を検出したかに基づく態様で発生させるよう指示し、
この指示に基づいて指定された和音の構成音が、弾弦操
作を検出した弾弦操作検出手段に対応して生成される。
【0017】このように、和音が指定された場合に、弾
弦操作が検出されると、この弾弦操作を検出した弾弦操
作検出手段に対応する態様で、指定された和音の構成音
が発生する。したがって、例えば、和音指定を行って、
任意の弦を弾弦操作することにより、任意の態様で和音
の構成音を発生させることができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。 {構 成}図1は本発明の一実施例に係るトリガー
型の電子弦楽器の外観図である。
【0019】同図に示すように、弦楽器本体は、胴部
1、ネック2、及びヘッド3とから成るギターの形状を
成し、ネック2の上方及び胴部1の上方にはその長手方
向に弦楽器演奏用の複数の弦4(ここでは6本)が張設
されている。詳細には、各弦4は、一端がヘッド3上に
設けられたペッグ7に支持され、他端がケース11内に
設けられた各弦の弾弦(ピッキング)を検出する弦トリ
ガースイッチTSWに接続されて、ネック2の上面に貼
設されたフィンガーボード8及び胴部1の上方に張設さ
れている。
【0020】各弦4には「1」〜「6」までの弦番号が
割り当てられており、便宜上、弦番号がi(i=1〜
6)の弦4を第i弦と表現する。胴部1上には電源のO
N/OFFの切り換えを行う電源スイッチPSW、さら
に音色選択用のパネルスイッチ5a、音量を調節するた
めのメインボリュームスイッチ5b、ミュート等の制御
を行うキースイッチ5cが設けらている。
【0021】フィンガーボード8上には、所定間隔でフ
レット12が固設されており、フィンガーボード8内に
は各弦4に対応して、各フレット12間に複数のフレッ
トスイッチFSWがマトリクス状に埋設されている。上
記フレットスイッチFSWは各弦4のフレット操作位置
を検出するためのものである。
【0022】また、各フレットスイッチFSWには所定
のフレット番号が割り当てられている。全体的な回路構成 次に、図2は、図1に示した上記実施例の全体的な回路
構成を示すブロック図である。
【0023】弦トリガースイッチ群10は、図1に示す
ように各弦に対応して設けられた、各弦4の振動の開始
/終了を検出する複数の弦トリガースイッチTSWから
成るスイッチ群であり、例えば弦4の振動に応じて交互
にオン/オフを繰り返すようになっている。
【0024】ラッチ回路20は、弦4の数に等しいだけ
のRS型のフリップフロップから成っており、各フリッ
プフロップのセット端子Sがそれぞれ各弦トリガースイ
ッチTSWに1対1に接続されている。したがって、弦
トリガースイッチTSWがオンになると、対応するフリ
ップフロップが“1”にセットされるようになってい
る。
【0025】また、マイクロコンピュータ30は図示し
てはいないがROM(リード・オンリ・メモリ)やRA
M(ランダム・アクセス・メモリ)を内蔵しており、R
OMに記憶されているプログラムを実行してシステム全
体の制御を行っている。
【0026】マイクロコンピュータ30はラッチ回路2
0の各フリップフロップの内容を所定周期で読み出して
おり、前回読み出した内容と今回読み出した内容を比較
して、各弦の振動の開始を検出している。すなわち、フ
リップフロップの値が“0”から“1”に変化した時
に、弦の振動が開始されたものと判断している。
【0027】また、マイクロコンピュータ30は、弦の
振動開始を検知すると、所定のタイマ値を図示していな
い内蔵のタイマにセットしてタイマを起動させ、タイマ
からの時間終了割り込み(タイマ値に等しい時間が経過
すると発生する)により、弦の振動が開始されて“1”
にセットされているフリップフロップを所定時間経過後
に“0”にリセットするようにしてチャタリングを防止
するようにしている。
【0028】フレットスイッチ群40は、図1に示すよ
うに各弦4に対応してフレット12間にマトリックス状
に設けられた複数のフレットスイッチFSWから成って
おり、弦4をフィンガーボード8上の所定位置に押圧す
ると、その押圧位置の下方に埋設されているフレットス
イッチFSWがオンとなるようになっている。各フレッ
トスイッチFSWの出力はスイッチステイタス検出部5
0に加わっている。
【0029】さらに、パネルスイッチ群60は、図1に
示す音色選択用パネルスイッチ5a、メインボリューム
スイッチ5b,キースイッチ5c等のパネルスイッチか
ら成っており、パネルスイッチ群60の各スイッチの出
力はスイッチステイタス検出部50に加わっている。
【0030】スイッチステイタス検出部50は、フレッ
トスイッチ群40の各フレットスイッチFSW及びパネ
ルスイッチ群60の各スイッチのオン/オフ状態(ステ
イタス)を記憶する回路であり、マイクロコンピュータ
30は、スイッチステイタス検出部50からフレットス
イッチ群40及びパネルスイッチ群60の各スイッチの
ステイタスを読み出している。
【0031】また、コードテーブルメモリ65は各コー
ドの構成音の音高データをフレット操作位置に対応させ
て記憶しているメモリである。マイクロコンピュータ3
0は、後述にて詳しく説明するコード判別処理におい
て、スイッチステイタス検出部50から読み出した各弦
4のフレット操作位置と弦番号をコードテーブルメモリ
65内の各コードのフレット操作位置及び弦番号と照合
させて、正しいコード指定がなされているかどうかの判
別を行っている。
【0032】上述のようにして、マイクロコンピュータ
30は、ラッチ回路20からトリガースイッチTSWの
ステイタスを読み出し、弦の振動すなわちピッキング操
作を感知すると、スイッチステイタス検出部50を介し
て各弦のフレット操作位置を求める。そして、各弦のフ
レット操作位置から各弦で指定されている音高を求め、
後述詳しく説明するようにコードが正しく構成されてい
るか否かを判別し、コードが正しく構成されている場合
にはコードを構成する各音高データとノートオン指示デ
ータを音源回路70に出力する。
【0033】また、マイクロコンピュータ30はスイッ
チステイタス検出部50を介してパネルスイッチ群60
の各スイッチのステイタスを読み出し、そのステイタス
情報に基づいて音色や音量等の各種楽音制御情報を作成
し音源回路70に出力する。
【0034】音源回路70は、複数の音色の波形を記憶
する波形メモリを有しており、マイクロコンピュータ3
0から加わる楽音制御情報(音高、音色、音量等)に応
じた楽音を発生させる。そして、マイクロコンピュータ
30による時分割制御によりコードの各構成音を同時に
発生すること、すなわちコード音の発生が可能である。
【0035】音源回路70により発生されるコード音は
アンプ80及びスピーカ90を介して外部に放音され
る。 {動 作}次に上述のように構成された実施例の動
作を説明する。
【0036】図3はマイクロコンピュータ30により行
われる、コード発音の動作を説明するフローチャートで
ある。電源スイッチPSWがオンになると、マイクロコ
ンピュータ30は、RAM内の記憶領域の初期設定等の
イニシャライズ処理を行う(G1)。このイニシャライ
ズ処理G1により、例えばラッチ回路20の各フリップ
フロップが“0”にリセットされる。
【0037】次に、スイッチステイタス検出部50を介
してフレットスイッチ群40の各フレットスイッチFS
Wのステイタスを読み出し各フレット操作位置に対応す
るフレット番号を求める(G2)。そして、そのフレッ
ト番号をキーコードデータとしてコードテーブルメモリ
65を検索して、フレット操作に対応するコードが有る
か、すなわち正しいコード指定がなされているか判別す
る(G3)。
【0038】そして、正しいコード指定がなされていれ
ば、次に、ラッチ回路20から各弦4に対応する弦トリ
ガースイッチTSWの最新のステイタスを記憶している
フリップフロップの値を読み出し(G4)、前回読み出
した値と今回読み出した値との比較を行い、各弦4の振
動開始(弦トリガー有)を判別する(G5)。マイクロ
コンピュータ30は、RAM内に、各弦4に対応するフ
リップフロップの前回の値を記憶しており、この前回の
値と新たに読み出した値を比較する。そして、フリップ
フロップの値が“0”から“1”に変化したことを検出
することにより弦トリガー(弦4がピッキング操作され
たこと)有を判別している。
【0039】上記判別処理G5で第1弦から第6弦まで
のどの弦4のトリガーであるかを問わず、またコード指
定のためのフレット操作が行われた弦4に限定されるこ
となく、いづれかの弦4で弦トリガー有と判別されれば
第6弦から第1弦までをダウンストロークまたは第1弦
から第6弦までをアップストロークするに要する所定時
間が経過するまでウェイトした後(G6)、上記G5で
弦トリガーが有を検出した弦の弦番号の判別を行い(G
7)、第1弦または第2弦がピッキング操作されていれ
ば、図4(a) に模式的に示すようにコードの各構成音の
音高データを音源回路70へ一斉に出力し、コードの各
構成音を同時に発音させる(第1コード音発音処理G
8)。
【0040】一方、上記G7で第3弦または第4弦の弦
トリガー有を検出した場合には、図4(b) に模式的に示
すようにコードの各構成音の音高データを32分音符に相
当する時間間隔で音源回路70へ出力し、各構成音を32
分音符に相当する時間間隔で順次発音させる(第2コー
ド音発音処理G9)。
【0041】また、上記G7で第5弦または第6弦の弦
トリガー有を検出した場合には、図4(c) に模式的に示
すようにコードの各構成音の音高データを4分音符に相
当する時間間隔で音源回路70へ出力し、各構成音を4
分音符に相当する時間間隔で順次発音させる(第3コー
ド音発音処理G10)。
【0042】この場合において、図4(a) 〜(c) はいづ
れもEマイナーコード(ミ、ソ、シ)のコード指定を行
った場合を示し、弦のピッキングを行った弦が開放弦で
ある場合を示している。尚、ピッキングを行う弦は、コ
ード指定を行った弦、すなわちフレット操作を行った弦
であってもよいことは勿論である。
【0043】上記G8,G9またはG10でコード音の
発音処理を行った後、再び上記G2〜G10を繰り返
す。また、上記G3でフレット操作により正しいコード
指定がなされていないと判別した場合、または上記G5
で弦トリガーが無いと判別した場合には直ちに上記G2
に戻る。
【0044】上記動作により、フレット操作により正し
いコード指定がなされた場合には、ピッキング操作され
た弦の種類に応じた発音態様で、コード音が発音され
る。コード判別処理 次に、図5は前記G6のコード判別処理の詳細なフロー
チャートである。
【0045】まず、前記G2でのフレット操作位置の検
出結果に基づいて、オンとなっているスイッチマトリッ
クスの数、すなわちフレット操作が行われているフレッ
トスイッチFSWの数を判別し(H1)、フレット操作
が行われているフレットスイッチFSWの数が「3」以
上であれば、フレット操作が行われた全てのフレット操
作位置のフレット番号をキーコードデータとして、コー
ドテーブルメモリ65を検索して、フレット操作により
指定された各キーコードデータに対応するコードがコー
ドテーブルメモリ65内に格納されているかどうか判別
する(H2〜H3)。
【0046】そして、コードテーブルメモリ65内に対
応するコードが格納されていれば、正しいコードの指定
がなされたと判別し、コードテーブルメモリ65からそ
の対応するコードの各構成音の音高データを読み出す
(H4)。
【0047】このように、本実施例においては弦楽器に
おけるコード指定の大部分が3つ以上のフレットスイッ
チFSWに対するフレット操作により行われることか
ら、まず3つ以上のフレットスイッチFSWに対してフ
レット操作が行われているかを判別して、比較的処理時
間が長くなるコードテーブルメモリ65の検索処理時間
の短縮化を図っている。このことにより、コード発音の
高速化が可能となる。
【0048】尚、図3のフローチャートのコード発音処
理G8,G9,G10は、図4(a),(b) ,(c) の模式
図に示す発音態様に限定されることなく、例えば図6
(a) 〜(c) に示すアルペジオパターンの発音態様であっ
てもよい。
【0049】すなわち、フレット操作によりEマイナー
コード(ミ、ソ、シ)が指定され、第1弦または第2弦
が最初にピッキング操作された場合、図6(a) に示すよ
うに16分音符に相当する音長間隔で「ミ」、「ソ」、
「シ」、「ミ」、「ソ」、「シ」の順にEマイナーコー
ドの各構成音を発音させる(前記G8)。
【0050】また、同じくEマイナーコード(ミ、ソ、
シ)が指定され、第3弦または第4弦が最初にピッキン
グ操作された場合、図6(b) に示すように32分音符に相
当する音長間隔で「ミ」、「ソ」、「シ」、「シ」、
「ソ」、「ミ」の順にEマイナーコードの各構成音を発
音させる(前記G9)。
【0051】さらに、同様にEマイナーコード(ミ、
ソ、シ)が指定され、第5弦または第6弦が最初にピッ
キング操作された場合には、図6(c) に示すように16分
音符に相当する音長間隔で「ミ」、「シ」、「ソ」、
「ミ」、「シ」、「ソ」の順にEマイナーコードの各構
成音を発音させる(前記G10)。
【0052】また、図4(a) 〜(c) に示すような発音態
様でフレット操作により指定されたコード音が発音され
るモードをモード1とし、図6(a) 〜(c) に示すような
アルペジオパターンの発音態様でフレット操作により指
定されたコード音が発音されるモードをモード2とし、
モード切換スイッチを設けて、モード切換スイッチの操
作によりモード1とモード2を交互に選択できるように
してもよい。
【0053】このように、この実施例によれば、フレッ
ト操作により正しいコード指定を行って、任意の弦をピ
ッキング操作することにより、ピッキング操作された弦
の種類に応じて、様々のコード奏法を行ったと同様なコ
ード音が発音される。
【0054】尚、上記実施例ではフレット操作によるコ
ード指定の判別を、3つ以上のフレット操作が行われた
場合のみ行うようにしているが、この実施例に限定され
ることなく1つ以上の弦に対してフレット操作が行われ
ていればコード指定の判別を行うようにしてもよい。
【0055】この場合、例えばコードテーブルメモリ内
には1〜6つのフレット位置に対してフレット操作を行
うコードの全てについて、各弦のフレット操作情報を記
憶させることになる。
【0056】さらに、本発明は上記実施例に決定される
ことなく超音波を各弦に伝播して押弦操作により弦と接
触した特定フレット位置から前記超音波が反射してくる
時間を計測することによりフレット操作位置を検知する
超音波方式の電子弦楽器(特開昭62-99790号参照) にも
適用可能であり、その他の方法、例えば、弦振動周期か
らピッチを抽出し、そのピッチからフレット操作位置を
感知して音高を設定するいわゆるピッチ抽出型の電子弦
楽器(例えば、特開昭63-137295 号参照)にも適用可能
である。さらに、この実施例ではフィンガーボード上に
複数の弦を張設している場合について説明したが、この
例に限られず、胴部上にのみ複数の弦を張設しているも
のでもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、和音指定手段が指定す
る和音を構成する音高の複数の楽音を、何れの弾弦操作
検出手段が弾弦操作を検出したかに基づく態様で発生さ
せるよう指示するようにしたので、例えば弦等の複数の
弾弦操作部材になされる弾弦操作を、複数の弾弦操作検
出部材が1対1で検出するように構成すれば、任意の弾
弦操作部材を弾弦操作するだけで、指定された和音の構
成音を、様々な態様で弾弦操作を行なったと同様に得る
ことができ、和音の多様な表現が可能となる。また、初
心者のような演奏の未熟な者でも容易に豊かな音楽的表
現をもつ和音演奏を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子弦楽器の外観図で
ある。
【図2】上記実施例の全体的な回路構成を示すブロック
図である。
【図3】マイクロコンピュータにより行われるコード音
の発音動作を説明するフローチャートである。
【図4】(a) 〜(c) はコード音の一発音態様例を説明す
る図である。
【図5】コード判別処理の詳細を説明するフローチャー
トである。
【図6】(a) 〜(c) はコード音の他の発音態様例を説明
する図である。
【符号の説明】
4 弦 10 弦トリガースイッチ群 30 マイクロコンピュータ 40 フレットスイッチ群 50 スイッチステイタス検出部 65 コードテーブルメモリ 70 音源回路 FSW フレットスイッチ TSW 弦トリガースイッチ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾弦操作を検出する複数の弾弦操作検出
    手段と、 和音を指定する和音指定手段と、 前記複数の弾弦操作検出手段の何れか1つが前記弾弦操
    作を検出すると、前記和音指定手段が指定する和音を構
    成する音高の複数の楽音を、何れの前記弾弦操作検出手
    段が弾弦操作を検出したかに基づく態様で発生させるよ
    う指示する楽音発生指示手段と を有することを特徴とす
    る電子弦楽器。
  2. 【請求項2】 前記楽音発生指示手段は、所定の前記弾
    弦操作検出手段が弾弦操作を検出した場合は、前記複数
    の楽音を同時に発生させるように指示すると共に、前記
    所定の弾弦操作検出手段以外の前記弾弦操作検出手段が
    弾弦操作を検出した場合は、前記複数の楽音を順次発生
    させるように指示することを特徴とする請求項1記載の
    電子弦楽器。
  3. 【請求項3】 前記楽音発生指示手段は、何れの弾弦操
    作検出手段が弾弦操作を検出したかに基づく順序で、前
    記複数の楽音を順次発生させるように指示することを特
    徴とする請求項1記載の電子弦楽器。
  4. 【請求項4】 前記楽音発生指示手段は、何れの弾弦操
    作検出手段が弾弦操作を検出したかに基づく音長で前記
    複数の楽音を発生させるように指示することを特徴とす
    る請求項1記載の電子弦楽器。
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