JP2582041B2 - 汚水前処理装置のロータリ・ドラム・スクリーン洗浄装置 - Google Patents

汚水前処理装置のロータリ・ドラム・スクリーン洗浄装置

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JP2582041B2
JP2582041B2 JP6041055A JP4105594A JP2582041B2 JP 2582041 B2 JP2582041 B2 JP 2582041B2 JP 6041055 A JP6041055 A JP 6041055A JP 4105594 A JP4105594 A JP 4105594A JP 2582041 B2 JP2582041 B2 JP 2582041B2
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fluid
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佳孝 富田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚水前処理装置のロー
タリ・ドラム・スクリーン洗浄装置に関するものであ
る。この明細書において、「汚水」には、下水、し尿、
廃水および汚泥を含むものとする。
【0002】
【従来の技術】汚水前処理装置のロータリ・ドラム・ス
クリーンは、汚水をドラム・スクリーン内に供給し、水
分をスクリーン間隙より流下せしめるとともに、汚水中
の夾雑物をスクリーンで受け止めて濾過するものであ
る。夾雑物は、ドラム・スクリーンの回転に伴って、そ
の内面を回転方向上方へと移動し、移動角度が大きくな
ると、自重で元の位置へ転がり戻り、この動作を繰り返
すことにより棒状に成長し、棒状濾滓となってドラム・
スクリーン外へ排出される。ところで、汚水前処理装置
を継続使用していると、スクリーンに夾雑物による目詰
まりが生じる。この目詰まりを除去するために、従来
は、温水をホースでドラム・スクリーンにかけるか、ド
ラム・スクリーンをたわしでこするかしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、魚肉類
取扱い店、飲食店、公設市場などから出る汚水には、油
脂分が多く含まれているため、その夾雑物によりスクリ
ーンに目詰まりが生じると、これがスクリーンにこびり
つくため、その除去が非常に困難であった。このような
場合、夾雑物を櫛でスクリーンから掻き取るか、苛性ソ
ーダをスクリーンにかけて夾雑物を分解して流し取ると
かしなければならなかった。本発明の目的は、スクリー
ンに強固な目詰まりを生ぜしめた油脂分を含む夾雑物す
ら自動的に確実に除去しうる汚水前処理装置のロータリ
・ドラム・スクリーン洗浄装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による汚
水前処理装置のロータリ・ドラム・スクリーン洗浄装置
、水平回転軸により片持ち状に支持せられた一端が閉
鎖されるとともに他端が開放せられているドラム・スク
リーンが内蔵せられかつ底部に濾液出口、未処理液出口
および濾滓出口を備えている固定ケーシングに、スリッ
トがドラム・スクリーンの軸心と平行にあけられ、温度
が20〜100℃の流体を30〜100kg/cm2
圧力で噴出する洗浄ノズルを有する流体圧送管の先端部
が、ケーシングの外からスリットを通してケーシング内
に入れられるとともに、洗浄ノズルがドラム・スクリー
ンに向かってのぞましめられ、流体圧送管がスリットを
往復動しうるように移動体に連結せられており、流体圧
送管移動用水平切れ目を有し、ドラム・スクリーンから
汚れた状態ではね返った噴射液体がケーシング外に洩れ
出るのを阻止する防水シートでスリットが覆われるとと
もに、洗浄ノズルの位置がスリットの上方および下方の
いずれか一方にずらされているものである。
【0005】請求項2の発明による汚水前処理装置のロ
ータリ・ドラム・スクリーン洗浄装置は、水平回転軸に
より片持ち状に支持せられた一端が閉鎖されるとともに
他端が開放せられているドラム・スクリーンが内蔵せら
れかつ底部に濾液出口、未処理液出口および濾滓出口を
備えている固定ケーシングに、スリットがドラム・スク
リーンの軸心と平行にあけられ、温度が20〜100℃
の流体を30〜100kg/cm 2 の圧力で噴出する洗
浄ノズルを有する流体圧送管の先端部が、ケーシングの
外からスリットを通してケーシング内に入れられるとと
もに、洗浄ノズルがドラム・スクリーンに向かってのぞ
ましめられ、流体圧送管がスリットを往復動しうるよう
に移動体に連結せられており、スリットには、その内外
にまたがる幅とスリットの長さと同等の長さを有する液
槽が配置せられてケーシングに固定せられており、スリ
ット上縁部が液面より下に位置せしめられるとともに、
流体圧送管にU形屈曲部が形成せられ、屈曲部がスリッ
ト上縁部を回避して液槽内に収められているものであ
る。
【0006】噴出流体の温度を20〜100℃の範囲
で、かつ同圧力を30〜100kg/cm2 の範囲にす
ることにより、スクリーンに目詰まりを生ぜしめた油脂
分含有夾雑物の除去が可能となる。上記各下限値未満で
はこれが困難であり、各上限値を超えることは不必要で
あって不経済である。上記各範囲内でもとくに好ましく
は、噴出流体の温度が30〜40℃で同圧力が約60k
g/cm2 である。流体としては、液体および気体のい
ずれを用いてもよく、液体の場合は、水が一般的である
が、界面活性剤またはかせいソーダを含有する洗浄水を
用いてもよい。前記洗浄水を用いる場合は、温度および
圧力が上記範囲内において低目で充分である。気体の場
合は、空気が一般的であるが、窒素ガス、ミストなどを
用いることもできる。
【0007】洗浄時間は30〜120分でよい。移動体
は通常1往復せしめられるだけで充分であるが、目詰ま
りが強固な場合は、複数回反復往復せしめられる。ドラ
ム・スクリーンの回転数は1〜3r.p.m.で、移動体の移
動速度は25〜100mm/minである。
【0008】固定ケーシングのスリットは、ドラム・ス
クリーン幅が短い場合連続状にあけられるが、ドラム・
スクリーン幅が長い場合はケーシングの強度上連続状に
あけるのは好ましくなく、複数断続状にあけられる。そ
して、流体圧送管および移動体の数は、スリットの数に
対応せしめられる。洗浄ノズルは、流体圧送管1つにつ
き、1または複数設けられる。スリットの長さは、流体
がドラム・スクリーン幅全体にわたっていきわたるよう
な長さとなされる。
【0009】防水シートには、復原力があってシール性
が良好である材料を用いるのがよく、具体的にはゴムを
あげることができる。液槽に満たされる液としては、水
が一般的である。
【0010】
【作用】請求項1および2の発明による汚水前処理装置
のロータリ・ドラム・スクリーン洗浄装置は、水平回転
軸により片持ち状に支持せられた一端が閉鎖されるとと
もに他端が開放せられているドラム・スクリーンが内蔵
せられかつ底部に濾液出口、未処理液出口および濾滓出
口を備えている固定ケーシングに、スリットがドラム・
スクリーンの軸心と平行にあけられ、温度が20〜10
0℃の流体を30〜100kg/cm2 の圧力で噴出す
る洗浄ノズルを有する流体圧送管の先端部が、ケーシン
グの外からスリットを通してケーシング内に入れられる
とともに、洗浄ノズルがドラム・スクリーンに向かって
のぞましめられ、流体圧送管がスリットを往復動しうる
ように移動体に連結せられているものであるから、ドラ
ム・スクリーンを回転させるとともに、流体圧送管を往
復動しながら、洗浄ノズルより上記温度および圧力の流
体を噴出させることにより、ドラム・スクリーンに強固
な目詰まりを生ぜしめた油脂分を含む夾雑物を除去する
ことができる。
【0011】そして、請求項1の発明の場合、流体圧送
管移動用水平切れ目を有し、ドラム・スクリーンから汚
れた状態ではね返った噴射液体がケーシング外に洩れ出
るのを阻止する防水シートでケーシングのスリットが
われており、また請求項2の発明の場合、ケーシングの
スリットには、その内外にまたがる幅とスリットの長さ
と同等の長さを有する液槽が配置せられてケーシングに
固定せられており、スリット上縁部が液面より下に位置
せしめられるとともに、流体圧送管にU形屈曲部が形成
せられ、屈曲部がスリット上縁部を回避して液槽内に収
められていることにより、スリットがシールせられる
【0012】さらに、請求項1の発明では、洗浄ノズル
の位置がケーシングのスリットの上方および下方のいず
れか一方にずらされていることにより、ドラム・スクリ
ーンに噴出せしめられ、これからはね返った流体は、ス
リットから外れた箇所に当たることになる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照して以下に説
明する。なお、実施例において、左右とは、図1および
図2の左右に対応するものとし、前とは図1の下側を、
後とは図1の上側をいうものとする。
【0014】図1ないし図5に示す汚水前処理装置のロ
ータリ・ドラム・スクリーン洗浄装置は、水平回転軸
(1) により片持ち状に支持せられたドラム・スクリーン
(2) が内蔵せられている固定ケーシング(3) に、ほぼド
ラム・スクリーン幅の長さを有するスリット(4) がドラ
ム・スクリーン(2) の軸心と平行にあけられ、40℃の
温水を60kg/cm2 の圧力で噴出する洗浄ノズル
(5) を有する流体圧送管(6) の先端部が、ケーシング
(3) の外からスリット(4) を通してケーシング(3) 内に
入れられるとともに、洗浄ノズル(5) がドラム・スクリ
ーン(2) に向かってのぞましめられ、流体圧送管(6) が
スリット(4) を往復動しうるように移動体(7)に連結せ
られているものである。
【0015】固定ケーシングのスリット(4) は、流体圧
送管移動用水平切れ目(8) を有し、ドラム・スクリーン
から汚れた状態ではね返った噴射液体がケーシング外に
洩れ出るのを阻止するゴム製防水シート(9) で覆われて
おり、洗浄ノズル(5) の位置が、スリット(4) の下方に
ずらされている。
【0016】固定ケーシング(3) は、両端が塞がれかつ
横断面がドラム・スクリーン(2) と同心円状の筒状であ
り、右端にモータ台(35)を有する枠状基台(10)に支持部
材(11)を介して取り付けられている。水平汚水供給管(1
2)がケーシング(3) の外からケーシング(3) 内に入
れてドラム・スクリーン(2) の左端開放部の後上部まで
のびており、ドラム・スクリーン(2) 内をその幅方向に
のびている汚水樋(13)の左端に接続された角管(14)の突
部に連通状に接続されている。汚水樋(13)はドラム・
スクリーン(2) の右端閉鎖部(2a)の近くまでのびてい
る。汚水樋(13)および角管(14)の各端は塞がれており、
後者の端部がケーシング(3) 上部に垂下状に設けられた
吊下げ部材(15)に連結されている。汚水樋(13)の後壁の
高さが前壁より低くなされてオーバフロー部(16)が形成
されており、かつ同後壁上縁に汚水をドラム・スクリー
ン(2) の後上部内面に案内する後下向き傾斜案内部(17)
が設けられている。ドラム・スクリーン(2) 内の前上部
には、その幅方向にのびかつドラム・スクリーン(2) の
上端近くからその前部中程近くまで前下向きに傾斜した
傾斜板(18)が配されている。傾斜板(18)は、左端がドラ
ム・スクリーン(2) の開放部より突出している支持部材
(19)により下面全体が支持せられており、支持部材(19)
の左端突出部がケーシング(3) の上部に垂下状に設けら
れた吊下げ部材(20)に連結せられている。ケーシング
(3) の中心線にそう底部には、ドラム・スクリーン(2)
の閉鎖部(2a)寄りに濾液出口(21)が、その開放側寄りで
汚水樋(13)の左端下方に位置する仕切壁(53)の左側に未
処理液出口(22)が設けられている。スクリーンに目詰ま
りが生じて濾過できなくなった場合、未処理液はドラム
・スクリーンの開放部よりその外側に回りこんで未処理
液出口(22)に至り、ここより汚水供給槽(図示略)に戻
される。ケーシング(3) は、基台(10)より左方に若干は
み出しており、このはみ出し部でかつドラム・スクリー
ン(2) の中心線より前方に寄った底部に濾滓出口(23)が
設けられている。ドラム・スクリーン(2) の開放部の外
側に、その前半下部から濾滓出口(23)に至る濾滓落下用
シュート(24)が配されており、これがケーシング(3) に
固定されている。
【0017】汚水は、その供給管(12)より角管(14)を通
って樋(13)に流入し、オーバフロー部(16)より溢れ、傾
斜状案内部(17)に案内されてドラム・スクリーン(2) の
内面に流下する。すると、汚水中の夾雑物はスクリーン
に受け止められ、水分のみこれの間隙を通過して濾液出
口(21)に集められる。ドラム・スクリーン(2) 内に残っ
た夾雑物は、図3において、ドラム・スクリーン(2) の
時計方向の回転に伴ない、ともに時計方向に移動し、傾
斜板(18)の上方で自重により傾斜板(18)上に落下する。
落下した夾雑物は傾斜板(18)からドラム・スクリーン
(2) の内面に滑り落ちるが、再びドラム・スクリーン
(2) の回転に伴なって傾斜板(18)の上方に至り、上記動
作を行なう。夾雑物がこの動作を繰り返すうちに、同様
の夾雑物が周囲に次第に付着して棒状となる。ドラム・
スクリーン(2) は、その開放部側に若干傾斜せしめられ
ており、かつ汚水前処理中は時計方向に絶えず回転して
いるので、棒状濾滓は、ちょうど濾滓落下シュート(24)
の位置でドラム・スクリーン(2) の開放部から出て同シ
ュート(24)に案内され、濾滓出口(23)に落下する。
【0018】図4に詳しく示されているように、ケーシ
ング(3) のスリット(4) の外縁部外面には、所定間隔お
きに複数のねじ孔を有する取付板(25)が溶接せられてお
り、防水シート(9) が取付板(25)と押さえ板(26)で挟ま
れ、固定ボルト(27)が押さえ板(26)および防水シート
(9) にあけられたボルト貫通孔を通して取付板(25)のね
じ孔にねじ込まれることにより、防水シート(9) が所定
位置に固定せられている。取付板(25)、防水シート(9)
および押さえ板(26)は、ともに同形の額縁状である。ス
リット(4) の幅より大きい上下長さを有する方形状でか
つ下端に前下向きの傾斜部を有するしやへい板(28)がケ
ーシング(3) の内側において流体圧送管(6) の水平部(6
a)後端に垂直に取り付けられており、水平洗浄ノズル
(5) とともに往復動するようになされている。取付板(2
5)、押さえ板(26)およびしやへい板(28)には、ステンレ
ス・スチールが用いられている。流体圧送管(6) には、
洗浄ノズル(5) をスリット(4) より下方にずらして位置
させるために、水平部(6a)後端に続いて比較的短い後垂
下部(6b)が設けられているが、これの後方でかつスリッ
ト(4) 全体とドラム・スクリーン(2) の間に、ゴム製防
水エプロン(29)が配されている。防水エプロン(29)はケ
ーシング(3) の左右壁にわたし止められた中空バー(30)
に吊り下げ部材(31)を介して吊り下げられている。流体
圧送管(6) の水平部(6a)前端に続いて比較的長い前垂下
部(6c)が設けられている。移動体(7) は、軽量化のため
に水平貫通孔のあけられた縦長直方体状で、その前面上
部に逆L形上部取付板(32)の垂直部がボルトで止められ
ており、その水平部にあけられた孔に前垂下部(6c)が貫
通せしめられている。移動体(7) の下面に水平下部取付
板(33)が上部取付板(32)の水平部と平行になるように前
方に突出せしめられてボルトで止められており、下部取
付板(33)に前垂下部(6c)の下端が溶接せられている。下
部取付板(33)には、前垂下部(6c)と通じる孔があけられ
ており、前垂下部(6c)にゴムホース(34)が接続せられて
いる。ゴムホース(34)の下端は、ロータリ・ジョイント
(36)を介して固定管(37)に接続せられており、管(37)は
高圧温水ポンプ(図示略)に導かれている。
【0019】移動体(7) の上下には水平貫通孔があけら
れており、上孔は水平円柱状立体カム(38)に移動自在に
はめられ、下孔は水平案内棒(39)に移動自在にはめられ
ている。立体カム(38)のカム溝(40)は、図5にその詳細
が示されているように、向きを異にする2つの螺旋溝(4
0a)(40b)が相互に順次交叉状に設けられかつ両端におい
て連続せられたものである。移動体(7) の上端部に立体
カム(38)に通じる垂直孔(41)があけられており、これに
カム・フォロア(42)が回動自在に収められかつ垂直孔(4
1)の上端開口部が蓋(43)により閉じられている。カム・
フォロア(42)は、垂直孔(41)内を回動する円盤部(42a)
と、カム溝(40)にはまりかつ先端が凹円弧状に形成され
た爪部(42b) とよりなる。立体カム(38)の両端は、ケー
シング(3) の外面に固定せられた枠の左右一対の側壁(4
4)の上部に軸受を介して回転自在に取り付けられてお
り、案内棒(39)の両端は同両側壁(44)の下部に固定せら
れている。モータ台(35)には、出力軸が右向きのドラム
・スクリーン回転用モータ(45)と、出力軸が左向きの立
体カム回転用モータ(46)が配置せられている。前者のモ
ータ(45)の回転力は、チェーン・スプロケット動力伝達
機構(47)によりドラム・スクリーン(2) の水平回転軸
(1) に伝達せられ、後者のモータ(46)の回転力は、チェ
ーン・スプロケット動力伝達機構(48)を介して右側壁(4
4)より右方に突出している立体カム(38)の水平回転軸(4
9)に伝達せられるようになっている。
【0020】いま、カム・フォロア(42)を有する移動体
(7) が立体カム(38)の右端にあるとする。モータ(46)に
より立体カム(38)を回転すると、カム・フォロア(42)を
有する移動体(7) は、一方の螺旋溝(40a) に案内されて
立体カム(38)の左端まで移動する。その結果、洗浄ノズ
ル(5) を有する流体圧送管(6) は、スリット(4) の右端
から左端に移動する。カム・フォロア(42)が一方の螺旋
溝(40a) の左端を過ぎるさい、その爪部(42b) が向きを
変えて他方の螺旋溝(40b) に移り、立体カム(42)の回転
に伴ない、カム・フォロア(42)を有する移動体(7) は、
他方の螺旋溝(40b) に案内されて立体カム(38)の右端ま
で移動する。その結果、洗浄ノズル(5)を有する流体圧
送管(6) は、スリット(4) の左端から右端に移動する。
カム・フォロア(42)が他方の螺旋溝(40b) の右端を過ぎ
るさい、その爪部(42b) が向きを変えて一方の螺旋溝(4
0a) に移る。この動作の繰り返しにより流体圧送管(6)
がスリット(4) を反復往復動する。ドラム・スクリーン
(2) をモータ(45)により回転させながら、前記のように
移動する流体圧送管(6) の洗浄ノズル(5) より回転する
ドラム・スクリーン(2) の外面に向け40℃の温水を6
0kg/cm2 の圧力で噴出する。すると、スクリーン
間隙に油脂分を含む夾雑物が詰まっていてもこれは確実
に除去され、洗い流される。なお、図中(50)は洗浄装置
部分を覆うカバーである。
【0021】上記実施例では、洗浄ノズル(5) が流体圧
送管(6) の先端に1つだけ設けられているが、これを複
数設けることもできる。
【0022】また、上記実施例では、固定ケーシング
(3) のスリット(4) が防水シート(9)によりシールされ
ているが、スリット(4) を液封してもよい。すなわち、
図6に示されているように、スリット(4) には、その内
外にまたがる幅とスリット(4)の長さと同等の長さを有
する液槽(51)が配置せられてケーシング(3) に固定せら
れ、スリット上縁部(4a)が液面(52)より下に位置せしめ
られるとともに、流体圧送管(6) にU形屈曲部(6d)が形
成せられ、屈曲部(6d)がスリット上縁部(4a)を回避して
液槽(51)内に収められることにより、スリット(4) が液
封せられる。洗浄ノズル(5) は、屈曲部(6d)のケーシン
グ(3) 内側の先端に水平に取り付けられており、スリッ
ト(4) の上方にずらされた位置にある。液槽(51)には水
が満たされている。
【0023】また、上記実施例では、固定ケーシング
(3) のスリットが連続状に1つ存在するが、図7に示さ
れているように、スリット(54)をケーシング(3) に断続
状に2つあけてもよい。この場合、スリット(54)の数に
対応して流体圧送管(56)、移動体(57)および立体カム(5
8)の数も2つずつ存在する。各流体圧送管(56)の先端は
左右にのびており、その両側に洗浄ノズル(55)が設けら
れている。左右立体カム(58)はそれぞれカップリング(5
9)を介して中間棒(60)に接続されており、両立体カム(5
8)が一体になって回転するようになされている。図中、
(62)は幅の長いドラム・スクリーン、(63)はこれを収容
している固定ケーシングである。その他図1と同一部分
については、同一符号を付しその説明を省略する。スリ
ット、流体圧送管および移動体等の数を図7のものより
さらに増加することも可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明の汚水前処理装置のロータリ・ド
ラム・スクリーン洗浄装置によれば、ドラム・スクリー
ンを回転させるとともに、流体圧送管を往復動しなが
ら、洗浄ノズルより温度が20〜100℃の流体を30
〜100kg/cm2 の圧力で噴出させることにより、
スクリーンに強固な目詰まりを生ぜしめた油脂分を含む
夾雑物すら除去することができるので、自動的にかつ確
実にドラム・スクリーンの洗浄を行ないうる。
【0025】また、ドラム・スクリーンに噴出せしめら
れた流体が液体の場合、これが汚れた状態でドラム・ス
クリーンからはね返って固定ケーシングのスリットより
ケーシングの外に出るのを阻止するようにシールされて
いるから、ケーシングの外に汚れた液体が洩れるような
ことがない。
【0026】さらに、洗浄ノズルの位置が固定ケーシン
グのスリットの上方および下方のいずれか一方にずらさ
れていることにより、ドラム・スクリーンからはね返っ
た噴出液体がスリットから外れた箇所に当たることにな
るので、この点からもケーシングの外に汚れた液体が洩
れ出ることはなく、汚水前処理装置を清潔な状態に保ち
うる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による汚水前処理装置のドラム・スクリ
ーン洗浄装置の一部を切り欠いた平面図である。
【図2】図1のドラム・スクリーン洗浄装置の一部を切
り欠いた正面図である。
【図3】図2のIII −III 線にそう拡大断面図である。
【図4】図1のドラム・スクリーン洗浄装置の要部を示
す拡大横断面図である。
【図5】立体カムおよびカム・フォロアの部分拡大正面
図である。
【図6】スリットのシール部の変形例を示す拡大横断面
図である。
【図7】スリット、流体圧送管および移動体の数を複数
にした実施例を示す一部を切り欠いた要部の平面図であ
る。
【符号の説明】
(1) :水平回転軸 (2)(62) :ドラム・スクリーン (3)(63) :固定ケーシング (4)(54) :スリット (5)(55) :洗浄ノズル (6)(56) :流体圧送管 (6a):流体圧送管のU形屈曲部 (7)(57) :移動体 (8) :流体圧送管移動用水平切れ目 (9) :防水シート(21):濾液出口 (22):未処理液出口 (23):濾滓出口 (51):液槽 (52):液面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平回転軸により片持ち状に支持せられ
    一端が閉鎖されるとともに他端が開放せられている
    ラム・スクリーンが内蔵せられかつ底部に濾液出口、未
    処理液出口および濾滓出口を備えている固定ケーシング
    に、スリットがドラム・スクリーンの軸心と平行にあけ
    られ、温度が20〜100℃の流体を30〜100kg
    /cm2 の圧力で噴出する洗浄ノズルを有する流体圧送
    管の先端部が、ケーシングの外からスリットを通してケ
    ーシング内に入れられるとともに、洗浄ノズルがドラム
    ・スクリーンに向かってのぞましめられ、流体圧送管が
    スリットを往復動しうるように移動体に連結せられて
    り、流体圧送管移動用水平切れ目を有し、ドラム・スク
    リーンから汚れた状態ではね返った噴射液体がケーシン
    グ外に洩れ出るのを阻止する防水シートでスリットが覆
    われるとともに、洗浄ノズルの位置がスリットの上方お
    よび下方のいずれか一方にずらされている汚水前処理装
    置のロータリ・ドラム・スクリーン洗浄装置。
  2. 【請求項2】 水平回転軸により片持ち状に支持せられ
    た一端が閉鎖されるとともに他端が開放せられているド
    ラム・スクリーンが内蔵せられかつ底部に濾液出口、未
    処理液出口および濾滓出口を備えている固定ケーシング
    に、スリットがドラム・スクリーンの軸心と平行にあけ
    られ、温度が20〜100℃の流体を30〜100kg
    /cm 2 の圧力で噴出する洗浄ノズルを有する流体圧送
    管の先端部が、ケーシングの外からスリットを通してケ
    ーシング内に入れられるとともに、洗浄ノズルがドラム
    ・スクリーンに向かってのぞましめられ、流体圧送管が
    スリットを往復動しうるように移動体に連結せられてお
    り、スリットには、その内外にまたがる幅とスリットの
    長さと同等の長さを有する液槽が配置せられてケーシン
    グに固定せられており、スリット上縁部が液面より下に
    位置せしめられるとともに、流体圧送管にU形屈曲部が
    形成せられ、屈曲部がスリット上縁部を回避して液槽内
    に収められている汚水前処理装置のロータリ・ドラム・
    スクリーン洗浄装置。
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