JP2601596Y2 - プレストレストコンクリート用緊張材 - Google Patents
プレストレストコンクリート用緊張材Info
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- JP2601596Y2 JP2601596Y2 JP1993056384U JP5638493U JP2601596Y2 JP 2601596 Y2 JP2601596 Y2 JP 2601596Y2 JP 1993056384 U JP1993056384 U JP 1993056384U JP 5638493 U JP5638493 U JP 5638493U JP 2601596 Y2 JP2601596 Y2 JP 2601596Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリートに圧縮応
力を導入するプレストレストコンクリート用緊張材に関
するものである。
力を導入するプレストレストコンクリート用緊張材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高強度を有するガラス繊維、炭素
繊維、アラミド繊維などにより一方向に強化したFRP
ロッドを利用したプレストレスト緊張材は防蝕性に勝れ
ているため、プレストレストコンクリート用緊張材とし
て注目されている。
繊維、アラミド繊維などにより一方向に強化したFRP
ロッドを利用したプレストレスト緊張材は防蝕性に勝れ
ているため、プレストレストコンクリート用緊張材とし
て注目されている。
【0003】ところで、コンクリートに圧縮応力(プレ
ストレス)を導入するには、ポストテンション方式とプ
レテンション方式との2通りがある。
ストレス)を導入するには、ポストテンション方式とプ
レテンション方式との2通りがある。
【0004】前者の方式は、従来はコンクリート打設時
に、シース管のみを埋め込んでおき、コンクリート固化
後にシース管の中にPC鋼材などの緊張材を通し所定の
引張り応力を導入して両端をコンクリート部材端に固定
するものである。
に、シース管のみを埋め込んでおき、コンクリート固化
後にシース管の中にPC鋼材などの緊張材を通し所定の
引張り応力を導入して両端をコンクリート部材端に固定
するものである。
【0005】これに対し後者の方式は、緊張材に引張り
応力を掛けた状態でコンクリートを打設し、固化させた
後、緊張材の両端末を解放するものであり、この方式で
はコンクリート使用中の長年に亘り、緊張材とコンクリ
ートとが確実に密着している必要がある。
応力を掛けた状態でコンクリートを打設し、固化させた
後、緊張材の両端末を解放するものであり、この方式で
はコンクリート使用中の長年に亘り、緊張材とコンクリ
ートとが確実に密着している必要がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
緊張材にあっては、コンクリートもしくはセメントモル
タル中に長年に亘って埋め込まれるため、一般的なアル
カリ性環境(pH=12より大)に対する耐薬品性が十
分であり、かつコンクリートとは確実に密着している必
要がある。
緊張材にあっては、コンクリートもしくはセメントモル
タル中に長年に亘って埋め込まれるため、一般的なアル
カリ性環境(pH=12より大)に対する耐薬品性が十
分であり、かつコンクリートとは確実に密着している必
要がある。
【0007】これらの点を解決するための緊張材とし
て、特公平4−50267号公報(アラプリ特許)に帯
板状FRPが開示されている。このものは、一方向強化
連続フィラメント(芳香族ポリアミド)/熱硬化性樹脂
マトリックス(エポキシ、ビスマレイミド)であり、そ
の断面形状は実質矩形(厚み/幅=1:8〜1:20)
で表面を凹凸に賦形することによってコンクリートとの
接着改善を図ったものである。
て、特公平4−50267号公報(アラプリ特許)に帯
板状FRPが開示されている。このものは、一方向強化
連続フィラメント(芳香族ポリアミド)/熱硬化性樹脂
マトリックス(エポキシ、ビスマレイミド)であり、そ
の断面形状は実質矩形(厚み/幅=1:8〜1:20)
で表面を凹凸に賦形することによってコンクリートとの
接着改善を図ったものである。
【0008】しかしながら、この公報に記載された発明
に係るFRPロッドは一方向のみに強化されたものであ
るから、これを一般に用いられている圧縮摩擦式原理を
利用した定着具を用いて緊張定着すると引張り応力と同
時に厚さ方向の圧縮応力も発生し、この圧縮応力により
ロッドの特定部分に剪断応力が集中する結果、定着具内
部またはその近傍でFRPロッドが破断する、すなわち
チャック切れを生ずる惧れがあった。
に係るFRPロッドは一方向のみに強化されたものであ
るから、これを一般に用いられている圧縮摩擦式原理を
利用した定着具を用いて緊張定着すると引張り応力と同
時に厚さ方向の圧縮応力も発生し、この圧縮応力により
ロッドの特定部分に剪断応力が集中する結果、定着具内
部またはその近傍でFRPロッドが破断する、すなわち
チャック切れを生ずる惧れがあった。
【0009】本考案は以上の問題を解決するものであっ
て、その目的は、プレストレストコンクリート用緊張材
としてFRPロッドを用いる上で、耐アルカリ性および
コンクリート部材との接着性を改善することができると
同時に、端末の緊張定着を行うときにチャック切れを生
じにくくしたプレストレスコンクリート用緊張材を提供
するものである。
て、その目的は、プレストレストコンクリート用緊張材
としてFRPロッドを用いる上で、耐アルカリ性および
コンクリート部材との接着性を改善することができると
同時に、端末の緊張定着を行うときにチャック切れを生
じにくくしたプレストレスコンクリート用緊張材を提供
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この考案は、コンクリートに圧縮応力を導入するた
めのプレストレストコンクリート用緊張材であって、該
緊張材は、熱硬化性樹脂を含浸させた長繊維状の補強繊
維を一方向強化材とした帯板状の連続繊維強化プラスチ
ックの芯部と、該芯部に強固に接着され0.5〜2mmの
厚さを有する耐アルカリ性の熱可塑性樹脂からなる被覆
層とを備えるとともに、該被覆層の表面には凹凸を形成
したことを特徴とするものである。
め、この考案は、コンクリートに圧縮応力を導入するた
めのプレストレストコンクリート用緊張材であって、該
緊張材は、熱硬化性樹脂を含浸させた長繊維状の補強繊
維を一方向強化材とした帯板状の連続繊維強化プラスチ
ックの芯部と、該芯部に強固に接着され0.5〜2mmの
厚さを有する耐アルカリ性の熱可塑性樹脂からなる被覆
層とを備えるとともに、該被覆層の表面には凹凸を形成
したことを特徴とするものである。
【0011】図1(a),(b)は本考案に係るFRP
製緊張材Aを示すもので、この緊張材Aは、長繊維状の
補強繊維を一方向強化材とした帯板状の連続繊維強化プ
ラスチック(以下FRPと称する)を芯部1と、該芯部
1に強固に接着した熱可塑性樹脂被覆層2とからなり、
該被覆層2の表面に凹凸3を形成したものである。
製緊張材Aを示すもので、この緊張材Aは、長繊維状の
補強繊維を一方向強化材とした帯板状の連続繊維強化プ
ラスチック(以下FRPと称する)を芯部1と、該芯部
1に強固に接着した熱可塑性樹脂被覆層2とからなり、
該被覆層2の表面に凹凸3を形成したものである。
【0012】前記芯部1を構成するFRPの補強繊維と
しては、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維(ポリパ
ラフェニレンテレフタルアミド繊維、芳香族ポリエーテ
ルアミド繊維など)の長繊維を一方向に配列したものが
掲げられる。マトリックス熱硬化性樹脂としては、不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹
脂(エポキシアクリレート樹脂など)が掲げられる。
しては、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維(ポリパ
ラフェニレンテレフタルアミド繊維、芳香族ポリエーテ
ルアミド繊維など)の長繊維を一方向に配列したものが
掲げられる。マトリックス熱硬化性樹脂としては、不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹
脂(エポキシアクリレート樹脂など)が掲げられる。
【0013】この帯板状の芯部1内における繊維の体積
含有率(Vf)は、30〜70容積%が好ましい。ま
た、芯部1の長さ方向に垂直な断面は実質的に矩形であ
り、厚さ対幅の比率は、1:2より小さく、好ましくは
1:5〜1:20の範囲の平板状をなした断面に成形さ
れる。
含有率(Vf)は、30〜70容積%が好ましい。ま
た、芯部1の長さ方向に垂直な断面は実質的に矩形であ
り、厚さ対幅の比率は、1:2より小さく、好ましくは
1:5〜1:20の範囲の平板状をなした断面に成形さ
れる。
【0014】なお、1:5より大きくなった場合、コン
クリート部材厚さ低減の効果が円形断面場合と比較して
大差がなくなってしまい、1:20より小さくなった場
合、端末部での定着力が小さくなってしまう。それゆえ
厚さ対幅の比率は1:5〜1:20の範囲とすることが
望ましい。
クリート部材厚さ低減の効果が円形断面場合と比較して
大差がなくなってしまい、1:20より小さくなった場
合、端末部での定着力が小さくなってしまう。それゆえ
厚さ対幅の比率は1:5〜1:20の範囲とすることが
望ましい。
【0015】芯部1と樹脂被覆層2との接着剪断強度は
50〜100Kgf/cm2を要し、また樹脂被覆層2
の弾性率は17,000〜28,000Kg/cm2の
範囲が好ましく、さらに耐アルカリ性樹脂を用いること
が必要である。
50〜100Kgf/cm2を要し、また樹脂被覆層2
の弾性率は17,000〜28,000Kg/cm2の
範囲が好ましく、さらに耐アルカリ性樹脂を用いること
が必要である。
【0016】以上の点により本考案に用いられる樹脂被
覆層2としては耐アルカリ性のある熱可塑性樹脂であれ
ばどのようなものでも良いが、ABS(アクリロニトリ
ル−ブタジェン−スチレン共重合体)、AAS(アクリ
ロニトリル−アクリルゴム−スチレン共重合体)、AE
S(アクリロニトリル−EPDMゴム−スチレン共重合
体)、変性PPE(ポリフェニレンエーテルをポリスチ
レンで変性させたもの)などが例示できる。
覆層2としては耐アルカリ性のある熱可塑性樹脂であれ
ばどのようなものでも良いが、ABS(アクリロニトリ
ル−ブタジェン−スチレン共重合体)、AAS(アクリ
ロニトリル−アクリルゴム−スチレン共重合体)、AE
S(アクリロニトリル−EPDMゴム−スチレン共重合
体)、変性PPE(ポリフェニレンエーテルをポリスチ
レンで変性させたもの)などが例示できる。
【0017】また樹脂被覆層2の厚みは0.5mm末満
では定着切れの防止効果が十分でなく、2mmを越える
と定着時に厚さ方向の圧縮応力が働いたとき樹脂の層で
破壊を生ずるようになりFRPの強力を十分に利用でき
ないため、0.5〜2mmの範囲に限定される。
では定着切れの防止効果が十分でなく、2mmを越える
と定着時に厚さ方向の圧縮応力が働いたとき樹脂の層で
破壊を生ずるようになりFRPの強力を十分に利用でき
ないため、0.5〜2mmの範囲に限定される。
【0018】また、この樹脂被覆層2を芯部1の外周に
形成させる方法としては、例えばプルトルージョン法な
どにより芯部1を帯板状に成形する際、前記樹脂被覆層
2を表面に被覆して成形するものがある。
形成させる方法としては、例えばプルトルージョン法な
どにより芯部1を帯板状に成形する際、前記樹脂被覆層
2を表面に被覆して成形するものがある。
【0019】さらに、前記凹凸3は、成形された緊張材
Aの表面を加熱加圧による転圧加工により、その型形状
に応じて、(a)に示すように内側が引張方向に対して
直交する鋸波断面形状や、碁盤目状の凹凸に形成される
ものである。
Aの表面を加熱加圧による転圧加工により、その型形状
に応じて、(a)に示すように内側が引張方向に対して
直交する鋸波断面形状や、碁盤目状の凹凸に形成される
ものである。
【0020】以上の構成の緊張材Aを用いたプレストレ
ストコンクリートの製造手順を図2を用いて説明する。
ストコンクリートの製造手順を図2を用いて説明する。
【0021】先ず、図2(a)に示すように、型枠5内
に緊張材Aを配置する。このとき緊張材Aの両側端末部
A1 は定着具6に対するチャックしろ分だけ型外に突出
させた状態として定着具6をチャックし、この状態で型
枠5に反力を取りながら一方の定着具6に所定のテンシ
ョンで引張り力Fをかける。したがって、定着具6のチ
ャック力に対しては樹脂被覆層2が受けるため、定着切
れが防止されることになる。
に緊張材Aを配置する。このとき緊張材Aの両側端末部
A1 は定着具6に対するチャックしろ分だけ型外に突出
させた状態として定着具6をチャックし、この状態で型
枠5に反力を取りながら一方の定着具6に所定のテンシ
ョンで引張り力Fをかける。したがって、定着具6のチ
ャック力に対しては樹脂被覆層2が受けるため、定着切
れが防止されることになる。
【0022】この状態のまま図2(b)に示すようにコ
ンクリートCを型枠5内に打設し、これを固化させる。
ンクリートCを型枠5内に打設し、これを固化させる。
【0023】コンクリートCの固化後定着具6を外し脱
型すれば、図2(c)に示すようにプレストレストコン
クリートが完成する。
型すれば、図2(c)に示すようにプレストレストコン
クリートが完成する。
【0024】図の一部に拡大して示すように、樹脂被覆
層2の凹凸3はコンクリートC内に食い込んでおり、定
着具6を外した状態では、緊張材Aに加えられていた引
張り力FはそのままコンクリートCに対する圧縮力Fと
して働くため、プレストレスをかけることが出来ること
になる。
層2の凹凸3はコンクリートC内に食い込んでおり、定
着具6を外した状態では、緊張材Aに加えられていた引
張り力FはそのままコンクリートCに対する圧縮力Fと
して働くため、プレストレスをかけることが出来ること
になる。
【0025】なお、上記ではこの発明をプレテンション
方式によりコンクリートCにプレストレスを導入する例
を示したが、この発明はプレテンション方式に限定され
ず、ポストテンション方式にも適用できることはいうま
でもない。
方式によりコンクリートCにプレストレスを導入する例
を示したが、この発明はプレテンション方式に限定され
ず、ポストテンション方式にも適用できることはいうま
でもない。
【0026】
【作用】以上の構成において、芯部となるFRP周囲を
覆う樹脂被覆層によって端末を定着具にチャックしたと
きの破断が防止でき、さらに該樹脂被覆層の表面凹凸に
よって定着具とのチャック力及びコンクリートとの密着
性を確保できる。凹凸の付与は、表面が熱可塑性樹脂層
であるので加熱変形により容易に行うことができる。し
かも、表面が耐アルカリ性の熱可塑性樹脂で覆われてい
るので、外力を受けても損傷が抑えられるとともに、ア
ルカリ度が高いコンクリートと密着していてもこれから
保護することができる。
覆う樹脂被覆層によって端末を定着具にチャックしたと
きの破断が防止でき、さらに該樹脂被覆層の表面凹凸に
よって定着具とのチャック力及びコンクリートとの密着
性を確保できる。凹凸の付与は、表面が熱可塑性樹脂層
であるので加熱変形により容易に行うことができる。し
かも、表面が耐アルカリ性の熱可塑性樹脂で覆われてい
るので、外力を受けても損傷が抑えられるとともに、ア
ルカリ度が高いコンクリートと密着していてもこれから
保護することができる。
【0027】
【実施例】[緊張材] 補強繊維束としてケブラーK49 (2840de)61本を一方
向強化材として引き揃え、これに熱硬化性樹脂としてビ
ニルエステル樹脂を含浸させ、絞りノズルを通して断面
寸法の幅19.5mm×厚さ1.25mmのFRP成分を得
た。FRP成分の補強繊維含有率は54Vol %であっ
た。
向強化材として引き揃え、これに熱硬化性樹脂としてビ
ニルエステル樹脂を含浸させ、絞りノズルを通して断面
寸法の幅19.5mm×厚さ1.25mmのFRP成分を得
た。FRP成分の補強繊維含有率は54Vol %であっ
た。
【0028】FRP成分に樹脂被覆層としてAAS樹脂
を被覆してから加熱し、FRP成分を硬化させて、0.
6mmの樹脂被覆層層とFRP部分が強固に接着した断面
寸法20.5mm×2.5mmの緊張材を得た。
を被覆してから加熱し、FRP成分を硬化させて、0.
6mmの樹脂被覆層層とFRP部分が強固に接着した断面
寸法20.5mm×2.5mmの緊張材を得た。
【0029】次に表面凹凸を有する加熱された金属ロー
ルにより緊張材表面を加圧することにより、緊張材のA
AS樹脂被膜層に所定の溝深さの表面凹凸を形成させ
た。この緊張材の外観形状は図1に示した通りである。
ルにより緊張材表面を加圧することにより、緊張材のA
AS樹脂被膜層に所定の溝深さの表面凹凸を形成させ
た。この緊張材の外観形状は図1に示した通りである。
【0030】[端末定着性能] 市販の楔定着式チャック(ミネベア社製:CH-5T-1 )に
より緊張材の端末を定着して引張り試験を行った。チャ
ック面の表面凹凸深さは0.5mmであり、引張り速度5
mm/min 、チャック間距離170mmとした。引張り破断
荷重は3100Kgであった。
より緊張材の端末を定着して引張り試験を行った。チャ
ック面の表面凹凸深さは0.5mmであり、引張り速度5
mm/min 、チャック間距離170mmとした。引張り破断
荷重は3100Kgであった。
【0031】一方被覆を除いたFRP部分に付いて同様
にして引張り試験を行った結果、引張り破断荷重は23
00Kgであり、破断位置はチャック部であった。
にして引張り試験を行った結果、引張り破断荷重は23
00Kgであり、破断位置はチャック部であった。
【0032】また被覆を除いたFRP部分に付いてJI
SK7054にしたがってダンベル形状の試験片により
引張り試験を行った結果、引張り破断強度は130Kg/
mm2であった。
SK7054にしたがってダンベル形状の試験片により
引張り試験を行った結果、引張り破断強度は130Kg/
mm2であった。
【0033】これにより緊張材のFRP部分の理論引張
り破断荷重は次式により計算される。
り破断荷重は次式により計算される。
【0034】130Kg/mm2 ×19.5mm×1.25mm=3,170Kgし
たがって、楔定着式チャックによる定着効率は、次のよ
うになる。
たがって、楔定着式チャックによる定着効率は、次のよ
うになる。
【0035】 被覆付き緊張材:3100Kg/3170Kg=98% 被覆なしFRP:2300Kg/3170Kg=73% [コンクリート付着強度] 骨剤入りポルトランドセメント(トーヨーインスタント
セメント(商品名):セメント1Kgに対して水150
ccを加えて十分に混練した)を用いて、PP製容器(3
30×230×120mm)にコンクリートを打ち込んだ
後、前記で得られた緊張材の試験片を垂直に突き刺し
(埋込み長さ50mm)室温で90時間養生させた。
セメント(商品名):セメント1Kgに対して水150
ccを加えて十分に混練した)を用いて、PP製容器(3
30×230×120mm)にコンクリートを打ち込んだ
後、前記で得られた緊張材の試験片を垂直に突き刺し
(埋込み長さ50mm)室温で90時間養生させた。
【0036】コンクリートの養生後に試験片の引抜き試
験を行い、このときの最大引抜き抵抗力をコンクリート
との接触面積で除した値を付着強度(Kg /cm2 )とし
た。得られた結果を表に示す。
験を行い、このときの最大引抜き抵抗力をコンクリート
との接触面積で除した値を付着強度(Kg /cm2 )とし
た。得られた結果を表に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【考案の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、本考案にかかるプレストレストコンクリート用緊張
材にあっては、熱硬化性樹脂を含浸させた長繊維状の補
強繊維を一方向強化材としたFRP製の芯部を、耐アル
カリ性の熱可塑性樹脂からなる被覆層によって覆うこと
により、端末を定着具にチャックしたときロッドの特定
部分に剪断応力が集中することを防いで定着具内または
その近傍での破断が防止でき、さらに該樹脂被覆層の表
面凹凸によって定着具とのチャック力及びコンクリート
との密着性を確保できることに加え、表面が耐アルカリ
性の熱可塑性樹脂で覆われているので、外力を受けても
損傷が抑えられるとともに、アルカリ度が高いコンクリ
ートと密着していてもこれから保護することができるた
め、コンクリート部材に圧縮応力を導入するためのプレ
ストレストコンクリート用緊張材として好適である。
に、本考案にかかるプレストレストコンクリート用緊張
材にあっては、熱硬化性樹脂を含浸させた長繊維状の補
強繊維を一方向強化材としたFRP製の芯部を、耐アル
カリ性の熱可塑性樹脂からなる被覆層によって覆うこと
により、端末を定着具にチャックしたときロッドの特定
部分に剪断応力が集中することを防いで定着具内または
その近傍での破断が防止でき、さらに該樹脂被覆層の表
面凹凸によって定着具とのチャック力及びコンクリート
との密着性を確保できることに加え、表面が耐アルカリ
性の熱可塑性樹脂で覆われているので、外力を受けても
損傷が抑えられるとともに、アルカリ度が高いコンクリ
ートと密着していてもこれから保護することができるた
め、コンクリート部材に圧縮応力を導入するためのプレ
ストレストコンクリート用緊張材として好適である。
【図1】(a),(b)は本考案にかかるプレストレス
トコンクリート用緊張材の三面図である。
トコンクリート用緊張材の三面図である。
【図2】(a)〜(c)同緊張材を用いたプレストレス
トコンクリートの製造手順を示す説明用断面図である。
トコンクリートの製造手順を示す説明用断面図である。
A 緊張材 1 FRP製芯部 2 樹脂被覆層 3 凹凸 C コンクリート 6 定着具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 福原 淳 岐阜県岐阜市薮田西2丁目1番1号 宇 部日東化成株式会社 岐阜研究所内 (56)参考文献 特開 平2−158321(JP,A) 特開 昭62−176950(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04C 5/00 - 5/10
Claims (1)
- 【請求項1】 コンクリートに圧縮応力を導入するため
のプレストレストコンクリート用緊張材であって、該緊
張材は、熱硬化性樹脂を含浸させた長繊維状の補強繊維
を一方向強化材とした帯板状の連続繊維強化プラスチッ
クの芯部と、該芯部に強固に接着され0.5〜2mmの厚
さを有する耐アルカリ性の熱可塑性樹脂からなる被覆層
とを備えるとともに、該被覆層の表面には凹凸を形成し
たことを特徴とするプレストレストコンクリート用緊張
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993056384U JP2601596Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | プレストレストコンクリート用緊張材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993056384U JP2601596Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | プレストレストコンクリート用緊張材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0726432U JPH0726432U (ja) | 1995-05-19 |
| JP2601596Y2 true JP2601596Y2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=13025761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993056384U Expired - Fee Related JP2601596Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | プレストレストコンクリート用緊張材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2601596Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PT2912239T (pt) * | 2012-09-17 | 2023-05-09 | Cpc Ag | Elemento de reforço para produção de componentes de betão pré-esforçado, componente de betão e processos de produção |
| WO2021112069A1 (ja) * | 2019-12-02 | 2021-06-10 | 積水化学工業株式会社 | 連続繊維補強材、連続繊維補強材の製造方法及びコンクリート構造物 |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP1993056384U patent/JP2601596Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0726432U (ja) | 1995-05-19 |
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