JP2612111B2 - グリッド型電子銃とその製造方法 - Google Patents

グリッド型電子銃とその製造方法

Info

Publication number
JP2612111B2
JP2612111B2 JP15738691A JP15738691A JP2612111B2 JP 2612111 B2 JP2612111 B2 JP 2612111B2 JP 15738691 A JP15738691 A JP 15738691A JP 15738691 A JP15738691 A JP 15738691A JP 2612111 B2 JP2612111 B2 JP 2612111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grid
cathode
electron gun
metal ring
type electron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15738691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04357649A (ja
Inventor
洋司 家喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP15738691A priority Critical patent/JP2612111B2/ja
Publication of JPH04357649A publication Critical patent/JPH04357649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2612111B2 publication Critical patent/JP2612111B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microwave Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマイクロ波管等に使用
される電子ビーム流の制御が可能なグリッド型電子銃お
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、例えば米国特許4321505
号に示された従来のグリッド型電子銃を示す図であり、
図4は、図3の縦断面図である。図において、1は電子
ビームを放射するカソード、2はカソード1に接近して
配設されたシャドーグリッド、3は電子ビーム流5を制
御する制御グリッド、4はビームを加速するアノードで
ある。前記両グリッド2,3は中心より放射状及び同心
円状に、かつ、球面状に形成されており、円周外部で支
持されている。特にシャドーグリッド2はカソード外周
溶接部6で、溶接・固定されている。
【0003】次に動作について説明する。加熱されたカ
ソード1より発生した熱電子は、制御グリッド3との間
で作られる電界によって引き出される。加速された電子
流は制御グリッド3を通りぬけて、アノード4に向って
更に加速され、有効な電子ビーム流5となる。カソード
1より発生した電子流が制御グリッド3に衝突しないよ
うに、カソード1の表面に接近して、制御グリッド3に
対して電子流の影を作る役割をする為に、シャドーグリ
ッド2が設けられている。前記各グリッド2,3は一般
的には、モリブデン等の高融点金属で作られており、高
精度に目合わせされている。
【0004】カソード1より引き出される電子ビーム流
5の量は、アノード4と制御グリッド3への印加電圧
と、カソード1、シャドーグリッド2、制御グリッド
3、アノード4の各電極の配置寸法により決定される。
特にグリッド−カソード間寸法は重要であり、さらに、
シャドーグリッド2はカソード1に非常に近い位置に配
設されているので、カソード1との間隔が変化すると電
子ビーム流5の量が大きく変化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のグリッド型電子
銃は、以上のように構成されているので、動作時、シャ
ドーグリッド2、制御グリッド3とも、熱膨張による応
力が中心に向って集中し、変形を起こし、電子ビーム流
を乱してしまう。特にシャドーグリッド2はカソード1
に最も近いので、温度が高くなり変形しやすい。変形
は、カソード中心部で、シャドーグリッド2がカソード
1から離れる方向に発生し、これによりカソードをかく
す方向になり、電子ビーム流5の量が低下するなどの課
題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、シャドーグリッド2の変形を起し
にくいグリッド型電子銃およびその製造方法を得ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るグリッド型電子銃は、カソードに周辺部で支持されて
いるグリッドの更にその外周端部に、前記グリッド材質
と同じ若しくは熱膨張係数の小さな材料で作られた固定
用金属リングを具備させたものである。
【0008】更に、請求項2記載の発明に係る製造方法
は前記固定用金属リングを高温での圧入・焼きばめによ
り、前記グリッドの外周端部に挿入した後、ろう付接合
又は溶接により、接合するものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明におけるグリッド型電子銃
は、グリッドの外周端部を、該グリッド材質と同じ若し
くは熱膨張係数の小さな材料で作られた固定用金属リン
グで固定したため、熱変形は縮少し、シャドーグリッド
がカソードから離れる方向の変形は発生せず、発生して
も、シャドーグリッド2とカソード1が接近する方向の
変形となる。このため、特性の安定したグリッド型電子
銃が得られる。
【0010】又、請求項2記載の発明による方法によれ
ば、高温での圧入・焼きばめにより、高温時での固定用
金属リングの緩みをなくし、グリッドの外方方向への熱
応力を押え込むことが出来、又ろう付接合又は溶接によ
り固定用金属リングとグリッドとカソードとを接合する
ことにより、固定用金属リングによるグリッドの保持を
確実にしている。
【0011】
【実施例】
実施例1.以下この発明の一実施例を図について説明す
る。図1において、1はカソード、2はシャドーグリッ
ドであり、カソード外周溶接部6で、溶接固定されてい
る。7aはグリッド2の外周端部にろう付接合された固
定用金属リングである。3は電子ビーム流5を制御する
制御グリッド、4はアノード、8はビーム形成電極であ
る。
【0012】尚、固定用金属リング7aの内径は、シャ
ドーグリッド2の外周端部の外径より、わずかに(数μ
m程度)小さ目に加工されており、この固定用金属リン
グ7aを高温にした状態で、シャドーグリッド2を挿入
する焼きばめ法にて組立後、ろう付接合又は溶接で固定
される。固定用金属リング7aの材質は、シャドーグリ
ッド2と同じモリブデン若しくは、モリブデンの熱膨張
係数により小さな材料とする。
【0013】次に動作について説明する。加熱されたカ
ソード1より発生した熱電子は制御グリッド3との間で
作られる電界によって引き出される。加速された電子流
は、制御グリッド3を通りぬけて、アノード4に向って
更に加速され、有効な電子ビーム流5となる。シャドー
グリッド2は、カソード1より発生した電子流が制御グ
リッド3に衝突しないようにカソード1の表面に接近し
て、制御グリッド3に対して電子流の影を作る役割を果
している。
【0014】シャドーグリッド2での熱変形は電子ビー
ム流5の変化につながるが、その外周端部に、該グリッ
ド材質と同じ若しくは熱膨張係数の小さな材料、例えば
タングステンで作られた固定用金属リング7aが固定さ
れている為、熱変形は縮少し、シャドーグリッドがカソ
ードから離れる方向の変形は発生せず、発生しても、シ
ャドーグリッド2とカソード1が接近する方向の変形と
なるので、電子ビーム流5の低下も起こらず、特性の安
定したグリッド型電子銃となる。
【0015】又、この固定用金属リング7aの内径が、
シャドーグリッド2の外周端部の外径より数μm小さ目
で、焼きばめされており、シャドーグリッド2が使用中
高温になっても、この関係はかわらず、又ろう付接合又
は溶接により、前記固定用金属リング7aと前記グリッ
ド2とカソード1とを接合することにより、固定用金属
リング7aによるグリッド1の保持を確実なものとして
いる。
【0016】実施例2.また、上記実施例では、シャド
ーグリッド2のみに固定用金属リング7aを具備させる
場合について説明したが、図2に示すように、制御グリ
ッド3にも該グリッド材質と同じ若しくは熱膨張係数の
小さな材料、例えばタングステンで作られた固定用金属
リング7bを具備すれば、2枚のグリッド2,3とも、
熱変形は縮少し、両グリッド2,3がカソードから離れ
る方向の変形は発生せず、発生しても、両グリッド2,
3とカソード1が接近する方向の変形となり、より特性
の安定したグリッド型電子銃を得ることが出来る。
【0017】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、グリッドの外周端部に固定用金属リングを具備さ
せたので、シャドーグリッドがカソードから離れる方向
の熱応力による変形を防ぐことができ、安定した特性の
信頼性の高いグリッド型電子銃が得られる効果がある。
【0018】又、請求項2記載の発明によれば、前記固
定用金属リングを高温での圧入・焼きばめによる前記グ
リッド外周端部への挿入とろう付接合又は溶接により、
上記の効果をさらに確実なものとしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるグリッド型電子銃の
縦断面図である。
【図2】この発明の他の実施例によるグリッド型電子銃
の縦断面図である。
【図3】従来のグリッド型電子銃を示す一部断面斜視図
である。
【図4】図3の縦断面図である。
【符号の説明】
1 カソード 2 シャドーグリッド 4 アノード 7a 固定用金属リング(シャドーグリッド用) 7b 固定用金属リング(制御グリッド用)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球面状の電子放射面を有するカソード
    と、該カソードと所定の間隔をおいて配設される複数の
    グリッドと、該グリッドと各々、所定の間隔をおいて配
    設されるビーム成形電極及びアノードを具備してなるグ
    リッド型電子銃において、該グリッド材質と同じ若しく
    は熱膨張係数の小さな材料で作られ、前記複数のグリッ
    ドのうちのシャドーグリッド又は他のグリッドを外周端
    部で固定する固定用金属リングを備えたことを特徴とす
    るグリッド型電子銃。
  2. 【請求項2】 固定用金属リングを高温での圧入・焼き
    ばめにより、グリッドの外周端部に挿入する工程と、ろ
    う付け接合又は溶接により、前記固定用金属リングと前
    記グリッドとカソードとを接合する工程とを備えたグリ
    ッド型電子銃製造方法。
JP15738691A 1991-06-03 1991-06-03 グリッド型電子銃とその製造方法 Expired - Fee Related JP2612111B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15738691A JP2612111B2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 グリッド型電子銃とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15738691A JP2612111B2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 グリッド型電子銃とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04357649A JPH04357649A (ja) 1992-12-10
JP2612111B2 true JP2612111B2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=15648509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15738691A Expired - Fee Related JP2612111B2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 グリッド型電子銃とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2612111B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN118989862A (zh) * 2023-05-18 2024-11-22 中国科学院沈阳科学仪器股份有限公司 一种用于保证高能电子枪枪体同轴性的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04357649A (ja) 1992-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6040134B2 (ja) 熱電子カソードを製造する方法
US3500110A (en) Noncurrent intercepting electron beam control element
US3843902A (en) Gridded convergent flow electron gun
JP2763124B2 (ja) 陰極線管
US4109179A (en) Microwave tube assembly
JPH04357649A (ja) グリッド型電子銃とその製造方法
US4733124A (en) Cathode structure for magnetron
US3483349A (en) Process for assembling an electron tube electrode
JPH1012122A (ja) 直接加熱形の陰極構造体
KR100362766B1 (ko) 음극선관과 그의 음극 구조체 및 전자총
JPH0812764B2 (ja) マグネトロンの陰極構体
JPH0216532B2 (ja)
KR920008501Y1 (ko) 초소형 음극선관용 직열형 음극구조체
JP2798644B2 (ja) 陰極線管用電子銃
JP3430533B2 (ja) 陰極線管の陰極構造
US5422536A (en) Thermionic cathode with continuous bimetallic wall having varying wall thickness and internal blackening
JP2902030B2 (ja) 中空電子ビーム放出用電子銃構体
JPS6323867Y2 (ja)
JPH0850999A (ja) ビームダクト
JPH0330239A (ja) グリッド型電子銃
KR200147983Y1 (ko) 브라운관의 캐소드 스트랩
US2796548A (en) Electrode structure
JP2795865B2 (ja) パルスマグネトロン
JPH0414840Y2 (ja)
JP3584763B2 (ja) 陰極線管用電子銃構体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees