JP2632364B2 - フィルム固定治具 - Google Patents

フィルム固定治具

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JP2632364B2 JP63128534A JP12853488A JP2632364B2 JP 2632364 B2 JP2632364 B2 JP 2632364B2 JP 63128534 A JP63128534 A JP 63128534A JP 12853488 A JP12853488 A JP 12853488A JP 2632364 B2 JP2632364 B2 JP 2632364B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フィルム固定治具、特に複数のフィルムを
互いに連続した状態に、しかも下方向から支持・固定す
るに好適なフィルム固定治具に関する。
〔従来の技術〕
複数のフィルムを互いに連続した状態に、しかも下方
から支持・固定することが必要な場合がある。その具体
例としては、塩化ビニル樹脂等からなる透明なフィルム
や板材で形成された園芸用ハウスの天部の内側に、該ハ
ウスの保温性向上等のために張設する内張り用透明フィ
ルムの支持・固定を挙げることができる。
上記のように、フィルムを連続状態で、しかも下方か
ら支持・固定する方法としては、平坦な下面に粘着剤層
が形成された固定治具を用い、上記粘着剤層に対して隣
接するフィルムの末端を互いに近接した状態に貼着する
仮止めを行い、然る後に強固な本来の固定を行うことが
考えられる。
上記仮止めを確実に行うためには、仮止め時に上記粘
着剤層に接触するフィルムの面積(貼着面積)が、隣接
する上記両フィルムについて互いに略等しくなるように
し、全てのフィルムについて略一定の貼着力を付与する
ことが重要である。
上記のように、隣接する両フィルムの貼着面積を等し
くするためには、その各末端がそれぞれ上記粘着剤層の
巾の略二分の一の位置にくるように該粘着剤層に上記フ
ィルムの端部を貼着することが必要である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、粘着剤層に上記フィルムの端部を貼着
するに際し、上記の如く各フィルムの末端を粘着剤層の
巾の略二分の一の位置に合わせるには時間がかかり、そ
れ故に上述の方法でフィルムを張設する場合は作業能率
が極めて悪いという問題がある。
従って、本発明の目的は、複数のフィルムを連続状態
で、しかも下方から支持・固定して張設するに際し、各
フィルムを容易且つ確実に仮止めすることができ、しか
もフィルムを張設する際の作業能率を大幅に向上できる
フィルム固定治具を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、固定支持部を有し、該固定支持部の固定側
の反対側には、粘着剤層が形成され且つ面自体が又はそ
の面における接線が互いに交差する第一傾斜面及び第二
傾斜面を有する本体と、上記第一傾斜面及び第二傾斜面
に上記接着剤層により仮止めした二枚のフィルムを上記
本体に押圧・固定するための押圧固定部材とからなるこ
とを特徴とするフィルム固定治具を提供することによっ
て上記の目的を達成したものである。
〔作用〕
第一傾斜面及び第二傾斜面の面自体が又はその面にお
ける接線が互いに交差するようになされているので、特
別な注意を払わなくとも、各傾斜面に形成されている粘
着剤層にフィルムの端部を貼着するだけで、一定の貼着
面積で各フィルムの端部を仮止めすることができるた
め、該フィルムの仮止めを確実に行うことができ、しか
もその仮止めを迅速に行うことができるため、フィルム
張設作業の能率を大幅に向上することができる。
また、上記第一傾斜面及び第二傾斜面をそれぞれ凹状
曲面で形成し、且つ該第一傾斜面及び第二傾斜面それぞ
れの裏側を凸状曲面で形成することにより、押圧固定部
材の嵌合を一層容易に行うことができると共にフィルム
の押圧・固定をも一層確実に行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明のフィルム固定治具について図面に示す
実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例であるフィルム固定治具の
概略を、その使用態様の概略と共に示した断面図であ
り、第2図は上記フィルム固定治具の作用を説明するた
めの概略断面図である。また、第3図及び第4図はそれ
ぞれ上記フィルム固定治具の取付け状態を示した概略断
面図である。
本実施例のフィルム固定治具は、横断面が第1図に示
したような形状の長尺状の本体1と、該本体1に下方か
ら外嵌可能な形状の長尺状の押圧固定部材2とで構成さ
れている。
上記本体1は、上方に位置する骨材等(第1図には図
示せず)に取付けるための固定支持部3を有し、該固定
支持部3の固定側の反対側には、何れも平坦面で形成さ
れ且つ面自体が互いに交差する第一傾斜面4及び第二傾
斜面5を有しており、且つ該第一傾斜面4及び第二傾斜
面5には粘着剤層6が形成されている。
続いて、第2図をも参照しながら上記フィルム固定治
具の作用を説明する。
先ず、所定巾の第一フィルム7の端部を上記第一傾斜
面4の粘着剤層6に貼着し、次いで同形状の第二フィル
ム8の端部を上記第二傾斜面の粘着剤層6に貼着し、第
2図に示すように該両フィルム7、8の仮止めを行う。
次いで、上記の如く、第一傾斜面4及び第二傾斜面5
に上記接着剤層により仮止めした二枚のフィルム7、8
を、上記本体1に前記押圧固定部材2を外嵌して押圧・
固定することにより、第1図に示したような本来のフィ
ルムの固定が達成される。尚、上記押圧固定部材2の上
記本体1に対する外嵌は、該押圧固定部材自体が弾性を
有しているため、第2図に示した状態の本体1に、その
下方から、上記押圧固定部材2の開口側を上に向けた状
態で該押圧固定部材2を押し付け、持ち上げることによ
り容易に達成される。即ち、上記押圧固定部材2の開口
部側を押し付けると、その両開口端部2aが左右方向に押
し広げられることになり、そのまま押し上げるだけで上
記押圧固定部材2を嵌合させることができる。
上記本体1にフィルムを仮止めする場合、第2図に示
すように、上記フィルム7を、先端部7aが余った状態で
上記第一傾斜面4に貼着することができ、同様に上記フ
ィルム8を、先端部8aが余った状態で上記第二傾斜面5
に貼着することができる。それは、上記先端部7aが生じ
たとしても、上記第一傾斜面4と第二傾斜面5とが互い
に所定の角度θで交差しているので、上記フィルム7が
硬い材料で形成されている場合であっても、該先端部7a
が第一傾斜面4を越えて第二傾斜面5に貼着することを
有効に防止することができるからであり、またフィルム
8の場合も、その先端部8aが第二傾斜面5を越えて第一
傾斜面4に貼着することを防止することができるからで
ある。
上述のように、上記フィルム固定治具では、本体1に
対するフィルムの仮止めを行うに際し、上記のような先
端部7a及び8aが多少なりともできるように貼着すれば、
隣接する両フィルムについて必然的に一定の貼着面積が
確保されることになり、その結果上記両フィルム7、8
を確実に仮止めすることが可能となる。また、上記仮止
めに際しては、上記第一フィルム7の末端又は第二フィ
ルム8の末端と、第一傾斜面4又は第二傾斜面5との位
置関係に特に細かい注意を払う必要がないので、容易且
つ迅速に仮止めを行うことが可能となる。従って、フィ
ルムを張設する際の作業能率が大幅に向上される。
次に、本発明のフィルム固定治具について詳述する。
上記フィルム固定治具では、その本体1の取付け方法
は特に制限されないが、例えば、第3図に示したよう
に、Cチャン鋼からなる骨材9に、別に用意した取付け
部材10を固定し、該取付け部材10に上記本体1の固定支
持部3を支持・固定して取付けてもよく、また、第4図
に示したように、骨材9自体を上記固定支持部3を支持
・固定できるように加工し、該骨材9に上記本体1を直
接取付けてもよい。
また、上記フィルム固定治具の本体1の取付けは、第
8図に示したように、骨材9に二つの取付け部材10及び
10aを介して該骨材9の長さ方向に沿うように行っても
よく、また、第9図に示したように上記骨材9の長さ方
向に対して垂直に行ってもよい。更に、上記本体1の取
付けは、第10図に示したように、骨材9に三つの取付け
部材10、10a及び10bを介して該骨材9の長さ方向に沿う
ように行ってもよく、また、第11図のように上記骨材9
の長さ方向に対して垂直に行ってもよい。尚、骨材9は
Cチャン鋼に限られないことはいうまでもない。
また、上記フィルム固定治具では、その形成する材料
に特に制限はなく、本体1及び押圧固定部材2は何れ
も、例えば、アルミニウム等の金属や硬質ポリ塩化ビニ
ル等の合成樹脂で形成することができ、特に合成樹脂で
形成する場合は射出成形法で容易に形成することができ
る。尚、本体1又は押圧固定部材2の少なくとも一方
は、適度な弾性を有していることが望ましい。
また、粘着剤層6は、通常用いられる粘着剤で形成す
ることができ、簡便な方法としては両面粘着テープで、
その一方の粘着面を前記傾斜面に貼着することにより形
成することもできる。
また、上記フィルム固定治具では、本体1における第
一傾斜面4と第二傾斜面5との交差角度θは特に制限は
ないが、80〜160゜、好ましくは90〜150゜、更に好まし
くは110〜140゜である。また、上記本体1の形状として
は第1図及び第2図に示したものに限るものでなく、例
えば、その横断面の形状が第5図に示したような、第一
傾斜面4と第二傾斜面5とが直接交差せず、該両者間に
所定の間隔があるものであってもよい。
また、第一傾斜面4及び第二傾斜面5は必ずしも直線
的な平坦面からなるものに限るものでない。
例えば、第6図の断面図に具体的に示したように、第
一傾斜面4及び第二傾斜面5がそれぞれ凹状曲面で形成
され、しかも該第一傾斜面4及び第二傾斜面5それぞれ
の裏側が凸状曲面で形成され、上記両傾斜面が形成され
ている傾斜面形成部4a及び5aがその側端に向かって下方
に撓んだ略V字形状からなる所定の厚さを有している本
体1を挙げることができる。このように、上記傾斜面形
成部4a及び5aが、上方に凸の円弧状に撓んだ形状を有し
ているため、第6図に示した本体1を用いる場合は、押
圧固定部材2を一層容易に嵌合させることができると共
に、フィルムの押圧・固定を一層確実に行うことができ
る。
更に、第一傾斜面4及び第二傾斜面5は、その面にお
ける接線が互いに交差する、例えば、その横断面の形状
が第7図に示したように、円弧形状の曲線からなるもの
であってもよい。
また、押圧固定部材2も、その形状には特に制限はな
く、上記本体1に対して外嵌可能で且つ仮止めされてい
るフィルムを押圧・固定できる機能を備えたものであれ
ば種々変更可能である。
尚、本発明のフィルム固定治具は、園芸用ハウスの内
張り用フィルムの張設に適用して有効であることはいう
までもないが、これに限るものでなく、複数のフィルム
を連続的に、しかも下方から支持・固定して張設するも
のであれば種々の用途に適用可能であり、張設するフィ
ルムにも特に制限はなく、通常用いられる軟質ポリ塩化
ビニルやポリエチレン等の合成樹脂からなるフィルムは
もとより、硬質ポリ塩化ビニルやフッ素樹脂等からなる
弾力性のある硬質フィルムの固定にも適用して有効であ
る。
〔発明の効果〕
本発明のフィルム固定治具は、複数のフィルムを連続
状態で、しかも下方から支持・固定して張設するに際
し、各フィルムを容易且つ確実に仮止めすることがで
き、しかもフィルムを張設する際の作業能率を大幅に向
上することができる。
また、第一傾斜面及び第二傾斜面をそれぞれ凹状曲面
で形成し、該第一傾斜面及び第二傾斜面それぞれの裏側
を凸状曲面で形成する場合は、押圧固定部材の嵌合を一
層容易に行うことができると共に、フィルムの押圧・固
定を一層確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるフィルム固定治具の概
略を、その使用態様の概略と共に示した断面図、第2図
は上記フィルム固定治具の作用を説明するための概略断
面図、第3図及び第4図はそれぞれ上記フィルム固定治
具の本体の取付け状態を示した概略断面図、第5図は他
の実施例の要部を示した断面図、第6図は本発明の他の
好ましい一実施例であるフィルム固定治具の概略を、そ
の使用態様の概略と共に示した断面図、第7図は他の実
施例の要部を示した断面図、第8図、第9図、第10図及
び第11図は、それぞれ上記本体の他の取付け状態を示し
た概略説明図である。 1……本体、2……押圧固定部材 3……固定支持部、4……第一傾斜面 5……第二傾斜面、6……粘着剤層 7……第一フィルム 8……第二フィルム 9……骨材 10、10a、10b……取付け部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定支持部を有し、該固定支持部の固定側
    の反対側には、粘着剤層が形成され且つ面自体が又はそ
    の面における接線が互いに交差する第一傾斜面及び第二
    傾斜面を有する本体と、上記第一傾斜面及び第二傾斜面
    に上記接着剤層により仮止めした二枚のフィルムを上記
    本体に押圧・固定するための押圧固定部材とからなるこ
    とを特徴とするフィルム固定治具。
  2. 【請求項2】上記第一傾斜面及び上記第二傾斜面が何れ
    も平坦面で形成されている請求項(1)記載のフィルム
    固定治具。
  3. 【請求項3】上記第一傾斜面及び上記第二傾斜面がそれ
    ぞれ凹状曲面で形成され、該第一傾斜面及び第二傾斜面
    それぞれの裏側が凸状曲面で形成されている請求項
    (1)記載のフィルム固定治具。
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