JP2635841B2 - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- JP2635841B2 JP2635841B2 JP3099777A JP9977791A JP2635841B2 JP 2635841 B2 JP2635841 B2 JP 2635841B2 JP 3099777 A JP3099777 A JP 3099777A JP 9977791 A JP9977791 A JP 9977791A JP 2635841 B2 JP2635841 B2 JP 2635841B2
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報の記録保存に用い
る光記録媒体に関する。
る光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板上に記録層(光吸収
層)、光反射層及び保護層を積層して成るコンパクトデ
ィスク−ライトワンス(Compact Disc−W
riteOnce) 型(以下、CD−WOと略す)光
記録媒体は知られていた(特開昭58−183296、
特開昭53−46019、特開昭58−37851およ
び特開平1−159842)。
層)、光反射層及び保護層を積層して成るコンパクトデ
ィスク−ライトワンス(Compact Disc−W
riteOnce) 型(以下、CD−WOと略す)光
記録媒体は知られていた(特開昭58−183296、
特開昭53−46019、特開昭58−37851およ
び特開平1−159842)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭58−
183296に開示されている光記録媒体の記録層(光
吸収層)を構成する銅フタロシアニン(住友化学製、オ
レオゾールファーストブルーEL)では、光記録媒体と
して必要な感度が得られなかった。
183296に開示されている光記録媒体の記録層(光
吸収層)を構成する銅フタロシアニン(住友化学製、オ
レオゾールファーストブルーEL)では、光記録媒体と
して必要な感度が得られなかった。
【0004】特開昭53−46019、実施例2に示さ
れる媒体では、感度及び耐久性が悪く、かつ光記録媒
体、特にCD−WOとして必要な、780〜830nm
にかけて65%以上の反射率を有するという条件を満た
していなかった。
れる媒体では、感度及び耐久性が悪く、かつ光記録媒
体、特にCD−WOとして必要な、780〜830nm
にかけて65%以上の反射率を有するという条件を満た
していなかった。
【0005】特開昭58−37851には本願発明と同
一の構成が記載されているが、実施例に示される様に、
反射率30〜51%とCD−WOとして必要な反射率6
5%に達しておらず、また耐久性も充分でなかった。
一の構成が記載されているが、実施例に示される様に、
反射率30〜51%とCD−WOとして必要な反射率6
5%に達しておらず、また耐久性も充分でなかった。
【0006】また特開平1−159842に示される様
に、一般のシアニン色素(例えば、日本感光色素研究
所、感光色素表(1969))を用いて媒体を作製した
場合は、感度が不足したり、反射率が65%に満たなか
ったりした。
に、一般のシアニン色素(例えば、日本感光色素研究
所、感光色素表(1969))を用いて媒体を作製した
場合は、感度が不足したり、反射率が65%に満たなか
ったりした。
【0007】また、EP 353394の実施例に示さ
れるシアニン色素、EP353393の実施例に示され
るフタロシアニン色素は感度、信号特性が悪く、CD−
WO型光記録媒体用の色素としては不適当であった。
れるシアニン色素、EP353393の実施例に示され
るフタロシアニン色素は感度、信号特性が悪く、CD−
WO型光記録媒体用の色素としては不適当であった。
【0008】本発明の目的は、上記従来例において得ら
れなかった反射率65%以上を有するCD−WO型光記
録媒体を提供することにある。
れなかった反射率65%以上を有するCD−WO型光記
録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するべく鋭意検討の結果、CD−WO型光記録媒体
の記録層に含有される近赤外線吸収剤の融点が、150
〜300℃で、かつ分解開始温度が200〜350℃で
あると、その近赤外線吸収剤を含有する記録層により構
成される光記録媒体は、信号の書き込み感度、書き込ま
れた信号のシンメトリー性が良好で、記録ひずみも小さ
いことを見いだした。
達成するべく鋭意検討の結果、CD−WO型光記録媒体
の記録層に含有される近赤外線吸収剤の融点が、150
〜300℃で、かつ分解開始温度が200〜350℃で
あると、その近赤外線吸収剤を含有する記録層により構
成される光記録媒体は、信号の書き込み感度、書き込ま
れた信号のシンメトリー性が良好で、記録ひずみも小さ
いことを見いだした。
【0010】また、溶液状態(溶媒として、CCl4、
CHCl3、トルエン等)における最大吸収波長
(λmax)が670〜720nmにある近赤外線吸収剤
を記録層に用いると、媒体の反射率65%以上を維持出
来ることを見い出し本願発明に達した。特に使用した近
赤外線吸収剤の融点、分解点に関して、ハロゲン原子ま
たは特定の置換基の導入が有効であることも見い出し
た。
CHCl3、トルエン等)における最大吸収波長
(λmax)が670〜720nmにある近赤外線吸収剤
を記録層に用いると、媒体の反射率65%以上を維持出
来ることを見い出し本願発明に達した。特に使用した近
赤外線吸収剤の融点、分解点に関して、ハロゲン原子ま
たは特定の置換基の導入が有効であることも見い出し
た。
【0011】本発明では、特に使用した近赤外線吸収剤
の融点と分解点が、記録時の感度と再生持の安定性に大
きく関与していること見出し、これらの発見に基づいて
発明を完成させたものである。
の融点と分解点が、記録時の感度と再生持の安定性に大
きく関与していること見出し、これらの発見に基づいて
発明を完成させたものである。
【0012】本発明の光記録媒体は、透明基板上に記録
層、金属反射層、保護層の順序で積層された構成であ
り、前記記録層は融点が、150〜300℃で、かつ分
解開始温度が200〜350℃の範囲内である化合物ま
たはそれらの混合物からなる近赤外線吸収剤を含有する
ことを特徴としている。
層、金属反射層、保護層の順序で積層された構成であ
り、前記記録層は融点が、150〜300℃で、かつ分
解開始温度が200〜350℃の範囲内である化合物ま
たはそれらの混合物からなる近赤外線吸収剤を含有する
ことを特徴としている。
【0013】尚、融点は市販の融点測定器で、分解点は
示差熱−熱重量同時測定装置(DTA−TGA)で測定
し、5%分解した時の温度を分解開始温度とした。
示差熱−熱重量同時測定装置(DTA−TGA)で測定
し、5%分解した時の温度を分解開始温度とした。
【0014】本発明の光記録媒体に於て用いられる基板
としては、光学的に透明な樹脂で有れば良い。例えば、
アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩
化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート樹 脂、エチレン
樹脂、ポリオレフィン共重合樹脂、塩化ビニル共重合樹
脂、塩化ビニリデン共重合樹脂、スチレン共重合樹脂な
どが挙げられる。また、基板は熱硬化性樹脂または紫外
線硬化性樹脂により表面処理がなされていてもよい。
としては、光学的に透明な樹脂で有れば良い。例えば、
アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩
化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート樹 脂、エチレン
樹脂、ポリオレフィン共重合樹脂、塩化ビニル共重合樹
脂、塩化ビニリデン共重合樹脂、スチレン共重合樹脂な
どが挙げられる。また、基板は熱硬化性樹脂または紫外
線硬化性樹脂により表面処理がなされていてもよい。
【0015】記録層に含有される近赤外線吸収剤として
は、下記式(I)で示される化合物群
は、下記式(I)で示される化合物群
【0016】
【化2】 〔式(I)中、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,
R8,R9,R10,R11,R12,R13,R14,R15及びR
16は、各々独立に水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、
置換または未置換のアルキル基、置換または未置換のア
リール基、置換または未置換のアルコキシル基、置換ま
たは未置換のアリールオキシ基、置換または未置換のア
ルキルチオ基、置換または未置換のアリールチオ基を表
す。ただし、R1とR4、R5とR8、R9とR12およびR
13とR16の組合せにおいて、少なくとも一方は、置換ま
たは未置換のアルコキシル基、置換または未置換のアリ
ールオキシ基、置換または未置換のアルキルチオ基、及
び置換または未置換のアリールチオ基の中より選択され
た基を表し、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,
R8,R9,R10,R11,R12,R13,R14,R15及びR
16のうち、1〜4個はハロゲン原子を表し、Metは2
個の水素原子、2価の金属原子、3価又は4価の金属誘
導体を表す。〕で示されるフタロシアニン化合物及びそ
の異性体群の中から、単一または混合物の融点が150
〜300℃で、かつ分解開始温度が200〜350℃で
ある色素または色素混合物を選択することで、記録感
度、記録特性の優れた光記録媒体が得られる。
R8,R9,R10,R11,R12,R13,R14,R15及びR
16は、各々独立に水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、
置換または未置換のアルキル基、置換または未置換のア
リール基、置換または未置換のアルコキシル基、置換ま
たは未置換のアリールオキシ基、置換または未置換のア
ルキルチオ基、置換または未置換のアリールチオ基を表
す。ただし、R1とR4、R5とR8、R9とR12およびR
13とR16の組合せにおいて、少なくとも一方は、置換ま
たは未置換のアルコキシル基、置換または未置換のアリ
ールオキシ基、置換または未置換のアルキルチオ基、及
び置換または未置換のアリールチオ基の中より選択され
た基を表し、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,
R8,R9,R10,R11,R12,R13,R14,R15及びR
16のうち、1〜4個はハロゲン原子を表し、Metは2
個の水素原子、2価の金属原子、3価又は4価の金属誘
導体を表す。〕で示されるフタロシアニン化合物及びそ
の異性体群の中から、単一または混合物の融点が150
〜300℃で、かつ分解開始温度が200〜350℃で
ある色素または色素混合物を選択することで、記録感
度、記録特性の優れた光記録媒体が得られる。
【0017】本発明のCD−WO型光記録媒体は、市販
のコンパクトディスクプレーヤー、またはCD−ROM
再生装置、即ち、760〜800nmの半導体レーザー
による読み出しが可能な媒体である。感度、反射率の
面、即ち、書き込みまたは再生能を向上させるために
は、色素のクロロホルム中の最大吸収波長(λmax)
が、670〜720nmである色素または色素混合物が
好ましく、特にクロロホルム溶液中の最大波長における
モル吸光係数(εmax)が1×105 l mol-1 c
m-1以上であることが好ましい。
のコンパクトディスクプレーヤー、またはCD−ROM
再生装置、即ち、760〜800nmの半導体レーザー
による読み出しが可能な媒体である。感度、反射率の
面、即ち、書き込みまたは再生能を向上させるために
は、色素のクロロホルム中の最大吸収波長(λmax)
が、670〜720nmである色素または色素混合物が
好ましく、特にクロロホルム溶液中の最大波長における
モル吸光係数(εmax)が1×105 l mol-1 c
m-1以上であることが好ましい。
【0018】記録層の作製方法としては前記化合物の単
一または混合物を1層または2層に塗布あるいは蒸着す
る方法があり、塗布法としては、バインダー樹脂20重
量%以下、好ましくは0%と、前化合物0.05重量%
〜20重量%、好ましくは0.5重量%〜20重量とな
るように溶媒に溶解し、スピンコーターで塗布する方法
などがある。また蒸着方法としては、10-5〜10-7t
orr、100〜300℃にて基板上に前化合物を堆積
させる方法などがある。
一または混合物を1層または2層に塗布あるいは蒸着す
る方法があり、塗布法としては、バインダー樹脂20重
量%以下、好ましくは0%と、前化合物0.05重量%
〜20重量%、好ましくは0.5重量%〜20重量とな
るように溶媒に溶解し、スピンコーターで塗布する方法
などがある。また蒸着方法としては、10-5〜10-7t
orr、100〜300℃にて基板上に前化合物を堆積
させる方法などがある。
【0019】記録層中の近赤外線吸収剤を含む層の膜厚
は50〜300nmが好ましい。
は50〜300nmが好ましい。
【0020】スピンコートに用いる溶媒としては、基板
の耐溶剤性より、ハロゲン化炭化水素(例えば、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、テトラクロロエ
チレン、ジクロロジフルオロエタンなど)、エーテル類
(例えば、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテルなど)、アルコール類(例えば、メタノ
ール、エタノール、プロパノールなど)、セロソルブ類
(メチルセロソルブ、エチルセロソルブなど)、炭化水
素類(ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン、ベンゼ
ン、トルエン)が好ましい。
の耐溶剤性より、ハロゲン化炭化水素(例えば、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、テトラクロロエ
チレン、ジクロロジフルオロエタンなど)、エーテル類
(例えば、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテルなど)、アルコール類(例えば、メタノ
ール、エタノール、プロパノールなど)、セロソルブ類
(メチルセロソルブ、エチルセロソルブなど)、炭化水
素類(ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン、ベンゼ
ン、トルエン)が好ましい。
【0021】また、反射層としてはアルミニウム、金な
どが挙げられ、保護層としては透明な光硬化型または熱
硬化型樹脂が好ましい。また、その厚みは1〜100n
mが好ましい。
どが挙げられ、保護層としては透明な光硬化型または熱
硬化型樹脂が好ましい。また、その厚みは1〜100n
mが好ましい。
【0022】また反射層を作製する方法として、蒸着
法、スパッタリング法などがある。
法、スパッタリング法などがある。
【0023】保護層を作製する方法としては、基板上に
記録層を前述のようにして作製した後、UV硬化樹脂ま
たは熱硬化樹脂組成物をスピンコート法、バーコーター
法、浸漬法などにより塗布した後、硬化する方法があ
る。また、その厚みは1μm〜500μmが好ましい。
記録層を前述のようにして作製した後、UV硬化樹脂ま
たは熱硬化樹脂組成物をスピンコート法、バーコーター
法、浸漬法などにより塗布した後、硬化する方法があ
る。また、その厚みは1μm〜500μmが好ましい。
【0024】CD−WO光記録媒体を作製する場合、コ
スト面、ユーザー取扱い面より、基板はポリアクリレー
ト基板またはポリカーボネート基板を用い、かつスピン
コート法により塗布されるのが好ましい。
スト面、ユーザー取扱い面より、基板はポリアクリレー
ト基板またはポリカーボネート基板を用い、かつスピン
コート法により塗布されるのが好ましい。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明の実施の態様はこれにより限定されるもの
ではない。なお、実施例中の部は全て重量部を示す。
るが、本発明の実施の態様はこれにより限定されるもの
ではない。なお、実施例中の部は全て重量部を示す。
【0026】実施例1 4,8,12,16−テトラブロム−1,5,9,13−テトラ(1,3−ジ
メチルブチルオキシ) フタロシアニンパラジウム(融点
150〜185℃、分解開始温度280℃、λmax=7
03nmおよびεmax=1.6×105 l mol-1 c
m-1)1部をジブチルエーテル200部に溶解し、ポリ
カーボネートCD−WO光記録媒体用基板に塗布した。
この上に金を蒸着し、続いて光硬化型ポリアクリル樹脂
によりオーバーコートして光硬化させた。このようにし
て作製した光記録媒体は、線速1.4m/sec、レー
ザーパワー7mWにおいてC/N比60dBであり、良
好な感度であった。また、フェードメーター63℃/1
00hr照射後、記録層の劣化は観察されなかった。
メチルブチルオキシ) フタロシアニンパラジウム(融点
150〜185℃、分解開始温度280℃、λmax=7
03nmおよびεmax=1.6×105 l mol-1 c
m-1)1部をジブチルエーテル200部に溶解し、ポリ
カーボネートCD−WO光記録媒体用基板に塗布した。
この上に金を蒸着し、続いて光硬化型ポリアクリル樹脂
によりオーバーコートして光硬化させた。このようにし
て作製した光記録媒体は、線速1.4m/sec、レー
ザーパワー7mWにおいてC/N比60dBであり、良
好な感度であった。また、フェードメーター63℃/1
00hr照射後、記録層の劣化は観察されなかった。
【0027】実施例2 テトラ(1,3-ジメチルプロピルオキシ)フタロシアニン
パラジウム10部を四塩化炭素1000部に溶解し、4
0℃にて臭素2部を滴下し、3時間反応させた後、析出
した結晶を濾別し、洗浄、乾燥することにより下式で示
される色素混合物5部を得た。
パラジウム10部を四塩化炭素1000部に溶解し、4
0℃にて臭素2部を滴下し、3時間反応させた後、析出
した結晶を濾別し、洗浄、乾燥することにより下式で示
される色素混合物5部を得た。
【0028】
【化2】
【0029】
【化3】 この色素混合物の融点は170〜200℃であり、分解
開始温度は305℃であった。
開始温度は305℃であった。
【0030】この混合物5部をn-オクタン500部に溶
解し、スピンコーターにより、CD−WO用ポリカーボ
ネート基板上に乾燥膜厚150nmで塗布した。その上
に30nmの金をスパッターにより付け、UV硬化型樹
脂をコートしてUV硬化させることにより保護層を形成
し、CD−WO媒体を作製した。
解し、スピンコーターにより、CD−WO用ポリカーボ
ネート基板上に乾燥膜厚150nmで塗布した。その上
に30nmの金をスパッターにより付け、UV硬化型樹
脂をコートしてUV硬化させることにより保護層を形成
し、CD−WO媒体を作製した。
【0031】このようにして作製されたCD−WO媒体
は反射率65%、線速1.4m/secで、7mW、7
90nmのレーザー光によりC/N比60dBの記録が
書き込めた。また、この記録媒体は、カーボンアーク灯
63℃、200時間の耐光試験においても変化しなかっ
た。
は反射率65%、線速1.4m/secで、7mW、7
90nmのレーザー光によりC/N比60dBの記録が
書き込めた。また、この記録媒体は、カーボンアーク灯
63℃、200時間の耐光試験においても変化しなかっ
た。
【0032】実施例3 1,5,9,13-テトラ(2,4,4-トリメチル-3-ヘキシルオキ
シ) フタロシアニンパラジウム10部を酢酸1000部
に溶解し、ヨウ素10部を加え、50℃で3時間反応さ
せ、析出した結晶を濾別、精製し、下記構造式で示され
る混合物を得た。
シ) フタロシアニンパラジウム10部を酢酸1000部
に溶解し、ヨウ素10部を加え、50℃で3時間反応さ
せ、析出した結晶を濾別、精製し、下記構造式で示され
る混合物を得た。
【0033】
【化4】 (融点 200〜245℃、分解開始温度 285℃、
λmax=708nmおよびεmax=1.5×105 l
mol-1 cm-1) この色素混合物5部をn-オクタンに溶解し、スピンコー
ターによりCD−WO用ポリカーボネート基板に塗布し
た。膜厚は120nmであった。この上に50nmの金
を蒸着し、続いてUV硬化型樹脂を用いて保護層を形成
した。
λmax=708nmおよびεmax=1.5×105 l
mol-1 cm-1) この色素混合物5部をn-オクタンに溶解し、スピンコー
ターによりCD−WO用ポリカーボネート基板に塗布し
た。膜厚は120nmであった。この上に50nmの金
を蒸着し、続いてUV硬化型樹脂を用いて保護層を形成
した。
【0034】このようにして作製したCD−WO媒体
は、線速1.3m/sec、7mWの780nmのレー
ザーにより記録したところ、C/N比55dBの記録が
得られた。
は、線速1.3m/sec、7mWの780nmのレー
ザーにより記録したところ、C/N比55dBの記録が
得られた。
【0035】また、この媒体にキセノンランプ50℃に
よる耐光性試験を行ったところ、200時間経過しても
変化がないことが確認された。
よる耐光性試験を行ったところ、200時間経過しても
変化がないことが確認された。
【0036】実施例4
【0037】
【化5】 上記式で示されるフタロシアニン(融点165〜200
℃、分解開始温度295℃)5部をジブチルエーテルと
ジイソプロピルエーテルの3:1混合物300部に溶解
し、スピンコーターによりPMMAのCD−WO用基板
に厚み120nmで塗布し、続いて金を20nmスパッ
タリングし、最後にUV硬化型樹脂にて保護層を形成
し、記録媒体を作製した。
℃、分解開始温度295℃)5部をジブチルエーテルと
ジイソプロピルエーテルの3:1混合物300部に溶解
し、スピンコーターによりPMMAのCD−WO用基板
に厚み120nmで塗布し、続いて金を20nmスパッ
タリングし、最後にUV硬化型樹脂にて保護層を形成
し、記録媒体を作製した。
【0038】得られた媒体は、線速1.4m/sec、
8mW,780nmのレーザーで記録したところ、C/
N比60dBの記録が得られた。
8mW,780nmのレーザーで記録したところ、C/
N比60dBの記録が得られた。
【0039】実施例5 下記化合物2種の混合物[(A)/(B)=1/1]
【0040】
【化6】
【0041】
【化7】 (この混合物の物性はλmax=710nm、εmax=1.7
×105 l mol-1 cm-1、融点230〜240
℃、分解開始温度270℃)を用いて実施例1と同様に
CD−WO型光記録媒体を試作した。
×105 l mol-1 cm-1、融点230〜240
℃、分解開始温度270℃)を用いて実施例1と同様に
CD−WO型光記録媒体を試作した。
【0042】得られた媒体は、線速1.4m/sec、
6.5mW、780nmのレーザーで記録したところ、
C/N比55dBの記録が得られた。
6.5mW、780nmのレーザーで記録したところ、
C/N比55dBの記録が得られた。
【0043】実施例6
【0044】
【化8】 上記式で示されるフタロシアニン(融点195〜225
℃、分解開始温度253℃、λm ax =707nm,εmax
=2.0×105 l mol-1 cm-1)5部をジブ
チルエーテル300部に溶解し、スピンコーターにより
ポリカーボネートのCD−WO用基板に厚み150nm
で塗布し、続いて金を30nmスパッタリングし、最後
にUV硬化型樹脂にて保護層を形成し、記録媒体を作製
した。
℃、分解開始温度253℃、λm ax =707nm,εmax
=2.0×105 l mol-1 cm-1)5部をジブ
チルエーテル300部に溶解し、スピンコーターにより
ポリカーボネートのCD−WO用基板に厚み150nm
で塗布し、続いて金を30nmスパッタリングし、最後
にUV硬化型樹脂にて保護層を形成し、記録媒体を作製
した。
【0045】得られた媒体は、線速1.3m/sec、
8mW,780nmのレーザーで記録したところ、C/
N比60dBの記録が得られた。
8mW,780nmのレーザーで記録したところ、C/
N比60dBの記録が得られた。
【0046】実施例7
【0047】
【化9】 上記式で示されるフタロシアニン(λmax=694n
m、εmax=1.7×105l mol-1 cm-1、融点
250℃以上、分解開始温度309℃)5部をクロロホ
ルム300部に溶解し、表面をアクリル系フォトポリマ
ーにて処理し、グルーブを形成した基板上に塗布し、、
以下実施例6と同様にして光記録媒体を作製した。
m、εmax=1.7×105l mol-1 cm-1、融点
250℃以上、分解開始温度309℃)5部をクロロホ
ルム300部に溶解し、表面をアクリル系フォトポリマ
ーにて処理し、グルーブを形成した基板上に塗布し、、
以下実施例6と同様にして光記録媒体を作製した。
【0048】得られた媒体は、線速1.4m/sec、
7mW、780nmのレーザーで記録したところ、C/
N比55dBの記録が得られた。
7mW、780nmのレーザーで記録したところ、C/
N比55dBの記録が得られた。
【0049】実施例8
【0050】
【化10】 上記式で示されるフタロシアニン(λmax=708n
m、εmax=1.8×105 l mol-1 cm-1、融
点262〜286℃、分解開始温度310℃)を用い
て、実施例6と同様にしてCD−WO型光記録媒体を作
製した。
m、εmax=1.8×105 l mol-1 cm-1、融
点262〜286℃、分解開始温度310℃)を用い
て、実施例6と同様にしてCD−WO型光記録媒体を作
製した。
【0051】得られた媒体は、線速1.4m/sec、
7mW、780nmのレーザーで記録したところ、C/
N比57dBの記録が得られた。
7mW、780nmのレーザーで記録したところ、C/
N比57dBの記録が得られた。
【0052】実施例9
【0053】
【化11】 上記式で示されるフタロシアニン(λmax=706n
m、εmax=1.8×10 5 l mol-1 cm-1、融
点225〜245℃、分解開始温度289℃)を用い
て、実施例6と同様にしてCD−WO型光記録媒体を作
製した。
m、εmax=1.8×10 5 l mol-1 cm-1、融
点225〜245℃、分解開始温度289℃)を用い
て、実施例6と同様にしてCD−WO型光記録媒体を作
製した。
【0054】得られた媒体は、線速1.3m/sec、
7mW、780nmのレーザーで記録したところ、C/
N比62dBの記録が得られた。
7mW、780nmのレーザーで記録したところ、C/
N比62dBの記録が得られた。
【0055】実施例10
【0056】
【化12】 上記式で示されるフタロシアニン(λmax=707n
m、εmax=1.9×105 l mol-1 cm-1、融
点280〜292℃、分解開始温度294℃)を用い
て、実施例6と同様にしてCD−WO型光記録媒体を作
製した。
m、εmax=1.9×105 l mol-1 cm-1、融
点280〜292℃、分解開始温度294℃)を用い
て、実施例6と同様にしてCD−WO型光記録媒体を作
製した。
【0057】得られた媒体は、線速1.4m/sec、
7mW、780nmのレーザーで記録したところ、C/
N比61dBの記録が得られた。
7mW、780nmのレーザーで記録したところ、C/
N比61dBの記録が得られた。
【0058】比較試験 以上得られた本発明のCD−WO型光記録媒体を公知の
要件で作製した光記録媒体についてその性能を比較し
た。本発明の媒体として、実施例2、4および5で作製
した媒体を使用し、比較例として下記7種の公知例に準
じて作製した媒体を使用した。
要件で作製した光記録媒体についてその性能を比較し
た。本発明の媒体として、実施例2、4および5で作製
した媒体を使用し、比較例として下記7種の公知例に準
じて作製した媒体を使用した。
【0059】比較例1:記録層に硝酸銀を含む例(特開
昭58−37851を参照) 比較例2:下記の色素を用いた例(特開昭1−1598
42を参照)
昭58−37851を参照) 比較例2:下記の色素を用いた例(特開昭1−1598
42を参照)
【0060】
【化13】 比較例3:無機化合物の記録層の例(特開昭53−46
019を参照) 比較例4:銅−フタロシアニン色素を用いた例(特開昭
58−183296を参照) 比較例5:下式の色素を用いた例で実施例1と同様に媒
体を作製した
019を参照) 比較例4:銅−フタロシアニン色素を用いた例(特開昭
58−183296を参照) 比較例5:下式の色素を用いた例で実施例1と同様に媒
体を作製した
【0061】
【化14】 ただし、色素のmp80〜90℃、分解開始点310℃ 比較例6:下記の色素を用いた例で、実施例1と同様に
して媒体を作製した。
して媒体を作製した。
【0062】
【化15】 (色素の物性は、融点が>250℃、分解開始温度が3
05℃であった。) 比較例7:下記の化合物を用いた例(EP035339
3を参照した。)
05℃であった。) 比較例7:下記の化合物を用いた例(EP035339
3を参照した。)
【0063】
【化16】 (この化合物の物性は、融点145〜148℃、分解開
始温度210℃)以上の比較例は全て以下の手順により
その物性を測定し、その結果を実施例との比較で表1に
示した。
始温度210℃)以上の比較例は全て以下の手順により
その物性を測定し、その結果を実施例との比較で表1に
示した。
【0064】反射率は780nmの光に対するもの、感
度は線速1.4m/sec、780nmにおいて測定
し、 1) シンメトリーは記録パワー5〜90mWにおい
て、変動率5%以下を(〇)、変動率5%以上を
(×)、2)パルス幅補正は4Tの信号(231×4=
924nsec)を書いたときに必要な補正幅が0〜−
100nsecの時を(〇)、−100〜−200ns
ecの時を(△)、−200nsec以上の時を(×)
とし、 3)記録のひずみは記録波形のひずみをオシロスコープ
により測定し、顕微鏡による記録ピットの観察により金
層のひずみを見た結果、ひずみのないものを(〇)、あ
るものを(×)とし、 4)耐久性は0.5mW、線速1.4m/secで10
5 回読み出した時の記録の変化(再生光安定性)とキセ
ノンランプ、40℃、100hrによる耐日光堅牢度促
進試験による記録の変化が各々10%以下を(〇)、1
0〜20%を(△)、20%以上を(×)とした。
度は線速1.4m/sec、780nmにおいて測定
し、 1) シンメトリーは記録パワー5〜90mWにおい
て、変動率5%以下を(〇)、変動率5%以上を
(×)、2)パルス幅補正は4Tの信号(231×4=
924nsec)を書いたときに必要な補正幅が0〜−
100nsecの時を(〇)、−100〜−200ns
ecの時を(△)、−200nsec以上の時を(×)
とし、 3)記録のひずみは記録波形のひずみをオシロスコープ
により測定し、顕微鏡による記録ピットの観察により金
層のひずみを見た結果、ひずみのないものを(〇)、あ
るものを(×)とし、 4)耐久性は0.5mW、線速1.4m/secで10
5 回読み出した時の記録の変化(再生光安定性)とキセ
ノンランプ、40℃、100hrによる耐日光堅牢度促
進試験による記録の変化が各々10%以下を(〇)、1
0〜20%を(△)、20%以上を(×)とした。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】 * TG−DTAにより測定 ** 無機化合物による媒体のため、データなし。
【0067】
【発明の効果】本発明は、透明基板上に記録層、金属反
射層、保護層の順序で積層された構成で、前記記録層に
融点150〜300℃、分解開始温度200〜350℃
で、かつ、λmaxが670〜720nmの色素を用いた
ことにより、高感度で、記録ひずみの小さい高耐久性の
CD−WO型光記録媒体がえられる。このCD−WO型
光記録媒体は品質が従来に比べて安定化されている。
射層、保護層の順序で積層された構成で、前記記録層に
融点150〜300℃、分解開始温度200〜350℃
で、かつ、λmaxが670〜720nmの色素を用いた
ことにより、高感度で、記録ひずみの小さい高耐久性の
CD−WO型光記録媒体がえられる。このCD−WO型
光記録媒体は品質が従来に比べて安定化されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相原 伸 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三 井東圧化学株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−36490(JP,A) 特開 昭58−37851(JP,A) 特開 平2−206588(JP,A) 特開 平2−502099(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 透明基板上に記録層、金属反射層、保護
層の順序で積層された構成であり、前記記録層は融点
が、150〜300℃で、かつ分解開始温度が200〜
300℃の範囲内である下記一般式(I) 【化1】 〔式(I)中、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,
R8,R9,R10,R11,R12,R13,R14,R15及びR
16は、各々独立に水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、
置換または未置換のアルキル基、置換または未置換のア
リール基、置換または未置換のアルコキシル基、置換ま
たは未置換のアリールオキシ基、置換または未置換のア
ルキルチオ基、置換または未置換のアリールチオ基を表
す。ただし、R1とR4、R5とR8、R9とR12およびR
13とR16の組合せにおいて、少なくとも一方は、置換ま
たは未置換のアルコキシル基、置換または未置換のアリ
ールオキシ基、置換または未置換のアルキルチオ基、及
び置換または未置換のアリールチオ基の中より選択され
た基を表し、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,
R8,R9,R10,R11,R12,R13,R14,R15及びR
16のうち、1〜4個はハロゲン原子を表し、Metは2
個の水素原子、2価の金属原子、3価又は4価の金属誘
導体を表す。〕で示されるフタロシアニン化合物及びそ
の異性体群からなる近赤外線吸収剤を含有することを特
徴とするコンパクトディスク−ライトワンス(CD−W
O)型光記録媒体。 - 【請求項2】 近赤外線吸収剤のクロロホルム溶液中に
おける最大吸収波長が670〜720nmであることを
特徴とする請求項1記載の光記録媒体。 - 【請求項3】 近赤外線吸収剤のクロロホルム溶液中の
最大吸収波長におけるモル吸光係数が1×105 l
mol-1 cm-1以上である請求項2記載の光記録媒
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3099777A JP2635841B2 (ja) | 1990-04-07 | 1991-04-05 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9136190 | 1990-04-07 | ||
| JP2-91361 | 1990-04-07 | ||
| JP3099777A JP2635841B2 (ja) | 1990-04-07 | 1991-04-05 | 光記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04226388A JPH04226388A (ja) | 1992-08-17 |
| JP2635841B2 true JP2635841B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=26432804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3099777A Expired - Fee Related JP2635841B2 (ja) | 1990-04-07 | 1991-04-05 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2635841B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105206651B (zh) | 2015-10-12 | 2019-01-04 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种oled显示面板及其制作方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5836490A (ja) * | 1981-07-24 | 1983-03-03 | Ricoh Co Ltd | 光学的情報記録媒体 |
| JPS5837851A (ja) * | 1981-08-01 | 1983-03-05 | Ricoh Co Ltd | 光学的情報記録媒体 |
| JPS62216792A (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-24 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 光学記録媒体 |
| JPS6360796A (ja) * | 1986-09-01 | 1988-03-16 | Ricoh Co Ltd | 光情報記録媒体 |
| JPH02206588A (ja) * | 1989-02-03 | 1990-08-16 | Hitachi Chem Co Ltd | 光記録媒体 |
-
1991
- 1991-04-05 JP JP3099777A patent/JP2635841B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04226388A (ja) | 1992-08-17 |
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