JP2668977B2 - 耐欠損性のすぐれた炭化タングステン基超硬合金製切削工具 - Google Patents
耐欠損性のすぐれた炭化タングステン基超硬合金製切削工具Info
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- JP2668977B2 JP2668977B2 JP63223297A JP22329788A JP2668977B2 JP 2668977 B2 JP2668977 B2 JP 2668977B2 JP 63223297 A JP63223297 A JP 63223297A JP 22329788 A JP22329788 A JP 22329788A JP 2668977 B2 JP2668977 B2 JP 2668977B2
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- Japan
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- cutting
- carbide
- cemented carbide
- based cemented
- cutting tool
- Prior art date
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、すぐれた耐欠損性を有し、特に高速切削
や、高送り切削および高切込みなどの苛酷な条件下での
断続切削やフライス切削などに用いた場合に、すぐれた
切削性能を発揮する炭化タングステン(以下WCで示す)
基超硬合金製切削工具に関するものである。
や、高送り切削および高切込みなどの苛酷な条件下での
断続切削やフライス切削などに用いた場合に、すぐれた
切削性能を発揮する炭化タングステン(以下WCで示す)
基超硬合金製切削工具に関するものである。
一般に、鋼や鋳鉄などの断続切削やフライス切削など
に、 結合相形成成分としてCo,Ni、およびFeのうちの1種
または2種以上:10〜25%、 分散相形成成分としてTi,Ta,Nb、およびWの炭化物、
窒化物、および炭窒化物、並びにこれらの2種以上の固
溶体(ただしWの炭化物、窒化物、および炭窒化物を除
く)のうちの1種または2種以上:4〜25%、 を含有し、残りが同じく分散相成形成分としてのWCと不
可避不純物からなる組成(以上重量%、以下%重量%を
示す)を有するWC基超硬合金で構成された切削工具が用
いられている。
に、 結合相形成成分としてCo,Ni、およびFeのうちの1種
または2種以上:10〜25%、 分散相形成成分としてTi,Ta,Nb、およびWの炭化物、
窒化物、および炭窒化物、並びにこれらの2種以上の固
溶体(ただしWの炭化物、窒化物、および炭窒化物を除
く)のうちの1種または2種以上:4〜25%、 を含有し、残りが同じく分散相成形成分としてのWCと不
可避不純物からなる組成(以上重量%、以下%重量%を
示す)を有するWC基超硬合金で構成された切削工具が用
いられている。
しかし、近年の切削工程の省力化および高速化に対す
る要求は厳しく、これに伴って高速切削や、高送りおよ
び高切込みなどの重切削を余儀無くされる傾向にある
が、上記の従来のWC基超硬合金製切削工具を用いて断続
切削やフライス切削を、高速切削や重切削などの苛酷な
条件で行なった場合、耐欠損性不足が原因で切刃に欠損
やチッピングが発生し、この結果摩耗が促進されるよう
になることから、比較的短時間で使用寿命に至るのが現
状である。
る要求は厳しく、これに伴って高速切削や、高送りおよ
び高切込みなどの重切削を余儀無くされる傾向にある
が、上記の従来のWC基超硬合金製切削工具を用いて断続
切削やフライス切削を、高速切削や重切削などの苛酷な
条件で行なった場合、耐欠損性不足が原因で切刃に欠損
やチッピングが発生し、この結果摩耗が促進されるよう
になることから、比較的短時間で使用寿命に至るのが現
状である。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、上記
の従来WC基超硬合金製切削工具に着目し、これに耐欠損
性を付与すべく研究を行なった結果、前記従来WC基超硬
合金製切削工具を構成するWC基超硬合金の結合相形成成
分および分散相形成成分を特定した上で、これに、窒化
チタンおよび炭窒化チタン(以下、それぞれTiNおよびT
iCNで示し、これら全体をTi(C)Nで示す)ホイスカ
のいずれか、または両方を、合金全体に占める割合で5
〜40%含有させると、すぐれた耐欠損性をもつようにな
り、したがってこの結果のWC基超硬合金で構成された切
削工具は、断続切削やフライス切削を、高速切削や重切
削などの苛酷な条件下で行なっても、切刃に欠損やチッ
ピンクの発生がなくなり、すぐれた耐摩耗性を長期に亘
って発揮するという知見を得たものである。
の従来WC基超硬合金製切削工具に着目し、これに耐欠損
性を付与すべく研究を行なった結果、前記従来WC基超硬
合金製切削工具を構成するWC基超硬合金の結合相形成成
分および分散相形成成分を特定した上で、これに、窒化
チタンおよび炭窒化チタン(以下、それぞれTiNおよびT
iCNで示し、これら全体をTi(C)Nで示す)ホイスカ
のいずれか、または両方を、合金全体に占める割合で5
〜40%含有させると、すぐれた耐欠損性をもつようにな
り、したがってこの結果のWC基超硬合金で構成された切
削工具は、断続切削やフライス切削を、高速切削や重切
削などの苛酷な条件下で行なっても、切刃に欠損やチッ
ピンクの発生がなくなり、すぐれた耐摩耗性を長期に亘
って発揮するという知見を得たものである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであ
って、 結合相形成成分としてCo:5〜20%、 分散形成成分としてTiと、Ta,Nb、およびWのうちの
1種または2種以上との複合炭化物[以下、(Ti,M)C
で示す]:0.5〜30%、 同じく分散相形成成分としてTiN・ホイスカおよび/
またはTiCN・ホイスカ:5〜40%、 を含有し、残りが分散相形成成分としてのWCと不可避不
純物からなる組成を有するWC切超硬合金で構成された、
すぐれた耐欠損性を有するWC基超硬合金製切削工具に特
徴を有するものである。
って、 結合相形成成分としてCo:5〜20%、 分散形成成分としてTiと、Ta,Nb、およびWのうちの
1種または2種以上との複合炭化物[以下、(Ti,M)C
で示す]:0.5〜30%、 同じく分散相形成成分としてTiN・ホイスカおよび/
またはTiCN・ホイスカ:5〜40%、 を含有し、残りが分散相形成成分としてのWCと不可避不
純物からなる組成を有するWC切超硬合金で構成された、
すぐれた耐欠損性を有するWC基超硬合金製切削工具に特
徴を有するものである。
つぎに、この発明の切削工具において、これを構成す
るWC基超硬合金の成分組成を上記の通りに限定した理由
を説明する。
るWC基超硬合金の成分組成を上記の通りに限定した理由
を説明する。
(a) Co Co成分には、分散相と強固に結合し、強度および靭性
を向上させる作用があるが、その含有量が5%未満では
前記作用に所望の効果が得られず、一方その含有量が20
%を越えると硬さ低下が著しく、耐摩耗性が低下するよ
うになることから、その含有量を5〜20%と定めた。
を向上させる作用があるが、その含有量が5%未満では
前記作用に所望の効果が得られず、一方その含有量が20
%を越えると硬さ低下が著しく、耐摩耗性が低下するよ
うになることから、その含有量を5〜20%と定めた。
(b) (Ti,M)C (Ti,M)C成分には、合金の硬さを高めて、耐摩耗性
を向上させる作用があるが、その含有量が0.5%未満で
は所望の耐摩耗性向上効果が得られず、一方その含有量
が30%を越えると靭性が低下し、耐欠損性が損なわれる
ようになることから、その含有量を0.5〜30%と定め
た。
を向上させる作用があるが、その含有量が0.5%未満で
は所望の耐摩耗性向上効果が得られず、一方その含有量
が30%を越えると靭性が低下し、耐欠損性が損なわれる
ようになることから、その含有量を0.5〜30%と定め
た。
(c) Ti(C)Nホイスカ これらの成分には、上記の通り耐欠損性を飛躍的に向
上させる作用があるが、その含有量が5%未満では所望
のすぐれた耐欠損性を確保することができず、一方その
含有量が40%を越えると素地中に均一に分散分布させる
ことが困難になり、局部的材質ムラが生ずるようになる
ことから、その含有量を5〜40%と定めた。
上させる作用があるが、その含有量が5%未満では所望
のすぐれた耐欠損性を確保することができず、一方その
含有量が40%を越えると素地中に均一に分散分布させる
ことが困難になり、局部的材質ムラが生ずるようになる
ことから、その含有量を5〜40%と定めた。
つぎに、この発明のWC基超硬合金製切削工具を実施例
により具体的に説明する。
により具体的に説明する。
原料粉末として、いずれも1〜5.5μmの範囲内の平
均粒径を有するWC粉末、(Ti,Ta,W)C[重量比で、TiC
/TaC/WC=30/20/50]粉末、(Ti,W)C[重量比で、TiC
/WC=30/70]粉末、およびCo粉末を用意し、さらに10〜
100の範囲内のアスペクト比(長さ/径)を有するTiN・
ホイスカおよびTiCN・ホイスカを用意し、これら原料を
それぞれ第1表に示される配合組成に配合し、ホイスカ
を除く原料粉末をボールミルにて72時間湿式混合し、つ
いでこれにホイスカを加えて軽く混合し、乾燥した後、
10ton/cm2の圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体
に、1×10-2torrの真空中、温度:1380〜1400℃の条件
で真空焼結、または温度:1380〜1400℃、圧力:200 kg/cm2の条件でのホットプレスを施し、研磨してSPP422
の形状をもち、かつ実質的に配合組成と同一の成分組成
をもった本発明WC基超硬合金製スローアウェイチップ
(以下本発明超硬チップという)1〜3、およびホイス
カの含有がない比較WC基超硬合金製スローアウェイチッ
プ(以下比較超硬チップという)1〜3をそれぞれ製造
した。
均粒径を有するWC粉末、(Ti,Ta,W)C[重量比で、TiC
/TaC/WC=30/20/50]粉末、(Ti,W)C[重量比で、TiC
/WC=30/70]粉末、およびCo粉末を用意し、さらに10〜
100の範囲内のアスペクト比(長さ/径)を有するTiN・
ホイスカおよびTiCN・ホイスカを用意し、これら原料を
それぞれ第1表に示される配合組成に配合し、ホイスカ
を除く原料粉末をボールミルにて72時間湿式混合し、つ
いでこれにホイスカを加えて軽く混合し、乾燥した後、
10ton/cm2の圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体
に、1×10-2torrの真空中、温度:1380〜1400℃の条件
で真空焼結、または温度:1380〜1400℃、圧力:200 kg/cm2の条件でのホットプレスを施し、研磨してSPP422
の形状をもち、かつ実質的に配合組成と同一の成分組成
をもった本発明WC基超硬合金製スローアウェイチップ
(以下本発明超硬チップという)1〜3、およびホイス
カの含有がない比較WC基超硬合金製スローアウェイチッ
プ(以下比較超硬チップという)1〜3をそれぞれ製造
した。
つぎに、この結果得られた各種の超硬チップについ
て、 被削材:SNCM439(硬さ:HB250)の角材、 切削速度:80m/min、 送り:0.4mm/rev.、 切込み:2mm、 の条件で鋼の高送り乾式断続切削試験を行ない、逃げ面
摩耗幅が0.3mmに至るまでの切削時間を測定すると共
に、切刃状況を観察した。これらの結果を第1表に示し
た。
て、 被削材:SNCM439(硬さ:HB250)の角材、 切削速度:80m/min、 送り:0.4mm/rev.、 切込み:2mm、 の条件で鋼の高送り乾式断続切削試験を行ない、逃げ面
摩耗幅が0.3mmに至るまでの切削時間を測定すると共
に、切刃状況を観察した。これらの結果を第1表に示し
た。
第1表に示される結果から、本発明超硬チップ1〜3
は、いずれもホイスカの含有によってすぐれた耐欠損性
を有するようになるので、苛酷な条件下での断続切削で
もすぐれた耐摩耗性を示すのに対して、比較超硬チップ
1〜3は、いずれも耐欠損性不足が原因で、切刃に欠損
が発生し、短かい使用寿命しか示さないことが明らかで
ある。
は、いずれもホイスカの含有によってすぐれた耐欠損性
を有するようになるので、苛酷な条件下での断続切削で
もすぐれた耐摩耗性を示すのに対して、比較超硬チップ
1〜3は、いずれも耐欠損性不足が原因で、切刃に欠損
が発生し、短かい使用寿命しか示さないことが明らかで
ある。
上述のように、この発明のWC基超硬合金製切削工具
は、すぐれた耐欠損性を有するので、断続切削やフライ
ス切削を、高速切削や、高送りおよび高切込みなどの重
切削条件で行なっても切刃に欠損やチッピングの発生が
なく、すぐれた耐摩耗性を示し、著しく長期に亘ってす
ぐれた切削性能を発揮するのである。
は、すぐれた耐欠損性を有するので、断続切削やフライ
ス切削を、高速切削や、高送りおよび高切込みなどの重
切削条件で行なっても切刃に欠損やチッピングの発生が
なく、すぐれた耐摩耗性を示し、著しく長期に亘ってす
ぐれた切削性能を発揮するのである。
Claims (1)
- 【請求項1】結合相形成成分としてCo:5〜20重量%、 分散相形成成分としてTiと、Ta,Nb、およびWのうちの
1種または2種以上との複合炭化物:0.5〜30重量%、 同じく分散相形成成分として窒化チタン・ホイスカおよ
び/または炭窒化チタン・ホイスカ:5〜40重量%、 を含有し、残りが分散相形成成分としての炭化タングス
テンと不可避不純物からなる組成を有する炭化タングス
テン基超硬合金で構成したことを特徴とする耐欠損性の
すぐれた炭化タングステン基超硬合金製切削工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63223297A JP2668977B2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 | 耐欠損性のすぐれた炭化タングステン基超硬合金製切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63223297A JP2668977B2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 | 耐欠損性のすぐれた炭化タングステン基超硬合金製切削工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0271904A JPH0271904A (ja) | 1990-03-12 |
| JP2668977B2 true JP2668977B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=16795935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63223297A Expired - Lifetime JP2668977B2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 | 耐欠損性のすぐれた炭化タングステン基超硬合金製切削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2668977B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100497850B1 (ko) * | 2002-12-09 | 2005-06-29 | 대구텍 주식회사 | 고인성과 내마모성을 겸비한 탄화텅스텐(wc)계 소결합금및 이를 이용한 절삭공구 |
| JP4848394B2 (ja) * | 2008-05-21 | 2011-12-28 | 秋田県 | W−Ti−C系複合体及びその製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3507632A (en) | 1965-11-22 | 1970-04-21 | Karl Swoboda | Composition of matter comprising hard materials |
-
1988
- 1988-09-06 JP JP63223297A patent/JP2668977B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3507632A (en) | 1965-11-22 | 1970-04-21 | Karl Swoboda | Composition of matter comprising hard materials |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0271904A (ja) | 1990-03-12 |
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