JP2708024B2 - 光ディスクの判別方法 - Google Patents

光ディスクの判別方法

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JP2708024B2
JP2708024B2 JP7220034A JP22003495A JP2708024B2 JP 2708024 B2 JP2708024 B2 JP 2708024B2 JP 7220034 A JP7220034 A JP 7220034A JP 22003495 A JP22003495 A JP 22003495A JP 2708024 B2 JP2708024 B2 JP 2708024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報信号の記録,再生ま
たは消去が可能な光ディスクの判別方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、CDプレーヤなどの再生専用の光
ディスク装置に加えて、信号の記録再生の可能な光ディ
スク装置の開発が盛んである。通常、光ディスクの記録
再生は、半導体レーザなどの放射ビームをレンズによっ
て光ディスクの記録層に集束させることによって行われ
る。ここで、記録層とは、CDではピット層を、記録可
能光ディスクでは集束レーザビームによって変形または
磁区の形成などがなされる層のことである。光ディスク
の記録密度を上げるためには、この集束ビームのスポッ
ト径rを小さくする必要があるが、rはレンズの開口数
NAとレーザ光の波長λに対し次式のような関係にな
る。
【0003】 r=λ/NA …(1) 上記(1)式は、NAの大きなものがスポット径rを小さ
くでき、高密度記録が可能であることを示している。と
ころが、高NAレンズを使用する場合は、ディスクの傾
き(チルト)などによるスポットの収差が大きくなる。
これを抑えるには光ディスクのディスク基板の厚さを薄
くすると効果があるため、高密度記録が可能な光ディス
クではディスク基板の厚さが従来の光ディスクに比べて
薄い方が好ましい。
【0004】従って、光ディスクの記録密度を上げるた
めの方策として、光ディスク側では従来よりも薄いディ
スク基板を採用し、光ディスク装置側では高NAのレン
ズを使用し、かつ、薄いディスク基板に対応した集束光
学系の光ヘッドが必要となる。図9はそのような光ディ
スク装置の構成を示す図である。同図において、101
は光ディスクであり、図10に示すように、従来よりも
薄い厚さdのディスク基板と、記録またはピット層と、
保護層とから構成されている。102は光ヘッドであ
り、図示しない高NAの対物レンズ,半導体レーザ,フ
ォトディテクタなどの光学素子からなる。103はリニ
アモータであり、光ディスク101の下部に設置されて
いる。104はリニアモータ104を駆動するためのド
ライブ回路、105はスピンドルモータ、106はサー
ボ回路、107はコントローラである。
【0005】以上のように構成された従来の光ディスク
装置について、以下その動作を説明する。サーボ回路1
06は、スピンドルモータ105を制御し、光ディスク
101を線速度一定(CLV)または周速度一定(CA
V)などで回転される。光ヘッド102は、光ディスク
101の記録またはピット層にレーザ光を集束し、しか
も、厚さdの基板による収差を補正するような光学系が
設計されており、ディスク上に信号を記録し、また、デ
ィスク上の信号を再生する。また、サーボ回路106
は、光ヘッド102の出力するサーボ信号にしたがっ
て、レーザ光を光ディスク101に集束させたり、コン
トローラ107の命令によって、ドライブ回路104を
通じてリニアモータ103を制御し、光ヘッド102を
ディスクの内周方向または外周方向へ移動させる。
【0006】もしこのような高記録密度で薄いディスク
基板に対応した光ディスク装置で、従来の低記録密度で
厚いディスク基板を有する光ディスク上にレーザ光を集
束させようとすると、ディスク基板の厚さの違いのため
ビームスポットに収差が生じ、信号の記録または再生が
困難になる。そこで、それぞれの光ディスクの基板厚さ
に対応した光学系でレーザ光を集光する装置が考えられ
る。このとき、厚さが異なるディスク基板を判別し、そ
れぞれのディスクに対応した光学系を選択するする必要
があるが、判別する方法としては光ディスクのカートリ
ッジに開閉可能な識別孔を複数設け、その開閉の状態を
ディスクの種類に対応させて判別するという方法が考え
られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな識別孔をカートリッジに設けるのは、ディスクカー
トリッジの製造工数の増加をまねく。本発明はかかる点
に鑑み、ディスク基板の厚さの異なる高記録密度及び低
記録密度光ディスクを、簡単な構成で識別可能な判別方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の光ディスクの判別方法は、厚さが異なる複数
の透明基板の一つを備え、情報信号を記録、再生もしく
は消去可能な光ディスクの判別方法であって、厚さが異
なる複数の透明基板に対してそれぞれ収差補正がなされ
た集光光学系によって、光束を透明基板を通して集光
し、光ディスクから戻った光束に含まれる回折光成分を
検出することによって、光ディスクの種類を判別すると
いう手順をとる。
【0009】
【作用】本発明は上記した手順をとったことにより、装
着された光ディスクに厚さが異なる複数の透明基板に対
応した集光光学系で光束をそれぞれ集光し、透明基板よ
り戻った光束中に回折光成分を検出できた場合にのみ、
そのときの集光光学系に対応した厚さの透明基板である
と識別する。
【0010】
【実施例】本実施例においては、ディスク基板の厚さは
2種類として以下説明する。図1は本発明の光ディスク
の判別手段を用いた第1の実施例における光ディスク装
置の構成図、図2は同実施例の主要部の配置を示す平面
図、図3は同実施例における光ディスクのカートリッジ
の斜視図である。
【0011】以上の3つの図において、1は第1または
第2の光ディスクであり、それぞれディスク基板の厚さ
が異なる。2はディスクを収納して保護するカートリッ
ジであり、プラスチックなどの剛性を有した材料で形成
されている。3と5は第1の光ヘッドおよび第2の光ヘ
ッドであり、それぞれ図示しない対物レンズ,半導体レ
ーザ,フォトディテクタ,ビームスプリッタなどからな
る集束光学系と、ベースおよびアクチュエータなどで構
成される。4は光ディスク1の下面に設置され、第1の
光ヘッド3をディスクの半径方向に、ディスク面からの
距離を一定に保って移動させる第1のリニアモータであ
る。また、6は光ディスク1の下面に第1のリニアモー
タ4と対向して設置され、第2の光ヘッド5を同様に移
動させる第2のリニアモータであるが、図2でわかるよ
うに移動範囲は第1のリニアモータ4よりも長く、光デ
ィスク1の外周部より外側まで延長されている。従っ
て、第2の光ヘッド5が最もディスクの外側へ移動した
ときには、ディスク面の外側にはみ出すことになる。7
はカートリッジ2の表面に設置された識別孔である。
【0012】図3にしたがって本実施例のカートリッジ
について説明すると、収納されている光ディスクが第1
の光ディスクの場合には、識別孔7は閉じられており、
第2の光ディスクの場合には開けられている。また同図
において、14はスライドシャッタであり、本実施例で
は2つの光ヘッドを使用するために、2箇所に設けられ
ている。また、光ディスク装置から取り外されていると
きは、防塵のために閉じられている。8はカートリッジ
2が本実施例の光ディスク装置に装着されたときに、識
別孔7の上部に位置するように設置されたLEDであ
り、9はLED8とカートリッジ2をはさんで対向する
位置に設置されたフォトダイオードであり、検出信号を
後述するコントローラ13に出力する。10はリニアモ
ータ4および6を駆動するためのドライブ回路である。
11はサーボ回路であり、第1の光ヘッド3または第2
の光ヘッド5からサーボ信号を入力され、それに応じて
第1の光ヘッド3または第2の光ヘッド5のアクチュエ
ータに駆動電流を供給する。また、ドライブ回路10に
制御信号を出力し、後述するスピンドルモータ12に制
御信号を出力する。13はフォトダイオード9の出力に
よって制御信号をドライブ回路10やサーボ回路11に
出力するコントローラである。
【0013】ここで、第1の光ディスクは、従来のCD
または同等の記録密度を有するもので、図4(a)に示す
ようにディスク基板の厚さをd1とする。例えばd1=
1.2mmである。また、第2の光ディスクはそれより
も高密度に記録が可能な光ディスクであり、図4(b)に
示すようにディスク基板の厚さをd2とする。チルトず
れによる集光スポットの収差を小さくするために、d2
はd1よりも小さく設計されており、例えばd2=0.3
mmとする。
【0014】これに対し、第1の光ヘッド3は、例えば
波長780nmの半導体レーザに対しNAが0.45の
対物レンズを用いており、このときのディスクにおける
集光スポット径は約φ2.1μmとなる。しかも、対物
レンズの光学設計は、厚さ1.2mmのディスク基板に
よる収差を補正するようになされている。また、第2の
光ヘッド5は、例えばNAが0.7〜0.8の対物レン
ズを用いており、このときのスポット径は約φ1.4〜
1.2μmである。しかも、対物レンズの光学設計は、
厚さ0.3mmのディスク基板による収差を補正するよ
うになされている。
【0015】このように、第1の光ヘッド3は第1の光
ディスクに対応して集束光学系が形成されており、第2
の光ヘッド5は第2の光ディスクに対応して集束光学系
が形成されている。以上のように構成された本実施例の
光ディスク装置において、以下その動作を説明する。ま
ず、第1または第2の光ディスクの入ったカートリッジ
2が本実施例の光ディスク装置に装着されると、LED
8が発光し、識別孔7を通過する透過光の有無をフォト
ダイオード9が検出する。透過光が検出された場合は、
コントローラ13は、装着されたカートリッジ2の中身
が第2の光ディスクであると判断し、第2の光ヘッド5
と第2のリニアモータ6を駆動するようサーボ回路11
に制御信号を出力する。その後はカートリッジ2が脱着
されるまで、第2の光ヘッド5によって光ディスク1の
記録または再生が行われる。
【0016】すなわち、サーボ回路11は、スピンドル
モータ12を制御し、光ディスク1をCLVまたはCA
Vなどで回転させる。第2の光ヘッド5は、光ディスク
1のピット層にレーザ光が集束されるような光学系が、
ディスク基板の厚さd2を考慮して形成されており、デ
ィスク上に信号を記録し、また、ディスク上の信号を再
生する。また、サーボ回路11は、第2の光ヘッド5の
出力するサーボ信号にしたがって、レーザ光を光ディス
ク1の適切な位置に集束させたり、コントローラ13の
命令によって、ドライブ回路10を通じて第2のリニア
モータ6を制御し、第2の光ヘッド5を内周方向または
外周方向へ移動させる。
【0017】一方、フォトダイオード9が透過光を検出
しない場合は、コントローラ13はカートリッジ2の中
身を第1の光ディスクであると判断し、第1の光ヘッド
3と第1のリニアモータ4を駆動にするようサーボ回路
11に制御信号を出力する。その後はカートリッジ2が
脱着されるまで、光ディスク1の記録または再生は第1
の光ヘッド3によって行われる。
【0018】同時に、第1の光ヘッド3の動作中には、
コントローラ13は第2のリニアモータ6を制御し、第
2の光ヘッド5を図2に示したようにディスク面の外側
に退避させる。これによって、第2の光ヘッドの作動距
離の短い高NA対物レンズが、ディスクの面振れによっ
てディスクの表面に衝突しないようにしている。以上の
ように本実施例によれば、第1および第2の光ディスク
のディスク基板の厚さに対応した集束光学系を有する、
第1の光ヘッド3および第2の光ヘッド5を備えたこと
により、それぞれのディスク基板の厚さに適した集束光
学系の光ヘッドで、信号を良好に記録再生することがで
きる。しかも、カートリッジ2上に設けられた識別孔7
と、その開閉を検出するLED8とフォトダイオード9
からなるディスク判別手段とを備えたことにより、カー
トリッジ2が装着されるだけで各々の光ヘッドを自動的
に正しく選択することができる。
【0019】図5は本発明の光ディスクの判別手段を用
いた第2の実施例における光ディスク装置の構成図を示
すものである。同図において、1の光ディスク,2のカ
ートリッジ,4の第2のリニアモータ,7の識別孔,8
のLED,9のフォトダイオード,10のドライブ回
路,11のサーボ回路,13のコントローラは基本的に
は第1の実施例と同じであり、第1の光ヘッド3および
第2の光ヘッド5の代わりに光ヘッド20の第3の光ヘ
ッドを備えた構成を有している。
【0020】さらに、図6は第2の実施例における第3
の光ヘッド20の詳細な構成図を示すものである。同図
において、1は第1または第2の光ディスク、22は光
源となる第1の半導体レーザ、23は第1の半導体レー
ザ22からの光を平行化する第1のコリメータレンズ、
24は光を2分割する第1のビームスプリッタ、25は
光の方向を変える第1のミラー、26は光を光ディスク
1上に集光する第1の対物レンズ、27はビームスプリ
ッタ24で分割された反射光を集光する第1のセンサー
レンズ、28は集光された反射光から情報再生信号やフ
ォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を得るた
めの第2のフォトディテクタであり、第1の実施例で述
べた第1の集束光学系21を構成している。また、32
は光源となる第2の半導体レーザ、33は第2の半導体
レーザ32からの光を平行化する第2のコリメータレン
ズ、34は光を2分割する第2のビームスプリッタ、3
5は光の方向を変える第2のミラー、36は光を光ディ
スク1上に集光する第2の対物レンズ、37は第2のビ
ームスプリッタ34で分割された反射光を集光する第2
のセンサレンズ、38は集光された反射光から情報再生
信号やフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号
を得るための第2のフォトディテクタであり、第1の実
施例で述べた第2の集束光学系31を構成している。そ
して、以上の第1の集束光学系21および第2の集束光
学系31は、図示しない同一のベース部材上に設置さ
れ、第3の光ヘッド20を構成している。このベース部
材は通常アルミニウムなどで形成され、上記の第1の集
束光学系21および第2の集束光学系31を支持すると
ともに、第1のリニアモータ4に支持されている。
【0021】ここでも、本発明の第1の実施例で述べた
たことと同様に、例えば、第1の対物レンズ26は、半
導体レーザの放射光の波長780nmに対しNA=0.
45であり、このときのディスクにおける集光スポット
径は約φ2.1μmとなる。しかも、1.2mmのディ
スク基板による収差を補正するように設計されている。
また、第2の対物レンズ36は、例えばNA=0.7〜
0.8であり、このときのスポット径は約φ1.4〜
1.2μmである。しかも、厚さ0.3mmのディスク
基板による収差を補正するように設計されている。
【0022】以上のように構成された本実施例の光ディ
スク装置において、以下その動作を説明する。まず、カ
ートリッジ2が本実施例の光ディスク装置に装着される
と、LED8が発光し、識別孔7を通過する透過光の有
無をフォトダイオード9が検出する。透過光が検出され
た場合は、コントローラ13は、装着されたカートリッ
ジ2の中身が第2の光ディスクであると判断し、第3の
光ヘッド20の第2の集束光学系31を選択し、第2の
半導体レーザ32および第2のフォトディテクタ38を
動作させるよう、第3の光ヘッド20およびサーボ回路
11に制御信号を出力する。すなわち、第2の集束光学
系31では、第2の半導体レーザ32の放射した光が第
2のコリメータレンズ33によって平行光にされ、第2
のビームスプリッタ34,第2のミラー35を経て第2
の対物レンズ36によって、第2の光ディスク上に集光
される。ディスクによって反射された光は、再び第2の
対物レンズ36によって平行光にされ、第2のミラー3
5を経て第2のビームスプリッタ34によって分離さ
れ、第2のセンサレンズ37によって第2のフォトディ
テクタ38上に集光される。第2のフォトディテクタ3
8は、集光されたディスク反射光から、フォーカスエラ
ー信号やトラッキングエラー信号をサーボ回路11に出
力したり、ディスク上の情報信号を再生する。このよう
な動作は、カートリッジ2が脱着されるまで行われる。
【0023】また、サーボ回路11はスピンドルモータ
12を制御し、光ディスク1をCLV,CAVなどで回
転させる。また、サーボ回路11は、第3の光ヘッド2
0の出力するフォーカスエラー信号やトラッキングエラ
ー信号などのサーボ信号にしたがって、レーザ光を光デ
ィスク1に集束させたり、コントローラ13の命令によ
って、ドライブ回路10を通じて第1のリニアモータ4
を制御し、第3の光ヘッド20を内周方向または外周方
向へ移動させる。
【0024】一方、フォトダイオード9が透過光を検出
しないときは、コントローラ13はカートリッジ2の中
身を前述の第1の光ディスクであると判断し、第3の光
ヘッド20の第1の集束光学系21を選択し、第1の半
導体レーザ22および第1のフォトディテクタ28を動
作させるよう、第3の光ヘッド20及びサーボ回路11
に制御信号を出力する。第1の集束光学系21の動作は
基本的には前述した第2の集束光学系31と同じであ
り、カートリッジ2が脱着されるまで第1の光ディスク
の記録または再生が第1の集束光学系21によって行な
われる。
【0025】以上のようにこの実施例によれば、カート
リッジ2上に設けられた識別孔7と、その開閉を検出す
るLED8とフォトダイオード9からなる判別手段と、
第1の光ディスクのディスク基板の厚さに対応した第1
の集束光学系21と、第2の光ディスクのディスク基板
の厚さに対応した第2の集束光学系31とを共通のベー
ス上に設置した第3の光ヘッド20を備えたことによ
り、それぞれのディスク基板の厚さに適した集束光学系
で、信号を良好に記録再生することができる。
【0026】しかも、第1の集束光学系21と第2の集
束光学系31とを、同一ベース上に設置して第3の光ヘ
ッド20を構成したことにより、リニアモータを共通化
して部品点数の削減を図り、装置の小型化を実現するこ
とができる。図7は本発明の光ディスクの判別手段を用
いた第3の実施例における光ディスク装置の構成図を示
すものである。同図において、40の第4の光ヘッド以
外は図5に示した第2の実施例における光ディスク装置
と同じ構成であるので、光ディスク装置全体の詳細な説
明は省略する。
【0027】さらに、図8は本発明の第3の実施例にお
ける第4の光ヘッド40の詳細な構成図を示すものであ
る。同図において、1は第1または第2の光ディスク、
42は光源となる第3の半導体レーザ、43は第3の半
導体レーザ42からの光を平行化する第3のコリメータ
レンズ、44は光を2分割する第3のビームスプリッ
タ、45は光の方向を変える第3のミラーである。26
と36は本発明の第2の実施例で述べた第1の対物レン
ズと第2の対物レンズと同じもので、それぞれ第3のビ
ームスプリッタ44および第3のミラー45と光ディス
ク1との間に設置されている。46は第1の対物レンズ
26を通る光路上で第3のビームスプリッタ44との間
に設置された第1のシャッタ、47は第2の対物レンズ
36を通る光路上で第3のミラー45との間に設置され
た第2のシャッタであり、それぞれコントローラ13の
制御信号により光路の開閉を行う。48はビームスプリ
ッタ44で分割された反射光を集光する第3のセンサレ
ンズ、49は集光された反射光から情報再生信号やフォ
ーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を得るため
の第3のフォトディテクタである。以上述べた構成要素
のうち、第1の対物レンズ26は第3の半導体レーザ4
2、第3のコリメータレンズ43、第3のビームスプリ
ッタ44とともに本発明の第2の実施例で述べた第1の
集束光学系を構成し、第2の対物レンズ36は第3の半
導体レーザ42、第3のコリメータレンズ43、第3の
ビームスプリッタ44、第3のミラー45とともに第2
の集束光学系を構成している。そして、両者は第1のシ
ャッタ46及び第2のシャッタ47とともに図示しない
共通のベース上に設置され、第4の光ヘッド40を構成
している。
【0028】以上のように構成された本実施例における
第4の光ヘッド40について、以下その動作を説明す
る。まず、コントローラ13から、第2の集束光学系を
選択するよう第4の光ヘッド40に制御信号が入力され
ると、第1のシャッタ46は閉じ、第2のシャッタ47
は開いた状態になる。この状態では、第3の半導体レー
ザ42の放射した光が第3のコリメータレンズ43によ
って平行光にされ、第3のビームスプリッタ44で透過
光と反射光とに2分割されるが、反射光は第1のシャッ
タ46によって遮断される。そこで、透過光のみが第3
のミラー45、第2のシャッタ47を経て第2の対物レ
ンズ36によって、光ディスク1上に集光される。光デ
ィスク1によって反射された光は、再び第2の対物レン
ズ36によって平行光にされ、第3のシャッタ47と第
3のミラー45を経て第3のビームスプリッタ44によ
って反射分離され、第3のセンサレンズ48によって第
3のフォトディテクタ49上に集光される。第3のフォ
トディテクタ49は、集光されたディスク反射光から、
フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号をサー
ボ回路11に出力したり、ディスク上の情報信号を再生
する。このような動作は、カートリッジ2が脱着される
まで行われる。
【0029】一方、コントローラ13から、第1の集束
光学系を選択するよう第4の光ヘッド40に制御信号が
入力されると、第1のシャッタ46は開き、第2のシャ
ッタ47は閉じた状態になる。この状態では、第3のビ
ームスプリッタ44における透過光と反射光のうち、透
過光の方が第2のシャッタ47で遮断され、反射光のみ
が第1のシャッタ46を経て、第1の対物レンズ26に
よって光ディスク1上に集光される。以後の動作は前述
した第2の集束光学系が選択された場合と同じである。
【0030】以上のように本実施例によれば、カートリ
ッジ2上に設けられた識別孔7と、その開閉を検出する
LED8とフォトダイオード9からなる検出手段と、第
1の光ディスクのディスク基板の厚さに対応した第1の
集束光学系と、第2の光ディスクのディスク基板の厚さ
に対応した第2の集束光学系とを共通のベース上に設置
した第4の光ヘッド40を備えたことにより、それぞれ
のディスク基板の厚さに適した集束光学系で、信号を良
好に記録再生することができる。しかも、光束選択手段
として、第1のシャッタ46及び第2のシャッタ47を
備えたことにより、それぞれの集束光学系のうち半導体
レーザ、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、センサ
レンズ、フォトディテクタを共通化でき、光ヘッドの小
型軽量化を実現することができる。これにより、シーク
時間の短縮等の性能向上を図ることが可能となる。
【0031】なお、以上3つの実施例においては、ディ
スク基板の厚さが2種類として説明したが、3種類以上
でも本発明は適用できる。この場合には、例えばカート
リッジの識別孔の個数を複数にすれば、3種類以上の光
ディスクの識別が可能になる。例えば、n個の識別孔を
設けることにより、2n種類の光ディスクを識別でき
る。
【0032】また、ディスク判別手段として、カートリ
ッジ2上に設けられた識別孔7とLED8及びフォトダ
イオード9を用いたが、識別孔の代わりに反射率の異な
る塗料で着色したり、LEDとフォトダイオードの代わ
りに機械式のスイッチなどを用いてもよい。更に、カー
トリッジを用いずにディスクからの反射レーザ光によっ
て、直接ディスク基板の板厚の違いを判別してもよい。
例えば、薄い基板厚に対応した集束光学系では、厚い基
板厚の光ディスクからは集束ビームの球面収差のため、
通常トラッキングエラー信号を得ることができない。従
ってトラッキングエラー信号の有無から、2つの板厚の
光ディスクを判別できる。この場合、LEDやフォトダ
イオードなどの検出器が不要になり、装置が簡略になる
という、優れた効果がある。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
厚さが異なる複数の透明基板に対応して収差補正がなさ
れた集光光学系で光束をそれぞれ集光する。装着された
光ディスクの透明基板に対応した集光光学系で集光した
ときのみ、戻った光束中に回折光成分を検出できるの
で、そのときの集光光学系に対応した厚さの透明基板で
あると識別できる。従って、カートリッジにディスクの
種類を区別するための新たな部品を付け加えることな
く、光ディスクの種類を識別できるので、光ディスク及
びその記録/再生装置の製造コストを低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクの判別方法を用いた第1の
実施例における光ディスク装置の構成図
【図2】同第1の実施例における光ディスク装置の主要
部の配置を示した平面図
【図3】同第1の実施例における光ディスクのカートリ
ッジの斜視図
【図4】同第1の実施例における光ディスクの断面と対
物レンズによる集光の様子を示す模式図
【図5】本発明の光ディスクの判別方法を用いた第2の
実施例における光ディスク装置の構成図
【図6】同第2の実施例における光ヘッドの詳細な構成
【図7】本発明の光ディスクの判別方法を用いた第3の
実施例における光ディスク装置の構成図
【図8】同第3の実施例における光ヘッドの詳細な構成
【図9】従来の光ディスク装置の構成図
【図10】従来の光ディスク装置における光ディスクの
断面と対物レンズによる集光の様子を示す模式図
【符号の説明】
1 光ディスク 2 カートリッジ 3 第1の光ヘッド 5 第2の光ヘッド 7 識別孔 8 LED 9 フォトダイオード 20 第3の光ヘッド 21 第1の集束光学系 22 第1の半導体レーザ 24 第1のビームスプリッタ 26 第1の対物レンズ 28 第1のフォトディテクタ 31 第2の集束光学系 32 第2の半導体レーザ 34 第2のビームスプリッタ 36 第2の対物レンズ 38 第2のフォトディテクタ 40 第4の光ヘッド 42 第3の半導体レーザ 44 第3のビームスプリッタ 46 第1のシャッタ 47 第2のシャッタ 49 第3のフォトディテクタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さが異なる複数の透明基板の一つを備
    え、情報信号を記録および/または再生および/または
    消去可能な光ディスクの判別方法であって、 前記厚さが異なる複数の透明基板に対してそれぞれ収差
    補正がなされ、前記光ディスクに前記情報信号を記録お
    よび/または再生および/または消去する複数の集光光
    学系のうちの一つによって、光束を前記透明基板を通し
    て集光するステップと、 前記光ディスクからの前記光束の戻り光を光検出手段に
    よって受光するステップと、 前記光検出信号が出力する光検出信号に含まれ、前記収
    差補正の程度に応じてその大きさが変化する回折光成分
    の大きさを検出するステップと、 前記回折光成分の大きさに応じて前記透明基板の厚さの
    違いを判別し、前記複数の集光光学系のうちのどれを用
    いて前記情報信号の記録および/または再生および/ま
    たは消去を行えばよいかを判定するステップを含む こと
    を特徴とする光ディスクの判別方法。
  2. 【請求項2】 検出される回折光成分は、集光した光束
    と情報信号トラックとのずれ量を示すトラッキング誤差
    信号であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク
    の判別方法。
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