JP2729366B2 - 不緩袋ナット - Google Patents
不緩袋ナットInfo
- Publication number
- JP2729366B2 JP2729366B2 JP29622495A JP29622495A JP2729366B2 JP 2729366 B2 JP2729366 B2 JP 2729366B2 JP 29622495 A JP29622495 A JP 29622495A JP 29622495 A JP29622495 A JP 29622495A JP 2729366 B2 JP2729366 B2 JP 2729366B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- cylindrical portion
- seat
- intermediate member
- cylindrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 claims 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 6
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 6
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 6
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 6
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- 239000010960 cold rolled steel Substances 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Dowels (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビスやボルトなど
のねじ棒にねじ合わせて被締付部材を締め付けた後に、
振動や衝撃を受けても緩みにくい不緩袋ナットに関す
る。
のねじ棒にねじ合わせて被締付部材を締め付けた後に、
振動や衝撃を受けても緩みにくい不緩袋ナットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビスやボルトなどのねじ棒にナ
ットをねじ合わせて被締付部材を締め付けたときに発生
する結合荷重は、その大半がナットの入口近くのねじ山
に集中するとされており、そのため、ねじ山の始部に応
力が集中することを回避するために締付荷重が制限され
るという問題があった。
ットをねじ合わせて被締付部材を締め付けたときに発生
する結合荷重は、その大半がナットの入口近くのねじ山
に集中するとされており、そのため、ねじ山の始部に応
力が集中することを回避するために締付荷重が制限され
るという問題があった。
【0003】そこで、この問題を解決し得る不緩ナット
が先に提案されている。図5や図6にこの不緩ナットを
示してある。この不緩ナット1は、雌ねじ部21を内周
面に備えた円筒状の内筒部2と、内筒部2から径外方向
に延び出たカール部22と、カール部22に連設されて
上記内筒部2を取り囲む筒状の外筒部3と、外筒部3の
基端部で径外方向に張り出された座部31と、上記内筒
部2の基端部で径外方向にカールして張り出された座部
23とを備えており、外筒部3の座部31と内筒部2の
座部23とは、それらの座面32,24が同一レベルに
なっている。そして、上記外筒部3の外周形状は、一般
的なナットと同様にスパナなどの工具と嵌合し得る形
状、たとえば六角形に形成されている。この不緩ナット
1は、ステンレス鋼板のような比較的高弾性の金属薄板
で成形されている。
が先に提案されている。図5や図6にこの不緩ナットを
示してある。この不緩ナット1は、雌ねじ部21を内周
面に備えた円筒状の内筒部2と、内筒部2から径外方向
に延び出たカール部22と、カール部22に連設されて
上記内筒部2を取り囲む筒状の外筒部3と、外筒部3の
基端部で径外方向に張り出された座部31と、上記内筒
部2の基端部で径外方向にカールして張り出された座部
23とを備えており、外筒部3の座部31と内筒部2の
座部23とは、それらの座面32,24が同一レベルに
なっている。そして、上記外筒部3の外周形状は、一般
的なナットと同様にスパナなどの工具と嵌合し得る形
状、たとえば六角形に形成されている。この不緩ナット
1は、ステンレス鋼板のような比較的高弾性の金属薄板
で成形されている。
【0004】図示してあるように、上記不緩ナット1に
おいて、雌ねじ部21をビスやボルトなどのねじ棒4の
雄ねじ部41にねじ合わせて被締付部材Aに締め付ける
と、外筒部3や内筒部2の各座部31,23の座面3
2,24が被締付部材Aに接触して押圧する。そのた
め、外筒部3の座部31が一般的なワッシャ付きナット
のワッシャ部と同じ緩止め作用を発揮する。
おいて、雌ねじ部21をビスやボルトなどのねじ棒4の
雄ねじ部41にねじ合わせて被締付部材Aに締め付ける
と、外筒部3や内筒部2の各座部31,23の座面3
2,24が被締付部材Aに接触して押圧する。そのた
め、外筒部3の座部31が一般的なワッシャ付きナット
のワッシャ部と同じ緩止め作用を発揮する。
【0005】他方、不緩ナット1が被締付部材Aに締め
付けられているときには、そのときに発生している結合
荷重によって不緩ナット1が被締付部材A側に押圧され
るので、座部31を介して外筒部3に軸方向の反力が生
じ、この反力が矢符F1のようにカール部22を経て内
筒部2に伝わる。このため、内筒部2においては、その
先端部側(上記カール22側)が最も強く縮径方向に付
勢され、その先端部側から基端部側にかけて縮径方向の
付勢力F2が漸減するようになり、内筒部2の座部23
の箇所では、その座部23が被締付部材Aに押圧されて
拡径する傾向になる。
付けられているときには、そのときに発生している結合
荷重によって不緩ナット1が被締付部材A側に押圧され
るので、座部31を介して外筒部3に軸方向の反力が生
じ、この反力が矢符F1のようにカール部22を経て内
筒部2に伝わる。このため、内筒部2においては、その
先端部側(上記カール22側)が最も強く縮径方向に付
勢され、その先端部側から基端部側にかけて縮径方向の
付勢力F2が漸減するようになり、内筒部2の座部23
の箇所では、その座部23が被締付部材Aに押圧されて
拡径する傾向になる。
【0006】これらのことから、上記不緩ナット1によ
ると、内筒部2の先端部側での縮径により不緩作用が発
揮され、また、その先端部側から基端部側にかけて縮径
方向の付勢力F2が漸減する現象によって軸方向の広い
範囲に結合荷重がある程度は分散されるという長所を有
している。
ると、内筒部2の先端部側での縮径により不緩作用が発
揮され、また、その先端部側から基端部側にかけて縮径
方向の付勢力F2が漸減する現象によって軸方向の広い
範囲に結合荷重がある程度は分散されるという長所を有
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5や
図6で説明した不緩ナット1は、座部23を有する内筒
部2にカール部22を介して外筒部3が連設され、その
外筒部3に座部31が連設され、さらに内筒部2の内周
面に雌ねじ部2が形成されている、といった複雑な構造
になっているので、それを冷間圧延鋼板(SPCC)や
ステンレス鋼板のような比較的高弾性の金属薄板で成形
することには多大な技術上の困難が伴って価格が高くな
る傾向があり、また、一般的な袋ナットに具備されてい
るような盲部を一体成形することができないので、ねじ
棒4の端部が外部に露出してしまって屋外使用に際して
はねじ棒4が風雨を受けて発錆などに伴う劣化が進行し
やすいという問題を含んでいた。
図6で説明した不緩ナット1は、座部23を有する内筒
部2にカール部22を介して外筒部3が連設され、その
外筒部3に座部31が連設され、さらに内筒部2の内周
面に雌ねじ部2が形成されている、といった複雑な構造
になっているので、それを冷間圧延鋼板(SPCC)や
ステンレス鋼板のような比較的高弾性の金属薄板で成形
することには多大な技術上の困難が伴って価格が高くな
る傾向があり、また、一般的な袋ナットに具備されてい
るような盲部を一体成形することができないので、ねじ
棒4の端部が外部に露出してしまって屋外使用に際して
はねじ棒4が風雨を受けて発錆などに伴う劣化が進行し
やすいという問題を含んでいた。
【0008】本発明は、以上の事情に鑑み、複数の部材
を互いに組み付けて構成される不緩袋ナットを提供する
ものである。すなわち、本発明は、当該不緩袋ナットの
構成部材を複数の部材に分割することによって、相手方
であるねじ棒の端部が外部に露出しないようにする盲部
の成形や、雌ねじ部の成形を容易にし、同時に、軸方向
の広い範囲に亘って結合荷重が一様に分散するようにな
る不緩袋ナットを提供することを目的とする。
を互いに組み付けて構成される不緩袋ナットを提供する
ものである。すなわち、本発明は、当該不緩袋ナットの
構成部材を複数の部材に分割することによって、相手方
であるねじ棒の端部が外部に露出しないようにする盲部
の成形や、雌ねじ部の成形を容易にし、同時に、軸方向
の広い範囲に亘って結合荷重が一様に分散するようにな
る不緩袋ナットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る不緩袋ナッ
トは、工具が嵌合される外筒部とこの外筒部の基端側で
径外方向に張り出した座部と上記外筒部の先端側でその
外筒部の開口を塞ぐ盲部とを備える外装体と、筒状部の
内周面に雌ねじ部を有し筒状部の先端側に上記外装体の
外筒部に回転不能に嵌合された鍔部を有するナット体
と、外装体と上記ナット体の筒状部との間に形成された
空間に挿入された筒部とこの筒部の基端側で径外方向に
張り出した座部とを一体に備えると共にその座部が上記
外装体の座部に重ね合わされて一体に固着された中間部
材と、からなり、中間部材における筒部の先端部が径外
方向に膨出された筒状の拡がり部に成形されており、こ
の拡がり部が上記ナット体の鍔部に軸方向で重なり合っ
ていると共に、上記外装体とナット体と中間部材とが高
弾性の金属材料で形成されている、というものである。
トは、工具が嵌合される外筒部とこの外筒部の基端側で
径外方向に張り出した座部と上記外筒部の先端側でその
外筒部の開口を塞ぐ盲部とを備える外装体と、筒状部の
内周面に雌ねじ部を有し筒状部の先端側に上記外装体の
外筒部に回転不能に嵌合された鍔部を有するナット体
と、外装体と上記ナット体の筒状部との間に形成された
空間に挿入された筒部とこの筒部の基端側で径外方向に
張り出した座部とを一体に備えると共にその座部が上記
外装体の座部に重ね合わされて一体に固着された中間部
材と、からなり、中間部材における筒部の先端部が径外
方向に膨出された筒状の拡がり部に成形されており、こ
の拡がり部が上記ナット体の鍔部に軸方向で重なり合っ
ていると共に、上記外装体とナット体と中間部材とが高
弾性の金属材料で形成されている、というものである。
【0010】この構成の不緩袋ナットは、そのナット体
の雌ねじ部がねじ棒にねじ合わされ、外装体の外筒部に
工具を嵌合して締付け操作や緩め操作などの回転操作が
行われる。
の雌ねじ部がねじ棒にねじ合わされ、外装体の外筒部に
工具を嵌合して締付け操作や緩め操作などの回転操作が
行われる。
【0011】この不緩袋ナットをねじ棒にねじ合わせて
被締付部材に締め付けると、中間部材の座部が被締付部
材に接触して押圧するので、その座部が緩止め作用を発
揮する。
被締付部材に締め付けると、中間部材の座部が被締付部
材に接触して押圧するので、その座部が緩止め作用を発
揮する。
【0012】そして、不緩袋ナットをねじ軸にねじ合わ
せて被締付部材に締め付けた状態では、ナット体の鍔部
が中間部材の拡がり部を押し付け、それに伴って中間部
材の拡がり部を除く部分が縮径方向の力を受け、その力
によってナット体が押圧されて縮径方向に弾性変形し、
ねじ軸の雄ねじ部を締め付ける。このような締付作用
は、ナット体の筒状部の軸方向全長範囲で行われるの
で、結合荷重が一箇所に集中しにくくなる。
せて被締付部材に締め付けた状態では、ナット体の鍔部
が中間部材の拡がり部を押し付け、それに伴って中間部
材の拡がり部を除く部分が縮径方向の力を受け、その力
によってナット体が押圧されて縮径方向に弾性変形し、
ねじ軸の雄ねじ部を締め付ける。このような締付作用
は、ナット体の筒状部の軸方向全長範囲で行われるの
で、結合荷重が一箇所に集中しにくくなる。
【0013】また、不緩袋ナットをねじ軸にねじ合わせ
て被締付部材に締め付けた状態では、外装体の盲部がね
じ軸の端部を覆う。
て被締付部材に締め付けた状態では、外装体の盲部がね
じ軸の端部を覆う。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る不緩袋ナットNの垂直断面図、図2は同袋ナットNの
平面図、図3は図1のIII−III線に沿う断面図、
図4は使用状態を示した断面図である。
る不緩袋ナットNの垂直断面図、図2は同袋ナットNの
平面図、図3は図1のIII−III線に沿う断面図、
図4は使用状態を示した断面図である。
【0015】この不緩袋ナットNは、外装体5、ナット
体6および中間部材7の3つの部材でなり、これらはス
テンレス鋼板などのような耐錆性に優れた高弾性の金属
材料で形成されている。
体6および中間部材7の3つの部材でなり、これらはス
テンレス鋼板などのような耐錆性に優れた高弾性の金属
材料で形成されている。
【0016】外装体5は、工具(不図示)が嵌合される
外筒部51とこの外筒部51の基端側で径外方向に張り
出した円形フランジ状の座部52と上記外筒部51の先
端側でその外筒部51の開口を塞ぐ盲部53とを備えて
おり、外筒部51は平面視六角形になっており、盲部5
3は半球ドーム状になっている。また、盲部53と外筒
部51との境界部分には段付部54が形成されている。
この外装体5はステンレス鋼板に絞り加工などを施すこ
とにより製作されている。
外筒部51とこの外筒部51の基端側で径外方向に張り
出した円形フランジ状の座部52と上記外筒部51の先
端側でその外筒部51の開口を塞ぐ盲部53とを備えて
おり、外筒部51は平面視六角形になっており、盲部5
3は半球ドーム状になっている。また、盲部53と外筒
部51との境界部分には段付部54が形成されている。
この外装体5はステンレス鋼板に絞り加工などを施すこ
とにより製作されている。
【0017】ナット体6は、円筒形の筒状部61の内周
面に雌ねじ部62を有している。また、筒状部61の先
端側に鍔部63を有している。鍔部63は六角形になっ
ており、この鍔部63が外装体5の外筒部51に嵌合さ
れて回転不能になっている。このナット体6は冷間圧延
鋼板(SPCC)やステンレス鋼板にプレス加工や転造
加工などを施すことにより製作されている。
面に雌ねじ部62を有している。また、筒状部61の先
端側に鍔部63を有している。鍔部63は六角形になっ
ており、この鍔部63が外装体5の外筒部51に嵌合さ
れて回転不能になっている。このナット体6は冷間圧延
鋼板(SPCC)やステンレス鋼板にプレス加工や転造
加工などを施すことにより製作されている。
【0018】中間部材7は、円筒形の筒部71と、この
筒部71の基端側で径外方向に張り出した円形の座部7
2とを一体に備えており、筒部71の先端部が径外方向
に膨出された筒状の拡がり部73となされている。図例
の拡がり部73は、少し湾曲した断面形状を有している
けれども、この拡がり部73を湾曲していなテーパ状に
形成してもよい。この中間部材7は、その筒部71が、
外装体5の外筒部51とナット体6の筒状部61との間
に形成された空間Sに挿入されており、しかも、座部7
2が外装体5の座部52の下側に重ね合わされ、さら
に、上記拡がり部73がナット体6の鍔部63に軸方向
で重なり合っている。そして、外装体5の鍔部52と中
間部材7の鍔部72とは、円周方向の複数箇所でスポッ
ト溶接によって接合されている。この中間部材7は、ス
テンレス鋼板にプレス加工などを施すことにより製作さ
れている。
筒部71の基端側で径外方向に張り出した円形の座部7
2とを一体に備えており、筒部71の先端部が径外方向
に膨出された筒状の拡がり部73となされている。図例
の拡がり部73は、少し湾曲した断面形状を有している
けれども、この拡がり部73を湾曲していなテーパ状に
形成してもよい。この中間部材7は、その筒部71が、
外装体5の外筒部51とナット体6の筒状部61との間
に形成された空間Sに挿入されており、しかも、座部7
2が外装体5の座部52の下側に重ね合わされ、さら
に、上記拡がり部73がナット体6の鍔部63に軸方向
で重なり合っている。そして、外装体5の鍔部52と中
間部材7の鍔部72とは、円周方向の複数箇所でスポッ
ト溶接によって接合されている。この中間部材7は、ス
テンレス鋼板にプレス加工などを施すことにより製作さ
れている。
【0019】このような不緩袋ナットNにおいて、ナッ
ト体6の鍔部63は、外装体5の段付部54と中間部材
7の拡がり部73とによりがたつきのない状態に挾圧保
持されている。したがって、この不緩袋ナットNにあっ
ては、外装体5とナット体6と中間部材7とが強固に一
体的に結合されている。
ト体6の鍔部63は、外装体5の段付部54と中間部材
7の拡がり部73とによりがたつきのない状態に挾圧保
持されている。したがって、この不緩袋ナットNにあっ
ては、外装体5とナット体6と中間部材7とが強固に一
体的に結合されている。
【0020】このように構成された不緩袋ナットNは、
図4のように、ナット体6の雌ねじ部62がねじ棒4の
雄ねじ部41にねじ合わされる。そして、外装体5の外
筒部51にスパナなどの工具を嵌合して被締付部材Aに
締め付けられる。
図4のように、ナット体6の雌ねじ部62がねじ棒4の
雄ねじ部41にねじ合わされる。そして、外装体5の外
筒部51にスパナなどの工具を嵌合して被締付部材Aに
締め付けられる。
【0021】こうして不緩袋ナットNを被締付部材Aに
締め付けると、中間部材7の座部72が被締付部材Aに
接触して押圧するので、その座部72が一般的なワッシ
ャ付きナットのワッシャやスプリングワッシャと同じよ
うな緩止め作用を発揮する。
締め付けると、中間部材7の座部72が被締付部材Aに
接触して押圧するので、その座部72が一般的なワッシ
ャ付きナットのワッシャやスプリングワッシャと同じよ
うな緩止め作用を発揮する。
【0022】不緩袋ナットNを被締付部材Aに締め付け
た図4の状態では、ナット体6の鍔部が矢符aのように
中間部材7の拡がり部73を押し付けるので、その押圧
力が矢符bのように拡がり部73を経て中間部材7の拡
がり部73を除く部分に伝わる。そのため、中間部材7
の拡がり部73を除く部分が縮径方向の力を受け、その
力によってナット体6の筒状部61が押圧されて縮径方
向に弾性変形し、ねじ軸4の雄ねじ部41を締め付け
る。中間部材7の拡がり部73を除く部分の縮径の影響
は、ナット体6の筒状部61の軸方向全長範囲に及ぶの
で、ねじ軸4の雄ねじ部41はナット体6の筒状部61
の全体によって締め付けられることになる。そのため、
結合荷重が一箇所に集中することはない。
た図4の状態では、ナット体6の鍔部が矢符aのように
中間部材7の拡がり部73を押し付けるので、その押圧
力が矢符bのように拡がり部73を経て中間部材7の拡
がり部73を除く部分に伝わる。そのため、中間部材7
の拡がり部73を除く部分が縮径方向の力を受け、その
力によってナット体6の筒状部61が押圧されて縮径方
向に弾性変形し、ねじ軸4の雄ねじ部41を締め付け
る。中間部材7の拡がり部73を除く部分の縮径の影響
は、ナット体6の筒状部61の軸方向全長範囲に及ぶの
で、ねじ軸4の雄ねじ部41はナット体6の筒状部61
の全体によって締め付けられることになる。そのため、
結合荷重が一箇所に集中することはない。
【0023】図4のように不緩袋ナットNをねじ軸4に
ねじ合わせて被締付部材Aに締め付けた状態では、外装
体5の盲部53がねじ軸4の端部を覆うので、ねじ軸4
の端部が風雨にさらされて発錆したりそのような発錆に
よる劣化を起こすことはない。
ねじ合わせて被締付部材Aに締め付けた状態では、外装
体5の盲部53がねじ軸4の端部を覆うので、ねじ軸4
の端部が風雨にさらされて発錆したりそのような発錆に
よる劣化を起こすことはない。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る不緩袋ナットによれば、従
来例で説明した不緩ナットと同じ取扱いで締付け操作や
緩め操作などの回転操作を行うことができ、また、一般
的なワッシャ付きナットと同じような緩止め作用を発揮
するのみならず、次のような顕著な効果を奏する。
来例で説明した不緩ナットと同じ取扱いで締付け操作や
緩め操作などの回転操作を行うことができ、また、一般
的なワッシャ付きナットと同じような緩止め作用を発揮
するのみならず、次のような顕著な効果を奏する。
【0025】すなわち、不緩袋ナットをねじ軸にねじ合
わせて被締付部材に締め付けた状態では、ナット体の筒
状部がその軸方向全長範囲でねじ軸を締め付けるので、
結合荷重が一箇所に集中しにくくなり、そのために、締
付荷重が一箇所に集中する応力によんで制限を受ける余
地がなくなる。
わせて被締付部材に締め付けた状態では、ナット体の筒
状部がその軸方向全長範囲でねじ軸を締め付けるので、
結合荷重が一箇所に集中しにくくなり、そのために、締
付荷重が一箇所に集中する応力によんで制限を受ける余
地がなくなる。
【0026】また、不緩袋ナットをねじ軸にねじ合わせ
て被締付部材に締め付けた状態では、ねじ軸の端部が外
装体の盲部によって覆われるので、ねじ軸の端部が風雨
にさらされて発錆したりそのような発錆に伴う劣化を起
こすおそれがなくなり、美観上も好ましいものとなる。
また、本発明の不緩袋ナットでは盲部によってボルトな
どのねじ棒の頭部が覆い隠されるので、ねじ棒の頭部に
引っ掛かったりする危険がなくなる。
て被締付部材に締め付けた状態では、ねじ軸の端部が外
装体の盲部によって覆われるので、ねじ軸の端部が風雨
にさらされて発錆したりそのような発錆に伴う劣化を起
こすおそれがなくなり、美観上も好ましいものとなる。
また、本発明の不緩袋ナットでは盲部によってボルトな
どのねじ棒の頭部が覆い隠されるので、ねじ棒の頭部に
引っ掛かったりする危険がなくなる。
【図1】本発明の実施の一形態である不緩袋ナットの垂
直断面図である。
直断面図である。
【図2】同袋ナットの平面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】不緩袋ナットの使用状態を示した断面図であ
る。
る。
【図5】従来の不緩ナットの使用状態を示す半のせる半
截断面図である。
截断面図である。
【図6】同平面図である。
5 外装体 6 ナット体 7 中間部材 51 外筒部 52 座部 53 盲部 61 筒状部 62 雌ねじ部 63 鍔部 71 筒部 72 座部 73 拡がり部 S 空間
Claims (1)
- 【請求項1】 工具が嵌合される外筒部とこの外筒部の
基端側で径外方向に張り出した座部と上記外筒部の先端
側でその外筒部の開口を塞ぐ盲部とを備える外装体と、 筒状部の内周面に雌ねじ部を有し筒状部の先端側に上記
外装体の外筒部に回転不能に嵌合された鍔部を有するナ
ット体と、 外装体と上記ナット体の筒状部との間に形成された空間
に挿入された筒部とこの筒部の基端側で径外方向に張り
出した座部とを一体に備えると共にその座部が上記外装
体の座部に重ね合わされて一体に固着された中間部材
と、からなり、 中間部材における筒部の先端部が径外方向に膨出された
筒状の拡がり部に成形されており、この拡がり部が上記
ナット体の鍔部に軸方向で重なり合っていると共に、上
記外装体とナット体と中間部材とが高弾性の金属材料で
形成されていることを特徴とする不緩袋ナット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29622495A JP2729366B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 不緩袋ナット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29622495A JP2729366B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 不緩袋ナット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112529A JPH09112529A (ja) | 1997-05-02 |
| JP2729366B2 true JP2729366B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=17830792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29622495A Expired - Fee Related JP2729366B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 不緩袋ナット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2729366B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111637139A (zh) * | 2020-07-21 | 2020-09-08 | 浙江安盛汽车零部件有限公司 | 一种变形牙锁紧螺母 |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP29622495A patent/JP2729366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09112529A (ja) | 1997-05-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5772377A (en) | Capped wheel fastener | |
| JP4500034B2 (ja) | 装飾キャップ付きホイールナットまたはボルトアセンブリ、およびその組立て方法 | |
| EP1422428B1 (en) | Locking fastener | |
| US4157725A (en) | Fastener and captive frusto-conical washer assembly | |
| US3058762A (en) | Screw thimble fitting having toggle rings with a sealing feature | |
| US3364806A (en) | Capped wheel nut | |
| US3628584A (en) | Spring washer | |
| US6036420A (en) | Capped wheel nut assembly | |
| JP3213541U (ja) | ナイロン座金付ナット | |
| US7083372B2 (en) | Washer and fastening element | |
| US7326017B2 (en) | Fastening element, washer and fastening means therefrom | |
| JP2004211753A (ja) | ナット及びこれとボルトとの組合せ | |
| US6676345B2 (en) | System for attaching a structural member to a supporting member | |
| JP2729366B2 (ja) | 不緩袋ナット | |
| JPH083701Y2 (ja) | ボルト・ナット用キャップ | |
| EP3388694A1 (en) | Three-point fastener | |
| JP2019173972A (ja) | ナイロン座金付ナット | |
| JPH0743475Y2 (ja) | 不緩袋ナット | |
| JPH0310411Y2 (ja) | ||
| JPS6039533Y2 (ja) | シ−ル・弛み止めナツト | |
| JP3121304U (ja) | かしめナット | |
| CN223215588U (zh) | 一种螺纹连接组件 | |
| US4044809A (en) | Tightening and sealing device | |
| JP3005235U (ja) | キャップ抜止め機能付きネジ | |
| CN211370953U (zh) | 一种防随动六角头螺栓 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |