JP2732183B2 - 収納容器 - Google Patents

収納容器

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JP2732183B2
JP2732183B2 JP5029673A JP2967393A JP2732183B2 JP 2732183 B2 JP2732183 B2 JP 2732183B2 JP 5029673 A JP5029673 A JP 5029673A JP 2967393 A JP2967393 A JP 2967393A JP 2732183 B2 JP2732183 B2 JP 2732183B2
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恒雄 松井
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Niigata Molding Co Ltd
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Kyowa Seikei Co Ltd
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  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂成形法による
収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衣裳箱等の比較的大型の収納容器
の製造においては、容器本体,抽出し部及び蓋体等の各
部材に分けて製作されているが、それらをセットに集合
して1個の梱包をするとその全体が非常に大型なものと
なり、空気輸送をしなければならなかった。
【0003】そのため、1個当りの梱包・輪送コストが
高くつくとともに運搬時,販売時,使用時のいずれにお
いても広いスペースを用意しておく必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は前記
した収納容器の欠点を除去し、梱包及び輸送時には小型
化し使用時には大型化することによって、メーカー,デ
ィーラー,ユーザーの三者にとってきわめて扱い易い実
用性の高い収納容器を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】また同時に、不使用時の廃棄処分に際し、
大型の抽出し箱体や覆枠体を分解し易くなるようにする
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、正面部が開口
する抽出し箱体の背面部及び左右両側面部に適当高さの
壁板を立設し、この壁板の高さの中間適所に凹溝部を形
成するとともに各壁板の角隅部を前記凹溝部まで切欠部
を形成し、各壁板を内側方に折り畳みし得るようにし、
他方正背両面部を開口して天板及び左右両側板から成る
被覆体の左右両側板の高さの中間適所に凹溝部を形成
し、これを内側方に折り畳みし得るようにし、前記抽出
し箱体の壁板の切欠部に取付ける出隅材を設けるととも
に正面開口部に取付ける蓋体を設け、前記被覆体の背面
開口部に取付ける蓋板を設けるとともに正面開口部に支
枠杆を設けて成る収納容器である。
【0007】
【作用】金型において成形する容器などの対象物の所定
厚材部の中間適所に薄肉状の凹溝部を形成するために、
金型の所定箇所に突出部分を設けて細狭部を形成し、こ
の細狭部を合成樹脂材の中心部分が通過する時に発生す
る剪断発熱を、通過流動後の合成樹脂材の再可塑化に利
用して前記所定厚材部と一体に成形を行うものである。
(図8にその原理図を示す。)
【0008】このように金型の内部に合成樹脂材が円滑
に流動しにくい細狭部を形成しておくと、合成樹脂材の
射出成形時に流通の中心部分の樹脂材は前記の細狭部に
おいては半溶融状態になって流動するが、その際分子間
の摩擦によって発熱現象が起こることが判明したのであ
り、合成樹脂材の剪断発熱とはこのような現象をいう。
このような方法によって成形すると、冷却化しようとす
る端部分への合成樹脂材が加熱によって再可塑化される
ようになるのである。
【0009】そこで、成形された収納容器の全体を構成
する抽出し箱体の三側方の壁板の上壁部を、その細狭部
となる凹溝において内側方に水平に折り畳み、また覆枠
体の左右側方の側板の下側部をその細狭部となる凹溝部
において水平に折り畳み、これらの部材と抽出し箱体側
の出隅材及び蓋体並に覆枠体側の裏蓋板及び支枠杆と
を、図7に示すように水平に扁平状態にまとめて梱包す
るものである。
【0010】使用時にこの収納容器を組立てるときは、
前記抽出し箱体の各壁板の上壁部を垂直に立てるととも
に出隅材を係合して両角隅部を直立させて固定し、また
その正面開口部には蓋体を嵌合する。
【0011】他方、覆枠体の左右側板の下側部を垂直に
立てた状態においては、その背面開口部に裏蓋板を掛合
するとともにその正面開口部に支枠杆を嵌着する。
【0012】かかる状態の覆枠体の内部に前記抽出し箱
体を挿入する。(図2参照)
【0013】複数の収納容器を積み重ねるときは、上部
収納容器の覆枠体の側板下にある車輪を下部収納容器の
覆枠板角部の凹段部に嵌置するようにする。これによっ
て車輪は停止状態になる。(図3参照)
【0014】
【実施例】本発明にあっては、前記した合成樹脂成形法
を利用して収納容器を成形製造するものであるが、以
下、そのようにして製造した収納容器を図面について説
明する。
【0015】1は抽出し箱体で、この箱体は正面部が底
面部に接して左右両側部にかけて低い立板2を立設する
とともその上方部を開口2’状態にし、背面部及び左右
両側面部には適当高さの壁板3,4,4を立設する。こ
の箱体1は、硬質で粘弾性のある合成樹脂材で成形す
る。
【0016】前記背面壁板3及び左右両側壁板4,4
は、その高さの中間適所に凹溝5,6,6をそれぞれ設
けて薄肉に成る細狭部を形成するが、この凹溝部におい
て各壁板3,4,4の各上壁部3’,4’,4’がそれ
ぞれ内側方に折り畳めるようになる。
【0017】前記の背面壁板3と左右両側壁板4,4と
が接する角隅部には、上方から前記凹溝5,6,6位置
まで切欠部7,7を形成して離間状態にし、この両切欠
部7,7間には壁板の端縁部に係合する出隅材8,8が
取付くようになる。この出隅材8,8は粘弾性のない硬
質の合成樹脂材によって成形し、これによって前記箱体
1の壁板3,4,4の上壁部3’,4’,4’を確実に
連結する。
【0018】9は前記抽出し箱体1の組立て時に前記左
右両側壁板4,4の正面部2,2’の端縁部に両側端部
を嵌合する蓋体で、この蓋体の正面下側部には手掛部1
0を形成する。この蓋体9は前記箱体1と同質材によっ
て成形する。
【0019】11は天板12及び左右両側板13,13
から成りかつ無底の覆枠体で、この覆枠体の正背両側部
は開口14,14状態に成る。この覆枠体11は、硬質
で粘弾性のある合成樹脂材で成形する。
【0020】この覆枠体11の左右両側板13,13の
高さの中間適所に凹溝15,15をそれぞれ設けて薄肉
に成る細狭部を形成するが、この凹溝部において両側板
13,13の下側部13’,13’がそれぞれ内側方向
に折り畳めるようになる。
【0021】16,16‥は前記覆枠体11の天板12
と左右両側板13,13との角部の前後に設けた車輪止
め用の凹段部で、この凹段部には収納容器を積み重ねた
ときに後記の車輪18,18‥が嵌置固定するようにな
る。
【0022】17,17は前記覆枠体11の左右両側板
13,13の下端縁部の内側に水平に形成した段部で、
この段部の垂直部外側の前後部には車輪18,18‥を
設ける。
【0023】この左右両側板の段部17,17上には前
記抽出し箱体1の底面部が載置し、これをガイドに出し
入れするようになる。
【0024】19は前記覆枠体11の組立て時に前記天
板12及び左右両側板13,13の背面開口部14の端
縁部に両側端部を掛合して取付ける裏蓋板で、この裏蓋
板は粘弾性のない硬質の合成樹脂材によって成形する。
【0025】20は前記天板12,左右両側板13,1
3及び無底部の正面開口部14の端縁部に両側端部を掛
合して嵌着するようにする支枠杆で、この支枠杆は粘弾
性のない硬質の合成樹脂材によって成形する。この支枠
杆のある覆枠体11の正面部から、前記抽出し箱体1を
出し入れするようにする。
【0026】
【発明の効果】第1に、収納容器を構成する抽出し箱体
や覆枠体のような全体が大型で合成樹脂材の流動長さが
長い成形品でも、薄肉状に成る凹溝部を板材の中間部適
所に構成するために金型に設けた突出部による流通空間
の細狭の部分を合成樹脂材が流動通過する際に発生する
剪断発熱によって加熱することができるから、通過後の
合成樹脂材を再可塑化してその流動性を促進することが
できるようになり、比較的大型容器の成形において合成
樹脂材が途中で冷却化を起こすことなく、末端部に至る
まで所定の材厚状態に成形した収納容器を提供すること
ができる。
【0027】第2に、収納容器を構成する全部材を板材
の凹溝部において扁平に折り畳んで梱包することができ
るから、輸送がきわめて便利になり、その輸送コストを
低減することができる。
【0028】第3に、収納容器の全体は使用者において
簡単かつ迅速に組み立てることができるものであるか
ら、全く不便はない。
【0029】第4に、車輪付きの収納容器を複数個積み
重ねて陳列したり使用する場合に、常にその容器を上下
段に安定した状態で固定しておくことができ、容器の配
置スペースをとらなくてすむ。
【0030】第5に、不用時に廃棄処分をするときは、
抽出し箱体と覆枠体はその薄肉の凹溝部を切断して容易
に分解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の部材の斜視図
【図2】組立て完成時の斜視図
【図3】積重ね時の側面図
【図4】組立て完成時の要部の正面図
【図5】抽出し箱体部の要部の正面図
【図6】覆枠体部の要部の正面図
【図7】梱包時の要部の正面図
【図8】剪断発熱の原理を示した金型内部の正面図
【符号の説明】
1 抽出し箱体 3,4,4 壁板 5,6,6 凹溝部 7,7 切欠部 8,8 出隅材 9 蓋体 11 覆枠体 12 天板部 13,13 左右側板 15,15 凹溝 16,16 車輪止め部 19 裏蓋板 20 支枠杆

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面部が開口する抽出し箱体の背面部及
    び左右両側面部に適当高さの壁板を立設し、この壁板の
    高さの中間適所に凹溝部を形成するとともに各壁板の角
    隅部を前記凹溝部まで切欠部を形成し、各壁板を内側方
    に折り畳みし得るようにし、他方正背両面部を開口して
    天板及び左右両側板から成る被覆体の左右両側板の高さ
    の中間適所に凹溝部を形成し、これを内側方に折り畳み
    し得るようにし、前記抽出し箱体の壁板の切欠部に取付
    ける出隅材を設けるとともに正面開口部に取付ける蓋体
    を設け、前記被覆体の背面開口部に取付ける蓋板を設け
    るとともに正面開口部に支枠杆を設けて成る収納容器。
  2. 【請求項2】 正面部が開口する抽出し箱体の背面部及
    び左右両側面部に適当高さの壁板を立設し、この壁板の
    高さの中間適所に凹溝部を形成するとともに各壁板の角
    隅部を前記凹溝部まで切欠部を形成し、各壁板を内側方
    に折り畳みし得るようにし、他方正背両面部を開口して
    天板及び左右両側板から成る被覆体の左右両側板の高さ
    の中間適所に凹溝部を形成し、これを内側方に折り畳み
    し得るようにし、前記抽出し箱体の壁板の切欠部に取付
    ける出隅材を設けるとともに正面開口部に取付ける蓋体
    を設け、前記被覆体の背面開口部に取付ける蓋板を設け
    るとともに正面開口部に支枠杆を設け、前記抽出し箱体
    を収容する覆枠体の左右両側板の下端部を内側方に段部
    を形成して抽出し箱体の載置部にするとともにこの段部
    の垂直部外側に車輪を設け、この車輪に相対する覆枠体
    の天板部付近に凹段部を設け、容器の積重ね時に上部容
    器の各車輪が下部容器の各車凹段部に嵌置するように成
    る収納容器。
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