JP2735954B2 - ミーリング式走行鋼管切断機 - Google Patents

ミーリング式走行鋼管切断機

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JP2735954B2
JP2735954B2 JP2105591A JP2105591A JP2735954B2 JP 2735954 B2 JP2735954 B2 JP 2735954B2 JP 2105591 A JP2105591 A JP 2105591A JP 2105591 A JP2105591 A JP 2105591A JP 2735954 B2 JP2735954 B2 JP 2735954B2
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譲 門野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミーリングカッタを回転
駆動しながら被切断管を切断するミーリング式走行鋼管
切断機に関し、特にその安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼管の切断機として特公昭62−279
26号(公転式ミーリングカッタを備えた鋼管切断
機)、また関連出願として特公昭62−74525号
(管の切断制御方法)の提案があり、図11及び図12
にその概略を示す。
【0003】図11及び図12に示すように、アップカ
ット方向に回転するミーリングカッタ101を装着した
複数個のカッタヘッド102が回転軸103を介し回転
リングに支持されている。この回転リングは被切断管1
04の中心を回転中心とする回転運動(公転)を、モー
タ105、ギア106及び107、ウォームギア10
8、ウォームホイル109及びリングギア110等を介
して行うようになっている。
【0004】カッタヘッド102は、切込量を一定にす
るために、弧矢印θ1 ,θ2 の揺動運動が可能となって
おり、切断機を載置した台車がライン速度と同期して走
行し、同速となると、図示しないクランプ装置により被
切断管104はクランプされ、前記した公転と揺動運動
の一連の作動により被切断管104は複数個のミーリン
グカッタ101により同時に切断される。そして、その
切断制御として、予め被切断管104の外径,肉厚,最
大切削厚さをコンピュータに入力し、ミーリングカッタ
101の公転位置及び公転速度、揺動位置及び揺動速度
を連動制御して最大切削厚さとミーリングカッタ101
の肉厚からの突出量を常に一定にするようにして切断を
行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のミーリ
ング式走行鋼管切断機にあっては、公転と揺動運動を行
う鋼管切断機であり、ミーリングカッタ101の軌跡位
置を計算するときに極座標で表わすため、単純な形状で
ある角管などの場合でも軌跡位置の演算および制御が複
雑となるという問題があった。
【0006】また、ミーリングカッタ101の切削反力
を回転軸103だけで受ける構造であるため剛性に乏し
く、慣性質量も大きくとれにくい。そして、切断は断続
切削であるため、カッタヘッド102の振動が大きくな
り、切屑の厚みを大きくとれず、刃物寿命も短い。ま
た、公転リング(リングギア110)で複数のカッタヘ
ッド102を同期して回転させるために、非対称な異形
管を同一条件で切削することは不可能である。
【0007】更に、機械の作動時に作業者が被切断管1
04の形状や寸法などの切削条件を誤入力した場合、カ
ッタヘッド102と被切断管104、あるいは、カッタ
ヘッド102同士が衝突してしまうという問題がある。
また、カッタヘッド102の移動中に制御電線の断線な
どによっても前記衝突が発生してしまう。
【0008】そして、この衝突により装置が損傷して修
理が必要となってラインを停止しなければならず、これ
によって多大な損害が生じ、生産性を低下させてしま
う。
【0009】本発明はこのような問題点を解決するため
のものであって、制御の簡素化を図ると共に衝突を防止
して生産性の向上を図ったミーリング式走行鋼管切断機
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のミーリング式走行鋼管切断機は、造管速度
と同期走行して管を切断する走行鋼管切断機において、
被切断管を保持するクランプ装置と、前記被切断管の走
行方向と直交すると共に互いに直交する2方向に移動自
在な複数のカッタヘッドと、該複数のカッタヘッドにそ
れぞれ駆動回転自在に支持されたミーリングカッタと、
前記カッタヘッドに設けられ該カッタヘッドと障害物と
の衝突を事前に検知する検知部材と、前記被切断管の切
削条件入力データ及び前記検知部材の検出結果に基づい
て前記カッタヘッドの駆動を制御する安全制御装置とを
具えたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】クランプ装置により保持された被切断管に対し
て複数のカッタヘッドが切削条件入力データに基づいて
それぞれ独立して動作し、このとき、カッタ軌跡を直交
座標で表わしながらミーリングカッタが被切断管を切断
する。そして、カッタヘッドが障害物に衝突しようとす
ると、検知部材がこれを事前に検出し、安全制御装置は
この検出結果に基づいてカッタヘッドを障害物から退避
させる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1及び図2に本発明の一実施例に係るミ
ーリングカッタ式走行鋼管切断機のカッタヘッド、図3
及び図4にタッチセンサ装置、図5及び図6に切断機、
図7に制御のフローチャート、図8にその作動状態を示
す。
【0014】本実施のミーリング式走行鋼管切断機にお
いて、図5及び図6に示すように、走行台車11は被切
断管12の走行方向に沿って同期して移動自在に支持さ
れている。この走行台車11には走行する被切断管12
の上下の各位置に対向して一対の第1カッタヘッド13
及び第2カッタヘッド14が配置され、この第1カッタ
ヘッド13と第2カッタヘッド14はそれぞれ被切断管
12の走行方向と直交すると共に互いに直交する2方向
に移動自在となっている。即ち、第1及び第2カッタヘ
ッド13,14はそれぞれ図示しない駆動ギアを内蔵
し、各ヘッド駆動モータ15によって上下方向(Y軸方
向)に、また、各ヘッド駆動モータ16によって左右方
向(X軸方向)にそれぞれ独立して移動することができ
るようになっている。
【0015】第1カッタヘッド13及び第2カッタヘッ
ド14にはそれぞれ第1ミーリングカッタ17と第2ミ
ーリングカッタ18が回転自在に支持され、同じく第1
及び第2カッタヘッド13,14にそれぞれ装着された
各カッタ駆動モータ19,20によって駆動回転できる
ようになっている。
【0016】この第1及び第2ミーリングカッタ17,
18の近傍には被切断管12の切断時における振動を抑
止して安定した切削を行うため、第1及び第2ミーリン
グカッタ17,18の前後でこの被切断管12をクラン
プして固定する前後一対のクランプ装置21,22が設
けられている。
【0017】また、本実施例の切断機には制御装置23
が接続されている。この制御装置23は被切断管12の
形状や寸法、切断長さ等の切削条件データが入力するこ
とにより、カッタ周速やカッタ軌跡、カッタ送り速度な
どを決定する機能を有し、ヘッド駆動モータ15,16
及びカッタ駆動モータ19,20の駆動を制御するもの
である。
【0018】図5に示すように、前述した第1カッタヘ
ッド13及び第2カッタヘッド14には第1及び第2カ
ッタヘッド13,14と障害物、例えば、このカッタヘ
ッド13,14同士、あるいは被切断管12などとの衝
突を検出する第1検知部材31及び第2検知部材32が
それぞれ設けられている。そして、この第1及び第2検
知部材31,32はその検出結果に基づいて第1及び第
2カッタヘッド13,14の駆動を制御する安全装置3
3が接続され、この安全装置33は制御装置23に接続
されている。
【0019】図1及び図2に示すように、第1及び第2
ヘッドカッタ13,14の前面側には第1及び第2ミー
リングカッタ17,18が装着される一方、後面側には
第1及び第2検知部材31,32が装着されている。そ
して、第1及び第2検知部材31,32の外周縁部に対
して、第1及び第2ミーリングカッタ17,18の外周
縁部の方が外方に突出するように取付けられている。
【0020】図3及び図4に基づいて第1検知部材31
及び第2検知部材32について説明するが、両者はほぼ
同様の構造となっているため、一方についてのみ説明す
る。
【0021】図3及び図4に示すように、第1検知部材
31はタッチセンサ装置であって、第1カッタヘッド1
3にはこの検知部材31を取付けるための平面視がほぼ
円形状をなす取付板34が固定され、この取付板34に
はU字形状をなす支持部35が一体に形成されている。
一方、本体自体が弾性力を有するタッチセンサ36はU
字形状をなし、小ねじ37によって同じくU字形状をな
す支持板38の外周部に固定されている。そして、支持
部35と支持板38とは複数の支持ボルト39によって
接近離反自在に結合され、且つ、この支持ボルト39の
外周辺に巻装された複数のスプリング40によって互い
に離間する方向に付勢されている。また、支持部35と
支持板38にはそれぞれガイド板41,42が取付けら
れ、タッチセンサ36が倒れるのを防止している。
【0022】而して、本実施例のミーリング式走行鋼管
切断機の作用を図7のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0023】図7に示すように、まず、ステップS1に
おいて制御装置23に管の形状や寸法、切削厚み、管の
切断長さ等の切削条件が入力される。そして、ステップ
S2において制御装置23はこの入力データに基づいて
各カッタの周速や軌跡、送り速度等を演算し、切断準備
する。
【0024】被切断管12が走行すると、ステップS3
において造管速度信号が制御装置23に入力されること
により、ステップS4において被切断管12の切断長さ
が設定長さになるように走行台車11を同期制御する。
被切断管12と走行台車11とが同速になると、ステッ
プS5においてクランプ装置21,22によりこの被切
断管12の切断点近傍を加圧してクランプする。そし
て、ステップS6,S7において、図8(a) に示すよう
に、ダウンカット方向へ設定カッタ周速に駆動制御され
た第1及び第2ミーリングカッタ18,19は同時に単
独でX軸及びY軸の2軸送り制御される。そして、この
第1及び第2ミーリングカッタ17,18は被切断管1
2の断面形状の外周辺に沿って移動し、第1ミーリング
カッタ17は、同図に矢印で示すように、A→A′と移
動切断し、一方、第2ミーリングカッタ18はB→B′
と移動切断する。
【0025】なお、図8(b) に示すように、被切断管が
断面角形の被切断管51である場合でも第1ミーリング
カッタ17はA→A′→A″、第2ミーリングカッタ1
8はB→B′→B″と単独に2軸送りされて被切断管5
1を切断する。
【0026】そして、ステップS8において、第1及び
第2検知部材31,32が第1及び第2カッタヘッド1
3,14と障害物との衝突を検出していなければステッ
プS9にて切断完了し、その後、ステップS10にてク
ランプ装置21,22は被切断管12をアンクランプ
し、ステップS11において走行台車11はリターン
し、次の切断に備える。この後、ステップS12におい
て各設定値の変更があればステップS1に移行するが、
ない場合にはステップS4に移行する。
【0027】前述したステップS1において、作業者が
管の形状や寸法等の切削条件を誤入力すると、図1及び
図2に示すように、制御装置23は実際の被切断管12
に対して径に小さい被切断管52をこれから切断する管
として認識し、第1及び第2カッタヘッド13,14を
駆動制御することとなる。すると切断作業中に第1及び
第2カッタヘッド13,14が実際の切断管12と衝突
しようとする。ところが、本実施例では第1及び第2検
知部材31,32が被切断管12に接触する。このと
き、タッチセンサ36はスプリング39によって緩衝さ
れ、異状検出結果を安全装置33に出力する。
【0028】即ち、図7に示すように、ステップS8に
おいて第1及び第2検知部材31,32が第1及び第2
カッタヘッド13,14と被切断管12との衝突を事前
に検出すると、ステップS13に移行する。ここで安定
装置33は第1及び第2カッタヘッドの退避信号を制御
装置23に出力し、制御装置23は各カッタ駆動モータ
15,16を駆動制御して第1及び第2カッタヘッド1
3,14の送り切削制御を停止させる。そして、ステッ
プS14において第1及び第2カッタヘッド13,14
(第1及び第2ミーリング17,18)を退避させ、ス
テップS15において警報を発生して作業者に異状を知
らせると共にステップS16において造管を停止する。
従って、第1及び第2カッタヘッド13,14は衝突前
に非常停止することができ、これによって被切断管12
や第1及び第2カッタヘッド13,14、第1及び第2
ミーリングカッタ17,18等の破損を防止することが
できる。
【0029】図9及び図10に本発明の他の実施例に係
るミーリング式走行鋼管切断機のカッタヘッドを示す。
【0030】図9及び図10に示すように、本実施例で
は検知部材として前述のタッチセンサ装置の代わりにレ
バー式リミットスイッチ装置61,62を用いている。
即ち、第1及び第2カッタヘッド13,14には取付金
具63によってリミットスイッチ64が固定されてお
り、そのレバー65が第1及び第2ミーリングカッタ1
7,18の外周縁部に沿って湾曲し、その内側に位置し
ている。
【0031】而して、レバー65が被切断管12などの
障害物に接触するとリミットスイッチ64がこれを検知
し、安全装置33に出力する。そして、安全装置33は
第1及び第2カッタヘッド13,14の駆動を制御す
る。
【0032】なお、本実施例の制御の流れは前述の実施
例とほぼ同様であるため説明は省略する。
【0033】また、本発明は上述した一実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得るものである。
【0034】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のミーリング式走行鋼管切断機によれば、被
切断管を保持するクランプ装置と、互いに直交する方向
に移動自在な複数のカッタヘッドと、このカッタヘッド
に設けられるミーリングカッタと、カッタヘッドと障害
物との衝突を事前に検知する検知部材と、切削条件及び
検知部材の検出結果に基づいてカッタヘッドを駆動制御
する安全制御装置とを具え、保持された被切断管に対し
て複数のカッタヘッドが独立して動作し、このカッタ軌
跡を直交座標で表わしながら切断するようにしたので、
異形管の切断も可能となり、その演算及び制御プログラ
ムも短時間で作成可能となって制御の簡素化を図ること
ができる。
【0035】また、例えば、作業者の切削条件の誤入力
によって異状が発生し、カッタヘッドが障害物に衝突す
るときにこれを検出して事前に退避させるよう駆動制御
したので、このカッタヘッドやミーリングカッタ、被切
断管の衝突による損傷等を未然に防止することで、安全
性の向上を図ると共に生産性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るミーリング式走行鋼管
切断機のカッタヘッドの正面図である。
【図2】カッタヘッドの側面図である。
【図3】検知部材の正面図である。
【図4】検知部材の断面(図3のA−A断面)図であ
る。
【図5】切断機の正面図である。
【図6】切断機の側面図である。
【図7】制御のフローチャートである。
【図8】ミーリングカッタの作動説明図である。
【図9】本発明の他の実施例に係るミーリング式走行鋼
管切断機のカッタヘッドの正面図である。
【図10】カッタヘッドの側面図である。
【図11】従来の切断機の一部切欠き正面図である。
【図12】従来の切断機による管切断の説明図である。
【符号の説明】
11 走行台車 12 被切断管 13 第1カッタヘッド 14 第2カッタヘッド 15,16 ヘッド駆動モータ 17 第1ミーリングカッタ 18 第2ミーリングカッタ 19,20 カッタ駆動モータ 21,22 クランプ装置 23 制御装置 31 第1検知部材 32 第2検知部材 33 安全装置 36 タッチセンサ 61,62 レバー式リミットスイッチ装置(検知部
材)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−221311(JP,A) 特開 昭59−118308(JP,A) 特開 昭59−81015(JP,A) 特開 昭52−62789(JP,A) 特開 昭62−74525(JP,A) 特公 昭62−27926(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造管速度と同期走行して管を切断する走
    行鋼管切断機において、被切断管を保持するクランプ装
    置と、前記被切断管の走行方向と直交すると共に互いに
    直交する2方向に移動自在な複数のカッタヘッドと、該
    複数のカッタヘッドにそれぞれ駆動回転自在に支持され
    たミーリングカッタと、前記カッタヘッドに設けられ該
    カッタヘッドと障害物との衝突を事前に検知する検知部
    材と、前記被切断管の切削条件入力データ及び前記検知
    部材の検出結果に基づいて前記カッタヘッドの駆動を制
    御する安全制御装置とを具えたことを特徴とするミーリ
    ング式走行鋼管切断機。
JP2105591A 1991-02-14 1991-02-14 ミーリング式走行鋼管切断機 Expired - Lifetime JP2735954B2 (ja)

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DE102007022698A1 (de) * 2007-05-11 2008-11-13 Reinhardt, Christof Kappvorrichtung
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