JP2748209B2 - 誤り訂正が可能な多段バーコードの構成方法 - Google Patents

誤り訂正が可能な多段バーコードの構成方法

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JP2748209B2 JP4160167A JP16016792A JP2748209B2 JP 2748209 B2 JP2748209 B2 JP 2748209B2 JP 4160167 A JP4160167 A JP 4160167A JP 16016792 A JP16016792 A JP 16016792A JP 2748209 B2 JP2748209 B2 JP 2748209B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流通(小売)業のP
OS分野や製造業の物流分野などのように多くの情報量
を必要とする情報システムにおいて、データ入力手段と
して利用されている多段バーコードの構成方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】多段バーコードは、黒バー(印刷されて
いる部分)と白バー(空白部分)を組み合わせたパター
ンにより1つのバーコード・キャラクタを形成し、この
キャラクタ群を平行に配列したものを複数段設けて構成
している。また、この多段バーコードにはチェック・デ
ジットが付加されていて、バーコード読み取り時に発生
した誤りを検出することができるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多段バーコードは表記
面積が広いので、バーコード上に汚れが付着したり、印
刷が擦れたりする可能性が高かった。このため、汚れた
り擦れたりしている多段バーコードをバーコードリーダ
によって読み取ると、読み取りエラーが発生することが
あった。読み取りエラーは、読み取ったデータに対して
チェック・デジットの検査をすることにより検出できる
が、エラー箇所を訂正して正しく読み取ることは不可能
であった。この発明は、上述した従来技術の欠点を解決
するためになされたものであって、エラー箇所を検出す
ると共にエラーを訂正して正しく読み取ることができる
ようにした、誤り訂正が可能な多段バーコードの構成方
法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、この発明による誤り訂正が可能な多段バーコー
ドの構成方法は、複数のバーコード・キャラクタによっ
て情報を表示するバーコードを複数段平行に配列して構
成した多段バーコードにおいて、各段のバーコードにお
けるバーコード・キャラクタに対応するパリティ検査ビ
ットを各段ごとに付加する第1の手段、前記パリティ検
査ビットを付加した多段バーコードにおける各段の同じ
順位にあるバーコード・キャラクタおよびパリティ検査
ビットどうしに対応するパリティ検査ビット群により構
成した検査バーコード段を付加する第2の手段、前記検
査バーコード段を付加した多段バーコードにおける第1
段のバーコードを除く各段のバーコード・キャラクタと
パリティ検査ビットを、同じ横方向に、かつ、各段ごと
に一定の間隔をもってシフト(回転)させる第3の手
段、および第3の手段によって構成された多段バーコー
ドを第2の手段と同じ方法によって求めた検査バーコー
ド段を前記多段バーコードに付加する第4の手段とによ
って、情報を表示するバーコード・キャラクタの他に検
査バーコードを付加した多段バーコードを構成するもの
である。
【0005】
【作用】情報を表示するバーコード・キャラクタによっ
て構成した多段バーコードをパソコン1のメモリに展開
しておき、第1〜第4の手段によって前記多段バーコー
ドにパリティ検査ビットを付加する。このパリティ検査
ビットを付加した多段バーコードをバーコード・プリン
タ2によって印刷しておき、さらに、印刷された多段バ
ーコードをバーコード・リーダ3によって読み取り、排
他的論理和演算を行って誤りを検出すると共に誤りを訂
正する。
【0006】
【実施例】以下、この発明による実施例を図面を参照し
ながら説明する。図6は、この発明による誤り訂正が可
能な多段バーコードを実現するための装置の構成図であ
って、1はパソコン、2はバーコードプリンタ、3はバ
ーコードリーダである。図7は、多段バーコード(4
段)の正面図であり、この実施例においては1段あたり
10キャラクタによって構成した多段バーコードであっ
て、この多段バーコードを図6におけるパソコン1のメ
モリに展開すると、図2に示すようになる。図2におい
て、各キャラクタはそれぞれ1バイトより成る2進デー
タとして前記メモリに格納されており、A0 〜A9 が1
段目、B0 〜B9 が2段目、C0 〜C9 が3段目、D0
〜D9 が4段目のデータである。
【0007】上述した多段バーコードから誤り訂正が可
能な多段バーコードを構成する方法は、以下に記述する
第1の手段〜第4の手段によって、情報を表示するバー
コード・キャラクタによって構成された多段バーコード
にパリティ検査ビットを付加することによって実現され
る。
【0008】第1の手段において、1段ごとに1バイト
ずつ10バイトの排他的論理和演算を行って1バイトの
パリティ検査ビットを求め、それぞれの段における任意
の位置に付加してパリティ検査符号とする。図3は、4
段のバーコードデータに1バイトのパリティ検査ビット
を付加したものであり、各段の右端R0 〜R3 がそれぞ
れ1バイトのパリティ検査ビットである。 R0 = A0 EXOR A1 EXOR A2 EXOR …… EXOR A9 1 = B0 EXOR B1 EXOR B2 EXOR …… EXOR B9 2 = C0 EXOR C1 EXOR C2 EXOR …… EXOR C9 3 = D0 EXOR D1 EXOR D2 EXOR …… EXOR D9
【0009】第2の手段において、図3に示す多段バー
コードの各段における同じ順位にあるバーコード・キャ
ラクタとパリティ検査ビットどうしの排他的論理和演算
を行い、図4に示すように、それぞれ1バイトより成る
11バイトのパリティ検査ビットP0 〜P10を求め、新
たな段(検査バーコード段)として任意の段に付加す
る。 Pi = Ai EXOR Bi EXOR Ci EXOR Di (i=0〜9) P10= R0 EXOR R1 EXOR R2 EXOR R3 図4が11バイトのパリティ検査ビットを付加した5段
のバーコードであり、5段目にパリティ検査ビットP0
〜P10を付加してある。
【0010】第3の手段において、図4における1段目
のバーコードを除く2段目〜5段目を右方向にシフト
(回転)し、右端から溢れたデータは左端に移動する。
シフト(回転)する量は、2段目は2データ分、3段目
は4データ分、4段目は6データ分、5段目は8データ
分である。このシフト(回転)する量を、各段のバーコ
ード・キャラクタを表わすアルファベットに添加した数
字が、全段について同じ数字どうしが等しく遠ざかるよ
うに決定すると、垂直方向のバースト誤りに対して訂正
能力が向上する。図5がシフト(回転)した後の5段の
バーコードであり、シフト(回転)は左方向にしても差
し支えない。
【0011】第4の手段において、図5に示す多段バー
コードに対して第2の手段と同様な方法によって排他的
論理和演算を行い11バイトのパリティ検査ビットを求
め、新たな段として任意の段に追加する。図1が11バ
イトのパリティ検査ビットを追加した6段のバーコード
であり、図1における6段目のQ0 〜Q10がパリティ検
査ビットである。 Q0 = A0 EXOR B9 EXOR C7 EXOR D5 EXOR P3 1 = A1 EXOR R1 EXOR C8 EXOR D6 EXOR P4 2 = A2 EXOR B0 EXOR C9 EXOR D7 EXOR P5 3 = A3 EXOR B1 EXOR R2 EXOR D8 EXOR P6 4 = A4 EXOR B2 EXOR C0 EXOR D9 EXOR P7 5 = A5 EXOR B3 EXOR C1 EXOR R3 EXOR P8 6 = A6 EXOR B4 EXOR C2 EXOR D0 EXOR P9 7 = A7 EXOR B5 EXOR C3 EXOR D1 EXOR P108 = A8 EXOR B6 EXOR C4 EXOR D2 EXOR P0 9 = A9 EXOR B7 EXOR C5 EXOR D3 EXOR P1 10= R0 EXOR B8 EXOR C6 EXOR D4 EXOR P2
【0012】以上述べた第1〜第4の手段によって、図
2に示す多段バーコードにパリティ検査ビットR0 〜R
3 ,P0 〜P10,Q0 〜Q10を付加し、図1に示すよう
に、誤り訂正が可能な多段バーコードが構成される。図
1における各段について、1バイトのデータに対するバ
ーシンボルをバーコードプリンタ2によって印刷する。
【0013】この方法で構成した多段バーコードをバー
コードリーダ3で読み取る時には、読み取ったデータに
対してP系列,Q系列,R系列の3方向から誤り検出と
その訂正を行う。以下に誤り検出とその訂正の手順の一
実施例を説明する。
【0014】図8は図1に示す多段バーコードに対して
行った排他的論理和演算の関係図である。まず、Q系列
から誤り検出演算を行い、誤り位置を検出して誤り位置
に印をつける。 SQ0 = Q0 EXOR A0 EXOR B9 EXOR C7 EXOR D5 EXOR P3 SQ1 = Q1 EXOR A1 EXOR R1 EXOR C8 EXOR D6 EXOR P4 SQ2 = Q2 EXOR A2 EXOR B0 EXOR C9 EXOR D7 EXOR P5 SQ3 = Q3 EXOR A3 EXOR B1 EXOR R2 EXOR D8 EXOR P6 SQ4 = Q4 EXOR A4 EXOR B2 EXOR C0 EXOR D9 EXOR P7 SQ5 = Q5 EXOR A5 EXOR B3 EXOR C1 EXOR R3 EXOR P8 SQ6 = Q6 EXOR A6 EXOR B4 EXOR C2 EXOR D0 EXOR P9 SQ7 = Q7 EXOR A7 EXOR B5 EXOR C3 EXOR D1 EXOR P10 SQ8 = Q8 EXOR A8 EXOR B6 EXOR C4 EXOR D2 EXOR P0 SQ9 = Q9 EXOR A9 EXOR B7 EXOR C5 EXOR D3 EXOR P1 SQ10= Q10EXOR R0 EXOR B8 EXOR C6 EXOR D4 EXOR P2
【0015】次に、R系列から誤り検出演算を行い、Q
系列でつけた印の部分で誤りがなければその印を消す。 SR0 = R0 EXOR A0 EXOR A1 EXOR A2 …… EXOR A9 SR1 = R1 EXOR B0 EXOR B1 EXOR B2 …… EXOR B9 SR2 = R2 EXOR C0 EXOR C1 EXOR C2 …… EXOR C9 SR3 = R3 EXOR D0 EXOR D1 EXOR D2 …… EXOR D9 続いて、P系列から誤り検出演算を行い、Q系列でつけ
た印の部分で誤りがなければその印を消す。 SPi =Pi EXOR Ai EXOR Bi EXOR Ci EXOR Di (i=0〜9) SP10=P10EXOR R0 EXOR R1 EXOR R2 EXOR R3 以上の誤り検出によって得られた誤り箇所を、図8にお
けるA2 〜A4 ,B0 〜B2 ,Q2 〜Q4 およびC9
2 ,C0 とする。
【0016】上述した誤り箇所がある多段バーコードを
P系列,Q系列およびR系列の3方向から逐次誤り検出
を行う。まず、P系列からみて、誤りが1つのものにつ
いて、その誤りデータと誤り検出演算で得られた結果と
の排他的論理和演算を行って誤りを訂正すると、図8に
おける印(*1)の箇所であるので、誤り位置の印を消
す。
【0017】次に、Q系列からみて、誤りが1つのもの
について、その誤りデータと誤り検出演算で得られた結
果との排他的論理和演算を行うことにより誤り訂正を行
うと、図8における印(*2)の箇所の誤り位置の印を
消す。
【0018】さらに、R系列からみて、誤りが1つのも
のについて、その誤りデータと誤り検出演算で得られた
結果との排他的論理和演算を行うことにより誤り訂正を
行い、図8における印(*3)の箇所の誤り位置の印を
消す。
【0019】上述したP系列,Q系列およびR系列から
行った誤り訂正方法を任意の回数繰り返し、誤り訂正を
行う。誤り訂正を完了した後で、2段目〜5段目につい
て右へシフト(回転)した分を左へシフト(回転)して
データを元の位置に戻す。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による誤
り訂正可能な多段バーコードの構成方法は、多くの情報
量を表示する多段バーコードに第1〜第4の手段によっ
て各段のバーコードにパリティ検査ビットを付加すると
共にパリティ検査ビットより成る検査バーコード段を付
加したものである。この誤り訂正が可能な多段バーコー
ドを使用すると、汚れたり擦れたりしている多段バーコ
ードを読み取ったときにエラーが発生しても、誤り箇所
を検出したうえで誤りを訂正できる。従って、人手に頼
ってエラー箇所を訂正していた手数が省け、作業効率の
向上、利用者へのサービスの向上などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による誤り訂正が可能な多段バーコー
ドの実施例。
【図2】4段のバーコードデータをメモリに展開した説
明図。
【図3】4段のバーコードデータに1バイトのパリティ
検査ビットを付加した説明図。
【図4】11バイトのパリティ検査ビットを付加した5
段のバーコードデータの説明図。
【図5】シフト(回転)した後の5段のバーコードデー
タの説明図。
【図6】実施例を示す装置の構成図。
【図7】多段(4段)バーコードの正面図。
【図8】バーコードデータに対して行った排他的論理和
演算の関係図。
【符号の説明】
1 パソコン 2 バーコードプリンタ 3 バーコードリーダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバーコード・キャラクタによって
    情報を表示するバーコードを複数段平行に配列して構成
    した多段バーコードにおいて、 前記各段のバーコードにおけるそれぞれのバーコード・
    キャラクタを排他的論理和演算することにより求めたパ
    リティ検査ビットを各段ごとの任意の位置に付加する第
    1の手段と、 前記パリティ検査ビットを付加した多段バーコードにお
    ける各段の同じ順位にあるバーコード・キャラクタおよ
    びパリティ検査ビットどうしを排他的論理和演算するこ
    とによって求めた複数のパリティ検査ビットより成る検
    査バーコード段を前記多段バーコードにおける任意の段
    に付加する第2の手段と、 前記検査バーコード段を付加した多段バーコードにおけ
    る第1段のバーコードを除く各段のバーコード・キャラ
    クタおよびパリティ検査ビットを、同じ横方向に、か
    つ、各段ごとに一定の間隔をもってシフト(回転)させ
    る第3の手段と、前記第3の手段によって構成された多
    段バーコードの各段におけるバーコード・キャラクタと
    パリティ検査ビットを、前記第2の手段と同じ方法によ
    って排他的論理和演算することにより求めた複数のパリ
    ティ検査ビットより成る検査バーコード段を前記多段バ
    ーコードの任意の段に付加する第4の手段とによって、
    情報を表示するバーコード・キャラクタの他に検査バー
    コードを付加して多段バーコードを構成することによ
    り、バーコード読み取り時に発生する誤りの検出と、そ
    の訂正を行うことができるようにしたことを特徴とする
    誤り訂正が可能な多段バーコードの構成方法。
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