JP2808549B2 - 同調増幅器 - Google Patents

同調増幅器

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JP2808549B2
JP2808549B2 JP7528840A JP52884095A JP2808549B2 JP 2808549 B2 JP2808549 B2 JP 2808549B2 JP 7528840 A JP7528840 A JP 7528840A JP 52884095 A JP52884095 A JP 52884095A JP 2808549 B2 JP2808549 B2 JP 2808549B2
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resistor
shift circuit
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、集積化が容易な同調増幅器に関し、特
に、同調周波数と最大減衰量とを互いに干渉することな
く、任意に調整し得る同調増幅器に関する。
背景技術 同調増幅器として従来より能動素子およびリアクタン
ス素子を使用した各種の回路が提案され実用化されてい
る。
従来の同調増幅器においては、同調周波数を調整する
と、最大減衰量が変化し、最大減衰量を調整すると同調
周波数が変化するので、同調周波数と最大減衰量とを互
いに干渉しあうことなく調整することは、極めて困難で
あった。
さらに、同調周波数および最大減衰量を調整し得る同
調増幅器を集積回路によって形成することも困難であっ
た。
そこで、この発明は、このような問題点を解決するた
めに考えられたものである。
発明の開示 この発明の同調増幅器は、入力インピーダンスを介し
て入力された交流信号を同相および逆相の交流信号に変
換して出力する変換手段と、変換された2つの交流信号
を第1のリアクタンス素子および第1の抵抗を介して合
成して移相する手段とよりなる第1の移相回路と、この
第1の移相回路で移相された交流信号を同相および逆相
の交流信号に変換して出力する変換手段と、変換された
2つの交流信号を第2のリアクタンス素子および第2の
抵抗を介して合成して移相する手段とよりなり、上記第
1の移相回路と同じ方向に移相する第2の移相回路と、
この第2の移相回路の出力の移相を反転して出力する位
相反転回路と、この位相反転回路の出力を帰還インピー
ダンスを介して第1の移相回路の変換手段の入力へ帰還
する回路とを備えている。
または、入力インピーダンスを介して入力された交流
信号を同相および逆相の交流信号に変換して出力する変
換手段と、変換された2つの交流信号を第1のリアクタ
ンス素子および第1の抵抗を介して合成して移相する手
段とよりなる第1の移相回路と、この第1の移相回路で
移相された交流信号を同相および逆相の交流信号に変換
して出力する変換手段と、変換された2つの交流信号を
第2のリアクタンス素子および第2の抵抗を介して合成
して移相する手段とよりなり、第1の移相回路と互いに
反対方向に移相する第2の移相回路と、この第2の移相
回路の出力を同相で出力する非反転回路と、この非反転
回路の出力を帰還インピーダンスを介して第1の移相回
路の変換手段の入力へ帰還する回路とを具備している。
図面の簡単な説明 第1図は、この発明の同調増幅器の第1の形態を示す
回路図、 第2図は、この発明の同調増幅器を伝達関数Kで表わ
した回路図、 第3図は、第1図に示す回路における移相回路の等価
回路図、 第4図は、第3図に示す回路の移相状態を表わした円
線図、 第5図は、第1図に示す回路における入力抵抗値と帰
還抵抗値との比nと最大減衰量との関係を示す特性曲線
図、 第6図は、この発明の同調増幅器の第2の形態を示す
回路図、 第7図は、第6図に示す回路における移相回路の等価
回路図、 第8図は、第7図に示す回路の移相状態を表わした円
線図、 第9図は、この発明の同調増幅器の第3の形態を示す
回路図、 第10図は、この発明の同調増幅器の第4の形態を示す
回路図、 第11図は、この発明の同調増幅器の第5の形態を示す
回路図、 第12図は、この発明の同調増幅器の第6の形態を示す
回路図、 第13図は、この発明の同調増幅器の他の形態を示す回
路図である。
発明を実施するための最良の形態 (第1の実施形態) この発明の同調増幅器は、第1図に示すように、縦続
接続された第1の移相回路1C、第2の移相回路2Cおよび
位相反転回路3を備え、さらに、入力端子4と加算点5
との間に接続された入力インピーダンスとなる抵抗Ri
(=nRo)と、位相反転回路3の出力端子6と加算点5
との間に接続された帰還インピーダンスとなる抵抗Roお
よび直流阻止用コンデンサCoの直列接続とを備えてい
る。
2つの移相回路1C、2Cは、ほぼ同じ構成であって、ゲ
ート電極G、ドレイン電極D、ソース電極Sを有するFE
T(F1、F2)と、正電源とドレイン電極Dとの間に接続
された抵抗Rdと、負電源とソース電極Sの間に接続され
た抵抗Rsと、ドレイン電極Dに接続されたリアクタンス
素子となるコンデンサCおよびソース電極Sに接続され
た可変抵抗Rで構成され、コンデンサCおよび可変抵抗
Rの出力側は共通に接続されている。ドレイン電極側の
抵抗Rdおよびソース電極側の抵抗Rsは、ほぼ同じ抵抗値
を有するものである。
位相反転回路3は、ゲート電極G、ドレイン電極D、
ソース電極Sを有するFET(F3)と、正電源とドレイン
電極Dとの間に接続された抵抗rdと、負電源とソース電
極Sの間に接続された抵抗rsとを備えており、その増幅
率が1より大きくなるように、ドレイン電極側の抵抗rd
をソース電極側の抵抗rsよりも大きい抵抗値(rd>rs)
に設定されている。
第1の移相回路1CにおけるFET(F1)のゲート電極G
は、加算点5となるものであって、調整し得る入力抵抗
Riおよび直流阻止用コンデンサCiを介して入力端子4に
接続され、帰還抵抗Roおよび直流阻止用コンデンサCoを
介して位相反転回路3の出力端子6に接続されており、
さらに、FET(F1)のゲート電極Gには、電源電圧を抵
抗R1、R2によって分圧したバイアス電圧が、抵抗R3を介
して印加されている。
第1の移相回路1Cの出力は、第2の移相回路2Cにおけ
るFET(F2)のゲート電極Gに接続され、第2の移相回
路2Cの出力は、位相反転回路3におけるFET(F3)のゲ
ート電極Gに接続され、このFET(F3)のドレイン電極
Dは、出力端子6に接続されるとともに、帰還抵抗Roお
よび直流阻止用コンデンサCoを介して加算点5に接続さ
れている。
次に、このように構成された同調増幅器の動作につい
て説明する。
このような移相回路1C、2Cを接続して形成される回路
を、伝達関数Kを有する回路としてシステム全体を表現
すると、第2図(a)に示すようになり、さらに、第2
図(a)の回路をミラーの定理によって変換すると、第
2図(b)に示すように表わすことができ、システム全
体の伝達関数Aは、 で表わすことができる。
各段の移相回路1C、2CにおけるFET(F1,F2)のゲート
電極Gに交流電圧が印加されると、ドレイン電極Dに、
位相が反転された交流電圧を発生し、ソース電極Sに、
同相の交流電圧を発生する。これらの移相回路1C、2C
は、第3図に示す等価回路で表現することが可能で、入
力された交流信号Eiと同極性の交流信号を発生する信号
源11と、入力された交流信号Eiと逆極性の交流信号を発
生する信号源12と、コンデンサCと、抵抗Rとよりなる
閉ループを備えている。
このような等価回路で示した移相回路においては、第
4図の円線図に示すように、抵抗Rによる電圧成分(I
R)とコンデンサCによる電圧成分(I/jωC)とが直交
し、出力電圧Eoの絶対値は、円の半径、すなわち、入力
された交流電圧Eiに等しくて、一定値を保持する移相回
路を構成する。
この移相回路1C、2Cの出力電圧Eoと入力電圧Eiとが直
交する条件は、抵抗Rによる電圧成分(IR)とコンデン
サCによる電圧成分(I/jωC)との絶対値が等しいこ
とであるから、出力電圧Eoの位相が入力電圧Eiに対して
90゜回転したとき、ωCR=1が成立する。
第3図に示す等価回路の閉ループに流れる電流Iは、 で求められ、出力電圧Eoは、 Eo+IR−Ei=0 ……(3) となり、式2を式3に代入して出力電圧Eoを求めると、 となるから、移相回路一段当たりの伝達関数K1は、 であり、同じ構成の移相回路を2段接続したものの伝達
関数Kは、 であって、位相反転回路3を接続したものの伝達関数K
は、 になり、式7を式1に代入すると、 となる。
この式8よりω=0(直流の領域)のとき、A=−1/
(2n+1)となって、最大減衰量を与えることがわか
る。また、ω=∞のときにも同様に最大減衰量を与える
ことがわかる。ωCR=1(同調点)においてはA=1で
あって、“n"に無関係であることが明らかである。換言
すれば、第5図に示すように、“n"を変化させても同調
点がずれることがなく、同調点の減衰量も変化しない。
この第1の実施形態のように、リアクタンス素子とし
て静電容量Cを使用した場合の時定数Tは、T=CRであ
り、静電容量Cおよび抵抗Rを大きくすることは容易で
あるから、低い周波数帯で動作させる場合に有利であ
る。
(第2の実施形態) 第6図に示すように、縦続接続された第1の移相回路
1L、第2の移相回路2Lおよび位相反転回路3を備え、さ
らに、入力端子4と加算点5との間に接続された入力抵
抗Ri(=nRo)と、位相反転回路3の出力端子6と加算
点5との間に接続された帰還抵抗Roとを備えている。
2つの移相回路1L、2Lは、ほぼ同じ構成であって、FE
T(F1、F2)と、正電源とドレイン電極との間に接続さ
れた抵抗Rdと、負電源とソース電極の間に接続された抵
抗Rsと、ドレイン電極に接続されたリアクタンス素子と
なるインダクタンスLおよびソース電極に接続された可
変抵抗Rで構成され、インダクタンスLおよび可変抵抗
Rの出力側は共通に接続されている。なお、インダクタ
ンスLに直列に接続されたコンデンサCdは、直流電流を
阻止するためのもので、そのインピーダンスは動作周波
数において極めて小さく設定されており、ドレイン電極
側の抵抗Rdおよびソース電極側の抵抗Rsは、ほぼ同じ抵
抗値を有するものである。
この第2の実施形態において、移相回路1L、2Lは、第
7図に示す等価回路で表現することが可能であり、入力
された交流信号Eiと同極性の交流信号を発生する信号源
11と、入力された交流信号Eiと逆極性の交流信号を発生
する信号源12と、インダクタンスLと、抵抗Rとよりな
る閉ループを備えている。
この等価回路で示した移相回路においては、第8図の
円線図に示すように、抵抗Rによる電圧成分(IR)とイ
ンダクタンスLによる電圧成分(I・jωL)とが直交
し、出力電圧Eoの絶対値は、円の半径、すなわち、入力
された交流電圧Eiに等しくて、一定値を保持する移相回
路を構成する。
第8図の円線図に示すように、移相回路1L、2Lが、抵
抗Rによる電圧成分(IR)とインダクタンスLによる電
圧成分(I・jωL)とが直交し、出力電圧Eoの絶対値
は、円の半径、すなわち、入力された交流電圧Eiに等し
くて、一定値を保持する移相回路を構成する。
この移相回路1L、2Lの出力電圧Eoと入力電圧Eiとが直
交する条件は、抵抗Rによる電圧成分(IR)とインダク
タンスLによる電圧成分(I・jωL)との絶対値が等
しいことであるから、出力電圧Eoの位相が入力電圧Eiに
対して90゜回転したとき、ωL/R=1が成立する。
そして、2段の移相回路1L、2Lにおける移相量を加算
すると180゜になり、位相反転回路3で反転させると360
゜になる周波数で同調増幅動作を行なわせることができ
る。
この第2の実施形態のように、リアクタンス素子とし
てインダクタンスLを使用した場合の時定数Tは、T=
L/Rであり、インダクタンスLを小さくすることは容易
であるから、高い周波数帯で動作させる場合に有利であ
る。
(第3実施形態) 第9図に示すように、縦続接続された第1の移相回路
1L、第2の移相回路2Cおよび位相反転回路3を備え、さ
らに、入力端子4と加算点5との間に接続された入力抵
抗Ri(=nRo)と、位相反転回路3の出力端子6と加算
点5との間に接続された帰還抵抗Roとを備えている。
第1の移相回路1Lは、FET(F1)と、正電源とドレイ
ン電極との間に接続された抵抗Rdと、負電源とソース電
極の間に接続された抵抗Rsと、ドレイン電極に接続され
たリアクタンス素子となるインダクタンスLおよびソー
ス電極に接続された可変抵抗Rで構成され、インダクタ
ンスLおよび可変抵抗Rの出力側は共通に接続されてい
る。なお、インダクタンスLに直列に接続されたコンデ
ンサCdは、直流電流を阻止するためのものであり、ドレ
イン電極側の抵抗Rdおよびソース電極側の抵抗Rsは、ほ
ぼ同じ抵抗値を有するものである。
第2の移相回路2Cは、FET(F2)と、正電源とドレイ
ン電極との間に接続された抵抗Rdと、負電源とソース電
極の間に接続された抵抗Rsと、ドレイン電極に接続され
た可変抵抗Rおよびソース電極に接続されたリアクタン
ス素子となるコンデンサCで構成され、コンデンサCお
よび可変抵抗Rの出力側は共通に接続されている。ドレ
イン電極側の抵抗Rdおよびソース電極側の抵抗Rsは、ほ
ぼ同じ抵抗値を有するものである。
この第3の実施形態においては、第1の移相回路1Lの
インダクタンスLをFET(F1)のドレイン電極側に接続
し、第2の移相回路2CのコンデンサCをFET(F2)のソ
ース電極側に接続することにより、インダクタンスLと
コンデンサCとを併用しても同じ方向に移相できるの
で、2段の移相回路1L、2Cにおける移相量を加算すると
180゜になり、位相反転回路3で反転させると360゜にな
る周波数において同調増幅動作をさせることができる。
この第3の実施形態においては、周波数が高くなる
と、第1の移相回路1LのインダクタンスLのインピーダ
ンスが大きくなり、負荷が軽くなって出力は大きくなる
が、第2の移相回路2CのコンデンサCのインピーダンス
が小さくなり、負荷が重くなって出力は小さくなる。こ
のように、2つの移相回路において、周波数の高低と出
力の大小とが互いに打ち消し合う関係になるので、周波
数が中程度の領域で動作させる場合に好都合である。
(第4の実施形態) 第10図に示すように、縦続接続された第1の移相回路
1L、第2の移相回路2Cおよびバッファ回路として動作す
るFET(F3)およびトランジスタTrを備えた非反転回路
7を具備し、さらに、入力端子4と加算点5との間に接
続された入力抵抗Ri(=nRo)と、非反転増幅回路7の
出力端子6と加算点5との間に接続された帰還抵抗Roと
を備えている。
第1の移相回路1Lは、FET(F1)と、正電源とドレイ
ン電極との間に接続された抵抗Rdと、負電源とソース電
極の間に接続された抵抗Rsと、ドレイン電極に接続され
たリアクタンス素子となるインダクタンスLおよびソー
ス電極に接続された可変抵抗Rで構成され、インダクタ
ンスLおよび可変抵抗Rの出力側は共通に接続されてい
る。なお、インダクタンスLに直列に接続されたコンデ
ンサCdは、直流電流を阻止するためのものであり、ドレ
イン電極側の抵抗Rdおよびソース電極側の抵抗Rsは、ほ
ぼ同じ抵抗値を有するものである。
第2の移相回路2Cは、FET(F2)と、正電源とドレイ
ン電極との間に接続された抵抗Rdと、負電源とソース電
極の間に接続された抵抗Rsと、ドレイン電極に接続され
たリアクタンス素子となるコンデンサCおよびソース電
極に接続された可変抵抗Rで構成され、コンデンサCお
よび可変抵抗Rの出力側は共通に接続されている。ドレ
イン電極側の抵抗Rdおよびソース電極側の抵抗Rsは、ほ
ぼ同じ抵抗値を有するものである。
この第4の実施形態においては、第1の移相回路1Lの
インダクタンスLをFET(F1)のドレイン電極側に接続
し、第2の移相回路2CのコンデンサCをFET(F2)のド
レイン電極側に接続することにより、インダクタンスL
とコンデンサCとを併用して互いに反対方向に移相し
て、2段の移相回路1L、2Cにおける移相量を加算すると
0゜にならしめ、非反転増幅回路7で反転させないで加
算点5へ帰還抵抗Roを介して正帰還させると、同調増幅
動作をさせることができる。
なお、バッファ回路として動作する非反転増幅回路7
は、FET(F3)と、正電源とドレイン電極との間に接続
された抵抗rdと、非電源とソース電極の間に接続された
抵抗rsと、FET(F3)のドレイン電極にベース電極が接
続されたPNPトランジスタTrを備えており、このトラン
ジスタTrのエミッタ電極は直接正電源に接続され、コレ
クタ電極は抵抗rcを介してFET(F3)のソース電極に接
続されている。この抵抗rcを調整することにより、非反
転増幅回路7の増幅率を変化させることができる。
(第5の実施形態) 第11図に示すように、縦続接続された第1の移相回路
1C、第2の移相回路2Cおよびバッファ回路として動作す
る非反転増幅回路7を備え、さらに、入力端子4と加算
点5との間に接続された入力抵抗Ri(=nRo)と、非反
転増幅回路7の出力端子6と加算点5との間に接続され
た帰還抵抗Roとを備えている。
第1の移相回路1Cは、FET(F1)と、正電源とドレイ
ン電極との間に接続された抵抗Rdと、負電源とソース電
極の間に接続された抵抗Rsと、ドレイン電極に接続され
たリアクタンス素子となるコンデンサCおよびソース電
極に接続された可変抵抗Rで構成され、コンデンサCお
よび可変抵抗Rの出力側は共通に接続されている。
第2の移相回路2Cは、FET(F2)と、正電源とドレイ
ン電極との間に接続された抵抗Rdと、負電源とソース電
極の間に接続された抵抗Rsと、ドレイン電極に接続され
た可変抵抗Rおよびソース電極に接続されたリアクタン
ス素子となるコンデンサCで構成され、可変抵抗Rおよ
びコンデンサCの出力側は共通に接続されている。
なお、2段の移相回路1C、2Cにおいて、ドレイン電極
側の抵抗Rdおよびソース電極側の抵抗Rsは、ほぼ同じ抵
抗値を有するものである。
第1の移相回路1Cの入力における加算点5は、調整し
得る入力抵抗Riを介して入力端子4に接続され、帰還抵
抗Roを介して非反転増幅回路3の出力端子6に接続され
ている。
さらに、FET(F1)のゲート電極には、電源電圧を抵
抗R1、R2によって分圧したバイアス電圧が印加されてお
り、FET(F1)のゲート電極は、直流阻止用コンデンサC
oを介して加算点5に接続されている。なお、低い周波
数の信号を増幅する場合には、このコンデンサCoを省く
こともできる。
この実施形態においては、第1の移相回路1Cのコンデ
ンサCをFET(F1)のドレイン電極側に接続し、第2の
移相回路2CのコンデンサCをFET(F2)のソース電極側
に接続することにより、2段の移相回路1C、2Cにおいて
互いに反対方向に移相させて、2段の移相回路1C、2Cに
おける移相量を加算すると0゜にならしめ、非反転増幅
回路7で反転させないで加算点5へ帰還抵抗Roを介して
正帰還させると、同調増幅動作をさせることができる。
(第6の実施形態) 第11図に示す第5の実施形態においては、各移相回路
1C、2Cにおけるリラクタンス素子としてコンデンサCを
使用しているが、第12図に示すように、リラクタンス素
子としてインダクタンスLを使用することができる。
第1の移相回路1Lは、FET(F1)と、正電源とドレイ
ン電極との間に接続された抵抗Rdと、負電源とソース電
極の間に接続された抵抗Rsと、ドレイン電極に接続され
たリアクタンス素子となるインダクタンスLおよびソー
ス電極に接続された可変抵抗Rで構成され、インダクタ
ンスLおよび可変抵抗Rの出力側は共通に接続されてい
る。
第2の移相回路2Lは、FET(F2)と、正電源とドレイ
ン電極との間に接続された抵抗Rdと、負電源とソース電
極の間に接続された抵抗Rsと、ドレイン電極に接続され
た可変抵抗Rおよびソース電極に接続されたリアクタン
ス素子となるインダクタンスLで構成され、インダクタ
ンスLおよび可変抵抗Rの出力側は共通に接続されてい
る。
なお、各段の移相回路1L、2Lにおいて、インダクタン
スLに直列に接続されたコンデンサCdは、直流電流を阻
止するためのもので、そのインピーダンスは動作周波数
において極めて小さく設定されており、ドレイン電極側
の抵抗Rdおよびソース電極側の抵抗Rsは、ほぼ同じ抵抗
値を有するものである。
この実施形態においては、第1の移相回路1Lのインダ
クタンスLをFET(F1)のドレイン電極側に接続し、第
2の移相回路2LのインダクタンスLをFET(F2)のソー
ス電極側に接続することにより、第1の移相回路1Lと第
2の移相回路2Lとにおいて互いに反対方向に移相させ
て、2段の移相回路1L、2Lにおける移相量を加算すると
0゜にならしめ、非反転増幅回路7で反転させないで加
算点5へ帰還抵抗Roを介して正帰還させると、同調増幅
動作をさせることができる。
(その他の発明を実施するための形態) 以上で説明した発明を実施するための形態において
は、移相回路にFETを使用しているが、バイポーラ・ト
ランジスタを使用しても同様に動作させることができ
る。
また、第13図に示すように、各移相回路1、2におけ
る抵抗Rとして、FET(f1、f2)のソース・ドレイン間
のチャンネルを使用し、このFET(f1、f2)のゲート電
圧を外部から変化させてチャンネルの抵抗値を変化させ
ると、各移相回路の移相量が変化して同調周波数を任意
に調整することができる。なお、同調周波数の調整に際
して、2段の移相回路のうち、いずれか一方の抵抗Rの
抵抗値を変化させることにより容易に微調整を行なうこ
とができる。
同様に入力抵抗Ri(=nRo)もFET(f3)のソース・ド
レイン間のチャンネルを使用して形成することが可能で
あり、このFET(f3)のゲート電圧を外部から変化させ
てチャンネルの抵抗値を変化させると、式8における
“n"を変化させたことになるから、第5図に示すように
最大減衰量を調整することができる。
出力電圧が一定である理想的な移相回路を多段使用し
た場合には、回路定数の抵抗Rを単独で変化させても、
双方関連させて変化させても出力電圧は変化しない。す
なわち、同調増幅器の全回路を集積回路上に集積したワ
ンチップ化するときに有利である。
また、各移相回路におけるリアクタンス素子として、
コンデンサを使用する場合には、SiO2などの絶縁酸化膜
を介してコンデンサを形成すればよく、各移相回路にお
けるリアクタンス素子として、インダクタンスを使用す
る場合には、写真触刻法によりスパイラル状のコイルを
形成すればよいのである。
リアクタンス素子としてコンデンサCを使用した場合
の時定数Tは、T=CRであり、リアクタンス素子として
インダクタンスLを使用した場合の時定数Tは、T=L/
Rであるから、低い周波数帯で動作させる場合にはコン
デンサCを使用する方が有利であり、高い周波数帯で動
作させる場合にはインダクタンスLを使用する方が有利
である。
このように、この発明の同調増幅器を構成する各素子
は、半導体の製法によって形成することが可能であるか
ら、同調増幅器を半導体ウエハ上に集積回路として形成
でき、大量生産によって安価に作ることができる。
産業上の利用可能性 以上の発明を実施するための最良の形態に基づく説明
から明らかなように、この発明の同調増幅器によると、
同調周波数と最大減衰量とを互いに干渉することなく、
任意に調整することが可能であって、増幅する信号の周
波数および波形に合わせた増幅器を得ることができ、し
かも、同調増幅器を構成する各素子は、半導体の製法に
よって形成することが可能であるから、同調増幅器を半
導体ウエハ上に集積回路として小型に形成でき、大量生
産によって安価に作ることができる。
特に、各移相回路における可変抵抗としてFETのソー
ス・ドレイン間のチャンネルを使用し、このFETのゲー
ト電極に印加する制御電圧を外部から調整してチャンネ
ルの抵抗値を変化させるように構成すると、制御電圧を
印加する配線のインダクタンスや静電容量の影響を回避
することができ、ほぼ設計どおりの理想的な特性を備え
た同調増幅器を得ることができる。
さらに、キャパシタンスCとインダクタンスLとによ
り構成される同調回路においては、同調周波数f0であるから、同調周波数を調整するためにキャパシタン
スCまたはインダクタンスLを変化させると、その変化
量の平方根に比例して変化するが、この発明の同調増幅
器によると、抵抗値に比例して同調周波数を変化させる
ことができるので、大幅な調整が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03F 3/191 H03H 11/16 - 11/22

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力インピーダンスを介して入力された交
    流信号を同相および逆相の交流信号に変換して出力する
    変換手段と、変換された2つの交流信号を第1のリアク
    タンス素子および第1の抵抗を介して合成して移相する
    手段とよりなる第1の移相回路と、 該第1の移相回路で移相された交流信号を同相および逆
    相の交流信号に変換して出力する変換手段と、変換され
    た2つの交流信号を第2のリアクタンス素子および第2
    の抵抗を介して合成して移相する手段とよりなり、上記
    第1の移相回路と同じ方向に移相する第2の移相回路
    と、 該第2の移相回路の出力の位相を反転して出力する位相
    反転回路と、 該位相反転回路の出力を帰還インピーダンスを介して上
    記第1の移相回路の変換手段の入力へ帰還する回路と、 を具備することを特徴とする同調増幅器。
  2. 【請求項2】第1の移相回路の第1の抵抗および/また
    は第2の移相回路の第2の抵抗を変化させて同調周波数
    を変化させることを特徴とする請求項1に記載の同調増
    幅器。
  3. 【請求項3】入力インピーダンスとなる抵抗および帰還
    インピーダンスとなる抵抗の抵抗値の比を変化させて最
    大減衰量を変化させることを特徴とする請求項1に記載
    の同調増幅器。
  4. 【請求項4】各抵抗をFETのチャンネルで形成すること
    を特徴とする請求項1に記載の同調増幅器。
  5. 【請求項5】半導体集積回路として形成することを特徴
    とする請求項1に記載の同調増幅器。
  6. 【請求項6】入力インピーダンスを介して入力された交
    流信号を同相および逆相の交流信号に変換して出力する
    変換手段と、変換された2つの交流信号を第1のリアク
    タンス素子および第1の抵抗を介して合成して移相する
    手段とよりなる第1の移相回路と、 該第1の移相回路で移相された交流信号を同相および逆
    相の交流信号に変換して出力する変換手段と、変換され
    た2つの交流信号を第2のリアクタンス素子および第2
    の抵抗を介して合成して移相する手段とよりなり、上記
    第1の移相回路と互いに反対方向に移相する第2の移相
    回路と、 該第2の移相回路の出力を帰還インピーダンスを介して
    上記第1の移相回路の変換手段の入力へ帰還する回路
    と、 を具備することを特徴とする同調増幅器。
  7. 【請求項7】第2の移相回路の出力と帰還インピーダン
    スとの間に非反転増幅器を介在させたことを特徴とする
    請求の範囲6に記載の同調増幅器。
  8. 【請求項8】第1の移相回路の第1の抵抗および/また
    は第2の移相回路の第2の抵抗を変化させて同調周波数
    を変化させることを特徴とする請求の範囲6に記載の同
    調増幅器。
  9. 【請求項9】入力インピーダンスとなる抵抗および帰還
    インピーダンスとなる抵抗の抵抗値の比を変化させて最
    大減衰量を変化させることを特徴とする請求の範囲6に
    記載の同調増幅器。
  10. 【請求項10】各抵抗をFETのチャンネルで形成するこ
    とを特徴とする請求の範囲6に記載の同調増幅器。
  11. 【請求項11】半導体集積回路として形成することを特
    徴とする請求の範囲6に記載の同調増幅器。
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JP6-119714 1994-09-27
JP6-153101 1994-09-27
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