JP2811157B2 - 氷削機の切削刃取付装置 - Google Patents

氷削機の切削刃取付装置

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JP2811157B2
JP2811157B2 JP6301513A JP30151394A JP2811157B2 JP 2811157 B2 JP2811157 B2 JP 2811157B2 JP 6301513 A JP6301513 A JP 6301513A JP 30151394 A JP30151394 A JP 30151394A JP 2811157 B2 JP2811157 B2 JP 2811157B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロック状の氷や
キュービック状の氷塊を切削する氷削機に対して、切削
刃の刃先を切削プレートの表面から所定の高さに調整で
きるようにした切削刃取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図4に示すように、前記種類
の切削刃取付装置は公知である。すなわち、氷を載せる
切削プレート51の裏面側に設けたアーム52に刃物取
付具53の中央部を軸支させるとともに、同じく前記切
削プレート51の裏面に設けた支持体54に調整ボルト
55を螺合させてその調整ボルト55を進退可能にし、
さらに前記調整ボルト55を回動させることによりその
調整ボルト55に対して係止させた前記刃物取付具53
を回動させるとともに、前記刃物取付具53の先端部に
固定した切削刃56の刃先57を、前記切削プレート5
1に設けた透孔58を通して、切削プレート51の上面
59より所定高さまで突出可能にしてなる氷削機は公知
である(実開昭53−43079号公報)。この装置
は、切削刃56の刃先57が切削プレート51の上面5
9より突出する高さを微妙に調節できるという優れた効
果を発揮している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置を使用して氷塊を粗削りして目の粗い削り氷を得よう
とする場合、粗さにばらつきが生ずるということが判明
した。そこでその原因を探求したところ、その装置には
機構上の問題があることが判った。すなわち、粗い切削
氷を得るために、調整ボルト55の先端寄りに外挿され
ているコイルスプリング60の圧縮力に抗じて、該調整
ボルト55を螺進させると、傾斜角αをもって傾いてい
た切削刃56が起き上がり、傾斜角がより大きくなる
(傾斜角βになる)。すると、切削刃56にかかる切削
抵抗が大きくなり、コイルスプリング60の反発力と均
衡する範囲において、切削刃56がより起き上がる向き
に刃物取付具53が回動する。
【0004】その結果、切削された氷粒の大きさにばら
つきが生ずるだけでなく、場合によっては切削プレート
51上の氷塊が欠ける。本発明の課題は、前記種類の氷
削機において、前記切削刃の刃先に切削負荷が急激にか
かっても刃先が切削プレートの上面から調整した突出量
以上に起き上がることがないようにして、削られた氷の
粗さにばらつきが起こらないようすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、氷を載せる切削プレートの裏面側に設
けたアームの先端部に刃物取付具の中央部を軸支させる
とともに、同じく前記切削プレートの裏面に設けた支持
体に調整ボルトを螺合させてその調整ボルトを進退可能
にし、さらに前記調整ボルトを回動させることによりそ
の調整ボルトに基端部を係止させた前記刃物取付具を回
動可能にするとともに、前記刃物取付具の先端部に固定
した切削刃の刃先を、前記切削プレートに設けた透孔を
通して切削プレートの上面より所定高さまで突出可能に
してなる氷削機において、前記支持体に雌ねじを設け
て、その雌ねじに前記調整ボルトの先端部を螺合すると
ともに、前記調整ボルトにスプリングを外挿して、その
スプリングを前記刃物取付具の基端部と前記調整ボルト
の途中に設けた第一ストッパーとの間に介在させ、さら
に刃物取付具の基端部側が下方に変位するのを阻止する
ための第二ストッパーを前記調整ボルトに設けるという
手段を採用する。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の態様を図
1、図2及び図3に基づいて詳述すると、本発明に係る
氷削機において、氷を載せる切削プレート1の裏面3に
形成された取付座4には以下の述べる構造の切削刃取付
装置Cが固定されている。すなわち、前記取付座4に対
して、平面形状がほぼY字形を有する支持体10がその
中央部においてビス11により固定されている。この支
持体10の先端側において分岐して形成されている一対
のアーム12間には、切削刃15を取り付けるための刃
物取付具13が回動可能に取り付けられている。
【0007】前記刃物取付具13の先端片14には氷を
切削するための切削刃15がビス17により固定されて
いる。同じく刃物取付具13の基端片には透孔21が形
成されているとともに、その透孔21の周囲は半環状突
起20で包囲されて後述するコイルスプリングが落とし
込まれる座部22になっている。なお、前記刃物取付具
13の中央部に形成されているボス18のボス孔19と
前記一対のアーム12にピン24を共通に通すことによ
り、刃物取付具13は、前記ピン24を中心にして回動
するようになっている。
【0008】他方、支持体10の後端部側には1個の雌
ねじ32が螺刻されており(図2を参照)、その雌ねじ
32に対して、前記刃物取付具13を係止・回動させる
ための1本の調整ボルト25が螺合可能になっている。
この調整ボルト25において基端部にはつまみ30が後
述する第二ストッパーとして機能するピン31により固
定されており、先端部には前記支持体10の雌ねじ32
と螺合する雄ねじ26が設けられており、さらに途中に
は第一ストッパーとしての鍔状部材27が固着されてい
る。
【0009】前記支持体10に対して刃物取付具13及
び調整ボルト25を取り付けて切削刃取付装置Cを組立
てるには、まず、刃物取付具13の座部22にコイルス
プリング23を落とし込んでからその上に座金28を乗
せ、つまみ30がまだ取り付けられていない状態の調整
ボルト25をその基端部から刃物取付具13の透孔21
に挿入する。
【0010】次に、調整ボルト25に座金29及びつま
み30を順次外挿してからつまみ30と調整ボルト25
にピン31を共通に差し込んで、両者を一体化するとと
もに、コイルスプリング23と座金29との間に刃物取
付具13を挟持させる。
【0011】続いて、調整ボルト25の雄ねじ26に支
持体10の雌ねじ32を合わせて両者を少し螺合させて
仮止めするとともに、切断刃15が予め固定された刃物
取付具13と支持体10のアーム12とをピン24を介
して軸着する。そして調整ボルト25を本締めするが、
この場合、雄ねじ26と雌ねじ32とは完全に螺合させ
ないで、幾分まだ両者が螺合する余地を残した状態で本
締めする。
【0012】このようにして組立てられた切削刃取付装
置Cは、その支持体10を切削プレート1の取付座4に
ビス11により固定するとともに、切削刃15を切削プ
レート1の透孔2の間から上方に臨ませることにより、
氷削機に装着することができる。
【0013】次に、本発明に係る装置の作用・効果を説
明すると、まず、切削刃15の刃先16を切削プレート
1の上面から僅かに突出させて削り目のより細かい切削
氷を得ようとする場合、つまみ30を回転させて調整ボ
ルト25を切削プレート1寄りに進める。すると、刃物
取付具13はアーム12のピン24を中心に回動するの
で、切削刃15の刃先16はその突出量を減少させる方
向に回動する。
【0014】他方、より削り目の粗い切削氷を得ようと
する場合、前記操作とは逆に調整ボルト25を切削プレ
ート1から遠ざかる向きに後退させる。すると、刃物取
付具13が起き上がる向きに回動し、切削刃15の刃先
16はその突出量を増大させる方向に回動する。
【0015】上記の作用は従来技術と同じであるが、本
発明の装置においては刃物取付具13の基端部において
調整ボルト25のつまみ30側には、従来技術と異な
り、コイルスプリング23が存在せず、調整ボルト25
及びつまみ30に共通にピン31が存在するので、刃物
取付具13の基端部は、コイルスプリング23に付勢さ
れた状態で、切削プレート10から遠ざかる向きに変位
するのが阻止される。
【0016】従って、切削プレート1の上面から突出し
ている切削刃15の刃先16に過大な切削負荷がかかっ
ても、刃先16がさらに起き上がる向きに回動すること
はない。この意味において、第二ストッパーとしてのピ
ン31は、刃物取付具13が図1において、時計針が回
転する向きと反対の向きに回動するのを阻止するストッ
パーの機能を果たしている。また、第一ストッパーとし
ての鍔状部材27は調整ボルト25に対して一体的に固
定されているので、調整ボルト25を支持体10から後
退させても、コイルスプリング23は伸長することはな
い。かかる意味において、鍔状部材27はコイルスプリ
ングの伸長ストッパーとしての機能を果たす。
【0017】逆に、コイルスプリング23をまだ圧縮可
能な状態で調整ボルト25に外挿しておけば、切削プレ
ート1に載せられた氷塊の下向き分力、すなわち、切先
16を下方に抑える向きの分力が切削刃15にかかり、
その結果、刃物取付具13は刃先16の突出量を減少さ
せる方向に回動しようとする。しかし、そのときコイル
スプリング23の反発力が増大するから、結局、従来技
術と同様に、調整ボルト25の進退位置を調整すること
により適度に細かい削り目の切削氷を得ることができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、切削刃
の刃先に切削負荷が急激にかかっても刃先を切削プレー
トの上面から調整した突出量以上に決して起き上がらせ
ることがなく、ひいては削り氷の粗さのばらつきを抑制
するという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切削刃取付装置を部分的に破断し
て示す断面図である。
【図2】同じく斜視図である。
【図3】刃物取付具の底面図である。
【図4】従来技術の要部側面図である。
【記号の説明】
1 切削プレート 2 透孔 10 支持体 12 アーム 13 刃物取付具 15 切削刃 16 刃先 23 コイルスプリング 25 調整ボルト 26 雄ねじ 27 第一ストッパー 31 第二ストッパー 32 雌ねじ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】氷を載せる切削プレート(1)に設けたア
    ーム(12)に刃物取付具(13)の中央部を軸支させ
    るとともに、同じく前記切削プレートに設けた支持体
    (10)に調整ボルト(25)を螺合させてその調整ボ
    ルトを進退可能にし、さらに前記調整ボルトを回動させ
    ることによりその調整ボルトに係止させた前記刃物取付
    具を回動可能にするとともに、前記刃物取付具に固定し
    た切削刃(15)の刃先(16)を、前記切削プレート
    に設けた透孔(2)を通して、同切削プレートの上面よ
    り所定高さまで突出可能にしてなる氷削機において、前
    記支持体(10)に雌ねじ(32)を設けて、その雌ね
    じに前記調整ボルト(25)の先端部を螺合するととも
    に、前記調整ボルトにスプリング(23)を外挿して、
    そのスプリングを前記刃物取付具(13)の基端部と前
    記調整ボルトの途中に設けた第一ストッパー(27)と
    の間に介在させ、さらに前記刃物取付具の基端部側が下
    方に変位するのを阻止するための第二ストッパー(3
    1)を前記調整ボルトに設けたことを特徴とする氷削機
    の切削刃取付装置。
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JP2016151384A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 池永鉄工株式会社 氷削機

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