JP2829157B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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Description
更に詳しくは皮膚細胞増殖効果の高い皮膚外用剤に関す
る。本皮膚外用剤は、例えば、化粧水、クリーム、乳
液、パック、頭皮用化粧料等の化粧品や、例えば、傷治
療、消炎用軟膏等の医薬品に好適に適用される。
ニンは、皮膚の創傷治癒、肌あれ防止及び改善、皮膚の
たるみやつや消失を防ぐ老化防止等の効果があり、医薬
品、化粧品等に配合されている。
コサポニンa、サイコサポニンb1、サイコサポニン
b2、サイコサポニンc、サイコサポニンdに分離し、
各成分を単独で用いることにより上記効果を高めた技術
も提案されている(特開昭61−7216号公報)。
サポニンb2を含有する外用剤は、長期間放置すると系
が不安定になり上記した効果が低下するため、経時的に
安定な皮膚外用剤が望まれている。
発明は、サイコサポニンb1及びb2を含む系を安定さ
せ、サイコサポニンb1及びb2のもつ優れた細胞増殖促
進効果を長期間にわたって、持続できる皮膚外用剤を提
供することを目的とする。
イコサポニンb1及びb2の少なくとも1種とシリコーン
油を含有することを特徴とする皮膚外用剤に存在する。
コサポニンb1及びb2の少なくとも1種を0.0001
〜20重量%含むことを特徴とする皮膚外用剤に存在す
る。第3の要旨は、第1または2の要旨において、前記
シリコーン油を0.01〜85重量%含むことを特徴と
皮膚外用剤に存在する。
ポニンb1とサイコサポニンb2の少なくともどちらかが
配合される。配合量は、皮膚外用剤全量中0.0001
〜20重量%が好ましく、0.001〜10重量%がよ
り好ましい。0.001重量%以上で肌あれ改善効果は
一層向上する。また、10重量%以下では、べたつき感
や刺激性がなくなる等の効果が生じる。
は、例えば、ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロ
ポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン等のジアルキ
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の
アルキルアリールポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロ
キサン、高級アルコール変性ポリシロキサン、アミノ変
性ポリシロキサン及びポリオキシアルキレン変性オルガ
ノポリシロキサンがあげられ、また3次元網目構造を形
成し得るシリコーン樹脂及びシリコーンゴム等も用いる
ことができる。
いてもよいし、また、例えば、アイソパー等の溶剤に溶
かして用いてもよい。
くとも1種が配合される。これらの配合量は、皮膚外用
剤全量中0.01〜85重量%が好ましく、0.5〜6
0重量%がより好ましい。85重量%以上では系の安定
性が低下し、また、べたつき感が増大する。0.5〜6
0重量%の範囲で系の安定性はより一層向上し、長期間
にわたりサイコサポニンb1及びb2の皮膚細胞増殖効果
は維持される。また、60重量%以下で、べたつき感が
更になくなる等使用感が向上する。
加えて、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧品、医
薬品等に用いられる成分、例えば、水性成分、粉末成
分、油分、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化
防止剤、香料、色剤及び薬剤等を配合することができ
る。
が、本発明の技術範囲がこれら実施例に限定されるもの
でないことはいうまでもない。
創傷治癒、肌あれ防止及び改善、皮膚のたるみやつや消
失を防ぐ老化防止等の効果の持続性が、シリコーン油を
配合することにより改善されることを示すために、
(1)サイコサポニンb1あるいはb2の水溶液及び
(2)サイコサポニンb1あるいはb2とシリコーン油を
含む水溶液を作製し、皮膚細胞増殖促進効果及び創傷治
癒効果について以下の試験を行い、これら効果の経時変
化を調べた。
(2)サイコサポニンb10.01%とシリコーン油5
ppmを含む水溶液を作製し、室温で放置した。
ャーレの底面に付着させてDulbecco's MEM培養液(1
0%牛胎児血清含有)中で2週間培養すると、シャーレ
の底面がほぼ全面に線維芽細胞で満たされる。この線維
芽細胞を0.1%トリプシン溶液で処理して単一細胞と
し、1000個細胞/mlの培養液をつくる。この溶液
をシャーレ当り1ml採取し、これにDulbecco's MEM
培養液とサイコサポニン濃度が20ppmとなるように
(1)あるいは(2)の水溶液を加え、CO2−インキ
ュベーター中で2週間培養した。その後、細胞固定して
染色した後、細胞のコロニー数を計測した。結果を図1
に示す。
加えた場合の結果であり、破線は、(2)の水溶液を加
えた場合の結果である。また、破線では、シリコーン油
として、ジメチルポリシロキサン(分子量500)を用
いた。
の水溶液を作製直後に行った試験での細胞数を基準と
し、それに対する比で表した。
ポリシロキサンを添加することにより、2000時間経
過後であっても細胞増殖効果はほとんど低下せず、効果
が持続することを示した。それに対し、ジメチルポリシ
ロキサンを含んでいないもの(1)では、経時的に細胞
増殖効果が減少した。
も、同様に得られた。
サイコサポニンb1200mgとジメチルポリシロキサ
ン(分子量500)5μlを生理食塩水1mlに溶解し
た試料を作製し室温で放置した。
群とし、毛刈りの後試験に供した。ラットはネンプター
ルにより麻酔後、正中線に沿って背部皮膚を約2cm切
開した、直ちに切開部をミツヘル縫合し、(1)及び
(2)の水溶液を生理食塩水で1000分の1に希釈し
た水溶液を1日1回2週間塗布した。2週間後に縫合針
を外し、断面1cmとなるように皮膚切片を作製した。
この切片の切断張力を東洋測器株式会社製テンシロンU
TM−4を用いて測定した。
場合、平均張力は470g/cmであったのに対し、2
000時間放置した生理食塩水を塗布した場合は、平均
張力は270g/cmと低下した。これに対し、(2)
の生理食塩水の場合は、2000時間放置後の試料で
も、465g/cmとなり、作製直後の試料(470g
/cm)とほぼ同じ平均張力を示した。
が得られた。
サイコサポニンb2、ジメチルポリシロキサン(分子量
2000)及び香料を加えて溶解し、アルコール相を作
製した。イオン交換水及びクインスシード抽出液を除く
他の成分を混合し、70℃で加熱溶解することにより油
相を作製した。
相を加え予備乳化を行い、続いてホモミキサーで均一に
乳化した。攪拌しながら乳化液にアルコール相とクイン
スシード抽出液を加え、30℃に冷却して表1組成の乳
液を作製した。比較例1として、ジメチルポリシロキサ
ンを添加しない乳液も併せて作製した。
である。このうち、試料1及び3は請求項2及び3を満
たす実施例、試料2及び4は請求項3を満たす実施例で
ある。
液2ついて、(1)作製直後及び(2)50℃の恒温室
に6カ月放置後に、人体パネルで肌荒れ改善効果試験を
行った。結果を表3に示す。また、作製直後の試料につ
いて、べたつき感、刺激性等の使用感試験も併せて行っ
た。結果を表4に示す。
カ法を用いて肌のレプリカを取り、顕微鏡で観察する。
皮紋の状態及び角層の剥離状態から表2の基準に基づい
て肌あれ状態「1」あるいは「2」と評価されたパネル
25名の顔面左右半々に実施例と比較例1の化粧水を1
日1回2週間塗布した。
態を観察し、表2の基準に従い肌の状態を評価した。
性、刺激性について官能評価した。各々の試料につい
て、べたつきや刺激を感じた人数を示す。
カ月放置した試料5(比較例)の乳液は、肌荒れ改善効
果が大きく低下したのに対し、本実施例の乳液は肌荒れ
改善効果が経時的に安定であることを示した。特に請求
項2及び3を満たす実施例の試料1及び3は、高い肌荒
れ改善効果とその効果の持続性を示すと共に優れた使用
性を示した。また、サイコサポニンb1濃度が0.00
01重量%より少ない試料2については、請求項2を満
たす試料に比べ、肌荒れ改善効果は劣るが、経時的に安
定であることを示した。サイコサポニンb1が20%を
越える試料4の肌荒れ改善効果及びその経時的安定性
は、極めて優れているが、使用性が悪くなることが分か
った。
て、種々の濃度のジメチルポリシロキサンを含有する乳
液を作製した。ジメチルポリシロキサン含有量の変化分
はイオン交換水で相殺し、他の成分含有量は実施例1の
試料1と同量とした。ここで本実施例の試料1のジメチ
ルポリシロキサン含有量は40重量%、試料2は0.0
05%である。
して、(1)作製直後及び(2)50℃の恒温室に6カ
月放置後に、人体パネルで肌荒れ改善効果試験を行い、
肌荒れ改善効果の経時安定性を調べた。結果を表5に示
す。表には、参考の為、実施例1の試料1及び比較例1
の結果を示した。
液は肌荒れ改善効果が経時的に安定であることを分か
る。特に請求項3を満たす試料1は、実施例1の試料1
と同様、高い肌荒れ改善効果の持続性を示した。また、
ジメチルポリシロキサン濃度が0.01%より少ない試
料2については、請求項3を満たす試料1に比べ、肌荒
れ改善効果の持続性は劣るが、ジメチルポリシロキサン
を含まない比較例に比べ経時的に安定であることが分か
った。
組成、製法に基づき作製した皮膚外用剤は従来例に比
べ、いずれの場合も、高い肌荒れ改善効果あるいは創傷
治癒効果に関する安定性が向上し、シリコーン油がサイ
コサポニンb1あるいはb2の上記効果を安定に持続させ
得ることを示した。
れらを混合可溶化した後、ろ過して化粧水を作製した。
5℃に加温した水相に攪拌しながら加えた。次にホモミ
キサーで均一に乳化した後、攪拌しながら急冷してクリ
ームを得た。
ロピレングリコール、メチルパラベンを加え、攪拌溶解
した。次に、ポリビニルアルコールを加え加熱攪拌し、
サイコサポニンb1、ジエチルポリシロキサン、香料を
溶解したエタノールを加え、攪拌溶解してパックを得
た。
熱したA相に攪拌しながら添加し、更に室温で攪拌溶解
したC相をし、攪拌しながら冷却して頭皮用化粧料を得
た。
た他の成分を加え、ホモミキサーで均一乳化し、乳化後
冷却して軟膏を得た。
b1あるいはサイコサポニンb2にシリコーン油を配合す
ることにより、サイコサポニンb1あるいはb2の有する
細胞増殖効果の安定性が改善される。その結果、長期間
にわたり安定して高い肌荒れ防止及び改善効果、皮膚老
化防止効果または創傷治癒効果を示す皮膚外用剤を提供
することが可能となる。
を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 サイコサポニンb1とサイコサポニンb2
の少なくとも1種とシリコーン油とを含有することを特
徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項2】 前記サイコサポニンb1及びサイコサポ
ニンb2の少なくとも1種を0.0001〜20重量%
含むことを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。 - 【請求項3】 前記シリコーン油を0.01〜85重量
%含むことを特徴とする請求項1または2項記載の皮膚
外用剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3195984A JP2829157B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3195984A JP2829157B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 皮膚外用剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0517333A JPH0517333A (ja) | 1993-01-26 |
| JP2829157B2 true JP2829157B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=16350281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3195984A Expired - Lifetime JP2829157B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2829157B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006523617A (ja) | 2003-04-14 | 2006-10-19 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 無水の色移り抵抗性唇用化粧品組成物 |
| KR101890322B1 (ko) * | 2012-01-13 | 2018-08-21 | 주식회사 엘지생활건강 | 피부 주름 개선 및 탄력 증진용 조성물 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP3195984A patent/JP2829157B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0517333A (ja) | 1993-01-26 |
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