JP2832091B2 - 導電性弾性体の成形方法 - Google Patents
導電性弾性体の成形方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性弾性体の成形方
法、特に中抵抗領域における電気抵抗が安定な弾性体を
成形するための成形方法に関する。
法、特に中抵抗領域における電気抵抗が安定な弾性体を
成形するための成形方法に関する。
【0002】詳細には、射出成形、トランスファー成形
の如き成形型のキャビティ内に未固化状態の成形材料を
圧入し、該成形材料をキャビティ内で固化させることに
より導電性弾性体を成形する導電性弾性体の成形方法に
関する。
の如き成形型のキャビティ内に未固化状態の成形材料を
圧入し、該成形材料をキャビティ内で固化させることに
より導電性弾性体を成形する導電性弾性体の成形方法に
関する。
【0003】
【従来の技術】導電性弾性体は、一般的には、基材であ
る弾性体中にカーボンブラック、金属酸化物、金属粉等
の導電性物質を分散させて、所定の電気抵抗が得られる
ようにしている。
る弾性体中にカーボンブラック、金属酸化物、金属粉等
の導電性物質を分散させて、所定の電気抵抗が得られる
ようにしている。
【0004】この導電性弾性体は、射出成形、トランス
ファー成形或は、圧縮成形等により成形した後、必要に
より研磨、カット等の後工程を経て製品となる。
ファー成形或は、圧縮成形等により成形した後、必要に
より研磨、カット等の後工程を経て製品となる。
【0005】導電性弾性体は、種々の用途に用いられて
いるが、特に精密部品に用いた場合には、種々の特性が
要求される。
いるが、特に精密部品に用いた場合には、種々の特性が
要求される。
【0006】これらの特性の中で、特に電気的特性は、
表面性によって影響されやすく、従って導電性弾性体の
表面の表面粗さが不均一な場合には、均一な電気抵抗値
が得られにくい。特に電気抵抗値が1×103乃至1×
1010Ωの中抵抗領域で、その傾向が顕著となる。
表面性によって影響されやすく、従って導電性弾性体の
表面の表面粗さが不均一な場合には、均一な電気抵抗値
が得られにくい。特に電気抵抗値が1×103乃至1×
1010Ωの中抵抗領域で、その傾向が顕著となる。
【0007】導電性弾性体が、その表面に、成形時の型
構造に起因するパーティングライン(以下「PL」と称
す)を有する場合には、該PL部で電気的特性が低下す
るため、表面研磨を行なって該PLを除去する必要があ
る。
構造に起因するパーティングライン(以下「PL」と称
す)を有する場合には、該PL部で電気的特性が低下す
るため、表面研磨を行なって該PLを除去する必要があ
る。
【0008】しかしながら導電性弾性体の硬さが、JI
S Aで60°以下の比較的低硬度の場合表面研磨を行
なっても表面粗さが、Rz=10μ程度にしかならず、
それ以上の表面粗さが要求される場合には、表面研磨で
は対応することが困難であった。
S Aで60°以下の比較的低硬度の場合表面研磨を行
なっても表面粗さが、Rz=10μ程度にしかならず、
それ以上の表面粗さが要求される場合には、表面研磨で
は対応することが困難であった。
【0009】これらの対策のため、例えば円筒型の様に
PLを有さない構造の成形型を用いて成形し、かつ無研
磨という方法が採られるがこの場合には未固化状態の成
形材料が、ゲートを通ってキャビティ内に注入されるた
め、成形された成形品はゲート通過時及びキャビティ内
での該成形材料の流動の仕方、圧力の保持及び、脱圧の
方法等の影響を大きく受け、同一成形品内で部分的に電
気抵抗のばらつきが生じる。特にゲートに近づくほど、
電気抵抗値のばらつきが大きく、したがって安定した電
気特性が得られなかった。またこの方法では元来成形型
内に空気や反応ガスがたまりやすいばかりでなく熱によ
るゴム膨張を吸収しずらい構造であるため成形品端部に
場合によってはカケ、ワレ、エア等の欠陥を生じる場合
があった。従って、この方法では実際の大きさよりもか
なり大きく成形した後、同一成形品内で電気抵抗のバラ
ツキの少ない部分を製品寸法に合わせてカットして使用
しなければならず、工程を複雑にすると共に、大くの材
料を無駄にしていた。
PLを有さない構造の成形型を用いて成形し、かつ無研
磨という方法が採られるがこの場合には未固化状態の成
形材料が、ゲートを通ってキャビティ内に注入されるた
め、成形された成形品はゲート通過時及びキャビティ内
での該成形材料の流動の仕方、圧力の保持及び、脱圧の
方法等の影響を大きく受け、同一成形品内で部分的に電
気抵抗のばらつきが生じる。特にゲートに近づくほど、
電気抵抗値のばらつきが大きく、したがって安定した電
気特性が得られなかった。またこの方法では元来成形型
内に空気や反応ガスがたまりやすいばかりでなく熱によ
るゴム膨張を吸収しずらい構造であるため成形品端部に
場合によってはカケ、ワレ、エア等の欠陥を生じる場合
があった。従って、この方法では実際の大きさよりもか
なり大きく成形した後、同一成形品内で電気抵抗のバラ
ツキの少ない部分を製品寸法に合わせてカットして使用
しなければならず、工程を複雑にすると共に、大くの材
料を無駄にしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の種々
の問題点を解決することの出来る導電性弾性体の成形方
法を提供することを目的とする。
の問題点を解決することの出来る導電性弾性体の成形方
法を提供することを目的とする。
【0011】すなわち、本発明は、PLの生じない導電
性弾性体の成形方法を提供することを目的とする。
性弾性体の成形方法を提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は、同一成形品内での電気抵
抗値のバラツキをより抑えて、電気特性の安定した導電
性弾性体の成形方法を提供することを目的とする。
抗値のバラツキをより抑えて、電気特性の安定した導電
性弾性体の成形方法を提供することを目的とする。
【0013】さらに本発明は、研磨及びカット等の後工
程をすることなくかつ材料の無駄を少なくすると共に電
気特性の安定し導電性弾性体の成形方法を提供すること
を目的とする。
程をすることなくかつ材料の無駄を少なくすると共に電
気特性の安定し導電性弾性体の成形方法を提供すること
を目的とする。
【0014】さらにまた、本発明は、任意の表面粗さ
(Rz)を有する導電性弾性体の成形方法を提供するこ
とを目的とする。
(Rz)を有する導電性弾性体の成形方法を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の導電性弾性体の
成形方法は成形型のキャビティ内に未固化状態の成形材
料を圧入し、該成形材料をキャビティ内で固化させるこ
とにより導電性弾性体を成形する導電性弾性体の成形方
法において、キャビティ内に該成形材料を注入する注入
ゲート部及びキャビティ内から該成形材料を逃がす流出
ゲート部を有する成形型を用いて成形することを特徴と
することにより、前記目的を達成する。
成形方法は成形型のキャビティ内に未固化状態の成形材
料を圧入し、該成形材料をキャビティ内で固化させるこ
とにより導電性弾性体を成形する導電性弾性体の成形方
法において、キャビティ内に該成形材料を注入する注入
ゲート部及びキャビティ内から該成形材料を逃がす流出
ゲート部を有する成形型を用いて成形することを特徴と
することにより、前記目的を達成する。
【0016】本発明の導電性弾性体の成形方法は、成形
型のキャビティ内に未固化状態の成形材料を圧入し、該
成形材料をキャビティ内で固化させることにより導電性
弾性体を形成する導電性弾性体の成形方法において、注
入ゲート部を介してキャビティ内に成形材料を圧入する
工程及び注入ゲート部から圧入された成形材料の一部を
流出ゲート部を介してキャビティ内から逃がす工程を有
することを特徴とすることにより、前記目的を達成す
る。
型のキャビティ内に未固化状態の成形材料を圧入し、該
成形材料をキャビティ内で固化させることにより導電性
弾性体を形成する導電性弾性体の成形方法において、注
入ゲート部を介してキャビティ内に成形材料を圧入する
工程及び注入ゲート部から圧入された成形材料の一部を
流出ゲート部を介してキャビティ内から逃がす工程を有
することを特徴とすることにより、前記目的を達成す
る。
【0017】同一成形品内における電気抵抗値のバラツ
キは、成形時に、未固化の成形材料が注入ゲート部を介
してキャビティ内に圧入した際に、該成形材料は、せん
断応力に対し強い弾性を示し、また特定のせん断速度で
流れている場合には、内部ひずみを持った状態で成形さ
れるため、これらの影響により成形された弾性体中の導
電性物質の偏在、配向、構造変化或は破壊等を生じるこ
とから、現出すると一般的に考えられている。
キは、成形時に、未固化の成形材料が注入ゲート部を介
してキャビティ内に圧入した際に、該成形材料は、せん
断応力に対し強い弾性を示し、また特定のせん断速度で
流れている場合には、内部ひずみを持った状態で成形さ
れるため、これらの影響により成形された弾性体中の導
電性物質の偏在、配向、構造変化或は破壊等を生じるこ
とから、現出すると一般的に考えられている。
【0018】これに対し、本発明の導電性弾性体の成形
方法においては、キャビティ内に未固化状態の成形材料
を注入する注入ゲート部及びキャビティ内から該成形材
料を逃がす流出ゲート部を有する成形型を用いて成形す
る、すなわち、注入ゲート部を介してキャビティ内に未
固化状態の成形材料を圧入し、該圧入過程において、注
入ゲート部から圧入された該成形材料の一部をキャビテ
ィ内から流出ゲート部を介して逃がすことにより、該成
形材料の流動性の均一化及び内部ひずみの放散を可能に
することから、キャビティ内の該成形材料の圧力分布を
比較的に均一にすることが出来ると考えられる。
方法においては、キャビティ内に未固化状態の成形材料
を注入する注入ゲート部及びキャビティ内から該成形材
料を逃がす流出ゲート部を有する成形型を用いて成形す
る、すなわち、注入ゲート部を介してキャビティ内に未
固化状態の成形材料を圧入し、該圧入過程において、注
入ゲート部から圧入された該成形材料の一部をキャビテ
ィ内から流出ゲート部を介して逃がすことにより、該成
形材料の流動性の均一化及び内部ひずみの放散を可能に
することから、キャビティ内の該成形材料の圧力分布を
比較的に均一にすることが出来ると考えられる。
【0019】従って、成形された弾性体は弾性体中の導
電性物質の偏在、配向、構造変化及び破壊等が生じない
か或は生じることが少なくなったため、同一成形品内で
の電気抵抗値を従来の流出ゲート部を用いないものに比
較して抑えることが出来た。
電性物質の偏在、配向、構造変化及び破壊等が生じない
か或は生じることが少なくなったため、同一成形品内で
の電気抵抗値を従来の流出ゲート部を用いないものに比
較して抑えることが出来た。
【0020】また、成形型における注入ゲート部のキャ
ビティ側断面積の総和をSENTとし、流出ゲート部のキ
ャビティ断面積の総和をSEXTとしたときに、SENTとS
EXTとの関係は、下記条件 SEXT/SENT=0.08乃至1.2 を満足することにより電気抵抗値を最小値に対して最大
値が5倍以内とすることが出来ることから好ましく、さ
らに下記条件 SEXT/SENT=0.2乃至0.8 を満足することにより、前記の倍率をより一層小さくす
ることが出来、より好ましい。
ビティ側断面積の総和をSENTとし、流出ゲート部のキ
ャビティ断面積の総和をSEXTとしたときに、SENTとS
EXTとの関係は、下記条件 SEXT/SENT=0.08乃至1.2 を満足することにより電気抵抗値を最小値に対して最大
値が5倍以内とすることが出来ることから好ましく、さ
らに下記条件 SEXT/SENT=0.2乃至0.8 を満足することにより、前記の倍率をより一層小さくす
ることが出来、より好ましい。
【0021】本発明に係る注入ゲード部のキャビティ側
断面積の総和とは図1に示す注入側駒型1、流出側駒型
2及び型本体3によっで形成される成形型のキャビティ
6に面する注入ゲート部4の開口部の面積のことであ
り、注入ゲート部4が複数ある場合には、その開口部の
面積を合計した数値である。同様に流出ゲート部のキャ
ビティ側断面積の総和とは、キャビティ6に面する流出
ゲート部5の開口部の面積のことであり、流出ゲート5
が複数の場合にはその開口部の面積を合計した数値であ
る。
断面積の総和とは図1に示す注入側駒型1、流出側駒型
2及び型本体3によっで形成される成形型のキャビティ
6に面する注入ゲート部4の開口部の面積のことであ
り、注入ゲート部4が複数ある場合には、その開口部の
面積を合計した数値である。同様に流出ゲート部のキャ
ビティ側断面積の総和とは、キャビティ6に面する流出
ゲート部5の開口部の面積のことであり、流出ゲート5
が複数の場合にはその開口部の面積を合計した数値であ
る。
【0022】なお本発明に係る注入ゲート及び流出ゲー
トの形状には、特に規定がなく、成形品の形状により任
意に設定される。
トの形状には、特に規定がなく、成形品の形状により任
意に設定される。
【0023】本発明に係る導電性弾性体に含まれる導電
性物質としては、カーボンブラック、金属酸化物或は金
属粉の如き導電を有する微粉末である従来から公知の材
料を使用することができる。
性物質としては、カーボンブラック、金属酸化物或は金
属粉の如き導電を有する微粉末である従来から公知の材
料を使用することができる。
【0024】また、弾性体としては、オレフィン系、有
機ケイ素系、ジエン系、多硫化系、含フッ素系、ウレタ
ン系及びビニル系等の合成ゴムの如く従来から公知のゴ
ム状弾性を有する合成物を用いることが出来る。
機ケイ素系、ジエン系、多硫化系、含フッ素系、ウレタ
ン系及びビニル系等の合成ゴムの如く従来から公知のゴ
ム状弾性を有する合成物を用いることが出来る。
【0025】導電性弾性体の成形方法としては、反応射
出成形を含む射出成形或はトランスファー成形の如く未
固化状態の成形材料を注入ゲートに介してキャビティ内
に圧力する成形方法を用いることが出来る。
出成形を含む射出成形或はトランスファー成形の如く未
固化状態の成形材料を注入ゲートに介してキャビティ内
に圧力する成形方法を用いることが出来る。
【0026】該成形材料は、前記の微粉末である導電性
物質を未固化状態の弾性体の成形材料中に分散させた物
を用いる。
物質を未固化状態の弾性体の成形材料中に分散させた物
を用いる。
【0027】未固化状態の成形材料とは、熱可塑性樹脂
を加熱軟化かさせた流動状態或いは熱硬化性樹脂を固化
させる前の流動(可塑)状態にある物を言い、固化と
は、流動状態の熱可塑性樹脂が冷却されて流動が失なわ
れて固化された状態或は、流動状態にある未反応或は反
応途中の熱可塑性樹脂が硬化剤、触媒或は熱の作用によ
り化学反応を起こして硬化(固化)された状態を言う。
を加熱軟化かさせた流動状態或いは熱硬化性樹脂を固化
させる前の流動(可塑)状態にある物を言い、固化と
は、流動状態の熱可塑性樹脂が冷却されて流動が失なわ
れて固化された状態或は、流動状態にある未反応或は反
応途中の熱可塑性樹脂が硬化剤、触媒或は熱の作用によ
り化学反応を起こして硬化(固化)された状態を言う。
【0028】本発明の成形方法に用いる成形型として
は、成形型のキャビティを構成する面を得たい成形品の
表面粗さ(Rz)に対応させて、磨き加工によって表面
仕上げを施してある物を使用する。
は、成形型のキャビティを構成する面を得たい成形品の
表面粗さ(Rz)に対応させて、磨き加工によって表面
仕上げを施してある物を使用する。
【0029】本発明の成形方法では、硬度がJIS A
で60°以下の弾性体に対しても前記の成形型のキャビ
ティを構成する面の表面仕上げ精度の調整により、表面
粗さをRz=10μ以上はもちろんのこと、Rz=10
μより小さくすることが出来る。
で60°以下の弾性体に対しても前記の成形型のキャビ
ティを構成する面の表面仕上げ精度の調整により、表面
粗さをRz=10μ以上はもちろんのこと、Rz=10
μより小さくすることが出来る。
【0030】本発明の係る導電性弾性体の電気抵抗は以
下の方法によって測定した値である。
下の方法によって測定した値である。
【0031】導電性弾性体を150℃の雰囲気中で4時
間熱処理し、一日放置後ローラ部外周に幅10mmのア
ルミ箱を密着させてまき付け、芯金とアルミはく間に2
50Vの電圧を印加してテスター(HIROKI 31
16 DEGITAL MΩHI TESTER)によ
って測定した値である。
間熱処理し、一日放置後ローラ部外周に幅10mmのア
ルミ箱を密着させてまき付け、芯金とアルミはく間に2
50Vの電圧を印加してテスター(HIROKI 31
16 DEGITAL MΩHI TESTER)によ
って測定した値である。
【0032】本発明に係る導電性弾性体の表面粗さは、
JIS B−0601に準じて測定した値である。
JIS B−0601に準じて測定した値である。
【0033】
【実施例】以下、実施例及び比較例を用いて本発明を具
体的に説明する。
体的に説明する。
【0034】(実施例1)ポリオレフィン系合成ゴムE
PDM PX−007(三井石油化学工業(株)製商品
名)100重量部、ケッチェンブラックEC(ライオ
ン、アクゾ(株)製商品名)10重量部工業用流動パラ
フィンPW−380(出光興産(株)製商品名)30重
量部を2本ロールを用いて組成物1を調製した。
PDM PX−007(三井石油化学工業(株)製商品
名)100重量部、ケッチェンブラックEC(ライオ
ン、アクゾ(株)製商品名)10重量部工業用流動パラ
フィンPW−380(出光興産(株)製商品名)30重
量部を2本ロールを用いて組成物1を調製した。
【0035】次いで、シリコーンゴムKE 520u
(信越化学工業(株)製商品名)を組成物2とし組成物
1と組成物2の混合比が組成物1/組成物2=50/5
0となる様に混合したものにジクミルパーオキサイド
1.6重量部を添加しコンパウンド(以下シリコーン系
ゴム)を調製した。
(信越化学工業(株)製商品名)を組成物2とし組成物
1と組成物2の混合比が組成物1/組成物2=50/5
0となる様に混合したものにジクミルパーオキサイド
1.6重量部を添加しコンパウンド(以下シリコーン系
ゴム)を調製した。
【0036】一方成形型としては、図1の成形型の縦断
面図及び図1の成形型における注入側駒型1単体をA方
向から見た矢視図を示す図2及び表1に示す如く、注入
ゲート部4及び芯金保持部7を有する注入側駒型1及び
流出ゲート部5及び芯金保持部7を有する流出側駒型2
をそれぞれ両端部に有する型本体3とを有し、注入側駒
型1、流出側駒型2及び型本体3によって円筒状のキャ
ビティ6が形成されている成形型を用い、注入ゲート4
及び流入ゲート5の形状は表1に示すゲート形状にし
た。
面図及び図1の成形型における注入側駒型1単体をA方
向から見た矢視図を示す図2及び表1に示す如く、注入
ゲート部4及び芯金保持部7を有する注入側駒型1及び
流出ゲート部5及び芯金保持部7を有する流出側駒型2
をそれぞれ両端部に有する型本体3とを有し、注入側駒
型1、流出側駒型2及び型本体3によって円筒状のキャ
ビティ6が形成されている成形型を用い、注入ゲート4
及び流入ゲート5の形状は表1に示すゲート形状にし
た。
【0037】前記コンパウンドを用いてトランスファー
成形よって、前記成形型にステンレス製の円筒状芯金を
注入側駒型1及び流出側駒型2の芯金保持部7及び7で
保持した後、成形を行ない芯金の周囲に弾性体を有する
外径12mm、芯金径6mm、長さ230mmの円筒状
ローラ(導電性弾性体)を成形した。
成形よって、前記成形型にステンレス製の円筒状芯金を
注入側駒型1及び流出側駒型2の芯金保持部7及び7で
保持した後、成形を行ない芯金の周囲に弾性体を有する
外径12mm、芯金径6mm、長さ230mmの円筒状
ローラ(導電性弾性体)を成形した。
【0038】このローラーを150℃の雰囲気中で、4
時間熱処理し、1日放置後ローラーの電気抵抗を10m
mごとに測定したところ3.5×104〜9.5×104
Ωであり、最小値に対して最大値は、2.71倍のロー
ラーが得られた。
時間熱処理し、1日放置後ローラーの電気抵抗を10m
mごとに測定したところ3.5×104〜9.5×104
Ωであり、最小値に対して最大値は、2.71倍のロー
ラーが得られた。
【0039】(比較例2)表1の比較例1に示すゲート
形状を使用した事以外は実施例1と同様に行なった。余
分なゴムは金型のすり合わせ部から自然に逃げる様にし
た。この金型を用いて成形を行ないローラーの電気抵抗
値を測定したところ2.5×103〜8.2×105Ωで
あり、最小値に対して最大値は3.3×102倍のロー
ラーが得られた。
形状を使用した事以外は実施例1と同様に行なった。余
分なゴムは金型のすり合わせ部から自然に逃げる様にし
た。この金型を用いて成形を行ないローラーの電気抵抗
値を測定したところ2.5×103〜8.2×105Ωで
あり、最小値に対して最大値は3.3×102倍のロー
ラーが得られた。
【0040】(実施例2)表1の実施例2に示すゲート
形状を使用した事以外は実施例1と同様に行ない、ロー
ラーの電気抵抗値を測定したところ2.3×104〜
1.0×105Ωであり最小値に対して最大値は4.3
5倍のローラーが得られた。
形状を使用した事以外は実施例1と同様に行ない、ロー
ラーの電気抵抗値を測定したところ2.3×104〜
1.0×105Ωであり最小値に対して最大値は4.3
5倍のローラーが得られた。
【0041】(実施例3)表1の実施例3に示すゲート
形状を使用した事以外は実施例1と同様に行ない、ロー
ラーの電気抵抗値を測定したところ7.2×103〜
1.3×105Ωであり、最小値に対して最大値は1.
8×10倍のローラーが得られた。
形状を使用した事以外は実施例1と同様に行ない、ロー
ラーの電気抵抗値を測定したところ7.2×103〜
1.3×105Ωであり、最小値に対して最大値は1.
8×10倍のローラーが得られた。
【0042】(実施例4)表1の実施例4に示すゲート
形状を使用した事以外は実施例1と同様に行ない、ロー
ラーの電気抵抗値を測定したところ8.3×105〜
4.0×106Ωであり、最小値に対して最大値は4.
82倍のローラーが得られた。
形状を使用した事以外は実施例1と同様に行ない、ロー
ラーの電気抵抗値を測定したところ8.3×105〜
4.0×106Ωであり、最小値に対して最大値は4.
82倍のローラーが得られた。
【0043】(実施例5)表1の実施例5に示すゲート
形状を使用した事以外は実施例1と同様に行ない、ロー
ラーの電気抵抗を測定したところ1.1×106〜2.
1×108Ωであり、最小値に対して最大値は1.9×
102倍のローラーが得られた。
形状を使用した事以外は実施例1と同様に行ない、ロー
ラーの電気抵抗を測定したところ1.1×106〜2.
1×108Ωであり、最小値に対して最大値は1.9×
102倍のローラーが得られた。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明の導電性弾性体の成形方法によれ
ば、キャビティ内に未固化状態の成形材料を注入する注
入ゲート部及びキャビティ内から該成形材料を逃がす流
出ゲート部を有する成形型を用いて成形するようにした
ので以下の効果を有する。
ば、キャビティ内に未固化状態の成形材料を注入する注
入ゲート部及びキャビティ内から該成形材料を逃がす流
出ゲート部を有する成形型を用いて成形するようにした
ので以下の効果を有する。
【0046】PLが表面に生じない導電性弾性体を成形
することが出来る。
することが出来る。
【0047】同一成形品内で電気抵抗値のバラツキを従
来の流出ゲートを用いないで成形した方法に比べてより
抑えた導電性弾性体を成形するとが出来る。
来の流出ゲートを用いないで成形した方法に比べてより
抑えた導電性弾性体を成形するとが出来る。
【0048】研磨及びカット等の後加工をすることな
く、かつ材料の無駄を少なくすると共に電気特性の安定
した導電性弾性体を成形することが出来る。
く、かつ材料の無駄を少なくすると共に電気特性の安定
した導電性弾性体を成形することが出来る。
【0049】任意の表面粗さ(Rz)と表面に有する導
電性弾性体を成形することが出来る。
電性弾性体を成形することが出来る。
【図1】本発明の導電性弾性体を使用するのに用いる成
形型の縦断面図を示す。
形型の縦断面図を示す。
【図2】図1の成形型の流入側駒型単体をA方向から見
た成形型の矢視図である。
た成形型の矢視図である。
1 注入側駒型 2 流出側駒型 3 型本体 4 注入ゲート部 5 流出ゲート部 6 キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 33/00 - 33/76
Claims (5)
- 【請求項1】 成形型のキャビティ内に未固化状態の成
形材料を圧入し、該成形材料をキャビティ内で固化させ
ることにより、導電性弾性体を成形する導電性弾性体の
成形方法において、キャビティ内に該成形材料を注入す
る注入ゲート部及びキャビティ内から該成形材料を逃が
す流出ゲート部を有する成形型を用いて成形することを
特徴とする導電性弾性体の成形方法。 - 【請求項2】 成形型のキャビティ内に未固化状態の成
形材料を圧入し、該成形材料をキャビティ内で固化させ
ることにより導電性弾性体を形成する導電性弾性体の成
形方法において、注入ゲート部を介してキャビティ内に
成形材料を圧入する工程及び注入ゲート部から圧入され
た成形材料の一部を流出ゲート部を介してキャビティ内
から逃がす工程を有することを特徴とする導電性弾性体
の成形方法。 - 【請求項3】 注入ゲート部のキャビティ側断面積の総
和をSENTとし、流出ゲート部のキャビティ側断面積の
総和をSENTとしたときに、SENTとSEXTとの関係は下
記条件 SEXT/SENT=0.08乃至1.2 を満足することを特徴とする請求項1乃至2記載の導電
性弾性体の成形方法。 - 【請求項4】 注入ゲート部のキャビティ内断面積の総
和をSENTとし、流出ゲート部のキャビティ内断面積の
総和をSENTとしたときに、SENTとSEXTとの関係は下
記条件 SEXT/SENT=0.2乃至0.8 を満足することを特徴とする請求項1乃至2記載の導電
性弾性体の成形方法。 - 【請求項5】 電気抵抗値が1X103乃至1X1010
Ωの導電性弾性体を成形することを特徴とする請求項1
乃至4記載の導電性弾性体の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3617491A JP2832091B2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 導電性弾性体の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3617491A JP2832091B2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 導電性弾性体の成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04275120A JPH04275120A (ja) | 1992-09-30 |
| JP2832091B2 true JP2832091B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=12462382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3617491A Expired - Fee Related JP2832091B2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 導電性弾性体の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2832091B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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|---|---|---|---|---|
| JPS61128729A (ja) * | 1984-11-24 | 1986-06-16 | 松下電工株式会社 | 監視通話システムの給電装置 |
| JPH07113526B2 (ja) * | 1987-03-30 | 1995-12-06 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車用負荷の制御装置 |
| JPS6430430A (en) * | 1987-07-23 | 1989-02-01 | Mitsubishi Electric Corp | Power source circuit |
| JPH02105393A (ja) * | 1988-10-13 | 1990-04-17 | Nec Corp | プログラマブル・リードオンリ・メモリ |
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-
1991
- 1991-03-01 JP JP3617491A patent/JP2832091B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04275120A (ja) | 1992-09-30 |
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