JP2874545B2 - 乗客コンベヤの欄干装置 - Google Patents

乗客コンベヤの欄干装置

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JP2874545B2
JP2874545B2 JP1916994A JP1916994A JP2874545B2 JP 2874545 B2 JP2874545 B2 JP 2874545B2 JP 1916994 A JP1916994 A JP 1916994A JP 1916994 A JP1916994 A JP 1916994A JP 2874545 B2 JP2874545 B2 JP 2874545B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、踏板の移動経路に沿
って設けられる乗客コンベヤの欄干装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8〜図12は、例えば実開昭64−7
182号公報に示されたものに類似した従来の乗客コン
ベヤの欄干装置を示す図で、図8は乗客コンベヤの側面
図、図9は図8のIX−IX線断面拡大図、図10は図
8のX部拡大図、図11は図9における不具合状態を説
明した図、図12は図11に対応する図10相当図であ
る。図において、(1)は乗客コンベヤの主枠、(2)は踏板
(3)の移動経路に沿って主枠(1)に立設された欄干、(4)
は欄干(2)の外周縁部に沿って配置されて踏板(3)の移動
に連動して移動するゴム手摺、(5)はガラス板からなる
欄干(2)のパネルである。
【0003】(6)は欄干(2)の外周縁部を構成する欄干フ
レームで、フレームコア(7)、フレームコア(7)を覆って
設けられた外装板(8)、外装板(8)の上面に配置されてフ
レームコア(7)にボルトとナットからなる締結具(9)によ
って締結されて上縁部に嵌着されたクリップガイド(10)
を介してゴム手摺(4)が移動可能に係合された欄干フラ
ンジ(11)及びフレームコア(7)の底面に配置されて小ね
じ(12)によってフレームコア(7)に締結された底板(13)
によって構成されている。
【0004】(14)はフレームコア(7)に形成されて下向
きに開口した溝状凹所で、パネル(5)の上縁部が嵌合さ
れている。(15)はパネル(5)の上縁部に嵌着されたパッ
キング、(16)は溝状凹所(14)の一方の側壁にねじ込まれ
て押さえ板(17)を介して、パッキング(15)が嵌着された
パネル(5)の上縁部を溝状凹所(14)の他方の側壁に押圧
する押圧ボルト、(18)はパネル(5)側の端部において、
外装板(8)下縁部の屈折部と嵌合されたフレームコア(7)
下面との間に形成された空隙である。
【0005】従来の乗客コンベヤの欄干装置は上記のよ
うに構成され、外装板(8)及び欄干フランジ(11)の両者
は通常ステンレス鋼板で製作されて相互に溶接される。
また、フレームコア(7)は横断面形状が複雑であるため
にアルミニウム押出型材が使用される。そして、フレー
ムコア(7)は一体化された外装板(8)及び欄干フランジ(1
1)に締結具(9)によって長手に沿う数カ所が締結されて
固着される。また、パッキング(15)が嵌着されて立設さ
れたパネル(5)の上縁部にフレームコア(7)の溝状凹所(1
4)が嵌合状態に配置される。
【0006】次いで、パネル(5)1枚について長手に沿
う数カ所が押圧ボルト(16)により押さえ板(17)、パッキ
ング(15)を介して、パネル(5)の上縁部を押圧してパネ
ル(5)に欄干フレーム(6)が固定される。また、フレーム
コア(7)の底面に小ねじ(12)によって底板(13)が締結さ
れる。なお、クリップガイド(10)は合成樹脂製で、欄干
フランジ(11)の上縁部に設けられてゴム手摺(4)の移動
を案内する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の乗
客コンベヤの欄干装置において、フレームコア(7)は幅
方向の一方の端部でパネル(5)に固定されて、欄干フレ
ーム(6)は図9に寸法Aで示すように反固定側へ張り出
した状態に設けられる。また、外装板(8)とフレームコ
ア(7)の両者の間には、この両者の製作誤差のために空
隙(18)が設けられている。このため、張出寸法A及び空
隙(18)によって図11に示すように外装板(8)のパネル
(5)側の隅部が上方へ変形して、外装板(8)とフレームコ
ア(7)の両者の間に図11に示す空所(19)が生じること
がある。
【0008】このような空所(19)が図12に示すように
外装板(8)の端に発生すると、直列に配置された外装板
(8)相互の接続部に図12に示す段差Bが形成される。
この段差Bに乗客コンベヤによって搬送される乗客の手
が触れて負傷する事故が発生するという問題点があっ
た。また、空所(19)のために外装板(8)が押圧されたと
きに外装板(8)がフレームコア(7)に衝突して不快な騒音
が発生するという問題点があった。
【0009】なお、外装板(8)相互の接続部に図12に
示す段差Bが形成される原因としては、外装板(8)のス
テンレス鋼板の材料の製造ロットによる材料特性の不均
一、プレス加工時のプレス機の性能による角度曲げ精
度、外装板(8)と欄干フランジ(11)の溶接歪みの修正不
良、乗客コンベヤ設置後に乗客の手荷物によって外装板
(8)が下方から突き上げられて変形すること等が考えら
れる。また、外装板(8)は通常ステンレス鋼板製であっ
て、段差Bには鋭利な突部が形成されることが多い。
【0010】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、直列に配置された外装板相互の
接続部に段差を生じない乗客コンベヤの欄干装置を得る
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明に係る乗客コンベヤの欄干装置においては、欄干
の縁部を形成する欄干フレームのフレームコアと、この
フレームコアの外面を覆って装着されて、欄干の内側に
おいてフレームコア下面との間に空隙を形成して対向し
た屈折部が構成された外装板と、この外装板の内面に配
置されてフレームコアの係合部に係合する係合子が設け
られフレームコアに対する所定位置に外装板を保持する
保持手段とが設けられる。
【0012】
【作用】上記のように構成されたこの発明の請求項1記
載の発明では、欄干の内側においてフレームコア下面と
の間に空隙を形成して対向した屈折部が構成された外装
板の内面に設けられた保持手段によって、外装板がフレ
ームコアに対して所定位置に保持される。
【0013】
【実施例】実施例1. 図1及び図2は、この発明の一実施例を示す図で、図1
は前述の図9相当図、図2は図1の右側面図である。図
において、(2)は踏板の移動経路に沿って主枠に立設さ
れた欄干、(4)は欄干(2)の外周縁部に沿って配置されて
踏板の移動に連動して移動するゴム手摺、(5)は欄干(2)
のガラス板製のパネルである。
【0014】(6)は欄干(2)の外周縁部を構成する欄干フ
レームで、フレームコア(7)、フレームコア(7)を覆って
設けられた外装板(8)、外装板(8)の上面に配置されてフ
レームコア(7)にボルトとナットからなる締結具(9)によ
って締結されて上縁部に嵌着されたクリップガイド(10)
を介してゴム手摺(4)が移動可能に係合された欄干フラ
ンジ(11)及びフレームコア(7)の底面に配置されて小ね
じ(12)によってフレームコア(7)に締結された底板(13)
によって構成されている。
【0015】(14)はフレームコア(7)に形成されて下向
きに開口した溝状凹所で、パネル(5)の上縁部が嵌合さ
れている。(15)はパネル(5)の上縁部に嵌着されたパッ
キング、(16)は溝状凹所(14)の一方の側壁にねじ込まれ
て押さえ板(17)を介して、パッキング(15)が嵌着された
パネル(5)の上縁部を溝状凹所(14)の他方の側壁に押圧
する押圧ボルト、(18)はパネル(5)側の端部において、
外装板(8)下縁部の屈折部と嵌合されたフレームコア(7)
の間に形成された空隙である。
【0016】(20)は外装板(8)の内面に溶接、接着剤に
よる接着等により装着された保持片からなる保持手段
で、下端側に突起した突子からなる係合子(21)が設けら
れてフレームコア(7)に引退して形成された溝状の凹部
からなる係合部(22)に係合する。また、フレームコア
(7)には保持手段(20)が嵌合状態に配置される凹所が設
けられ、また、保持手段(20)はそれぞれの外装板(8)の
長手両端部及び両端部の間に複数個が互いに離れて設け
られている。
【0017】上記のように構成された乗客コンベヤの欄
干装置において、外装板(8)及び欄干フランジ(11)の両
者は通常ステンレス鋼板で製作されて相互に溶接され
る。また、フレームコア(7)は横断面形状が複雑である
ためにアルミニウム押出型材が使用され、また、アルミ
ニウム押出型材であるために係合部(22)を容易に引退し
た形状に形成することができる。そして、フレームコア
(7)は一体化された外装板(8)及び欄干フランジ(11)に締
結具(9)によって長手に沿う数カ所が締結されて固着さ
れると共に、一体化されたフレームコア(7)、外装板(8)
及び欄干フランジ(11)の複数個が直列に配置される。
【0018】また、外装板(8)の内面に装着された保持
手段(20)の係合子(21)がフレームコア(7)の係合部(22)
に係合する。これによって、外装板(8)がフレームコア
(7)に対する所定位置に保持される。次いで、パッキン
グ(15)が嵌着されて立設されたパネル(5)の上縁部にフ
レームコア(7)の溝状凹所(14)が嵌合状態に配置され
る。そして、パネル(5)1枚について長手に沿う数カ所
が押圧ボルト(16)により押さえ板(17)、パッキング(15)
を介して、パネル(5)の上縁部を押圧してパネル(5)に欄
干フレーム(6)が固定される。また、フレームコア(7)の
底面に小ねじ(12)によって底板(13)が締結される。
【0019】なお、クリップガイド(10)は合成樹脂製
で、欄干フランジ(11)の上縁部に設けられてゴム手摺
(4)の移動を案内する。このように、保持手段(20)によ
って外装板(8)がフレームコア(7)に対する所定位置に保
持される。このため、外装板(8)とフレームコア(7)の両
者の間には、これらの両者の製作誤差のために空隙(18)
が設けられているものの、外装板(8)のパネル(5)側の隅
部が上方へ変形することがない。
【0020】したがって、外装板(8)相互の接続部に前
述の図12に示す段差Bが形成されることがなく、この
段差Bに乗客コンベヤによって搬送される乗客の手が触
れて負傷する恐れがなく安全性を向上することができ
る。また、外装板(8)とフレームコア(7)の間の空隙のた
めに、外装板(8)がフレームコア(7)に衝突することによ
る不快な騒音の発生を防ぐことができる。さらに、保持
片(20)は外装板(8)の内面に設けられているので、欄干
フレーム(6)の美観が損なわれることがない。
【0021】また、図1及び図2の実施例における外装
板(8)がステンレス鋼板のものの他、アルミニウム板、
黄銅板、丹銅板等で製作されたものであっても、図1及
び図2の実施例における作用が得られることは明白であ
る。
【0022】実施例2. 図3及び図4は、この発明の他の実施例を示す図で、図
3は前述の図9相当図、図4は図3の右側面図である。
図において、図1及び図2と同符号は相当部分を示し、
(20)は外装板(8)の内側の両端部にそれぞれ配置された
保持片からなる保持手段で、楔形をなし先細部が、フレ
ームコア(7)のパネル(5)寄りの外面に引退して形成され
た係合部(22)の上面及び外装板(8)の下端寄りの屈折部
の上面の間に圧入される。
【0023】上記のように構成された乗客コンベヤの欄
干装置においても、フレームコア(7)の係合部(22)及び
外装板(8)の屈折部の間に圧入された保持手段(20)によ
り外装板(8)がフレームコア(7)に対する所定位置に保持
される。したがって、詳細な説明を省略するが図3及び
図4の実施例においても図1及び図2の実施例と同様な
作用が得られることは明白である。
【0024】実施例3. 図5及び図6も、この発明の他の実施例を示す図で、図
5は前述の図9相当図、図6は図5の右側面図である。
図において、図1及び図2と同符号は相当部分を示し、
(20)は外装板(8)の上面内側に立植されてパネル(5)寄り
に配置されフレームコア(7)に挿通されたねじ棒及びこ
のねじ棒にねじ込まれたナット(23)からなる保持手段で
あり、外装板(8)の長手に沿い複数個が互いに離れて設
けられている。
【0025】上記のように構成された乗客コンベヤの欄
干装置においても、フレームコア(7)と外装板(8)が保持
手段(20)により締結されて、外装板(8)がフレームコア
(7)に対する所定位置に保持される。したがって、詳細
な説明を省略するが図5及び図6の実施例においても図
1及び図2の実施例と同様な作用が得られることは明白
である。
【0026】実施例4. 図7も、この発明の他の実施例を示す図で、前述の図9
相当図である。図において、図1及び図2と同符号は相
当部分を示し、(20)は外装板(8)とフレームコア(7)の両
者の対向面に設けられて上記両者を固着する接着剤、両
面接着テープ等の接着物質からなる保持手段で、外装板
(8)の長手全長にわたって配置されている。
【0027】上記のように構成された乗客コンベヤの欄
干装置においても、フレームコア(7)と外装板(8)が保持
手段(20)により固着されて、外装板(8)がフレームコア
(7)に対する所定位置に保持される。したがって、詳細
な説明を省略するが図7の実施例においても図1及び図
2の実施例と同様な作用が得られることは明白である。
【0028】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明は以上説
明したように、欄干の縁部を形成する欄干フレームのフ
レームコアと、このフレームコアの外面を覆って装着さ
れて、欄干の内側においてフレームコア下面との間に空
隙を形成して対向した屈折部が構成された外装板と、こ
の外装板の内面に配置されてフレームコアの係合部に係
合する係合子が設けられフレームコアに対する所定位置
に外装板を保持する保持手段を設けたものである。これ
によって、保持手段によりフレームコアに対する外装板
の浮き上がりが阻止される。
【0029】したがって、欄干の内側においてフレーム
コア下面との間に空隙を形成して対向した屈折部が構成
されて、直列に配置された外装板相互の接続部に段差が
形成されることがなく、この段差に乗客コンベヤにより
搬送される乗客の手が触れて負傷する恐れがなく安全性
を向上する効果がある。また、外装板とフレームコアの
間の空隙のために、外装板がフレームコアに衝突するこ
とによる不快な騒音の発生を防ぐことができ、さらに持
手段が外装板の内面に設けられることにより、欄干フレ
ームの美観を保つ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す図で、後述する図9
相当図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】この発明の実施例2を示す図で、後述する図9
相当図。
【図4】図3の右側面図。
【図5】この発明の実施例3を示す図で、後述する図9
相当図。
【図6】図5の右側面図。
【図7】この発明の実施例4を示す図で、後述する図9
相当図。
【図8】従来の乗客コンベヤの欄干装置を示す乗客コン
ベヤの側面図。
【図9】図8のIX−IX線断面拡大図。
【図10】図8のX部拡大図。
【図11】図9における不具合状態を説明した図。
【図12】図11に対応する図10相当図。
【符号の説明】
2 欄干、 6 欄干フレーム、 7 フレームコ
ア、 8 外装板20 保持手段、 21 係合子、
22 係合部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 欄干の縁部を形成する欄干フレームのフ
    レームコアと、このフレームコアの外面を覆って装着さ
    れて、上記欄干の内側において上記フレームコア下面と
    の間に空隙を形成して対向した屈折部が構成された外装
    板と、この外装板の内面に設けられて上記フレームコア
    の係合部に係合する係合子が設けられ上記フレームコア
    に対する所定位置に上記外装板を保持する保持手段とを
    備えた乗客コンベヤの欄干装置。
JP1916994A 1994-02-16 1994-02-16 乗客コンベヤの欄干装置 Expired - Fee Related JP2874545B2 (ja)

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