JP2896263B2 - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JP2896263B2
JP2896263B2 JP4083207A JP8320792A JP2896263B2 JP 2896263 B2 JP2896263 B2 JP 2896263B2 JP 4083207 A JP4083207 A JP 4083207A JP 8320792 A JP8320792 A JP 8320792A JP 2896263 B2 JP2896263 B2 JP 2896263B2
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護雄 斎藤
昭 古城
哲也 飯塚
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Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気体の逆流を防止する逆
止弁に関し、詳しくは圧力損失を低減させた逆止弁に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】都市ガス,LPGガス,アセチレンガス
等の気体からなる可燃性ガスを供給,使用する系では、
空気や酸素ガス等の支燃性ガス或いは可燃性ガスと支燃
性ガスの混合ガスが供給側に逆流すると系全体に悪影響
を及ぼす虞があるため、逆止弁を組み込んで逆流を防止
し得るように構成するのが一般である。上記逆止弁は、
逆止弁の本体を構成するケーシングに弁座を固定すると
共に、該弁座と対向させてバネ等の付勢手段によって弁
座側に押圧される弁を配置して構成されたものが多い。
そしてガス流体の供給源は弁座の上流側に接続され、且
つガスコンロ,トーチ等のガス器具は弁座の下流側に接
続される。従って、ガス器具のガスバルブが開放される
と、供給源から供給されたガス流体は弁の弁座に対する
押圧力に抗して下流側に流通する。また何等かの不具合
によりガス流体が逆流し弁座の下流側の圧力が上流側の
圧力に接近すると、弁がバネの付勢力によって弁座に押
圧されて逆流が防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のケーシング
に固定された弁座とバネ等の付勢手段によって弁座に押
圧される弁とによって構成された逆止弁では、逆止弁に
於ける逆流防止性能は付勢手段の付勢力によって左右さ
れる。このため、付勢手段の付勢力を大きくすると逆流
防止性能は向上するが、逆止弁に於ける圧力損失が大き
くなるという問題がある。また付勢力を小さくすると圧
力損失は小さくなるが、逆流防止性能が低下するという
問題がある。特に家庭で使用される燃料ガスの供給系に
あっては、供給源の圧力は水柱数百mm〜数千mmであり、
この供給圧を高くすることは設備の点等から好ましくは
ない。上記観点から、逆流防止性能が高く、且つ圧力損
失の少ない逆止弁の開発が要望されている。
【0004】本発明の目的は、圧力損失を低減させた逆
止弁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案に係る逆止弁は、気体の逆流を防止する逆止弁
であって、弁座を設けると共に一方の面に気体の供給圧
が作用し且つ他方の面に気体が逆流したときの逆流圧が
作用するように構成され且つ可撓性と気密性を有する第
1の可撓部材と、前記第1の可撓部材の弁座と対向する
位置に弁を設けると共に第1の可撓部材と対向する面に
気体の供給圧が作用し且つ他方の面に大気圧が作用する
ように構成され且つ可撓性と気密性を有する第2の可撓
部材とを有し、前記第1の可撓部材と第2の可撓部材を
対向させると共に互いの対向する面に気体の供給圧が作
用しないとき及び第1の可撓部材の他方の面に逆流圧が
作用したときに弁座と弁が当接し、互いの対向する面に
気体の供給圧が作用したとき弁座と弁が離隔するように
構成されるものである。
【0006】
【作用】上記逆止弁によれば、気体(例えば都市ガス,
LPGガス,アセチレンガス等の燃料ガス、以下『ガ
ス』という)を供給する際の圧力損失を低減させると共
に、燃焼生成ガスや支燃性ガスが器具側から逆流したと
きにこの逆流を防止することが出来る。即ち、弁及び弁
座を夫々可撓性と気密性を有する異なる可撓部材(以下
『ダイヤフラム』という)に取り付け、第1のダイヤフ
ラムの一方の面にガスの供給圧が作用し且つ他方の面に
ガスが逆流したときの逆流圧が作用するように構成する
と共に、第2のダイヤフラムの一方の面にガスの供給圧
が作用し他方の面に大気圧が作用するように構成し、更
に、これ等のダイヤフラムを所定距離離隔させて配置し
たので、これ等のダイヤフラムの間に供給側(一次側)
からガスを供給すると、夫々のダイヤフラムにはガスの
供給圧に応じた撓みが生じ、これにより弁と弁座が離隔
してガスは器具側(二次側)に供給される。ガスの逆流
が発生すると、この逆流圧は第1のダイヤフラムの他方
の面に作用する。このため、逆流圧が供給圧よりも高く
なると第1のダイヤフラムには第2のダイヤフラム側へ
の撓みが生じ、これにより、弁が弁座に当接してガスの
逆流を防止することが出来る。
【0007】
【実施例】以下上記逆止弁の一実施例について図を用い
て説明する。図1は逆止弁の構成を説明する断面図、図
2はガスを供給している状態を示す断面図、図3はガス
の逆流を防止している状態を示す断面図である。図に示
す逆止弁Aはガスを供給する際の圧力損失を低減させる
と共に二次側からの逆流を防止することを可能としたも
のであり、ガスを水柱数百mmの圧力で供給する系であっ
ても適用することを可能としたものである。
【0008】先ず、逆止弁Aの構成を図1により説明す
る。図に於いて、ケーシング1には可撓部材となる2枚
のダイヤフラム2,3が所定距離離隔して配置され、且
つ気密性を保持して取り付けられている。前記ダイヤフ
ラム2,3は面に作用する圧力に応じて撓みを生じる機
能を有し、且つダイヤフラム2,3自体が気密性を有し
ている。本実施例では、ダイヤフラム2,3として平板
状のゴム製の膜を用いている。
【0009】ダイヤフラム2のダイヤフラム3と対向す
る面2aはガスの供給圧が作用する面として構成され、
他方の面2bは逆流圧が作用する面として構成されてい
る。またダイヤフラム3のダイヤフラム2と対向する面
3aはガスの供給圧が作用する面として構成され、他方
の面3bは大気圧が作用する面として構成されている。
ダイヤフラム2,3は各面2a,2b,3a,3bに圧
力が作用したとき、該圧力の大きさに応じて撓みが生じ
る。然し、前記各面に等しい圧力が作用したときには平
板状の状態となる。
【0010】ケーシング1にダイヤフラム2,3を離隔
して取り付けることで、ケーシング1とダイヤフラム
2,3とによって三つの室4〜6が形成されている。即
ち、ケーシング1とダイヤフラム2,3とによって構成
された室4は供給源から供給されるガスの一次室4とし
て形成され、またケーシング1とダイヤフラム2とによ
って構成された室5は気密性を保持した気密室5として
形成され、且つケーシング1とダイヤフラム3とによっ
て構成された室6は大気圧が作用する大気室6として形
成されている。
【0011】ケーシング1の一次室4と対応する位置に
は図示しないガスの供給源と接続される一次側供給口7
が設けられている。ケーシング1の気密室5と対応する
面の中心には、後述する弁9の摺動突起9bを摺動可能
に嵌合させると共に該弁9から供給されたガスを二次側
に供給する二次側供給口8が形成されている。ケーシン
グ1の大気室6と対応する位置には該室6に大気圧を作
用させる通孔1aが形成され、後述する弁座11と対応す
る位置には該弁座11を摺動可能に嵌合させる嵌合部1b
が形成されている。
【0012】ダイヤフラム2の中心に弁9がナット10に
よって固定されている。弁9はケーシング1に設けた二
次側供給口8に嵌合され、ダイヤフラム2に撓みが生じ
ると、この撓みに伴って二次側供給口8内を軸方向に摺
動し得るように構成されている。弁9の気密室5側に
は、フランジ9aと、フランジ9aに突設され且つ二次
側供給口8に嵌合されるボス状の摺動突起9bが形成さ
れている。また弁9の中心には摺動突起9bを軸方向に
貫通してガスの流通路9cが形成され、この流通路9c
の一次室4側の端部には後述する弁座11に取り付けたO
リング13と係合するテーパ状の係合部9dが形成されて
いる。摺動突起9bの所定位置には、該突起9bを貫通
した通孔9eが形成されている。この通孔9eはダイヤ
フラム2に撓みが生じていないとき及び該ダイヤフラム
2がダイヤフラム3側に撓んだときに流通路9cと気密
室5とを導通させ、且つ一次室4から二次側にガスが供
給されているときに流通路9cと気密室5との導通を遮
断する機能を有する。
【0013】ダイヤフラム3の中心に弁座11がナット10
によって固定されている。弁座11は弁9と当接して流通
路9cを閉鎖すると共に弁9から離隔して流通路9cを
開放する機能を有するものである。弁座11の大気室6側
には、フランジ11aと、フランジ11aに突設され且つ内
部にバネ12を収納したボス状の収納突起11bが形成され
ている。また弁座11の一次室4側にはOリング13を取り
付けた座11cが形成されている。バネ12は収納突起11b
に収納されて座11cを弁9の係合部9dに押圧させるよ
うに付勢するものである。このバネ12によって座11cを
係合部9dに押圧することにより、両者の密着状態をよ
り確実に維持することが可能である。Oリング13は、座
11cが弁9に押圧したとき、係合部9dと当接して流通
路9cを密閉させるものである。
【0014】次に、上記の如く構成された逆止弁Aのガ
スを供給する際の作動について図2により説明する。一
次室4に一次側供給口7から所定の供給圧を有するガス
を供給すると、供給されたガスの供給圧がダイヤフラム
2,3の面2a,3aに作用し、これ等のダイヤフラム
2,3には図に示すような撓みが生じる。ダイヤフラム
2,3の撓みによって弁9及び弁座11は互いに離隔して
弁9の流通路9cが開放され、一次室4に供給されたガ
スは流通路9c,二次側供給口8を通って二次側の器具
に供給される。ダイヤフラム2,3の撓みは、弁9のフ
ランジ9a及び弁座11のフランジ11aが夫々ケーシング
1と当接することで規制される。
【0015】上記開放動作に於いて、弁9,弁座11を互
いに離隔させるのに必要な力は、ダイヤフラム2,3を
撓ませる力と、バネ12に抗する力となる。この力はダイ
ヤフラム2,3に作用するガスの供給圧とダイヤフラム
2,3の面積によって設定される。このため、ダイヤフ
ラム2,3の面積及び材質を適宜設定することで小さい
供給圧で弁9,弁座11を離隔させることが可能である。
本実施例の逆止弁Aでは、ダイヤフラム2,3として薄
いゴム製の膜を使用することによって、流量 500l/hr,
供給圧20mm水柱の条件で弁9,弁座11を離隔させて開放
することが可能であり、このときの圧力損失は10mm水柱
であった。
【0016】次に、逆止弁Aの二次側で逆火現象等が発
生して燃焼生成ガス,可燃性ガスと支燃性ガスの混合ガ
ス等が逆流した場合、この逆流を防止する際の作動につ
いて図3により説明する。二次側で逆火現象が発生する
と、この現象の発生に伴う逆流圧が二次側配管中のガス
を介して逆止弁Aに伝播される。逆流圧が弁9に伝達さ
れると、ダイヤフラム2は図2に示す撓み状態から瞬時
に平板状になる。このとき、逆流圧は弁9の摺動突起9
bに形成した通孔9eから気密室5に伝達され、ダイヤ
フラム2の面2bに逆流圧が作用して該ダイヤフラム2
は図3に示すようにダイヤフラム2側への撓みを生じ、
弁9が弁座11に当接する。そして弁9の係合部9dが座
11cのOリング13に押圧して流通路9cを閉鎖し、二次
側で発生した逆流圧が一次側に伝達されることを阻止す
る。
【0017】上記の如く構成した逆止弁Aに於いて、ダ
イヤフラム2,3の材質,厚さ等を適用される供給系の
圧力に応じて適宜設定することで、逆止弁Aを異なる供
給圧力を持った系に使用することが可能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
逆止弁では、弁を設けたダイヤフラムと弁座を設けたダ
イヤフラムを対向させると共に所定距離離隔させてケー
シングに取り付け、一方のダイヤフラムの一方の面にガ
スの供給圧が作用し且つ他方の面にガスが逆流したとき
の逆流圧が作用するように構成し、他方のダイヤフラム
の一方の面にガスの供給圧が作用し他方の面に大気圧が
作用するように構成したので、これ等のダイヤフラムの
間に供給側からガスを供給すると、夫々のダイヤフラム
に撓みが生じ、これにより弁と弁座を離隔させて供給さ
れたガスを器具側に供給することが出来る。ガスの逆流
が発生すると、一方のダイヤフラムを他方のダイヤフラ
ム側へ撓ませ、これにより、弁が弁座に当接してガスの
逆流を防止することが出来る。このため、逆止弁に於け
る圧力損失を低減させると共に、ガスが二次側から逆流
したときにこの逆流を防止することが出来るという特徴
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】逆止弁の構成を説明する断面図である。
【図2】ガスを供給している状態を示す断面図である。
【図3】ガスの逆流を防止している状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】 Aは逆止弁、1はケーシング、2,3はダイヤフラム、
2a,2b,3a,3bは面、4は一次室、5は気密
室、6は大気室、7は一次側供給口、8は二次側供給
口、9は弁、9a,11aフランジ、9bは摺動突起、9
cは流通路、9dは係合部、9eは通孔、10はナット、
11は弁座、11b収納突起、11cは座、12はバネ、13はO
リングである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭64−20585(JP,U) 実開 昭61−4072(JP,U) 実開 平3−108979(JP,U) 実公 昭35−6073(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 15/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体の逆流を防止する逆止弁であって、
    弁座を設けると共に一方の面に気体の供給圧が作用し且
    つ他方の面に気体が逆流したときの逆流圧が作用するよ
    うに構成され且つ可撓性と気密性を有する第1の可撓部
    材と、前記第1の可撓部材の弁座と対向する位置に弁を
    設けると共に第1の可撓部材と対向する面に気体の供給
    圧が作用し且つ他方の面に大気圧が作用するように構成
    され且つ可撓性と気密性を有する第2の可撓部材とを有
    し、前記第1の可撓部材と第2の可撓部材を対向させる
    と共に互いの対向する面に気体の供給圧が作用しないと
    き及び第1の可撓部材の他方の面に逆流圧が作用したと
    きに弁座と弁が当接し、互いの対向する面に気体の供給
    圧が作用したとき弁座と弁が離隔するように構成したこ
    とを特徴とした逆止弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS614072U (ja) * 1984-06-14 1986-01-11 エヌオーケー株式会社 カツトバルブ付リ−ドバルブ装置
JPS6420585U (ja) * 1987-07-28 1989-02-01

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