JP2904190B2 - 投射形ブラウン管 - Google Patents
投射形ブラウン管Info
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- ray tube
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラープロジェクタ
などに用いる液冷式の投射形ブラウン管に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】一般にブラウン管方式によるカラープロ
ジェクタにおいては、2管式あるいは3管式のように複
数の各単色ブラウン管によって各色の画像を得てこれら
の画像を投写スクリーン上に投射してこのスクリーン上
に各画素が合成されたカラー画像を得るようにしてい
る。 【0003】このようなプロジェクタには、高輝度ブラ
ウン管を用いることが望まれるが、高輝度ブラウン管は
高出力であるためにこれを長時間にわたって動作させて
いるうちに前面パネルの昇温により投写スクリーン上の
投写カラー画像のホワイトバランスが狂ってくるという
問題がある。 【0004】この問題の解決策の一つとしてブラウン管
の蛍光面パネル前面に接触して液体を密封した密閉室を
設け、この液体の対流によって密閉室の周囲に設けた放
熱板を通じて熱の拡散を図ることが提案されている(実
開昭54−43926号公報,実開昭55−17725
6号公報)。 【0005】図8はこのような液冷式の高輝度ブラウン
管の構造を示す断面図である。同図において、蛍光面パ
ネル部1,ファンネル部2およびネック部3によりバル
ブ4を構成し、ネック部3内に封入された電子銃5と対
向する内面には蛍光面6が形成されている。一方、蛍光
面パネル部1の外周部に枠状の放熱板7を接着剤8を介
して接着し、さらに接着剤8を介して放熱板7と透明パ
ネル9とを接着する。また放熱板7には図示しないが、
注入口が設けられており、充分に脱気した冷媒液10を
蛍光面パネル部1と透明パネル9とで形成される密閉室
11内に空気が完全に抜け去る状態で注入し、栓で完全
に閉栓する。これによって密閉室11内の冷媒液10の
対流によってバルブ4の蛍光面パネル部1から発生する
熱は放熱板7を通して外部に放散されることになり、蛍
光面パネル部1の表面温度は約80℃程度に抑えられ安
定した画像を得ることができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】このような方式におい
て、ブラウン管の動作,非動作時の温度によって密閉室
11内の冷媒液10は膨張,収縮を繰り返す。したがっ
て注入する冷媒液10の温度は動作時に合わせるかある
いは非動作時に合わせるかによって異なるが、動作時に
合わせれば非動作時に冷媒液10は収縮し、非動作時に
合わせれば動作時には膨張し、いずれの場合も密閉室1
1内は繰り返し応力を受けることになる。この応力が密
閉室11を構成する接着剤8による接着面の強度を越え
ると、接着剤8が剥離して冷媒液10が漏洩する事故が
発生する。したがって接着剤8としては、これらの応力
を多少でも吸収するために弾性力の優れた例えばシリコ
ン系の有機接着剤を使用していることから、長時間の使
用に対して温度上昇に伴う冷媒液10の体積膨張を吸収
することができ、比較的簡単な構成で液冷構造が達成で
きる。 【0007】しかしながら、このような構成によると、
密閉室11を構成するために接着剤8を用いるので、放
熱板7および蛍光面パネル部1等の被着体の表面清浄度
の維持管理に大がかりな製造設備が必要となるなどの問
題があった。 【0008】このような問題点を改善したものとして
は、図9に示すような投射形ブラウン管が提案されてい
る(未公開)。すなわち、同図において、密閉室11
は、放熱板7の内縁側内外面に凹部7aを設け、この凹
部7a内にOリング12を嵌め込み、透明パネル9と蛍
光面パネル部1との間に挟持させ、この放熱板7の外縁
側を、透明パネル9の押え金具13とファンネル部2の
押え金具14との間にネジ15,16により締め付け固
定することによってOリング12を所定の圧縮率に圧縮
し、気密シールして構成され、さらに図示しないが、こ
の放熱板7の一部にはべローズ等の体積吸収装置が設け
られている。 【0009】このような構成によれば、液冷構造は若干
複雑となるが、密閉室11の組立てが容易となり、図8
と比較して製造が容易となる。 【0010】しかしながら、このような構成によるとバ
ルブ押え金具14がファンネル部2の曲面に嵌合されて
いない構成となるので、バルブ4との保持性が低下し、
落下あるいは振動等の衝撃によりバルブ4が位置ずれを
起こし、Oリング12による密閉室11のシール性が損
なわれる等の問題があった。 【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、密閉室の安定したバルブ保持
性を可能にした液冷式の投射形ブラウン管を提供するこ
とにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、バルブに密閉室を支持固定する係止
部を設けたものである。 【0013】すなわち、本発明のうち、代表的なものの
概要を簡単に説明すれば、以下の通りである。 【0014】(手段1)パネルとファンネルとネックと
が管軸方向に連接してなるバルブは外形平面図がほぼ矩
形状であり、前記バルブの前面には前記パネルと透明部
材とで形成される密閉室を設け、この密閉室内に前記パ
ネル前面に接触して対流の生じやすい透明液体を封入す
るとともに、この密閉室の外周部に一部が前記液体に接
触した熱の良伝導体からなる放熱板を配設した液冷式投
射形ブラウン管において、前記放熱板を前記パネルと透
明部材との間にシール部材を介して挟持させ、前記ファ
ンネルの傾斜部に係止部を設け、該係止部と前記透明部
材に押え部材を当接させて、前記透明部材と該係止部を
互いに管軸と平行方向に締め付けることにより前記密閉
室を密閉固定することを特徴とするものである。 【0015】(手段2)前記係止部は、前記ブラウン管
を前記管軸と直角方向から見た場合、前記パネルの外形
よりも内側に形成されていることを特徴とするものであ
る。 【0016】(手段3)前記係止部は外形平面図がほぼ
矩形状のバルブのほぼ対角方向に合計4ケ形成されてい
ることを特徴とするものである。 【0017】(手段4)前記係止部の前記押え部材が当
接する面は前記管軸とほぼ直角な平面であることを特徴
とするものである。 【0018】 【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施例
を詳細に説明する。 【0019】図1は本発明による液冷式の投射形ブラウ
ン管の一実施例を示す図で、同図(a)はブラウン管を
ファンネル部側から見た平面図、同図(b)はその要部
断面図であリ、前述の図と同一部分は同一符号を付して
ある。同図において、バルブ4のファンネル部2の4つ
のコーナ部には、各々管軸に対してほぼ直交する係止面
17aを有する係止部としてのパッド17が一体的に突
出して形成されている。なお、18はバルブ4内の電極
に高電圧を供給するキャップである。 【0020】一方、ファンネル部2の押え金具14′は
外縁部に補強用の折り曲げ部14aを有し、その内縁部
には前記4個のパッド17の配列形状をなし、かつキャ
ップ18の位置を離間して形成される枠形状の開口部1
4bを有して形成されている。 【0021】このような構成において、ファンネル部2
のコーナ部に設けられた4個のパッド17の係止面17
a全面に、前述した押え金具14′を当接し、前記透明
パネル押え金具13および放熱板7とともにネジ15,
16により所定のトルクで締め付け固定することによ
り、Oリング12が所定の圧縮率で圧縮され、気密シー
ルされるとともに、密閉室11がファンネル部2に支持
固定される。 【0022】このような構成によれば、ファンネル部押
え金具14′が4個のパッド17の係止面17aに面接
触して固定配置されるので、落下あるいは振動等の衝撃
に対するバルブ4との保持性が向上し、バルブ4の位置
ずれによるOリング12のシール性が損なわれることが
なく、密閉室11が安定して保持される。 【0023】また、このような構成において、係止部と
してのパッド17は、その係止面17aが管軸とほぼ直
交して形成したが、図2に示すように管軸Cとほぼ直交
する面に対して角度θだけ傾けて形成することにより、
押え金具14′がより充分に係止され、極めて良好な係
止効果が得られる。なお、この係止面17aの傾斜角を
鈍角となる角度−θに設定した場合には、係止面17a
から押え金具14′の開口部14bが滑り易くなるので
好ましくない。 【0024】また、前述した実施例においては、ファン
ネル部2の各コーナ部にパッド17を4個配列して設け
たが、図3に示すように両側に円弧状に2個配列して設
けても前述と全く同様の効果が得られる。 【0025】図4は本発明による液冷式の投射形ブラウ
ン管の他の実施例を示す断面図であり、前述の図と同一
部分は同一符号を付してある。同図において、図1と異
なる点は、ファンネル部押え金具14″がファンネル部
2の外形状とほぼ同等形状をなし、かつその小口径開口
端周辺部には内側に折れ曲る折り曲げ部14cを有して
鋺形状に形成されており、この押え金具14″はその折
り曲げ部14cを4個のパッド17の平面17aに当接
させて透明パネル押え金具13および放熱板7とともに
ネジ15,16により締め付け固定されている。 【0026】このような構成においても、前述と全く同
様の効果が得られるとともに、外部磁気遮蔽効果も同時
に得ることができ、極めて好適である。 【0027】なお、前述した実施例においては、密閉室
11の係止部としてのパッド17をファンネル部2に設
けた場合について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、図5に示すように蛍光面パネル部1の
開口端を厚肉状に形成し、その4隅に、管軸とほぼ直交
する係止面1aを有する段差部1bを設け、この段差部
1bの係止面1aに、前述した押え金具14′の内縁側
開口部14bの開口径を大きく形成して当接させ、図1
に示すようにネジ15,16により締付固定させること
によっても図1の構成とほぼ同様な効果が得られる。ま
た、この係止面1aを有する段差部1bは図6に示すよ
うに蛍光面パネル1の開口端を厚肉状に形成し、この開
口端面の外周側を利用しても前述とほぼ同等の効果が得
られる。さらには図7に示すように蛍光面パネル部1の
外周部に、管軸とほぼ直交する方向に係止面1aを有す
る突出部1cを設けても前述とほぼ同等の効果が得られ
る。また、これらの係止部としての段差部1bおよび突
出部1cは蛍光面パネル部1の4隅に設けたが、その開
口端の外周縁に沿って設けることにより、さらに安定し
た支持構造が得られる。 【0028】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ルブに係止部を設け、この係止部に密閉室を支持固定し
たことにより、衝撃に対して安定したバルブ保持性が得
られ、品質,信頼性の高い液冷式の投射形ブラウン管が
実現できるという極めて優れた効果が得られる。
などに用いる液冷式の投射形ブラウン管に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】一般にブラウン管方式によるカラープロ
ジェクタにおいては、2管式あるいは3管式のように複
数の各単色ブラウン管によって各色の画像を得てこれら
の画像を投写スクリーン上に投射してこのスクリーン上
に各画素が合成されたカラー画像を得るようにしてい
る。 【0003】このようなプロジェクタには、高輝度ブラ
ウン管を用いることが望まれるが、高輝度ブラウン管は
高出力であるためにこれを長時間にわたって動作させて
いるうちに前面パネルの昇温により投写スクリーン上の
投写カラー画像のホワイトバランスが狂ってくるという
問題がある。 【0004】この問題の解決策の一つとしてブラウン管
の蛍光面パネル前面に接触して液体を密封した密閉室を
設け、この液体の対流によって密閉室の周囲に設けた放
熱板を通じて熱の拡散を図ることが提案されている(実
開昭54−43926号公報,実開昭55−17725
6号公報)。 【0005】図8はこのような液冷式の高輝度ブラウン
管の構造を示す断面図である。同図において、蛍光面パ
ネル部1,ファンネル部2およびネック部3によりバル
ブ4を構成し、ネック部3内に封入された電子銃5と対
向する内面には蛍光面6が形成されている。一方、蛍光
面パネル部1の外周部に枠状の放熱板7を接着剤8を介
して接着し、さらに接着剤8を介して放熱板7と透明パ
ネル9とを接着する。また放熱板7には図示しないが、
注入口が設けられており、充分に脱気した冷媒液10を
蛍光面パネル部1と透明パネル9とで形成される密閉室
11内に空気が完全に抜け去る状態で注入し、栓で完全
に閉栓する。これによって密閉室11内の冷媒液10の
対流によってバルブ4の蛍光面パネル部1から発生する
熱は放熱板7を通して外部に放散されることになり、蛍
光面パネル部1の表面温度は約80℃程度に抑えられ安
定した画像を得ることができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】このような方式におい
て、ブラウン管の動作,非動作時の温度によって密閉室
11内の冷媒液10は膨張,収縮を繰り返す。したがっ
て注入する冷媒液10の温度は動作時に合わせるかある
いは非動作時に合わせるかによって異なるが、動作時に
合わせれば非動作時に冷媒液10は収縮し、非動作時に
合わせれば動作時には膨張し、いずれの場合も密閉室1
1内は繰り返し応力を受けることになる。この応力が密
閉室11を構成する接着剤8による接着面の強度を越え
ると、接着剤8が剥離して冷媒液10が漏洩する事故が
発生する。したがって接着剤8としては、これらの応力
を多少でも吸収するために弾性力の優れた例えばシリコ
ン系の有機接着剤を使用していることから、長時間の使
用に対して温度上昇に伴う冷媒液10の体積膨張を吸収
することができ、比較的簡単な構成で液冷構造が達成で
きる。 【0007】しかしながら、このような構成によると、
密閉室11を構成するために接着剤8を用いるので、放
熱板7および蛍光面パネル部1等の被着体の表面清浄度
の維持管理に大がかりな製造設備が必要となるなどの問
題があった。 【0008】このような問題点を改善したものとして
は、図9に示すような投射形ブラウン管が提案されてい
る(未公開)。すなわち、同図において、密閉室11
は、放熱板7の内縁側内外面に凹部7aを設け、この凹
部7a内にOリング12を嵌め込み、透明パネル9と蛍
光面パネル部1との間に挟持させ、この放熱板7の外縁
側を、透明パネル9の押え金具13とファンネル部2の
押え金具14との間にネジ15,16により締め付け固
定することによってOリング12を所定の圧縮率に圧縮
し、気密シールして構成され、さらに図示しないが、こ
の放熱板7の一部にはべローズ等の体積吸収装置が設け
られている。 【0009】このような構成によれば、液冷構造は若干
複雑となるが、密閉室11の組立てが容易となり、図8
と比較して製造が容易となる。 【0010】しかしながら、このような構成によるとバ
ルブ押え金具14がファンネル部2の曲面に嵌合されて
いない構成となるので、バルブ4との保持性が低下し、
落下あるいは振動等の衝撃によりバルブ4が位置ずれを
起こし、Oリング12による密閉室11のシール性が損
なわれる等の問題があった。 【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、密閉室の安定したバルブ保持
性を可能にした液冷式の投射形ブラウン管を提供するこ
とにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、バルブに密閉室を支持固定する係止
部を設けたものである。 【0013】すなわち、本発明のうち、代表的なものの
概要を簡単に説明すれば、以下の通りである。 【0014】(手段1)パネルとファンネルとネックと
が管軸方向に連接してなるバルブは外形平面図がほぼ矩
形状であり、前記バルブの前面には前記パネルと透明部
材とで形成される密閉室を設け、この密閉室内に前記パ
ネル前面に接触して対流の生じやすい透明液体を封入す
るとともに、この密閉室の外周部に一部が前記液体に接
触した熱の良伝導体からなる放熱板を配設した液冷式投
射形ブラウン管において、前記放熱板を前記パネルと透
明部材との間にシール部材を介して挟持させ、前記ファ
ンネルの傾斜部に係止部を設け、該係止部と前記透明部
材に押え部材を当接させて、前記透明部材と該係止部を
互いに管軸と平行方向に締め付けることにより前記密閉
室を密閉固定することを特徴とするものである。 【0015】(手段2)前記係止部は、前記ブラウン管
を前記管軸と直角方向から見た場合、前記パネルの外形
よりも内側に形成されていることを特徴とするものであ
る。 【0016】(手段3)前記係止部は外形平面図がほぼ
矩形状のバルブのほぼ対角方向に合計4ケ形成されてい
ることを特徴とするものである。 【0017】(手段4)前記係止部の前記押え部材が当
接する面は前記管軸とほぼ直角な平面であることを特徴
とするものである。 【0018】 【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施例
を詳細に説明する。 【0019】図1は本発明による液冷式の投射形ブラウ
ン管の一実施例を示す図で、同図(a)はブラウン管を
ファンネル部側から見た平面図、同図(b)はその要部
断面図であリ、前述の図と同一部分は同一符号を付して
ある。同図において、バルブ4のファンネル部2の4つ
のコーナ部には、各々管軸に対してほぼ直交する係止面
17aを有する係止部としてのパッド17が一体的に突
出して形成されている。なお、18はバルブ4内の電極
に高電圧を供給するキャップである。 【0020】一方、ファンネル部2の押え金具14′は
外縁部に補強用の折り曲げ部14aを有し、その内縁部
には前記4個のパッド17の配列形状をなし、かつキャ
ップ18の位置を離間して形成される枠形状の開口部1
4bを有して形成されている。 【0021】このような構成において、ファンネル部2
のコーナ部に設けられた4個のパッド17の係止面17
a全面に、前述した押え金具14′を当接し、前記透明
パネル押え金具13および放熱板7とともにネジ15,
16により所定のトルクで締め付け固定することによ
り、Oリング12が所定の圧縮率で圧縮され、気密シー
ルされるとともに、密閉室11がファンネル部2に支持
固定される。 【0022】このような構成によれば、ファンネル部押
え金具14′が4個のパッド17の係止面17aに面接
触して固定配置されるので、落下あるいは振動等の衝撃
に対するバルブ4との保持性が向上し、バルブ4の位置
ずれによるOリング12のシール性が損なわれることが
なく、密閉室11が安定して保持される。 【0023】また、このような構成において、係止部と
してのパッド17は、その係止面17aが管軸とほぼ直
交して形成したが、図2に示すように管軸Cとほぼ直交
する面に対して角度θだけ傾けて形成することにより、
押え金具14′がより充分に係止され、極めて良好な係
止効果が得られる。なお、この係止面17aの傾斜角を
鈍角となる角度−θに設定した場合には、係止面17a
から押え金具14′の開口部14bが滑り易くなるので
好ましくない。 【0024】また、前述した実施例においては、ファン
ネル部2の各コーナ部にパッド17を4個配列して設け
たが、図3に示すように両側に円弧状に2個配列して設
けても前述と全く同様の効果が得られる。 【0025】図4は本発明による液冷式の投射形ブラウ
ン管の他の実施例を示す断面図であり、前述の図と同一
部分は同一符号を付してある。同図において、図1と異
なる点は、ファンネル部押え金具14″がファンネル部
2の外形状とほぼ同等形状をなし、かつその小口径開口
端周辺部には内側に折れ曲る折り曲げ部14cを有して
鋺形状に形成されており、この押え金具14″はその折
り曲げ部14cを4個のパッド17の平面17aに当接
させて透明パネル押え金具13および放熱板7とともに
ネジ15,16により締め付け固定されている。 【0026】このような構成においても、前述と全く同
様の効果が得られるとともに、外部磁気遮蔽効果も同時
に得ることができ、極めて好適である。 【0027】なお、前述した実施例においては、密閉室
11の係止部としてのパッド17をファンネル部2に設
けた場合について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、図5に示すように蛍光面パネル部1の
開口端を厚肉状に形成し、その4隅に、管軸とほぼ直交
する係止面1aを有する段差部1bを設け、この段差部
1bの係止面1aに、前述した押え金具14′の内縁側
開口部14bの開口径を大きく形成して当接させ、図1
に示すようにネジ15,16により締付固定させること
によっても図1の構成とほぼ同様な効果が得られる。ま
た、この係止面1aを有する段差部1bは図6に示すよ
うに蛍光面パネル1の開口端を厚肉状に形成し、この開
口端面の外周側を利用しても前述とほぼ同等の効果が得
られる。さらには図7に示すように蛍光面パネル部1の
外周部に、管軸とほぼ直交する方向に係止面1aを有す
る突出部1cを設けても前述とほぼ同等の効果が得られ
る。また、これらの係止部としての段差部1bおよび突
出部1cは蛍光面パネル部1の4隅に設けたが、その開
口端の外周縁に沿って設けることにより、さらに安定し
た支持構造が得られる。 【0028】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ルブに係止部を設け、この係止部に密閉室を支持固定し
たことにより、衝撃に対して安定したバルブ保持性が得
られ、品質,信頼性の高い液冷式の投射形ブラウン管が
実現できるという極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液冷式の投射形ブラウン管の一実
施例を示す図である。 【図2】図1に係わる係止部の他の実施例を示す要部断
面図である。 【図3】係止部のさらに他の実施例を示すブラウン管の
ネック部側から見た平面図である。 【図4】本発明による液冷式の投射形ブラウン管の他の
実施例を示す断面図である。 【図5】本発明のさらに他の実施例を説明するためのバ
ルブの断面図である。 【図6】本発明のさらに他の実施例を説明するためのバ
ルブの断面図である。 【図7】本発明のさらに他の実施例を説明するためのバ
ルブの断面図である。 【図8】従来の液冷式の投射形ブラウン管を示す断面図
である。 【図9】近年提案されている液冷式の投射形ブラウン管
(未公開)を示す断面図である。 【符号の説明】 1…蛍光面パネル部、1a…係止面、1b…段差部、1
c…突出部、2…ファンネル部、3…ネック部、4…バ
ルブ、5…電子銃、6…蛍光面、7…放熱板、7a…凹
部、8…接着剤、9…透明パネル、10…冷媒液、11
…密閉室、12…Oリング、13…パネル押え金具、1
4,14′…押え金具、14a…折り曲げ部、14b…
開口部、15,16…ネジ、17…パッド、17a…係
止面、18…キャップ。
施例を示す図である。 【図2】図1に係わる係止部の他の実施例を示す要部断
面図である。 【図3】係止部のさらに他の実施例を示すブラウン管の
ネック部側から見た平面図である。 【図4】本発明による液冷式の投射形ブラウン管の他の
実施例を示す断面図である。 【図5】本発明のさらに他の実施例を説明するためのバ
ルブの断面図である。 【図6】本発明のさらに他の実施例を説明するためのバ
ルブの断面図である。 【図7】本発明のさらに他の実施例を説明するためのバ
ルブの断面図である。 【図8】従来の液冷式の投射形ブラウン管を示す断面図
である。 【図9】近年提案されている液冷式の投射形ブラウン管
(未公開)を示す断面図である。 【符号の説明】 1…蛍光面パネル部、1a…係止面、1b…段差部、1
c…突出部、2…ファンネル部、3…ネック部、4…バ
ルブ、5…電子銃、6…蛍光面、7…放熱板、7a…凹
部、8…接着剤、9…透明パネル、10…冷媒液、11
…密閉室、12…Oリング、13…パネル押え金具、1
4,14′…押え金具、14a…折り曲げ部、14b…
開口部、15,16…ネジ、17…パッド、17a…係
止面、18…キャップ。
フロントページの続き
(72)発明者 山口 卓見
千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日
立製作所 茂原工場内
(56)参考文献 特開 昭60−100345(JP,A)
特公 平8−1779(JP,B2)
米国特許2517774(US,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
H01J 31/10,29/00,29/86
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.パネルとファンネルとネックとが管軸方向に連接し
てなるバルブは外形平面図がほぼ矩形状であり、前記バ
ルブの前面には前記パネルと透明部材とで形成される密
閉室を設け、この密閉室内に前記パネル前面に接触して
対流の生じやすい透明液体を封入するとともに、この密
閉室の外周部に一部が前記液体に接触した熱の良伝導体
からなる放熱板を配設した液冷式投射形ブラウン管にお
いて、前記放熱板を前記パネルと透明部材との間にシー
ル部材を介して挟持させ、前記ファンネルの傾斜部に、
前記ブラウン管を前記管軸と直角方向から見た場合に前
記パネルの外形よりも内側に形成されている係止部を設
け、該係止部と前記透明部材に押え部材を当接させて、
前記透明部材と該係止部を互いに管軸と平行方向に締め
付けることにより前記密閉室を密閉固定することを特徴
とした投射形ブラウン管。2. 前記係止部は外形平面図がほぼ矩形状のバルブのほ
ぼ対角方向に合計4ケ形成されていることを特徴とする
請求項1記載の投射形ブラウン管。3. 前記係止部の前記押え部材が当接する面は前記管軸
とほぼ直角な平面であることを特徴とする請求項2記載
の投射形ブラウン管。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16556297A JP2904190B2 (ja) | 1985-07-05 | 1997-06-23 | 投射形ブラウン管 |
| JP10301994A JPH11195395A (ja) | 1985-07-05 | 1998-10-23 | 投射形ブラウン管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16556297A JP2904190B2 (ja) | 1985-07-05 | 1997-06-23 | 投射形ブラウン管 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60146501A Division JPH081779B2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 投射形ブラウン管 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10301994A Division JPH11195395A (ja) | 1985-07-05 | 1998-10-23 | 投射形ブラウン管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1064413A JPH1064413A (ja) | 1998-03-06 |
| JP2904190B2 true JP2904190B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=15814728
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16556297A Expired - Lifetime JP2904190B2 (ja) | 1985-07-05 | 1997-06-23 | 投射形ブラウン管 |
| JP10301994A Pending JPH11195395A (ja) | 1985-07-05 | 1998-10-23 | 投射形ブラウン管 |
Family Applications After (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10301994A Pending JPH11195395A (ja) | 1985-07-05 | 1998-10-23 | 投射形ブラウン管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JP2904190B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100658841B1 (ko) | 2004-05-20 | 2006-12-15 | 엘지전자 주식회사 | 프로젝션 tv의 crt와 커플러의 고정구조 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2517774A (en) | 1948-03-30 | 1950-08-08 | Rca Corp | Halation reduction in cathode-ray tubes |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP16556297A patent/JP2904190B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-10-23 JP JP10301994A patent/JPH11195395A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2517774A (en) | 1948-03-30 | 1950-08-08 | Rca Corp | Halation reduction in cathode-ray tubes |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1064413A (ja) | 1998-03-06 |
| JPH11195395A (ja) | 1999-07-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |