JP2906335B2 - ミル付きキャップ - Google Patents

ミル付きキャップ

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JP2906335B2
JP2906335B2 JP8088957A JP8895796A JP2906335B2 JP 2906335 B2 JP2906335 B2 JP 2906335B2 JP 8088957 A JP8088957 A JP 8088957A JP 8895796 A JP8895796 A JP 8895796A JP 2906335 B2 JP2906335 B2 JP 2906335B2
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良三 上田
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Toyo Glass Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コショウ等の容器
に装着して、コショウ等の内容物を粉砕して取り出すこ
とのできるミル付きキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のキャップは、相対的に回
転可能な概略円錐形の内歯と概略円筒形の外歯とを有
し、内歯と外歯とを相対的に回転させながら、内容物
双方の歯の間を通過させることにより、内容物を粉砕し
て取り出すものである。
【0003】以下、従来例を表す図5に基づいて説明す
る。図5は従来普通に用いられているミル付きキャップ
40の断面図で、容器60に螺着しキャップを下にした
状態を示している。ミル付きキャップ40は、外筒4
1、内筒42、外歯43、内歯44、金属ピン45等か
らなる。外筒41及び内筒42はプラスチック製、外歯
43及び内歯44はセラミック製である。内筒42は、
一端に容器60に螺着する螺条46を有し、他端に外歯
43が嵌着固定されている。また中央付近には、軸受4
7が内壁から中心に向けて突出した腕48に支持されて
いる。外筒41は内筒42の外周に回転自在に嵌挿さ
れ、一端に金属ピン45の先端が嵌入する穴49を有す
るブリッジ50が設けられている。ブリッジ50には、
軸受47に軸支され内歯44を貫通する金属ピン45の
先端、及び、内歯44が接着部51で接着固定されてい
る。内歯44は概略円錐形をしており、その外周面には
歯形が形成されている。外歯43は概略円筒形をしてお
り、その内周面には歯形52が形成されている。外筒4
1を内筒42に対して回転させると、ブリッジ50に接
着固定されている内歯44が内筒42に嵌着固定されて
いる外歯43に対して回転する。コショウ等の内容物は
重力により内歯44と外歯43の間に入り込み、内歯4
4と外歯43によって粉砕され、粉状になった内容物は
双方の歯の間の排出部53から下方に排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のミ
ル付きキャップは、部品点数が多く、また、接着剤によ
って部品を結合しなければならないので組み立て作業が
煩雑であり、接着剤が硬化するのを待たなければならな
いので製造能率が悪かった。また、内歯及び外歯はセラ
ミック又は金属で作られているのでコストが高く、廃棄
された場合はキャップに金属又はセラミックが混合して
いるので、材料のリサイクルには不向きである。例え
ば、ガラス容器をカレットとして再利用するような場
合、カレット中に金属やセラミックが混合してしまう可
能性があるのである。
【0005】本発明は、内歯及び外歯をプラスチック製
としてコストを下げると共に、部材の結合部を改良して
部品点数を減らし組み立て作業を簡略化して製造能率を
向上し、更に、キャップ全体をプラスチック製としてリ
サイクルにも好都合のミル付きキャップを提供するため
になされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1端の中心に
軸7又は軸受孔が形成され、その周囲に粉砕物が排出さ
れる出口開口8が形成されている外筒2と、中心に嵌合
孔10又は嵌合突起が形成され、その周囲に内容物が通
過する通過開口22が形成され、1端に容器30に装着
するための係合手段を有し、他端は外筒2の内側に回転
自在に嵌挿される内筒3と、外筒2の内側に外筒2に対
して回転不能に嵌合固定され、略円筒形状の内側に歯形
11が形成されている外歯4と、1端に外筒2の軸7又
は軸受孔に軸着する軸受孔12又は軸が形成され、他端
に内筒3の嵌合孔10又は嵌合突起と回転不能に嵌合固
定される嵌合突起13又は嵌合孔が形成されており、略
円錐形状の外側に歯形14が形成され、外歯4の内側に
配置されている内歯5とからなり、外筒2を内筒3に対
して回転させると、外筒2に嵌合固定されている外歯4
が内筒3に嵌合固定されている内歯5に対して回転し、
通過開口22を経て外歯4と内歯5の間に入り込んだ内
容物が外歯4と内歯5の協働により粉砕され、出口開口
8から排出されるミル付きキャップであって、外歯4の
元端外周に縮径部16を形成し、該縮径部16に内筒3
の先端を遊挿したことを特徴とするミル付きキャップで
ある。
【0007】上記のごとく構成することで、外筒、内
筒、外歯及び内歯を全て嵌め込みで組み立てることがで
き、金属ピンや接着を必要としない。
【0008】外筒と外歯とを回転不能に嵌合固定するに
は、例えば、外歯の外周を多角形状とし、外筒の内周を
これと同一の多角形状とすると、外歯は外筒に対して回
転不能となり、外筒の回転が外歯に伝達される。回転を
伝達させるには、多角形の他にも種々の形状とすること
ができるのはもちろんである。
【0009】内筒の嵌合孔又は嵌合突起と内歯の嵌合突
起又は嵌合孔とを回転不能に嵌合固定するには、例えば
嵌合突起を多角形状とし、嵌合孔を同一の多角形状とす
ると、内筒と内歯とは回転不能となる。回転不能とする
には、その他にも嵌合突起及び嵌合孔を種々の形状とす
ることができる。
【0010】外歯の元端外周に縮径部を形成し、該縮径
に内筒先端を遊挿するように構成すると、次のように
たいへん簡単にキャップを組み立てることができる。す
なわち、図2に示すように、内筒先端に外歯の縮径部を
嵌め込み、次に外歯の内部に内歯を挿入し、内歯の元端
の嵌合突起又は嵌合孔を内筒の嵌合孔又は嵌合突起嵌め
込み、最後に外筒を内筒に嵌合すればよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施例を表した図面によ
り、本発明を詳細に説明する。図1は、実施例のミル付
きキャップ1の容器に装着した状態の断面図、図2はミ
ル付きキャップ1の組み立て説明図、図3は外筒の下面
図、図4は内筒の上面図である。
【0012】ミル付きキャップ1は、外筒2、内筒3、
外歯4及び内歯5からなる。これらの部材はすべてプラ
スチック製である。従来、外歯及び内歯は金属又はセラ
ミックで形成されていたが、出願人は、ポリカーボネー
トやガラス繊維補強プラスチックなどの硬質のプラスチ
ック材料を用いても十分な粉砕能力が得られることを確
認した。
【0013】外筒2の先端部にはブリッジ6が形成さ
れ、その両側は粉砕された内容物が排出される出口開口
8となっている。ブリッジ6の下面中心には軸7が突設
されている。また、元端部の内周面には内筒3の突条1
7と係合する突条18が4ヵ所形成されている。先端よ
りの外歯4が嵌合される内周部21は、図3に示すよう
に、正16角形となっている。
【0014】内筒3は、段部20から先端寄りが外筒2
の内側に嵌挿される。段部20から元端よりの内周面に
は容器30に装着するための係合手段である螺条19が
形成され、容器30の口部外周の螺条31と螺合する。
内周にはブリッジ9が架設され、ブリッジ9の中央には
嵌合孔10が形成されている。嵌合孔10は、図4に示
すように、四角形状をなしている。ブリッジ9の両側
は、通過開口22となっている。
【0015】外歯4は概略円筒形状をなしており、その
内側は、図1に示すように、下部(元端寄り)がやや末
広がり状になっており、歯形11が形成されている。外
周部15は正16角形となっており、同じく正16角形
の外筒2の内周部21と嵌合するので、外歯4は外筒2
に対して回転不能となっている。外周面の下部は縮径部
16となっており、この縮径部16には内筒3の先端が
遊挿される。
【0016】内歯5は、概略円錐形をなしており、その
外周面には歯形5が形成されている。上面(先端部)に
は軸受孔12が形成され、下部(元端部)には嵌合突起
13が突出形成されている。軸受孔12には外筒2の軸
7が軸着し、嵌合突起13は内筒3の嵌合孔10に嵌合
固定される。嵌合突起13及び嵌合孔10は四角形状で
あるので、内歯5と内筒3とは相対的に回転不能となっ
ている。ひとたび嵌合孔10に嵌合突起13を嵌合する
と、アンダカットにより抜けにくくなっている。内歯5
は、図1に示すように、外歯4の内側に配置される。
【0017】ミル付きキャップ1を使用するときは、キ
ャップ1を下にした状態で外筒2を内筒3及び容器30
に対して回転させる。すると、外歯4は外筒2に回転不
能に嵌合固定されており、内歯5は内筒3に回転不能に
嵌合固定されているから、外歯4が内歯5に対して回転
する。容器30内の内容物は重力により通過開口22を
通り外歯4と内歯5の間に入り込み、外歯4と内歯5の
相対的な回転により粉砕され、外歯4と内歯5の先端の
間の排出部23から出口開口8を通り排出される。
【0018】上記の実施例においては、内歯5の上面に
軸受孔12が、外筒2のブリッジ6には軸7が形成され
ているが、雄雌逆にして内歯に軸を、外筒のブリッジに
軸受孔を設けても良い。また、内歯5の下部の嵌合突起
10と内筒3のブリッジ9の嵌合孔10の雄雌を逆にし
て、内歯5に嵌合孔を、内筒のブリッジに嵌合突起を設
けても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明のミル付きキャップは、従来のも
ののように金属ピンを使用せず、接着剤も使用しない
で、外筒、内筒、外歯及び内歯を全て嵌め込みで組み立
てることができるので、少ない部品点数で簡単に組み立
てでき、組み立て作業の能率が著しく向上する。内歯及
び外歯をプラスチック製とするとコストダウンとなり、
キャップ全体がプラスチック製となるので容器材料のガ
ラスのリサイクルにも好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のミル付きキャップ1の容器30に装着
した状態の断面図である。
【図2】ミル付きキャップ1の組み立て説明図である。
【図3】外筒2の下面図である。
【図4】内筒3の上面図である。
【図5】従来のミル付きキャップ40の使用状態の断面
図である。
【符号の説明】
1 ミル付きキャップ 2 外筒 3 内筒 4 外歯 5 内歯 6 ブリッジ 7 軸 8 出口開口 9 ブリッジ 10 嵌合孔 11 歯形 12 軸受孔 13 嵌合突起 14 歯形 15 外周部 16 縮径部 17 突条 18 突条 19 螺条 20 段部 21 内周部 22 通過開口 23 排出部 30 容器 31 螺条 40 ミル付きキャップ 41 外筒 42 内筒 43 外歯 44 内歯 45 金属ピン 46 螺条 47 軸受 48 腕 49 穴 50 ブリッジ 51 接着部 52 歯形 53 排出部 60 容器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1端の中心に軸7又は軸受孔が形成され、
    その周囲に粉砕物が排出される出口開口8が形成されて
    いる外筒2と、中心に嵌合孔10又は嵌合突起が形成さ
    れ、その周囲に内容物が通過する通過開口22が形成さ
    れ、1端に容器30に装着するための係合手段を有し、
    他端は外筒2の内側に回転自在に嵌挿される内筒3と、
    外筒2の内側に外筒2に対して回転不能に嵌合固定さ
    れ、略円筒形状の内側に歯形11が形成されている外歯
    4と、1端に外筒2の軸7又は軸受孔に軸着する軸受孔
    12又は軸が形成され、他端に内筒3の嵌合孔10又は
    嵌合突起と回転不能に嵌合固定される嵌合突起13又は
    嵌合孔が形成されており、略円錐形状の外側に歯形14
    が形成され、外歯4の内側に配置されている内歯5とか
    らなり、外筒2を内筒3に対して回転させると、外筒2
    に嵌合固定されている外歯4が内筒3に嵌合固定されて
    いる内歯5に対して回転し、通過開口22を経て外歯4
    と内歯5の間に入り込んだ内容物が外歯4と内歯5の協
    働により粉砕され、出口開口8から排出されるミル付き
    キャップであって、外歯4の元端外周に縮径部16を形
    成し、該縮径部16に内筒3の先端を遊挿したことを特
    徴とするミル付きキャップ
  2. 【請求項2】請求項1のミル付きキャップにおいて、外
    歯4及び内歯5がポリカーボネート又はガラス繊維補強
    プラスチックのような硬質のプラスチック材料でなるこ
    とを特徴とするミル付きキャップ
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