JP2922843B2 - 積み重ね板材の乾燥方法及び積み重ね板材の乾燥装置 - Google Patents

積み重ね板材の乾燥方法及び積み重ね板材の乾燥装置

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JP2922843B2 JP9761996A JP9761996A JP2922843B2 JP 2922843 B2 JP2922843 B2 JP 2922843B2 JP 9761996 A JP9761996 A JP 9761996A JP 9761996 A JP9761996 A JP 9761996A JP 2922843 B2 JP2922843 B2 JP 2922843B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材特に唐松材等
の板材を乾燥すると、一定方向に捩れる性質を持ってい
る。また板材はカップ状に反る性質を持っている。この
現象は生材では起き難いが、乾燥することにより必ず生
じるものであり、この現象を防ぐことができる積み重ね
板材の乾燥方法及び積み重ね板材の乾燥装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、板材を乾燥する場合、乾燥室内に
各板材間に桟材を介して板材を積み重ねて、この積み重
ねた板材の上に重しを載せ、その重量により捩れを防ぐ
ようにしたものが存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術においては、例えば、積み重ねた板材は、3m
位の高さに桟木を入れて積み上げるので、その全体の反
発力により、重しそのものが押し上げられてしまうとい
う欠点があった。
【0004】また、側面よりターンバックル等で締め付
ける手段もあるが、積み重ねた板材は乾燥することによ
り、縮小する性質を持っているので、乾燥中に追締めを
する必要がある。ところが、乾燥室内は高温のため乾燥
室内に入ることができないので、余り良い結果が得られ
ない。
【0005】無理して追締めしたとしても、積み重ねた
板材そのものが全体的に、同じ方向に捩れてしまい良い
効果が得られない。
【0006】本発明は、この事情に鑑みて、積み重ねた
板材全体を基礎コンクリートに固定した止め金具に設け
た滑車を介してワイヤー等で両側面を締め付ける積み重
ね板材の乾燥方法及び乾燥装置を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次のような技術手段を採用した。請求項1
記載の発明においては、木材乾燥室の基礎コンクリート
に、乾燥しようとする木材の縦横の長さに合わせて少な
くとも左右両端、並びに少なくとも前後に2ヶ所以上、
計4ヶ所以上止め金具を固定し、該止め金具のどれか1
つにワイヤーの一端を固定し、ワイヤーの他端を各止め
金具に設けた滑車、及び板材の最上段上に載置した角材
に設けた滑車を介して上下の板材が締め付けられるよう
に掛け渡して外に持ち出し、常時一定の引張り圧力が掛
るようにモーターを駆動源とする引張り装置で木材を締
め付けるという技術手段を採用した。
【0008】請求項2記載の発明においては、木材乾燥
室の基礎コンクリートに、乾燥しようとする木材の縦横
の長さに合わせて少なくとも左右両端、並びに少なくと
も前後に2ヶ所以上、計4ヶ所以上止め金具を固定し、
該止め金具のどれか1つにワイヤーの一端を固定し、ワ
イヤーの他端を残りの各止め金具に設けた滑車、及び積
み重ねた木材の最上段上に載置する角材に設けた滑車を
介して上下の板材が締め付けられるように掛け渡して外
に持ち出し、常時一定の引張り圧力が掛かるように引張
り装置を木材乾燥室外に設けるという技術手段を採用し
た。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、天日による乾燥の場合
は地面に直接、乾燥しようとする木材の縦横の長さに合
わせて少なくとも左右両端、並びに少なくとも前後に2
ヶ所以上、計4ヶ所以上止め金具を設け、該止め金具の
どれか1つにワイヤーの一端を固定し、ワイヤーの他端
を残りの各止め金具に設けた滑車、及び板材の最上段上
に載置した角材に設けた滑車を介して上下が締め付けら
れるように掛け渡して外に持ち出し、常時一定の引張り
圧力がかかるようにモーターを駆動源とする引張り装置
で木材を締め付ける。
【0010】或いは木材乾燥室の基礎コンクリートに、
乾燥しようとする木材の縦横の長さに合わせて少なくと
も左右両端、並びに少なくとも前後に2ヶ所以上、計4
ヶ所以上止め金具を固定し、該止め金具のどれか1つに
ワイヤーの一端を固定し、ワイヤーの他端を残りの各止
め金具に設けた滑車、及び積み重ねた木材の最上段上に
載置する角材に設けた滑車を介して上下の板材が締め付
けられるように掛け渡して外に持ち出し、常時一定の引
張り圧力が掛かるように引張り装置を木材乾燥室外に設
けた積み重ね板材の乾燥装置である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。図1は概略正面図、図2は概略側面図であ
る。該図1、図2からも理解できるように、木材から切
断機で挽いた厚さ20mm〜50mmの挽き板1を数十
枚積み重ねて3m位の高さになるように、3cm角材の
桟木2を各挽き板1間に入れて積み上げて乾燥室内にて
乾燥させるものである。
【0012】基礎コンクリート3に上記積み重ねた挽き
板1の長手側の長さに対応する間に止め金具4を少なく
とも両端の2ヶ所、あるいは、さらに両端間に複数ヶ所
固定する。この止め金具4の固定数は乾燥させる挽き板
1の長さによって適宣決定するものである。
【0013】これを手前側と後側に対向するように設け
たものである。さらに、この止め金具4には滑車5が設
けられている。
【0014】また、この積み重ねた挽き板1の前後に設
けた止め金具4に対向するように積み重ねた挽き板1の
最上段に載置するように角材の両端部に滑車5を取り付
けた押圧材6を設ける。前記基礎コンクリート3に固定
された止め金具4の中で手前側或いは後側の左右どちら
かの各一個を選択し、この止め金具4にワイヤー7を固
定する。このワイヤー7を上方に立ち上げ押圧材6に設
けた滑車5に掛け渡し、さらに次(本実施例では1つ左
側の止め金具)の基礎コンクリート3に固定されている
止め金具4の滑車5に掛け渡す、これを繰り返して、掛
け渡したワイヤー7の端部を引張り圧力を掛けられるよ
うにした乾燥室外に設けた駆動源、例えばモーターによ
る引張り装置8で乾燥の程度により挽き板が縮小するの
に対応して、常時一定圧で引張り力が働くようにセンサ
ーで検出して引張り装置8で引張り力を与えるようにし
て、両側面を締め付けるので挽き板1が水平状態で乾燥
が完了するものである。
【0015】なお、前記引張り装置8は、両側面を締め
付けるワイヤー7を各側面に1台づつ設けて、より精度
よく水平状態を維持するようにしたものを示している。
但し、前記で説明したように1台で両側を締め付けるよ
うにすることも可能なことはいうまでもない。
【0016】尚、以上の説明は基礎コンクリート3に止
め金具4を固定したが基礎コンクリート3に相当するよ
うな堅固なものに固定するようにすれば良い。
【0017】また、引張り装置8を乾燥室外に設置する
実施例を説明したが、自動化し、センサーで締め付け力
を検出して、常時設定した一定圧で引張るように引張り
装置8を駆動させることができるようにすれば、乾燥室
内でも可能である。尚、手動で行う場合は乾燥室外に設
置する必要がある。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次の効果を得ることができる。 (1)乾燥室内に入って追締めをする必要がなく、極め
て簡単に能率良く板材の捩れや反りを防止しながら確実
に乾燥することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に関する積み重ね板材の乾燥
装置の概略正面図である。
【図2】前記実施例における積み重ね板材の乾燥装置の
概略側面図である。
【符号の説明】
1‥‥挽き板 2‥‥桟木 3‥‥基礎コンクリート 4‥‥止め金具 5‥‥滑車 6‥‥押圧材 7‥‥ワイヤー 8‥‥引張り装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材乾燥室の基礎コンクリートに、乾燥
    しようとする木材の縦横の長さに合わせて少なくとも左
    右両端、並びに少なくとも前後に2ヶ所以上、計4ヶ所
    以上止め金具を固定し、該止め金具のどれか1つにワイ
    ヤーの一端を固定し、ワイヤーの他端を各止め金具に設
    けた滑車、及び板材の最上段上に載置した角材に設けた
    滑車を介して上下の板材が締め付けられるように掛け渡
    して外に持ち出し、常時一定の引張り圧力が掛るように
    モーターを駆動源とする引張り装置で木材を締め付ける
    ようにしたことを特徴とする積み重ね板材の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 木材乾燥室の基礎コンクリートに、乾燥
    しようとする木材の縦横の長さに合わせて少なくとも左
    右両端、並びに少なくとも前後に2ヶ所以上、計4ヶ所
    以上止め金具を固定し、該止め金具のどれか1つにワイ
    ヤーの一端を固定し、ワイヤーの他端を残りの各止め金
    具に設けた滑車、及び積み重ねた木材の最上段上に載置
    する角材に設けた滑車を介して上下の板材が締め付けら
    れるように掛け渡して外に持ち出し、常時一定の引張り
    圧力が掛かるように引張り装置を木材乾燥室外に設けた
    ことを特徴とする積み重ね板材の乾燥装置。
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