JP2943151B2 - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JP2943151B2
JP2943151B2 JP1052150A JP5215089A JP2943151B2 JP 2943151 B2 JP2943151 B2 JP 2943151B2 JP 1052150 A JP1052150 A JP 1052150A JP 5215089 A JP5215089 A JP 5215089A JP 2943151 B2 JP2943151 B2 JP 2943151B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、入力画像データにて示される画像を線画的
な画像のデータや絵画的な画像のデータにする画像デー
タ処理装置に関する。
B.発明の概要 本発明は、入力画像データの画像データ処理装置にお
いて、上記入力画像データにて示される画像のエッジ部
分を検出し、そのエッジ部分のデータを階調が平均化す
るように変換して、線画的な画像のデータを形成するも
のである。
さらに、本発明は、上述のようにして形成されたデー
タにて示される線画的な画像に上記入力画像データにて
示されるカラー画像を合成した画像のデータを形成し、
上記合成した画像の色濃度が平均化するように上記デー
タを変換して、絵画的な画像のデータを形成するもので
ある。
C.従来の技術 画像に含まれる構造的特徴のほとんどは、含まれる対
象物の輪郭や境界などのエッジ部分の線的特徴としてと
らえることができる。そして、画像を線的特徴としてと
らえ表した線画は、見た人に心理的な効果を及ぼすとと
もに強烈な印象を与えることができる。このために画像
の線画化は、映像分野において特殊効果の一手法として
用いられている。
また、クレヨン画や油絵のような絵画は、上記線画に
色付けしたものといえ、芸術性や独特の趣を感じさせ
る。
従来、このような線画や絵画は、人間の手作業によっ
て作成され、コンピュータ等の機械な手段を用いて作成
するのには不向きとされていた。
また、一般に動画(アニメーション)は、時間的変化
に応じて描かれた多数の線画あるいは絵画から成り、こ
れも多数の人間の手作業により作成されている。
D.発明が解決しようとする課題 ところが、人間の手作業によって線画や絵画を作成す
るのでは、たいへんな手間と時間が必要であった。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたもので
あって、入力画像データを線画的な画像データにするこ
とができる画像データ処理装置の提供を目的としてお
り、さらに、上記入力画像データを絵画的な画像のデー
タにすることができる画像データ処理装置の提供を目的
としている。
E.課題を解決するための手段 本発明に係る画像データ処理装置は、入力画像データ
を線画的な画像のデータにするために、上記入力画像デ
ータにて示される画像のエッジ部分を検出するエッジ検
出手段と、上記エッジ検出手段にて検出されたエッジ部
分のデータを階調が平均化するように変換して出力する
平均化処理手段と、上記平均化処理手段の出力データ
に、ネガ・ポジを反転するデータ変換を施して線画デー
タを形成する反転処理手段と、上記反転処理手段から出
力された線画データにて示される画像と、上記入力画像
データにて示される画像とを任意の割合で合成した画像
データを形成する合成手段とを備えてなる。
さらに、本発明に係る画像データ処理装置は、上記入
力画像データを絵画的な画像のデータにするために、上
記入力画像データにて示される画像のエッジ部分を検出
するエッジ検出手段と、上記エッジ検出手段にて検出さ
れたエッジ部分のデータを階調が平均化するように変換
して出力する平均化処理手段と、上記エッジ検出手段に
与えられる入力画像データにて示されるカラー画像と、
上記平均化処理手段による出力画像データにて示される
画像とを合成した画像のデータを形成する合成手段と、
上記合成手段による出力画像データを色濃度が平均化す
るように変換して出力する絵画化手段とを設けてなる。
F.作用 本発明に係る画像データ処理装置では、入力画像デー
タがエッジ検出手段に送られ、上記入力画像データにて
示される画像のエッジ部分が検出される。さらに、その
検出されたデータが平均化処理手段に送られ、エッジ部
分の階調が平均化するように変換される。また、上記平
均化処理手段の出力データが反転処理手段に送られ、ネ
ガ・ポジを反転するデータ変換が行われる。そして、上
記反転処理手段から出力された線画データにて示される
画像と、上記入力画像データにて示される画像が、任意
の割合で合成される。これにより、例えば衣服のしわ等
の微細なエッジ部分のデータが強調されるとともに、一
続きであるべきエッジ部分のデータがとぎれることなく
抽出されるので、上記入力画像データにて示される画像
の線的特徴を良好にとらえた線画的な画像のデータが形
成される。
本発明に係る画像データ処理装置では、入力画像デー
タがエッジ検出手段に送られ、上記入力画像データにて
示される画像のエッジ部分が検出される。さらに、その
検出されたデータが平均化処理手段に送られ、エッジ部
分の階調が平均化するように変換される。また。上記エ
ッジ検出手段に与えられる入力画像データにて示される
カラー画像と、上記平均化処理手段による出力画像デー
タにて示される画像が、合成される。そして、上記合成
手段による出力画像データが絵画化手段に送られ、色濃
度が平均化するように変換される。これにより、あたか
もクレヨン画や油絵のような鮮やかな色彩の絵画的な画
像のデータが形成される。
G.実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
〔第1の実施例〕 第1図は、本発明に係る第1の実施例の画像データ処
理装置1の構成を示すブロック図である。この画像デー
タ処理装置1は、マイクロプロセッサからなり、図示し
ないメモリに書き込まれているプログラムに従い各仮想
的回路ブロックで示される画像データ処理を行うもので
ある。
上記画像データ処理装置1は、画像データの入力端子
2及び各出力端子7,8を有し、上記入力端子2が入力装
置10に接続され、上記各出力端子7,8が出力装置20に接
続されている。上記入力端子2と上記一方の出力端子7
との間には、エッジ検出手段3、平均化処理手段4、反
転処理手段5からなる直列接続回路が設けられている。
また、上記入力端子2と上記反転処理手段5の出力端
は、合成手段6を介して上記他方の出力端子8に接続さ
れている。
上記入力端子10には、例えば、ビデオカメラ装置や電
子スチルカメラ装置等にて撮像された被写体のアナログ
画像信号や、ビデオテープレコーダ(VTR)装置や静止
画ファイル装置等から再生されたアナログ画像信号を、
三原色(R,G,B)のレベルに応じてディジタルデータに
変換して出力する装置や、ディジタルビデオカメラ装置
やディジタルVTR装置等のディジタルデータを出力する
装置が用いられる。
また、上記各出力端子7,8に接続されている出力装置2
0には、例えば、上記画像データ処理装置1から出力さ
れる画像データを記録する録画用のVTR装置や、上記画
像データを再生するディスプレイ装置やプリンタ装置等
が用いられる。
次に、上記画像データ処理装置1の画像データ処理の
内容を、第3図ないし第5図の模式図を参照しながら第
2図のフローチャートに従い具体的に説明する。
上記画像データ処理装置1は、ステップS1で上記入力
装置10から例えば第3図に示すような人物の後ろ姿の画
像の入力画像データの入力がされると、ステップS2で上
記エッジ検出手段3により次のようなエッジ検出処理を
行う。
すなわち、上記第3図に示した画像において、人物の
輪郭および衣服の境界やしわ等のエッジ部分の三原色
(R,G,B)のレベルは、その近傍の領域のレベルと大き
く異なっている。そこで、上記エッジ検出処理を行う上
記エッジ検出手段3では、上記入力装置10から供給され
た入力画像データの値の不連続性を検出して、その度合
に応じて、例えば人物の輪郭部分などの明瞭なエッジ部
分では値が大きく、また、衣服のしわなど均一背景中の
線のような微細なエッジ部分では値の小さなエッジ検出
データを生成する。これにより、このエッジ検出手段3
からは、データの値の大小に応じて第4図に実線および
破線にて示すように、エッジ部がそれぞれ階調を有する
画像となるとともにそれ以外のところは均一な画像とな
るエッジ検出データが得られる。ここで、一般的にこの
ようにして得られたエッジ検出データは、微細なエッジ
部分を示すもの、すなわち値の小さなものが非常に多
く、各値の発生ひん度(ヒストグラム)は例えば第7図
に示すグラフのように次式 (Yはエッジ検出データの数、Xはその値をそれぞれ
示す。) で表される曲線と似た曲線となる。
さらに、上記画像データ処理装置1は、ステップS3で
上記平均化処理手段4により、上記エッジ検出手段3に
て得られたエッジ検出データにエッジ部分の階調が平均
化するような平均化処理を施して、第5図に示すような
画像の画像データを生成する。
すなわち、この平均化処理を行う上記平均化処理手段
4では、例えば上記エッジ検出手段3から出力されるエ
ッジ検出データに上述のヒストグラムがほぼ一様になる
ような変換(以下、ヒストグラム変換という。)を施
す。あるいは、上記第7図に示したように上記エッジ検
出データのヒストグラムは次式 で表される曲線と似た曲線となるので、この曲線をX
(エッジ検出データの値)で積分した関数、すなわち次
式 Y=log(X) (Yは変換済データの値、Xはエッジ検出データの値
をそれぞれ示す。) で表される曲線と似た第8図のグラフに示す関係の変換
(以下、対数関数という。)を施すようにしてもよい。
上記画像データ処理装置1では、上記エッジ検出デー
タにこのような平均化処理を施すことにより、上記エッ
ジ検出データのエッジ部分の値の差が小さくなる。した
がって、上記第4図において破線で示した微細なエッジ
部分が同図において実線で示した明瞭なエッジ部分に近
いレベルにまで強調されるので、上記平均化処理手段4
からは、第5図に示すように例えば衣服のしわ等の微細
なエッジ部分が明瞭に線画化されるとともに一続きであ
るべきエッジ部分がとぎれることなく線画化された画像
の画像データを得ることができる。
第6図は、上記エッジ検出手段3から出力される第4
図に示した画像の画像データに上述の平均化処理を施さ
なかったときの画像を示したものである。この第6図に
示した画像と上記第5図に示した画像とを比較すると、
上記第5図に示した平均化処理を施した画像のほうが明
らかに第3図に示した原画像の線的特徴を良好にとらえ
て線画化したものとなっている。
さらに、上記画像データ処理装置1は、ステップS4で
上記反転処理手段5により、上記平均化処理手段4の出
力データに上記エッジ部分が例えば黒色で示され他の部
分が白色で示されるようにネガ・ポジを反転するような
データ変換を施して線画データを形成し、ステップS5で
この線画データを上記出力端子7から出力する。なお、
上記画像データ処理装置1において、上記入力装置10か
ら供給される入力画像データに、上記反転処理手段5に
よるステップS4のデータ変換を施してから、上記ステッ
プS2のエッジ検出処理と上記ステップS3の平均化処理と
を施しても同様の線画データが得られる。
また、上記画像データ処理装置1は、ステップS6で、
上記合成手段6により上記反転処理手段5から出力され
た線画データにて示される画像と上記入力画像データに
て示される画像とを任意の割合で合成した画像のデータ
(色付線画データ)を形成し、ステップS7でこの色付線
画データを上記出力端子8から出力する。上記画像デー
タ処理装置1では、このときに各画像の合成の割合を変
化させることにより着色の程度を異ならしめることがで
き、これにより、雰囲気の異なる様々な画像の画像デー
タを形成することができる。
なお、上記画像データ処理装置1においては、上記エ
ッジ検出手段3にて生成されるエッジ検出データのうち
所定の値よりも大きなものを上記所定の値にして上記平
均化処理手段4に供給するような手段を上記エッジ検出
手段と上記平均化処理手段4との間に設けることが好ま
しい。この手段を設けることにより、予め上記エッジ検
出データの値の差を小さくすることができるので、微細
なエッジ部分をより良好に表現することができるからで
ある。
このように上記画像データ処理装置1は、上述のよう
な画像データ処理によって、上記入力画像データにて示
される画像の線的特徴を良好にとらえた線画的な画像の
データを形成することができる。このため、上記画像デ
ータ処理装置1を用いることによって、手作業によるも
のとは比較にならないほど少ない手間と時間で線画を作
成することができる。さらに、高速のマイクロプロセッ
サや専用のハードウエアを用いることによってほぼ実時
間で入力画像データを線画のデータにすることも可能な
ため、動画の作成も容易にできる。
なお、上記画像データ処理装置1は、三原色(R,G,
B)に分離された画像データを扱うものとして説明した
が、輝度信号をディジタル化した画像データに上述のよ
うな画像データ処理を施すようにしてもよい。
〔第2の実施例〕 第9図は、本発明に係る第2の実施例の画像データ処
理装置30の構成を示すブロック図である。この画像デー
タ処理装置30は、マイクロプロセッサからなり、エッジ
検出手段32、線画化手段33、合成手段34および絵画手段
35にて示される画像データ処理を行うものである。
このうち上記エッジ検出手段32及び合成手段34は、上
述の画像データ処理装置1のエッジ検出手段3及び合成
手段6とそれぞれ同様のものである。また、上記線画化
手段33は、上述の画像データ処理装置1の平均処理手段
4と反転処理手段5とを組み合わせたものである。さら
に、上記エッジ検出手段32に入力端子31を介して接続さ
れる入力装置10及び上記絵画手段35に出力端子36を介し
て接続されている出力装置20は、上述の第1の実施例に
て説明したものと同様のものが用いられる。
第10図は、上記画像データ処理装置30のデータ処理の
手順を示すフローチャートである。
上記画像データ処理装置30に上記入力装置10から例え
ば第11図に示す腰掛けた人物のカラー画像の入力画像デ
ータが供給される(ステップT1)と、この入力画像デー
タは、上記エッジ検出手段32と上記合成手段34とに送ら
れる。
上記画像データ処理装置30は、第1の実施例と同様
に、ステップT2において上記エッジ検出手段32により上
記入力画像データ値の不連続性を検出することによっ
て、上記入力画像データにて示される画像のエッジ部分
を検出する。
なお、上記ステップT2を行う前に輝度信号のヒストグ
ラム変換を行うことによりノイズ成分の影響を低減させ
ることができる。
さらに、上記画像データ処理装置30は、ステップT3に
おいて上記線画化手段33により、上記エッジ検出手段32
にて得られた上記エッジ部分のデータの差が小さくなる
ようにデータ変換することによって、微細なエッジ部分
を明瞭なエッジ部分に近いレベルまで強調して、エッジ
部分の階調が平均化するようにする。これにより、上記
入力画像データにて示される画像の線的特徴を良好にと
らえた線画的な画像のデータが形成される。このような
データ変換としては、例えば、上述のヒストグラム変換
や対数変換を用いればよい。
さらに、上記画像データ処理装置30は、ステップT4に
おいて上記線画化手段33で、上記線画的な画像のデータ
にネガ・ポジを反転するようなデータ変換を施すことに
よって、第12図に示すように上記第11図に示した画像の
線的特徴を良好にとらえた線画のデータを形成する。こ
の線画化手段33で形成されたデータは、上記合成手段34
に送られる。
なお、上記ステップT3でエッジ部分が黒色で示され、
他の部分が白色で示された画像のデータが得られる場合
には、このステップT4を行う必要はない。また、上記入
力画像データに、このステップT4のデータ変換を施して
から上記ステップT2及び上記ステップT3の処理を行って
も同様のデータを得ることができる。
さらに、上記画像データ処理装置30は、ステップT5に
おいて上記合成手段34により、上記線画化手段33の出力
データと上記入力装置10からの入力画像データとから、
上記出力データにて示される画像と上記入力画像データ
にて示されるカラー画像とを合成した画像のデータを形
成する。すなわち、この合成手段34により形成されたデ
ータは、上記第12図に示した線画的な画像に上記第11図
に示した入力画像データにて示される画像に応じた色付
けがされた第13図に示す画像のデータとなる。この画像
は、線画に例えば色鉛筆等で色付けしたようなものとな
る。
さらに、上記画像データ処理装置30は、上記合成手段
34にて得られたデータにて示される画像の色濃度が平均
化するように上記絵画手段35により次のステップT6から
ステップT11までの処理を行う。
すなわち、上記ステップT6においては、上記合成手段
34の出力データを二つの色差信号(R−Y),(B−
Y)のデータに変換する。
そして、次のステップT7においては、上記各色差信号
のデータの値(BY1),(RY1)から、色彩の濃さの度合
を示すデータである色濃度S1を次式 により求める。なお、計算を簡略化するために次式 S1=|(BY1)|(RY1)| にて上記色濃度S1を求めてもよい。
次のステップT8においては、画像全体についての上記
色濃度S1の各値の発生ひん度(ヒストグラム)h(s)
を求める。
そして、次のステップT9においては、上記ヒストグラ
ムh(s)を上記色濃度S1で積分した変換関数h(s)
を求める。
なお、上記ステップT6からステップT9の処理により変
換関数H(s)を求めたが、一般的に上記変換関数H
(s)と近似する対数関数等の適切な関数で上記変換関
数H(s)を代用させることも可能である。
次のステップT10においては、上記色濃度S1に対して
上記変換関数H(s)による変換処理を施して新たな色
濃度S2を各画素ごとに求める。
なお、上記ステップT10における変換処理を、上記変
換関数H(s)と他の関数G(x)との合成関数G(H
(s))で行うようにしてもよい。この場合には、上記
関数G(x)を変化させることにより色濃度を任意に変
化させることができる。
そして、次のステップT11においては、上記各画素ご
とに次式 にて上記各色差信号のデータの値(BY1),(RY1)を変
換し、新たな色差信号のデータの値(BY2),(RY2)を
求める。
このようにして形成されたデータは、画像全体にわた
って上記色濃度S1が平均化するように変換されるので、
第14図に示す画像のように、あたかもクレヨン画や油絵
のような鮮やかな色彩の絵画的な画像のデータとなる。
最後に、上記画像データ処理装置30は、ステップT12
において上記絵画的な画像のデータを上記絵画化手段35
から出力端子36を介して上記出力装置20に出力する。
このように上記画像データ処理装置30を用いて絵画的
な画像のデータを形成することによって、手作業による
ものとは比較にならないほど少ない手間と時間で絵画や
動画を作成することができる。
〔第3の実施例〕 第15図の模式図に示す第3の実施例は、本発明に係る
画像データ処理装置40を所謂ニューラルネットワークに
て構成したものである。
この画像データ処理装置40は、入力層41、第1中間層
42、第2中間層43および出力層44から成る4層構造のニ
ューラルネットワークにて構成されている。
上記入力層41は、第16図に示す如き3×3画素S1,S2,
S3,S4,S5,S6,S7,S8,S9の入力画像データDINが図示しな
い入力装置から入力される9個のセルI1,I2,I3,I4,I5,I
6,I7,I8,I9にて構成されている。また。上記第1中間層
42は、上記入力層41の各セルI1〜I9に結合された4個の
セルH1,H2,H3,H4にて構成されてる。さらに、上記第2
中間層43は、上記第1中間層42の各セルH1〜H4に結合さ
れた1個のセルH0にて構成されている。そして、上記出
力層44は、上記第2中間層43のセルH0に結合された1個
のセルOにて構成されており、その出力データO0を図示
しない出力装置に供給するようになっている。
上記4層構造のニューラルネットワークを構成してい
る各層41,42,43,44の各セルI1〜I9,H1〜H4,H0,Oはそれ
ぞれニューロンに対応する信号処理を行うもので、第17
図に模式的に示すように、セルUiは、結合係数wijで結
合されるセルUjの出力値ojに結合係数wijを掛けた値wij
・ojを入力として、各入力の総和Σjwij・ojに対して、
sigmoid関数などの所定の活性化関数fで変換した値
oi、例えば、 を出力する。
上記入力層の各セルI1〜I9から上記第1中間層42の各
セルH1〜H4へのリンクの結合係数は、上述の3×3画素
S1〜S9の中心画素S5についての水平方向(+x,−x)お
よび垂直方向(+y,−y)へのエッジ検出オペレータす
なわちマトリクスの要素となっている。上記第1中間層
42の4個のセルH1,H2,H3,H4の各ネット入力は、+x方
向、−x方向,+y方向,−y方向へのエッジ検出量に
対応する。
ここで、上記第1式を なる第2式にて表し、上記第1中間層42の各セルH1,H2
が+x方向と−x方向のエッジ検出量をそれぞれ入力と
し、同一の閾値θを有していると、その出力oh1,Oh2
和oxは、 なる第3式にて示すことができる。
上記第3式は、偶関数であり、 ox=a0(θ)+a2(θ)net2+a4(θ)net4+ ……第4式 なる第4式にテーラ展開することができ、上記閾値θの
設定によりa4(θ)=0とすることによって、2次式
に近似することができる。
上記第1中間層42の各セルH1,H2は、各閾値θの設定
により、上記第3式にて示される和oxの値がx方向のエ
ッジ成分の二乗に近似した各出力oh1,Oh2を上記第2中
間層43のセルH0に与えるようになっている。
同様に、上記第1中間層42の各セルH3,H4について
も、+y方向と−y方向のエッジ検出量をそれぞれ入力
とし、各閾値を設定することによって、 oy=oh3+oh4 ……第5式 なる第5式にて示される和oyの値がy方向のエッジ成分
の二乗に近似した各出力oh3,oh4を上記第2中間層43の
セルH0に与えるようになっている。
すなわち、上記第1中間層42を構成している各セルH1
〜H4は、上述の第1の実施例におけるエッジ検出手段3
に相当する処理を行うための関数として働く。
また、この第3の実施例において、上記第2中間層43
のセルH0は、その閾値の設定により、上述の第1の実施
例における平均化処理手段4に相当するヒストグラム平
均化処理を行うための関数として働く。さらに、上記出
力層44のセルOは、上述の第1の実施例における反転処
理手段5に相当する反転関数として働くように、その結
合係数および閾値が設定される。
この第3の実施例の画像データ処理装置40では、入力
装置に得られる画像データにて示される画像について3
×3画素S1〜S9単位で走査した入力画像データDINが上
記入力層41に入力されることにより、上述の第1の実施
例の画像データ処理装置1と同様な線画化処理を行った
画像出力データが上記出力層44のセルOの出力O0として
得られる。
H.発明の効果 本発明に係る画像データ処理装置によれば、上述のよ
うなエッジ検出手段と平均化手段と反転処理手段と合成
手段とを備えることによって、入力画像データにて示さ
れる画像の線的特徴を良好にとらえた線画の画像データ
を形成することができる。このため、上記画像データ処
理装置を用いることによって、手作業によるものとは比
較にならないほど少ない手間と時間で線画を作成するこ
とができる。
また、本発明に係る画像データ処理装置によれば、上
述のようなエッジ検出手段と平均化処理手段と反転処理
手段とを備えることによって、入力画像データにて示さ
れる画像の線的特徴を良好にとらえた線画の画像データ
を形成することができる。このため、上記画像データ処
理装置を用いることによって、手作業によるものとは比
較にならないほど少ない手間と時間で線画を作成するこ
とができる。
さらに、本発明に係る画像データ処理装置によれば、
前記エッジ検出手段と前記平均化手段とに加えて上述の
ような合成手段と絵画化手段とを設けることによって、
あたかもクレヨン画や油絵のような鮮やかな色彩の絵画
的画像のデータを形成することができる。このため。上
記画像データ処理装置を用いることによって、同様に少
ない手間と時間で線画を作成することができる。
その上、本発明に係る画像データ処理装置を高速のマ
イクロプロセッサや専用のハードウエア等にて実現する
ことにより、ほぼ実時間で入力画像データの処理が可能
となり、動画の作成も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の画像データ処理装置の
構成を示すブロック図、第2図は上記画像データ処理装
置のデータ処理の手順を示すフローチャートである。第
3図ないし第6図は上記画像データ処理装置の画像デー
タ処理を説明するための模式図であって、このうち第3
図は入力画像データにて示される画像の例、第4図は上
記画像データ処理装置を構成するエッジ検出手段から出
力されるエッジ検出データにて示される画像の例、第5
図は上記画像データ処理装置を構成する平均化処理手段
から出力される画像データにて示される画像の例、第6
図は上記平均化処理手段にて平均化処理を施さなかった
ときの画像の例をそれぞれ示す。第7図は上記エッジ検
出手段から出力されるエッジ検出データのヒストグラム
を示すグラフ、第8図は上記平均化処理手段による平均
化処理の一例である対数変換を説明するためのグラフで
ある。 第9図は本発明の第2の実施例の画像データ処理装置の
構成を示すブロック図、第10図は上記画像データ処理装
置のデータ処理の手順を示すフローチャートである。第
11図ないし第14図は上記画像データ処理装置の画像デー
タ処理を説明するための模式図であって、このうち第11
図は入力画像データにて示される画像の例、第12図は上
記画像データ処理装置を構成する線画化手段から出力さ
れるデータにて示される画像の例、第13図は上記画像デ
ータ処理装置を構成する合成手段から出力されるデータ
にて示される画像の例、第14図は上記画像データ処理装
置を構成する絵画化手段から出力されるデータにて示さ
れる画像の例である。 第15図は本発明の第3の実施例の画像データ処理装置の
構成を示すブロック図、第16図は上記画像データ処理装
置への入力画像データを説明するための模式図、第17図
は上記画像データ処理装置の信号処理を説明するための
模式図である。 1,30,40……画像データ処理装置 3,32……エッジ検出手段 4……平均化処理手段 5……反転処理手段 6,34……合成手段 33……線画化手段 35……絵画化手段 41……入力層 42……エッジ検出手段に相当する第1中間層 43……平均化処理手段に相当する第2中間層 44……出力層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 5/00 G06T 5/20 G06T 1/00 H04N 1/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像データにて示される画像のエッジ
    部分を検出するエッジ検出手段と、 上記エッジ検出手段にて検出されたエッジ部分のデータ
    を階調が平均化するように変換して出力する平均化処理
    手段と、 上記平均化処理手段の出力データに、ネガ・ポジを反転
    するデータ変換を施して線画データを形成する反転処理
    手段と、 上記反転処理手段から出力された線画データにて示され
    る画像と、上記入力画像データにて示される画像とを任
    意の割合で合成した画像データを形成する合成手段と を設けたことを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】上記エッジ検出手段は、上記入力画像デー
    タに結合係数を掛けたものに所定の閾値を設定して、活
    性化関数で変換した値を検出出力として出力し、 上記平均化処理手段は、上記エッジ検出手段により得ら
    れた水平及び垂直方向のエッジ部分の検出データに所定
    の閾値を設定して、活性化関数で変換した値を平均化出
    力として出力し、 上記反転処理手段は、上記平均化処理手段の出力データ
    に所定の結合係数及び閾値を設定して、活性化関数で変
    換した値を反転出力として出力すること を特徴とする請求項1記載の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】入力画像データにて示される画像のエッジ
    部分を検出するエッジ検出手段と、 上記エッジ検出手段にて検出されたエッジ部分のデータ
    を階調が平均化するように変換して出力する平均化処理
    手段と、 上記エッジ検出手段に与えられる入力画像データにて示
    されるカラー画像と、上記平均化処理手段による出力画
    像データにて示される画像とを合成した画像データを形
    成する合成手段と、 上記合成手段による出力画像データを色濃度が平均化す
    るように変換して出力する絵画化手段と を設けたことを特徴とする画像データ処理装置。
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