JP2945593B2 - 弾球遊技機の表機構装置 - Google Patents

弾球遊技機の表機構装置

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JP2945593B2
JP2945593B2 JP29207294A JP29207294A JP2945593B2 JP 2945593 B2 JP2945593 B2 JP 2945593B2 JP 29207294 A JP29207294 A JP 29207294A JP 29207294 A JP29207294 A JP 29207294A JP 2945593 B2 JP2945593 B2 JP 2945593B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機、アレンジ
ボール機等の弾球遊技機の表機構装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機、アレンジボール機等
の弾球遊技機の表機構装置は、遊技機本体の前面側で遊
技盤の下側に前面板を装着し、この前面板に球払い出し
口と球送り口と球抜き口とを形成し、この前面板の前側
に合成樹脂製の打ち球供給皿を装着し、球払い出し口か
ら払い出された遊技球を打ち球供給皿の貯留部に貯留し
て置き、この貯留部の遊技球を整列部で一列状に整列さ
せながら球送り口から球送り手段に供給した後、この球
送り手段により発射手段の発射レール上に遊技球を1個
ずつ送るようになっている。また打ち球供給皿の下側近
傍にスピーカを設け、ゲームの進行に応じてスピーカか
ら効果音等を出すようにしている。
【0003】最近のパチンコ機等にあっては、ゲーム中
に特別の権利状態が発生した場合、球払い出し手段から
球払い出し口を経て打ち球供給皿に大量の遊技球が払い
出されるようになっており、大量の遊技球が払い出され
た場合には、打ち球供給皿の貯留部に貯留する遊技球の
貯留量も著しく増大し、その遊技球の荷重による打ち球
供給皿自体の負担が大きくなる。そこで、従来、実公昭
63−5746号公報に開示されるように、打ち球供給
皿の前側に空間をおいて帯状の外カバーを装着し、打ち
球供給皿と外カバーとを一体に結合して相互に強度を確
保するようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の表機構装置で
は、打ち球供給皿の前側に外カバーを配置し、この外カ
バーと打ち球供給皿との間に空間をおいて、打ち球供給
皿と外カバーとを一体に結合しただけであるため、十分
な強度を確保出来ない欠点がある。また打ち球供給皿
は、球払い出し手段から払い出された遊技球を貯留する
貯留部と、この貯留部の遊技球を一列状に整列させなが
ら球送り口に送る整列部とを備えている。
【0005】従って、打ち球供給皿の形状が機能上から
の制約を受けるにも拘わらず、従来は打ち球供給皿の前
側に帯状の外カバーを装着しているに過ぎないので、表
機構装置の全体の形状が打ち球供給皿によって定まり、
遊技機本体の前面側の意匠感が非常に悪くなる欠点があ
る。つまり、打ち球供給皿の周辺部分の形状を自由に選
択し決定することができないという欠点がある。
【0006】更に、この従来の表機構装置では、スピー
カに対する対策が何等講じられていない。本発明は、こ
のような従来の課題に鑑み、打ち球供給皿の機能に関係
なく表機構装置全体の形状を比較的自由に選択し決定で
きると共に、打ち球供給皿の強度の低下を防止でき、し
かも強度を確保しつつスピーカの音響通路を容易に形成
できる弾球遊技機の表機構装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技機本体1 の前面側に装着された前面板6 に球払
い出し口20を形成し、この前面板6 の前側に合成樹脂製
の打ち球供給皿14を装着し、この打ち球供給皿14に、球
払い出し口20から払い出された遊技球を貯留する貯留部
33と、この貯留部33の遊技球を一列状に整列させて前面
板6 の後側の球送り手段16に案内する整列部34とを設
け、打ち球供給皿14の下側に対応して前面板6 に形成さ
れたスピーカ孔23の後側で遊技機本体1 にスピーカ66を
設けた弾球遊技機の表機構装置において、スピーカ66の
前側に跨がるように、内部に空間をおいて打ち球供給皿
14を外側から覆う外カバー15を前面板6 に装着し、外カ
バー15の下部側に、前面板6 のスピーカ孔23に対応する
音出し孔63を形成し、打ち球供給皿14と外カバー15の下
部側との一方に、他方に当接して打ち球供給皿14と外カ
バー15との間にスピーカ孔23と音出し孔63とを連通させ
る音響通路67を形成する左右一対の当接板部39を一体に
形成したものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、外カバー15の下部側に、後側に凹む
縦断面円弧状の湾曲部62を形成し、この湾曲部62に音出
し孔63を形成すると共に、この湾曲部62に、打ち球供給
皿14側の当接板部39の下端を当接させたものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明において、湾曲部62に上下方向のスリッ
ト状の音出し孔63を左右方向に複数個形成し、この各音
出し孔63の後側に対応し且つ上下両端が各音出し孔63の
上下両側で湾曲部62に連結された縦桟部64を設けたもの
である。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明では、前面板6 のスピ
ーカ孔23の前側に跨がるように打ち球供給皿14を外側か
ら外カバー15で覆っているため、打ち球供給皿14には貯
留部33と整列部34とがあり、その下側にはスピーカ孔23
があるにも拘わらず、打ち球供給皿14の機能等に関係な
く表機構装置全体の形状を自由に選択し決定できる。
【0011】また打ち球供給皿14又は外カバー15に左右
一対の当接板部39を一体に形成し、この一対の当接板部
39を外カバー15又は打ち球供給皿14に当接させているた
め、打ち球供給皿14の貯留部33に貯留される遊技球の荷
重に十分抗することができ、打ち球供給皿14の強度が大
きく向上する。
【0012】しかも、外カバー15の下部側に前面板6 の
スピーカ孔23に対応する音出し孔63を形成する一方、打
ち球供給皿14と外カバー15との間を一対の当接板部39で
区画して、スピーカ孔23と音出し孔63とを連通させる音
響通路67を形成しているため、簡単な構造で音響通路67
を形成でき、打ち球供給皿14と外カバー15との間の空間
でのスピーカ66の音の拡散、減衰を防止できる。
【0013】請求項2に記載の本発明では、外カバー15
の下部側を後側に凹む縦断面円弧状に形成し、その湾曲
部62に音出し孔63を形成し且つ打ち球供給皿14側の当接
板部39の下端を当接させているので、外カバー15自体の
強度の低下を防止できると共に、外カバー15の前面板6
側に対する取り付け部側の負担も軽減できる。
【0014】請求項3に記載の本発明では、湾曲部62に
音出し孔63を上下方向のスリット状に形成して、この音
出し孔63を外カバー15の湾曲部62に左右方向に複数個設
けると共に、この各音出し孔63の後側に対応し且つ上下
両端が各音出し孔63の上下両側で湾曲部62に連結された
縦桟部64を設けているため、音出し孔63側から外カバー
15の内部が見えず、しかも外カバー15の湾曲部62の音出
し孔63部分を各縦桟部64で補強できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図面は本発明をパチンコ機に採用した場合を例示
する。図1はパチンコ機の斜視図を示し、その各部の構
造を図2乃至図9に示す。図1乃至図9において、1 は
遊技機本体で、外枠2 と前枠3 とから構成されている。
前枠3 は左側の上下一対のヒンジ4 により外枠2 の前面
側に開閉自在に枢着されている。前枠3 にはガラス扉5
と前面板6 とが上下に設けられ、そのガラス扉5 の後側
に遊技盤7 が着脱自在に装着されている。
【0016】なお、遊技盤7 の前面には、発射された遊
技球を案内するガイドレールが設けられると共に、ガイ
ドレールの内側に入賞手段、変動図柄表示手段等が装着
されている。前枠3 の下部には、灰皿9 と球受け皿10と
発射手段11の操作ハンドル12とが左右方向に配置されて
いる。前面板6 は横長状の矩形板により構成され、左側
のヒンジ13により前枠3 に開閉自在に装着されている。
前面板6 には、遊技球を貯留する打ち球供給皿14と、こ
の打ち球供給皿14を外側から覆う外カバー15と、打ち球
供給皿14からの遊技球を発射手段11に送る球送り手段16
と、打ち球供給皿14の遊技球を球受け皿10に抜き取る球
抜き取り手段17とが設けられている。
【0017】前面板6 は板金製であって、上下、左右に
折り曲げ部18,19 が形成され、この各折り曲げ部18,19
により前面板6 の強度を確保している。前面板6 には、
図2に示すように、球払い出し口20と球送り口21と球抜
き口22とスピーカ孔23と多数の取り付け孔とが形成され
ると共に、その前側に球払い出し口カバー24と打ち球供
給皿14と外カバー15が、後側に球払い出し筒25と球送り
手段16と球抜き取り通路26が夫々装着されている。
【0018】なお、球払い出し口カバー24と球払い出し
筒25は、球払い出し口20に対応して前面板6 の前後両側
にネジ27により固定されている。球払い出し筒25は、前
面板6 を前枠3 に沿って閉じた時に、受け板28に一体形
成された球払い出し通路29に連通して、入賞時に球払い
出し手段(図示省略)から球払い出される遊技球を打ち
球供給皿14に案内するようになっている。受け板28は、
遊技盤7 を下側から受けるためのものであって、前枠3
の後側に装着されている。
【0019】打ち球供給皿14は、内部に空間をおいた状
態で外カバー15内に後側から嵌合されて、外カバー15に
ネジ30で着脱自在に固定されている。打ち球供給皿14と
外カバー15の後端側は略面一状に構成されており、打ち
球供給皿14の後端側は複数個のネジ31により前面板6 に
着脱自在に固定されている。外カバー15の後端側は上下
両端部で複数個のネジ32により前面板6 に着脱自在に固
定されている。
【0020】打ち球供給皿14は、球払い出し口20から払
い出された遊技球を貯留する貯留部33と、この貯留部33
の遊技球を一列状に整列させながら球送り口21側に案内
する整列部34とを左右に備え、その側壁35、底壁36を含
めて貯留部33及び整列部34が一体成形された合成樹脂製
となっている。
【0021】貯留部33は前面板6 から前方に大きく突出
した形状であって、この貯留部33から左右方向に離れる
に従って突出量が次第に小さくなるように整列部34が設
けられている。そして、この貯留部33及び整列部34の形
状に沿って側壁35と底壁36が一体に設けられている。底
壁36は球送り口21側が低くなるように若干傾斜してお
り、また整列部34側の底壁36には金属板37が装着されて
いる。貯留部33の底壁36の下側には、後側に開放する箱
状の補強台部38が一体に形成され、この補強台部38に左
右一対の当接板部39が下方に突出するように一体に形成
されている。
【0022】整列部34の底壁36の端部には、前面板6 の
球送り口21の近傍に位置する球抜き取り口40が形成され
ている。整列部34の下側には、この整列部34側の側壁35
と面一状に前壁41が補強台部38から球抜き取り口40側に
亘って左右方向に形成され、この前壁41の下端に、整列
部34の底壁36との間で開閉板用の嵌合凹部42を構成すべ
く補強リブ43が形成され、また整列部34の貯留部33と反
対側の端部には、その底壁36の球抜き取り口40と、この
球抜き取り口40の下側に連通する球抜き取り通路26とが
一体に形成されている。なお、打ち球供給皿14を外カバ
ー15に固定するネジ30は、補強台部38と前壁41の2か所
に設けられている。
【0023】打ち球供給皿14の側壁35の上端には、この
側壁35から外側に突出し且つ内側に周方向の凹部44がで
きるように断面コ字状の上縁部45が略水平方向に一体に
形成されている。そして、この側壁35の上縁部45の内、
貯留部33の前側、即ち、球払い出し口20に対応する部分
には、そのコ字状の上端側を側壁35の内面よりも内側に
突出する球返し部46が一体に形成され、球払い出し口20
から貯留部33に球払い出された遊技球を球返し部46で貯
留部33内に返して、遊技球の溢流を阻止するようになっ
ている。
【0024】貯留部33から整列部34に至る側壁35は、後
側に凹入するように円弧状に湾曲しており、この湾曲部
分の上縁部45にはその前側に溝47が形成されている。打
ち球供給皿14の球抜き取り口40側の端部には嵌合孔48が
形成され、また嵌合孔48と反対側の貯留部33側の側面に
は、左右方向の側方に突出する突部49が形成されてい
る。そして、突部49は前側が狭くなった側面視三角形状
に形成されている。
【0025】整列部34の端部には、この整列部34内での
遊技球の重なりを崩して球送り口21に一列状に送るため
の球崩し部50が、整列部34を上側から覆うように形成さ
れている。この球崩し部50は、貯留部33側の端部が上側
に傾斜状に形成され、この傾斜部分で整列部34内の遊技
球の重なりを崩すようになっている。
【0026】外カバー15は、上部カバー51と下部カバー
52とにより構成されている。上部カバー51は、打ち球供
給皿14の上部を前側及び左右両側に亘って外側から覆う
ものである。上部カバー51は、平面視的には貯留部33側
の前方への突出量が最大で、整列部34の端部側に移るに
従って徐々に突出量が小さくなり、且つ打ち球供給皿14
側の貯留部33から整列部34にわたる側壁35の上縁部45と
の間に舟形の空間ができるように、緩やかな円弧状に湾
曲させて形成されている。また上部カバー51は正面視的
には上側が略水平状で、下側の左右両側が下方に突出す
るように形成されている。
【0027】上部カバー51の上端には、打ち球供給皿14
側に屈曲する受け縁部53が形成されると共に、整列部34
の端部側に、球崩し部50を上側から覆う覆い部が上側に
突出して形成されている。上部カバー51の下端には後側
に屈曲する折り曲げ部54と、この折り曲げ部54の上側近
傍のボス部55とが形成され、折り曲げ部54に後側から下
部カバー52を当接させた状態で、ネジ30,56 により下部
カバー52の上部側が着脱自在に固定されている。
【0028】上部カバー51の受け縁部53には、打ち球供
給皿14の上縁部45が上側から当接し、また前記舟形の空
間部分は舟形の化粧カバー57と透明カバー58とにより塞
がれている。化粧カバー57と透明カバー58は、上下に重
ねた状態で整列部34側の側壁35の上縁部45に形成された
溝47に嵌合され、また透明カバー58に形成された嵌合部
59が上部カバー51の受け縁部53に嵌合されている。
【0029】上部カバー51には、その端部の後側に、打
ち球供給皿14の嵌合孔48が着脱自在に嵌合するボス部59
が後方に突設されると共に、打ち球供給皿14の貯留部33
側の側面に対応する側面に、前面板6 側から前方側に凹
入する切り欠き部60が形成されている。そして、この切
り欠き部60に、外側に露出するように打ち球供給皿14の
突部49が後側から嵌脱自在に嵌合され、上部カバー51と
共に外表面を構成している。
【0030】なお、上部カバー51には、ボス部59の他
に、この上部カバー51を前面板6 にネジ31で固定するた
めのボス部61が上下の左右両端部に夫々設けられてい
る。下部カバー52は、打ち球供給皿14を下側から覆うも
のである。下部カバー52は下端側が略水平状であって、
その下端側を前面板6 に当接させた状態で、ボス部85を
介してネジ32により前面板6 に着脱自在に固定されてい
る。
【0031】下部カバー52は、上部カバー51の下端側の
折り曲げ部54に連続して後方側に凹入するように、縦断
面円弧状に湾曲して形成されている。下部カバー52の湾
曲部62で且つ前面板6 のスピーカ孔23に対応する部分に
は、上下方向に長いスリット状の音出し孔63と、この音
出し孔63の後側に対応する上下方向の縦桟部64とが左右
方向に多数形成され、その各縦桟部64は横桟部65で左右
に連結されている。
【0032】そして、このスピーカ孔23群の左右両側
に、打ち球供給皿14側から下方に突出する左右一対の当
接板部39の下端が下部カバー52の湾曲形状に沿って上側
から当接されている。一対の当接板部39は、打ち球供給
皿14の補強台部38と外カバー15の下部カバー52との間の
空間を区画し、スピーカ66から前面板6 のスピーカ孔23
を経て音出し孔63に至る音響通路67を構成するようにな
っている。
【0033】スピーカ66は、ゲーム中に、その状況に応
じて効果音を発生させるためのもので、前面板6 の閉時
に、前面板6 との間に僅かの空間をおいて、そのスピー
カ孔23と前後に相対応するように、前枠3 の後側の受け
板28に装着されている。従って、このスピーカ66から発
生する効果音等は、打ち球供給皿14と下部カバー52との
間に一対の当接板部39により区画形成された音響通路67
を経て音出し孔63から外カバー15の前側に出るようにな
っている。
【0034】球送り手段16は、発射手段11の発射動作に
連動して、打ち球供給皿14の整列部34から前面板6 の球
送り口21を経て送られる遊技球を1個ずつ発射手段11の
発射レール67上に供給するためのものである。発射レー
ル67は受け板28に装着されている。
【0035】球抜き取り通路26は、前面板6 の球抜き口
22を介して、この前面板6 の後側のカバー板68に形成さ
れ球抜き通路88に接続されている。球抜き通路88は、受
け板28に設けられた球戻し通路69を経て、前枠3 の下部
に設けられた球戻し口70を介して球受け皿10に連通され
ている。球抜き取り手段17は、整列部34の底部に形成さ
れた球抜き取り口40と、左右方向に摺動して球抜き取り
口40を開閉する開閉板71と、この開閉板71を上部カバー
51の前側から左右方向に開閉操作する操作部73とを有す
る。
【0036】即ち、開閉板71は、球抜き取り口40よりも
貯留部33側において、打ち球供給皿14の底部の下側に形
成された嵌合凹部42に左右方向に摺動自在に嵌合され、
コイルバネ74により閉方向に付勢されている。開閉板71
には、操作部73を有する閉塞体75が、この閉塞体75から
後方に突出する2本の軸部76を介してネジ77により固定
され、また2本の軸部76は嵌合凹部42の前側に形成され
た長孔78に左右移動自在に貫通している。
【0037】上部カバー51の球抜き取り手段17に対応す
る部分は、貯留部33と反対側に移るに従って後方に後退
すべく緩やかに湾曲し傾斜する平面視傾斜状の傾斜前壁
72と成っており、その傾斜前壁72に、左右方向の長孔79
と、長孔79の周縁部から後側に一体に突出形成された筒
状部80とが設けられている。筒状部80の後端は、開閉板
71の開閉方向に沿って前壁41と平行に形成され、また筒
状部80の貯留部33側に、その上下壁に亘って切り欠き部
81が形成されている。
【0038】閉塞体75は、球抜き取り口40の閉時に筒状
部80を後側から閉塞し、且つ球抜き取り口40の開時に一
部が切り欠き部81から貯留部33側に突出するように、筒
状部80内に左右方向に移動自在に嵌合されている。閉塞
体75には、貯留部33と反対側の端部で前側に突出する操
作部73と、筒状部80の後側近傍で貯留部33と反対側に突
出する閉塞板82とが夫々形成されると共に、筒状部80の
後端に左右方向に摺動自在に当接するガイド板83が下側
に形成されている。
【0039】閉塞板82は、球抜き取り口40の開時に、筒
状部80の後端を閉塞するようになっている。操作部73は
上部カバー51の傾斜前壁62から前側に若干突出してお
り、打ち球供給皿14の遊技球を抜き取る時には、コイル
バネ74に抗して貯留部33側に押圧するようになってい
る。
【0040】上記構成の表機構装置では、通常、球抜き
取り手段17の開閉板71がコイルバネ74により付勢されて
おり、球抜き取り口40を閉じた状態にある。そこで、ゲ
ームに際して、打ち球供給皿14の貯留部33に遊技球を入
れると、その遊技球は整列部34側に移動して、この整列
部34内で一列状に整列しながら前面板6 の球送り口21側
に送られる。
【0041】遊技者が操作ハンドル12を把持して操作す
ると、発射手段11が作動し、この発射手段11の作動に連
動して球送り手段16が作動する。そして、この球送り手
段16が、打ち球供給皿14の整列部34側から球送り口21を
経て送られる遊技球を1個ずつ発射手段11の発射レール
67上に供給し、その発射レール67上の遊技球を打撃槌で
打撃してガイドレールに沿って遊技盤7 の上部側に発射
して行く。
【0042】発射された遊技球が遊技盤7 の入賞手段等
に入球すると、球払い出し手段が作動して、その入球数
に応じて所定数の遊技球を球払い出し通路29、球払い出
し筒25を経て球払い出し口20から打ち球供給皿14の貯留
部33へと遊技球を払い出す。この時、球払い出し口20か
ら出た遊技球は、貯留部33の前側の側壁35に当たって貯
留部33内に止まるが、仮に側壁35に沿って上昇する遊技
球があっても、側壁35の上縁部45の球返し部46でその遊
技球を貯留部33内に戻すので、球払い出し口20から貯留
部33に球払い出された遊技球が側壁35を越えて前側に落
下することはない。
【0043】貯留部33に多数の遊技球が貯留すると、そ
の後に球払い出し手段から払い出される遊技球は、図外
の通路等を経て球戻し口70から下側の球受け皿10に溢流
する。また貯留部33に多量の遊技球が溜まると、上下に
遊技球が重なりあった状態のままで整列部34側へと移動
するが、球崩し部50まで到達した時に、その上側の遊技
球が球崩し部50に接触し、この球崩し部50で遊技球の重
なりを崩して行く。このため、球送り口21に到達する時
には、整列部34内の遊技球は一列状に整列し、球送り口
21の近傍で遊技球が詰まることもない。
【0044】打ち球供給皿14の遊技球を抜き取る際に
は、球抜き取り手段17の操作部73をコイルバネ74に抗し
て貯留部33側にa矢示方向に押圧する。すると筒状部80
内の閉塞体75が上下壁間でa矢示方向に移動して、その
軸部76を介して開閉板71がa矢示方向に摺動し、開閉板
71が球抜き取り口40を開放する。これによって、打ち球
供給皿14の貯留部33の遊技球を、整列部34から球抜き取
り口40、球抜き取り通路26、球抜き口22、球戻し口70等
を経て球受け皿10へと抜き取ることができる。
【0045】この実施例では、前面板6 のスピーカ孔23
の前側に跨がるように打ち球供給皿14を外側から覆う外
カバー15があり、この外カバー15の側壁35の上縁部45を
外カバー15の上端の受け縁部53に上側から当接させてい
るので、上縁部45を残して打ち球供給皿14の殆どを外カ
バー15により覆うことができる。このため、打ち球供給
皿14には貯留部33と整列部34とがあり、その下側にはス
ピーカ孔23があるにも拘わらず、外カバー15の形状を打
ち球供給皿14の機能等に関係なく比較的自由に選択し決
定することができるので、前面板6 の前側の表機構装置
全体の形状を自由に選択し決定することができる。
【0046】また打ち球供給皿14の側壁35の外側を外カ
バー15で覆っており、実質的に打ち球供給皿14の側壁35
側が二重構造になると共に、その間に適当な空間を確保
することができるため、打ち球供給皿14及び外カバー15
の強度が向上する。特に、打ち球供給皿14の貯留部33側
は、前面板6 からの突出量が大になるので、その強度の
低下を確実に防止することができる。
【0047】更に、打ち球供給皿14に左右一対の当接板
部39を一体に形成し、この一対の当接板部39を外カバー
15の下部側に当接させているので、打ち球供給皿14の貯
留部33に貯留される遊技球の貯留量が著しく増大した場
合でも、その荷重に十分抗することができ、打ち球供給
皿14の強度が大きく向上する。
【0048】また外カバー15の下部側を後側に凹む縦断
面円弧状に形成し、その湾曲部62に音出し孔63を形成し
且つ打ち球供給皿14側の当接板部39の下端を当接させて
いるので、外カバー15の縦断面形状がL字状等の場合に
比較して、外カバー15自体の強度の低下を防止できると
共に、外カバー15の前面板6 側に対する取り付け部側の
負担も軽減することができる。
【0049】打ち球供給皿14の貯留部33の下側に、後側
が開放する箱状の補強台部38を形成し、この補強台部38
に一対の当接板部39を設けているので、補強台部38で貯
留部33を補強できると共に、当接板部39の上下方向の長
さが短くなり、当接板部39の強度の低下も防止すること
ができる。
【0050】しかも、外カバー15の下部側にスピーカ孔
23に対応する音出し孔63を形成する一方、打ち球供給皿
14と外カバー15との間を一対の当接板部39で区画して、
スピーカ孔23と音出し孔63とを連通させる前後方向の音
響通路67を形成しており、当接板部39を音響通路67の形
成用に兼用しているので、簡単な構造で音響通路67を形
成できると共に、打ち球供給皿14と外カバー15との間の
空間でスピーカ66の音が拡散し減衰することも防止する
ことができる。
【0051】音出し孔63を上下方向のスリット状に形成
して、この音出し孔63を外カバー15の湾曲部62に左右方
向に複数個設けると共に、この各音出し孔63の後側に対
応し且つ上下両端が各音出し孔63の上下両側で湾曲部62
に連結された縦桟部64を設けているので、音出し孔63側
から外カバー15の内部が見えず、しかも外カバー15の湾
曲部62の音出し孔63部分を各縦桟部64で補強することが
できる。
【0052】以上、本発明の各実施例を説明したが、本
発明はこの実施例に限定されるものではない。例えば、
実施例では、上部カバー51と下部カバー52とを別体構造
にしているが、これらは一体に構成することも可能であ
る。また実施例では、打ち球供給皿14に当接板部39を設
けているが、外カバー15の下部カバー52に当接板部39を
一体に形成しても良い。更に本発明は、パチンコ機に限
らず、アレンジボール機等の他の弾球遊技機にも応用す
ることができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、遊技
機本体1 の前面側に装着された前面板6 に球払い出し口
20を形成し、この前面板6 の前側に合成樹脂製の打ち球
供給皿14を装着し、この打ち球供給皿14に、球払い出し
口20から払い出された遊技球を貯留する貯留部33と、こ
の貯留部33の遊技球を一列状に整列させて前面板6 の後
側の球送り手段16に案内する整列部34とを設け、打ち球
供給皿14の下側に対応して前面板6 に形成されたスピー
カ孔23の後側で遊技機本体1 にスピーカ66を設けた弾球
遊技機の表機構装置において、スピーカ66の前側に跨が
るように、内部に空間をおいて打ち球供給皿14を外側か
ら覆う外カバー15を前面板6 に装着し、外カバー15の下
部側に、前面板6 のスピーカ孔23に対応する音出し孔63
を形成し、打ち球供給皿14と外カバー15の下部側との一
方に、他方に当接して打ち球供給皿14と外カバー15との
間にスピーカ孔23と音出し孔63とを連通させる音響通路
67を形成する左右一対の当接板部39を一体に形成してい
るので、外カバー15の形状を打ち球供給皿14の機能に関
係なく比較的自由に選択し決定でき、表機構装置全体の
意匠感が良好になると共に、外カバー15及び当接板部39
で打ち球供給皿14を補強してその強度の低下を防止で
き、しかも当接板部39等によりスピーカ66の音響通路67
を容易に形成することができる。
【0054】特に当接板部39で打ち球供給皿14と外カバ
ー15との内部を区画して音響通路67を構成しているの
で、簡単な構造で音響通路67を形成できると共に、スピ
ーカ66の音が拡散し減衰することもない。
【0055】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明において、外カバー15の下部側に、後側
に凹む縦断面円弧状の湾曲部62を形成し、この湾曲部62
に音出し孔63を形成すると共に、この湾曲部62に、打ち
球供給皿14側の当接板部39の下端を当接させているの
で、外カバー15の縦断面形状がL字状等の場合に比較し
て、外カバー15自体の強度の低下を防止できると共に、
外カバー15の前面板6 側に対する取り付け部側の負担も
軽減することができる。
【0056】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1又は2に記載の発明において、湾曲部62に上下方向の
スリット状の音出し孔63を左右方向に複数個形成し、こ
の各音出し孔63の後側に対応し且つ上下両端が各音出し
孔63の上下両側で湾曲部62に連結された縦桟部64を設け
ているので、音出し孔63側から外カバー15の内部が見え
ず、しかも外カバー15の湾曲部62の音出し孔63部分を各
縦桟部64で補強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すパチンコ機の斜視図で
ある。
【図2】本発明の一実施例を示す表機構装置の分解斜視
図である。
【図3】本発明の一実施例を示す表機構装置の平面図で
ある。
【図4】本発明の一実施例を示す表機構装置の背面図で
ある。
【図5】本発明の一実施例を示す表機構装置の側面図で
ある。
【図6】図3のA−A線断面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す表機構装置の横断面図
である。
【図8】図7の拡大図である。
【図9】図8のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 遊技機本体 6 前面板 14 打ち球供給皿 15 外カバー 16 球送り手段 20 球払い出し口 23 スピーカ孔 33 貯留部 34 整列部 39 当接板部 62 湾曲部 63 音出し孔 64 縦桟部 66 スピーカ 67 音響通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機本体(1) の前面側に装着された前
    面板(6) に球払い出し口(20)を形成し、この前面板(6)
    の前側に合成樹脂製の打ち球供給皿(14)を装着し、この
    打ち球供給皿(14)に、球払い出し口(20)から払い出され
    た遊技球を貯留する貯留部(33)と、この貯留部(33)の遊
    技球を一列状に整列させて前面板(6)の後側の球送り手
    段(16)に案内する整列部(34)とを設け、打ち球供給皿(1
    4)の下側に対応して前面板(6) に形成されたスピーカ孔
    (23)の後側で遊技機本体(1) にスピーカ(66)を設けた弾
    球遊技機の表機構装置において、スピーカ(66)の前側に
    跨がるように、内部に空間をおいて打ち球供給皿(14)を
    外側から覆う外カバー(15)を前面板(6) に装着し、外カ
    バー(15)の下部側に、前面板(6) のスピーカ孔(23)に対
    応する音出し孔(63)を形成し、打ち球供給皿(14)と外カ
    バー(15)の下部側との一方に、他方に当接して打ち球供
    給皿(14)と外カバー(15)との間にスピーカ孔(23)と音出
    し孔(63)とを連通させる音響通路(67)を形成する左右一
    対の当接板部(39)を一体に形成したことを特徴とする弾
    球遊技機の表機構装置。
  2. 【請求項2】 外カバー(15)の下部側に、後側に凹む縦
    断面円弧状の湾曲部(62)を形成し、この湾曲部(62)に音
    出し孔(63)を形成すると共に、この湾曲部(62)に、打ち
    球供給皿(14)側の当接板部(39)の下端を当接させたこと
    を特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の表機構装
    置。
  3. 【請求項3】 湾曲部(62)に上下方向のスリット状の音
    出し孔(63)を左右方向に複数個形成し、この各音出し孔
    (63)の後側に対応し且つ上下両端が各音出し孔(63)の上
    下両側で湾曲部(62)に連結された縦桟部(64)を設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機の表
    機構装置。
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